JP2850916B2

JP2850916B2 - 両面読取スキャナー装置

Info

Publication number: JP2850916B2
Application number: JP2062704A
Authority: JP
Inventors: 達男藤原; 敏彰安西; 正博 ▲吉▼田
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-03-15
Filing date: 1990-03-15
Publication date: 1999-01-27
Anticipated expiration: 2014-01-27
Also published as: JPH03265355A

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕シートを送りながらそのシートの両面に記載された情
報を読取るシート送り方式の両面読取スキャナー装置に
関し、装置の機構が簡単で、余分にメモリを必要とせず、操
作方向の統一を容易に行うことのできる両面読取スキャ
ナー装置を提供することを目的とし、シートの最大原稿長さ以上の周長を有するループ状に
形成したシート搬送路と、該ループ状搬送路のそれぞれ
の側に互いに対向又は近接して配置した一対の読取セン
サと、シートを該ループ状搬送路へ供給する給紙部と、
該ループ状搬送路に沿ってシートを搬送する手段と、シ
ートを該ループ状搬送路から排出するべく搬送路を切り
替える手段と、第１の読取センサでシートの一面を読み
取った後、該ループ状搬送路を少なくとも１回循環した
シートの他面を他方の読取センサで読み取るように前記
読取センサ及び前記通路切り替え手段を制御する装置か
らなることを特徴とする両面読取スキャナー装置を構成
する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はシート上の情報を読取るスキャナー装置、特
にシートを送りながらそのシートの両面に記載された情
報を読取るシート送り方式の両面読取スキャナー装置に
関する。

〔従来の技術〕

第６図は従来のシート送り方式のイメージスキャナー
の概略図であって、シートの片面のみを読み取るように
構成したものである。給紙部１でシートＳを繰り出し、
送りローラ２でシートＳを読取センサ部３へ搬送し、ス
タッカ４に排出する簡単な構成であり、シート搬送路も
短く、簡素に構成できる。第７図はフラットベッドタイ
プのイメージスキャナー５の概略斜視図である。このイ
メージスキャナー５にはシート搬送機構がないので、シ
ートＳを１対づつ原稿面を下向きにして原稿台６のガラ
ス面に載せる。一方、読取センサを搭載したキャリア７
が矢印Ｐ方向に移動し、シートＳの原稿面を読み取る。

第８図は第７図のイメージスキャナー５上に第６図の
搬送機構10（第６図のイメージスキャナーに読取センサ
３を除いたもの）をオプションとして装着したものであ
る。第８図において、８はシート搬送路、９はホッパ、
Ａは読取センサを搭載したキャリア７の移動範囲、Ｂは
フラットベッドタイプのイメージスキャナーとして使用
する場合の原稿読取範囲、Ｃはイメージスキャナー５上
に搬送機構10を設置して使用する場合のキャリア７の位
置、即ち固定読取位置である。この装置ではキャリア７
がＣの位置に固定されて使用される。即ち、給紙部１に
よりシートＳをホッパー９から繰り出し、送りローラ２
でシートＳを読取センサ部３へ搬送する。シートＳが搬
送路８を移動する間に、シートＳの原稿面が読取センサ
により自動的に読み取られる。読み取られたシートＳは
スタッカ４に排出される。

上記はシート送り方式の片面読取スキャナー装置の従
来例であるが、両面読取式のスキャナ装置としては、以
下のような構造のものがありそれぞれ問題があった。

第１に、読取センサを片面分のみ有し、シートの一面
を読み取った後シートを裏返して他面を読み取る。即
ち、シートは同じ読取センサを表裏２回通す。この構造
はシートを裏返しにする機構が大掛かりとなり、装置を
簡素をものにしにくい。

第２に、読取センサを両面分（即ち２個）を有し、そ
れぞれの読取位置を近接して配置し、シートは角読取セ
ンサの読取位置を一度だけ通す。この構造は、スキャナ
ー装置から送り出すデータはシートの表側が終わってか
ら裏側という順に行う必要があり、片面分のデータを蓄
えるメモリが余分に必要となり経費がかかる。

第３に、読取センサを両面分（即ち２個）有し、それ
ぞれ読取位置を、その装置で使用するシートの最大原稿
寸法以上に離して設置し、シートを表側の読取位置を通
した後、裏側の読取位置を通過させる。この構造は、読
取位置を少なくとも最大原稿分だけ離す必要があり、搬
送路が長くなり、装置が大きくなる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように従来の両面読取スキャナー装置では、装
置の機構が複雑で大掛かりである、メモリが余分に必要
である、操作方向の統一が困難である、等の問題があっ
た。

そこで、本発明は装置の機構が簡単で、余分なメモリ
を必要とせず、操作方向の統一を容易に行うことのでき
る両面読取スキャナー装置を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、第１の発明によれ
ば、シート（Ｓ）の最大原稿長さ以上の周長を有するル
ープ状に形成したシート搬送路（８、14）と、該ループ
状搬送路のそれぞれの側に互いに対向又は近接して配置
した一対の読取センサ（３、13）と、シートを該ループ
状搬送路へ供給する給紙部（１）と、該ループ状搬送路
に沿ってシート（Ｓ）を搬送する手段（２）と、シート
（Ｓ）を該ループ状搬送路から排出するべく搬送路を切
り替える手段（15）と、第１の読取センサでシートの一
面を読み取った後、該ループ状搬送路を少なくとも１回
循環したシートの他面を他方の読取センサで読み取るよ
うに前記読取センサ及び前記通路切り替え手段を制御す
る装置からなることを特徴とする両面読取スキャナー装
置が提供される。

第２の発明によれば、第４図に示すように、シートの
給紙部（１）から排出部（４）までが略Ｕ字形をなすシ
ート搬送路（31）と、該搬送路のそれぞれの側に互いに
対向又は近接して配置した一対の読取センサ（３、13）
と、該一対の読取センサの順送り方向上流の送りローラ
（2c）と更にその上流にある送りローラ（2b）との間で
シート搬送路（31）から分岐した退避通路（32）と、順
方向に送られるシートの一面を第１読取センサで読み取
った後、該シートを逆方向へ戻して前記退避通路へ退避
させ、再度順方向に送られるシートの他面を第２読取セ
ンサで読み取るように構成したことを特徴とする両面読
取スキャナー装置が提供される。

〔作用〕

本発明によれば、読取センサをシートの両面分（即ち
２個）有するので、シートを裏返しにする機構は不要で
あり、装置を簡素なものとしうる。また、シートは読取
位置を二度通しているので、データを蓄えておくメモリ
が不要となる。更にまた、２個の読取センサを近接し且
つ対向して配置したので、読取センサの設置スペースを
少なくて済み、構造を簡単なものとすることができる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。

第１図は第１実施例の原理図である。第６図の従来例
と本質的に異なる点は、表面用読取センサ３の他に裏面
用読取センサ13を設けたことと、第１搬送通路８の他に
第２搬送通路14を設けてループ状のシート搬送路を形成
し、選択弁14を設けたことである。

表面用読取センサ３と裏面用読取センサ13は搬送路８
を挟んで互いに対向して配置される。これらのセンサ
３、13の下流側には、シートＳを第２搬送路14へ、即ち
再度ループ状シート搬送路へ循環させるか、又はシート
Ｓをシート取出部であるスタッカ４側へ排出するかを選
択するべく通路を切り替える選択弁15が配置される。シ
ートＳの両面読取は次の動作ステップにより行われる。

（ａ）シートＳは給紙部１より繰り出される。

（ｂ）送りローラ２により搬送路８へ送られ表面用読取
センサ３と裏面用読取センサ13との間の読取位置へ搬送
される。

（ｃ）シートＳがこの読取位置を通過する間に表面用読
取センサ３でシートＳの表面を画像入力する。

（ｄ）表面を読み取られたシートＳは選択弁15より第２
搬送路14へ、即ちループ状シート搬送路へ再度循環され
る。

（ｅ）シートＳは第２搬送路14から再び第１搬送路８へ
送られ表面用読取センサ３と裏面用読取センサ13との間
の読取位置へ再度搬送される。

（ｆ）この読取位置を通過する間に今度は裏面用読取セ
ンサ13でシートＳの裏面を画像入力する。

（ｇ）裏面を読み取られたシートＳは選択弁15よりスタ
ッカ４へと排出される。

（ｈ）シートＳの排出が終わった時、或いは前記（ｅ）
の段階でシートＳの後端が第１搬送路８に入ったことを
センサ（図示せず）等で確認したら、給紙部１において
次のシートを繰り出し、動作ステップ（ａ）に戻り同様
の動作を繰り返す。

上記の動作を行わせるためには、第６図の従来例と比
較して、搬送路８、14の長さに制約がある。即ち、図示
のように表面用読取センサ３と裏面用読取センサ13の位
置が一致するように配置されている場合は、搬送路８、
14の合計の長さ（即ち、ロープ状シート搬送路の長さ）
が最大原稿（シート）長さより大でなければならない。
実際には、表面用読取センサ３と裏面用読取センサ13と
は通路の両側に互いに近接して配置されるものの、図示
のように両者を対向位置に配置する必要はない。設計上
互いに少し位置をずらした方が好ましい。なお、スキャ
ナーに対する読取指示が片面である場合はシートを搬送
路14側へループさせることなく、シート表面又は裏面を
読取センサ３又は13で読み取った後直ちにスタッカ４へ
排出させれば良いことは勿論である。

第２図は第１図の実施例を筐体に収納した概略図であ
り、９はホッパー、16は筐体である。

第３図は原理的には第１図及び第２図に示した構成と
同様であるが、第７図及び第８図に示したような従来の
フラットベッド式イメージスキャナーを利用している点
が異なる。即ち、第３図において、フラットベッド式イ
メージスキャナーの本体５は読取センサ３を搭載したキ
ャリア７を有する。この読取センサ３は表面用読取セン
サとして使用する。キャリア７は所定の範囲で移動可能
であるが、この場合はキャリア７を図示の所定の位置に
静止した状態で使用する。

上部の自動搬送ユニット20は第８図の従来の搬送ユニ
ット10と比較して本質的に異なる点は、読取センサ13
（裏面用読取センサ）を設けたこと、第１搬送通路８の
他に第２搬送通路14を設けてループ状のシート搬送路と
し、通路切り替え用の選択弁15を設けたことである。第
３図の実施例の動作ステップは次の通りである。

（ａ）ホッパー９に多数のシートが積載され、ポッパー
積載機構（図示せず）により給紙部１のピックローラ1a
へシートＳが１枚づつ繰り出される。ローラ1a、1b間に
シートが２枚以上繰り出されると、リバースローラ1bに
より、余分なシートがホッパー９側に戻される。リバー
スローラ1bはトルクリミッタ（図示せず）により駆動さ
れる。なお、1cはピックローラ1aを駆動するモータ、1d
はこのモータの駆動力を遮断するクラッチである。

（ｂ）シートＳが送りローラ2aに入った後、その下流に
あるシート位置検出センサ21で検出し、次のシートが連
れ込まれないように、クラッチ1dを切ることによりピッ
クローラ1aの駆動力を解除する。シートＳは送りローラ
2b、2cを通り、やがて位置検出センサ22に入る。

（ｃ）この位置検出センサ22で検出したシートＳの先端
を基準にしてイメージスキャナー本体５側にある表面用
読取センサ３でシートＳの表面を読み込む。

（ｄ）あらかじめ両面読取の指示が出ているとき、選択
弁15はシートＳを第２搬送路14へ送る（即ち、再度ルー
プを描く）方向に向いている。

（ｅ）シート先端は再度送りローラ2a、2b、2c並びに位
置検出センサ21、22を通過する。

（ｆ）今度は位置検出センサ22で検出したシートＳの先
端を基準にして自動搬送ユニット20側の裏面用読取セン
サ13でシートＳの裏面を読み込む。

（ｇ）選択弁15は、位置検出センサ22によるシートの先
端位置検出或いは位置検出センサ22によるシートの先端
位置検出からシートの先端が選択弁15に入る以前をみは
からって下側（スタッカ４側）へと切り替える。また、
位置検出センサ21によるシートの後端位置検出を基準
に、次のシートの給紙動作を始める。

（ｈ）裏面を読み取っているシートＳの後端を位置検出
センサ22で検出したらこのシートの後端が選択弁15を過
ぎる時点をみはからって、今度は次のシートの処理に備
えて、選択弁15を上向きに切り替える。

なお、スキャナーに対する読取指示が両面である場合
は以上のように行い、片面である場合はシートを搬送路
14側へループさせることなく、シート表面又は裏面を読
取センサ３又は13で読み取った後直ちにスタッカ４へ排
出する。

第４図は第２実施例の原理図である。この実施例で
は、給紙部１からスタッカ４を有するシート排出部まで
が略Ｕ字形をなしたシート搬送路31がある。これによ
り、シート搬送路31及び装置全体を簡素に構成出来、給
紙部１及びスタッカ４を共に装置の前面に配置できて作
業がし易くなる。Ｕ字形シート搬送路31の順送り方向下
流部に、下側に表面用読取センサ３を、上側に裏面用読
取センサ13を互いに対向して配置する。2a〜2dは送りロ
ーラであり、33は読取センサ３、13の近傍上流に設けた
シートの位置センサである。退避通路32は、読取センサ
３、13の順送り方向上流の送りローラ2cと更にその上流
にある送りローラ2bとの間でシート搬送路31の湾曲部分
から分岐している。この退避通路32はＵ字形通路31に対
して接線方向に接続し、シートを逆方向に送る場合にシ
ートは退避通路31に入るように形成されている。

シートの両面読取は次の動作ステップにより行われ
る。

（ａ）シートは給紙部１より繰り出される。

（ｂ）送りローラ2a〜2cによりＵ字形搬送路31に沿って
順方向に送られ表面用読取センサ３と裏面用読取センサ
13との間の読取位置へ搬送される。

（ｃ）シートがこの読取位置を順方向に通過する間に表
面用読取センサ３でシートの表面を画像入力する。

（ｄ）表面を読み取られたシートは逆方向に送られ退避
通路32へ進む。

（ｅ）シートの先端部が位置センサ33で検出された時点
でシートが停止される。この時、シートは送りローラ2c
で把持されている。シートは再度順方向に送られ表面用
読取センサ３と裏面用読取センサ13との間の読取位置へ
搬送される。

（ｆ）この読取位置を通過する間に今度は裏面用読取セ
ンサ13でシートの裏面を画像入力する。

（ｇ）裏面を読み取られたシートはスタッカ４へと排出
される。

（ｈ）シートの排出が終わった時、或いは前記（ｅ）の
段階でシートの後端がＵ字形搬送路31に入ったことを確
認したら、給紙部１において次のシートを繰り出し、動
作ステップ（ａ）に戻り同様の動作を繰り返す。

表面用読取センサ３の裏面用読取センサ13とは通路の
両側に互いに近接して配置されるものの、図示のように
両者を対向位置に配置する必要はない。スキャナーに対
する読取指示が片面である場合はシートを退避通路32に
戻すことなくシート表面又は裏面を読取センサ３又は13
で読み取った後直ちにスタッカ４へ排出させる。上記の
ように第２実施例では退避通路32を設けたので、シート
を逆方向に送る際に、シートを搬送路31に繰り出すピッ
クローラ（図示せず）に当たったり、次に来るべきシー
トを押し戻したりすることはない。

第４図に示すように、互いに近接且つ対向して配置し
た一対の読取センサと、該一対の読取センサ間の読取位
置を通過するシート搬送路と、シートを該シート搬送路
へ送給する給紙部と、シートを該シート搬送路から取り
出すシート取出部と、前記読取センサ間の読取位置に通
過した後のシートを逆方向へ戻して退避通路へ一時的に
退避させると共に、該シートを再度前記読取センサ間の
読取位置を通過せしめる手段とを含んでなるスキャナー
両面読取装置が提供される。

第５図は原理的には第４図に示した構成と同様である
が、第７図及び第８図に示したような従来のフラットベ
ッド式イメージスキャナーを利用している点が異なる。
即ち、第５図において、フラットベッド式イメージスキ
ャナーの本体５は読取センサ３を搭載したキャリア７を
有する。この読取センサ３を表面用読取センサとして使
用する。キャリア７は所定の範囲で移動可能であるが、
この場合はキャリア７を図示の所定の位置に静止した状
態で使用する。

上部の自動搬送ユニット40は第８図の従来の搬送ユニ
ット10と比較して本質的に異なる点は、読取センサ13
（裏面用読取センサ）を設けたこと、Ｕ字形搬送通路31
の他に退避通路32を設けたことである。41、42は退避通
路32を形成するためのシート案内ホルダである。符号41
のように上方に延長したホルダを形成すると、退避中の
シートが倒れるのを防止できる。符号42のようにユニッ
ト40の上部に横方向に形成すると、ユニット40の形態が
スマートになり、且つ退避通路32用の特別のローラ部品
等が不要となる。

〔発明の効果〕

以上に説明したような、本発明によれば、読取センサ
をシートの両面分（即ち２個）有するので、シートを裏
返しにする機構は不要なり、装置を簡素なものにでき、
また、シート表面の読取と裏面の読取が時間的に重複す
ることはないので、データを蓄えておくメモリが不要と
なる。更にまた、１対の読取センサを対向又は近接して
配置したので、読取センサの設置スペースが少なくて済
み、構造が簡単なものになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の原理図、第２図は同第１
実施例の概略図、第３図は同第１実施例の具体例を示す
図、第４図は本発明の第２実施例を原理図、第５図は同
第２実施例の具体例を示す図、第６図は従来の片面読取
スキャナ装置の概略図、第７図は従来のフラットベッド
式イメージスキャナの斜視図、第８図は従来のイメージ
スキャナの概略図である。１……給紙部品、２（2a〜2d）……送りローラ、３……
表面読取センサ、４……スタッカ、８……第１搬送路、
13……裏面読取センサ、14……第２搬送路、15……選択
弁、31……Ｕ字形搬送通路、32……退避通路。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭59−16461（ＪＰ，Ａ) 特開昭58−40971（ＪＰ，Ａ) 実開平２−24668（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H04N 1/00 H04N 1/12 B65H 85/00 G03G 15/00

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】シート（Ｓ）の最大原稿長さ以上の周長を
有するループ状に形成したシート搬送路（８、14）と、
該ループ状搬送路のそれぞれの側に互いに対向又は近接
して配置した一対の読取センサ（３、13）と、シートを
該ループ状搬送路へ供給する給紙部（１）と、該ループ
状搬送路に沿ってシート（Ｓ）を搬送する手段（２）
と、シート（Ｓ）を該ループ状搬送路から排出するべく
搬送路を切り替える手段（15）と、第１の読取センサで
シートの一面を読み取った後、該ループ状搬送路を少な
くとも１回循環したシートの他面を他方の読取センサで
読み取るように前記読取センサ及び前記通路切り替え手
段を制御する装置からなることを特徴とする両面読取ス
キャナー装置。
【請求項２】シートの給紙部（１）から排出部（４）ま
でが略Ｕ字形をなすシート搬送路（31）と、該搬送路の
それぞれの側に互いに対向又は近接して配置した一対の
読取センサ（３、13）と、該一対の読取センサの順送り
方向上流の送りローラ（2c）と更にその上流にある送り
ローラ（2b）との間でシート搬送路（31）から分岐した
退避通路（32）と、順方向に送られるシートの一面を第
１読取センサで読み取った後、該シートを逆方向へ戻し
て前記退避通路へ退避させ、再度順方向に送られるシー
トの他面を第２読取センサで読み取るように構成したこ
とを特徴とする両面読取スキャナー。