JP2847902B2 - 可変抵抗器 - Google Patents
可変抵抗器Info
- Publication number
- JP2847902B2 JP2847902B2 JP13342490A JP13342490A JP2847902B2 JP 2847902 B2 JP2847902 B2 JP 2847902B2 JP 13342490 A JP13342490 A JP 13342490A JP 13342490 A JP13342490 A JP 13342490A JP 2847902 B2 JP2847902 B2 JP 2847902B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance
- external connection
- terminals
- substrate
- variable resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車載用音響機器等（カーステレオ）に使用
されるバランス調整用の可変抵抗器で、一般にフェダー
コントロールと呼ばれる可変抵抗器に関するものであ
る。
されるバランス調整用の可変抵抗器で、一般にフェダー
コントロールと呼ばれる可変抵抗器に関するものであ
る。
従来の技術 従来、カーステレオに用いられているこの種の可変抵
抗器は、第６図および第７図に示すような構造が一般的
であり、その出力バランス調整回路を第８図に示す。同
図において、点線で囲んだ部分が調整用の可変抵抗器で
ある。第６図，第７図に示すように抵抗基板１上に印刷
等により形成された帯状の抵抗素子２の両端は銀ペイン
ト等の低抵抗導電帯3a,3bを介してそれぞれ外部接続用
端子T1,T3に接続され、また抵抗素子２と平行して同じ
く前記抵抗基板１上に印刷された銀ペイント等の低抵抗
導電帯４の一端にも外部接続用端子T2が接続されてお
り、導電性金属板等からなる導電部６の両端に設けられ
た同じく導電性を有する摺動子5a,5bが前記抵抗素子２
と低抵抗導電帯４の表面を摺動して電気的に接続するこ
とにより、端子T1,T2間および端子T2,T3間のそれぞれ抵
抗値が変化する構成となっている。
抗器は、第６図および第７図に示すような構造が一般的
であり、その出力バランス調整回路を第８図に示す。同
図において、点線で囲んだ部分が調整用の可変抵抗器で
ある。第６図，第７図に示すように抵抗基板１上に印刷
等により形成された帯状の抵抗素子２の両端は銀ペイン
ト等の低抵抗導電帯3a,3bを介してそれぞれ外部接続用
端子T1,T3に接続され、また抵抗素子２と平行して同じ
く前記抵抗基板１上に印刷された銀ペイント等の低抵抗
導電帯４の一端にも外部接続用端子T2が接続されてお
り、導電性金属板等からなる導電部６の両端に設けられ
た同じく導電性を有する摺動子5a,5bが前記抵抗素子２
と低抵抗導電帯４の表面を摺動して電気的に接続するこ
とにより、端子T1,T2間および端子T2,T3間のそれぞれ抵
抗値が変化する構成となっている。
このような構成において、摺動子5a,5bを端子T1側か
らT3側へ摺動させる時の端子T1,T2間および端子T2,T3間
の抵抗値の変化を第９図に示す。摺動子5a,5bがもっと
も端子T1側に近づいた時の端子T1,T2間の抵抗値R12の関
係はR23＝R12となる。
らT3側へ摺動させる時の端子T1,T2間および端子T2,T3間
の抵抗値の変化を第９図に示す。摺動子5a,5bがもっと
も端子T1側に近づいた時の端子T1,T2間の抵抗値R12の関
係はR23＝R12となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、R23≠R12につい
ては抵抗値の異なる別々の抵抗素子が必要であった。
ては抵抗値の異なる別々の抵抗素子が必要であった。
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、カ
ーステレオセットにおいて使用される２個のスピーカー
の出力バランスを任意に調整できる可変抵抗器を提供す
るものである。
ーステレオセットにおいて使用される２個のスピーカー
の出力バランスを任意に調整できる可変抵抗器を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決しようとするために本発明の可変抵抗
器は、抵抗基板と、その抵抗基板上に帯状に形成された
一端に外部接続用端子T1を有する第１の抵抗素子と、そ
の第１の抵抗素子とほぼ平行に前記抵抗基板上に配され
た一端に前記第１の抵抗素子と共用する前記外部接続用
端子T1を有し他端に外部接続用端子T3を有する第２の抵
抗素子と、その第２の抵抗素子とほぼ平行に前記抵抗基
板上に配された一端に外部接続用端子T2を有する低抵抗
導電帯と、前記第１と第２の抵抗素子上と前記低抵抗導
電帯上を摺動する摺動子とからなる構成を備えたもので
ある。
器は、抵抗基板と、その抵抗基板上に帯状に形成された
一端に外部接続用端子T1を有する第１の抵抗素子と、そ
の第１の抵抗素子とほぼ平行に前記抵抗基板上に配され
た一端に前記第１の抵抗素子と共用する前記外部接続用
端子T1を有し他端に外部接続用端子T3を有する第２の抵
抗素子と、その第２の抵抗素子とほぼ平行に前記抵抗基
板上に配された一端に外部接続用端子T2を有する低抵抗
導電帯と、前記第１と第２の抵抗素子上と前記低抵抗導
電帯上を摺動する摺動子とからなる構成を備えたもので
ある。
作用 本発明は上記の構成によって外部接続用端子T3と外部
接続用端子T1は第１の抵抗素子で、外部接続用端子T3と
外部接続用端子T2は第１の抵抗素子と第２の抵抗素子を
並列に使用することにより各々異なった抵抗値を有する
ことが可能となる。
接続用端子T1は第１の抵抗素子で、外部接続用端子T3と
外部接続用端子T2は第１の抵抗素子と第２の抵抗素子を
並列に使用することにより各々異なった抵抗値を有する
ことが可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例の可変抵抗器について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
第１図は本発明の実施例のカーステレオにおける出力
バランス調整回路を示す回路図であり、図中の点線で囲
んだ部分が本発明に関する調整用の可変抵抗器の回路を
示すものである。その構造を第２図および第３図に示
す。図において、抵抗基板１の上面に印刷等により形成
され、その両端に銀ペイント等の低抵抗導電帯3a1,3bを
介してそれぞれ外部接続用端子T1,T3に接続された帯状
の抵抗素子2aと、上記抵抗素子2aに平行で、その一端に
銀ペイント等の低抵抗導電帯3a2を介して上記外部接続
用端子T1に接続された帯状の抵抗素子2bと、抵抗素子2
a,2bと平行して印刷され、その一端に外部接続用端子T2
が接続された銀ペイント等による低抵抗導電帯４とによ
って構成され、導電性金属板等により形成された導電部
６の両端に設けられた導電性を有する摺動子5a,5bが抵
抗素子2a,2bと低抵抗導電帯４の表面を摺動することに
より端子T1,T2間および端子T2,T3間の抵抗値を変化させ
るように構成している。
バランス調整回路を示す回路図であり、図中の点線で囲
んだ部分が本発明に関する調整用の可変抵抗器の回路を
示すものである。その構造を第２図および第３図に示
す。図において、抵抗基板１の上面に印刷等により形成
され、その両端に銀ペイント等の低抵抗導電帯3a1,3bを
介してそれぞれ外部接続用端子T1,T3に接続された帯状
の抵抗素子2aと、上記抵抗素子2aに平行で、その一端に
銀ペイント等の低抵抗導電帯3a2を介して上記外部接続
用端子T1に接続された帯状の抵抗素子2bと、抵抗素子2
a,2bと平行して印刷され、その一端に外部接続用端子T2
が接続された銀ペイント等による低抵抗導電帯４とによ
って構成され、導電性金属板等により形成された導電部
６の両端に設けられた導電性を有する摺動子5a,5bが抵
抗素子2a,2bと低抵抗導電帯４の表面を摺動することに
より端子T1,T2間および端子T2,T3間の抵抗値を変化させ
るように構成している。
以上のように構成された可変抵抗器について以下第４
図，第５図にその作用を説明する。第４図は摺動子5a,5
bを外部接続用端子T1側から外部接続用端子T3側へ摺動
させたときの状態を示した回路図であり、摺動子5a,5b
がもっとも端子T1に近づいたときを5a′,5b′、そのと
きの外部接続用端子T2をT2′、同様にもっとも外部接続
用端子T3に近づいたときの摺動子5a,5bを5a″,5b″、そ
のときの外部接続用端子T2をT2″とする。第５図は摺動
子がT1側からT3側へ摺動するときの端子T1,T2間および
端子T2,T3間の抵抗値の変化を示し、第４図の端子T2′
とT3の抵抗値をR23、端子T2″とT1の抵抗値をR12とす
る。この時、抵抗素子2a,2bの抵抗値をR2a,R2bとする
と、R12＝R2a・R2b/（R2a＋R2b）、R23＝R2aとなり、R
12≠R23とすることが可能となる。
図，第５図にその作用を説明する。第４図は摺動子5a,5
bを外部接続用端子T1側から外部接続用端子T3側へ摺動
させたときの状態を示した回路図であり、摺動子5a,5b
がもっとも端子T1に近づいたときを5a′,5b′、そのと
きの外部接続用端子T2をT2′、同様にもっとも外部接続
用端子T3に近づいたときの摺動子5a,5bを5a″,5b″、そ
のときの外部接続用端子T2をT2″とする。第５図は摺動
子がT1側からT3側へ摺動するときの端子T1,T2間および
端子T2,T3間の抵抗値の変化を示し、第４図の端子T2′
とT3の抵抗値をR23、端子T2″とT1の抵抗値をR12とす
る。この時、抵抗素子2a,2bの抵抗値をR2a,R2bとする
と、R12＝R2a・R2b/（R2a＋R2b）、R23＝R2aとなり、R
12≠R23とすることが可能となる。
以上のように本実施例によれば、端子T1,T2間では抵
抗素子2a,2bを並列に使用し、端子T2,T3間では抵抗素子
2bだけを使用することによりそれぞれの端子間の抵抗値
を異なったものにすることができる。
抗素子2a,2bを並列に使用し、端子T2,T3間では抵抗素子
2bだけを使用することによりそれぞれの端子間の抵抗値
を異なったものにすることができる。
なお、本発明の実施例にて低抵抗導電帯3a2は低抵抗
導電帯3a1と共通としてもよい。また本実施例におい
て、帯状の抵抗素子は直線形の場合について説明してい
るが、円形等、他の形状とすることもできる。
導電帯3a1と共通としてもよい。また本実施例におい
て、帯状の抵抗素子は直線形の場合について説明してい
るが、円形等、他の形状とすることもできる。
発明の効果 以上のように本発明は、帯状の抵抗素子２個のうち一
方の端子は前記２個の抵抗素子を並列に使用し、他方の
端子は１個の抵抗素子だけを使用することにより、２個
の出力用スピーカーが並列に接続されるパラレル方式に
おいて、その出力バランスを任意に設定できる効果を有
する。
方の端子は前記２個の抵抗素子を並列に使用し、他方の
端子は１個の抵抗素子だけを使用することにより、２個
の出力用スピーカーが並列に接続されるパラレル方式に
おいて、その出力バランスを任意に設定できる効果を有
する。
第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は同実施例
の内部構造を示す斜視図、第３図は同実施例の内部構造
を示す部分断面図、第４図は同実施例において摺動子が
移動したときの抵抗素子との関係を示す回路図、第５図
は同実施例の抵抗変化を示す特性図、第６図は従来例の
内部構造を示す斜視図、第７図は同部分断面図、第８図
は同回路図、第９図は同従来例の抵抗変化を示す特性図
である。 １……抵抗基板、2a,2b……抵抗素子、４……低抵抗導
電帯、5a,5b……摺動子、T1,T2,T3……外部接続用端
子。
の内部構造を示す斜視図、第３図は同実施例の内部構造
を示す部分断面図、第４図は同実施例において摺動子が
移動したときの抵抗素子との関係を示す回路図、第５図
は同実施例の抵抗変化を示す特性図、第６図は従来例の
内部構造を示す斜視図、第７図は同部分断面図、第８図
は同回路図、第９図は同従来例の抵抗変化を示す特性図
である。 １……抵抗基板、2a,2b……抵抗素子、４……低抵抗導
電帯、5a,5b……摺動子、T1,T2,T3……外部接続用端
子。
Claims (1)
- 【請求項１】抵抗基板と、その抵抗基板上に帯状に形成
された一端に外部接続用端子T1を有する第１の抵抗素子
と、その第１の抵抗素子とほぼ平行に前記抵抗基板上に
配された一端に前記第１の抵抗素子と共用する前記外部
接続用端子T1を有し他端に外部接続用端子T3を有する第
２の抵抗素子と、その第２の抵抗素子とほぼ平行に前記
抵抗基板上に配された一端に外部接続用端子T2を有する
低抵抗導電帯と、前記第１と第２の抵抗素子上と前記低
抵抗導電帯上を摺動する摺動子とからなる可変抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13342490A JP2847902B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13342490A JP2847902B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 可変抵抗器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0428204A JPH0428204A (ja) | 1992-01-30 |
| JP2847902B2 true JP2847902B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=15104452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13342490A Expired - Fee Related JP2847902B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2847902B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13342490A patent/JP2847902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0428204A (ja) | 1992-01-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |