JP2850783B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JP2850783B2
JP2850783B2 JP4178495A JP4178495A JP2850783B2 JP 2850783 B2 JP2850783 B2 JP 2850783B2 JP 4178495 A JP4178495 A JP 4178495A JP 4178495 A JP4178495 A JP 4178495A JP 2850783 B2 JP2850783 B2 JP 2850783B2
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washbasin
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敏子 森田
幸正 池田
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Inax Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面器の前縁をキャビ
ネットの前側に突き出した洗面化粧台に係り、特にこの
洗面器の前面をカバーで覆った洗面化粧台に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の洗面化粧台の従来例について第
3〜6図を参照して説明する。
【0003】キャビネット1の上面にカウンター2が設
置され、このカウンター2の洗面器設置口3の下側にア
ンダーカウンター型の洗面器4が取り付けられている。
【0004】キャビネット1の幕板5には、第4図の如
く円弧状の切欠部6が設けられ、洗面器4の前縁部がこ
の切欠部6内に入り込み、キャビネット1の前方に突出
している。この洗面器4の前面部がカバー7で覆われて
いる。
【0005】この従来例では、カバー7の両側端にフラ
ップ7aが張設され、幕板5の上部の裏面に掛止されて
いる。また、カバー7の中央下端部には、クランク状に
折曲した形状の取付片7bが一体に裏方向に延出され、
この取付片7bがビス8によって桟木9に固定されてい
る。
【0006】カバー7の上縁部にあっては、第5図の如
くカウンター2の前縁の前垂部12の底面に対峙する水
平片10がカバー裏方向に延出されると共に、この水平
片10の後縁から上方に起立片11が立設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カバー7あるいはカウ
ンター2の製造時の寸法公差により、水平片10とカウ
ンター2の前垂部12下面との間に第5図の如く間隙t
があくことがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の洗面化粧台
は、キャビネットの上面にカウンターが設置され、該カ
ウンターに洗面器が設けられた洗面化粧台であって、洗
面器の前縁がキャビネットから前方に突出し、この洗面
器の前面がカバーで覆われており、該カバーの上縁部に
は、カバーの後方へ張り出す水平片と、該水平片の後縁
から起立する起立片とが設けられ、前記カウンター前縁
から垂設された前垂部と前記洗面器の上部前面との間に
該起立片が配置されている洗面化粧台において、該起立
片の前面にスペーサを設け、該スペーサを前記前垂部の
裏面に押し付けると共に、該起立片の裏面を該洗面器の
上部前面に押し付けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の洗面化粧台は、請求項1におい
て、前記スペーサは前記起立片と一体に形成された突起
よりなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】かかる本発明の洗面化粧台にあっては、起立片
が、スペーサを介してカウンターの前垂部によって後方
に押され、洗面器の上部前面に押し付けられる。これに
よってカバーの垂れ下がりを防ぎ、水平片をカウンター
の前垂部底面に密着ないし著しく近接させることができ
る。
【0011】請求項2では、このスペーサとしての突起
が起立片と一体に設けられているため、カバーの取付作
業を容易に行なえる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図(a)は本発明の実施例に係る洗面化粧台に
用いられるカバーの斜視図であり、第1図(b)は第1
図(a)のB部分の拡大図である。第2図はこのカバー
を用いた洗面化粧台の洗面器前縁部分の縦断面図であ
り、従来の第6図と同様の部分の断面を示している。
【0013】この実施例に係るカバー14も、その上縁
部分にカバー裏方向に延在する水平片15と、該水平片
15の後縁から上方に立設された起立片16とを備えて
いる。このカバー14の左右方向の中央の上部には、水
平片15と起立片16との交叉隅部に突起17が設けら
れている。本実施例では、この突起17は平板形状であ
り、その上面は前方に向かって下り勾配となる斜面とな
っており、この突起17を洗面器4とカウンター2の前
垂部12との間に差し込み易くしている。
【0014】なお、このカバー14においても、左右の
両側端には側方に張り出すフラップ18が設けられ、ま
たカバー14の中央の下端部分には、後方に張り出すよ
うに取付片19が設けられている。フラップ18を幕板
5(第1,2図では図示略)の切欠部の裏面に掛止し、
取付片19を桟木9にねじ留めする。
【0015】この洗面化粧台にあっては、第2図に示さ
れる通り、洗面器4の上部前面とカウンター2の前垂部
12の裏面との間に突起17が介在し、起立片16が洗
面器4の上部前面に押し付けられる。これにより、カバ
ー14を上に持ち上げ、水平片15が前垂部12の底面
に密着ないし著しく近接配置されたままカバー14が固
定されるようになり、前垂部12の底面と水平片15と
の間に隙間が発生することが確実に防止される。
【0016】なお、上記カバー14は合成樹脂の成形品
であり、突起17はカバー14の成形時に併せて一体に
成形される。
【0017】上記実施例では、スペーサとしての突起1
7がカバー14と一体に設けられているが、本発明では
第6図の如くカバー7と前垂部12との間にゴムパッキ
ン13等の別体のスペーサを介在させても良い。
【0018】上記実施例では、突起17又はゴムパッキ
ン13が1個だけ設けられているが、2個以上設けられ
ても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明の洗面化粧台にあっ
ては、カバー上縁の水平片とカウンター前縁の前垂部底
面との間に隙間が発生せず、きわめて見栄えが良い。ま
た、この前垂部と水平片との間に隙間を発生させないよ
うにする組立作業は、すべて製作ライン上で行なうこと
ができ、洗面化粧台の製造効率がきわめて高いものとな
る。
【0020】請求項2の洗面化粧台においては、この組
立作業がきわめて容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る洗面化粧台に用いられるカバーの
斜視図である。
【図2】実施例に係る洗面化粧台の要部縦断面図であ
る。
【図3】洗面化粧台の斜視図である。
【図4】従来のカバーと幕板との係合関係を示す分解斜
視図である。
【図5】従来の洗面化粧台の上部の縦断面図である。
【図6】別の実施例に係る洗面化粧台の要部縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 カウンター 4 洗面器 5 幕板 6 切欠部 7,14 カバー 10,15 水平片 11,16 起立片 12 前垂部 13 ゴムパッキン 17 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 1/00 - 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの上面にカウンターが設置
    され、該カウンターに洗面器が設けられた洗面化粧台で
    あって、 洗面器の前縁がキャビネットから前方に突出し、この洗
    面器の前面がカバーで覆われており、 該カバーの上縁部には、カバーの後方へ張り出す水平片
    と、該水平片の後縁から起立する起立片とが設けられ、 前記カウンター前縁から垂設された前垂部と前記洗面器
    の上部前面との間に該起立片が配置されている洗面化粧
    台において、 該起立片の前面にスペーサを設け、該スペーサを前記前
    垂部の裏面に押し付けると共に、該起立片の裏面を該洗
    面器の上部前面に押し付けたことを特徴とする洗面化粧
    台。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スペーサは前記
    起立片と一体に形成された突起よりなることを特徴とす
    る洗面化粧台。
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