JP2858117B2 - 車両の組立設備 - Google Patents

車両の組立設備

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JP2858117B2
JP2858117B2 JP63024951A JP2495188A JP2858117B2 JP 2858117 B2 JP2858117 B2 JP 2858117B2 JP 63024951 A JP63024951 A JP 63024951A JP 2495188 A JP2495188 A JP 2495188A JP 2858117 B2 JP2858117 B2 JP 2858117B2
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正康 荒川
泰弘 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、車両の組立設備に関する。
(2)従来の技術 従来、この種組立設備として、車体を搭載した台車を
組立ラインの軌道上で走行させ、その車体に各種部品を
順次組付けるようにしたものが知られている。
(3)発明が解決しようとする課題 複数の人手作業ステーションが連続する人手依存区域
と、機械化された複数の自動作業ステーションが連続す
る自動化区域と、相隣なる人手依存区域の中間に位置す
る単一の自動作業ステーションを有する組立ラインにお
いては、車両の生産性を向上させ、また組付作業の安全
性を確保する上で、人手依存区域での台車の走行モード
と自動化区域での台車の走行モードとを変えることが望
ましい。しかしながら前記従来設備では台車の走行モー
ドが一態様であるため前記要望を満たすことができな
い。
また人手依存区域と自動化区域とが混在する車両組立
ラインにおいて、人手依存区域に適した搬送機構と、自
動化区域に適した搬送機構とを配置したものが既に提案
(例えば特開昭61−21871号公報)されているが、この
提案のものでは、人手依存区域と自動化区域のレイアウ
トに合わせて種類の異なる搬送機構を幾つか用意する必
要があって、それだけ設備コストが嵩み、また車体が人
手依存区域と自動化区域との間を移行する場合に、相隣
なる搬送機構相互間で車体の移し替え作業を特別に行う
必要があり、それだけ作業能率が悪い等の問題がある。
本発明は上記従来装置の問題を一挙に解決することが
できる、車両の組立設備を提供することを目的とする B.発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、複数の人手作業
ステーションが連続する人手依存区域と、機械化された
複数の自動作業ステーションが連続する自動化区域とを
有する組立ラインに、それら人手依存区域及び自動化区
域の全作業ステーションを通る連続した軌道を敷設し、
その軌道上を走行可能な、前記全作業ステーションに共
通の自走式台車に車体を搭載して、前記組立ラインに沿
って該車体を搬送するようにした、車両の組立設備であ
って、前記台車に設置されて該台車の走行モード及び走
行停止を制御する制御機構と、前記人手依存区域では前
記制御機構が前記台車を低速連続走行モードに制御する
ように、該制御機構に制御信号を出力する第1信号出力
機構と、前記自動化区域の各自動作業ステーションの組
付位置では前記制御機構が前記台車の位置決め停止を制
御するように、該制御機構に制御信号を出力する停止信
号出力機構と、前記自動化区域の相隣なる自動作業ステ
ーションの組付位置相互間では前記制御機構が前記台車
を高速走行させるべく高速タクト走行モードに制御する
ように、該制御機構に制御信号を出力する第2信号出力
機構とよりなり、その第2信号出力機構は、前記自動化
区域の相隣なる自動作業ステーションの組付位置相互間
に亘って前記軌道の一側に水平に配設された帯状高速走
行指示部材と、前記台車に設けられて前記高速走行指示
部材を検知し得る第1センサとを備え、また前記停止信
号出力機構は、前記自動化区域の各自動作業ステーショ
ンの各組付位置にそれぞれ対応して前記軌道の一側に同
一高さで固定される停止位置指示部材と、前記台車に設
けられて前記各停止位置指示部材を検知し得る共通の第
2センサとを備えていることを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、人手依存区域と自動化区域とが混
在する車両組立ラインにおいて、それら区域の全作業ス
テーションに共通の台車により車体を搬送できるように
しているため、設備のコストの節減が図られると共に車
体移し替え作業を極力省略可能である。
その上、人手依存区域では、人手による作業速度に合
せて台車を低速連続走行させるようにしたことで、組付
作業の能率低下を極力抑えつつ作業の安全が図られる。
一方、自動化区域では、各自動組付ステーションの組付
位置で台車を位置決め停止させて自動組付作業を的確に
行えるようにすると共に、相隣なる自動作業ステーショ
ンの組付位置相互間では台車を高速走行させて移動時間
の短縮が図られる。尚、自動化区域では、作業員は存し
ないので、台車を移動時に高速走行させても安全上の問
題は生じない。
また特に自動化区域においては、相隣なる自動作業ス
テーションの組付位置相互間での高速走行制御が上記帯
状高速走行指示部材と第1センサとの協働により行われ
る一方、各自動作業ステーションの組付位置への台車の
位置決め停止制御が各停止位置指示部材と第2センサと
の協働により行われるから、それらの帯状高速走行指示
部材や各停止位置指示部材の単なる位置選定によって、
台車の高速走行区間設定や、自動組付位置に応じた停止
位置設定を簡単に行うことが可能であり、また自動作業
ステーションのレイアウト変更に当たっても上記帯状高
速走行指示部材や各停止位置指示部材の交換や位置変更
によって簡単的確に対応可能である。
(3)実施例 第1図は、車両としての乗用車の組立設備の概略を示
し、その組立ラインLは直線状に配設される複数、図示
例では第1〜第3組立ブロックB1〜B3に分割され、各組
立ブロックB1〜B3は複数の作業ステーションを備えてい
る。
第1〜第3組立ブロックB1〜B3には台車用軌道1と、
それと平行な給電レール2とが敷設され、給電レール2
は電源Eより通電される。軌道1上に、車体Boを搭載し
た複数の自走式台車3が配設され、各台車3に設けられ
た平面二股状の集電子4が給電レール2に摺接する。こ
れにより各台車3の駆動モータが通電されて、各台車3
は第1組立ブロックB1から第3組立ブロックB3に向けて
走行することができる。
第1組立ブロックB1は、台車3の走行方向に並ぶ、例
えばハンドブレーキレバーの組付けを行う第1人手作業
ステーションm1と、前面ガラス用接着剤を塗布する第2
人手作業ステーションm2と、ロボットによりステアリン
グコラムおよび前面ガラスの組付けを行う、機械化され
た第1自動作業ステーションa1と、シートベルトの組付
けを行う第3人手作業ステーションm3とを備えている。
第2組立ブロックB2は、台車3の走行方向に並ぶ、例
えば、サイドライニングの組付けを行う第4人手作業ス
テーションm4と、ロボットによりリヤシートの組付け並
びにラジエータ液、パワーステアリングオイルおよびウ
インドウオッシャ液の供給を行う機械化された第2自動
作業ステーションa2と、リヤバックレストの組付けを行
う第5人手作業ステーションm5とを備える。
第3組立ブロックB3は、台車3の走行方向に並ぶ、例
えば、フロントシートの組付けを行う第6人手作業ステ
ーションm6と、ロボットにより左右、前後のホイールお
よびスペアホイールの組付けを行う機械化された第3自
動作業ステーションa3と、ロボットにより左右、前後の
ドアの組付けを行う機械化された第4自動作業ステーシ
ョンa4と、ラベルの貼着を行う第7人手作業ステーショ
ンm7とを備えている。
第1〜第7人手作業ステーションm1〜m7では台車3を
走行させながら作業が行われ、また第1〜第4自動作業
ステーションa1〜a4では台車3を各組付位置で位置決め
停止させて作業が行われる。
このような組立ラインLでは、連続する第1,第2人手
作業ステーションm1,m2が第1人手依存区域Zm1に、ま
た、連続する第3,第4人手作業ステーションm3,m4が第
2人手依存区域Zm2に、さらに、連続する第5,第6人手
作業ステーションm5,m6が第3人手依存区域Zm3にそれぞ
れ属する。一方、連続する第3,第4自動作業ステーショ
ンa3,a4が自動化区域Zaに属する。第1,第2自動作業ス
テーションa1,a2および第7人手作業ステーションm7
それぞれ単独で存在しているので、前記両区域からは外
れている。
次に、第2〜第4図により軌道1および台車3の構成
並びにそれらの関係について説明する。
以下の説明において、「前、後」「左、右」とは台車
3の走行方向(第2図矢印A)に対して言う。
軌道1は横断面四角形の角筒材よりなり、台車3の走
行方向に沿って作業フロア5に設けられた搬送ピット6
内に敷設され、軌道1上に各台車3がその軌道1上を自
走できるように跨設されている。台車3の基枠7は互に
平行な鉛直方向に配設される一対の左、右側板81,8
2と、左、右側板81,82の前後部を一体に結合する一対の
横材9とを有し、左、右側板81,82の上部はピット蓋10
に形成されたスリット11を通してピット蓋10上方に突出
している。それら上部に、作動シリンダ12、X型リンク
13等を有する昇降機構14を介して略水平な昇降テーブル
15が設けいられ、この昇降テーブル15上に旋回台16が鉛
直な中心軸線V回りに略水平に旋回できるように支持さ
れる。旋回台16上には一対の半体17よりなるパレットPa
を介して車体Boが位置決め支持される。
軌道1の左、右両側面上部に、長手方向に間隔を存し
て多数の転動ローラ18が回転可能に支承されると共にそ
れら転動ローラ18間の適所には、Vローラ19が回転可能
に支承される。それら転動ローラ18に、左、右側板81,8
2に固着された棒状をなす走行用スライダ20が滑動し得
るように係合され、またVローラ19には左、右側板81,8
2に固着された棒状をなす位置決め用スライダ21が滑動
し得るように係合される(第4図)。Vローラ19および
位置決め用スライダ21は台車3の左右方向の位置決め作
用をなす。
左側板81に台車走行用の回転速度可変式駆動モータ22
が支持され、その駆動モータ22に連結される減速機23の
出力端にピニオン24が固着される。そのピニオン24は軌
道1の左側面にその全長に亘って設けられたラック25に
噛合する。
第4図に示すように軌道1の右側面に、その全長に亘
り給電レール2が敷設され、その給電レール2に、右側
板82に固着された集電子4が摺接する。この集電子4を
介して給電レール2より駆動モータ22が通電されると、
ピニオン24がラック25上を転動して台車3が軌道1に沿
って自走する。
各台車3における左側板81の前、後部にはそれぞれ前
後方向に延びる棒状追突防止バンパ261,262が設けられ
る。
次に、第1,第3〜第6図により台車3の走行モード制
御方式について説明する。
第4,第5図に示すように、台車3の右側板82に台車3
の走行モード及び走行停止を制御する制御機構27が設け
られている。その制御機構27は、台車3が第1〜第3人
手依存区域Zm1〜Zm3および第7人手作業ステーションm7
を走行するときには、台車3を低速連続走行モードに制
御すべくサーボ増幅器28を介して駆動モータ22の回転速
度を制御し、また台車3が自動化区域Zaを走行するとき
には、台車3を高速タクト走行モードに制御すべく、サ
ーボ増幅器28を介して駆動モータ22の回転速度および停
止を制御し、さらに第1,第2自動作業ステーションa1,a
2ではその各々の組付位置に台車3を位置決め停止すべ
く駆動モータ22の回転を停止させる。
軌道1の右側面に、光信号を発信する発信器29がブラ
ケット30を介して取付けられ、その発信器29と対向し得
るように光信号を電気信号に変換する受信器31が台車3
の右側板82に取付けられている。発信器29は、第1〜第
3組立ブロックB1〜B3につき一台宛設けられて各組立ブ
ロックB1〜B3における台車3の走行速度等の制御に用い
られるもので、情報源32に接続される。また受信器31は
制御機構27に接続される。
情報源32は、台車速度に関する低速連続走行モード情
報ならびに台車速度および台車移動距離に関する高速タ
クト走行モード情報を蓄積しており、それらを逐次出力
し得るようになっている。低速連続走行モード情報は、
台車3の走行速度を第1〜第7人手作業ステーションm1
〜m7において人手による作業速度に合せて台車3を低速
連続走行させるために用いられる。また高速タクト走行
モード情報は、台車3を第3,第4自動作業ステーション
a3,a4の両組付位置相互間で、その搬送ピッチに応じて
高速走行させるために用いられる。
こゝで、低速連続走行モード情報を出力している状態
の情報源32、発信器29および受信器31は本発明の第1信
号出力機構S1を構成し、その第1信号出力機構S1からの
制御信号が制御機構27に入力されると、その制御機構27
はサーボ増幅器28を介して駆動モータ22を低速回転さ
せ、台車3を低速連続走行モードに制御する。
第1,第4,第5図に示すように自動化区域Za内におい
て、第3自動作業ステーションa3の組付位置から第4自
動作業ステーションa4の組付位置まで延びるように帯状
高速走行指示部材33が軌道1の右側面に取付けられ、そ
の高速走行指示部材33と対向し得るように台車3の右側
板82に第1センサ341が取付けられている。その第1セ
ンサ341は制御機構27に接続されている。
こゝで、情報源32が高速タクト走行モード情報を出力
し、また第1センサ341が高速走行指示部材33を検知し
てその検知信号が制御機構27に入力されると、制御機構
27はサーボ増幅器28を介して駆動モータ22を高速回転さ
せ、台車3を高速走行させる。
また第1〜第3自動作業ステーションa1〜a3の各組付
位置において、第1〜第3位置決め指示部材351〜353
軌道1の右側面に取付けられ、各位置決め指示部材351
〜353と対向し得るように台車3の右側板82に第2セン
サ342が取付けられる。その第2センサ342は制御機構27
に接続され、その第2センサ342が各位置決め指示部材3
51〜353を検知してその検知信号が制御機構27に入力さ
れると、制御機構27はサーボ増幅器28を介して駆動モー
タ22への通電を停止、したがってその駆動を停止して台
車3を第1〜第3自動作業ステーションa1〜a3の各組付
位置に位置決め停止させる。これにより第1〜第3自動
作業ステーションa1〜a3において自動的に作業が行わ
れ、その後制御機構27は、高速タクト走行モード情報ま
たは低速連続走行モード情報により台車3を再び走行さ
せる。
第4自動作業ステーションa4において、停止位置確認
部材41が軌道1の右側面に取付けられ、その部材41を第
2センサ342により検知して高速走行後の台車3の停止
位置(従って第4自動作業ステーションa4の組付位置)
を検知し、その検知信号が制御機構27に入力されると、
上記と同様に制御機構27は駆動モータ22への通電を停止
し、台車3を第4自動作業ステーションa4の組付位置に
位置決め停止させる。
前記高速タクト走行モード情報を出力している状態の
情報源32、発信器29、受信器31、高速走行指示部材33お
よび第1センサ341は本発明の第2信号出力機構S2を構
成し、その第2信号出力機構S2からの制御信号が制御機
構27に入力されると、その制御機構27は台車3を高速タ
クト走行モードに制御する。
また第3位置決め指示部材353及び位置停止確認部材4
1並びに第2センサ342は、本発明の停止信号出力機構S3
を構成し、その停止信号出力機構S3からの制御信号が制
御機構27に入力されると、その制御機構27は、自動化区
域Zaにおいて台車3の走行を停止制御するようになって
いる。而して第3位置決め指示部材353及び位置停止確
認部材41は、本発明の停止位置指示部材を構成してい
る。
第6図に示すように、制御機構27には、台車3が低速
連続走行モードに制御されているときに閉じ、また台車
3が高速タクト走行モードに制御されているときに開く
第1制御スイッチ361と、逆に台車3が低速連続走行モ
ードに制御されているときに開き、また台車3が高速タ
クト走行モードに制御されているときに閉じる第2制御
スイッチ362とが備えられ、第1,第2制御スイッチ361,3
62にそれらが閉じているとき作動する第1,第2リレー37
1,37がそれぞれ接続される。両リレー371,372の接点3
81,382の何れか一方が閉じているとき、第3リレー373
が作動してその接点383が閉じ、これにより駆動モータ2
2が通電されて台車3が走行する。
第3,第5図に示すように台車3の左側板81にラック25
の歯数を計数する第3センサ343が支持材39を介して取
付けられ、その第3センサ343はカウンタ40を介して第
1制御スイッチ361の開閉作動部に接続される。
カウンタ40は、第3センサ343からの計数信号により
台車3が規定速度以内か、それを超えているかを判別
し、若し台車3が規定速度を超えて走行したときは、前
記開閉作動部に停止信号を出力して第1制御スイッチ36
1を開く機能を有し、これにより第1、第3リレー371,3
73を不作動にして駆動モータ22の駆動を停止するもので
ある。したがって、第1制御スイッチ361,第1リレー37
1、第3リレー373、第3センサ343およびカウンタ40は
台車3の暴走を回避するための駆動モータ用停止機構St
を構成している。
乗用車の組立作業に当っては、第1図に示すように台
車3を第1人手作業ステーションm1から第7人手作業ス
テーションm7まで走行させる。この場合、第1〜第3人
手依存区域Zm1〜Zm3および第7人手作業ステーションm7
では人手による作業速度に合せて線l1〜l4のように台車
3を低速連続走行させ、これにより安全に、且つ能率良
く作業を行うことができる。第1,第2自動作業ステーシ
ョンa1,a2では、各組付位置で線l5,l6のように台車3を
位置決め停止させて自動的に作業が行われる。
自動化区域Zaでは、線l7のように第3自動作業ステー
ションa3の組付位置で台車3を位置決め停止させて自動
的に作業が行われ、次いで線l8のように第4自動作業ス
テーションa4の組付位置まで台車3を高速走行させ、そ
の後線l9のように第4自動作業ステーションa4の組立位
置で台車3を位置決め停止させて自動的に作業が行われ
る。このように第3,第4自動作業ステーションa3,a4
で台車3を高速走行させると、作業能率を向上させるこ
とができる。また自動化区域Zaでは、作業員は存しない
ので台車3を高速走行させても安全上の問題は生じな
い。
第1〜第3人手依存区域Zm1〜Zm3および第7人手作業
ステーションm7において、何らかの故障で駆動モータ22
が高速回転して台車3が規定速度を超えて走行したとき
には、停止機構Stにより駆動モータ22の駆動を停止、し
たがって台車3を直ちに停止させるので、台車3の不慮
の暴走を確実に回避することができる。
なお、給電レール2を、各組立ブロックB1〜B3に配設
される給電部と、相隣る両給電部の端末間にそれらと非
接触状態で配設される中継部とより構成し、前記中継部
への通電を、その中継部を挟む両給電部に通電中は継続
し、また両給電部の一方への通電を停止したときには停
止するように制御し、これにより各組立ブロックB1〜B3
で台車3を停止させたいときにそれを確実に行うように
することができる。
即ち、各組立ブロックB1〜B3で組立作業を行う場合に
は、相隣る両給電部が通電され、したがって両給電部に
狭まれる中継部も通電されているので、台車3は一方の
組立ブロックB1(またはB2)から他方の組立ブロックB2
(またはB3)へ走行することができる。
例えば第1組立ブロックB1において台車3を停止させ
る場合には、その組立ブロックB1の給電部への通電を停
止する。これにより前記中継部への通電が停止されるの
で、台車停止を行う第1組立ブロックB1の給電部と中継
部とに集電子4が跨っていることがあっても、その状態
で台車3は停止し、また台車停止を行う第1組立ブロッ
クB1の給電部に、隣接する給電部から通電が行われるこ
ともない。
なお、発信器29は各ステーションm1〜m7、a1〜a4毎に
一台宛設けてもよい。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、人手依存区域と自動化
区域とが混在する車両組立ラインにおいて、それら区域
の全作業ステーションに共通の台車により車体を搬送で
きるようにしたので、設備コストの節減を図ると共に車
体移し替え作業を極力省くことができる。その上、人手
依存区域では、人手による作業速度に合せて台車を低速
連続走行させるようにして、組付作業の能率低下を極力
抑えながら作業の安全を図ることができ、一方、自動化
区域では、各自動組付ステーションの組付位置で台車を
位置決め停止させて自動組付作業を的確に行えるように
すると共に、相隣なる自動作業ステーションの組付位置
相互間では台車を高速走行させて移動時間の短縮を図る
ことができるので、全体として作業の安全確保を図りつ
つ組立作業能率の向上に大いに寄与し得る。
また特に自動化区域においては、相隣なる自動作業ス
テーションの組付位置相互間での高速走行制御を、その
相互間に亘って軌道一側に水平に配設された帯状高速走
行指示部材と、これを検知し得る台車側の第1センサと
の協働により行い、一方、各自動作業ステーションの組
付位置への台車の位置決め停止制御を、それら組付位置
にそれぞれ対応して軌道一側に同一高さで配設される停
止位置指示部材と、これらを検知し得る台車側の第2セ
ンサとの協働により行うようにしているから、それら帯
状高速走行指示部材や各停止位置指示部材の単なる位置
選定によって、台車の高速走行区間設定や停止位置設定
を簡単的確に行うことができ、また自動作業ステーショ
ンのレイアウト変更に当たっても上記帯状高速走行指示
部材や各停止位置指示部材の交換や位置変更によって簡
単的確に対応することができる。また停止位置指示部材
が複数あっても、これらを共通の第2センサにより検知
可能であることから、それだけ停止信号出力機構の構成
が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両の組立設備における各作業ステーション、
台車の走行速度等の関係を示す説明図、第2ないし第4
図は台車を示し、第2図は斜視図、第3図は第2図III
矢視図、第4図は第3図IV−IV線断面図、第5図は台車
の走行モード制御方式を示すブロック図、第6図は電気
回路図である。 1……軌道、3……台車、27……制御機構、33……高速
走行指示部材、341……第1センサ、342……第2セン
サ、353……停止位置指示部材としての第3位置決め指
示部材、41……停止位置指示部材としての位置停止確認
部材、a3,a4……自動作業ステーションとしての第3,第
4自動作業ステーション、m1〜m7……第1〜第7人手作
業ステーション、Bo……車体、L……組立ライン、S1,S
2……第1,第2信号出力機構、S3……停止信号出力機
構、Za……自動化区域、Zm1〜Zm3……第1〜第3人手依
存区域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 分藤 勲 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 太田 好正 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−21871(JP,A) 特開 昭58−93682(JP,A) 特開 昭56−163850(JP,A) 特開 昭63−247179(JP,A) 特開 昭63−258312(JP,A) 特開 平1−172078(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00 B23P 21/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の人手作業ステーション(m1〜m6)が
    連続する人手依存区域(Zm1〜Zm3)と、機械化された複
    数の自動作業ステーション(a3,a4)が連続する自動化
    区域(Za)とを有する組立ライン(L)に、それら人手
    依存区域(Zm1〜Zm3)及び自動化区域(Za)の全作業ス
    テーション(m1〜m6,a3,a4)を通る連続した軌道(1)
    を敷設し、その軌道(1)上を走行可能な、前記全作業
    ステーション(m1〜m6,a3,a4)に共通の自走式台車
    (3)に車体(Bo)を搭載して、前記組立ライン(L)
    に沿って該車体(Bo)を搬送するようにした、車両の組
    立設備であって、 前記台車(3)に設置されて該台車(3)の走行モード
    及び走行停止を制御する制御機構(27)と、 前記人手依存区域(Zm1〜Zm3)では前記制御機構(27)
    が前記台車(3)を低速連続走行モードに制御するよう
    に、該制御機構(27)に制御信号を出力する第1信号出
    力機構(S1)と、 前記自動化区域(Za)の各自動作業ステーション(a3,a
    4)の組付位置では前記制御機構(27)が前記台車
    (3)の位置決め停止を制御するように、該制御機構
    (27)に制御信号を出力する停止信号出力機構(S3
    と、 前記自動化区域(Za)の相隣なる自動作業ステーション
    (a3,a4)の組付位置相互間では前記制御機構(27)が
    前記台車(3)を高速走行させるべく高速タクト走行モ
    ードに制御するように、該制御機構(27)に制御信号を
    出力する第2信号出力機構(S2)とよりなり、 その第2信号出力機構(S2)は、前記自動化区域(Za)
    の相隣なる自動作業ステーション(a3,a4)の組付位置
    相互間に亘って前記軌道(1)の一側に水平に配設され
    た帯状高速走行指示部材(33)と、前記台車(3)に設
    けられて前記高速走行指示部材(33)を検知し得る第1
    センサ(341)とを備え、 また前記停止信号出力機構(S3)は、前記自動化区域
    (Za)の各自動作業ステーション(a3,a4)の組付位置
    にそれぞれ対応して前記軌道(1)の一側に同一高さで
    固定される停止位置指示部材(353,41)と、前記台車
    (3)に設けられて前記各停止位置指示部材(353,41)
    を検知し得る共通の第2センサ(342)とを備えている
    ことを特徴とする、車両の組立設備。
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