JP2858339B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP2858339B2 JP2858339B2 JP1380890A JP1380890A JP2858339B2 JP 2858339 B2 JP2858339 B2 JP 2858339B2 JP 1380890 A JP1380890 A JP 1380890A JP 1380890 A JP1380890 A JP 1380890A JP 2858339 B2 JP2858339 B2 JP 2858339B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は燃焼装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種の燃焼装置の構成は第5図に示す通りで
ある。以下、その構成について第5図を参照にしながら
説明する。
ある。以下、その構成について第5図を参照にしながら
説明する。
第5図に示すような炎孔板19′を着火させるときに、
この両端にある炎孔板19′から着火させると、混合気が
側面にある金属等の影響を受けて、混合気の量や濃度が
薄くなったり、また、混合気の分布が悪くなったりし
て、着火特性が悪くなった。そこで、点火電極部22′
は、点火性能をよくするために両端の炎孔板19′では着
火させずにその次の炎孔板19′で着火させる。そのた
め、短冊状になっている炎孔板19′と2次空気孔筒20′
に対してその上を横切るような構成になっている。その
結果、点火電極部22′が炎孔板19′にある炎の影響を受
け、熱的な応力を受ける。その結果、点火電極部22′が
変形し、火花が飛ばなくなったり、リークしたりした。
この両端にある炎孔板19′から着火させると、混合気が
側面にある金属等の影響を受けて、混合気の量や濃度が
薄くなったり、また、混合気の分布が悪くなったりし
て、着火特性が悪くなった。そこで、点火電極部22′
は、点火性能をよくするために両端の炎孔板19′では着
火させずにその次の炎孔板19′で着火させる。そのた
め、短冊状になっている炎孔板19′と2次空気孔筒20′
に対してその上を横切るような構成になっている。その
結果、点火電極部22′が炎孔板19′にある炎の影響を受
け、熱的な応力を受ける。その結果、点火電極部22′が
変形し、火花が飛ばなくなったり、リークしたりした。
発明が解決しようとする課題 このような燃焼装置では、点火電極部が熱的な応力を
受け変形し易く、その結果、点火装置として必要な火花
を出す機能が発揮できなくなる。
受け変形し易く、その結果、点火装置として必要な火花
を出す機能が発揮できなくなる。
本発明は上記課題を解決するためのもので、点火電極
部が変形しない構造をもつ燃焼装置を提供するものであ
る。
部が変形しない構造をもつ燃焼装置を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の燃焼装置は、気
化器からの予混合気が供給される混合室と、この混合室
の下流側に複数個分割して設けた多数の炎孔を有する炎
孔板と、これら炎孔板の間に設けた2次空気孔と、この
2次空気孔に空気を供給する空気室と、前記炎孔板の下
流側に設けた燃焼室と、この燃焼室の適所に配し、前記
炎孔より噴出する予混合気に着火する点火電極とを備
え、この点火電極はロッド部と碍子部で構成し、該点火
電極は碍子部を前記空気室に位置させて取り付けるとと
もに、前記ロッド部が燃焼室内に臨むように配し、か
つ、ロッド部の先端を曲げて点火電極先端部を前記炎孔
板に所定の放電距離を有して臨ませ、他のロッド部は前
記放電距離より長い距離を有して前記2次空気孔の上方
に配するようにしている。
化器からの予混合気が供給される混合室と、この混合室
の下流側に複数個分割して設けた多数の炎孔を有する炎
孔板と、これら炎孔板の間に設けた2次空気孔と、この
2次空気孔に空気を供給する空気室と、前記炎孔板の下
流側に設けた燃焼室と、この燃焼室の適所に配し、前記
炎孔より噴出する予混合気に着火する点火電極とを備
え、この点火電極はロッド部と碍子部で構成し、該点火
電極は碍子部を前記空気室に位置させて取り付けるとと
もに、前記ロッド部が燃焼室内に臨むように配し、か
つ、ロッド部の先端を曲げて点火電極先端部を前記炎孔
板に所定の放電距離を有して臨ませ、他のロッド部は前
記放電距離より長い距離を有して前記2次空気孔の上方
に配するようにしている。
作用 本発明は上記した構成によって、放電に必要なロッド
部以外を高温の火炎を形成する炎孔板より隔離し、熱的
な影響を受けないように燃焼を行おうとするものであ
る。
部以外を高温の火炎を形成する炎孔板より隔離し、熱的
な影響を受けないように燃焼を行おうとするものであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例の燃焼装置を添付図面にもと
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図,第2図において、13は気化器で、この気化器
13の出口14に対向した開口部15を形成した混合室16が設
けられている。17は多数の炎孔で、混合室16の開放端18
に、且つ長手方向に複数個分割して設けられている炎孔
板19に開口されている。20は2次空気筒で、炎孔板19の
それぞれの間に接して設けられている。21は空気室で、
開口部15と2次空気筒20に連通されている。混合気は炎
孔板19からでて燃焼室Bにて燃焼する。第3図に示すよ
うに22は点火電極であり、碍子部22aとロッド部22bから
なり、碍子部22aを空気室21に位置させてロッド部22bを
燃焼室Bに配している。そしてこの点火電極22はその先
端部23以外は、第4図に示すようにある一定の距離をお
いて2次空気筒20の上にあり、先端部23は曲げられて両
端にない炎孔板19に差し出され、2次空気筒20との距離
よりも短い距離で炎孔板19に対している。
13の出口14に対向した開口部15を形成した混合室16が設
けられている。17は多数の炎孔で、混合室16の開放端18
に、且つ長手方向に複数個分割して設けられている炎孔
板19に開口されている。20は2次空気筒で、炎孔板19の
それぞれの間に接して設けられている。21は空気室で、
開口部15と2次空気筒20に連通されている。混合気は炎
孔板19からでて燃焼室Bにて燃焼する。第3図に示すよ
うに22は点火電極であり、碍子部22aとロッド部22bから
なり、碍子部22aを空気室21に位置させてロッド部22bを
燃焼室Bに配している。そしてこの点火電極22はその先
端部23以外は、第4図に示すようにある一定の距離をお
いて2次空気筒20の上にあり、先端部23は曲げられて両
端にない炎孔板19に差し出され、2次空気筒20との距離
よりも短い距離で炎孔板19に対している。
上記構成において、燃焼は、まず、燃焼ファン25から
送られる空気は気化器13を通り混合室16へ流入する気化
用空気、開口部15から混合室16へ流入する1次空気及び
2次空気筒20に入り2次空気孔24から噴出する2次空気
の3系統に分けられる。一方、気化器13に発生した気化
ガスは開口部15から混合室16に流入し、気化用空気と1
次空気と混合して予混合気となり、炎孔17から噴出さ
れ、燃焼する。着火は、点火電極部22と炎孔板19との一
番距離の短い先端部23と炎孔板19との間に起こる点火火
花によって行われる。また、燃焼中に炎孔板19の炎によ
る熱応力をいちばん受けにくい位置である2次空気孔24
の上方に先端部23以外のロッド部22bを配し、碍子部22a
は空気室21に設け、燃焼室Bより隔離して熱ストレスに
よる点火電極22の劣化を防止するようにしている。
送られる空気は気化器13を通り混合室16へ流入する気化
用空気、開口部15から混合室16へ流入する1次空気及び
2次空気筒20に入り2次空気孔24から噴出する2次空気
の3系統に分けられる。一方、気化器13に発生した気化
ガスは開口部15から混合室16に流入し、気化用空気と1
次空気と混合して予混合気となり、炎孔17から噴出さ
れ、燃焼する。着火は、点火電極部22と炎孔板19との一
番距離の短い先端部23と炎孔板19との間に起こる点火火
花によって行われる。また、燃焼中に炎孔板19の炎によ
る熱応力をいちばん受けにくい位置である2次空気孔24
の上方に先端部23以外のロッド部22bを配し、碍子部22a
は空気室21に設け、燃焼室Bより隔離して熱ストレスに
よる点火電極22の劣化を防止するようにしている。
発明の効果 以上のように本発明の燃焼装置によれば次のような効
果が得られる。
果が得られる。
炎口部にある炎の影響を点火電極が受けにくいので、
先端部以外のロッド部及び碍子部の劣化を少なくでき
る。
先端部以外のロッド部及び碍子部の劣化を少なくでき
る。
第1図は本発明の一実施例における燃焼装置の一部切欠
断面図、第2図は同装置の点火電極付近の斜視図、第3
図は同装置の点火電極付近の平面図、第4図は同装置の
点火電極付近の断面図、第5図は従来例の燃焼装置の点
火電極付近の斜視図である。 13……気化器、14……出口、15……開口部、16,28……
混合室、18……開放端、20,27……2次空気筒、21……
空気室、22……点火電極、22a……碍子部、22b……ロッ
ド部、23……点火電極先端部、24……2次空気孔、26…
…炎孔板、B……燃焼室。
断面図、第2図は同装置の点火電極付近の斜視図、第3
図は同装置の点火電極付近の平面図、第4図は同装置の
点火電極付近の断面図、第5図は従来例の燃焼装置の点
火電極付近の斜視図である。 13……気化器、14……出口、15……開口部、16,28……
混合室、18……開放端、20,27……2次空気筒、21……
空気室、22……点火電極、22a……碍子部、22b……ロッ
ド部、23……点火電極先端部、24……2次空気孔、26…
…炎孔板、B……燃焼室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23Q 3/00 605 F23Q 3/00 605E 610 610F (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/04 F23D 11/08 F23D 11/40 F23Q 3/00 102
Claims (1)
- 【請求項1】気化器からの予混合気が供給される混合室
と、この混合室の下流側に複数個分割して設けた多数の
炎孔を有する炎孔板と、これら炎孔板の間に設けた2次
空気孔と、この2次空気孔に空気を供給する空気室と、
前記炎孔板の下流側に設けた燃焼室と、この燃焼室の適
所に配し、前記炎孔より噴出する予混合気に着火する点
火電極とを備え、この点火電極はロッド部と碍子部で構
成し、該点火電極は碍子部を前記空気室に位置させて取
り付けるとともに、前記ロッド部が燃焼室内に臨むよう
に配し、かつ、ロッド部の先端を曲げて点火電極先端部
を前記炎孔板に所定の放電距離を有して臨ませ、他のロ
ッド部は前記放電距離より長い距離を有して前記2次空
気孔の上方に配するようにした燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1380890A JP2858339B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1380890A JP2858339B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03217720A JPH03217720A (ja) | 1991-09-25 |
JP2858339B2 true JP2858339B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=11843573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1380890A Expired - Fee Related JP2858339B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858339B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-24 JP JP1380890A patent/JP2858339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03217720A (ja) | 1991-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |