JP2874056B2 - リード付インダクターとその製造方法 - Google Patents

リード付インダクターとその製造方法

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JP2874056B2
JP2874056B2 JP21295490A JP21295490A JP2874056B2 JP 2874056 B2 JP2874056 B2 JP 2874056B2 JP 21295490 A JP21295490 A JP 21295490A JP 21295490 A JP21295490 A JP 21295490A JP 2874056 B2 JP2874056 B2 JP 2874056B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リード付インダクターに関し、例えば、ス
イッチング電源等の半導体回路におけるスイッチングノ
イズを低減するインダクターに関するものである。
(従来の技術) 従来、スイッチング電源等の半導体回路におけるノイ
ズ減衰素子として、フェライトコアを用いたインダクタ
ーが用いられていた。
近年、ノイズ規制が高まり、さらに高性能なノイズ減
衰素子が要求されていた。これに対応すべく、高角形
比、低Hc特性に優れたアモルファスコアを用いたインダ
クターが提案されている。このアモルファスコアを用い
たインダクターは、リング状コアに数ターンの巻線を施
したもの、又はビーズコアとして、半導体の端子に外嵌
させるものが一般的であった。
さらに、特開昭64−81209号公報には、アモルファス
合金薄帯を巻回あるいは積層してなる磁心にリード線を
貫通させて樹脂コーディングにより一体化したインダク
タンス素子が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、アモルファスコアを用いたインダクタ
ーには、以下のような問題点があった。
1.アモルファス薄帯は、高い弾性を有する為、径の小さ
い小型コアを巻き取ることが困難であった。
また、上記の理由により、楕円形状等のリング形状以
外の形状とする事も、小型コアでは極めて困難であっ
た。
2.アモルファスコアを作成した後リードを挿入する作業
は、工程数を増加させる為、コストの上昇を招き、また
小型コアは内径部の固定処理ができない為、リードを挿
入する作業が極めて悪かった。
3.リードに直接巻き付ける事も考えられているが、テー
プ固定、スポット溶接等従来用いられていた固定方法で
は、リードへの固定が不十分であった。そのため、熱処
理後の取り扱いが困難であり、大量生産に不向きであっ
た。
本発明は、上記の問題点を解決し、小型で、リード付
の金属性薄帯からなるインダクターを提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、金属磁性薄帯を巻回したコアと導体リー
ド、及び前記コアの外周面に施された絶縁手段とからな
るリード付インダクターにおいて、前記導体リードには
前記金属磁性薄帯を挿入できるスリットが形成され、該
スリットに前記金属磁性薄帯の巻き始め端が挿入されて
いるインダクターである。
また本発明は、スリットの形成された導体リードを用
意し、この導体リードのスリットに金属磁性薄帯の巻き
始め端を挿入し、その後導体リードを回転させて、その
導体リードの周囲に金属磁性薄帯を巻き付けた後、所定
の熱処理を行うリード付インダクターの製造方法であ
る。
(実施例) 本発明に係る一実施例の製造工程を第1図に示す。こ
の実施例は、第2図(a)に示すリード1を用い、この
リード1を巻軸3に挿入し、そのリード1に形成されて
いるスリット2に、アモルファスリボン4を挿入し、巻
軸3を回転させ、リード1にアモルファスリボン4を巻
き付け、所定厚となったところでアモルファスリボン4
を切断し、端部をスポット溶接5にて固定し、巻軸3か
ら取り出し、熱処理後、アモルファスリボンの周囲を樹
脂6で絶縁コーティングして、リード付インダクターを
得たものである。
また、本発明に係るリードの別例を第2図(b),
(c)に示す。第2図(b)に示す実施例は、丸棒状の
リード11にスリット12が形成されたものであり、これを
用いたインダクターの斜視図を第3図(a)に示す。ま
た、第2図(c)に示す実施例は、平角リード21に2つ
のスリット22が形成されたものであり、これを用いたイ
ンダクターの斜視図を第3図(b)に示す。
また、本発明に係る一実施例において、アモルファス
リボンとしてCo基アモルファスを用いたとき、及びアモ
ルファスリボンの代わりにFe基超微細結晶合金薄帯を用
いたときの交流磁気特性を第1表に示す。
この第1表に示すとおり、本発明のインダクターは、
優れた特性を有している。
(発明の効果) 本発明によれば、導体リードを巻軸として金属磁性薄
帯を巻回するので、極めて簡単にリード付インダクター
を得ることができる。
また、金属磁性薄帯の巻き始め端の固定方法も導体リ
ードに形成されたスリットに巻き始め端を挿入し巻回す
ることにより固定できるため、極めて容易である。
また、導体リードを平角形状とすれば、コア形状が楕
円形状となり、円形状以外も容易に形成できる。
また、一つの導体リードに複数のコアを形成すること
も容易である。
以上の如く、本発明により、金属磁性薄帯を用いたリ
ード付インダクターを、低コストで提供できるものであ
り、産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る一実施例の製造工程を示す図で
あり、第2図は、本発明に係る各導体リードの斜視図で
あり、第3図は、本発明に係る各実施例の斜視図であ
る。 1……リード、2……スリット、3……巻軸、4……ア
モルファスリボン、5……スポット溶接、6……樹脂、
11……リード、12……スリット、21……リード、22……
スリット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属磁性薄帯を巻回したコアと導体リー
    ド、及び前記コアの外周面に施された絶縁手段とからな
    るリード付インダクターにおいて、前記導体リードには
    前記金属磁性薄帯を挿入できるスリットが形成され、該
    スリットに前記金属磁性薄帯の巻き始め端が挿入されて
    いることを特徴とするリード付インダクター。
  2. 【請求項2】スリットの形成された導体リードを用意
    し、この導体リードのスリットに金属磁性薄帯の巻き始
    め端を挿入し、その後導体リードを回転させて金属磁性
    薄帯を巻き付けた後、所定の熱処理を行うことを特徴と
    するリード付インダクターの製造方法。
JP21295490A 1990-08-10 1990-08-10 リード付インダクターとその製造方法 Expired - Lifetime JP2874056B2 (ja)

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