JP2853120B2 - スピーカシステム - Google Patents
スピーカシステムInfo
- Publication number
- JP2853120B2 JP2853120B2 JP62039446A JP3944687A JP2853120B2 JP 2853120 B2 JP2853120 B2 JP 2853120B2 JP 62039446 A JP62039446 A JP 62039446A JP 3944687 A JP3944687 A JP 3944687A JP 2853120 B2 JP2853120 B2 JP 2853120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker
- cabinet
- speaker cabinet
- cover
- speaker unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、スピーカキャビネットの背面側にドライバ
ーを有しないスピーカユニットを配置したスピーカシス
テムに関するものである。 従来の技術 一般に、ドライバーを有しないスピーカユニット、た
とえばドロンコーンを備えるスピーカシステムは、スピ
ーカキャビネットの前面側に密閉構造にして取付けられ
たドライバーを有するスピーカユニットと共に配置され
ることが多い。この場合、スピーカキャビネットはドロ
ンコーンを前面側に配置する必要性から大型化をまぬが
れない。 このような事から、近年、ドライバーを有するスピー
カユニットをスピーカキャビネットの前面側に密閉構造
にして配置し、ドライバーを有しないスピーカユニット
としてのドロンコーンをスピーカキャビネットの背面側
に配置し、スピーカキャビネット自体の小型化を図る試
みがなされて来た。この場合、スピーカキャビネットの
背面側に配置したドロンコーンはスピーカキャビネット
の前面側に配置したドライバーを有するスピーカユニッ
トと同様にスピーカグリルによって保護されている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来装置では、スピーカキャビネット
の背面に設けたスピーカグリルは平板状のものであるた
め、上記スピーカキャビネットを出窓、チェスト等に配
した場合には上記スピーカキャビネットの背面が壁面に
当接してドロンコーンからの放音がさえぎられることと
なり、豊かな低温感が得られなくなるという欠点を有し
ていた。 本発明はこのような従来の欠点を解消するものであ
り、出窓、チェスト等に配置した場合にあってもスピー
カキャビネットの背面に配したドライバーを有しないス
ピーカユニットからの放音がさえぎられることなく、豊
かな低音感を再生することができるスピーカシステムを
提供することを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本発明のスピーカシステ
ムは、ドライバーを有しないスピーカユニットを配置し
たスピーカキャビネットの背面外面に、上記スピーカユ
ニットを保護するように上記背面外面からの所定の突出
し高さを有し、かつ上記スピーカキャビネットの背面に
対向する面と上記所定の突出し高さを保持する面の全周
囲に放音孔を有する断面コ字状のカバーを上記ドライバ
ーを有しないスピーカユニットの外側から同じねじによ
り取付けたことを特徴とするものである。 作用 本発明は、上記した構成により、スピーカキャビネッ
トを出窓、チェスト等に配置しその背面が壁面に当接し
た場合において、上記断面コ字状のカバー背面が壁面に
当接するのみであって周囲に設けた放音孔が壁面によっ
てふさがれることはない。よって、ドライバーを有しな
いスピーカユニットからの放音は上記断面コ字状のカバ
ー周囲の放音孔からさえぎられることなく放出され、豊
かな低音感を再生することとなる。 実施例 以下、本発明のスピーカシステムについて実施例の図
面と共に説明する。 第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す。第１図〜
第３図において、１は木製のスピーカキャビネットであ
り、その前面にはプラスチック製の前パネル２が木ねじ
３によって取付けられている。上記前パネル２にはその
内面側からウーハ用のスピーカユニット４が図示しない
ビスによって固定されており、その外面側からツイータ
用のスピーカユニット５が図示しないビスによって固定
されている。上記前パネル２の内面には上記ウーハ用の
スピーカユニットの取付箇所をおおうように突堤６が突
出されており、その突堤６の先端が上記スピーカキャビ
ネット１の前面に設けた弾性体からなる密閉ブッシュ７
に圧接されることにより、上記ウーハ用のスピーカユニ
ット４が上記スピーカキャビネット１内に密閉構造にし
て取付けられている。ここで、前パネル２が木ねじ３に
よってスピーカキャビネット１の前面に取付けられるこ
とにより、上記突堤６の先端が密閉ブッシュ７に圧接さ
れることになる。 ８は上記スピーカキャビネット１の背面に配置された
ドロンコーンであり、９は上記ドロンコーン８を保護す
るカバーである。上記ドロンコーン８は上記カバー９と
ともに木ねじ10により上記スピーカキャビネット１の背
面に取付けられている。上記カバー９は略断面コ字状に
形成されており、その周囲壁に放音孔9aを有すると共に
ドロンコーン８に対向する壁面にも放音孔9bを有してい
る。11は上記スピーカキャビネット１の背面に取付けた
スピーカ端子であり、図示していないが上記スピーカキ
ャビネット１内においてウーハ用のスピーカユニット４
に接続されている。ここで、上記断面コ字状のカバー９
のスピーカキャビネット１背面外面からの突出し高さは
上記スピーカ端子11のスピーカキャビネット１背面外面
からの突出し高さに等しい。12は上記前パネル２に着脱
自在なスピーカグリル、13は各スピーカユニット4,5間
の接続線である。 このような構成において、上記スピーカキャビネット
１を出窓、チェスト等に配置し、その背面が壁面に当接
する時、上記カバー９の放音孔9bを有する壁面およびス
ピーカ端子11が出窓ガラス、チェスト背面壁等に当接す
るが、上記カバー９は略断面コ字状をなし所定の突出し
高さを有するために出窓ガラス、チェスト背面壁等との
間にすき間を形成し上記カバー９の周囲壁に設けた放音
孔9aはふさがれることはない。したがって、上記スピー
カキャビネット１の背面に設けたドロンコーン８からの
放音はさえぎられることなく豊かな低音感の再生のため
に外部へ放出されることになる。 尚、上記の実施例ではスピーカキャビネット１の背面
に設けたスピーカ端子11の突出し高さはカバー９の突出
し高さに等しくしたが、上記カバー９の突出し高さに比
して低いものとすることにより出窓ガラス、チェスト背
面壁等にスピーカシステムの背面が衝突する時に出窓ガ
ラスを破損したり、スピーカ端子自体が破損するのを極
力少なく抑えることできる。 発明の効果 以上のように本発明によれば、スピーカキャビネット
の背面外面に、上記スピーカキャビネットの背面側に配
置したドライバーを有しないスピーカユニットを保護す
るように断面コ字状にして上記スピーカキャビネットの
背面に対応する面と周囲壁の全周囲に放音孔を有するカ
バーを取付けたので、スピーカキャビネットの背面側に
出窓ガラス、チェスト背面壁等の障壁があろうとも、そ
の障壁との間に所定のすき間を確保することができ、常
にスピーカキャビネット背面から放音孔を外部へ放出さ
せることができる。よって、スピーカキャビネットの背
面からの放音はさえぎられることなく豊かな低温感再生
を行なうスピーカシステムを実現することができる。ま
た断面コ字状のカバーはドライバーを有しないスピーカ
ユニットとともに同じねじによりスピーカキャビネット
の背面外面に取付けられるので、部品数および作業数の
増大をまねくこともないという特長がある。
ーを有しないスピーカユニットを配置したスピーカシス
テムに関するものである。 従来の技術 一般に、ドライバーを有しないスピーカユニット、た
とえばドロンコーンを備えるスピーカシステムは、スピ
ーカキャビネットの前面側に密閉構造にして取付けられ
たドライバーを有するスピーカユニットと共に配置され
ることが多い。この場合、スピーカキャビネットはドロ
ンコーンを前面側に配置する必要性から大型化をまぬが
れない。 このような事から、近年、ドライバーを有するスピー
カユニットをスピーカキャビネットの前面側に密閉構造
にして配置し、ドライバーを有しないスピーカユニット
としてのドロンコーンをスピーカキャビネットの背面側
に配置し、スピーカキャビネット自体の小型化を図る試
みがなされて来た。この場合、スピーカキャビネットの
背面側に配置したドロンコーンはスピーカキャビネット
の前面側に配置したドライバーを有するスピーカユニッ
トと同様にスピーカグリルによって保護されている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来装置では、スピーカキャビネット
の背面に設けたスピーカグリルは平板状のものであるた
め、上記スピーカキャビネットを出窓、チェスト等に配
した場合には上記スピーカキャビネットの背面が壁面に
当接してドロンコーンからの放音がさえぎられることと
なり、豊かな低温感が得られなくなるという欠点を有し
ていた。 本発明はこのような従来の欠点を解消するものであ
り、出窓、チェスト等に配置した場合にあってもスピー
カキャビネットの背面に配したドライバーを有しないス
ピーカユニットからの放音がさえぎられることなく、豊
かな低音感を再生することができるスピーカシステムを
提供することを目的とするものである。 問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本発明のスピーカシステ
ムは、ドライバーを有しないスピーカユニットを配置し
たスピーカキャビネットの背面外面に、上記スピーカユ
ニットを保護するように上記背面外面からの所定の突出
し高さを有し、かつ上記スピーカキャビネットの背面に
対向する面と上記所定の突出し高さを保持する面の全周
囲に放音孔を有する断面コ字状のカバーを上記ドライバ
ーを有しないスピーカユニットの外側から同じねじによ
り取付けたことを特徴とするものである。 作用 本発明は、上記した構成により、スピーカキャビネッ
トを出窓、チェスト等に配置しその背面が壁面に当接し
た場合において、上記断面コ字状のカバー背面が壁面に
当接するのみであって周囲に設けた放音孔が壁面によっ
てふさがれることはない。よって、ドライバーを有しな
いスピーカユニットからの放音は上記断面コ字状のカバ
ー周囲の放音孔からさえぎられることなく放出され、豊
かな低音感を再生することとなる。 実施例 以下、本発明のスピーカシステムについて実施例の図
面と共に説明する。 第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す。第１図〜
第３図において、１は木製のスピーカキャビネットであ
り、その前面にはプラスチック製の前パネル２が木ねじ
３によって取付けられている。上記前パネル２にはその
内面側からウーハ用のスピーカユニット４が図示しない
ビスによって固定されており、その外面側からツイータ
用のスピーカユニット５が図示しないビスによって固定
されている。上記前パネル２の内面には上記ウーハ用の
スピーカユニットの取付箇所をおおうように突堤６が突
出されており、その突堤６の先端が上記スピーカキャビ
ネット１の前面に設けた弾性体からなる密閉ブッシュ７
に圧接されることにより、上記ウーハ用のスピーカユニ
ット４が上記スピーカキャビネット１内に密閉構造にし
て取付けられている。ここで、前パネル２が木ねじ３に
よってスピーカキャビネット１の前面に取付けられるこ
とにより、上記突堤６の先端が密閉ブッシュ７に圧接さ
れることになる。 ８は上記スピーカキャビネット１の背面に配置された
ドロンコーンであり、９は上記ドロンコーン８を保護す
るカバーである。上記ドロンコーン８は上記カバー９と
ともに木ねじ10により上記スピーカキャビネット１の背
面に取付けられている。上記カバー９は略断面コ字状に
形成されており、その周囲壁に放音孔9aを有すると共に
ドロンコーン８に対向する壁面にも放音孔9bを有してい
る。11は上記スピーカキャビネット１の背面に取付けた
スピーカ端子であり、図示していないが上記スピーカキ
ャビネット１内においてウーハ用のスピーカユニット４
に接続されている。ここで、上記断面コ字状のカバー９
のスピーカキャビネット１背面外面からの突出し高さは
上記スピーカ端子11のスピーカキャビネット１背面外面
からの突出し高さに等しい。12は上記前パネル２に着脱
自在なスピーカグリル、13は各スピーカユニット4,5間
の接続線である。 このような構成において、上記スピーカキャビネット
１を出窓、チェスト等に配置し、その背面が壁面に当接
する時、上記カバー９の放音孔9bを有する壁面およびス
ピーカ端子11が出窓ガラス、チェスト背面壁等に当接す
るが、上記カバー９は略断面コ字状をなし所定の突出し
高さを有するために出窓ガラス、チェスト背面壁等との
間にすき間を形成し上記カバー９の周囲壁に設けた放音
孔9aはふさがれることはない。したがって、上記スピー
カキャビネット１の背面に設けたドロンコーン８からの
放音はさえぎられることなく豊かな低音感の再生のため
に外部へ放出されることになる。 尚、上記の実施例ではスピーカキャビネット１の背面
に設けたスピーカ端子11の突出し高さはカバー９の突出
し高さに等しくしたが、上記カバー９の突出し高さに比
して低いものとすることにより出窓ガラス、チェスト背
面壁等にスピーカシステムの背面が衝突する時に出窓ガ
ラスを破損したり、スピーカ端子自体が破損するのを極
力少なく抑えることできる。 発明の効果 以上のように本発明によれば、スピーカキャビネット
の背面外面に、上記スピーカキャビネットの背面側に配
置したドライバーを有しないスピーカユニットを保護す
るように断面コ字状にして上記スピーカキャビネットの
背面に対応する面と周囲壁の全周囲に放音孔を有するカ
バーを取付けたので、スピーカキャビネットの背面側に
出窓ガラス、チェスト背面壁等の障壁があろうとも、そ
の障壁との間に所定のすき間を確保することができ、常
にスピーカキャビネット背面から放音孔を外部へ放出さ
せることができる。よって、スピーカキャビネットの背
面からの放音はさえぎられることなく豊かな低温感再生
を行なうスピーカシステムを実現することができる。ま
た断面コ字状のカバーはドライバーを有しないスピーカ
ユニットとともに同じねじによりスピーカキャビネット
の背面外面に取付けられるので、部品数および作業数の
増大をまねくこともないという特長がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明のスピーカシステムの一実施例を示す背
面図、第２図は同スピーカシステムの拡大断面図、第３
図は同スピーカシステムの要部拡大断面図である。 １……スピーカキャビネット、４……ウーハ用スピーカ
ユニット、８……ドロンコーン、９……カバー。
面図、第２図は同スピーカシステムの拡大断面図、第３
図は同スピーカシステムの要部拡大断面図である。 １……スピーカキャビネット、４……ウーハ用スピーカ
ユニット、８……ドロンコーン、９……カバー。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．スピーカキャビネットの前面側に密閉構造にして取
付けられたドライバーを有するスピーカユニットＡを配
置し、上記スピーカキャビネットの背面側にドライバー
を有しないスピーカユニットＢを配置したスピーカシス
テムであって、上記スピーカキャビネットの背面外面に
上記スピーカユニットＢを保護するように上記背面外面
からの所定の突出高さをもち、かつ上記スピーカキャビ
ネットの背面に対向する面と上記所定の突出高さを保持
する面の全周囲に放音孔をもつ断面コ字状のカバーを上
記スピーカユニットＢの外側から同じねじにより取付け
たことを特徴とするスピーカシステム。 ２．断面コ字状のカバーのスピーカキャビネットの背面
外面からの突出高さは、上記スピーカキャビネットの背
面に設けたスピーカ端子の上記背面外面からの突出高さ
よりも大きいことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載のスピーカシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62039446A JP2853120B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62039446A JP2853120B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | スピーカシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63207299A JPS63207299A (ja) | 1988-08-26 |
| JP2853120B2 true JP2853120B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12553247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62039446A Expired - Fee Related JP2853120B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | スピーカシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2853120B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4523739B2 (ja) * | 2001-07-13 | 2010-08-11 | ローランド株式会社 | スピーカ装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6088682U (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-18 | オンキヨー株式会社 | スピ−カ−システム |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP62039446A patent/JP2853120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63207299A (ja) | 1988-08-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |