JP2838135B2 - 薄型リセプタクルコネクタ - Google Patents
薄型リセプタクルコネクタInfo
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/712—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
- H01R12/716—Coupling device provided on the PCB
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H—ELECTRICITY
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気コネクタに係
り、より詳細には、薄型電気コネクタ組立体を構成する
薄型リセプタクルコネクタに関する。
り、より詳細には、薄型電気コネクタ組立体を構成する
薄型リセプタクルコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】コネクタの高さをできるだけ低く維持す
ることが望まれる用途では、小型又は薄型の電気コネク
タが広く使用されている、例えば、電気コネクタ及びプ
リント回路板が収容されるスペースが重要視されるセル
ラー電話やページング装置のような小型の電子機器内で
は、小型又は薄型の表面取付コネクタがプリント回路板
上に取り付けられる。この薄型の電気コネクタは、種々
の問題を引き起こす。
ることが望まれる用途では、小型又は薄型の電気コネク
タが広く使用されている、例えば、電気コネクタ及びプ
リント回路板が収容されるスペースが重要視されるセル
ラー電話やページング装置のような小型の電子機器内で
は、小型又は薄型の表面取付コネクタがプリント回路板
上に取り付けられる。この薄型の電気コネクタは、種々
の問題を引き起こす。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】薄型表面取付コネクタ
における１つの問題は、充分な接点ビーム長さを与える
に足るスペース又は高さが常に得られず、それ故、接点
ビームの撓みと接点の直角な力との兼ね合いが必要にな
ることである。そこで、端子の有効ビーム長さを増加す
ると共に、端子の製造に高価な材料を使用し、最終的に
接点に充分な直角の力を与えるに足る厚み及び／又は剛
性をもたせるように端子を設計する必要がある。更に、
嵌合端子間の摩擦係合以外の機械的な接続が与えられな
いボード対ボードコネクタの用途では、小型又は薄型コ
ネクタが機械的な衝撃により偶発的に外れるおそれが大
きくなる。これらのことから、端子間の摩擦係合を増大
することが必要となり、ひいては、電気コネクタを切り
離すのに必要な力も増大する。しかしながら、嵌合端子
間のこのように大きな摩擦係合は、過剰な嵌合力及び解
離力を生じ、ひいては、嵌合及び解離の際に電気コネク
タ及び／又はプリント回路板にダメーシ及び破損を生じ
させる結果となる。従って、電気コネクタ組立体におい
て、嵌合及び解離中に端子の充分な撓み及び接点に直角
の力を与えて、早期切断又は偶発的な切断を防止すると
共に、必要なときに電気コネクタを切断即ち解離できる
ようにするコスト効率の良い簡単な端子設計を提供する
ことが重要となる。
における１つの問題は、充分な接点ビーム長さを与える
に足るスペース又は高さが常に得られず、それ故、接点
ビームの撓みと接点の直角な力との兼ね合いが必要にな
ることである。そこで、端子の有効ビーム長さを増加す
ると共に、端子の製造に高価な材料を使用し、最終的に
接点に充分な直角の力を与えるに足る厚み及び／又は剛
性をもたせるように端子を設計する必要がある。更に、
嵌合端子間の摩擦係合以外の機械的な接続が与えられな
いボード対ボードコネクタの用途では、小型又は薄型コ
ネクタが機械的な衝撃により偶発的に外れるおそれが大
きくなる。これらのことから、端子間の摩擦係合を増大
することが必要となり、ひいては、電気コネクタを切り
離すのに必要な力も増大する。しかしながら、嵌合端子
間のこのように大きな摩擦係合は、過剰な嵌合力及び解
離力を生じ、ひいては、嵌合及び解離の際に電気コネク
タ及び／又はプリント回路板にダメーシ及び破損を生じ
させる結果となる。従って、電気コネクタ組立体におい
て、嵌合及び解離中に端子の充分な撓み及び接点に直角
の力を与えて、早期切断又は偶発的な切断を防止すると
共に、必要なときに電気コネクタを切断即ち解離できる
ようにするコスト効率の良い簡単な端子設計を提供する
ことが重要となる。
【０００４】そこで、本発明は、電気コネクタを容易に
小型化できると共に、狭いスペースにおいて充分な接点
ビームの撓み及び接点に充分な直角の力をもたらす端子
設計を用いた上記特徴の電気コネクタ組立体を提供する
ことに向けられる。
小型化できると共に、狭いスペースにおいて充分な接点
ビームの撓み及び接点に充分な直角の力をもたらす端子
設計を用いた上記特徴の電気コネクタ組立体を提供する
ことに向けられる。
【０００５】本発明の目的は、小型化及び薄型構造に適
した新規で且つ改良された薄型リセプタクルコネクタを
提供することである。
した新規で且つ改良された薄型リセプタクルコネクタを
提供することである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明による薄型電気コネ
クタ組立体は、互いに嵌合するプラグコネクタ及びリセ
プタクルコネクタを備え、各コネクタは、複数の端子を
取り付ける絶縁ハウジングを有し、これら端子の接点部
分は、互いに相手側のコネクタの端子の接点部分と相互
に係合する。各コネクタの絶縁ハウジングは、その両端
間に延びる取付面を有し、この取付面がプリント回路板
の面に表面取付される。端子は、プリント回路板の回路
トレースに表面接続される取付部分を含む。リセプタク
ルコネクタの端子はＵ字型の接点部分を含み、この接点
部分は、端子の取付部分に略直角に接合される第１の脚
と、この第１の脚にＵ字型の湾曲部分を介して接合され
た、相手側のプラグコネクタの対応する端子の接点部分
に係合する自由スプリング接点脚とによって画成され
る。第１の脚は、端子の取付部分に接近して絶縁ハウジ
ングに固定された取付部分の近くの近方端と、絶縁ハウ
ジング内に第１の脚に沿うように形成されたスロットの
縁に、スロットの長手方向で可動で支持されるタブを側
縁に備えている遠方端とを有し、プラグコネクタ及びリ
セプタクルコネクタの嵌合中に端子の近方端と遠方端と
の間の第１の脚の中間部分が絶縁ハウジングのスロット
へと柔軟に移動することができるようにしてある。
クタ組立体は、互いに嵌合するプラグコネクタ及びリセ
プタクルコネクタを備え、各コネクタは、複数の端子を
取り付ける絶縁ハウジングを有し、これら端子の接点部
分は、互いに相手側のコネクタの端子の接点部分と相互
に係合する。各コネクタの絶縁ハウジングは、その両端
間に延びる取付面を有し、この取付面がプリント回路板
の面に表面取付される。端子は、プリント回路板の回路
トレースに表面接続される取付部分を含む。リセプタク
ルコネクタの端子はＵ字型の接点部分を含み、この接点
部分は、端子の取付部分に略直角に接合される第１の脚
と、この第１の脚にＵ字型の湾曲部分を介して接合され
た、相手側のプラグコネクタの対応する端子の接点部分
に係合する自由スプリング接点脚とによって画成され
る。第１の脚は、端子の取付部分に接近して絶縁ハウジ
ングに固定された取付部分の近くの近方端と、絶縁ハウ
ジング内に第１の脚に沿うように形成されたスロットの
縁に、スロットの長手方向で可動で支持されるタブを側
縁に備えている遠方端とを有し、プラグコネクタ及びリ
セプタクルコネクタの嵌合中に端子の近方端と遠方端と
の間の第１の脚の中間部分が絶縁ハウジングのスロット
へと柔軟に移動することができるようにしてある。
【０００７】端子の自由スプリング接点脚は、絶縁ハウ
ジングの肩部に対してバイアスされて端子に「予負荷」
を与える遠方端を含み、これにより、両コネクタの嵌合
時にリセプタクルコネクタの端子に最小限の撓みしか必
要としないと同時に、接点部に充分な直角の力を与え
る。このような端子及び絶縁ハウジングの設計により、
剛性が低く且つ薄い端子材料を使用できるようにし、ひ
いては、端子及びコネクタ組立体のコストを低減し且つ
その性能を向上させる。
ジングの肩部に対してバイアスされて端子に「予負荷」
を与える遠方端を含み、これにより、両コネクタの嵌合
時にリセプタクルコネクタの端子に最小限の撓みしか必
要としないと同時に、接点部に充分な直角の力を与え
る。このような端子及び絶縁ハウジングの設計により、
剛性が低く且つ薄い端子材料を使用できるようにし、ひ
いては、端子及びコネクタ組立体のコストを低減し且つ
その性能を向上させる。
【０００８】又、本発明のリセプタクルコネクタは、プ
リント回路板の表面に固定するためのＬ字型の保持部材
と、両コネクタを取り外し可能に嵌合状態に保持するた
めに絶縁ハウジングの両端付近に設けられた相互係合ホ
ールド部材とを備えている。
リント回路板の表面に固定するためのＬ字型の保持部材
と、両コネクタを取り外し可能に嵌合状態に保持するた
めに絶縁ハウジングの両端付近に設けられた相互係合ホ
ールド部材とを備えている。
【０００９】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実
施形態を詳細に説明する。図１を参照すれば、本発明の
薄型電気コネクタ組立体１０は、プラグコネクタ１２
と、これに嵌合されるリセプタクルコネクタ１４とを備
えている。プラグコネクタ１２は、両端１８を有する絶
縁ハウジング１６を備え、プリント回路板２４の面２２
に表面取り付けするために取付面２０が両端１８の間に
延びている。リセプタクルコネクタ１４は、両端２８を
有する絶縁ハウジング２６を備え、プリント回路板３４
の面３２に表面取り付けするために取付面３０が両端２
８の間に延びている。
施形態を詳細に説明する。図１を参照すれば、本発明の
薄型電気コネクタ組立体１０は、プラグコネクタ１２
と、これに嵌合されるリセプタクルコネクタ１４とを備
えている。プラグコネクタ１２は、両端１８を有する絶
縁ハウジング１６を備え、プリント回路板２４の面２２
に表面取り付けするために取付面２０が両端１８の間に
延びている。リセプタクルコネクタ１４は、両端２８を
有する絶縁ハウジング２６を備え、プリント回路板３４
の面３２に表面取り付けするために取付面３０が両端２
８の間に延びている。
【００１０】図１と共に図２、３を参照すれば、プラグ
コネクタ１２のプラグ部分３６は、仮想矢印Ａ（図１）
の方向にリセプタクルコネクタ１４のリセプタクル部分
３８に嵌合される。プラグコネクタ１２は、複数の端子
４０（図３）を取り付けており、そしてリセプタクルコ
ネクタ１４は、複数の端子４２を取り付けている。図１
及び３に最も良く示されたように、プラグコネクタ１２
の端子４０は、プラグ部分３６の側部に露出されたブレ
ード状の接点部分４４と、プリント回路板２４の面２２
上の回路トレース４８に表面接続される取付部分４６と
を備えている。プラグコネクタ１２の端子４０は、一般
的にＬ字型であり、絶縁ハウジング１６のプラグ部分３
６の両側に配置される。絶縁ハウジング１６は、プラス
チック等の絶縁材料で一体成形され、端子４０は、導電
性材料で型抜き成形される。
コネクタ１２のプラグ部分３６は、仮想矢印Ａ（図１）
の方向にリセプタクルコネクタ１４のリセプタクル部分
３８に嵌合される。プラグコネクタ１２は、複数の端子
４０（図３）を取り付けており、そしてリセプタクルコ
ネクタ１４は、複数の端子４２を取り付けている。図１
及び３に最も良く示されたように、プラグコネクタ１２
の端子４０は、プラグ部分３６の側部に露出されたブレ
ード状の接点部分４４と、プリント回路板２４の面２２
上の回路トレース４８に表面接続される取付部分４６と
を備えている。プラグコネクタ１２の端子４０は、一般
的にＬ字型であり、絶縁ハウジング１６のプラグ部分３
６の両側に配置される。絶縁ハウジング１６は、プラス
チック等の絶縁材料で一体成形され、端子４０は、導電
性材料で型抜き成形される。
【００１１】リセプタクルコネクタ１４の端子４２は、
リセプタクル部分３８の両側に配置される。各端子４２
は、図１乃至図４と図６に示されるように、プリント回
路板３４の面３２上の回路トレース５２に表面接続され
る取付部分５０を有している。各端子４２は、更に、取
付部分５０に略直角に接合された第１の脚５４と、この
第１の脚５４にＵ字型の湾曲部分５７を介して接合され
た自由スプリング接点脚５６とで画成された一般的にＵ
字型の接点部分を備え、自由スプリング接点脚５６は、
図３に示すように、プラグコネクタ１２の端子４０の接
点部分４４に係合する丸い接点部５８を含んでいる。本
質的に、第１の脚５４は、リセプタクルコネクタ１４の
絶縁ハウジング２６の端子空洞内の壁６０（図２及び
３）に固定される取付部分５０の近くの近方端５４ａ
と、第１の脚５４に沿うように壁６０に形成されたスロ
ット６２の縁６２ａに、スロット６２の長手方向で可動
に支持されるタブ又はフラグ５５を側縁に備えた遠方端
５４ｂとを有し（図６）、これら遠方端５４ｂと近方端
５４ａとの間の第１の脚５４の中間部分５４ｃは、スプ
リング接点脚５６が撓んだときに絶縁ハウジング２６の
スロット６２へと柔軟に移動される一方、端子４２の湾
曲部分５７は比較的固定された位置に保たれるようにし
てある（図４）。この構成は、端子４２の第１の脚５４
に沿ってストレスを分散させることができ、従って、リ
セプタクルコネクタ１４の薄型構造により自由スプリン
グ接点脚５６でなる接点ビームの長さが短いにも拘わら
ず、端子４２の撓み特性を改善することができる。この
ような改善は、端子４２を単一の固定点（例えば、近方
端５４ａ）で固定するのではなく、端子４２全体を常に
圧縮状態に置くように、第２の支持領域を遠方端５４ｂ
のタブ又はフラグ５５に設けることにより達成される。
リセプタクル部分３８の両側に配置される。各端子４２
は、図１乃至図４と図６に示されるように、プリント回
路板３４の面３２上の回路トレース５２に表面接続され
る取付部分５０を有している。各端子４２は、更に、取
付部分５０に略直角に接合された第１の脚５４と、この
第１の脚５４にＵ字型の湾曲部分５７を介して接合され
た自由スプリング接点脚５６とで画成された一般的にＵ
字型の接点部分を備え、自由スプリング接点脚５６は、
図３に示すように、プラグコネクタ１２の端子４０の接
点部分４４に係合する丸い接点部５８を含んでいる。本
質的に、第１の脚５４は、リセプタクルコネクタ１４の
絶縁ハウジング２６の端子空洞内の壁６０（図２及び
３）に固定される取付部分５０の近くの近方端５４ａ
と、第１の脚５４に沿うように壁６０に形成されたスロ
ット６２の縁６２ａに、スロット６２の長手方向で可動
に支持されるタブ又はフラグ５５を側縁に備えた遠方端
５４ｂとを有し（図６）、これら遠方端５４ｂと近方端
５４ａとの間の第１の脚５４の中間部分５４ｃは、スプ
リング接点脚５６が撓んだときに絶縁ハウジング２６の
スロット６２へと柔軟に移動される一方、端子４２の湾
曲部分５７は比較的固定された位置に保たれるようにし
てある（図４）。この構成は、端子４２の第１の脚５４
に沿ってストレスを分散させることができ、従って、リ
セプタクルコネクタ１４の薄型構造により自由スプリン
グ接点脚５６でなる接点ビームの長さが短いにも拘わら
ず、端子４２の撓み特性を改善することができる。この
ような改善は、端子４２を単一の固定点（例えば、近方
端５４ａ）で固定するのではなく、端子４２全体を常に
圧縮状態に置くように、第２の支持領域を遠方端５４ｂ
のタブ又はフラグ５５に設けることにより達成される。
【００１２】プラグコネクタ１２の絶縁ハウジング１６
及び端子４０と同様に、絶縁ハウジング２６も、プラス
チック等の絶縁材料で一体成形され、そして端子４２
は、比較的薄い（例えば、０．１５ｍｍ）導電性材料、
例えば、燐青銅で型抜き成形される。
及び端子４０と同様に、絶縁ハウジング２６も、プラス
チック等の絶縁材料で一体成形され、そして端子４２
は、比較的薄い（例えば、０．１５ｍｍ）導電性材料、
例えば、燐青銅で型抜き成形される。
【００１３】更に、図２及び３を参照すれば、端子４２
は、リセプタクルコネクタ１４の絶縁ハウジング２６の
各端子空洞内において「予負荷」がかけられる。より詳
細には、図２から明らかなように、自由スプリング接点
脚５６の遠方端５６ａは、絶縁ハウジング２６の肩部６
４に対してスプリング負荷され即ちバイアスされる。両
コネクタ１２及び１４が図３に示すように嵌合されたと
きには、自由スプリング接点脚５６の遠方端５６ａが肩
部６４から離されることが明らかである。従って、予負
荷状態にしておくと、嵌合する端子４０と４２との間に
充分な接触直角力を得るのに、端子４２の最小限の撓み
しか必要としない。というのは、予負荷により丸い接点
部５８に対抗力が最初に存在するからである。更に、予
負荷の存在は、嵌合する端子４０と４２との間の入射角
を減少し、ひいては、両コネクタ１２及び１４を嵌合す
るのに必要な力を減少する上で助けとなる。これは、薄
型電気コネクタ組立体１０当たりの端子又は回路の数が
増加するにつれて重要となる。これらの小さな力は、プ
ラグコネクタ１２及びリセプタクルコネクタ１４を容易
に嵌合できるようにするだけでなく、大きな力が必要と
される場合に比して薄型電気コネクタ組立体１０へのダ
メージのおそれを低減するので、プラグコネクタ１２及
びリセプタクルコネクタ１４を更に効率的に組み立てら
れるようにもする。更に、回路の規模が増大し続ける現
在の傾向に対して同じ薄型コネクタ設計を使用できるよ
うにする。これは、嵌合力が大きい場合には考えられな
いことである。
は、リセプタクルコネクタ１４の絶縁ハウジング２６の
各端子空洞内において「予負荷」がかけられる。より詳
細には、図２から明らかなように、自由スプリング接点
脚５６の遠方端５６ａは、絶縁ハウジング２６の肩部６
４に対してスプリング負荷され即ちバイアスされる。両
コネクタ１２及び１４が図３に示すように嵌合されたと
きには、自由スプリング接点脚５６の遠方端５６ａが肩
部６４から離されることが明らかである。従って、予負
荷状態にしておくと、嵌合する端子４０と４２との間に
充分な接触直角力を得るのに、端子４２の最小限の撓み
しか必要としない。というのは、予負荷により丸い接点
部５８に対抗力が最初に存在するからである。更に、予
負荷の存在は、嵌合する端子４０と４２との間の入射角
を減少し、ひいては、両コネクタ１２及び１４を嵌合す
るのに必要な力を減少する上で助けとなる。これは、薄
型電気コネクタ組立体１０当たりの端子又は回路の数が
増加するにつれて重要となる。これらの小さな力は、プ
ラグコネクタ１２及びリセプタクルコネクタ１４を容易
に嵌合できるようにするだけでなく、大きな力が必要と
される場合に比して薄型電気コネクタ組立体１０へのダ
メージのおそれを低減するので、プラグコネクタ１２及
びリセプタクルコネクタ１４を更に効率的に組み立てら
れるようにもする。更に、回路の規模が増大し続ける現
在の傾向に対して同じ薄型コネクタ設計を使用できるよ
うにする。これは、嵌合力が大きい場合には考えられな
いことである。
【００１４】理解を容易に且つ明確にするために誇張し
て示した図４を参照すれば、両コネクタ１２及び１４の
嵌合中の端子４２の動き（破線で示す）は、図５の公知
の端子４２’の動きとは異なることが明らかである。端
子４２及び４２’は構造上異なるが、比較を容易にする
ために同様の参照番号を用いてこれら端子４２、４２’
の同様の一般的特徴を示している。上記したように、タ
ブ又はフラグ５５は、端子４２の第１の脚５４の遠方端
５４ｂをスロット６２の縁６２ａに沿って支持し、従っ
て、両コネクタ１２及び１４の嵌合中に端子４２の第１
の脚５４の遠方端５４ｂ及び湾曲部分５７の両方が公知
の端子４２’で生じる（図５に破線で示す）ように後方
に移動するのを防止する。公知の端子４２’の撓み中の
動きによって実際に生じるストレスは、第１の脚５４’
の遠方端５４ｂ’に集中すると共に、第１の脚５４’と
自由スプリング接点脚５６’との間の湾曲部分に沿って
集中する。更に、自由スプリング接点脚５６’の遠方端
５６ａ’に予負荷が存在しないので、充分な接触直角力
を与えるために自由スプリング接点脚５６’の撓みを大
きくすることが必要となる。このようなストレスの集中
は、強くて厚い、ひいては、高価な端子材料の使用を必
要とする。例えば、公知の端子は、厚み０．２ｍｍのベ
リリウム銅材料を使用し、これに対して、本発明の端子
は、厚み０．１５ｍｍの燐青銅材料を使用することがで
きる。この相違は、電気コネクタ全体のコストに大きく
影響する。
て示した図４を参照すれば、両コネクタ１２及び１４の
嵌合中の端子４２の動き（破線で示す）は、図５の公知
の端子４２’の動きとは異なることが明らかである。端
子４２及び４２’は構造上異なるが、比較を容易にする
ために同様の参照番号を用いてこれら端子４２、４２’
の同様の一般的特徴を示している。上記したように、タ
ブ又はフラグ５５は、端子４２の第１の脚５４の遠方端
５４ｂをスロット６２の縁６２ａに沿って支持し、従っ
て、両コネクタ１２及び１４の嵌合中に端子４２の第１
の脚５４の遠方端５４ｂ及び湾曲部分５７の両方が公知
の端子４２’で生じる（図５に破線で示す）ように後方
に移動するのを防止する。公知の端子４２’の撓み中の
動きによって実際に生じるストレスは、第１の脚５４’
の遠方端５４ｂ’に集中すると共に、第１の脚５４’と
自由スプリング接点脚５６’との間の湾曲部分に沿って
集中する。更に、自由スプリング接点脚５６’の遠方端
５６ａ’に予負荷が存在しないので、充分な接触直角力
を与えるために自由スプリング接点脚５６’の撓みを大
きくすることが必要となる。このようなストレスの集中
は、強くて厚い、ひいては、高価な端子材料の使用を必
要とする。例えば、公知の端子は、厚み０．２ｍｍのベ
リリウム銅材料を使用し、これに対して、本発明の端子
は、厚み０．１５ｍｍの燐青銅材料を使用することがで
きる。この相違は、電気コネクタ全体のコストに大きく
影響する。
【００１５】図１に戻ると、薄型電気コネクタ組立体１
０の他の特徴は、プラグコネクタ１２の絶縁ハウジング
１６の各端１８と、リセプタクルコネクタ１４の絶縁ハ
ウジング２６の各端２８に取り付けられた一般的にＬ字
型の保持部材６６、６５を含む。各保持部材６６、６５
は、その下のプリント回路板２４及び３４の面２２及び
３２に固定される一般的に平らな脚６８を含む。内側ア
ーム７２の両側に配置された外側アーム７０によって別
の脚が形成される。保持部材６６、６５の内側アーム７
２、特にその縁部分は、各取付面２０及び３０を経て挿
入された後に、各絶縁ハウジング１６及び２６の通路７
６内に圧入保持され、保持部材６６、６５を絶縁ハウジ
ング１６及び２６にしっかりと固定する。保持部材６
６、６５の平らな脚６８は、プリント回路板２４及び３
４上の半田パッド７８に半田付けによって表面固定さ
れ、端子４０、４２の取付部分４６、５０の半田接合部
のストレスを緩和すると共に、これらプリント回路板２
４及び３４に対するプラグ及びリセプタクルコネクタ１
２及び１４の付加的な保持を与える。又、各絶縁ハウジ
ング１６及び２６内における保持部材６６、６５の保持
力を強化するために、保持部材６６、６５の対向する耳
状部が、各絶縁ハウジング１６及び２６の対向する肩部
８０に当接する。各保持部材６６、６５は、導電性材料
で型抜き成形されるので、各プリント回路板２４及び３
４の接地回路に半田付けしそして嵌合時に互いに接続す
ることができ、これにより、薄型電気コネクタ組立体１
０及びその各々の電気系統は同じ電位となる。
０の他の特徴は、プラグコネクタ１２の絶縁ハウジング
１６の各端１８と、リセプタクルコネクタ１４の絶縁ハ
ウジング２６の各端２８に取り付けられた一般的にＬ字
型の保持部材６６、６５を含む。各保持部材６６、６５
は、その下のプリント回路板２４及び３４の面２２及び
３２に固定される一般的に平らな脚６８を含む。内側ア
ーム７２の両側に配置された外側アーム７０によって別
の脚が形成される。保持部材６６、６５の内側アーム７
２、特にその縁部分は、各取付面２０及び３０を経て挿
入された後に、各絶縁ハウジング１６及び２６の通路７
６内に圧入保持され、保持部材６６、６５を絶縁ハウジ
ング１６及び２６にしっかりと固定する。保持部材６
６、６５の平らな脚６８は、プリント回路板２４及び３
４上の半田パッド７８に半田付けによって表面固定さ
れ、端子４０、４２の取付部分４６、５０の半田接合部
のストレスを緩和すると共に、これらプリント回路板２
４及び３４に対するプラグ及びリセプタクルコネクタ１
２及び１４の付加的な保持を与える。又、各絶縁ハウジ
ング１６及び２６内における保持部材６６、６５の保持
力を強化するために、保持部材６６、６５の対向する耳
状部が、各絶縁ハウジング１６及び２６の対向する肩部
８０に当接する。各保持部材６６、６５は、導電性材料
で型抜き成形されるので、各プリント回路板２４及び３
４の接地回路に半田付けしそして嵌合時に互いに接続す
ることができ、これにより、薄型電気コネクタ組立体１
０及びその各々の電気系統は同じ電位となる。
【００１６】又、プラグコネクタ１２及びリセプタクル
コネクタ１４の絶縁ハウジング１６及び２６の両端付近
に相補的な相互係合ホールド部材８２、８８を設けて、
これら両コネクタ１２及び１４を取り外し可能に嵌合保
持することもできる。このような相互係合ホールド部材
８２、８８は、シートメタル材料で型抜き成形され、両
コネクタ１２及び１４を嵌合する間に、各相互係合ホー
ルド部材８２、８８の突起が、両コネクタ１２、１４が
嵌合されたという感触又は可聴指示を与えるようにして
もよい。
コネクタ１４の絶縁ハウジング１６及び２６の両端付近
に相補的な相互係合ホールド部材８２、８８を設けて、
これら両コネクタ１２及び１４を取り外し可能に嵌合保
持することもできる。このような相互係合ホールド部材
８２、８８は、シートメタル材料で型抜き成形され、両
コネクタ１２及び１４を嵌合する間に、各相互係合ホー
ルド部材８２、８８の突起が、両コネクタ１２、１４が
嵌合されたという感触又は可聴指示を与えるようにして
もよい。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、電気コネクタ組立体を容易に小型化できると共
に、狭いスペースにおいて充分な接点ビームの撓み及び
接点に充分な直角の力をもたらす端子設計を用いた、電
気コネクタ組立体に適し、更に、小型化及び薄型構造に
された、新規で且つ改良されたリセプタクルコネクタが
提供された。
により、電気コネクタ組立体を容易に小型化できると共
に、狭いスペースにおいて充分な接点ビームの撓み及び
接点に充分な直角の力をもたらす端子設計を用いた、電
気コネクタ組立体に適し、更に、小型化及び薄型構造に
された、新規で且つ改良されたリセプタクルコネクタが
提供された。
【図１】本発明の実施形態の電気コネクタ組立体のプラ
グコネクタ及びリセプタクルコネクタを非嵌合状態で示
す分解斜視図である。
グコネクタ及びリセプタクルコネクタを非嵌合状態で示
す分解斜視図である。
【図２】図１の２−２線に一般的に沿った縦断面図であ
る。
る。
【図３】図２と同様の縦断面図であるが、プラグコネク
タ及びリセプタクルコネクタを嵌合状態で示した図であ
る。
タ及びリセプタクルコネクタを嵌合状態で示した図であ
る。
【図４】リセプタクルコネクタの端子を絶縁ハウジング
から取り外して図２と同様に示した図である。
から取り外して図２と同様に示した図である。
【図５】公知の端子を図４と同様に示す図である。
【図６】リセプタクルコネクタの端子を絶縁ハウジング
から取り外して示した斜視図である。
から取り外して示した斜視図である。
１０ 薄型電気コネクタ組立体 １２ プラグコネクタ １４ リセプタクルコネクタ １６、２６ 絶縁ハウジング ２４、３４ プリント回路板 ３６ プラグ部分 ３８ リセプタクル部分 ４０、４２ 端子 ４４ ブレード状の接点部分 ４６ 取付部分 ５４ 第１の脚 ５４ａ 第１の脚の近方端 ５４ｂ 第１の脚の遠方端 ５４ｃ 第１の脚の中間部分 ５５ タブ又はフラグ ５６ 自由スプリング接点脚 ５６ａ 自由スプリング接点脚の遠方端 ５７ 湾曲部分 ５８ 丸い接点部 ６２ スロット ６２ａ スロットの縁 ６４ 肩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−134486（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−94072（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−75978（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−6185（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−44061（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 23/00 - 23/68
Claims (6)
- 【請求項１】 プリント回路板３４の面３２に取り付け
られ、リセプタクル部分３８に相手側のプラグコネクタ
１２のプラグ部分３６を嵌合できるようにした薄型リセ
プタクルコネクタ１４において、 複数の端子４２を取り付けた細長い絶縁ハウジング２６
を備え、上記端子４２の各々は、上記プリント回路板３
４の回路トレース５２に表面接続される取付部分５０
と、Ｕ字型の接点部分５４、５６とを含み、このＵ字型
の接点部分５４、５６は、上記取付部分５０に略直角に
接合された第１の脚５４と、この第１の脚５４にＵ字型
の湾曲部分５７を介して接合された、相手側のプラグコ
ネクタ１２のプラグ部分３６に配された接点部分４４に
係合される接点部５８を有した自由スプリング接点脚５
６とで形成され、 上記第１の脚５４は、上記取付部分５０の付近で絶縁ハ
ウジング２６に固定された上記取付部分５０の近くの近
方端５４ａと、それとは反対の遠方端５４ｂであって、
絶縁ハウジング２６内に第１の脚５４に沿うように形成
されたスロット６２の縁６２ａに、スロット６２の長手
方向で可動に支持されるタブ５５を側縁に備えている遠
方端５４ｂとを有し、 これにより、これら近方端５４ａと遠方端５４ｂとの間
の上記第１の脚５４の中間部分５４ｃは、上記リセプタ
クル部分３８に上記プラグ部分３６が嵌合されて、上記
自由スプリング接点脚５６が第１の脚５４に向って撓む
ときに絶縁ハウジング２６のスロット６２内へと柔軟に
移動して、上記端子４２の第１の脚５４に沿ってストレ
スを分散して、端子４２の撓み特性を改善してあること
を特徴とする薄型リセプタクルコネクタ。 - 【請求項２】 上記Ｕ字型の接点部分５４、５６の上記
自由スプリング接点脚５６と絶縁ハウジング２６との間
には、端子４２が撓む前に自由スプリング接点脚５６内
に対抗する力を与えることにより接点部５８に予負荷を
かけるための予負荷手段５６ａ、６４が設けられた請求
項１に記載の薄型リセプタクルコネクタ。 - 【請求項３】 上記予負荷手段５６ａ、６４は、自由ス
プリング接点脚５６の遠方端５６ａと、この遠方端５６
ａが係合できるように形成した絶縁ハウジング２６の肩
部６４より成る請求項２に記載の薄型リセプタクルコネ
クタ。 - 【請求項４】 プリント回路板３４にリセプタクルコネ
クタ１４を固定するために絶縁ハウジング２６の端２８
に取り付けられた型抜き成形された保持部材６５を備
え、この保持部材６５は、Ｌ字型であって、絶縁ハウジ
ング２６の各端２８に取り付けられる第１脚７０と、プ
リント回路板３４に表面固定される第２脚６８を含む請
求項１に記載の薄型リセプタクルコネクタ。 - 【請求項５】 上記絶縁ハウジング２６の各端２８の付
近には、リセプタクルコネクタ１４を相手側のプラグコ
ネクタ１２と取り外し可能に嵌合状態に保持するための
相互係合ホールド部材８８が設けられた請求項１に記載
の薄型リセプタクルコネクタ。 - 【請求項６】 上記端子４２は、上記タブ５５を設けた
第１の脚５４の遠方端５４ｂと上記スプリング接点脚５
６の接点部５８との間に配置された湾曲部分５７を含
み、上記スプリング接点脚５６が撓んで、上記遠方端５
４ｂと近方端５４ａとの間の第１の脚５４の中間部分５
４ｃが絶縁ハウジング２６のスロット６２内へ移動する
ときに、遠方端５４ｂと接点部５８との間の湾曲部分５
７は比較的固定された位置に保たれる請求項１に記載の
薄型リセプタクルコネクタ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/571,309 | 1995-12-12 | ||
| US08/571,309 US5830018A (en) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | Low profile surface mountable electrical connector assembly |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09237667A JPH09237667A (ja) | 1997-09-09 |
| JP2838135B2 true JP2838135B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=24283153
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5830018A (ja) |
| EP (1) | EP0779684A2 (ja) |
| JP (1) | JP2838135B2 (ja) |
| KR (1) | KR100221989B1 (ja) |
| CN (1) | CN1159665A (ja) |
| MY (1) | MY132531A (ja) |
| SG (1) | SG65626A1 (ja) |
| TW (1) | TW411054U (ja) |
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| KR20030050843A (ko) * | 2001-12-19 | 2003-06-25 | 권영택 | 기판대 기판 연결용 컨넥터 |
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| CN100461535C (zh) * | 2005-06-09 | 2009-02-11 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电器连机接线装置、使用该装置的电器连机测试方法 |
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-
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