JP2846327B2 - 鋳型の湯口検出装置 - Google Patents

鋳型の湯口検出装置

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JP2846327B2
JP2846327B2 JP168389A JP168389A JP2846327B2 JP 2846327 B2 JP2846327 B2 JP 2846327B2 JP 168389 A JP168389 A JP 168389A JP 168389 A JP168389 A JP 168389A JP 2846327 B2 JP2846327 B2 JP 2846327B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋳型の湯口検出装置に係り、特に、鋳型の上
型に形成された複数の湯口カップの中から湯口として湯
道に連通している湯口カップを検出できるものに関す
る。
(従来の技術) 鋳型は溶融金属(湯)を流し込んで鋳物を作るための
型として機能するものであり、上枠及び下枠、これら上
枠及び下枠の内側に配置された上型及び下型等から構成
されている。上記上型には湯の注ぎ口である湯口として
機能する湯口カップが形成されており、湯はこの湯口カ
ップを介して注湯され、湯道を介して所定の型内に導入
される。上記型には必要に応じて中子が配置される。
ところで1個の鋳型により鋳造する製品の数である
が、これは様々である。例えば、第5図に示すように4
個鋳造する場合もあれば、第6図に示すように1個鋳造
する場合もある。第5図に示すように4個鋳造する場合
には、鋳型101の中央に湯口カップ103を形成する。この
湯口カップ103から注湯された溶湯は4個のキャビティ1
05にそれぞれの湯道107を介して注湯される。このよう
に中央に湯口カップ103を配置するのは、湯を平均的に
注湯するためであり、かつ湯道107をできるだけ短くし
て、湯回り不良の防止、及び製品歩留りを良好とするた
めである。
又、第6図のように形状によって枠面側の内1箇所に
湯口カップ103を形成するのが普通である。このように
鋳造する製品の数又は形状によって湯口カップ103の位
置は異なるために、通常は複数箇所(例えば3箇所)に
湯口カップの位置を予め設定しておき、製品の数、形状
等によりその内の任意の1個を選定して使用することが
なされている。
ところで、湯口カップ103、キャビティ105及び湯道10
7の造形は例えば第7図及び第8図に示すような方法に
よりなされる。図中符号109は上枠であり、この上枠109
内には上型111が配置されており、この上型111内には上
型模型112によりキャビティ105が形成されており、又、
この上型111の上面にはスクイズボード113により3個の
湯口カップ103が形成されている。そしてその内の1個
は湯口棒115により湯道107が形成されており、この湯口
カップ103が湯口として機能する。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構造によると次のような問題がある。すな
わち、上型111には複数の湯口カップ103が形成されてお
り、よってどの湯口カップ103が実際に湯口として機能
するものであるかを外見からだけでは判別できないとい
う問題がある。
したがって注湯作業に際して作業員が棒体等を挿入し
て確認しなければならず、繁雑な作業を余儀なくされる
とともに、注湯作業に長時間を要してしまうという問題
があった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、複数形成されている湯口カップの
中から湯口として機能する湯口カップを検出することが
可能な鋳型の湯口検出装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願発明による鋳型の湯口検
出装置は、 搬送機構により搬送されてくる鋳型の上方に位置する
支持台と、 この支持台に取付けられ鋳型の上型に形成されている
n個の湯口カップに対して(n−1)個設けられ、シリ
ンダと、このシリンダ内に往復動可能に収容されたピス
トンと、このピストンに固着され上記湯口カップ内に挿
入されるロッドと、上記シリンダに取付けられ上記ロッ
ドが湯口として機能する湯口カップ内に挿入されてピス
トンの所定量の往動が許容された場合にこれを検出する
スイッチとからなる検出部と、 上記検出部を制御するとともに検出部のスイッチから
の信号を入力して湯口として機能する湯口カップを検出
する制御手段と、 を具備したことを特徴とするものである。
(作用) 鋳型は搬送装置により順次検出位置に搬送され、検出
位置に搬送された鋳型のn個の湯口カップの内予め選定
された(n−1)個の湯口カップ内に検出部のロッドが
挿入される。湯口として機能する湯口カップ内にロッド
が挿入された場合にはロッドは所定量挿入されるが、そ
うでない湯口カップ内に挿入された場合にはロッドの挿
入は停止される。したがって(n−1)個の湯口カップ
の中に湯口として機能する湯口カップがあれば、該当す
るロッドひいてはピストンが所定量下降し、それがスイ
ッチにより検出される。それによって制御手段はその湯
口カップが湯口であると判断する。又、(n−1)個の
湯口カップの全てが湯口でない場合には残りの1個の湯
口カップが湯口であり、制御手段はその旨判断する。
(実施例) 以下第1図ないし第3図を参照して本発明の一実施例
を説明する。第1図中符号1は鋳型であり、この鋳型1
は、上枠3、下枠5、上型7、下型9等から構成されて
いる。上記上型7には第2図にも示すように3個の湯口
カップ11、13、15が形成されている。図に示す鋳型1の
場合には、3個の湯口カップ11ないし15の内湯口カップ
15が湯道17に連通されていて、さらにキャビティ19に連
通している。何れの湯口カップが湯口として機能するか
は鋳型1によって異なるものである。
次に3個の湯口カップ11ないし15の中から湯口として
機能する湯口カップを検出する検出装置の構成について
説明する。図中符号21は支持台であり、この支持台21に
は2個の検出部23、23が取付けられている。上記検出部
23はシリンダ25と、このシリンダ25内に往復動可能に収
容されたピストン27と、このピストン27に固着され上記
シリンダ25から下方に検出可能に配置されたロッド29と
から構成されている。上記シリンダ25内であってピスト
ン27の上方空間には圧力空気が制御手段31から配管33を
介して供給・排出される。尚、制御手段31は圧力空気供
給源から空気を給排させる手段を備えており、略2kg/cm
2の圧力空気を供給する。
又、上記シリンダ25の下端外周には近接スイッチ35
(本発明の検出部のスイッチに相当する)が取付けられ
ている。この近接スイッチ35は上記ピストン27が下降し
て該当位置まで下降したときオンするものである。
以上の構造を基にその作用を説明する。まず第3図に
示すように鋳型1が所定の方向から図示しない搬送装置
により図中矢印aで示す方向に搬送されてくる。又、図
中bで示す位置が注湯位置であり、この注湯位置より3
型前方の検知部23位置にて、前述した検出装置により湯
口として機能する湯口カップが検出される。
そして、注湯位置に湯口が配置され、さらに注湯され
る。又、注湯位置での鋳型の搬送は4個1組で行われ、
注湯された鋳型1(図中右端に示す鋳型)はトラバーサ
37上に搬送され、図中矢印cで示す方向に搬送されてい
く。
この動作を詳述すると、次のとおりである。
(1)まず、注湯位置での搬送は4個の鋳型を一組とし
て行う。つまり、第3図の注湯位置bの1個及びこの右
側の2個の注湯済鋳型と、注湯位置bの左側の未注湯鋳
型の計4個の鋳型である。
(2)次に、3個の注湯済鋳型と1個の未注湯鋳型を搬
送して第3図の注湯位置bから右側2個目の鋳型がトラ
バーサ37上に行く。トラバーサ37上の鋳型はc方向に搬
送される。
(3)次に、2個の注湯済鋳型と1個の未注湯鋳型は、
注湯位置から離れるから、この3個分を注湯位置に合わ
せるため、戻し調整する。
(4)次に、注湯位置bから左側2個目の未注湯鋳型を
注湯位置bの左側に入れる。以上の動作を繰り返して鋳
型の搬送及び注湯位置の位置決めが行われる。
次に湯口の検出であるが、第4図にも示すように2個
の検出部23のロッド29が湯口カップ13、15に挿入され
る。このとき湯口カップ13、15の内何れか一方が湯口と
して機能するものである場合には、何れかのロッド29の
所定量の挿入が許容され、その結果ピストン27が所定量
下降して近接スイッチ35がオンする。
これに対して何れの湯口カップ13、15も湯口として機
能しない場合には、残りの湯口カップ11が湯口であるこ
とになる。つまり湯口カップが3個形成されている鋳型
の場合には2個の検出部23により湯口として機能する湯
口カップを検出できるものである。これは二値制御方式
であり、その判別方法をまとめると次の表−1のように
なる。
湯口として機能する湯口カップの検出が終了したら、
注湯が行われる。
その際、湯口カップ13、15が湯口である場合には、図
示しない注湯装置が第4図中矢印dで示す方向に適宜移
動して注湯する。これに対して湯口カップ11が湯口であ
る場合には、鋳型1側を搬送装置により、湯口カップ1
3、15の位置よりは図中矢印eで示す方向に若干戻し、
かつ上記注湯装置が適宜移動して注湯する。そして、注
湯が完了した鋳型1は前述したようにトラバーサ37上に
移動され搬送されていく。
以上本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
まず複数の湯口カップ11ないし15の中から湯口として
機能する湯口カップを自動的に検出することができ、よ
って従来のように湯口の検出に長時間を要して、注湯作
業が長引くといったことを防止することができる。
又、二値制御により湯口として機能する湯口カップを
検出するようにしているので、少ない検出部23で確実な
検出をなすことができる。
(発明の効果) 以上本発明による鋳型の湯口検出装置によると、複数
の湯口カップの中から湯口として機能する湯口カップを
簡単かつ確実に検出することができ、よって従来のよう
に湯口の検出及び注湯に長時間を要することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す図で、第
1図は検出装置の構成を示す構成図、第2図は鋳型の平
面図、第3図は鋳型の搬送を示す図、第4図は湯口カッ
プの検出を示す図、第5図ないし第8図は従来の説明に
使用した図で、第5図及び第6図は鋳型の平面図、第7
図及び第8図は湯口カップの造形を示す断面図である。 1…鋳型、11,13、15…湯口カップ、17…湯道、21…支
持台、23…検出部、25…シリンダ、27…ピストン、29…
ロッド、31…制御手段、35…近接スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送機構により搬送されてくる鋳型の上方
    に位置する支持台と、 この支持台に取付けられ鋳型の上型に形成されているn
    個の湯口カップに対して(n−1)個設けられ、シリン
    ダと、このシリンダ内に往復動可能に収容されたピスト
    ンと、このピストンに固着され上記湯口カップ内に挿入
    されるロッドと、上記シリンダに取付けられ上記ロッド
    が湯口として機能する湯口カップ内に挿入されてピスト
    ンの所定量の往動が許容された場合にこれを検出するス
    イッチとからなる検出部と、 上記検出部を制御するとともに検出部のスイッチからの
    信号を入力して湯口として機能する湯口カップを検出す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とする鋳型の湯口検出装置。
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