JP2847233B2 - 犬猫の糞尿処理材およびその製造方法 - Google Patents
犬猫の糞尿処理材およびその製造方法Info
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- JP2847233B2 JP2847233B2 JP19120295A JP19120295A JP2847233B2 JP 2847233 B2 JP2847233 B2 JP 2847233B2 JP 19120295 A JP19120295 A JP 19120295A JP 19120295 A JP19120295 A JP 19120295A JP 2847233 B2 JP2847233 B2 JP 2847233B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は犬猫動物の糞尿を処理す
るための粒状材の製造方法とその製造方法によって得た
粒状材に関する。
るための粒状材の製造方法とその製造方法によって得た
粒状材に関する。
【0002】
【従来の技術】ペット***物処理材としては、ベントナ
イト・ゼオライト等無機質鉱物など多数出回っている
が、それら全般に共通して言える事は重量が重く持ち運
び取扱に不便であり、1回の消費量が多いため不経済で
脱臭能力も劣り、室内での使用に不快感が残る。そうし
たことからパルプ紙を粒状に成型した処理材が出回って
いるが、鉱物系と比べ軽量可燃性ではあるが、これらの
処理材は液状***物の吸水力、保持力が小さく多量消費
を余儀なくされ、使用後の処理時に収集・収蔵液が吸水
材から洩出する。また木質系のものもあるが固まり状態
がゲル状で***物が取り除きにくい処理上の欠点があ
る。また紙粒状に成型した処理材は原料の加工性が悪く
製造コストが高くつく。さらに抗菌力が殆ど期待できな
い。なお、けい砂粒子を含む粘土にゼオライトを配合、
混練、固化した粒状芯体の内部層の表面に固化促進剤の
表面層を形成する二層態様のもの(特開平3−1279
21)が提案されているけれども、製造が面倒である上
コスト高となり実施されていない。
イト・ゼオライト等無機質鉱物など多数出回っている
が、それら全般に共通して言える事は重量が重く持ち運
び取扱に不便であり、1回の消費量が多いため不経済で
脱臭能力も劣り、室内での使用に不快感が残る。そうし
たことからパルプ紙を粒状に成型した処理材が出回って
いるが、鉱物系と比べ軽量可燃性ではあるが、これらの
処理材は液状***物の吸水力、保持力が小さく多量消費
を余儀なくされ、使用後の処理時に収集・収蔵液が吸水
材から洩出する。また木質系のものもあるが固まり状態
がゲル状で***物が取り除きにくい処理上の欠点があ
る。また紙粒状に成型した処理材は原料の加工性が悪く
製造コストが高くつく。さらに抗菌力が殆ど期待できな
い。なお、けい砂粒子を含む粘土にゼオライトを配合、
混練、固化した粒状芯体の内部層の表面に固化促進剤の
表面層を形成する二層態様のもの(特開平3−1279
21)が提案されているけれども、製造が面倒である上
コスト高となり実施されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、外周に厚い繊維層を有
して吸水性、保水性が高く、軽量で且つ可燃性の椰子の
実に着目し、その乾燥粉末を主原料とし、抗菌力をも備
えた、低コストで高効率のペット糞尿処理材を提供す
る。
る実情に鑑みてなされたもので、外周に厚い繊維層を有
して吸水性、保水性が高く、軽量で且つ可燃性の椰子の
実に着目し、その乾燥粉末を主原料とし、抗菌力をも備
えた、低コストで高効率のペット糞尿処理材を提供す
る。
【0004】
【課題を解決するため手段】上記目的を達成するため、
本発明は、総量100とし、主原料である見掛け比重が
0.12〜0.15の椰子の実乾燥粉末10〜70かさ
比%とベントナイト粉末30〜70かさ比%と吸水ポリ
マ−粉未5〜30かさ比%とゼオライト粉未20〜30
かさ比%を均一に混合し、これに抗菌剤を加え、さらに
水分を添加して造粒し、最後に乾燥して得ることを特徴
とする犬猫の糞尿処理材およびその製造方法である。
本発明は、総量100とし、主原料である見掛け比重が
0.12〜0.15の椰子の実乾燥粉末10〜70かさ
比%とベントナイト粉末30〜70かさ比%と吸水ポリ
マ−粉未5〜30かさ比%とゼオライト粉未20〜30
かさ比%を均一に混合し、これに抗菌剤を加え、さらに
水分を添加して造粒し、最後に乾燥して得ることを特徴
とする犬猫の糞尿処理材およびその製造方法である。
【0005】また上記構成おいて、抗菌剤が精油10倍
液である犬猫の糞尿処理材およびその製造方法である。
さらにまた、造粒が粒度分布1.3mm〜2mmが20
重量%、2mm〜3.5mmが60重量%、3.5mm
〜4.5mmが20重量%となるよう行われる犬猫の糞
尿処理材である。
液である犬猫の糞尿処理材およびその製造方法である。
さらにまた、造粒が粒度分布1.3mm〜2mmが20
重量%、2mm〜3.5mmが60重量%、3.5mm
〜4.5mmが20重量%となるよう行われる犬猫の糞
尿処理材である。
【0006】
【実施例】 資料 配合比 椰子の実乾燥粉末 かさ比40% ベントナイト粉末(新潟県産出) かさ比30% 吸水ポリマ−粉未(花王吸水ポリマ− EQ−K白色粉末) かさ比15% ゼオライト粉未(宮城県産出) かさ比15% 総量 100% 上記各資料総量100%を均一に混合し、さらに抗菌剤
として精油10倍液を加え、さらに水分を噴霧しつつ平
面型造粒機に投じて成型造粒する。この際造粒機の回転
数、傾斜角度、水の噴霧量を加減調整して、粒度分布を
1.3mm〜2mmが20重量%、2mm〜3.5mm
が60重量%、3.5mm〜4.5mmが20重量%、
1.3mmを下回るもの4.5mmをこえるものはこれ
を除去する。そして造粒した水分を含む造粒物を熱風乾
燥機にて150℃で乾燥させ、粒径1.3mm〜4.5
mmの造粒物である本発明処理材を得る。
として精油10倍液を加え、さらに水分を噴霧しつつ平
面型造粒機に投じて成型造粒する。この際造粒機の回転
数、傾斜角度、水の噴霧量を加減調整して、粒度分布を
1.3mm〜2mmが20重量%、2mm〜3.5mm
が60重量%、3.5mm〜4.5mmが20重量%、
1.3mmを下回るもの4.5mmをこえるものはこれ
を除去する。そして造粒した水分を含む造粒物を熱風乾
燥機にて150℃で乾燥させ、粒径1.3mm〜4.5
mmの造粒物である本発明処理材を得る。
【0007】なお上記中、椰子の実乾燥粉末は、果実の
長さ25cmル位で外周が厚い繊維の層のものを選択
し、内部にある乳状の液汁を除いて繊維層のみを粉砕し
たものを使用する。なお固まる性能を阻害されないよう
に2mm以下に粉砕する。また吸水ポリマ−粉末につい
ては、他社製品(ライオン株式会社バスカル700、高
分子吸水剤など)についても同様な結果が得られた。他
社の吸水量400〜1000倍生理食塩水40g/g以上
の物でも同様な結果が得られた。
長さ25cmル位で外周が厚い繊維の層のものを選択
し、内部にある乳状の液汁を除いて繊維層のみを粉砕し
たものを使用する。なお固まる性能を阻害されないよう
に2mm以下に粉砕する。また吸水ポリマ−粉末につい
ては、他社製品(ライオン株式会社バスカル700、高
分子吸水剤など)についても同様な結果が得られた。他
社の吸水量400〜1000倍生理食塩水40g/g以上
の物でも同様な結果が得られた。
【0008】
【発明の作用並びに効果】本発明によって得た処理材
に、生理食塩水(塩分2%)を洗ビン20cc注いだと
ころ、効率的に吸収が行われてその部分のみ団塊状とな
り、固まりの部分のみを容易に取り出すことができた。
さらにかさ比重は0.8で軽く、固まった部分の重量を
減ずる事が出来た。木質系ペットの液状***物処理材が
ゲル状の団塊状であるのに対し、本発明は固まりとして
の団塊状となり、その部分のみ取り出しが容易にできて
後処理がはるかにしやすいことが確かめられた。
に、生理食塩水(塩分2%)を洗ビン20cc注いだと
ころ、効率的に吸収が行われてその部分のみ団塊状とな
り、固まりの部分のみを容易に取り出すことができた。
さらにかさ比重は0.8で軽く、固まった部分の重量を
減ずる事が出来た。木質系ペットの液状***物処理材が
ゲル状の団塊状であるのに対し、本発明は固まりとして
の団塊状となり、その部分のみ取り出しが容易にできて
後処理がはるかにしやすいことが確かめられた。
【0009】また本発明によって得た処理材は、従来の
破砕ベントナイト・ゼオライト或いはベントナイト・ゼ
オライト混合処理材に比べ、椰子の実乾燥粉末を主原料
とし且つ吸水ポリマ−粉末を添加することから、軽量で
吸水、吸蔵力に優れ、さらにベントナイト・ゼオライト
を加えることにより収蔵力が増大し、脱臭力にも優れ
る。また上記のように固まりとしての団塊状となること
から1回当たりの捨てる量も少なく、脱臭力もさらに増
大する助けとなる。そして抗菌剤が加えられているの
で、雑菌の繁殖を予防できる。この抗菌剤としては植物
より得た精油(芳香油)を用いることが化学剤反応によ
る蓄害を犬猫に与えない点で望ましい。可燃性で焼却処
理が容易に行えることも利点の一つに数えられる。
破砕ベントナイト・ゼオライト或いはベントナイト・ゼ
オライト混合処理材に比べ、椰子の実乾燥粉末を主原料
とし且つ吸水ポリマ−粉末を添加することから、軽量で
吸水、吸蔵力に優れ、さらにベントナイト・ゼオライト
を加えることにより収蔵力が増大し、脱臭力にも優れ
る。また上記のように固まりとしての団塊状となること
から1回当たりの捨てる量も少なく、脱臭力もさらに増
大する助けとなる。そして抗菌剤が加えられているの
で、雑菌の繁殖を予防できる。この抗菌剤としては植物
より得た精油(芳香油)を用いることが化学剤反応によ
る蓄害を犬猫に与えない点で望ましい。可燃性で焼却処
理が容易に行えることも利点の一つに数えられる。
【0010】そして、造粒を粒度分布1.3mm〜2m
mが20重量%、2mm〜3.5mmが60重量%、
3.5mm〜4.5mmが20重量%になる様にした態
様においては、粒と粒との間に軽量粒子の細かいものが
入り込み尿を深く浸透させることを防いで素早く少量で
固めることが出来る。
mが20重量%、2mm〜3.5mmが60重量%、
3.5mm〜4.5mmが20重量%になる様にした態
様においては、粒と粒との間に軽量粒子の細かいものが
入り込み尿を深く浸透させることを防いで素早く少量で
固めることが出来る。
【0011】以上のように本発明による糞尿処理材は、
軽量扱い性、消費効率、脱臭力、可燃性、経済性に優れ
たものとして、犬猫の飼育家にとり一大福音となること
請合いである。
軽量扱い性、消費効率、脱臭力、可燃性、経済性に優れ
たものとして、犬猫の飼育家にとり一大福音となること
請合いである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−322786(JP,A) 特開 平8−47352(JP,A) 特開 平5−328866(JP,A) 特開 昭59−156228(JP,A) 特開 昭60−102128(JP,A) 特開 平5−236837(JP,A) 特開 平3−290126(JP,A) 特開 平8−119802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 1/015
Claims (4)
- 【請求項1】 総量100とし、主原料である見掛け比
重が0.12〜0.15の椰子の実乾燥粉末10〜70
かさ比%とベントナイト粉末30〜70かさ比%と吸水
ポリマ−粉未5〜30かさ比%とゼオライト粉未20〜
30かさ比%を均一に混合し、これに抗菌剤を加え、さ
らに水を添加して造粒し、最後に乾燥して得ることを特
徴とする犬猫の糞尿処理材の製造方法。 - 【請求項2】 総量100とし、主原料である見掛け比
重が0.12〜0.15の椰子の実乾燥粉末10〜70
かさ比%とベントナイト粉末30〜70かさ比%と吸水
ポリマ−粉未5〜30かさ比%とゼオライト粉未20〜
30かさ比%を均一に混合し、これに抗菌剤を加え、さ
らに水分を添加して造粒し、最後に乾燥して得た犬猫の
糞尿処理材。 - 【請求項3】 抗菌剤が精油10倍液である請求項1又
は2記載の犬猫の糞尿処理材およびその製造方法。 - 【請求項4】 造粒が粒度分布1.3mm〜2mmが2
0重量%、2mm〜3.5mmが60重量%、3.5m
m〜4.5mmが20重量%となるよう行われる請求項
2記載の犬猫の糞尿処理材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19120295A JP2847233B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 犬猫の糞尿処理材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19120295A JP2847233B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 犬猫の糞尿処理材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH099810A JPH099810A (ja) | 1997-01-14 |
JP2847233B2 true JP2847233B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16270612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19120295A Expired - Fee Related JP2847233B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 犬猫の糞尿処理材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847233B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1290476B1 (it) * | 1997-03-26 | 1998-12-04 | Paolo Pellegatta | Materiale assorbente vegetale utile come lettiera in campo zootecnico |
DE202011004661U1 (de) | 2011-03-31 | 2011-07-22 | Inotec Glienke & Glienke Gbr (Vertretungsberechtigte Gesellschafter: Peter O. Glienke, 10557 Berlin; Isolde M. Glienke, 10557 Berlin) | Expandierender und Flüssigkeiten speichernder Materialverbund und Formkörper |
CN104304039A (zh) * | 2014-08-21 | 2015-01-28 | 厦门嘉烨兴农业科技有限公司 | 一种菌糟垫料及其制作方法和应用 |
JP6648961B2 (ja) * | 2014-10-01 | 2020-02-19 | 株式会社大貴 | ***物処理材の製造方法 |
JP6499889B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2019-04-10 | 株式会社大貴 | ***物処理材及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP19120295A patent/JP2847233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH099810A (ja) | 1997-01-14 |
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