JP2835203B2 - 超電導素子の製造方法 - Google Patents

超電導素子の製造方法

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JP2835203B2 JP3092415A JP9241591A JP2835203B2 JP 2835203 B2 JP2835203 B2 JP 2835203B2 JP 3092415 A JP3092415 A JP 3092415A JP 9241591 A JP9241591 A JP 9241591A JP 2835203 B2 JP2835203 B2 JP 2835203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化物超電導体薄膜を
用いた超電導素子の製造方法に係り、特に、そのような
超電導素子におけるトンネル型ジョセフソン接合の形成
に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化物超電導体薄膜を用いた超電導素子
を実現するためには、トンネル型ジョセフソン接合の形
成が不可欠である。高温酸化物超電導体は、様々な物性
において異方性が大きい。例えば、トンネル型ジョセフ
ソン接合を形成する際に重要な因子であるコヒ−レンス
長ξも、異方性を示す物性の1つである。即ち、ab面
内方向のコヒ−レンス長ξが約30オングストロ−ムで
あるのに対し、c軸方向のコヒ−レンス長ξは約5オン
グストロ−ムと極めて短い。また、超電導電流は、c軸
方向に垂直な方向には多く流れるが、c軸方向に平行な
方向にはあまり流れない。
【0003】高温酸化物超電導体薄膜を作成する際、c
軸を基板面に対して垂直に形成する(c軸配向)か、基
板面に対して平行に形成する(a軸配向)かによって、
2通りのジョセフソン接合の構造が考えられる。即ち、
図4に示すように、単結晶基板1上に、下部a軸配向超
電導体層2/絶縁体層3/上部a軸配向超電導体層4を
積層した構造と、図5に示すように、単結晶基板1上
に、下部c軸配向超電導体層5/絶縁体層3/上部c軸
配向超電導体層6を積層した構造とである。これらの構
造のうち、流すことが可能な超電導電流の大きさの観点
からは図4に示す構造が好ましく、しかもこの構造の場
合コヒ−レンス長ξが長いため、間に挟まれる絶縁体層
3としては、比較的厚いものでも許容されるため、絶縁
体層3の形成が容易であるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような背景から、
実際には図4に示す構造の研究が進められてきた。しか
し、高温酸化物超電導体薄膜は、やはりその異方性故
に、c軸配向膜は容易に得られるが、a軸配向膜を形成
しようとすると、b軸配向と混相となってしまったり、
或いはa軸の方向が一致しなかったり、均一な膜を再現
性よく形成することは非常に困難である。更に、a軸配
向膜は表面を平坦に形成することが困難なので、絶縁層
の膜厚が場所によって不均一であるとか、被覆率が低下
するという問題が生ずる。
【0005】そこで、図5に示す構造を実現する必要性
が生ずるが、この場合、c軸方向のコヒ−レンス長ξは
短いため、絶縁体層3を非常に薄く形成しなければなら
ない。しかしながら、図5の構造を試みて、上部c軸配
向超電導体層6を形成する際、基板温度が高いため絶縁
体層3が凝集し、図6に示すように島状になってしま
い、下部c軸配向超電導体層5表面への被覆率が低下し
てしまう事態が生じる。これは、上部及び下部の超電導
体層が直接接してしまうことを意味し、そのためジョセ
フソン接合は形成されない。
【0006】本発明は、このような事情の下になされ、
絶縁体層が薄くとも絶縁体層が凝集して島状になること
のない、下部c軸配向超電導体層/絶縁体層/上部c軸
配向超電導体層の構造を有する超電導素子を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に、c
軸が該基板面と垂直な方向に配向した下部超電導体層を
形成する工程、この下部超電導体層上に絶縁体層を形成
する工程、この絶縁体層上に、c軸が該基板面と平行な
方向に配向した上部超電導体層を形成する工程、及び熱
処理を施し、該上部超電導体層のc軸を該基板面と垂直
な方向に配向させる工程を具備する超電導素子の製造方
法を提供する。
【0008】本発明の方法において、上部超電導体層を
形成した後の熱処理は、ハロゲン元素含有雰囲気中で行
なうことが好ましい。ハロゲン元素含有雰囲気として
は、臭素雰囲気が望ましい。酸素やオゾン等の酸化性を
有する気体雰囲気でも、a軸配向をc軸配向に変化させ
ることが可能であるが、熱処理温度が酸素の場合850
℃以上、オゾンの場合600℃以上と非常に高い温度が
必要となり、表面状態が粗雑になってしまったり、ある
いは絶縁体層が凝集してしまうという問題が生ずる。そ
のため、低温処理可能なハロゲン元素含有雰囲気中での
熱処理が好ましい。
【0009】熱処理は、200〜550℃で行なうこと
が好ましく、より好ましくは300〜450℃である。
200℃未満では温度が低すぎて熱処理の効果が得られ
ず、550℃を越えると、絶縁体層の凝集が生じてしま
う。
【0010】本発明で用いることが出来る超電導体とし
ては、YBa2 Cu3 7-X 、Bi2 Sr2 Ca2 Cu
3 X 、Tl2 Ba2Ca2 Cu3 X 等、種々のもの
が挙げられる。
【0011】本発明において下部超電導体層と上部超電
導体層とによって挟まれる絶縁体としては、MgO、S
rTiO3 、あるいはペロブスカイト構造を有する酸化
物材料等を用いることが出来る。
【0012】本発明で用いられる基板としては、MgO
単結晶、SrTiO3 、あるいはNdGaO3 単結晶な
ど、ペロブスカイト型材料の単結晶等を挙げることが出
来る。
【0013】本発明の超電導素子において、下部超電導
体層の厚さは1000〜10000オングストロ−ム、
絶縁体層の厚さは5〜30オングストロ−ム、上部下部
超電導体層の厚さは1000〜10000オングストロ
−ムであるのが好ましい。
【0014】
【作用】本発明は、気相からの析出により高温酸化物超
電導体薄膜を形成する際に、c軸配向とa軸配向とを作
り分ける因子は基板温度であることを利用する。即ち、
a軸配向の超導電体薄膜は、c軸配向の超導電体薄膜を
形成する場合よりも低い基板温度で形成される。従っ
て、c軸配向の下部超電導体層を高い基板温度で形成
し、その上に絶縁層を形成した後、a軸配向の上部超電
導体層を低い基板温度で形成する。その後、好ましくは
ハロゲン元素雰囲気中、例えば臭素雰囲気中で熱処理を
行なうことにより、上部超電導体層はa軸配向からc軸
配向に変化する。
【0015】このように、本発明の方法では、最初にa
軸配向の上部超電導体層を低い基板温度で形成し、次い
で低温での熱処理によりa軸配向からc軸配向に変化さ
せているため、絶縁層が凝集して島状となることがが防
止される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発
明をより具体的に説明する。 実施例1 本実施例に係るトンネル型ジョセフソン素子の構造を図
1に示す。
【0017】図1に示すように、このトンネル型ジョセ
フソン素子は、MgO(100)単結晶基板11上に、
YBa2 Cu3 7-X で示されるイットリウム系酸化物
超電導体(以下、YBCOと略す)からなる下部YBC
O層12、MgO絶縁体層13、及び上部YBCO層1
4が順次積層されている。絶縁体層13及び上部YBC
O層14の一部は除去されて、下部YBCO層12の一
部が露出している。下部YBCO層12のこの露出面に
Auからなる電流印加用電極15aが、上部YBCO層
14の表面に電圧取り出し用電極15bがそれぞれ形成
されている。
【0018】以上のように構成される図1のトンネル型
ジョセフソン素子は、次のようにして作製される。ま
ず、多元蒸着法により、MgO(100)単結晶基板1
1上にYBCOからなる下部YBCO層12を形成し
た。この下部YBCO層12の形成条件は次の通りであ
る。即ち、蒸着源としてY、Ba、Cuの各金属元素を
電子銃によりそれぞれ独立に加熱し、蒸発させた。この
際、各蒸発速度も、水晶振動式膜厚計により独立に基板
11上で理想組成になるように制御した。基板11は6
50℃に加熱され、YBCO層内に酸素を有効に取り込
むために、酸素ガスをノズルにより吹付け、基板近傍を
局所的に高酸素圧にした。このようにして、YBCO層
を3000オングストロ−ムの厚さに形成した。その際
の酸素圧は約5×10-4Torrであった。下部YBC
O層12の形成後、RHEED(反射高エネルギ−電子
回折)によって膜表面の構造を観察したところ、c軸配
向していることが分かった。
【0019】次に、蒸着源としてMgO焼結体タブレッ
トを用いて、下部YBCO層12上にMgO絶縁体層1
3を10オングストロ−ムの厚さに蒸着した。この時の
基板温度は650℃であった。なお、蒸着に際し、酸素
ガスの導入は行わなかった。MgO絶縁体層13の形成
後、RHEEDによって膜表面の構造を観察したとこ
ろ、(100)配向していることが分かった。
【0020】最後に、基板温度を500℃とした以外は
下部YBCO層12の形成条件と同様にして、上部YB
CO層14を形成した。上部YBCO層14の形成後、
RHEEDによって膜表面の構造を観察したところ、a
軸配向していることが分かった。
【0021】このようにして得た積層体を蒸着装置から
取り出し、電気炉内にセットして臭素雰囲気中300℃
で1時間熱処理を施した。その結果、図2に示すよう
に、基板11上にc軸配向下部YBCO層12/MgO
絶縁体層13/c軸配向上部YBCO層14からなる積
層体が得られた。
【0022】RHEEDによって膜表面の構造を観察し
たところ、上部YBCO層14はa軸配向からc軸配向
に変化していることが分かった。また、TEM(透過型
電子顕微鏡)により断面を観察したところ、MgO絶縁
体層13は凝集しておらず、設計値通り10オングスト
ロ−ムの一様な厚さになっていることが分かった。
【0023】図2に示す積層体に対し、下部YBCO層
12の一部の領域が露出するまで、SF6 ガスによるR
IBE(反応性イオンビ−ムエッチング)法を用いてエ
ッチングを行なった。次いで、露出した下部YBCO層
12及び上部YBCO層14のそれぞれの上面にAuを
蒸着し、電流印加用電極15a及び電圧取り出し用電極
15bを形成した。以上のようにして得たトンネル型ジ
ョセフソン素子の電圧−電流特性を測定したところ、図
3に示す結果を得た。測定は、77Kの温度で行われ
た。
【0024】図3に示すように、本実施例に係るトンネ
ル型ジョセフソン素子では、エネルギ−ギャップに対応
する10mV付近で急激に電流が低下しており、良質な
トンネル接合が形成されていることが確認された。
【0025】また、接合部分に10.8GHzのマイク
ロ波を照射したところ、電圧−電流特性に約20μVご
とのシャピロステップが観測され、この接合がジョセフ
ソン接合効果を有していることが確認された。 実施例2
【0026】絶縁体層13をSrTiO3 により形成し
たことを除いて、実施例1と同様にして、図2に示すよ
うに、c軸配向下部YBCO層12/SrTiO3 絶縁
体層13/c軸配向上部YBCO層14からなる積層体
を得た。RHEEDによって膜表面の構造を観察したと
ころ、上部YBCO層14はa軸配向からc軸配向に変
化していることがわかった。また、透過型電子顕微鏡
(TEM)により断面を観察したところ、SrTiO3
絶縁体層13は凝集しておらず、設計値通り10オング
ストロ−ムの一様な厚さになっていることが分かった。
【0027】この積層体に対し、実施例1と同様に下部
YBCO層12の一部の領域が露出するまで選択的にエ
ッチングを行ない、次いで、露出した下部YBCO層1
2及び上部YBCO層14のそれぞれの上面にAuを蒸
着し、電流用電極15a及び電圧用電極15bを形成
し、図1に示すようなトンネル型ジョセフソン素子を得
た。この実施例のジョセフソン素子も、実施例1と同
様、ジョセフソン素子として動作することが確認され
た。 実施例3
【0028】下部及び上部YBCO層12,14を、r
fマグネトロンスパッタリング法により設けたことを除
いて、実施例1と同様にして、図2に示す積層体を作製
した。rfマグネトロンスパッタリング法の条件は次の
通りである。
【0029】即ち、タ−ゲットとしてYBa2 Cu3
7-X 焼結体、スパッタガスとしてArとO2 の1:1混
合ガスを用い、ガス圧160mTorrで行なった。c
軸配向YBCO層とa軸配向YBCO層とを作り分ける
温度は、実施例1の多元真空蒸着法の場合と同様であ
る。
【0030】下部YBCO層12及び上部YBCO層1
4をそれぞれ形成した直後に、RHEEDによって膜表
面の構造を観察したところ、下部YBCO層12はc軸
配向、上部YBCO層14はa軸配向であることが確認
された。また、MgO絶縁体層13の形成直後にRHE
EDによって膜表面の構造を観察したところ、MgO絶
縁体層13は(100)配向であることも確認された。
透過型電子顕微鏡(TEM)によりMgOの断面を観察
したところ、凝集しておらず、設計値通り10オングス
トロ−ムの一様な厚さになっていることが分かった。
【0031】この積層体に対し、実施例1と同様に下部
YBCO層12の一部の領域が露出するまで選択的にエ
ッチングを行ない、次いで、露出した下部YBCO層1
2及び上部YBCO層14のそれぞれの上面にAuを蒸
着し、電流用電極15a及び電圧用電極15bを形成
し、図1に示すようなトンネル型ジョセフソン素子を得
た。この実施例のジョセフソン素子も、実施例1と同
様、ジョセフソン素子として動作することが確認され
た。 比較例1
【0032】上部YBCO層6を形成する際の基板温度
を、下部YBCO層5を形成する際の基板温度と同様6
50℃とし、後熱処理を行わなかったことを除いて、実
施例1と同様にして、図5に示すような積層体を作製し
た。
【0033】下部YBCO層5及び上部YBCO層6を
それぞれ形成した直後に、RHEEDによって膜表面の
構造を観察したところ、下部YBCO層5及び上部YB
CO層6はともにc軸配向であることが確認された。ま
た、MgO絶縁体層3の形成直後にRHEEDによって
膜表面の構造を観察したところ、MgO絶縁体層3は
(100)配向であることも確認された。
【0034】しかし、透過型電子顕微鏡(TEM)によ
りMgOの断面を観察したところ、MgO絶縁体層は凝
集し、図6に示すように島状3´になっていることがわ
かった。これは上部YBCO層6の形成温度が高いため
である。 比較例2
【0035】後熱処理の温度を150℃したことを除い
て実施例1と同様にして、積層体を作製した。透過型電
子顕微鏡(TEM)によりMgOの断面を観察したとこ
ろ、凝集しておらず、設計値通り10オングストロ−ム
の一様な厚さになっていることが分かった。しかし、R
HEEDによって膜表面の構造を観察したところ、上部
YBCO層はa軸配向のままであることが確認された。 比較例3
【0036】後熱処理の際の雰囲気を、オゾンを5体積
%含有する酸素としたことを除いて、実施例1と同様に
して、積層体を作製した。透過型電子顕微鏡(TEM)
によりMgOの断面を観察したところ、凝集しておら
ず、設計値通り10オングストロ−ムの一様な厚さにな
っていることが分かった。しかし、RHEEDによって
膜表面の構造を観察したところ、上部YBCO層はa軸
配向のままであることが確認された。
【0037】以上の実施例及び比較例について検討する
と、実施例1から、本発明によると絶縁体層がトンネル
効果の機能を正常に果たすc軸配向超電導体層/絶縁層
/c軸配向超電導体層の積層体が得られることが明らか
である。また、実施例2及び3から、絶縁体層の材質及
び超電導体層形成プロセスを変えても本発明の効果が得
られることがわかる。更に、実施例1と比較例1との比
較から、後熱処理により上部超電導体層をa軸配向から
c軸配向に変化させるという本発明の特徴が有効である
ことが明らかである。更にまた、比較例2及び3から、
熱処理の温度及び雰囲気によっては超電導体はa軸配向
からc軸配向への変化が生じないことが明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
最初にa軸配向の上部超電導体層を低い基板温度で形成
し、次いで熱処理によりa軸配向からc軸配向に変化さ
せているため、絶縁層が凝集して島状となることがが防
止され、優れた特性の超電導素子を得ることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトンネル型ジョセフソ
ン素子の構成を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例に係るトンネル型ジョセフソ
ン素子の積層構造を示す断面図。
【図3】本発明の一実施例に係るトンネル型ジョセフソ
ン素子の電圧−電流特性図。
【図4】従来のトンネル型ジョセフソン素子における下
部a軸配向超電導体層/絶縁体層/上部a軸配向超電導
体層からなる積層構造を示す断面図。
【図5】従来のトンネル型ジョセフソン素子における下
部c軸配向超電導体層/絶縁体層/上部c軸配向超電導
体層からなる積層構造を示す断面図。
【図6】図5の積層構造における表面が凝集した島状と
なった絶縁体層を示す断面図。
【符号の説明】
1…単結晶基板、2…下部a軸配向超電導体層、3…絶
縁体層、c´…凝集して島状になった絶縁体層、4…上
部a軸配向超電導体層、5…下部c軸配向超電導体層、
6…上部c軸配向超電導体層、11…MgO(100)
単結晶基板、12…下部YBCO層、13…MgO絶縁
体層、14…上部YBCO層、15a…電流印加用電
極、15b…電圧取り出し用電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 39/00 H01L 39/00 - 39/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、c軸が該基板面と垂直な方向に
    配向した下部超電導体層を形成する工程、この下部超電
    導体層上に絶縁体層を形成する工程、この絶縁層上に、
    c軸が該基板面と平行な方向に配向した上部超電導体層
    を形成する工程、及び熱処理を施し、該上部超電導体層
    のc軸を該基板面と垂直な方向に配向させる工程を具備
    する超電導素子の製造方法。
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