JP2861873B2 - 高周波機器のシールドケース - Google Patents

高周波機器のシールドケース

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JP2861873B2
JP2861873B2 JP18876495A JP18876495A JP2861873B2 JP 2861873 B2 JP2861873 B2 JP 2861873B2 JP 18876495 A JP18876495 A JP 18876495A JP 18876495 A JP18876495 A JP 18876495A JP 2861873 B2 JP2861873 B2 JP 2861873B2
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克彰 植松
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KANSAI NIPPON DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレスホン等の高
周波機器で使用するシールドケースのフレームベース及
びカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】高周波機器に使用されるシールドケース
は約0.3〜1.0mmの薄い表面処理鋼板を打ち抜き
板金技術で折り曲げ、組み立てられたフレームベースと
カバーとから形成されている。矩形状のフレームベース
の中側は図6に示すように高周波回路の各パートに仕切
られており、この仕切り板3も外側のフレームベース1
と連結した鋼板を折り曲げて作られている。この連結し
た部分はつなぎ部4と呼ばれフレームベース1の補強材
兼カバー受けになっている。このようなフレームベース
1に上側と下側からカバーを嵌着してシールドケースは
できている。
【0003】従来から、コードレスホン等の高周波機器
のシールドケースは図7の断面図に示すようにフレーム
ベース1の上縁とつなぎ部4とを面一に設計し、カバー
2を被せた時につなぎ部4の上面とフレームベース1の
上縁全体できっちりと受ける構造になっていた。
【0004】しかし、フレームベース1を組み立てた時
の若干の変形や加工の寸法誤差はさけられず、フレーム
ベース1の上縁とつなぎ部4の高さに差が生じ、フレー
ムベース1の上縁とカバー2間に部分的に隙間ができた
り不完全な嵌着が起こったりすることがあった。一方、
高周波機器ではアース方法は極めて重要であり、シール
ドケースに収納している回路基板のアースパターン(図
示せず)を回路基板の端部に数ヶ所引き出して、フレー
ムベース1のアース端子(図示せず)を折り曲げ近接さ
せてハンダ付けしフレームベースをアースとして機能さ
せ、電気的に接続状態が変化しないように注意を払う必
要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動や検査の
打診時にノイズが発生することがあった。コードレスホ
ンが振動でノイズを発生するのは問題であり、本発明は
このような状況に鑑みなされたもので、目的とするとこ
ろはノイズの出ない高周波機器のシールドケースを提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】フレームベースとこのフ
レームベースに嵌着するカバーとからなる高周波機器の
シールドケースであって、前記フレームベースの上下縁
のうち前記カバーと非接触である部分をフレームベース
上下縁夫々の長さの全長の60%以上である高周波機器
のシールドケースを提供する。また、フレームベースと
このフレームベースに嵌着するカバーとからなる高周波
機器のシールドケースであって、局部発信機を取り囲む
フレームベースの上下縁のうちカバーと非接触の部分を
フレームベース上下縁各々の全長の80%以上である高
周波機器のシールドケースを提供する。また、前記フレ
ームベースと前記カバーの非接触である部分の間隙を
0.3〜0.8mmの高周波機器のシールドケースを提
供する。また、非接触の部分形成のためにフレームベー
ス上下縁を切り欠いた高周波機器のシールドケースを提
供する。また、非接触の部分形成のためにカバー側を変
形した高周波機器のシールドケースを提供する。
【0007】
【作用】シールドケースのフレームベース上下縁とカバ
ーとの接触部を主につなぎ部と突起部に限るので打振時
に接触範囲が変化することがない。また、非接触の部分
の間隙が0.3mm以上あるので打振時にカバーが振動
してもカバーとフレームベース側板上縁が接触してノイ
ズを発生することはない。また、フレームベースの組み
立てで若干の変形が生じたりカバーに寸法誤差があって
もフレームベースとカバーの非接触は確実に保持される
し、間隙が0.8mm以下であるのでシールド効果も維
持できる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図5の図面を
参照して説明する。図1は本発明のシールドケースの分
解斜視図である。このシールドケース100は高周波回
路のパート毎に仕切られたフレームベース10の上部か
ら上カバー20を、下部から下カバー21を嵌着した構
造になっている。図2は図1を組み立てたシールドケー
ス100の一点鎖線AーAでの断面図である。40はつ
なぎ部、41は突起部、42は非接触の部分である。図
3はフレームベース10の斜視図で30は仕切り板、5
0と60はフレームベース側板、51はカシメ穴、61
はカシメ端子である。図5はフレームベースの一部仕切
り板を含む組み立て前の抜き型の展開図である。
【0009】シールドケース100は0.3〜1.0m
mの薄い表面処理鋼板でできており図1に示すようにフ
レームベース10とそれに嵌着する上カバー20と下カ
バー21とからできている。本事例では0.4mm厚の
ハンダメッキ鋼板(ターンメタル=新日鉄株式会社製)
を使用した。フレームベース10のフレームベース側板
50及び60と上カバー20と下カバー21の接触部分
は図2に示すようにつなぎ部40と接触部41とであ
り、フレームベース側板50、60とカバーとの接触部
が隅のつなぎ部だけの場合は非接触部が長いのでつなぎ
部とつなぎ部の間に数箇所の突起部41を設けたらよい
が本事例ではフレームベースが小さいので中央に一ヶ所
だけ突起部41を設けている。非接触の部分はフレーム
ベースの縁の全長の60%以上あればノイズの範囲が規
格範囲に入り、フレームベースとカバーの嵌着も強固に
なる。図4に示すように特に回路のホットなパート即ち
局部発振器70は振動接触に対して鋭敏であり、これを
とり囲むフレームベースの上縁又は/及び下縁のカバー
と非接触な部分71が80%以上あることが望ましい。
【0010】シールドケースのフレームベースは図3に
示すように回路の各パートを分ける仕切り板30で仕切
られており、これらの仕切り板30はつなぎ部40でフ
レームベース側板と連結されている。このフレームベー
スの作り方は、先ず図5に示す展開図を一枚のハンダメ
ッキ鋼板から打ち抜き、中側の各パートの仕切り(一部
のみ表示)を同図の点線にそって折り曲げて形成する。
次に、外側のフレームベース側板50および60をやは
り点線にそって折り曲げ、フレームベース側板50およ
び60のカシメ穴51にカシメ端子61を挿入しカシメ
て矩形状のフレームベース10を組み立てる。このよう
に折り曲げた部分はに形成されるつなぎ部40はカバー
受けとしてだけでなくフレームベースの補強材になって
いる。このようなフレームベース10に上側から上カバ
ー20を下側から下カバー21を嵌着してシールドケー
ス100は完成する。
【0011】本発明の、コードレスホン等の高周波機器
のシールドケース100のフレームベース10は図2の
断面図に示すように高さ0.8mmの非接触の部分42
を設けてフレームベース10の上下縁の高さをこのつな
ぎ部40や突起部41の高さより低くし、上カバー20
と下カバー21を被せた時につなぎ部40の上面とフレ
ームベース10の突起部41のみがカバー20、21に
接触する構造になっている。このため、フレームベース
10と上カバー20、下カバー21とを組み立てた時の
若干の変形や加工の寸法誤差があってもそれを吸収する
ことになり、カバー20、21とフレームベース10の
上下縁とが非接触状態に保てるので、振動や打診時にノ
イズを発生させることがない。一方、フレームベース側
面の非接触の部分は高さが高々0.8mm程度なので、
シールド効果を失うこともない。本事例ではフレームベ
ース10を切り欠き非接触の部分42を設けたがカバー
20、21をプレス等で加工して同様な非接触の部分4
2を設けても良い。また、この間隙はカバー20、21
の厚さと非接触の部分42の長さの関係で決められるが
0.3〜2mmの範囲であってもある程度の効果を得ら
れる。
【0012】
【発明の効果】シールドケースのフレームベース上下縁
とカバーとの接触部を主につなぎ部と突起部に限るので
打振時に接触範囲が変化してノイズを発生することがな
い。また、接触部分が大きくないのでフレームベースと
カバーの嵌着が接触部で妨げられることがなく強固に行
なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシールドケースの分解斜視図
【図2】 本発明のシールドケースの側断面図
【図3】 本発明のフレームベースの斜視図
【図4】 本発明のシールドケースの局部発振器を取り
囲む部分の斜視図
【図5】 本発明のフレームベースの一部仕切り板を含
む抜き型展開図
【図6】 従来のフレームベースの斜視図
【図7】 従来のシールドケースの側断面図
【符号の説明】
10 フレームベース 20 カバー(上カバー) 21 カバー(下カバー) 42 カバーと非接触である部分 100 シールドケース

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板を打ち抜き折り曲げて開口面に平行な
    面からなるつなぎ部が形成された中側の各パートの仕切
    り及び外側のフレームベース側板を組み立てたシールド
    機能を有するフレームベースと前記つなぎ部の前記開口
    面に平行な面及びこのフレームベースの上縁又は/及び
    下縁が受け、フレームベースに嵌着するシールド機能を
    有するカバーとからなる高周波機器のシールドケースで
    あって、 前記カバーと、前記つなぎ部を除いた前記フレームベー
    スの上縁又は/及び下縁との非接触の部分がこのフレー
    ムベースの上縁又は/及び下縁各々の全長の60%以上
    であることを特徴とする高周波機器のシールドケース。
  2. 【請求項2】鋼板を打ち抜き折り曲げて開口面に平行な
    面からなるつなぎ部が形成された中側の各パートの仕切
    り及び外側のフレームベース側板を組み立てたシールド
    機能を有するフレームベースと前記つなぎ部の前記開口
    面に平行な面のみが受け、フレームベースに嵌着するシ
    ールド機能を有するカバーとからなる高周波機器のシー
    ルドケース。
  3. 【請求項3】鋼板を打ち抜き折り曲げて開口面に平行な
    面からなるつなぎ部が形成された中側の各パートの仕切
    り及び外側のフレームベース側板を組み立てたシールド
    機能を有するフレームベースと前記つなぎ部の前記開口
    面に平行な面及びこのフレームベースの上縁又は/及び
    下縁が受け、フレームベースに嵌着するシールド機能を
    有するカバーとからなり前記中側のパートの仕切りに局
    部発振器を収容する高周波機器のシールドケースであっ
    てこの局部発振器を取り囲むフレームベースの仕切りの
    上縁又は/及び下縁のうちカバーと非接触の部分がこの
    局部発振器を取り囲むフレームベースの上縁又は/及び
    下縁各々の全長の80%以上であることを特徴とする高
    周波機器のシールドケース。
  4. 【請求項4】前記非接触の部分の前記フレームベースと
    前記カバーの間隙が0.3〜0.8mmであることを特
    徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の高周波機
    器のシールドケース。
  5. 【請求項5】前記非接触の部分の形成のために前記フレ
    ームベース上縁又は/及び下縁を切り欠いたことを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一に記載の高周波機器
    のシールドケース。
JP18876495A 1995-07-25 1995-07-25 高周波機器のシールドケース Expired - Lifetime JP2861873B2 (ja)

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JPH0936580A JPH0936580A (ja) 1997-02-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6731518B2 (en) 2001-03-09 2004-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio-frequency apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6731518B2 (en) 2001-03-09 2004-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio-frequency apparatus

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JPH0936580A (ja) 1997-02-07

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