JP2857758B2 - 大型回転機の回転子挿脱装置 - Google Patents
大型回転機の回転子挿脱装置Info
- Publication number
- JP2857758B2 JP2857758B2 JP63247049A JP24704988A JP2857758B2 JP 2857758 B2 JP2857758 B2 JP 2857758B2 JP 63247049 A JP63247049 A JP 63247049A JP 24704988 A JP24704988 A JP 24704988A JP 2857758 B2 JP2857758 B2 JP 2857758B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- shaft
- support surface
- screw shaft
- removal device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタービン発電機等の大型回転機の回転子を固
定子から引き抜いてその保守点検を行いあるいは、その
後に回転子を固定子内に挿入するための挿脱装置に関す
る。
定子から引き抜いてその保守点検を行いあるいは、その
後に回転子を固定子内に挿入するための挿脱装置に関す
る。
従来大型のタービン発電機回転子を固定子から取り外
すためには、天井クレーン等の設備が必要であった。し
かもそのクレーンは比較的大型のものである必要があっ
た。
すためには、天井クレーン等の設備が必要であった。し
かもそのクレーンは比較的大型のものである必要があっ
た。
しかしながら、発電機の設置現場において、大型クレ
ーンが必ずしも設置されているとは限らない。このよう
な場合に発電機の回転子を固定子から引き抜くには、そ
の設備環境に合わせた方法で、多くの工数と人力その他
により回転子を引き抜いていた。そのため、回転子を損
傷したりする虞れがあり且つ、作業に危険が伴うと共
に、多くの時間を要していた。
ーンが必ずしも設置されているとは限らない。このよう
な場合に発電機の回転子を固定子から引き抜くには、そ
の設備環境に合わせた方法で、多くの工数と人力その他
により回転子を引き抜いていた。そのため、回転子を損
傷したりする虞れがあり且つ、作業に危険が伴うと共
に、多くの時間を要していた。
そこで本発明は比較的簡単な装置で且つ、狭小な場所
においても大型回転機の回転子を容易に挿脱できる装置
を提供することを目的とし、次の構成によりその目的を
達成できる。
においても大型回転機の回転子を容易に挿脱できる装置
を提供することを目的とし、次の構成によりその目的を
達成できる。
即ち、基部１の下面に車輪２を有すると共に、その基
部１と上部３との間に昇降機構４を有し、前記上部３の
上面に回転子支持面５が水平に形成された台車６と、 その支持面５に平行で且つその支持面５より下方位置
で、一端部に駆動機構７が連結されたネジシャフト８
と、 そのネジシャフト８に螺着されて、その回転に伴って
の軸線方向に可動すると共に、前記支持面５より上方に
相フランジ状に突出し、回転子の回転軸に突設された軸
接続用のフランジ部にボルトを介して着脱自在に接続さ
れる水平駆動体10と、 を有するものである。
部１と上部３との間に昇降機構４を有し、前記上部３の
上面に回転子支持面５が水平に形成された台車６と、 その支持面５に平行で且つその支持面５より下方位置
で、一端部に駆動機構７が連結されたネジシャフト８
と、 そのネジシャフト８に螺着されて、その回転に伴って
の軸線方向に可動すると共に、前記支持面５より上方に
相フランジ状に突出し、回転子の回転軸に突設された軸
接続用のフランジ部にボルトを介して着脱自在に接続さ
れる水平駆動体10と、 を有するものである。
従って、本挿脱装置は相フランジ状に突出した水平駆
動体10を回転子の回転軸に突設された軸接続用のフラン
ジ部にボルトを介して接続し、駆動機構７を駆動してネ
ジシャフト８を回転することにより、重量の大なる大型
回転機の回転子を回転子支持面５に水平に載置し、それ
を水平移動することが可能となる。それにより、比較的
簡単な装置で重量の大なる回転子９を固定子11より迅速
に引き抜いたり、挿入したりすることができる。
動体10を回転子の回転軸に突設された軸接続用のフラン
ジ部にボルトを介して接続し、駆動機構７を駆動してネ
ジシャフト８を回転することにより、重量の大なる大型
回転機の回転子を回転子支持面５に水平に載置し、それ
を水平移動することが可能となる。それにより、比較的
簡単な装置で重量の大なる回転子９を固定子11より迅速
に引き抜いたり、挿入したりすることができる。
次に図面に基づいて本発明の実施例につき説明する。
第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は第３図のＩ−Ｉ矢視断面図、第２図は第１図のII−II
矢視断面図、第３図は本装置の平面図である。本装置は
第１図及び第２図に示す如く下端に車輪２を有する台車
６と、該台車６の上部に突出して駆動機構７によりネジ
シャフト８の軸方向に移動する水平駆動体10とを有す
る。
は第３図のＩ−Ｉ矢視断面図、第２図は第１図のII−II
矢視断面図、第３図は本装置の平面図である。本装置は
第１図及び第２図に示す如く下端に車輪２を有する台車
６と、該台車６の上部に突出して駆動機構７によりネジ
シャフト８の軸方向に移動する水平駆動体10とを有す
る。
台車６は主としてＨ型鋼を組立て、各Ｈ型鋼間を筋交
いで連結し、台車上部３を構成する。そしてこの上部３
の下部に昇降機構４を介して基部１が形成され、基部１
の下面に車輪２が設けられている。昇降機構４は油圧に
よりあるいはネジシャフト等により上部３を昇降自在に
支持する。なおその昇降距離は比較的小であってもよ
い。また車輪２は基部１に図示しないスラスト軸受を介
して垂直軸の回りに回動し得るように設けられ、台車の
長手方向及び幅方向に夫々移動できるように形成してい
る。次に上部３にはその上面に第３図に示す如く一対の
支持面５が互いに平行に設けられている。そして一対の
支持面5,5の下方に且つ、それに互いに平行に一対のネ
ジシャフト８が位置され、その一端が駆動機構７に連結
されている。この駆動機構７はモータと減速歯車とから
なる。また夫々のネジシャフト８の他端は軸受14に支持
されている。次に、このネジシャフト８には第１図及び
第２図に示す如く水平駆動体10の下部が螺着されてい
る。そしてネジシャフト８の回転に伴って水平駆動体10
が軸方向に移動できるように形成されている。この水平
駆動体10の上部は支持面５より上方に突出し、フランジ
状に形成されている。そしてそのフランジ部は回転子９
の軸端に設けられたフランジ部にボルト及びナットを介
して着脱自在に連結される。即ち回転子９の回転軸13に
設けれたフランジ部のボルト挿通孔と整合する位置に水
平駆動体10のボルト挿通孔が穿設されている。なお、こ
の水平駆動体10は第４図に示す如く支持面５に車15を介
して案内するように構成してもよい。そうすることによ
り、回転子９の荷重のほぼ半分を水平駆動体10に支持さ
せることができる。
いで連結し、台車上部３を構成する。そしてこの上部３
の下部に昇降機構４を介して基部１が形成され、基部１
の下面に車輪２が設けられている。昇降機構４は油圧に
よりあるいはネジシャフト等により上部３を昇降自在に
支持する。なおその昇降距離は比較的小であってもよ
い。また車輪２は基部１に図示しないスラスト軸受を介
して垂直軸の回りに回動し得るように設けられ、台車の
長手方向及び幅方向に夫々移動できるように形成してい
る。次に上部３にはその上面に第３図に示す如く一対の
支持面５が互いに平行に設けられている。そして一対の
支持面5,5の下方に且つ、それに互いに平行に一対のネ
ジシャフト８が位置され、その一端が駆動機構７に連結
されている。この駆動機構７はモータと減速歯車とから
なる。また夫々のネジシャフト８の他端は軸受14に支持
されている。次に、このネジシャフト８には第１図及び
第２図に示す如く水平駆動体10の下部が螺着されてい
る。そしてネジシャフト８の回転に伴って水平駆動体10
が軸方向に移動できるように形成されている。この水平
駆動体10の上部は支持面５より上方に突出し、フランジ
状に形成されている。そしてそのフランジ部は回転子９
の軸端に設けられたフランジ部にボルト及びナットを介
して着脱自在に連結される。即ち回転子９の回転軸13に
設けれたフランジ部のボルト挿通孔と整合する位置に水
平駆動体10のボルト挿通孔が穿設されている。なお、こ
の水平駆動体10は第４図に示す如く支持面５に車15を介
して案内するように構成してもよい。そうすることによ
り、回転子９の荷重のほぼ半分を水平駆動体10に支持さ
せることができる。
このようにしてなる本装置により回転子を引き抜くに
は次のようにすればよい。先ず、回転子９と固定子11と
の間に保護金属板12及びシュー16を介装する。この保護
金属板12は数mm程度の金属板を断面弧状に曲折形成した
ものである。そして、回転子９の回転軸13を支持して回
転子９外面と固定子11内面との間に空隙を形成した状態
で、その保護金属板12を挿入する。そして該保護金属板
12が固定子11から位置ずれしないように固定する。次い
で、この保護金属板12と回転子９との間にシュー16を介
装する。このシュー16は厚さ数cm程の強化プラスチック
板（FRP）を弧状に形成してなり、その外表面に潤滑油
等を塗布すると共に、内面を回転子９に固定する。この
シュー16は回転子９の長手方向に複数箇所位置させてい
る。次に、台車６を移動し、発電機の一端部にそれを隣
接させる。そして、水平駆動体10のフランジ部の軸線と
回転軸13の軸線とが一致するように上下方向及び水平方
向を微調整する。そのために昇降機構４を油圧または手
動により微調整昇降すると共に、車輪２を水平方向に移
動させる。そこで台車６の一端を発電機の端部に当接
し、そこに固定する。次いで、駆動機構７を駆動しネジ
シャフト８を回転させる。すると、水平駆動体10が第１
図において右方に移動する。そして回転子９が次第に右
方に移動したとき、支持面５上にもシュー16を載置し、
回転子９を支持面５上に滑動させる。そして回転子９を
完全に引き抜き支持面５上に載置しその点検整備を行
う。
は次のようにすればよい。先ず、回転子９と固定子11と
の間に保護金属板12及びシュー16を介装する。この保護
金属板12は数mm程度の金属板を断面弧状に曲折形成した
ものである。そして、回転子９の回転軸13を支持して回
転子９外面と固定子11内面との間に空隙を形成した状態
で、その保護金属板12を挿入する。そして該保護金属板
12が固定子11から位置ずれしないように固定する。次い
で、この保護金属板12と回転子９との間にシュー16を介
装する。このシュー16は厚さ数cm程の強化プラスチック
板（FRP）を弧状に形成してなり、その外表面に潤滑油
等を塗布すると共に、内面を回転子９に固定する。この
シュー16は回転子９の長手方向に複数箇所位置させてい
る。次に、台車６を移動し、発電機の一端部にそれを隣
接させる。そして、水平駆動体10のフランジ部の軸線と
回転軸13の軸線とが一致するように上下方向及び水平方
向を微調整する。そのために昇降機構４を油圧または手
動により微調整昇降すると共に、車輪２を水平方向に移
動させる。そこで台車６の一端を発電機の端部に当接
し、そこに固定する。次いで、駆動機構７を駆動しネジ
シャフト８を回転させる。すると、水平駆動体10が第１
図において右方に移動する。そして回転子９が次第に右
方に移動したとき、支持面５上にもシュー16を載置し、
回転子９を支持面５上に滑動させる。そして回転子９を
完全に引き抜き支持面５上に載置しその点検整備を行
う。
次に回転子９を固定子11内に挿入するには前記と逆の
順序により行えばよい。
順序により行えばよい。
本発明の回転子挿脱装置は、台車６に回転子支持面５
が水平に形成され、その支持面より下方位置にネジシャ
フト８が設けられ、そのネジシャフト８に螺着された相
フランジ状の水平駆動体10が回転子支持面５より上方に
突出されている。そして、その水平駆動体10と大型回転
機の回転子９の回転軸に突設された軸接続用のフランジ
部とが、ボルトにより着脱自在に接続されるものであ
る。
が水平に形成され、その支持面より下方位置にネジシャ
フト８が設けられ、そのネジシャフト８に螺着された相
フランジ状の水平駆動体10が回転子支持面５より上方に
突出されている。そして、その水平駆動体10と大型回転
機の回転子９の回転軸に突設された軸接続用のフランジ
部とが、ボルトにより着脱自在に接続されるものであ
る。
このように構成されているから、相フランジ状に突出
した水平駆動体10と大型回転機の回転子９の回転軸に突
設された軸接続用のフランジ部とを極めて容易に接続し
て、その回転子９を回転子支持面５上に載置して水平に
移動することができ、それにより迅速に回転子を挿脱し
得る。しかも、比較的簡単な装置で重量の大きな回転子
に損傷を与えることなく、迅速にそれを行い得る。そし
て特に天井クレーン等の装置の存在しない狭小な場所
で、回転子の引き抜き及び挿入が可能となる。
した水平駆動体10と大型回転機の回転子９の回転軸に突
設された軸接続用のフランジ部とを極めて容易に接続し
て、その回転子９を回転子支持面５上に載置して水平に
移動することができ、それにより迅速に回転子を挿脱し
得る。しかも、比較的簡単な装置で重量の大きな回転子
に損傷を与えることなく、迅速にそれを行い得る。そし
て特に天井クレーン等の装置の存在しない狭小な場所
で、回転子の引き抜き及び挿入が可能となる。
【図面の簡単な説明】 第１図〜第３図は本発明の挿脱装置の第１実施例を示
し、第１図は第３図のＩ−Ｉ矢視断面方向から見たも
の、第２図は第１図のII−II矢視断面図、第３図は同装
置の平面図、第４図は本発明の第２実施例であって、第
１図と同様の方向から見たものの一部を示す。 １……基部、２……車輪 ３……上部、４……昇降機構 ５……支持面、６……台車 ７……駆動機構、８……ネジシャフト ９……回転子、10……水平駆動体 11……固定子、12……保護金属板 13……回転軸、14……軸受 15……車、16……シュー
し、第１図は第３図のＩ−Ｉ矢視断面方向から見たも
の、第２図は第１図のII−II矢視断面図、第３図は同装
置の平面図、第４図は本発明の第２実施例であって、第
１図と同様の方向から見たものの一部を示す。 １……基部、２……車輪 ３……上部、４……昇降機構 ５……支持面、６……台車 ７……駆動機構、８……ネジシャフト ９……回転子、10……水平駆動体 11……固定子、12……保護金属板 13……回転軸、14……軸受 15……車、16……シュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−149144（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−68734（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−95831（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−110885（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−161979（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B23P 21/00
Claims (1)
- 【請求項１】基部１の下面に車輪２を有すると共に、そ
の基部１と上部３との間に昇降機構４を有し、前記上部
３の上面に回転子支持面５が水平に形成された台車６
と、 その支持面５に平行で且つその支持面５より下方位置
で、一端部に駆動機構７が連結されたネジシャフト８
と、 そのネジシャフト８に螺着されて、その回転に伴っての
軸線方向に可動すると共に、前記支持面５より上方に相
フランジ状に突出し、回転子の回転軸に突設された軸接
続用のフランジ部にボルトを介して着脱自在に接続され
る水平駆動体10と、 を有する大型回転機の回転子挿脱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63247049A JP2857758B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 大型回転機の回転子挿脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63247049A JP2857758B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 大型回転機の回転子挿脱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0295523A JPH0295523A (ja) | 1990-04-06 |
| JP2857758B2 true JP2857758B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17157654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63247049A Expired - Lifetime JP2857758B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 大型回転機の回転子挿脱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2857758B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6362369B2 (en) | 1997-11-25 | 2002-03-26 | Nihon Nohyaku Co., Ltd. | Phthalic acid diamide derivatives fluorine-containing aniline compounds as starting material, agricultural and horticultural insecticides, and a method for application of the insecticides |
| CN103447799B (zh) * | 2013-08-23 | 2017-03-01 | 中山市恒鑫聚诚工业设备有限公司 | 一种自动套装发电机定子与外壳的设备 |
| HUE044242T2 (hu) * | 2013-10-31 | 2019-10-28 | Senju Metal Industry Co | Folyasztószer visszanyerõ eszköz és forrasztó berendezés |
| CN110509052B (zh) * | 2019-07-31 | 2020-09-11 | 中国航发南方工业有限公司 | 发动机涡轮转子装配车和涡轮转子装配方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6295831U (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-18 | ||
| JPS62110885U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-15 |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP63247049A patent/JP2857758B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0295523A (ja) | 1990-04-06 |
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