JP2847337B2 - 地盤注入液 - Google Patents

地盤注入液

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JP2847337B2 JP10320294A JP10320294A JP2847337B2 JP 2847337 B2 JP2847337 B2 JP 2847337B2 JP 10320294 A JP10320294 A JP 10320294A JP 10320294 A JP10320294 A JP 10320294A JP 2847337 B2 JP2847337 B2 JP 2847337B2
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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度の固結体を得ると
ともに、広範囲にわたるゲル化時間、特に比較的長時間
のゲル化時間の調整が容易であり、しかも懸濁型グラウ
トとしては浸透性に優れ、このため、特に砂質土等の透
水地盤への注入に適した地盤注入液に関する。
【0002】
【従来の技術】無機系の地盤注入液として、従来、消石
灰および水砕スラグを含む懸濁型グラウトが古くから知
られている。この種の無機系地盤注入液では、砂質土等
への浸透をはかるために低粘性を保ち、しかも長いゲル
化時間を有するように調整することは非常に困難であ
る。しかし、この調整は厳密な管理のもとでは可能では
あるが、固結強度の劣化はまぬがれない。すなわち、無
機系の地盤注入液では、浸透性と強度の両面の向上を期
待することは殆ど不可能に近い。
【0003】これに対して、有機系の注入用薬液は、浸
透性と強度の両面の向上を期待できるが、一般に、これ
は非常に高価であるのみならず、施工管理の際にCOD
の検査が義務付けられている等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上述公知技
術の代わりに通常のセメントを使用し、この配合条件、
配合比率等を検討することにより懸濁型グラウトとして
は比較的粘性の上昇が緩慢で長い時間をかけて浸透し、
強固に固結するスラグ−セメント系懸濁型グラウトを見
出し、このグラウトをベースとしてこれに水ガラスを混
合することにより本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、このスラグ−セメント系懸濁型
グラウトをベースとし、これに水ガラスを混合すること
により、上記のスラグ−セメント系より低濃度の懸濁型
で低粘性を維持しながら高強度の固結体が得られること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】なお、この系にアルカリ材を添加して、主
として注入に適したゲル化時間の調整をより容易にし得
【0007】そこで、本発明の目的は無機系の注入液で
あるにもかかわらず、広範囲にわたるゲル化時間、特に
長いゲル化時間を有し、しかも、懸濁型グラウトとして
は浸透性に優れ、かつ固結強度も向上され、上述の公知
技術に存する欠点を改良した地盤注入液を提供すること
にある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】前述の目的を達成する
ため、本発明によれば、微粒子スラグ、微粒子セメント
および水ガラスを含む懸濁型グラウトからなり、前記
ラグおよびセメントの平均粒径がそれぞれ10μm以
下、比表面積がそれぞれ5000cm/g以上であ
り、前記セメントの混合比率が前記微粒子スラグおよび
微粒子セメントの合計量の50%〜1%であり、前記水
ガラスのモル比が2.8以下であることを特徴とする。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明を具体的に詳述す
る。
【0010】本発明に用いるスラグおよびセメントはと
もに微粒子状のものであって、平均粒子径がそれぞれ、
10μm以下、比表面積が5000cm2/g以上であり、この範
囲で得られる注入液が良好な粘性、浸透性、さらには固
結強度を発現する。
【0011】さらに本発明では、上述スラグとセメント
の混合比率が重要である。すなわち、本発明では上述混
合物中のセメントの混合比率が50%〜1%好ましくは
30%〜1%である。これが50%以上では粘性の上昇
が著しく、50%〜1%の範囲内で低粘性を維持して高
い固結強度を確実に発現する。
【0012】本発明では、上述のスラグおよびセメント
の混合はこれらをそれぞれ、平均粒径10μm以下、比表
面積5000cm2/gの条件下に調整した後に行ってもよく、
また、粗粒状のスラグとセメントを所定比率で混合の
後、微粉砕して上述条件に調整してもよい。
【0013】以上のとおり、本発明地盤注入液は上述条
件の微粒子スラグおよび微粒子セメント混合物を含む懸
濁型グラウトをベースとし、さらに上述懸濁型グラウト
に水ガラスを添加混合してなるものである。これによ
り、本発明注入液はスラグ−セメント混合物の配合量を
少なくして粘性を比較的低く維持し、かつゲル化時間を
速めて高強度の固結体を得るものである。
【0014】特に、上述の水ガラスはモル比が2.8モ
ル以下、好ましくは、2.8〜1.5程度の範囲のもの
である。このような水ガラスでは、チキソトロピックな
現象をほとんど起こすことなく、好ましい結果が得られ
る。
【0015】さらにまた、本発明では、上述スラグ−セ
メント−水ガラス系懸濁型グラウトにアルカリ材を添加
混合してもよい。この場合もまた、得られる注入液の粘
性、強度に影響を与えずにスラグ−セメント−水ガラス
系グラウトのゲル化時間を短縮でき、上述と同様、ゲル
化時間の調整に役立つ。
【0016】本発明に用いられるスラグとしては、水砕
スラグ、高炉スラグ等、各種のスラグが挙げられ、ま
た、セメントとしては、ポルトランドセメント、アルミ
ナセメント、高炉セメント等、各種のセメントが挙げら
れる。
【0017】さらに、本発明に用いられる水ガラスとし
ては広範囲のモル比のものが使用可能であるが、特に既
述のとおり、モル比2.8以下、好ましくは1.5〜2.8の
ものが挙げられる。
【0018】また、アルカリ材としては、重炭酸塩、炭
酸塩、縮合リン酸系を含む、リン酸塩、アルミン酸塩、
苛性アルカリ等、広範囲のアルカリ性を呈する薬材が挙
げられる。
【0019】さらに、本発明では、ゲル化時間を調整す
るための各種反応剤、例えばエステル類、アルデヒド
類、アミド類、アルコール類、酸類、その他の無機、有
機系反応剤、ゲル化促進剤、例えば酸性珪酸水溶液等を
併用することもでき、さらに、フライアッシュ、珪華、
珪藻土、白土類等のポゾラン類を併用してこれらの特性
を生かした配合とすることもでき、さらにまた、少量の
分散剤を併用することもできる。
【0020】上述のようにして構成される本発明注入液
は地盤への注入にあたって、ゲル化時間の調整が容易な
こと利用して一液式で注入してもよく、また、あらか
じめゲル化時間の短い注入材を地盤中に注入しておいて
から、その後、本発明にかかる緩結性薬液を注入して複
合注入することもでき、その他種々の注入に適用され
る。
【0021】
【作用】一般に、スラグに消石灰を混合する従来の系で
は、スラグ本来の潜在水硬性を発揮することが知られて
いる。これは消石灰アルカリによる刺激作用で硬化する
ものである。
【0022】これに対して、スラグとセメントの混合系
では、セメントが50%以上と多量の場合には、セメント
自体の自硬性によってもちろん硬化するが、セメント量
が50%以下、特に30%以下と少量の場合には、スラグの
量が多くなってセメントのアルカリ分が少なくなり、ス
ラグ自体が硬化しにくくなる。そこで、スラグおよびセ
メントを共に微粒子化して本発明のようにそれぞれ平均
粒系10μm以下、比表面積500cm2/gとすると、これらの
反応接触面が大きくなり、これにより、両粒子間での硬
化作用が進行するものと思われる。
【0023】さらに、本発明のスラグ−セメント系に水
ガラスを添加すると、水ガラスのアルカリ分がスラグの
潜在水硬性を刺激してスラグからカルシウムイオンの遊
離を促し、このカルシウムイオンが水ガラスのSiO2
とも反応するとともに、セメント自体の自硬性と相俟っ
て固結強度の大きな固結体を形成する。
【0024】この水ガラスとしては、いかなるモル比の
ものも使用可能であるが、アルカリ分の量的関係から、
モル比が2.8以下、好ましくは2.8〜1.5ぐらいのもの
がセメントとスラグ間の親和性を高めて上記反応を誘起
せしめるのにより適しているものと考えられる。
【0025】
【発明の実施例】以下本発明実施例によって具体的に
説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。
【0026】1.使用材料 (1)スラグ SiO2 :33.0 2%、CaO:41.9 4%、Al2
3 :12.8 3%、MgO:8.6 1%、Fe2 3 :0.3
7%の成分組成からなる水砕スラグを粉砕し、表1に示
す比表面積および平均粒子径を異にした4種類の水砕ス
ラグを使用した。
【0027】
【表1】
【0028】(2)セメント SiO2 :22.2%、CaO:64.6%、Al2 3
5.4%、Fe2 3 :3.1%の成分組成からなるポルト
ランドセメントを粉砕し、表2に示す比表面積および平
均粒子径を異にした3種類のポルトランドセメントを使
用した。
【0029】
【表2】
【0030】(3)水ガラス 表3に示すモル比を異にした5種類の水ガラスを使用し
た。
【0031】
【表3】
【0032】(4)アルカリ材 汎用的な工業用の炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を
使用した。
【0033】2.一軸圧縮強度 一軸圧縮強度はモールド中に標準砂と配合液を混合しな
がら填充して得たサンドゲルの供試体の結果を示し、7
日強度はモールド中に7日間養生したもの、49日強度は
モールド中に7日間養生した後42日間水中に養生したも
のの強度を示す。
【0034】3.スラグ−セメント系 表1のスラグと表2のセメントからなる系について、そ
の配合とゲル化時間、粘性、一軸圧縮強度を表4に示
す。
【0035】
【表4】
【0036】表4において実施NO.1〜3はスラグ、セメ
ントの双方または片方が本発明範囲外の粗い粒子で、強
度が他の系に比べて一段と見劣りがする。実施NO.7〜11
はスラグ、セメント共に本発明の範囲内にある微粒子状
のものを使用してスラグとセメントの混合比を種々変化
させた場合である。セメント量の比率が多くなるほど粘
性、強度共に増加の傾向にあるが、セメント量の比率が
非常に少ない実施NO.7(セメント量0.7%)では粘性は
低いが強度も可なり弱い。セメント量が50%近辺から粘
性の上昇が著しく実施NO.10(セメント量50%)ではやや
粘性の上昇が大きい。実施NO.11(セメント量50%)では
急激に粘性が上昇している。
【0037】以上の結果からスラグ、セメントの平均粒
子系、比表面積、およびセメントの混入率がすべて本発
明の範囲内のものが好ましいことがわかる。
【0038】4.スラグ−セメント−水ガラス系 スラグ、セメントの粒度および混入比率の好ましい範囲
が上記のようにわかったので、その範囲内において、さ
らにモル比を異にした水ガラスを混合せしめた系につい
て、その配合とゲル化時間、粘性、一軸圧縮強度を表5
に示す。
【0039】
【表5】
【0040】表5における水ガラス量はすべてSiO2
換算で8%となるように添加した。何れも表4のスラグ
−セメント系に比べてゲル化時間は非常に短縮され、低
粘性で高強度を示している。そのうちモル比が2.8以上
の実施NO.12 では若干チキソトロピックな現象を呈し、
比較的高粘性でありながらゲル化時間はそのわりに長く
強度は他のものに比べて弱体化していた。モル比が2.8
以下の実施NO.13 〜16では適当なゲル化時間を示し、粘
性も低く、強度も強化されている。これらのうちモル比
が1.5以下の実施NO.16 ではゲル化時間は比較的長いに
も拘ず他の系に比べて高粘性でその割に強度は強化され
ていない。すなわち、本発明の範囲内の粒度と混合比率
をもったスラグとセメントの混合で水ガラスとしてモル
比が2.8以下好ましくは約1.5〜2.8の水ガラスを混入
すれば(実施NO.13 〜15)比較的低粘性を維持して適当
にゲル化時間を早め強度増強に効果がみられる。
【0041】5.アルカリ材を添加した系 上記のスラグ−セメント系、スラグ−セメント−水ガラ
ス系にさらに炭酸水素ナトリウムを添加した場合の配合
とゲル化時間、粘性、一軸圧縮強度を表6に示す。
【0042】
【表6】
【0043】表6において実施NO.17 、18は表4の実施
NO.5のスラグ−セメント系に炭酸水素ナトリウムを添加
した系であり、実施NO.5の粘性を若干低下せしめ、極め
て長いゲル化時間を短縮している。実施NO.19 、20は表
5の実施NO.14 のスラグ−セメント−水ガラス系に炭酸
水素ナトリウムを添加した系で実施NO.14 と比べて粘
性、強度はほとんど変化はみられないがゲル化時間を遅
延せしめ注入に適したゲル化時間に調整できる効果があ
る。
【0044】6.浸透試験 図1の注入装置を用いて本発明にかかる注入液の浸透試
験を行った。図1において、1はコンプレッサー、2、
3は圧力計である。コンプレッサー1に連結された攪拌
器4を備えた水槽5の中に本発明にかかる注入液6を充
填する。
【0045】7はアクリルモードであって、この中に砂
8が充填される。水槽5中に充填された注入液6はコン
プレッサー1の作動によってアクリルモード7中に砂8
に導入される。ここで、注入液6は砂8に浸透され、や
がて透過された注入液6はメスシリンダー11に採取さ
れ、浸透状況が測定される。9、10は金網である。アク
リルモード7に充填される砂8を表7に示し、かつ浸透
試験の測定結果を表8に示す。
【0046】
【表7】
【0047】
【表8】
【0048】〇:モールドから排出してきた注入液は正
常にゲル化し内部の固結状況は均一に固結した。 △:モールドから排出してきた注入液は正常にゲル化し
たが、内部の固結は上部において不均一な箇所がみら
れ、全般に下部は固いが上部の固結は弱い。 ×:モールドからの注入液の排出は目ずまりを起こして
不規則かつ不充分で内部の固結は不均一で弱い。
【0049】表8において実験NO.1〜8はスラグ−セメ
ントの濃厚な懸濁液で一般に浸透性は良好とはいえない
が、そのうちでも本発明の範囲内にある微粒子状のスラ
グ、セメント(実験NO.5〜8)では本発明の範囲外の粒
子状のスラグ、セメント(実験NO.1〜4)に比べて明ら
かに浸透性の改良がみられる。実験NO.9〜16はスラグ−
セメント−水ガラスの系で水ガラスのモル比が2.8以上
の実験NO.9〜12よりモル比が2.01 の本発明の範囲内に
ある水ガラスを使用している実験NO.13 〜16の方が明ら
かに浸透性に改良がみられる。
【0050】
【発明の効果】1.スラグとセメントと水ガラスとから
なる地盤注入液において、スラグおよびセメントをそれ
ぞれ、平均粒子系10μm以下比表面積5000cm
/g以上の微粒子状とし、セメントの混入比率を前記
微粒子スラグおよび微粒子セメントの合計量の50%
1%、好ましくは30%〜1%とすることにより濃厚な
懸濁液でも粘性は低下傾向を示し、長時間のゲル化時間
と相俟って浸透性の向上をはかることができ、また確実
に固結して長期にわたって高強度の固結体が得られる。
【0051】2.さらに、本発明の系では、水ガラスを
混合することにより比較的低粘性を維持してゲル化時間
を早め強度増強することができる。特にモル比が
2.8以下、さらに好ましくは1.5〜2.8の水ガラ
スがより効果的である。
【0052】3.上記の系にアルカリ材を添加すること
により注入に適したゲル化時間の調整に役立つ。
【図面の簡単な説明】
図1は注入液を砂中へ注入する装置の説明図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサー 4 攪拌器 5 水槽 6 注入液 7 アクリルモールド 8 砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C04B 28/26 7:19) 111:70 C09K 103:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 17/02 C04B 28/26 C09K 17/10 C09K 17/12 E02D 3/12 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子スラグ、微粒子セメントおよび水
    ガラスを含む懸濁型グラウトからなり、前記スラグおよ
    びセメントの平均粒径がそれぞれ10μm以下、比表面
    積がそれぞれ5000cm/g以上であり、前記セメ
    ントの混合比率が前記微粒子スラグおよび微粒子セメン
    トの合計量の50%〜1%であり、前記水ガラスのモル
    比が2.8以下であることを特徴とする地盤注入液。
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