JP2868319B2 - 歯面取りを有する内スプライン - Google Patents

歯面取りを有する内スプライン

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JP2868319B2
JP2868319B2 JP2409188A JP40918890A JP2868319B2 JP 2868319 B2 JP2868319 B2 JP 2868319B2 JP 2409188 A JP2409188 A JP 2409188A JP 40918890 A JP40918890 A JP 40918890A JP 2868319 B2 JP2868319 B2 JP 2868319B2
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田 雅 俊 萩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内スプラインと同時に内
スプラインの端面に鋭い歯面取りを成形する冷鍛成形用
金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術としては特開平2
−11241号の公報がある。
【0003】これは内スプラインと同時に内スプライン
の一方の端面に鋭い稜線の歯取りを成形する冷間鍛造方
法において、スプライン押し出し型のスプライン成形が
終了する位置にスプラインに続けて面取り成形部を設け
スプライン押し出し型と同心を保ながら、押し出された
材料が上面に当たるような位置にノツクアウトスリーブ
を配置した内スプラインを歯面取りの同時冷間鍛造方法
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前記冷間鍛造型のマンドレルとしては、ダイス鋼
(SKD11)やハイス(SKH55)を用いた一体
型、あるいは強度的に不安のある場合は超硬の一体型で
製作されており、ダイス鋼やハイスを使用した場合は、
スプライン成形時あるいは歯面取り形状成形時にかかる
圧力に耐えられず図7に示す12及び13の部分、すな
わちスプライン導入部あるいは面取り形状成形部分にク
ラツクが発生しマンドレルの早期破損につながり易く、
また超硬を使用した場合は、強度的には問題はないが靭
性が小さいために成形中あるいは成形品取り出し時に繰
り返しかかる圧縮引き張り、曲げ応力に耐えられずに図
7に示す14の部分すなわちマンドレルの中央部付近よ
り疲労破壊をおこし、早期破損、突発破損につながる点
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】内スプラインと歯面取り
を同時に成形する冷間鍛造型のマンドレルにおいて、マ
ンドレル本体としては繰り返しの圧縮、引張り、曲げ応
力に耐えられる様な靭性が必要である。このためにスプ
ライン成形部、及び面取り形状成形部において密閉状態
により発生する強大な圧力に耐えられる様にスプライン
成形部及び面取り形状成形部をリング状にし、その中に
本体部と嵌合する分割構造とし、成形時強度を必要とす
るスプライン成形部、面取り形状成形部には超硬を、靭
性を必要とする本体部にはダイス鋼を使用するものであ
る。
【0006】
【実施例】図1に内スプラインと歯面取りを同時に成形
する冷間鍛造型構成を示す。
【0007】1は冷間鍛造等の方法により円筒状に加工
されたブランク、2は上部にブランクの案内となる円筒
部2a、中央部にスプライン成形部2bと面取り形状の
成形部2cを持つマンドレルで、3はダイス、4はマン
ドレル2の嵌め合いで配置されたノツクアウトスリー
ブ、5はマンドレル2の上部外径及びダイス3の上部内
径と摺動可能な内径及び外径を有し、図示されないプレ
スラムに取り付けられ上下に移動可能なパンチである。
【0008】6,7,8はマンドレル2とダイス3を同
心に保ちながら支持するスペーサ、9はノツクアウトス
リーブ4を介して製品を取り出すためのノツクアウトピ
ンである。
【0009】前記冷間鍛造用金型にて、内スプラインと
歯面取りを同時成形する方法について説明する。
【0010】図2に示すブランク1をダイス2とマンド
レル3の空隙部に挿入し、パンチ5を下降させてブラン
ク1をマンドレル2のスプライン成形部2bに押しつけ
ることにより図4に示すマンドレル2の空隙部2bに材
料が流れ込み、図3に示す断面形状に押し出され内スプ
ラインが成形される。
【0011】さらにパンチ5を下降させることにより、
マンドレル2の空隙部2dの中心と一致する様に配置さ
れた面取り成形部2cに沿つて流れてスプライン先端に
面取り形状が形成される。
【0012】このようにし成形が完了したのちパンチ5
を後退させ、ノツクアウトピン9を上昇させて成形品1
を取り出すことにより成形は完了する。
【0013】以上の工程により図5に示す様なスプライ
ン1bと鋭い稜線の面取り1aを持つ成形品1が得られ
る。
【0014】前記成形工程において、スプライン先端部
に鋭い稜線の面取りを成形するためにはノツクアウトス
リーブ4先端で軸方向の流れを抑制し、マンドレルのス
プライン成形図2b、面取り形状成形部2c及びダイス
3とで密閉状態での成形となり特にスプライン成形部2
b、面取り形状成形部2cに強大な圧力が働くために、
これに耐えられる様に強度が必要となる。
【0015】また成形中及び成形品取り出し時に、マン
ドレルのスプライン成形部2bは常に材料と接触してい
るために、マンドレル本体に圧縮、引張りあるいは曲げ
応力が繰り返しかかることにより、これに耐えられる様
な靭性が必要となる。
【0016】このために前記マンドレル2は図6に示す
様にスプライン成形部2b、面取り形状2cがリング状
になつており、その中に本体部10を嵌合しネジ11で
固定した構造になつているもので成形時強度を必要とす
るスプライン成形部2b、面取り形状成形部2cには超
硬を用い、靭性を必要とする本体部にはダイス鋼(SK
D61)を用い、各々の部分にかかる力に適した材料を
使つてマンドレルを分割構造にすることで、マンドレル
の寿命を伸ばすことができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内スプライ
ンの冷鍛成形用金型は従来のダイス鋼(SKD11)や
ハイス(SKH55)を用いた一体型タイプあるいは、
超硬を用いた一体型タイプのマンドレルでは、前記従来
技術で説明したように強度不足によりスプライン導入部
あるいは面取り形状成形部にクラツクが発生したり、靭
性不足により中央付近から疲労破壊をおこしこれがマン
ドレルの突発破損、早期破損につながる。
【0018】しかし本発明のマンドレルによれば、スプ
ライン成形部、面取り形成成形部及び本体部を分割構造
とし、強度を必要とする前者には超硬を、靭性を必要と
する後者にはダイス鋼(SKD61)を使用することで
長期間にわたつて安定的に成形することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部破断面を有する内スプラインの冷
鍛成形用金型。
【図2】成形前のブランクの断面図である。
【図3】ブランクの断面図で(a)は成形途中の断面図
であり(b)は(a)のA〜A’断面図である。
【図4】マンドレルで(a)は側面図、(b)は(a)
のB〜B’断面図である。
【図5】ブランクの図で(a)は成形完了後の断面図、
(b)は(a)の平面図である。
【図6】マンドレルの断面説明図である。
【図7】従来例のマンドレルの図で(a)は側面図、
(b)はスプライン成形部で、いずれも面取り形状成形
図の拡大図である。
【符号の説明】
1 ズランク 1b 鋭い稜線の面取り部 2 スプライン部 2 マンドレル 2a マンドレルの円筒部 2b マンドレルのスプライン成形部 2c マンドレルの面取り形状成形図 3 ダイス 4 ノツクアウトスリーブ 10 マンドレル本体 11 締付ネジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内スプラインと歯面取りを同時に成形す
    る冷間鍛造金型のマンドレルにおいて、スプライン成形
    部及び面取り形状成形部をリング状の分割構造とし、そ
    の中にマンドレル本体部を嵌合した冷鍛成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1に示すスプライン成形部及び面
    取り形状成形部は超鋼材で、マンドレル本体部はダイス
    鋼材で成形した冷鍛成形用金型。
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