JP2865739B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、周方向主溝とは別個に形成した細溝それ
本来の機能はそのままに、その細溝への石噛みに起因す
るタイヤの損傷を低減させた空気入りタイヤに関するも
のである。
(従来の技術) タイヤトレッドの偏摩耗を軽減し、又は改善すること
を目的として、トレッドパターンやクラウン形状に工夫
を加えることについて数多くの提案がなされている。
その一つに、タイヤ周方向に延在する周方向主溝によ
り区画されたリブ部分における偏摩耗の発生及びその進
展を抑制すべく、そのリブ部分に、タイヤ周方向に細溝
を延在させて設けたタイヤがあり(たとえば特開昭54−
136002号公報および特開昭63−23200号公報参照)、こ
の細溝は、タイヤに所望の耐偏摩耗性を付与し得るばか
りでなく、ウエット性能の向上並びにワンタリングの防
止等にも効果があることが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、良好な耐偏摩耗特性を得るには、その細溝
の溝深さDをある値以上とする必要があるが、細溝の溝
深さDに対するその溝幅Wの割合(W/D)が1.0より小さ
くなると、路上の石が当該細溝内に挟み込まれやすく、
しかも、挟み込まれた石が細溝から排出されにくくな
り、これにより、タイヤの転動に当っては溝の溝底部に
負荷が繰り返し作用することになるため、細溝底部が損
傷し、遂にはタイヤ内部にその損傷が進展すると言う問
題があった。しかも、このような問題は、タイヤ内部構
造がラジアル構造であるか、バイアス構造であるかに係
わり無く発生するものである。
この発明は、このような問題に鑑みてなされたもので
あり、ほぼタイヤ周方向に延在する細溝を具えてなり、
周方向主溝にて区画されるリブ部分に対する優れた耐偏
摩耗特性をもたらしてなお、石噛みの少ない空気入りタ
イヤを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この発明は、トレッド表面
に、ほぼタイヤ周方向に延在する周方向主溝及び細溝を
具える空気入りタイヤにおいて、細溝を、それの溝深さ
方向の中間部で二又に分岐させて、それぞれの分岐部分
を、タイヤ幅方向で実質的に対称にほぼ鉤形に形成し、
この細溝の、トレッド表面から分岐位置までの溝幅を均
一幅とするとともに、その溝幅の、分岐部分を含む細溝
深さに対する比を0.5以下としたものである。
なおここで、細溝の全体深さをD、トレッド表面か
ら、分岐部分により画成される突形部分の頂面までの距
離をd、そして、当該突形部分頂面からの分岐部分の中
空高さをaとしたときに、d=(0.2〜0.6)×D、a=
2.0〜6.0(mm)なる関係を満足することが望ましい。
さて、第1図に、この発明を空気入りタイヤに適用し
た場合についての要部を示す。図中、符号10はトレッド
表面であり、12はタイヤ周方向に延在させて形成した細
溝である。
トレッド表面10に開口する細溝12は、トレッド表面10
からタイヤ内方に向けて延在し、その中間部にて、タイ
ヤ幅方向で実質的に対称に二又に分岐している。
ここで便宜上、トレッド表面10から分岐位置に至るま
での均一幅Wの細溝部分を主溝部分14と呼び、他の細溝
部分を分岐部分16と呼ぶこととする。
本実施例にあって、相互に離反する方向へほぼ鉤状に
折曲して延在するそれぞれの分岐部分16は、主溝部分14
の、図では下端に連通してタイヤ幅方向に延びる幅方向
延在部分18と、当該幅方向延在部分18の先端から主溝部
分14とほぼ平行にタイヤ内方へ延在する深さ方向延在部
分20とを具える。
なお、第1図に例示した空気入りタイヤの内部構造
は、一般的なラジラルタイヤと同様であり、この発明と
は直接関係しないので、ここではその説明は省略する。
(作用) このように、細溝12を深さ方向の中間部で分岐させる
ことにより、細溝12の全体深さDに対する主溝部分幅W
の割合を所定範囲内に維持しつつ、タイヤの石噛みに実
質的に関与する主溝部分14の長さ、即ち、トレッド表面
10から細溝12の分岐位置に至るまでの距離を小さく設定
することできる。
ここで、細溝12の全体深さDに対する主溝部分幅Wの
割合が、W/D≦0.5なる関係を満足するよう選択するの
は、細溝12による耐偏摩耗性能を有効に担保するためで
ある。
また、それぞれの分岐部分16の、相互に離隔する方向
に延びる幅方向延在部分18と、深さ方向延在部分20とに
より画成されてタイヤ周方向に延在する突形部分22の頂
面とトレッド表面10との距離dが、d=(0.2〜0.6)×
Dなる関係を満足するよう選択するのは、主溝部分14に
おける耐石噛み性能を改善するためであり、また、トレ
ッド表面10がある程度摩耗した状態にあっても、耐石噛
み性能を十分に担保するためである。
そして、この突形部分22の頂面と、分岐部分16の幅方
向延在部分18の上壁との間の距離、即ち、突形部分22の
頂面上の、幅方向延在部分18の中空高さaを2.0〜6.0
(mm)とするのは、主溝部分14の両側に位置するゴム部
分と、分岐部分16の両外側部分に位置するゴム部分との
挙動を連成させ、細溝12としての耐偏摩耗特性を維持す
るためである。
(実施例) サイズ11R22.5の供試タイヤを同一車両に交互に装着
して実車走行比較試験を行い、走行距離と挟み込んだ石
の数との関係を求めた。この試験結果を、第3図に示
す。
なお、比較試験に供した発明タイヤは、第1図に示す
細溝を有するタイヤであって、細溝の全体深さDを15.0
mm、主溝部分幅Wを1.5mm、突形部分頂面とトレッド表
面との距離dを8.0mm、そして、突形部分頂面の幅方向
延在部分の中空高さaを3.0mmとしたものであり、従来
タイヤは、第2図に示す、分岐なしの細溝を有するタイ
ヤであって、その細溝の溝深さDを15.0mm、溝幅Wを1.
5mmとしたものである。
第3図に実線で示すところから明らかなように、この
発明に係るタイヤによれば、走行距離当たりの石噛み数
が、図に破線で示す従来のタイヤに比して約40%程少な
くなり、この傾向は走行距離の増大に伴う摩耗の進行の
後半まで維持されることになる。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、細溝を設けたタイヤに
おける耐偏摩耗性能の発揮を十分に担保してなお、その
細溝への石噛みを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る空気入りタイヤの細溝形状を示
す拡大説明図 第2図は、従来の細溝形状を示す拡大説明図、そして、 第3図は、第1図及び第2図に示すタイヤの石噛み特性
を示す図である。 10……トレッド表面、12……細溝 14……主溝部分、16……分岐部分 18……幅方向延在部分、20……深さ方向延在部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド表面に、ほぼタイヤ周方向に延在
    する周方向主溝及び細溝を具える空気入りタイヤにおい
    て、 細溝を、それの溝深さ方向の中間部で二又に分岐させ
    て、それぞれの分岐部分を、タイヤ幅方向で実質的に対
    称にほぼ鉤形に形成し、この細溝の、トレッド表面から
    分岐位置までの溝幅を均一幅とするとともに、その溝幅
    の、分岐部分を含む細溝深さに対する比を0.5以下とし
    たことを特徴とする空気入りタイヤ。
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