JP2867167B2 - ハイブリット半導体ストラクチャの製造法 - Google Patents

ハイブリット半導体ストラクチャの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録手段を用いて被記録材
に画像を形成するインクジェット画像形成装置に関す
る。
〔従来の技術〕
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置
(記録手段を有する装置)は、画像情報に基づいて、紙
やプラスチック薄板等の被記録材上にドットパターンか
ら成る画像を形成していくように構成されている。
前記画像形成装置は、記録方式により、インクジェッ
ト式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式
等に分けることができ、そのうちのインクジェット式
は、被記録材にインクを吐出させて画像を形成するよう
に構成されている。
上記画像形成装置においては、被記録材を、カセット
などの給紙部から画像形成部(記録部)を通して排紙部
まで搬送する必要がある。
その場合、被記録材は、給紙されてから画像を形成
し、排紙するまで、常に一定のタイミングで制御され
る。
そのうち、給紙タイミングから画像形成までは、被記
録材上の画像の形成位置に影響するので、特に、正確な
搬送が要求される。
また、画像形成中では、被記録材の搬送速度が一定で
ないと、画像の倍率のズレが生じ、画像の伸び縮みが生
じてしまう。
特に、カラー用など、複数の画像形成部(記録ヘッ
ド)を併置した画像形成装置の場合には、それぞれの画
像形成部で記録される画像間でのズレが生じてしまう。
このズレは、カラー画像記録装置の場合は、色ズレと
なって現れ、画像欠陥となってしまう。
このような不具合を防止するためには、精度よく制御
された搬送手段の搬送力を被記録材に対して正確に伝え
ていくことが必要である。
このような点を考慮に入れた搬送系として、従来、種
々の搬送手段が提案されている。
例えば、ローラ対によって被記録材を送り出し、ガイ
ドによって搬送方向に規制してやる方法がある。
この方法は、ローラ間の圧力で被記録材を送り出すた
め、搬送力が強く、簡単で確実な方法である。
しかし、使用する被記録材の最小長より短かい間隔で
ローラ対を配置する必要があり、例えば、ハガキや名刺
サイズの用紙を送るのに不向きである。また、電子写真
方式のドラムで転写されてから定着に至るまでのよう
に、記録面を非接触状態に保つ必要がある場合には使用
できないという問題もある。
これらを解決する搬送装置として、エンドレスベルト
を使用し、静電吸着により被記録材を該エンドレスベル
トに密着させる方式の搬送装置が提案されている。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕
ところで、この静電吸着によるベルト式の搬送装置に
あっては、特に複数の画像形成手段(記録ヘッドや転写
ドラムなど)を使用するカラー画像形成装置などの場
合、各画像形成手段の画像形成位置を正確にするため
に、ベルトの搬送速度を精密に保つ必要がある。
一方、前記静電吸着によるベルト式の搬送装置では、
搬送ベルトに摺擦する摺擦部材として、例えば、静電吸
着手段(静電吸着補助部材)、およびベルト表面をクリ
ーニング(清掃)するためのブレードやインク吸収体を
使用することが行われている。
これらの摺擦部材があると、ベルト搬送時の負荷とな
り、駆動源の回転ムラが増大したり、駆動ローラとベル
トとの間で微少なスリップが発生し、搬送速度が乱され
る原因となる。
この搬送速度の乱れが生じると、例えば、記録ヘッド
部(画像形成部)内の1番目の記録ヘッド(画像形成手
段)で記録された画像に2番目の記録ヘッド(画像形成
手段)が画像を重ねようとする時に、1番目の記録ヘッ
ドで記録された画像が2番目の記録ヘッドに到達するま
での時間が変化してしまい、記録ズレが生じてしまい、
カラー画像の場合には色ズレとなってしまう。
特に、搬送ベルトの材質がゴム系のものであり、前記
ブレードもゴム系材質のものであると、両者の摺擦によ
る負荷トルクの増大が大きく、画像ズレの大きな原因と
なっていた。
本発明はこのようなインクジェット画像形成装置にお
ける技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の
目的は、画像形成時に搬送負荷を低減させることで、搬
送速度を精密に保つことができて記録画像の伸びや縮み
や画像ずれを防止することができ、さらに、被記録材を
静電吸着する搬送面を確実にクリーニングしつつも無端
状搬送部材の搬送精度を精密に保つことができるインク
ジェット画像形成装置を提供することである。
〔課題解決のための手段〕
請求項1の発明は、上記目的を達成するため、インク
ジェット記録手段を用いて被記録材に画像を形成するイ
ンクジェット画像形成装置において、被記録材を吸着搬
送するために帯電された搬送面を具備する無端状搬送部
材と、前記インクジェット記録手段の被記録材搬送方向
下流側で、前記搬送面に接離可能に摺擦するブレード部
材と、前記ブレード部材の被記録材搬送方向下流側で、
前記搬送面に接離可能に摺擦するインク吸収部材と、前
記インクジェット記録手段により前記被記録材に画像形
成を行う際に前記ブレード部材を前記搬送面から離間す
る制御と、前記搬送面のクリーニングを行う際に前記ブ
レード部材と前記インク吸収部材とを前記搬送面に接触
させる制御と、を行う制御手段と、を有することを特徴
とする。
請求項2および3の発明は、上記請求項1の構成に加
えて、前記インクジェット記録手段は、異なる色のイン
クを吐出するインク吐出部を被記録材搬送方向に沿って
配する構成、あるいは、前記被記録材は、前記インクジ
ェット記録手段による画像形成がなされた後、前記ブレ
ード部材が前記無端状搬送部材の前記搬送面に摺接する
前に、当該搬送面から分離する構成とすることにより、
一層効率よく上記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第3図は本発明を適用した画像形成装置の構成例を示
す縦断面図であり、第4図は第3図中の要部構成を示す
拡大部分縦断面図である。
第3図において、301は、原稿を読み取り、それを電
気信号に変換するスキャナー部である。
そこで変換された信号は記録装置部302の記録ヘッド
部305にドライブ信号として与えられる。
カセット303に収納された被記録材の一つとしての記
録紙は、必要時一枚づつベルト搬送部304へ向かって送
り出される。
被記録材(記録紙等)は、前記ベルト搬送部304を通
過する際に前記記録ヘッド部305により画像を記録さ
れ、定着排紙部307を経てトレイ420へ送り出される。
なお、306は、回復キャップ部であり、前記記録ヘッ
ド部305を常時記録可能な状態に保つ機能を有してい
る。
ここで、記録ヘッド部305には、吐出口をライン状に
マルチ化し、被記録材の紙幅を覆う程度の長尺化された
タイプの記録ヘッドが複数本(例えば、4本)配置さ
れ、高速のフルカラー記録が可能となっている。
これらの記録ヘッド1A、1B、1C、1Dは、フルカラーの
場合、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック
の各色のインクを使用する記録ヘッドとすることができ
る。
前記記録ヘッド1(記録ヘッド1A〜1Dのうちの任意の
もの、または全体を示す)は、熱エネルギーを利用して
インクを吐出するインクジェット記録ヘッドであって、
熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたも
のである。
また、前記インクジェット記録ヘッド1A〜1Dは、前記
電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生
じる膜沸騰による気泡の成長によって、吐出口よりイン
クを吐出させ、記録を行なうものである。
スキャナー部301において、401は原稿であり、402は
原稿を走査する原稿走査ユニットである。
原稿走査ユニット402には、ロッドアレイレンズ403、
等倍型色分解ラインセンサ(カラーイメージセンサ)40
4、露光手段405が内蔵されている。
少なくとも原稿走査ユニット402が原稿台上の原稿401
の画像を読み取るべく矢印A方向に移動走査する時に
は、原稿走査ユニット402内の露光手段405内の露光ラン
プが点灯され、原稿401からの反射光がロッドアレイレ
ンズ403により導かれてカラー情報の読み取りセンサで
ある等倍型色分解ラインセンサ(以下読み取りセンサと
呼ぶ)404に集光し、原稿401のカラー画像情報をカラー
別に読み取り、電気的なデジタル信号に変換する。
このデイタル信号は記録装置部302へ送り出される。
各カラー別の記録ヘッド1A〜1Dへは、これらの信号に
基づく駆動信号が供給され、インク吐出が行われ、画像
が形成される。
第3図および第4図において、ベルト搬送部304は、
少なくとも2本のローラ202および203に掛け回された搬
送ベルト(エンドレスベルト)201を備えており、該搬
送ベルト201の表面には体積抵抗が1014Ωcm以上の絶縁
層が形成され、その表面は帯電ローラ204によって一定
の電荷が付与される。
さらに、搬送ベルト201の周囲には、シート上の被記
録材を該搬送ベルトに吸着させるための吸着手段206、
該搬送ベルト201の表面を清掃(クリーニング)するた
めのクリーニング手段308が配設されており、これら吸
着手段206およびクリーニング手段308は搬送ベルト201
に対して圧接離反可能な摺擦部材を構成している。
第4図において、前記搬送ベルト201は、前述のよう
に表面に体積抵抗が1014Ωcm以上の絶縁層を有してお
り、駆動ローラ202および従動ローラ203によって張架さ
れている。
駆動ローラ202は、不図示の駆動モータに接続され、
矢印A方向に駆動される。
また、帯電ローラ204は、高圧電源HVに接続され、両
側に配置されたバネ205によって搬送ベルト201に圧接さ
れている。
従動ローラ203は電気的にアースされており、該従動
ローラ203と帯電ローラ204との間で搬送ベルト201を挟
み、該帯電ローラ204に1〜2kVの高圧をかけることによ
り該搬送ベルト201の表面に電位が付与される。
吸着手段(吸着部材)206は電気的にアースされてい
る。
この吸着部材206は、本実施例では、導電ブラシ206B
と樹脂シート206Sで構成され、これら2つの商品の先端
は搬送ベルト201の表面に接触している。
記録ヘッド部305に対向する位置には、搬送ベルト201
を平面に保つためのブラテン207が設けられており、該
プラテン207には、該プラテンと記録ヘッド1A〜1Dとの
間隔を一定に保つためのピン207Pが設けられている。
クリーニング手段(ベルトクリーニング部)308はブ
レード281およびインク吸収体283を備えており、これら
のブレード281およびインク吸収体283は、それぞれ、支
持台282および支持台284によって支えられている。
次に、前記クリーニング手段308の動作を説明する。
先ず、搬送ベルト201を走行させてブレート281を該搬
送ベルトに当接させ、一定時間経過後に該搬送ベルトを
停止させて前記ブレード281を該搬送ベルトから離す。
この時、搬送ベルト201上にブレード281のエッジに沿
ったインク跡が残る。
そこで、搬送ベルト201を再び駆動し、前記インク跡
がインク吸収体を283の位置に来たところで再び搬送ベ
ルト201を停止させ、インク吸収体283を搬送ベルト201
に接触させて前記インク跡を吸い取る。
そして、一定時経過後に前記インク吸収体283を搬送
ベルト201から難し、クリーニング動作を終了する。
被記録材は、レジストローラ20によって送り出されて
から、吸着部材206と搬送ベルト201との間を通る。
この時、搬送ベルト201は帯電ローラ204によって帯電
されており、その電位によって被記録材に分極が起こっ
て吸着される。
さらに、被記録材、吸着手段(吸着部)206によって
電荷を注入され、さらに強固に搬送ベルト201に吸着さ
れる。
被記録材は、その後、記録部(記録ヘッド部)305で
画像を記録され、次いで、駆動ローラ202上で搬送ベル
ト201から分離され、排紙される。
以上により、本発明の画像形成装置、すなわち、被記
録材を搬送する搬送手段201と、該搬送手段上の被記録
材に画像を記録する記録手段305と、該搬送手段に摺擦
する少なくとも1つの摺擦部材204、206、281とを有す
る画像形成装置において、前記記録手段305によって画
像を記録する時、前記摺擦部材の少なくとも1つ281を
前記搬送手段201から解除することを特徴とする画像形
成装置が構成されている。
上記実施例においては、前記搬送手段201は少なくと
も2つのローラ202、203に掛け回されたエンドレスベル
トで構成されており、前記記録手段はインクを吐出する
複数のインクジェット記録ヘッド1A、1B、1C、1Dで構成
されている。
また、前記摺擦部材は、前記搬送ベルト201の表面を
清掃するクリーニング部材としてのブレード281、該搬
送ベルト201に電荷を付与する帯電ローラ204、およびシ
ート状の被記録材を搬送ベルト201上に密着させるため
の静電吸着補助部材(導電ブラシ等)206Bの3つの部材
で構成され、そのうちのブレード281は記録時に搬送ベ
ルト201の表面から離反(解除)するように構成されて
いる。
この場合、ベルトクリーニング部材としてのブレード
281は、ゴムブレードで形成することが好ましい。
また、前述のごとく、前記搬送ベルト201の表面(被
記録材が密着する面)は、電荷保を持し得る絶縁層で形
成されており、その上に供給される被記録材を静電吸着
するのに便利な構造になっている。
第1図は、以上説明した画像形成装置のクリーニング
動作の一例を示すフローチャートである。
第1図において、まず、記録ボタンが押されて記録シ
ーケンスが開始されると、ステップF1で搬送ベルト201
が移動し始める。
ここでは、レジストローラ20の直前に配置された被記
録材センサS0に被記録材が到達してから、搬送ベルト20
1が動き始める場合もある。
その後、ステップF2で、ベルトクリーニング用のブレ
ード281を不図示の駆動源によって搬送ベルト201に圧接
する。
被記録材は、レジストローラ20によって送り出され、
従動ローラ203近傍で搬送ベルト201に静電吸着される。
被記録材が吸着部材206を通過し、ステップF3におい
てその先端が被記録材センサS1によって検知されると、
ステップF4でブレード281が搬送ベルト201から解除(離
隔)される。
この場合、センサS1から最上流側の記録ヘッド1Aまで
の距離を考慮して、センサS1の検知からブレード281の
解除までにタイムラグを設けることもできる。
この状態で被記録材に画像形成が行われている間は、
ほぼその全時間を通じて、前記センサS0およびセンサS1
のうちの少なくとも一方で被記録材の検知が行われてい
る(ステップF5)。
被記録材の後端まで記録が終了した直後には、センサ
S1およびセンサS2とも被記録材を検知していないので、
ステップF5でセンサS1およびセンサS2のいずれもが被記
録材を検知していないと判定されると、ステップF6で再
びブレード281を搬送ベルト201に圧接させる。
その後、ステップF7において、例えば、前述したよう
なクリーニング手段308による搬送ベルト201の表面の清
掃動作が行なわれる。
以上第1図について説明したようなシーケンスによれ
ば、記録ヘッド部305による記録中に、搬送ベルト201に
対して最も大きな負荷(摩擦抵抗)となるブレード281
が離間しているので、搬送ベルト201の搬送精度を精密
に保つことができ、画像ズレの無い良好な記録を行なう
ことができた。
また、連続記録の場合には、第1図中に破線で示すよ
うに、前記ステップF6でブレード281を搬送ベルト201に
圧接した後、ステップF8において、設定枚数の被記録材
に対して記録を行ったか否かを判定し、設定枚数に達す
るまで前記ステップF3〜ステップF6の動作を繰り返し、
設定枚数に達した後、ステップF7へ進んで前述の清掃動
作に入るようなシーケンスが採られる。
このような連続記録時のシーケンスによっても、前述
の場合と同様、記録中の搬送ベルト201の負荷を軽減で
き、搬送精度を精密に保つことによって画像ズレの無い
良好な記録を行なうことができた。
第2図は、前述の画像形成装置のクリーニング動作の
別の例を示すフローチャートである。
本実施例では、前記ブレード281とともに、前記吸着
部材206も予め搬送ベルト201から離隔しておく。
第2図において、まず、記録ボタンが押されて記録シ
ーケンスが開始されると、ステップF11で搬送ベルト201
の移動を開始する。
ここでは、レジストローラ20の直前に配置された被記
録材センサS0に被記録材が到達してから、搬送ベルト20
1が動き始める場合もある。
その後、ステップF12で、ベクトクリーニング用のブ
レード281を不図示の駆動源によって搬送ベルト201に圧
接し、さらに、ステップF13で、予め離間させておいた
吸着部材206も被記録材(搬送ベルト201)に当接させ
る。
被記録材は、レジストローラ20によって送り出され、
従動ローラ203近傍で搬送ベルト201に静電吸着される。
被記録材が吸着部材206を通過し、ステップF14におい
てその先端が被記録材センサS1によって検知されると、
ステップF15で、まずブレード281が搬送ベルト201から
解除(離隔)される。
そして、ステップF16において、タイマーに予め設定
した一定時間が経過したか否かを判定し、該一定時間が
経過した時点で、吸着部材206を被記録材から離隔させ
る(ステップF17)。
この一定時間は、被記録材の先端の特にカールのつき
やすい部分を搬送ベルト201に吸着させた後、該被記録
材の先端が最上流側の記録ヘッド1Aに到達する直前まで
の時間であり、予めタイマーによって設定しておくこと
ができる。
この状態で被記録材に画像形成が行われている間は、
ほぼその全時間を通じて、前記センサS1およびセンサS2
のうちの少なくとも一方で被記録材の検知が行われてい
る(ステップF18)。
被記録材の後端まで記録が終了した直後には、センサ
S1およびセンサS2とも被記録材を検知していないので、
ステップF18でセンサS1およびセンサS2のいずれもが被
記録材を検知していないと判定されると、ステップF19
で再びブレード281を搬送ベルト201に圧接させる。
その後、ステップF20において、例えば、前述したよ
うなクリーニング手段308による搬送ベルト201の表面の
清掃動作が行なわれる。
以上第2図について説明したようなシーケンスによれ
ば、記録ヘッド部305による記録中に、搬送ベルト201に
対して最も大きな負荷(摩擦抵抗)となるブレード281
とともに、吸着手段206も離間させるので、搬送ベルト2
01の負荷(摩擦抵抗)をさらに減少させることができ、
搬送ベルト201の搬送精度をさらに高めて、一層画像ズ
レの無い良好な記録を行なうことができた。
また、連続記録の場合には、第2図中に破線で示すよ
うに、前記ステップF19でブレード281を搬送ベルト201
に圧接した後、ステップF21において、設定枚数の被記
録材に対して記録を行ったか否かを判定し、設定枚数に
達するまで前記ステップF13〜ステップF19の動作を繰り
返し、設定枚数に達した後、ステップF20へ進んで前述
の清掃動作に入るようなシーケンスが採られる。
なお、本実施例においては、被記録材の連続搬送に際
し、前後の被記録材の間隔が前記センサS1およびセンサ
S2間の距離よりも大きいことが必要である。
なお、以上の実施例では、本発明を、被記録材の紙幅
方向記録領域をカバーするライン型の記録ヘッド1A〜1D
を用いるライン型の記録装置302を有する画像形成装置
に適用する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、記
録ヘッドがキャリッジに搭載されたシリアルスキャン型
の記録ヘッドを用いるシリアルスキャン型の記録装置な
ど、他の記録方式の記録装置に対しても適用でき、同様
の作用効果を達成し得るものである。
また、本発明は、1個または複数個の記録ヘッドある
いは転写部(画像形成部)を有する記録手段を備えた画
像形成装置に対しても同様に適用でき、同様の効果が得
られるものである。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキヤ
ノン(株)が提唱するバブルジェット方式のインクジェ
ット記録装置を用いる画像形成装置において、優れた効
果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書が開示され
ている基本的な原理を用いて行なうのが好ましい。
この方式は、所謂オンデマンド型、コンティニュアス
型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド
型の場合には、液体(インク)が保持されているシート
や液路に対して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも一つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一
対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来るので有
効である。
この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体
(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成す
る。
この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡
の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた液体
(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパル
ス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書、同第4345262号明細書に記載されているようなもの
が適している。
尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特
許第4313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行なうことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わ
せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用
いた構成も本発明に含まれるものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリ
ットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開
昭59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成に開示する特開昭59年
第138461号公報に基づいた構成としても本発明は有効で
ある。
更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとして
は、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘ
ッドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一
体的に形成された一個の記録ヘッドとしての構成のいず
れでも良いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発
揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との
電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能にな
る交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録
ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので好ましい
ものである。
これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対しての、
キャッピング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手
段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれら
の組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を
行なう予備吐出モードを行なうことも安定した記録を行
なうために有効である。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色
のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に
構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異
なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少な
くとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効であ
る。
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体
として説明しているが、室温やそれ以下で固化するイン
クであって、室温で軟化もしくは液体、あるいは上述の
インクジェットではインク自体を30℃以上70℃以下の範
囲で温度調整を行なってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの
固形状態から液体状態への態変化のエネルギーとして使
用することで防止するか、または、インクの蒸発防止を
目的として放置状態で固化するインクを用いるかして、
いずれにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与
によってインクが液化してインク液状として吐出するも
のや、被記録材に到達する時点で既に固化し始めるもの
等のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質
のインク使用も本発明には適用可能である。
このような場合、インクは、特開昭54−56847号公報
のように、多孔質シートの凹部または貫通孔に液状また
は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対し
て対向するような形態としてもよい。
本発明においては、上述したインクに対して最も有効
なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、請求項1の発明によ
れば、インクジェット記録手段を用いて被記録材に画像
を形成するインクジェット画像形成装置において、被記
録材を吸着搬送するために帯電された搬送面を具備する
無端状搬送部材と、前記インクジェット記録手段の被記
録材搬送方向下流側で、前記搬送面に接離可能に摺擦す
るブレード部材と、前記ブレード部材の被記録材搬送方
向下流側で、前記搬送面に接離可能に摺擦するインク吸
収部材と、前記インクジェット記録手段により前記被記
録材に画像形成を行う際に前記ブレード部材を前記搬送
面から離間する制御と、前記搬送面のクリーニングを行
う際に前記ブレード部材と前記インク吸収部材とを前記
搬送面に接触させる制御と、を行う制御手段と、を有す
る構成としたので、画像形成時には搬送負荷を低減させ
ることで、搬送速度を精密に保つことができて記録画像
の伸びや縮みや画像ずれを防止することができ、また、
搬送面のクリーニングを行う際にブレード部材とインク
吸収部材とを搬送面に接触させることから、ブレード部
材による搬送面からのインクの拭き濡れをインク吸収体
で確実に拭き取ることができるとともに、2つの部材を
搬送面に接触させてクリーニングを行うものでありなが
らも、無端状搬送部材の搬送速度を精密に保つことがで
きるインクジェット画像形成装置が提供される。
請求項2および3の発明によれば、上記請求項1の構
成に加えて、前記インクジェット記録手段は、異なる色
のインクを吐出するインク吐出部を被記録材搬送方向に
沿って配する構成、あるいは、前記被記録材は、前記イ
ンクジェット記録手段による画像形成がなされた後、前
記ブレード部材が前記無端状搬送部材の前記搬送面に摺
接する前に、当該搬送面から分離する構成としたので、
一層効率よく上記効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による画像形成装置の搬送ベルトクリー
ニング手段の動作を例示するフローチャート、第2図は
本発明による画像形成装置の搬送ベルトクリーニング手
段および静電吸着部材の動作を例示するフローチャー
ト、第3図は本発明による画像形成装置の一実施例を示
す縦断面図、第4図は第3図中の要部構成を示す拡大部
分縦断面図である。 以下に、図面中の主要な構成部分を表す符号を列挙す
る。 1、1A〜1D……記録ヘッド、20……レジストローラ、20
1……搬送ベルト、202……駆動ローラ、203……従動ロ
ーラ、204……帯電ローラ、206……静電吸着部材、207
……プラテン、281……クリーニング部材(ブレー
ド)、301……スキャナー部、302……記録装置部、303
……被記録材収納カセット、304……ベルト搬送部、305
……記録手段(記録ヘッド部)、308……クリーニング
手段、S0、S1、S2……被記録材センサ、401……原稿、4
02……原稿走査ユニット。
フロントページの続き (72)発明者 小林 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 一方井 雅俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 三富 達夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 根村 雅晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 高中 康之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−249457(JP,A) 特開 昭63−71876(JP,A) 特開 平2−163777(JP,A) 特開 平4−219264(JP,A) 特開 平4−28579(JP,A) 特開 平2−179652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 13/08 B41J 29/17

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェット記録手段を用いて被記録材
    に画像を形成するインクジェット画像形成装置におい
    て、 被記録材を吸着搬送するために帯電された搬送面を具備
    する無端状搬送部材と、 前記インクジェット記録手段の被記録材搬送方向下流側
    で、前記搬送面に接離可能に摺擦するブレード部材と、 前記ブレード部材の被記録材搬送方向下流側で、前記搬
    送面に接離可能に摺擦するインク吸収部材と、 前記インクジェット記録手段により前記被記録材に画像
    形成を行う際に前記ブレード部材を前記搬送面から離間
    する制御と、前記搬送面のクリーニングを行う際に前記
    ブレード部材と前記インク吸収部材とを前記搬送面に接
    触させる制御と、を行う制御手段と、 を有することを特徴とするインクジェット画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記インクジェット記録手段は、異なる色
    のインクを吐出するインク吐出部を被記録材搬送方向に
    沿って配することを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記被記録材は、前記インクジェット記録
    手段による画像形成がなされた後、前記ブレード部材が
    前記無端状搬送部材の前記搬送面に摺接する前に、当該
    搬送面から分離することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のインクジェット画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記インクジェット記録手段が、インクを
    吐出するために利用される熱エネルギーを発生するため
    の電気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のインクジェット画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記インクジェット記録手段が、前記電気
    熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生じる
    膜沸騰による気泡の成長によって、吐出口よりインクを
    吐出させることを特徴とする請求項4に記載のインクジ
    ェット画像形成装置。
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