JP2852507B2 - 横型製袋充填包装機の物品供給装置 - Google Patents

横型製袋充填包装機の物品供給装置

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JP2852507B2
JP2852507B2 JP7246676A JP24667695A JP2852507B2 JP 2852507 B2 JP2852507 B2 JP 2852507B2 JP 7246676 A JP7246676 A JP 7246676A JP 24667695 A JP24667695 A JP 24667695A JP 2852507 B2 JP2852507 B2 JP 2852507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、横型製袋充填包
装機に向けて物品を所定間隔毎に供給する物品供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横型製袋充填包装機に向けて所定間隔毎
に物品を供給する物品供給装置として、例えば特開平4
−44912号公報に開示の装置が存在する。この装置
は、横型製袋充填包装機の上流側に、分離コンベヤ、プ
ールコンベヤおよび導入コンベヤが上流に向かって順次
配置され、導入コンベヤで搬送される物品は、プールコ
ンベヤおよび分離コンベヤを経て横型製袋充填包装機に
搬送されるようになっている。またプールコンベヤは導
入コンベヤより低速で駆動され、導入コンベヤからプー
ルコンベヤに移載された複数の物品を集合化し得るよう
設定されている。更に、分離コンベヤはプールコンベヤ
より高速で駆動され、プールコンベヤから分離コンベヤ
に移載された物品を、後続の物品から一定間隔毎に切離
すことができるよう設定されている。
【0003】また、この装置の場合、導入コンベヤから
プールコンベヤへの物品の供給能力が一時的に増大した
ときには、包装機、プールコンベヤおよび分離コンベヤ
の機械速度を自動的に増大させて能力超過に対処するこ
とや、導入コンベヤからプールコンベヤへ供給される物
品の間隔にばらつきが多い場合には、プールコンベヤお
よび分離コンベヤを増減速制御して物品の搬送間隔を一
定にすることで、包装機の断続運転を防ぐことも提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、供給される物品間隔のばらつきに対しては、コンベ
ヤの増減速制御により包装機の断続運転を防ぐことは可
能であるが、物品の供給能力が一時的に包装機の処理能
力を大きく下回った場合には、包装機が運転・停止を繰
返す断続運転を行なう必要があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、前工程から送り出されてくる時間当
りの物品供給数にばらつきがあっても、横型製袋充填包
装機への時間当りの物品送り出し量を平均化して、該包
装機を連続運転させることのできる横型製袋充填包装機
の物品供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、供給源から駆動手段で
駆動されるフィルム繰出し手段により繰出したフィルム
を製袋器で筒状に成形し、この筒状フィルム中に物品を
順次供給し、前記筒状フィルムの長手端縁部を縦シール
すると共に、筒状フィルム中の物品を挟む前後を駆動手
段により駆動される横シール機構で横シールするように
した横型製袋充填包装機において、前記製袋器の上流側
に配設され、前記物品を搬送する無端ベルトを走行自在
に備え、該ベルトの物品搬送速度が、「フィルムのカッ
トピッチ×包装処理数」から得られる値を基準として設
定される分離コンベヤと、この分離コンベヤの上流側に
配設され、前記物品を搬送する無端ベルトを走行自在に
備え、該ベルトの物品搬送速度が、分離コンベヤの物品
搬送速度より低速で、かつ「物品の搬送方向長さ×包装
処理数」から得られる値を基準として設定されるプール
コンベヤと、このプールコンベヤの上流側に配設され、
前記物品を搬送する無端ベルトを走行自在に備え、該ベ
ルトの物品搬送速度が、プールコンベヤの物品搬送速度
より高速に設定される導入コンベヤと、前記分離コンベ
ヤにおける物品搬送領域の所要位置に設けられ、該コン
ベヤ上を搬送される物品を検出する第1物品検知センサ
と、前記物品の搬送方向に所定範囲で移動自在に配設さ
れると共に、前記導入コンベヤの下流側端部とプールコ
ンベヤの上流側端部とが各無端ベルトを走行自在な状態
で連結された移動ホルダと、前記移動ホルダを搬送方向
に所定範囲で移動させると共に、その下流側への移動速
度をプールコンベヤの物品搬送速度と略同一に設定した
移動手段と、前記移動ホルダに配設され、導入コンベヤ
からプールコンベヤへ移載される物品を検出可能な第2
物品検知センサと、前記第1物品検知センサからの物品
検出信号に基づき、前記フィルム繰出し手段と横シール
機構の位相を同期するように、該手段および機構の駆動
手段を作動制御して該手段および機構の駆動を開始させ
ると共に、前記第2物品検知センサの物品検知信号に基
づき、前記移動ホルダの移動手段を作動制御して該ホル
ダを上流側へ移動させる制御手段とから構成したことを
特徴とする。
【0007】また前記課題を克服し、所期の目的を達成
するため本願の別の発明は、供給源から駆動手段で駆動
されるフィルム繰出し手段により繰出したフィルムを製
袋器で筒状に成形し、この筒状フィルム中に2個の物品
を集合した物品群を順次供給し、前記筒状フィルムの長
手端縁部を縦シールすると共に、筒状フィルム中の物品
群を挟む前後を駆動手段により駆動される横シール機構
で横シールするようにした横型製袋充填包装機におい
て、前記製袋器の上流側に配設され、前記物品を搬送す
る無端ベルトを走行自在に備え、該ベルトの物品搬送速
度が、「フィルムのカットピッチ×包装処理数」から得ら
れる値を基準として設定される分離コンベヤと、この分
離コンベヤの上流側に配設され、前記物品を搬送する無
端ベルトを走行自在に備え、その搬送領域の搬送方向長
さが、集合する物品の搬送方向長さがLとすると、(2
×L)より短く、(L)より長く設定される分割集合コン
ベヤと、この分割集合コンベヤの上流側に配設され、前
記物品を搬送する無端ベルトを走行自在に備え、該ベル
トの物品搬送速度が、前記分離コンベヤの物品搬送速度
より低速で、かつ「集合された物品群の搬送方向長さ×
包装処理数」から得られる値を基準として設定されるプ
ールコンベヤと、このプールコンベヤの上流側に配設さ
れ、前記物品を搬送する無端ベルトを走行自在に備え、
該ベルトの物品搬送速度が、プールコンベヤの物品搬送
速度より高速に設定される導入コンベヤと、前記分離コ
ンベヤにおける物品搬送領域の所要位置に設けられ、該
コンベヤ上を搬送される物品を検出する第1物品検知セ
ンサと、前記物品の搬送方向に所定範囲で移動自在に配
設されると共に、前記導入コンベヤの下流側端部とプー
ルコンベヤの上流側端部とが各無端ベルトを走行自在な
状態で連結された移動ホルダと、前記移動ホルダを搬送
方向に所定範囲で移動させると共に、その下流側への移
動速度をプールコンベヤの物品搬送速度と略同一に設定
した移動手段と、前記移動ホルダに配設され、導入コン
ベヤからプールコンベヤへ移載される物品を検出可能な
第2物品検知センサと、前記第1物品検知センサからの
物品検出信号に基づき、前記フィルム繰出し手段と横シ
ール機構の位相を同期するように、該手段および機構の
駆動手段を作動制御して該手段および機構の駆動を開始
させると共に、前記第2物品検知センサの物品検知信号
に基づき、前記移動ホルダの移動手段を作動制御して該
ホルダを上流側へ移動させる制御手段と、前記分割集合
コンベヤの物品搬送速度を、前記分離コンベヤの物品搬
送速度と略同一の高速側と、前記プールコンベヤの物品
搬送速度と略同一の低速側とに切換える変速手段と、前
記分割集合コンベヤ上の物品を検出し、その検出信号を
前記制御手段に入力する下流側に位置する第3物品検知
センサおよび上流側に位置する第4物品検知センサとか
らなり、前記制御手段では、第3物品検知センサにて物
品の下流端を検出した検出信号により分割集合コンベヤ
の物品搬送速度を高速側に切換え、第4物品検知センサ
にて分割集合コンベヤ上の集合された物品群の上流端を
検出した検出信号により分割集合コンベヤの物品搬送速
度を低速側に切換えるよう前記変速手段を作動制御する
よう構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】導入コンベヤにより搬送される物品を、導入コ
ンベヤの下流側端部とプールコンベヤの上流側端部とが
連結された移動ホルダに配設した第2物品検知センサが
検出すると、該移動ホルダを上流側へ移動させることに
より、該物品をプールコンベヤに移載する。すなわち、
第2物品検知センサが物品を検出する毎に移動ホルダが
上流側へ移動し、導入コンベヤで搬送される物品はプー
ルコンベヤ上に順次アキュームされる。プールコンベヤ
に移載された物品は、該コンベヤの駆動により分離コン
ベヤに向けて搬送され、該物品が分離コンベヤに移載さ
れる。このとき、プールコンベヤの物品搬送速度が「物
品の搬送方向長さ×包装処理数」から得られる値を基準
として設定されると共に、分離コンベヤの物品搬送速度
が「フィルムのカットピッチ×包装処理数」から得られる
値を基準として設定されているから、分離コンベヤに受
渡された各物品の搬送ピッチは、フィルムのカットピッ
チと一致した状態となる。そして、分離コンベヤに移載
されて搬送される物品を、第1物品検知センサが検出す
ると、包装機におけるフィルム繰出し手段と横シール機
構の位相を同期するようにして、該手段および機構の駆
動を開始させる。これにより、分離コンベヤから包装機
に向けて搬送される物品は、製袋器で成形された筒状フ
ィルムの定位置に供給される。
【0009】また、プールコンベヤと分離コンベヤとの
間に分割集合コンベヤを配設した場合においては、プー
ルコンベヤの物品搬送速度と略同一である低速側の物品
搬送速度で駆動されている分割集合コンベヤに、プール
コンベヤから物品が順次移載される。分割集合コンベヤ
に移載された物品の下流端を第3物品検知センサが検出
すると、分割集合コンベヤの物品搬送速度が低速側から
高速側に切換えられ、分割集合コンベヤに載っている2
個の物品がプールコンベヤ上の物品から分離される。そ
して、2個の物品が集合された物品群が、分割集合コン
ベヤから分離コンベヤに移載される。この物品群の上流
端を第4物品検知センサが検出すると、分割集合コンベ
ヤの物品搬送速度は高速側から低速側に切換えられる。
分割集合コンベヤの低速側の物品搬送速度はプールコン
ベヤの物品搬送速度と略同一に設定され、また高速側の
物品搬送速度は分離コンベヤの物品搬送速度と略同一に
設定されているから、分離コンベヤに受渡された各物品
群の搬送ピッチは、フィルムのカットピッチと一致した
状態となり、前述したと同様に筒状フィルムの定位置に
物品群を供給することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る横型製袋充填
包装機の物品供給装置の好適な実施例を挙げて、添付図
面を参照しながら説明する。本発明の物品供給装置は、
横型製袋充填包装機の直上流側に設けられて、該包装機
に物品を1個または2個単位で順次供給するのに用いら
れる。なお本願は、2つの発明を有しているので、第1
の発明に対して第1実施例を挙げて説明すると共に、第
2の発明に対して第2実施例を挙げて説明することとす
る。
【0011】
【第1実施例について】図1は、第1実施例に係る横型
製袋充填包装機の物品供給装置の概略構成図であって、
該物品供給装置10は、横型製袋充填包装機11の直上
流側に配置されて、物品12を1個ずつ包装機11に供
給するよう構成される。先ず、包装機11の概略につき
説明すると、図1に示す如く、ロール状の供給源13か
らフィルム繰出し機構68を構成するフィルム繰出し手
段としての繰出しローラ14,14により給送されるフ
ィルム15を、製袋器16に通過させて筒状に成形し、
物品供給装置10で搬送される物品12を、この筒状フ
ィルム15中に順次供給するようになっている。そし
て、物品12を封入した筒状フィルム15の長手方向端
縁部に、縦シール機構17により縦シールを施すと共
に、該フィルム15中の物品12を挟む前後に横シール
機構18により夫々横シールおよび切断を施して、三方
シールの施された包装体を連続的に製造するよう構成さ
れている。
【0012】前記縦シール機構17は、筒状フィルム1
5の長手方向端縁部を挟持してフィルムを下流側へ向け
て給送する送りローラ69と、該ローラ69の下流側に
配設されるシールローラ等のシール部材70とから構成
されており、該機構17と前記フィルム繰出し機構68
とは、ベルト−プーリ等の駆動伝達手段71で連結され
て、図9に示すように、サーボアンプ74でフィードバ
ック制御される駆動手段としての1基のサーボモータS
1により駆動されるようになっている。また前記横シ
ール機構18は、サーボアンプ75でフィードバック制
御される駆動手段としてのサーボモータSM2により不
等速回転する横シーラ72を有し、該横シーラ72が一
回転する間にフィルム15が1カットピッチ分給送され
るよう設定される。そして縦シール機構17とフィルム
繰出し機構68を駆動するサーボモータSM1および横
シール機構18を駆動するサーボモータSM2は、制御
手段としての制御部55により作動制御されるようにな
っている。このため、前記サーボモータSM1およびサ
ーボモータSM2には、図9に示すようにエンコーダR
3およびエンコーダRE4が設けられている。なお、縦
シール機構17とフィルム繰出し機構68は、共通のモ
ータにより駆動するのではなく、各機構17,68を夫
々独立したモータで駆動するようにしてもよい。また、
縦シール機構17の送りローラ69をフィルム繰出し手
段として機能させることができ、この場合はフィルム繰
出し機構68を省略することができる。
【0013】前記供給源13から給送されるフィルム1
5の給送経路に近接して、該フィルム15のレジマーク
(図示せず)を検出するレジマークセンサS1が配設され
ている。また横シール機構18は、前記横シーラ72の
初期位置合わせのための原点位置を検出する原点センサ
2を備えている。そして、両センサS1,S2の検出信号
は、前記制御部55に入力される(図9参照)。
【0014】前記物品供給装置10は、前工程から送り
出される物品12をランダムに載置した状態で搬送する
導入コンベヤ19と、この導入コンベヤ19の下流側に
配設され、物品12をアキューム可能なプールコンベヤ
20と、このプールコンベヤ20の下流側に配設され、
物品12を1個ずつ前記製袋器16に向けて搬送する分
離コンベヤ21とから基本的に構成されている。
【0015】(導入コンベヤについて)図2に示す如く、
物品12の搬送方向と交差する方向に離間する一対のフ
レーム22,22間には、後述する上部移動ホルダ29
および下部移動ホルダ31の移動機構23を構成する駆
動軸24と従動軸25とが搬送方向に所定間隔離間して
回転自在に枢支されている。上流側に位置する従動軸2
5には、中間ローラ26が回転自在に外嵌されると共
に、該従動軸25の配設位置より上流側のフレーム2
2,22間に、図3に示す如く、上下に離間して上部固
定ローラ27と下部固定ローラ28とが回転自在に架設
してある。また、上部固定ローラ27の下流側には、該
ローラ27と同一水平レベルにおいて、搬送方向と交差
する方向に所定間隔離間して対向する一対の上部移動ホ
ルダ29,29が搬送方向に移動自在に臨んでおり、該
ホルダ29,29間に上下2本の上部移動ローラ30,3
0が回転自在に架設されている。更に、下部固定ローラ
28の下流側には、該ローラ28の配設位置より上方の
水平レベルにおいて、搬送方向と交差する方向に所定間
隔離間して対向する一対の下部移動ホルダ31,31が
搬送方向に移動自在に臨んでおり、該ホルダ31,31
間に下部移動ローラ32が回転自在に架設されている。
そしてこれらローラ群に無端べルト33が巻掛けられ
て、導入コンベヤ19が構成される。この導入コンベヤ
19においては、上部固定ローラ27と上側の上部移動
ローラ30との間が物品12の搬送領域とされる。
【0016】また導入コンベヤ19は、図9に示すイン
バータ73で制御される第1モータM1に、下部固定ロ
ーラ28がチェン−スプロケット等の伝達手段34を介
して連結され、該第1モータM1によって所定方向に走
行駆動されるようになっている。なお導入コンベヤ19
は、後述する包装機運転信号により走行駆動されて、物
品12をプールコンベヤ20に向けて搬送するよう構成
されている。
【0017】(プールコンベヤについて)前記駆動軸24
に中間ローラ35が回転自在に外嵌されると共に、該駆
動軸24より下流側のフレーム22,22間に、上下に
離間して上部固定ローラ36と下部固定ローラ37とが
回転自在に架設される。また、前記上部移動ホルダ2
9,29間に上下2本の上部移動ローラ38,38が回転
自在に架設されると共に、下部移動ホルダ31,31に
下部移動ローラ39が回転自在に枢支されている。そし
てこれらローラ群に無端べルト40が巻掛けられて、プ
ールコンベヤ20が構成される。このプールコンベヤ2
0においては、上部固定ローラ36と上側の上部移動ロ
ーラ38との間が物品12の搬送領域とされ、該搬送領
域を走行する無端ベルト40の搬送面と、前記導入コン
ベヤ19の搬送領域を走行する無端ベルト33の搬送面
とは同一水平レベルとなるよう設定してある。なお、上
部移動ホルダ29,29に架設される上側の上部移動ロ
ーラ30,38は、導入コンベヤ19からプールコンベ
ヤ20への物品12の移載を支障なく行ない得る間隔に
設定される。
【0018】前記プールコンベヤ20は、図9に示すイ
ンバータ76で制御される第2モータM2に、下部固定
ローラ37がチェン−スプロケット等の伝達手段41を
介して連結され、該第2モータM2によって所定方向に
走行駆動されるようになっている。なおプールコンベヤ
20の物品搬送速度は、導入コンベヤ19の物品搬送速
度より低速に設定されている。そして、このプールコン
ベヤ20では、導入コンベヤ19から移載される物品1
2をアキュームすると共に、前記下部移動ホルダ31が
後述する第2ホルダ検知センサSW4により検出された
際に、該物品12の分離コンベヤ21への送り込みを行
なうよう構成されている。
【0019】前記導入コンベヤ19およびプールコンベ
ヤ20の無端ベルト33,40として、その裏面に歯部
を形成した歯付きベルトを使用すると共に、対応する各
ローラを歯付きプーリとするようにしてもよい。この場
合は、ベルト33,40をスリップさせることなく走行
し得るので、高速運転の際にも正確な送りを達成するこ
とができる。
【0020】(移動機構について)次に、前記導入コンベ
ヤ19とプールコンベヤ20とが接続される上下の移動
ホルダ29,31の移動機構23につき説明する。すな
わち、前記フレーム22,22に架設された前記従動軸
25には、導入コンベヤ19の中間ローラ26を挟む両
側に、一対の歯付きプーリ42,42(図8参照)が該軸
25と一体回転可能に配設されている。また前記駆動軸
24には、プールコンベヤ20の中間ローラ35を挟む
両側に、一対の歯付きプーリ43,43が該軸24と一
体回転可能に配設される。そして、搬送方向に整列する
歯付きプーリ42,43および歯付きプーリ42,43間
に、移動用の歯付きベルト44が夫々巻掛けてある。各
移動用歯付きベルト44には、図4に示す如く、前記上
部移動ホルダ29と下部移動ホルダ31とが連結され、
移動用歯付きベルト44,44の走行に伴ってホルダ2
9,31を搬送方向の上流または下流に移動するよう構
成されている。
【0021】前記移動機構23の駆動軸24は、チェン
−スプロケット等の伝達手段によりデファレンシャルギ
ヤ57を介して前記プールコンベヤ20の第2モータM
2と連結され、第2モータM2が駆動される際には上部移
動ホルダ29を下流へ移動させるよう構成してある(図
8参照)。また図3に示す如く、搬送方向下流側におけ
るフレーム22の下方に、図9に示すサーボアンプ77
でサーボ制御される第3モータM3が配置されていて、
該第3モータM3と前記駆動軸24とがチェン−スプロ
ケット等の伝達手段45によりデファレンシャルギヤ5
7を介して連結され、第3モータM3が駆動される際に
は上部移動ホルダ29を上流へ移動させるよう構成して
ある。すなわち、第2モータM2および第3モータM3
移動ホルダ29,31の移動手段として機能し、該モー
タM2,M3の駆動による移動用歯付きベルト44,44の
往復走行に伴って、前記移動ホルダ29,31が所定範
囲(後述)で往復移動する。これにより、該移動ホルダ2
9,31に移動ローラ30,32,38,39を介して連結
される導入コンベヤ19およびプールコンベヤ20の搬
送領域が可変される(図10〜図12参照)。なお移動ホ
ルダ29,31の移動速度(移動用歯付きベルト44,4
4の走行速度)は、上部移動ホルダ29が下流側へ移動
するときにはプールコンベヤ20の物品搬送速度と略同
速で、該ホルダ29が上流側へ移動するときにはプール
コンベヤ20の物品搬送速度の略倍の速度(後述)となる
よう設定されている。また前記第3モータM3には、エ
ンコーダRE2が設けられている。
【0022】前記両移動用歯付きベルト44,44間に
は、図3,図4に示す如く、走行方向に所定間隔で複数
の受けローラ46が回転自在に架設され、前記両コンベ
ヤ19,20の搬送領域における無端ベルト33,40を
下側から支持するようになっている。また各受けローラ
46の両軸端に突設した突部46a,46aは、図6に
示すようにベルト44,44から外方に突出し、この突
部46a,46aが、フレーム22,22に配設したレー
ル47,47に案内されて安定的に移動するよう構成さ
れている。
【0023】(分離コンベヤについて)前記プールコンベ
ヤ20の下流側に、該コンベヤ20から受渡された物品
12を1個ずつ前記製袋器16に向けて搬送する分離コ
ンベヤ21が配置されている。この分離コンベヤ21
は、図2,図3に示す如く、物品搬送方向と交差する方
向に離間する一対のフレーム48,48間に、同一水平
レベルで搬送方向に所定間隔離間する一対の従動ローラ
49,49を回転自在に備えている。従動ローラ49,4
9の配設位置より下方のフレーム48,48間に駆動ロ
ーラ50が回転自在に枢支され、これらローラ群に無端
べルト51が巻掛けられる。そして分離コンベヤ21に
おいては、一対の従動ローラ49,49の間が物品12
の搬送領域とされる。なお符号52は、無端ベルト51
が巻掛けられて、該ベルト51にテンションを付与して
案内するローラを示す。
【0024】前記分離コンベヤ21は、駆動ローラ50
にチェン−スプロケット等の伝達手段53を介して連結
したインバータ制御される第4モータM4によって所定
方向に走行駆動される。なお、第4モータM4は、前記
導入コンベヤ19の第1モータM1と同一のインバータ
73により制御され、包装機運転信号により走行駆動さ
れるようになっている。また分離コンベヤ21の物品搬
送速度は、前記プールコンベヤ20の物品搬送速度より
高速に設定され、プールコンベヤ20から分離コンベヤ
21に受渡された物品12を後続の物品12から分離す
るよう構成している。なお、第1モータM1と第4モー
タM4は、夫々独立したインバータで制御するようにし
てもよい。
【0025】前記分離コンベヤ21における物品搬送領
域の下方には、図7に示す如く、図示しないブロワ等の
吸引源に接続されて内部に負圧が形成される吸引チャン
バ54が配設され、該吸引チャンバ54の上面に、物品
搬送方向に延在する長孔54aが形成されている。また
前記無端ベルト51に、該長孔54aと対応する位置に
複数の通孔51aが物品搬送方向に所定間隔で穿設され
ている(図2参照)。すなわち、無端ベルト51に移載さ
れた物品12は、通孔51aおよび長孔54aを介して
作用する吸引チャンバ54の負圧によってベルト51上
面に吸着保持されるよう構成される。これにより、物品
12の位置ずれを防止して、前記製袋器16で筒状に成
形されるフィルム15の定位置に正確に物品12を送り
込み得るようになっている。
【0026】(物品検知センサおよびホルダ検知センサ
について)前記分離コンベヤ21における物品搬送領域
の所要位置に、該コンベヤ21で搬送される物品12を
検出する第1物品検知センサSW1が配設され、その信
号を図1の制御部55に入力するようになっている。そ
して制御部55では、第1物品検知センサSW1の物品
検出信号が入力された時点から、その物品12が分離コ
ンベヤ21から筒状フィルム15へ受渡される際に、フ
ィルム15のシール・切断位置と対応するように受渡し
可能な位置に到来すると、前記包装機11における前記
フィルム15のフィルム繰出し機構68と横シール機構
18の位相を同期させて(フィルム15のシール・切断
位置と横シール機構18における横シーラ72の噛み合
い位置を対応させて)運転を開始させるよう設定され
る。この運転開始信号の発信タイミングは、分離コンベ
ヤ21に付設されたエンコーダRE1からの第1物品検
知センサSW1による物品検出時点以後の入力パルス数
によって判別される。このパルス数は、第1物品検知セ
ンサSW1の配設位置に対応するデータと、入力記憶さ
れたカットピッチとから求められる。
【0027】前記導入コンベヤ19とプールコンベヤ2
0とを接続する上部移動ホルダ29,29には、前記両
コンベヤ19,20により搬送される物品12を検出す
る第2物品検知センサSW2が配設されている(図4,図
5参照)。このセンサSW2の物品検出信号は、図1に示
す制御部55に入力されて、前記第3モータM3を駆動
して上部移動ホルダ29,29を上流側へ移動するよう
制御されるようになっている。そして当該物品12がプ
ールコンベヤ20に移載されることにより、第2物品検
知センサSW2が非検出状態になると、第3モータM3
運転を停止して上部移動ホルダ29,29の上流側への
移動を停止するよう設定されている。なお、第2物品検
知センサSW2は、物品12の上流端とプールコンベヤ
20の上流端とが略一致する位置で、上部移動ホルダ2
9の上流側への移動を停止させる位置に配置されてい
る。前記第1物品検知センサSW1および第2物品検知
センサSW2としては、物品搬送ラインを挟んで投光器
と受光器とを対向的に配設した光電式センサが好適に使
用される。
【0028】前記導入コンベヤ19とプールコンベヤ2
0のフレーム22,22には、前記下部移動ホルダ31
の移動経路に近接する位置に、図1に示す如く、3つの
ホルダ検知センサSW3,SW4,SW5が、搬送方向の上
流側から順に所定間隔離間して配設されている。3つの
センサSW3,SW4,SW5は、図5に示す如く、下部移
動ホルダ31に設けた反射板31aを検出し、各検出信
号を制御部55に入力するよう設定されている。そして
最上流に位置する第1ホルダ検知センサSW3と、最下
流に位置する第3ホルダ検知センサSW5の間でのみ、
下部移動ホルダ31、すなわち上部移動ホルダ29が移
動されるようになっている。なお、最上流側に位置する
第1ホルダ検知センサSW3が下部移動ホルダ31を検
出したときには、上部移動ホルダ29は最下流側のMI
N位置(図10(a))に到来し、最下流側に位置する第3
ホルダ検知センサSW5が下部移動ホルダ31を検出し
たときには、上部移動ホルダ29は最上流側のMAX位
置(図12(a))に到来している。そして、両センサSW
3,SW5の何れかが下部移動ホルダ31を検出すること
により、前記第2モータM2または第3モータM3を停止
制御して、移動ホルダ29,31の移動を停止するよう
設定される。なお、第3ホルダ検知センサSW5が下部
移動ホルダ31を検出した際には、前工程に対し信号を
出すよう制御される。この信号を基に前工程を停止させ
る等の対応を行なうことで、導入コンベヤ19への新た
な物品12の供給を停止することができる。
【0029】また中間に位置する第2ホルダ検知センサ
SW4は、該センサSW4が下部移動ホルダ31を検出し
たときに、上部移動ホルダ29がMID位置(図11
(a))に到来したことを検出するものであって、このと
きに前記第2モータM2を駆動してプールコンベヤ20
上の物品12を分離コンベヤ21に向けて送り出すよう
設定されている。前記下部移動ホルダ31が、第2ホル
ダ検知センサSW4と第3ホルダ検知センサSW5との間
に臨んでいるとき(上部移動ホルダ29がMID位置と
MAX位置との間に臨んでいるとき)は、包装機11、
分離コンベヤ21、プールコンベヤ20および導入コン
ベヤ19の能力(処理速度)を同じ割合で上げる制御がな
されるよう設定されている。またこの割合は、後述のデ
ータ入力手段56を介して変更可能となっている。
【0030】(制御部について)図1および図9に示す制
御部55は、前記各センサSW1〜SW5およびセンサS
1,S2からの信号に基づいて各モータM1〜M4およびサ
ーボモータSM1,SM2の制御を行なうと共に、機能的
に入力データ(包装品種毎に対応する設定データ)の記憶
および演算処理を行なうものであって、入力データの記
憶を行なう記憶部78と、前記モータM3およびサーボ
モータSM1,SM2の制御を行なうサーボ制御部79
と、モータM1,M2,M4の制御を行なうインバータ制御
部80とを備えている。また包装機本体に設けられる操
作パネル等のデータ入力手段56が、該制御部55に接
続されている。データ入力手段56においては、各種デ
ータを入力するキーボード等により、フィルム15のカ
ットピッチ、包装機11の包装能力、すなわち所要時間
当りの包装処理数、プールコンベヤ20の物品搬送速度
に対する補正値等が入力されるようになっている。そし
て、データ入力手段56より入力されたデータに基づい
て、制御部55から前記インバータ73,76により可
変速制御される第1モータM1、第2モータM2および第
4モータM4に速度指令を与えると共に、前記サーボア
ンプ77,74,75によりサーボ制御される第3モータ
3および包装機11のサーボモータSM1,SM2に所要
の回転指令を与えるようになっている。
【0031】すなわち、第1実施例においては、包装機
11のデータ入力手段56に「フィルムのカットピッ
チ」、前工程からの所要時間当りの物品供給数に対応す
る「包装処理数」を入力すると、制御部55にて「フィル
ムのカットピッチ×包装処理数」から得られる値に基づ
き、分離コンベヤ21の物品搬送速度が設定されるよう
第4モータM4の回転数に対応する周波数の値(a値)が
インバータ制御部80に設定される。なお、第1実施例
では分離コンベヤ21の第4モータM4と導入コンベヤ
19の第1モータM1は、同一のインバータ73で駆動
されるようになっているが、夫々の伝達手段53,34
の減速比の違いによって、導入コンベヤ19の物品搬送
速度は分離コンベヤ21の物品搬送速度より高速に設定
されている。また制御部55では、前記サーボ制御部7
9において、包装機11の連続運転時におけるフィルム
給送速度でフィルム15を給送すると共にそのフィルム
給送量に応じて横シール機構18を回転制御するよう
に、サーボアンプ74,75を介して前記サーボモータ
SM1,SM2に回転指令を与えるためのデータ設定が行
なわれる。
【0032】また第1実施例においては、制御部55に
てプールコンベヤ20に対する第2モータM2の回転数
に対応する周波数が、前記インバータ制御部80で前記
a値に対して予め設定された一定割合だけ低い値(b値
とする)に自動設定され、その物品搬送速度が、「物品の
搬送方向長さ×包装処理数」から得られる値と一致する
よう、データ入力手段56に補正値を入力することによ
り前記b値を増減させて、第2モータM2を回転制御す
る周波数の値が設定されることで、プールコンベヤ20
は「物品の搬送方向長さ×包装処理数」から得られる値に
対応する物品搬送速度に駆動制御される。
【0033】なお、データ入力手段56に「物品の搬送
方向長さ」に関する値を入力し、インバータ制御部80
にて、「物品の搬送方向長さ×包装処理数」から得られる
プールコンベヤ20の物品搬送速度に対応した第2モー
タM2の回転制御用周波数が自動設定されるようにして
もよい。
【0034】前述した如く、分離コンベヤ21の物品搬
送速度はプールコンベヤ20の物品搬送速度より高速に
設定されると共に、導入コンベヤ19の物品搬送速度は
分離コンベヤ21の物品搬送速度より高速に設定されて
いるから、第1実施例における3基のコンベヤ19,2
0,21の物品搬送速度は、プールコンベヤ20<分離
コンベヤ21<導入コンベヤ19の関係に設定されてい
る。
【0035】また、前記導入コンベヤ19とプールコン
ベヤ20の上部移動ホルダ29が上流へ移動する速度
は、下流へ移動する速度(略プールコンベヤ20の物品
搬送速度)よりも高速となっている。第1実施例におい
ては制御系簡素化のため、上部移動ホルダ29が上流へ
移動する速度は固定値として設定され、予想される物品
の最長搬送方向長さと最高包装処理数に対応して設定さ
れるプールコンベヤ20の物品搬送速度と略同一値とさ
れる該ホルダ29の下流側への移動速度の約2倍になる
よう、サーボ制御部79から第3モータM3に回転制御
信号が与えられている。なお、上部移動ホルダ29が上
流へ移動する速度を固定値とすることなく、物品の搬送
方向長さや包装処理数に応じて可変させるようにしても
よい。
【0036】
【第1実施例の作用について】次に、第1実施例に係る
物品供給装置の作用につき説明する。前述した各条件を
設定入力した後、包装機運転信号により分離コンベヤ2
1、導入コンベヤ19が運転を開始する。このとき、包
装機11、プールコンベヤ20は停止している。また、
導入コンベヤ19とプールコンベヤ20の上部移動ホル
ダ29は、図10(a)に示す如く、下部移動ホルダ31
が第1ホルダ検知センサSW3で検出されているMIN
位置に臨んでいるものとする。
【0037】(導入コンベヤとプールコンベヤの動作に
ついて)前工程より物品12が導入コンベヤ19に送り
込まれ、該コンベヤ19により下流側に搬送される物品
12の先端(下流端)が前記第2物品検知センサSW2
より検出されると、該信号は制御部55に入力される。
制御部55では、前記第3モータM3に駆動指令を与
え、その指令に基づき第3モータM3からの駆動がデフ
ァレンシャルギヤ57を介して移動機構23に伝達され
て、上部移動ホルダ29を上流へ移動させる。これによ
り物品12は、導入コンベヤ19からプールコンベヤ2
0に移載される。そして、第2物品検知センサSW2
物品12を検出しなくなると、第3モータM3の運転を
停止して上部移動ホルダ29の上流への移動を停止す
る。この物品移載動作により物品12は、その上流端が
プールコンベヤ20の搬送上流端と略一致した状態でプ
ールコンベヤ20上に移載される(図10(b)参照)。
【0038】前記導入コンベヤ19により搬送される物
品12が第2物品検知センサSW2の配設位置まで搬送
されてくる毎に、上部移動ホルダ29が上流へ移動する
前述した物品移載動作を繰返すことにより、プールコン
ベヤ20上には各物品12が略接触した状態でアキュー
ムされる(図11(a)参照)。すなわち、プールコンベヤ
20が上流側に伸長してその搬送領域が拡大される。ま
たアキュームされた最上流側の物品12の上流端は、常
にプールコンベヤ20の上流端と略一致するため、物品
12がプールコンベヤ20と導入コンベヤ19とを跨い
で存在することはなく、アキュームされた物品12は導
入コンベヤ19からのラインプレッシャーを受けること
はないから、該プレッシャーで物品12が損傷するのを
防止し得る。
【0039】そして、前記上部移動ホルダ29が上流側
へ移動するのに伴って、図11(a)に示すように下部移
動ホルダ31が第2ホルダ検知センサSW4で検出され
るMID位置まで移動すると、前記第2モータM2が駆
動され、プールコンベヤ20の無端ベルト40を走行し
て該コンベヤ20上の物品12を分離コンベヤ21に向
けて搬送する。この第2モータM2からの駆動は前記デ
ファレンシャルギヤ57を介して移動機構23に伝達さ
れて、上部移動ホルダ29を下流へ移動させる。このと
きの上部移動ホルダ29の移動速度は、プールコンベヤ
20の物品搬送速度と略同一に設定されているから、プ
ールコンベヤ20上における最上流側の物品12の上流
端と、プールコンベヤ20の上流端は、略一致した状態
のまま物品12の搬送と共に下流へ移動する(図11
(b)参照)。なお、予めプールコンベヤ20に所定数量
の物品12をアキュームしておいてから、下流側に接続
される分離コンベヤ21に向けて物品12を搬送するの
で、前工程からの物品供給量の大きな変化にも対応する
ことができる。
【0040】この状態のとき、前記導入コンベヤ19で
搬送される物品12を第2物品検知センサSW2が検出
すると、前記移動機構23が前述した物品移載動作を行
なう。この場合、上部移動ホルダ29は第2モータM2
の駆動により下流へ移動している最中に、第3モータM
3の駆動により上流へ移動させられることになるが、前
述の如く、両モータM2,M3の駆動伝達経路中にはデフ
ァレンシャルギヤ57があり、また上部移動ホルダ29
が上流へ移動する速度は下流へ移動する速度(略プール
コンベヤ20の物品搬送速度)よりも高速に設定されて
いるので、上部移動ホルダ29の上流への移動が許容さ
れる。従って、プールコンベヤ20の無端ベルト40が
走行されて物品12を下流側へ搬送しながら前記上部移
動ホルダ29が上流へ移動する。また、導入コンベヤ1
9の物品搬送速度はプールコンベヤ20の物品搬送速度
より高速に設定されているので、プールコンベヤ20に
移載された各物品12は略接触状態でアキュームされ
る。すなわち、導入コンベヤ19からの物品12の供給
量が増大したときには、物品12が第2物品検知センサ
SW2に検出される毎に、プールコンベヤ20の無端ベ
ルト40が走行している状態での物品移載動作が繰返さ
れて、プールコンベヤ20が物品12を搬送しながら前
記上部移動ホルダ29が更に上流へ移動して物品12が
アキュームされる。
【0041】前記上部移動ホルダ29が、図12(a)に
示すように、下部移動ホルダ31が第3ホルダ検知セン
サSW5で検出されるMAX位置まで移動すると、移動
機構23の第3モータM3を停止させる。このとき物品
移載動作の最中で、図13(a)に示すように、第2物品
検知センサSW2が物品12を検出している場合があ
る。前述した如く、前記上部移動ホルダ29がMID位
置まで移動したことを第2ホルダ検知センサSW4が検
出した以後は、前記第2モータM2が駆動されてプール
コンベヤ20上の物品12を分離コンベヤ21に向けて
搬送しているから、第2物品検知センサSW2で検出さ
れている物品12は下流側に搬送される。また第2モー
タM2からの駆動は前記デファレンシャルギヤ57を介
して移動機構23に伝達されているから、上部移動ホル
ダ29も下流へ移動する。これにより、上部移動ホルダ
29がMAX位置から下流へ移動すると、第3ホルダ検
知センサSW5は非検出の状態となり、第2物品検知セ
ンサSW2の物品検出信号により移動機構23の第3モ
ータM3が駆動されて上部移動ホルダ29が上流へ移動
する。するとまた第3ホルダ検知センサSW5が検出状
態となり、第3モータM3が停止する。このとき、第2
物品検知センサSW2がまだ物品12を検出していると
(図13(b))、前述の動作を繰返す。この動作を繰返す
ことにより、プールコンベヤ20の上流端と、該コンベ
ヤ20上における最上流側の物品12の上流端とは略一
致する状態となる(図13(c))。
【0042】その後、前記プールコンベヤ20と物品1
2の上流端が略一致した状態のまま、図13(d)に示す
如く、前記上部移動ホルダ29が下流へ移動する。すな
わち、上部移動ホルダ29のMAX位置での物品移載動
作においては、図13(a)〜図13(c)に示すように、
上部移動ホルダ29がMAX位置に略停止した状態で、
プールコンベヤ20上の物品12が下流へ搬送され、物
品12の上流端がプールコンベヤ20の上流端と略一致
すると、そのままの状態で上部移動ホルダ29が下流へ
移動することとなる。なお、上部移動ホルダ29がMI
D位置とMAX位置の間にあるときは、包装機11、分
離コンベヤ21、プールコンベヤ20および導入コンベ
ヤ19の能力を同じ割合で上げる制御がなされるよう設
定されていることにより、高速での物品12の処理を行
ない得る。
【0043】前記物品12の供給量が減少したり、ある
いはとぎれたときは、前記プールコンベヤ20は物品1
2を分離コンベヤ21へ搬送すると共に、前記上部移動
ホルダ29は下流へ移動する。そして、この状態が続
き、上部移動ホルダ29が第1ホルダ検知センサSW3
で設定されるMIN位置まで移動すると、プールコンベ
ヤ20の第2モータM2を停止して物品12の搬送を停
止する。その後、導入コンベヤ19から物品12が搬送
されてくると、前述した物品移載動作が繰返されて物品
12がアキュームされる。
【0044】前記プールコンベヤ20で搬送される物品
12は、前記分離コンベヤ21に1個ずつ移載され、そ
の物品12を第1物品検知センサSW1が検出すると、
後述する条件に応じて前記包装機11が運転を開始す
る。
【0045】(プールコンベヤと分離コンベヤの動作に
ついて)前記分離コンベヤ21は、包装機運転信号によ
り常時運転されている。そして、プールコンベヤ20に
物品12がアキュームされ、前述のようにプールコンベ
ヤ20の無端ベルト40が走行を開始すると、図12
(a),(b)に示す如く、該コンベヤ20上の物品12が
分離コンベヤ21に移載される。このとき、分離コンベ
ヤ21の物品搬送速度は、「フィルムのカットピッチ×
包装処理数」から得られる値と同一に設定され、プール
コンベヤ20の物品搬送速度は、「物品の搬送方向長さ
×包装処理数」から得られる値と同一に設定されている
ので、分離コンベヤ21に移載された各物品12の搬送
ピッチは、フィルム15のカットピッチと一致した状態
となる。なお、分離コンベヤ21に移載された物品12
は、前記吸引チャンバ54の吸引作用により無端ベルト
51の搬送面に吸着保持されるので、物品12がずれて
前記関係(物品の搬送ピッチ=フィルムのカットピッチ)
が変化するのは防止されている。またプールコンベヤ2
0上の物品群は、前記導入コンベヤ19からのラインプ
レッシャーを受けていないから、分離コンベヤ21に物
品12が移載される際に安定した分離が可能となる。
【0046】(分離コンベヤと包装機の動作について)前
記分離コンベヤ21で搬送される物品12が第1物品検
知センサSW1により検出された時点から、分離コンベ
ヤ21に付設されたエンコーダRE1のパルス数が所定
のパルス数に達したときに、その物品12はフィルム1
5のカットピッチに応じたシール・切断位置と対応する
状態で分離コンベヤ21から筒状フィルム15に受渡さ
れる位置まで搬送されて、包装機11のサーボモータS
1,SM2の夫々が駆動され、フィルム繰出し機構68
と横シール機構18は位相を同期させて運転を開始す
る。
【0047】すなわち、図14(a)に示すように、物品
12が第1物品検知センサSW1で検出された時点(K
点)から所要時間(t1)後に発信されるサイクル開始信号
(R)により、フィルム繰出し機構68のサーボモータS
1と横シール機構18のサーボモータSM2とが同期状
態で回転を開始すると共に、フィルム繰出し機構68の
サーボモータSM1が所定の加速度により増速されて、
そのフィルム給送速度が「フィルムのカットピッチ×包
装処理数」から得られる値と同一値(V)に達した後に一
定速度となり、包装処理数に応じて決定される包装機1
1の1サイクル終了時点(S)から、サーボモータSM1
が加速度と対応する減速値にて減速を開始し、所要時間
後(t2)に回転を停止する。また、このサーボモータS
1の回転に合わせてサーボモータSM2も加速起動、減
速停止が行なわれる。これにより、フィルム繰出し機構
68にて1カットピッチ分のフィルムが給送されると共
に、横シール機構18における横シーラ72の作動位置
がフィルム給送量に対応する位置となるよう、フィルム
繰出し機構68と横シール機構18の位相を同期させ
て、この1サイクル動作による基本制御パターン(X)に
よって包装機11の制御運転が行なわれる。
【0048】なお、この1サイクル運転終了時点(S)以
降の減速終了時間(t2)までの間に、第1物品検知セン
サSW1による後続する物品12の検出がされず、サイ
クル開始信号(R)が発信されない場合には、次の物品1
2が第1物品検知センサSW1で検出されるまで、フィ
ルム繰出し機構68のサーボモータSM1と横シール機
構18のサーボモータSM2が停止待機状態となり、基
本制御パターン(X)による1サイクル毎の断続運転が行
なわれる。また包装機11は、この断続運転の他に、第
1物品検知センサSW1による後続物品12の検出タイ
ミングに応じて発信される次のサイクル開始信号(R)か
ら、この基本制御パターン(X)が合成される以下の何れ
かのフィルム15の繰出し制御により、フィルム15の
給送速度が一定速度となる連続運転(動作A)、あるいは
フィルム15の給送速度を一時的に低速(動作B)または
高速(動作C)に制御される連続運転が行なわれると共
に、そのフィルム15の給送量に対応して横シール機構
18における横シーラ72の作動位置が同期制御され
る。
【0049】(動作Aについて)前記分離コンベヤ21に
移載された物品12の搬送ピッチがフィルム15のカッ
トピッチと同一で、先行して搬送される物品12に対す
る包装機11の基本制御パターン(X1)の1サイクル終
了時点(S)と、次のサイクル開始信号(R1)の発信時点
とが一致した場合は、「フィルムのカットピッチ×包装
処理数」から得られる値による給送速度(V)を維持して
フィルム15が継続給送されるよう、フィルム繰出し機
構68のサーボモータSM1は一定速度で連続回転駆動
され、包装機11は次の基本制御パターン(X2)に基づ
き更に1サイクル運転されて、フィルム15の1カット
ピッチ分の給送を行ない、また、フィルム繰出し機構6
8の位相に同期するよう横シール機構18のサーボモー
タSM2の回転が制御される(図14(b))。すなわち、
包装機11のフィルム給送速度と同一の速度で駆動され
る分離コンベヤ21で搬送される先行の物品12と後続
の物品12が、包装機11におけるフィルム15のカッ
トピッチと同一の搬送ピッチとされているので、包装機
11の筒状フィルム15のシール・切断位置に対応する
所定位置に供給でき、フィルム15は一定の給送速度
(V)によって連続給送されることになる。
【0050】(動作Bについて)前記分離コンベヤ21に
移載された物品12の搬送ピッチがフィルム15のカッ
トピッチより広く、先行して搬送される物品12に対す
る包装機11の基本制御パターン(X1)の1サイクル終
了時点(S)以降におけるフィルム繰出し機構68の減速
中に、次のサイクル開始信号(R2)が発信された場合
は、そのサイクル開始信号(R2)の発信時点でのフィル
ム15の給送速度(Va)が次の基本制御パターン(X2)
との交点(M)まで維持され、そのフィルム給送速度が
「フィルムのカットピッチ×包装処理数」から得られる値
と同一値(V)に達した後に一定速度となるようサーボモ
ータSM1が回転駆動され、包装機11は次の基本制御
パターン(X2)に基づき更に1サイクル運転されてフィ
ルム15の1カットピッチ分の給送を行ない、また横シ
ール機構18は、フィルム繰出し機構68の位相に同期
するよう、サーボモータSM2の回転が制御される(図1
4(c))。すなわち、フィルム15の送りを遅らせるこ
とで、筒状フィルム15に移載された先行の物品12
と、分離コンベヤ21で搬送される後続の物品12との
搬送ピッチを、フィルム15のカットピッチと同一にな
るよう近接させる動作を行なうことで、後続の物品12
がフィルム15のシール・切断位置と対応する位置に位
置合わせされた状態で筒状フィルム15に送り込まれる
ことになる。
【0051】(動作Cについて)前記分離コンベヤ21に
移載された物品12の搬送ピッチがフィルム15のカッ
トピッチより狭く、先行して搬送される物品12に対す
る包装機11の基本制御パターン(X1)の1サイクル終
了時点(S)以前の「フィルムのカットピッチ×包装処理
数」から得られる給送速度(V)によるフィルム15の定
速給送中に、次のサイクル開始信号(R3)が発信された
場合は、そのフィルム給送速度(V)から基本制御パター
ン(X)と同一の加速度により基本制御パターン(X1)の
1サイクル終了時点(S)まで加速して、次の基本制御パ
ターン(X2)における加速終了時点(U)まで一定速度(V
b)を維持した後、基本制御パターン(X)と同一の減速
値により減速し、フィルム給送速度が「フィルムのカッ
トピッチ×包装処理数」から得られる給送速度(V)とな
った以降にその速度が維持されるようサーボモータSM
1が回転駆動され、包装機11は次の基本制御パターン
(X2)に基づき更に1サイクル運転されてフィルム15
を1カットピッチ分給送し、また、横シール機構18
は、フィルム繰出し機構68の位相に同期するようサー
ボモータSM2の回転が制御される(図14(d))。すな
わち、フィルム15を早送りすることで、筒状フィルム
15に移載された先行の物品12と、分離コンベヤ21
で搬送される後続の物品12との搬送ピッチを、フィル
ム15のカットピッチと同一になるよう離間させる動作
を行なうことで、後続の物品12がフィルム15のシー
ル・切断位置と対応する位置に位置合わせされた状態で
筒状フィルム15に送り込まれることになる。
【0052】なお第1実施例において包装される各物品
12の搬送方向長さが同一の場合では、分離コンベヤ2
1の物品搬送速度が、「フィルムのカットピッチ×包装
処理数」から得られる値と同一に設定され、プールコン
ベヤ20の物品搬送速度が、「物品の搬送方向長さ×包
装処理数」から得られる値と同一に設定されているの
で、分離コンベヤ21上に受渡された各物品12は、そ
の搬送ピッチがフィルム15のカットピッチと一致した
搬送ピッチで搬送され、前記第1物品検知センサSW1
での検出によるサイクル開始信号の発信時点と包装機1
1の1サイクル終了時点が常に一致することになり、包
装機11は前述した動作Aを繰返す。これにより、最初
の物品12が筒状フィルム15に受渡された後は、フィ
ルム15は前述の一定の速度(V)で連続的に給送され
る。
【0053】また、物品12の形状が不定形で搬送方向
長さが一定でない場合には、プールコンベヤ20の物品
搬送速度を、「物品の搬送方向長さ×包装処理数」の値に
設定する際に、「物品の搬送方向長さ」を「物品の予想さ
れる最長の長さ」として設定することが推奨される。す
なわち、物品12の搬送方向長さが一定でないため、プ
ールコンベヤ20から分離コンベヤ21に移載された物
品12の搬送ピッチが夫々異なることになるが、包装機
11は前述のように各条件に応じてA〜Cの動作を選択
するので対応できるものである。ここで、「物品の搬送
方向長さ」を「物品の予想される最長の長さ」として設定
したのは、包装機11の設定された包装処理数を維持す
るためであり、「物品の搬送方向長さ」を「予想される最
長、最短の平均長さ」等任意の長さに設定した場合で
も、包装機11は夫々に対応した動作をすることができ
る。
【0054】前述した動作C,Dの場合、物品12の搬
送ピッチがフィルム15のカットピッチとずれている
が、そのずれがフィルム15のカットピッチに対し、対
応して包装可能な範囲のときは、動作Aのようにフィル
ム15を一定速度で給送するようにすることも可能であ
る。例えば、第1物品検知センサSW1が分離コンベヤ
21で搬送される先行の物品12を検出してから後続の
物品12を検出するまでの間に、該コンベヤ21に付設
されているエンコーダRE1から発信されるパルス数を
計測する。そのパルス数が、分離コンベヤ21がカット
ピッチ分走行する際に該エンコーダRE1から発信され
るパルス数に、前述の包装可能な範囲のずれ量に対応す
る分離コンベヤ走行時のパルス数を加減した値から得ら
れる許容パルス数の範囲内であれば、物品12が分離コ
ンベヤ21から筒状フィルム15に受渡される際に、
「フィルムのカットピッチ×包装処理数」から得られる値
によるフィルム給送速度が維持されるようフィルム繰出
し機構68のサーボモータSM1を回転制御すると共
に、フィルム繰出し機構68の位相に同期するよう横シ
ール機構18のサーボモータSM2も回転制御する等の
方法が採用できる。なおこの場合、前述の包装可能な物
品12の搬送ピッチのずれは、物品12の搬送方向長さ
に対するフィルム15のカットピッチに応じて変化し、
データ入力手段56にそのずれ量を入力することによ
り、制御部55で前記許容パルス数が設定されると共
に、計測したパルス数と許容パルス数を比較し、計測し
たパルス数が許容パルス数の範囲内であれば、前述のよ
うにサーボモータSM1,SM2を回転制御するよう設定
される。
【0055】
【第2実施例について】図15は、第2実施例に係る横
型製袋充填包装機の物品供給装置の概略構成図であっ
て、該物品供給装置10は、横型製袋充填包装機11の
直上流側に配置されて、物品12を2個単位で包装機1
1に供給するよう構成される。なお、基本的な構成は第
1実施例と同一であるので、異なる部分の構成について
のみ説明することとする。
【0056】第2実施例に係る物品供給装置10は、前
記プールコンベヤ20と分離コンベヤ21との間に、プ
ールコンベヤ20から供給される物品12を2個単位で
集合し、これを分離コンベヤ21に受渡す分割集合コン
ベヤ58が配置されている。この分割集合コンベヤ58
は、図16に示す如く、物品搬送方向と交差する方向に
離間する一対のフレーム59,59間に、同一水平レベ
ルで搬送方向に所定間隔離間する一対の従動ローラ6
0,60を回転自在に備えている。また従動ローラ60,
60の配設位置より下方のフレーム59,59間に、図
17に示すように駆動ローラ61が回転自在に枢支さ
れ、これらローラ群に無端べルト62が巻掛けられてい
る。そして分割集合コンベヤ58においては、一対の従
動ローラ60,60の間が物品12の搬送領域とされ
る。この搬送領域における搬送方向長さは、集合する物
品12の単品あたりの搬送方向長さをLとした場合、
「2×L」より短かく、「L」より長く設定されている。
【0057】前記分割集合コンベヤ58の駆動ローラ6
1は、前記分離コンベヤ21の第4モータM4に、図1
8に示す如く、デファレンシャルギヤ63を備えた動力
伝達手段64を介して連結されて、包装機運転信号によ
り分離コンベヤ21と同期的に運転されるよう構成され
る。また動力伝達手段64には、減速比の異なる高速側
伝達系65と低速側伝達系66とが設けられ、両伝達系
65,66を変速手段としてのクラッチ67を介して選
択的に切換えるようになっている。なお、低速側伝達系
66を介して第4モータM4と駆動ローラ61とを連結
した場合の分割集合コンベヤ58の物品搬送速度は、プ
ールコンベヤ20の物品搬送速度と略同一になるよう設
定されている。但し、第2実施例におけるプールコンベ
ヤ20の物品搬送速度は、「集合された物品群の搬送方
向長さ×包装処理数」から得られる値と一致する値に設
定される。
【0058】また、クラッチ67をつなぐことにより、
該クラッチ67とデファレンシャルギヤ63を介して低
速側伝達系66に第4モータM4からの駆動が伝達され
て、高速側伝達系65が形成される。この高速側伝達系
65を介して第4モータM4と駆動ローラ61とを連結
した場合の分割集合コンベヤ58の物品搬送速度は、分
離コンベヤ21の物品搬送速度と略同一になるよう設定
されている。そして、分割集合コンベヤ58は、常には
低速側伝達系66を介して第4モータM4と連結され
て、プールコンベヤ20の物品搬送速度と略同一の速度
で回転するようになっている。
【0059】前記分離コンベヤ21と分割集合コンベヤ
58の接続部近傍に、分割集合コンベヤ58で搬送され
る集合された物品群の下流端を検出する第3物品検知セ
ンサSW6が配設され、その信号を図15および図19
の制御部55に入力するようになっている。そして制御
部55では、第3物品検知センサSW6の物品検出信号
が入力された時点で、前記クラッチ67を作動して伝達
系を高速側伝達系65に切換え、分割集合コンベヤ58
を分離コンベヤ21と略同速で回転するよう設定され
る。また分割集合コンベヤ58における物品搬送領域の
所定位置に、分割集合コンベヤ58で搬送される集合さ
れた物品群の上流端を検出する第4物品検知センサSW
7が配設され、その信号を図15および図19の制御部
55に入力するようになっている。そして制御部55で
は、第4物品検知センサSW7の物品検出信号が入力さ
れた時点で、前記クラッチ67を作動して伝達系を低速
側伝達系66に切換え、分割集合コンベヤ58をプール
コンベヤ20と略同速で回転するよう設定されている。
なお、第4物品検知センサSW7は、分割集合コンベヤ
58で集合される上流側の物品12が分離コンベヤ12
の無端ベルト51で搬送可能な状態となったときに、該
物品12の上流端を検出するよう位置決めされている。
またこのとき、集合された物品群に後続する物品12が
分割集合コンベヤ58で搬送されないように、分割集合
コンベヤ58の搬送領域の搬送方向長さが設定されてい
る。
【0060】なお第2実施例の場合も、前述したよう
に、上部移動ホルダ29がMID位置とMAX位置の間
にあるときは、包装機11、分離コンベヤ21、プール
コンベヤ20および導入コンベヤ19の能力を同じ割合
で上げる制御がなされるよう設定されているが、このと
き分割集合コンベヤ58は分離コンベヤ21に連結され
ているので、やはり同じ割合で能力が上がることによ
り、高速での物品12の処理を行ない得るようになって
いる。
【0061】
【第2実施例の作用について】次に、第2実施例に係る
物品供給装置の作用につき、第1実施例と異なる部分に
ついてのみ説明する。包装機運転信号が制御部55に入
力されると、図20(a)に示すように、分離コンベヤ2
1、導入コンベヤ19および分割集合コンベヤ58が運
転を開始する。このとき、分割集合コンベヤ58は、前
記第4モータM4と低速側伝達系66を介して連結され
ているから、該コンベヤ58はプールコンベヤ20と略
同一の速度で回転する。
【0062】前記導入コンベヤ19で搬送される物品1
2は、図20(b)に示す如く、前述したように上部移動
ホルダ29が上流へ移動しつつ導入コンベヤ19からプ
ールコンベヤ20に移載されてアキュームされる。そし
て、上部移動ホルダ29がMID位置まで移動すると、
プールコンベヤ20の第2モータM2が駆動されること
により無端ベルト40が走行し、該コンベヤ20上の物
品12は分割集合コンベヤ58に移載される。このと
き、分割集合コンベヤ58とプールコンベヤ20とは略
同一速度で回転しているから、図21(a)に示す如く、
分割集合コンベヤ58には各物品12が略接触した状態
で移載される。
【0063】分割集合コンベヤ58に2個の物品12が
移載され、その下流側の物品12の下流端を前記第3物
品検知センサSW6が検出すると、該信号は制御部55
に入力される。制御部55では、前記動力伝達手段64
のクラッチ67を作動して、伝達系を低速側伝達系66
から高速側伝達系65に切換える。これにより、分割集
合コンベヤ58は分離コンベヤ21と略同一速度で回転
され、該コンベヤ58に載っている2個の物品12は、
プールコンベヤ20に載っている後続の物品12から分
離される(図21(b)参照)。そして、分離された2個の
物品12における上流側の物品12の上流端を第4物品
検知センサSW7が検出すると、前記制御部55にてク
ラッチ67を作動して、伝達系を高速側伝達系65から
低速側伝達系66に切換えて、分割集合コンベヤ58の
速度をプールコンベヤ20の物品搬送速度と略同一に戻
す。このとき、上流側の物品12は既に分離コンベヤ2
1に移載されているので、該コンベヤ21上には、2個
単位で集合した物品群が分離された状態で載置される。
【0064】前記プールコンベヤ20から物品12が搬
送されてくる毎に、前記物品集合分離動作を繰返し、こ
れにより分離コンベヤ21上には、図21(b)に示す如
く、2個単位で物品12が集合される物品群が所定間隔
で並ぶ。なお、高速運転時の分割集合コンベヤ58の速
度が分離コンベヤ21の物品搬送速度と略同一に設定さ
れ、低速運転時の分割集合コンベヤ58の速度がプール
コンベヤ20の物品搬送速度と略同一に設定されている
から、分離コンベヤ21上に受渡された物品群は、その
物品群の搬送ピッチがフィルム15のカットピッチと略
一致した状態で並ぶ。なお、この場合のカットピッチ
は、2個の物品12を集合した物品群を包装するのに要
する長さである。
【0065】そして、前記第1物品検知センサSW1
物品群を検出し、その物品群が所定距離搬送された位置
で、包装機11は縦シール機構17とフィルム繰出し機
構68および横シール機構18の位相を同期させて運転
を開始する。これにより、前記製袋器16により筒状に
成形されたフィルム15の定位置に物品群が受渡され
る。
【0066】なお第2実施例では、データ入力手段56
に、包装品種毎に対応する設定データとして包装単位を
1個と設定入力することで、制御部55で伝達系を高速
側または低速側に固定させるようにクラッチ67の作動
を制御することができる。これにより、分割集合コンベ
ヤ58の物品搬送速度は分離コンベヤ21またはプール
コンベヤ20の搬送速度と常に略同一の状態となり、分
割集合コンベヤ58を分離コンベヤ21またはプールコ
ンベヤ20の一部として機能させることによって、第1
実施例と同様に1個単位での包装が可能となる。また、
分割集合コンベヤ58を第4モータM4により駆動する
場合につき説明したが、本願はこれに限定されるもので
なく、独立したサーボモータ等により駆動するようにし
てもよい。
【0067】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る横型
製袋充填包装機の物品供給装置によれば、前工程からの
時間当りの物品供給量が多いときには、プールコンベヤ
の物品搬送領域を増やして物品を該コンベヤ上にアキュ
ームし、時間当りの物品供給量が少ないときには、アキ
ュームした物品を分離コンベヤにて1個または2個に集
合した1包装単位ずつ包装機に送り出すようにしたた
め、包装機を常に一定の処理数で稼働させて、断続運転
の発生頻度を低減し、効率の良い包装作業を行なうこと
ができる。
【0068】また、分離コンベヤ上の物品の搬送ピッチ
は、フィルムのカットピッチと略同一となるようにした
ので、供給される物品に対して包装機のフィルムを進め
たり停止させたりするためのフィルム給送速度の変速制
御を最少限にして、筒状フィルムに供給された物品の位
置がずれることによって生ずる横シール機構での物品の
噛み込みを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る横型製袋充填包装機
の物品供給装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】第1実施例に係る物品供給装置の概略平面図で
ある。
【図3】第1実施例に係る物品供給装置を縦断して示す
概略側面図である。
【図4】移動機構の要部を示す側面図である。
【図5】移動機構の要部を示す縦断面図である。
【図6】移動機構の受けローラを示す要部縦断面図であ
る。
【図7】分離コンベヤの要部縦断面図である。
【図8】第1実施例に係る物品供給装置の駆動系を示す
概略説明図である。
【図9】第1実施例に係る物品供給装置に使用される制
御回路のブロック図である。
【図10】第1実施例において導入コンベヤで搬送され
る物品をプールコンベヤにアキュームする工程を示す説
明図である。
【図11】第1実施例においてプールコンベヤにアキュ
ームされた物品を分離コンベヤに向けて搬送する工程を
示す説明図である。
【図12】第1実施例においてプールコンベヤから分離
コンベヤに物品が受渡される工程を示す説明図である。
【図13】第1実施例において上部移動ホルダがMAX
位置に臨んでいる状態での物品の移載動作を示す説明図
である。
【図14】包装機における各条件でのフィルムの繰出し
速度を示す説明図である。
【図15】本発明の第2実施例に係る横型製袋充填包装
機の物品供給装置の概略構成を示す説明図である。
【図16】第2実施例に係る物品供給装置の概略平面図
である。
【図17】第2実施例に係る物品供給装置を縦断して示
す概略側面図である。
【図18】第2実施例に係る物品供給装置の駆動系を示
す概略説明図である。
【図19】第2実施例に係る物品供給装置に使用される
制御回路のブロック図である。
【図20】第2実施例において導入コンベヤで搬送され
る物品をプールコンベヤにアキュームする工程を示す説
明図である。
【図21】第2実施例においてプールコンベヤにアキュ
ームされた物品を分割集合コンベヤで集合分離して分離
コンベヤに向けて搬送する工程を示す説明図である。
【符号の説明】
12 物品 13 供給源 14 繰出しローラ(フィルム繰出し手段) 15 フィルム 16 製袋器 18 横シール機構 19 導入コ
ンベヤ 20 プールコンベヤ 21 分離コ
ンベヤ 29 上部移動ホルダ 33 無端べ
ルト 40 無端ベルト 51 無端ベ
ルト 51a 通孔 54 吸引チ
ャンバ 55 制御部(制御手段) 58 分割集
合コンベヤ 62 無端ベルト 67 クラッ
チ(変速手段) M1 第1モータ M2 第2モ
ータ(移動手段) M3 第3モータ(移動手段) M4 第4モ
ータ SM1 サーボモータ(駆動手段) SM2 サー
ボモータ(駆動手段) SW1 第1物品検知センサ SW2 第2
物品検知センサ SW3 第1ホルダ検知センサ SW4 第2
ホルダ検知センサ SW5 第3ホルダ検知センサ SW6 第3
物品検知センサ SW7 第4物品検知センサ RE4 エン
コーダ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源(13)から駆動手段(SM1)で駆動さ
    れるフィルム繰出し手段(14,14)により繰出したフィル
    ム(15)を製袋器(16)で筒状に成形し、この筒状フィルム
    (15)中に物品(12)を順次供給し、前記筒状フィルム(15)
    の長手端縁部を縦シールすると共に、筒状フィルム(15)
    中の物品(12)を挟む前後を駆動手段(SM2)により駆動さ
    れる横シール機構(18)で横シールするようにした横型製
    袋充填包装機において、 前記製袋器(16)の上流側に配設され、前記物品(12)を搬
    送する無端ベルト(51)を走行自在に備え、該ベルト(51)
    の物品搬送速度が、「フィルムのカットピッチ×包装処
    理数」から得られる値を基準として設定される分離コン
    ベヤ(21)と、 この分離コンベヤ(21)の上流側に配設され、前記物品(1
    2)を搬送する無端ベルト(40)を走行自在に備え、該ベル
    ト(40)の物品搬送速度が、分離コンベヤ(21)の物品搬送
    速度より低速で、かつ「物品の搬送方向長さ×包装処理
    数」から得られる値を基準として設定されるプールコン
    ベヤ(20)と、 このプールコンベヤ(20)の上流側に配設され、前記物品
    (12)を搬送する無端ベルト(33)を走行自在に備え、該ベ
    ルト(33)の物品搬送速度が、プールコンベヤ(20)の物品
    搬送速度より高速に設定される導入コンベヤ(19)と、 前記分離コンベヤ(21)における物品搬送領域の所要位置
    に設けられ、該コンベヤ(21)上を搬送される物品(12)を
    検出する第1物品検知センサ(SW1)と、 前記物品(12)の搬送方向に所定範囲で移動自在に配設さ
    れると共に、前記導入コンベヤ(19)の下流側端部とプー
    ルコンベヤ(20)の上流側端部とが各無端ベルト(40,33)
    を走行自在な状態で連結された移動ホルダ(29,29)と、 前記移動ホルダ(29,29)を搬送方向に所定範囲で移動さ
    せると共に、その下流側への移動速度をプールコンベヤ
    (20)の物品搬送速度と略同一に設定した移動手段(M2,
    M3)と、 前記移動ホルダ(29,29)に配設され、導入コンベヤ(19)
    からプールコンベヤ(20)へ移載される物品(12)を検出可
    能な第2物品検知センサ(SW2)と、 前記第1物品検知センサ(SW1)からの物品検出信号に基
    づき、前記フィルム繰出し手段(14,14)と横シール機構
    (18)の位相を同期するように、該手段(14,14)および機
    構(18)の駆動手段(SM1,SM2)を作動制御して該手段(14,1
    4)および機構(18)の駆動を開始させると共に、前記第2
    物品検知センサ(SW2)の物品検知信号に基づき、前記移
    動ホルダ(29,29)の移動手段(M3)を作動制御して該ホル
    ダ(29,29)を上流側へ移動させる制御手段(55)とから構
    成したことを特徴とする横型製袋充填包装機の物品供給
    装置。
  2. 【請求項2】 前記物品搬送方向に所定間隔離間して配
    設され、前記移動ホルダ(29,29)が下流側の移動端に到
    来したことを検出する第1ホルダ検知センサ(SW3)およ
    び該移動ホルダ(29,29)が上流側の移動端に到来したこ
    とを検出する第3ホルダ検知センサ(SW5)と、 前記第1ホルダ検知センサ(SW3)と第3ホルダ検知セン
    サ(SW5)との間に配設され、両移動端間の所定位置に前
    記移動ホルダ(29,29)が到来したことを検出する第2ホ
    ルダ検知センサ(SW4)とを備える請求項1記載の横型製
    袋充填包装機の物品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記移動ホルダ(29,29)が第2ホルダ検
    知センサ(SW4)で検出される位置より上流側へ移動する
    と、前記包装機、分離コンベヤ(21)、プールコンベヤ(2
    0)および導入コンベヤ(19)の処理速度が高速になるよう
    設定される請求項2記載の横型製袋充填包装機の物品供
    給装置。
  4. 【請求項4】 供給源(13)から駆動手段(SM1)で駆動さ
    れるフィルム繰出し手段(14,14)により繰出したフィル
    ム(15)を製袋器(16)で筒状に成形し、この筒状フィルム
    (15)中に2個の物品(12)を集合した物品群を順次供給
    し、前記筒状フィルム(15)の長手端縁部を縦シールする
    と共に、筒状フィルム(15)中の物品群を挟む前後を駆動
    手段(SM2)により駆動される横シール機構(18)で横シー
    ルするようにした横型製袋充填包装機において、 前記製袋器(16)の上流側に配設され、前記物品(12)を搬
    送する無端ベルト(51)を走行自在に備え、該ベルト(51)
    の物品搬送速度が、「フィルムのカットピッチ×包装処
    理数」から得られる値を基準として設定される分離コン
    ベヤ(21)と、 この分離コンベヤ(21)の上流側に配設され、前記物品(1
    2)を搬送する無端ベルト(62)を走行自在に備え、その搬
    送領域の搬送方向長さが、集合する物品(12)の搬送方向
    長さがLとすると、(2×L)より短く、(L)より長く設
    定される分割集合コンベヤ(58)と、 この分割集合コンベヤ(58)の上流側に配設され、前記物
    品(12)を搬送する無端ベルト(40)を走行自在に備え、該
    ベルト(40)の物品搬送速度が、前記分離コンベヤ(21)の
    物品搬送速度より低速で、かつ「集合された物品群の搬
    送方向長さ×包装処理数」から得られる値を基準として
    設定されるプールコンベヤ(20)と、 このプールコンベヤ(20)の上流側に配設され、前記物品
    (12)を搬送する無端ベルト(33)を走行自在に備え、該ベ
    ルト(33)の物品搬送速度が、プールコンベヤ(20)の物品
    搬送速度より高速に設定される導入コンベヤ(19)と、 前記分離コンベヤ(21)における物品搬送領域の所要位置
    に設けられ、該コンベヤ(21)上を搬送される物品(12)を
    検出する第1物品検知センサ(SW1)と、 前記物品(12)の搬送方向に所定範囲で移動自在に配設さ
    れると共に、前記導入コンベヤ(19)の下流側端部とプー
    ルコンベヤ(20)の上流側端部とが各無端ベルト(40,33)
    を走行自在な状態で連結された移動ホルダ(29,29)と、 前記移動ホルダ(29,29)を搬送方向に所定範囲で移動さ
    せると共に、その下流側への移動速度をプールコンベヤ
    (20)の物品搬送速度と略同一に設定した移動手段(M2,
    M3)と、 前記移動ホルダ(29,29)に配設され、導入コンベヤ(19)
    からプールコンベヤ(20)へ移載される物品(12)を検出可
    能な第2物品検知センサ(SW2)と、 前記第1物品検知センサ(SW1)からの物品検出信号に基
    づき、前記フィルム繰出し手段(14,14)と横シール機構
    (18)の位相を同期するように、該手段(14,14)および機
    構(18)の駆動手段(SM1,SM2)を作動制御して該手段(14,1
    4)および機構(18)の駆動を開始させると共に、前記第2
    物品検知センサ(SW2)の物品検知信号に基づき、前記移
    動ホルダ(29,29)の移動手段(M3)を作動制御して該ホル
    ダ(29,29)を上流側へ移動させる制御手段(55)と、 前記分割集合コンベヤ(58)の物品搬送速度を、前記分離
    コンベヤ(21)の物品搬送速度と略同一の高速側と、前記
    プールコンベヤ(20)の物品搬送速度と略同一の低速側と
    に切換える変速手段(67)と、 前記分割集合コンベヤ(58)上の物品(12)を検出し、その
    検出信号を前記制御手段(55)に入力する下流側に位置す
    る第3物品検知センサ(SW6)および上流側に位置する第
    4物品検知センサ(SW7)とからなり、 前記制御手段(55)では、第3物品検知センサ(SW6)にて
    物品(12)の下流端を検出した検出信号により分割集合コ
    ンベヤ(58)の物品搬送速度を高速側に切換え、第4物品
    検知センサ(SW7)にて分割集合コンベヤ(58)上の集合さ
    れた物品群の上流端を検出した検出信号により分割集合
    コンベヤ(58)の物品搬送速度を低速側に切換えるよう前
    記変速手段(67)を作動制御するよう構成したことを特徴
    とする横型製袋充填包装機の物品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(55)は、第3物品検知セン
    サ(SW6)および第4物品検知センサ(SW7)の検出信号に無
    関係で、前記分割集合コンベヤ(58)の物品搬送速度を高
    速側または低速側に固定するよう前記変速手段(67)を作
    動制御し得るようになっている請求項4記載の横型製袋
    充填包装機の物品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記物品搬送方向に所定間隔離間して配
    設され、前記移動ホルダ(29,29)が下流側の移動端に到
    来したことを検出する第1ホルダ検知センサ(SW3)およ
    び該移動ホルダ(29,29)が上流側の移動端に到来したこ
    とを検出する第3ホルダ検知センサ(SW5)と、 前記第1ホルダ検知センサ(SW3)と第3ホルダ検知セン
    サ(SW5)との間に配設され、両移動端間の所定位置に前
    記移動ホルダ(29,29)が到来したことを検出する第2ホ
    ルダ検知センサ(SW4)とを備える請求項4または5記載
    の横型製袋充填包装機の物品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記移動ホルダ(29,29)が第2ホルダ検
    知センサ(SW4)で検出される位置より上流側へ移動する
    と、前記包装機、分離コンベヤ(21)、分割集合コンベヤ
    (58)、プールコンベヤ(20)および導入コンベヤ(19)の処
    理速度が高速になるよう設定される請求項6記載の横型
    製袋充填包装機の物品供給装置。
  8. 【請求項8】 前記第2ホルダ検知センサ(SW4)の検出
    信号により、前記制御手段(55)においてプールコンベヤ
    (20)の駆動手段(M2)を作動制御して該コンベヤ(20)の駆
    動を開始させるようにした請求項2,3,6または7の何
    れかに記載の横型製袋充填包装機の物品供給装置。
  9. 【請求項9】 前記分離コンベヤ(21)の無端ベルト(51)
    には、その物品搬送面に複数の通孔(51a)が穿設され、
    物品搬送面の裏側に配設した吸引チャンバ(54)内に形成
    した負圧を通孔(51a)を介して物品(12)に作用させるこ
    とにより該物品(12)を物品搬送面に吸着保持するよう構
    成した請求項1〜8の何れかに記載の横型製袋充填包装
    機の物品供給装置。
  10. 【請求項10】 前記分離コンベヤ(21)、プールコンベ
    ヤ(20)、導入コンベヤ(19)は夫々独立したモータ(M4,
    M2,M1)で駆動され、また前記移動ホルダ(29,29)は独立
    したモータ(M3)により上流側へ移動される請求項1〜9
    の何れかに記載の横型製袋充填包装機の物品供給装置。
  11. 【請求項11】 前記分離コンベヤ(21)で搬送される物
    品(12)または物品群間隔のフィルム(15)のカットピッチ
    に対するずれと、フィルム(15)のカットピッチに対して
    包装可能な範囲とを比較し、包装可能な範囲であれば、
    「フィルムのカットピッチ×包装処理数」から得られる値
    によるフィルム給送速度を維持するように前記フィルム
    繰出し手段(14,14)の駆動手段(SM1)を制御すると共に、
    フィルム繰出し手段(14,14)の位相に同期するよう前記
    横シール機構(18)の駆動手段(SM2)を制御するようにし
    た請求項1〜10の何れかに記載の横型製袋充填包装機
    の物品供給装置。
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