JP2835190B2 - 連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置 - Google Patents

連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置

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JP2835190B2 JP780091A JP780091A JP2835190B2 JP 2835190 B2 JP2835190 B2 JP 2835190B2 JP 780091 A JP780091 A JP 780091A JP 780091 A JP780091 A JP 780091A JP 2835190 B2 JP2835190 B2 JP 2835190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造機における鋳
型内の湯面レベルを目標湯面レベルに高精度で保持・制
御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続鋳造機における鋳型内の
湯面レベルを目標湯面レベルに保持させるようにした鋳
型内湯面レベル制御装置としては、例えば、図10に示
すようなものが知られている。
【0003】図10は従来の鋳型内湯面レベル制御装置
をそなえた連続鋳造機を示す構成図であり、この図10
において、51は溶鋼鍋で、この溶鋼鍋51の下方に設
置されたタンディッシュ52の下面には、このタンディ
ッシュ52の溶鋼流出孔52cと同口径の貫通孔53a
を有するボトムプレート53が固着されている。このプ
レート53の下方の所定間隔を隔てた位置には、溶鋼流
出孔52cと同口径の貫通孔54aを有するシールプレ
ート54が配設され、さらに、両プレート53,54の
間に、タンディッシュ52の溶鋼流出孔52cと同口径
の貫通孔55aが設けられたスライドバルブ55が介装
されている。
【0004】スライドバルブ55は、タンディッシュ5
2から鋳型56内に注入されて鋳片57となる溶鋼量を
調節するためのもので、後述する鋳型内湯面レベル制御
装置によって鋳型56内の湯面レベルを目標湯面レベル
に保持させるように、その貫通孔55aの位置を他のプ
レート53,54の貫通孔53a,54aに対してスラ
イド駆動することにより、その貫通孔55aの開度を修
正・調節されるものである。
【0005】そして、従来の鋳型内湯面レベル制御装置
の構成を説明すると、タンディッシュ52の側面には上
ブラケット52aが固着され、この上ブラケット52a
に油圧シリンダ61が揺動可能に取り付けられている。
また、上ブラケット52aよりも下方のタンディッシュ
52の側面には下ブラケット52bが固着され、この下
ブラケット52bにリンク62が揺動自在に取り付けら
れ、このリンク62の一端側に、油圧シリンダ61のピ
ストンロッド61aの先端部がピン連結されている。さ
らに、リンク62の他端側は、連結ロッド63を介して
スライドバルブ55に連結されている。
【0006】また、64は油圧シリンダ61のピストン
ロッド61aの位置(変位)を検出するための差動トラン
スであり、その本体が図示しない支持部材により油圧シ
リンダ61等固定されるとともに、その棒状コアがピス
トンロッド61aと共に移動され、ピストンロッド61
aの位置に応じて電圧信号を出力するようになってい
る。
【0007】さらに、65は鋳型56内の湯面レベルを
検出するための渦電流式,電極追従式等からなるレベル
計、65aはレベル計65のアンプ、66は目標湯面レ
ベルを設定するための目標湯面レベル設定器、67はア
ンプ65aを介したレベル計65の出力と目標湯面レベ
ル設定器66の出力とを入力としこれらの偏差をPID
演算回路等によって演算し両出力の差に応じた値を出力
するバルブ開度指令部、68は通常の方向制御弁,サー
ボアンプ等から構成されるシリンダ制御部であって、こ
のシリンダ制御部68は、バルブ開度指令部67の出力
と位置決め制御のために用いられる差動トランス64の
出力とを入力とし、バルブ開度指令部67の出力に応じ
て鋳型56内の湯面レベルを目標湯面レベルに保持させ
るように油圧シリンダ61の作動を制御するためのもの
である。
【0008】次に、上述のごとく構成された従来の鋳型
内湯面レベル制御装置の動作を説明すると、スライドバ
ルブ55を通して鋳型56内に注入される溶鋼量と鋳片
57の引き抜き量とにアンバランスが生じ、レベル計6
5の出力と目標湯面レベル設定器66の出力とに偏差を
生じると、バルブ開度指令部67からこの両出力の差に
応じた出力がシリンダ制御部68に与えられる。
【0009】シリンダ制御部68はこれに応じて油圧シ
リンダ61を作動させる。例えば、鋳型56内の湯面レ
ベルが目標湯面レベルよりも高い場合は、油圧シリンダ
61のピストンロッド61aを伸ばして、リンク62お
よび連結ロッド63を介してスライドバルブ55を摺動
させその開度を小さくし、鋳型56内に注入される溶鋼
量を減少させるように調節している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の鋳型内湯面レベル制御装置は、鋳型内の湯面レ
ベルを目標湯面レベルに保持・制御するために有用なも
のではあるが、未だ以下に説明するような湯面レベルの
制御精度上の課題がある。
【0011】即ち、油圧シリンダ61を作動させ、リン
ク62や連結ロッド63等の連結部を介してスライドバ
ルブ55を摺動させて、その開度修正を行なうようにし
ているので、この連結部に存在する隙間による機械系の
ガタによって油圧シリンダ61のピストンロッド61a
の伸縮量とスライドバルブ55の摺動量とにずれが生
じ、精度のよい湯面レベル制御を行なえない。
【0012】特に、湯面レベルの制御にとって重要であ
るスライドバルブ55の摺動方向を変更する時、つま
り、油圧シリンダ61の作動方向を変化させる時、この
連結部のガタにより制御の遅れが生じて湯面レベルの変
動が大きくなり、その結果、鋳片57の品質低下を招い
てしまう。
【0013】なお、この連結部のガタの値は、鋳造開始
前のその値に対し鋳造時に高温雰囲気になることにより
変動し、また、スライドバルブ55,リンク62や連結
ロッド63等はタンディッシュ52とともに交換される
ものであって、交換される毎にその値が異なるため、予
めその値を一定値として把握しておくことが困難な性質
のものである。
【0014】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、オンラインで機械系ガタを一括して制御系
に組み込み、そのガタを自動的に補正できるようにし
て、鋳型内の湯面レベルを鋳造の全長に亘って最適な状
態に高精度で保持できる連続鋳造機における鋳型内湯面
レベル制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御
装置は、タンディッシュから鋳型内に注入する溶鋼量を
調節するスライドバルブの開度をピストンロッドを伸縮
させて調節する油圧シリンダと、鋳型内の湯面レベルを
検出するレベル計と、その検出結果と目標湯面レベルと
の偏差を演算し該偏差に応じた値を出力するバルブ開度
指令部とをそなえ、前記バルブ開度指令部の出力に応じ
て前記油圧シリンダを作動させることにより鋳型内の湯
面レベルを目標湯面レベルに保持・制御するものにおい
て、前記油圧シリンダを作動させる方向を前記バルブ開
度指令部の出力に基づいて判別し、作動方向を変化させ
るときの前記バルブ開度指令部の出力に所定のガタ補正
値を加算するガタ補正制御手段と、前記のスライドバル
ブとピストンロッドとの間に存在する機械系ガタと前記
ガタ補正制御手段に与えるガタ補正値との偏差と、該ガ
タ補正値に基づいて前記ガタ補正制御手段による補正を
行なった場合における鋳型内の湯面レベル変動の振幅値
および前記油圧シリンダの作動周期との関係に基づい
て、鋳型内の湯面レベル変動の振幅値が所定範囲内もし
くは最小になるように、且つ、前記油圧シリンダの作動
周期が所定値よりも大きくなるように、前記所定のガタ
補正値を演算して前記ガタ補正制御手段へ出力するガタ
補正値演算手段とをそなえたことを特徴としている。
【0016】
【作用】上述した本発明の連続鋳造機における鋳型内湯
面レベル制御装置では、スライドバルブ,ピストンロッ
ド間の機械系ガタとガタ補正値との偏差ΔGと、そのガ
タ補正値に基づいた実際の補正時における鋳型内の湯面
レベル変動の振幅値Aおよび油圧シリンダの作動周期T
との関係(図5参照)が予め求められ記憶されている。こ
のΔGとA,Tとの関係に基づいて、油圧シリンダの作
動方向変化が比較的少なく(油圧シリンダ等の摩耗が少
ない)且つ湯面レベル変動の幅も小さい理想的な制御状
態(目標とする制御条件)が、目標振幅値A1および目標
周期T1としてガタ補正値演算手段にて設定される。
【0017】そして、ガタ補正値演算手段において、鋳
型内の湯面レベル変動の振幅値(レベル計の検出結果か
ら計算)が所定範囲つまり上記目標振幅値A1内もしくは
最小になるように、且つ、油圧シリンダの作動周期(バ
ルブ開度指令部の出力から計算)が所定値つまり上記目
標周期T1よりも大きくなるように、所定のガタ補正値
が演算されガタ補正制御手段へ出力される。
【0018】ガタ補正制御手段では、油圧シリンダを作
動させる方向がバルブ開度指令部の出力に基づいて判別
され、その作動方向が変化するときのバルブ開度指令部
の出力に、ガタ補正制御手段からの所定のガタ補正値が
加算される。
【0019】これにより、機械系ガタがオンラインで一
括して制御系に組み込まれ、そのガタが自動的に補正さ
れて、油圧シリンダのピストンロッドの伸縮動作によっ
てスライドバルブの開度を確実に精度よく修正できる。
【0020】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制御装置について
説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例としての鋳型内湯
面レベル制御装置をそなえた連続鋳造機を示す構成図
で、この図1において連続鋳造機は図10にて説明した
ものと同様の構成であり、1は溶鋼鍋、2はタンディッ
シュ、3はボトムプレート、4はシールプレート、5は
後述する鋳型内湯面レベル制御装置によってその貫通孔
5aの開度が調節されるスライドバルブ、6は鋳型、7
は鋳片である。なお、スライドバルブ5を挾むプレート
3,4にも、貫通孔5aと同口径の貫通孔3a,4aが
それぞれ形成されており、タンディッシュ2の溶鋼流出
孔2cと連通するようになっている。
【0022】そして、図1に示すように、鋳型内湯面レ
ベル制御装置の構成としては、タンディッシュ2の側面
に上ブラケット2aが固着され、この上ブラケット2a
に油圧シリンダ8が揺動可能に取り付けられている。ま
た、上ブラケット2aよりも下方のタンディッシュ2の
側面に下ブラケット2bが固着され、この下ブラケット
2bにリンク9が揺動自在に取り付けられ、このリンク
9の一端側に、油圧シリンダ8のピストンロッド8aの
先端部がピン連結されている。さらに、リンク9の他端
側は、連結ロッド10を介してスライドバルブ5に連結
されている。
【0023】また、11は油圧シリンダ8のピストンロ
ッド8aの位置(変位)を検出するための差動トランス
で、その本体が図示しない支持部材により油圧シリンダ
8等固定されるとともに、その棒状コアがピストンロッ
ド8aと共に移動され、ピストンロッド8aの位置に応
じて電圧信号を出力するものである。12は鋳型6内の
湯面レベルを検出するレベル計、12aはレベル計12
のアンプである。
【0024】13はアンプ12aを介したレベル計12
の出力(レベル検出結果)に移動平均処理を施してレベル
検出結果にのる2次的な振動成分を除去して実際のレベ
ル変動成分を出力する移動平均処理部、14は目標湯面
レベルを設定するための目標湯面レベル設定器、15は
アンプ12aおよび移動平均処理部13を介して入力さ
れたレベル計12の出力と目標湯面レベル設定器14の
出力との偏差をPID演算回路等によって演算し両出力
の差に応じた値を出力するバルブ開度指令部である。
【0025】そして、16は図4により後述する手順に
従ってバルブ開度修正信号を出力するガタ補正制御部
で、このガタ補正制御部16は、油圧シリンダ8を作動
させる方向をバルブ開度指令部15の出力に基づいて判
別するシリンダ作動方向判定部16aと、このシリンダ
作動方向判定部16aにより作動方向の変化を判別した
場合にバルブ開度指令部15の出力に後述する所定のガ
タ補正値Gnを加算する加算部16bとから構成されて
いる。
【0026】17はガタ補正制御部16への所定のガタ
補正値Gnを演算して出力するオンラインガタ補正値演
算部で、このガタ補正値演算部17は、スライドバルブ
5,ピストンロッド8a間に存在する機械系ガタとガタ
補正制御部16に与えるガタ補正値との偏差ΔGと、そ
のガタ補正値に基づいた実際の補正時における鋳型内の
湯面レベル変動の振幅値Aおよび油圧シリンダの作動周
期Tとの関係(図5により後述)に基づいて、鋳型6内の
湯面レベル変動の振幅値が所定範囲内もしくは最小にな
るように、且つ、油圧シリンダ8の作動周期が所定値よ
りも大きくなるように、所定のガタ補正値Gnを演算し
てガタ補正制御部16へ出力するものである。なお、ガ
タ補正値演算部17における詳細な演算手順は、図2お
よび図3により後述する。
【0027】また、18はガタ補正値演算部17に適当
なガタ補正初期値G0を与えるためのガタ初期値設定
器、19は上述した移動平均処理部13,目標湯面レベ
ル設定器14,バルブ開度指令部15,ガタ補正制御部
16,ガタ補正値演算部17およびガタ初期値設定器1
8からなるレベルコントローラ、23はサーボアンプ2
0,サーボ弁21,油圧ユニット22から構成されるシ
リンダ制御部であって、このシリンダ制御部23は、レ
ベルコントローラ19の出力と位置決め制御のために用
いられる差動トランス11の出力とを入力とし、レベル
コントローラ19の出力(ガタ補正後のバルブ開度修正
信号)に応じて鋳型6内の湯面レベルを目標湯面レベル
に保持させるように油圧シリンダ8の作動を制御するた
めのものである。
【0028】次に、上述のごとく構成された鋳型内湯面
レベル制御装置の動作を説明する。
【0029】まず、図5〜図9により、スライドバルブ
5,ピストンロッド8a間の機械系ガタとガタ補正値G
との偏差ΔGと、そのガタ補正値Gに基づいた実際の補
正時における鋳型6内の湯面レベルの変動幅epp(湯面
レベル変動のピークからピークまでの幅;つまり振幅値
Aの2倍)および油圧シリンダ8の作動周期Tとの関係
について説明する。
【0030】例えば実際の機械系ガタが6.0mmである
場合に、ガタ補正値Gを0,5.0,6.0,7.0mm(つ
まりガタ偏差ΔG=−6.0,−1.0,0,+1.0mm)
として補正制御を行なった際の、湯面レベルPVの変動
状況と油圧シリンダ8への作動指令値MVとをそれぞれ
図6〜図9に示す。
【0031】ガタ補正値Gが0の場合は図6に示すよう
に湯面レベルPVの変動が大きく、ガタ補正値Gが5.
0の場合は図7に示すように湯面レベルPVの変動はか
なり抑えられ、ガタ補正値Gが6.0つまり実際の機械
系ガタと等しい場合は、図8に示すように、湯面レベル
PVの変動はほぼ0近くまで抑制されるが、作動指令値
MVの周期Tが短くなってくる。さらに、ガタ補正値G
が7.0とした場合は、図9に示すように、逆に湯面レ
ベルPVの変動が大きくなり始めるとともに、作動指令
値MVの周期Tが極端に短くなってしまう。
【0032】このようなガタ偏差ΔGと、湯面レベルP
Vの変動幅epp,油圧シリンダ8の作動周期Tとの関係
をまとめたグラフを図5に示す。この図5に示すよう
に、湯面レベルPVの変動幅eppはガタ偏差ΔG=0付
近で最小となるが、油圧シリンダ8の作動周期Tは、ガ
タ偏差ΔG=0付近から+側に到ると極めて短くなって
しまう。油圧シリンダ8の作動周期Tが短い場合、油圧
シリンダ8の作動方向変化がかなり多く、油圧シリンダ
8等の機械系部分の摩耗が生じやすくなり好ましくな
い。
【0033】そこで、本実施例では、図5に示す関係に
基づき、油圧シリンダ8の作動方向変化が比較的少なく
且つ湯面レベルPVの変動幅eppも小さい理想的な制御
状態を図5に斜線で示す範囲内とし、この制御状態を満
たす制御条件を、目標振幅値A1および目標周期T1とし
てオンラインガタ補正値演算部17に設定する。
【0034】そして、本実施例のガタ補正値演算部17
においては、図2もしくは図3に示すフローチャートに
従って、所定のガタ補正値Gnの演算が行なわれる。な
お、フローチャートの説明中、A1〜A9およびB1〜
B9は処理手順(ステップ)の番号を示す。
【0035】まず、図2に示すフローチャートにより、
鋳型6内の湯面レベルPV変動の振幅値Aが目標振幅値
1内になるように、且つ、油圧シリンダ8の作動周期
Tが目標周期T1よりも大きくなるように、所定のガタ
補正値Gnを演算する場合について説明する。
【0036】ガタ補正値演算部17には、ガタ初期値設
定器18により適当なガタ補正初期値G0が予め設定さ
れており(ステップA1)、制御が開始されると、所定サ
ンプリング間隔Δt毎にレベル計12によって得られる
湯面レベルPVと、バルブ開度指令部15からの作動指
令値MVとが読み込まれて、湯面レベルPVの振幅値A
と作動指令値MVの周期Tとが計算される(ステップA
2)。
【0037】ついで、計算された振幅値Aおよび周期T
がそれぞれ前述した目標振幅値A1および目標周期T1
比較され、制御条件A<A1且つT>T1を満たすか否か
が判断される(ステップA3)。この制御条件が満たされ
ている場合には、ステップA2に戻り、現在のガタ補正
値Gnを修正することなく次回のガタ補正値Gn+1として
も用いる一方(ステップA4)、上記制御条件が満たされ
ていない場合には、さらにA≧A1且つT>T1を満たす
か否かが判断される(ステップA5)。
【0038】このステップA5の条件を満たす場合は、
現在の制御状態が、図5において斜線で示す目標範囲よ
りも左側、つまりガタ補正値Gnが不足している状態で
あり、ステップA5の条件を満たさない場合は、現在の
制御状態が、図5において斜線で示す目標範囲よりも右
側、つまりガタ補正値Gnが過多の状態であると判断す
ることができる。
【0039】従って、ステップA5によりガタ補正値G
nが不足していると判断された場合(Yes判定)には、例え
ば次式(1)〜(4)のいずれかによって、ガタ補正値修正量
αnを演算した後(ステップA6)、そのガタ補正値修正
量αnを現在のガタ補正値Gnに加算し、不足分を補って
次回のガタ補正値Gn+1を得てから、ガタ補正制御部1
6の加算部16bへ出力する(ステップA7)。
【0040】
【数1】
【0041】ただし、上式(1)〜(4)において、K1〜K4
は任意の定数、αn-1は前回のガタ補正値修正量であ
る。
【0042】一方、ステップA5によりガタ補正値Gn
が過多であると判断された場合(No判定)には、同様に、
前記(1)〜(4)式のいずれかによって、ガタ補正値修正量
αnを演算した後(ステップA8)、そのガタ補正値修正
量αnを現在のガタ補正値Gnから減算し、過多分を差し
引いて次回のガタ補正値Gn+1を得てから、ガタ補正制
御部16の加算部16bへ出力する(ステップA9)。
【0043】ところで、オンラインガタ補正値演算部1
7では、図2により上述した演算手順のほかに、図3に
示すフローチャートにより、鋳型6内の湯面レベルPV
変動の振幅値Aが最小になるように、且つ、油圧シリン
ダ8の作動周期Tが目標周期T1よりも大きくなるよう
に、所定のガタ補正値Gnを演算してもよい。
【0044】この場合、ガタ補正値演算部17には、ガ
タ初期値設定器18により適当なガタ補正初期値G0
ガタ補正値修正量初期値α0とが予め設定されており(ス
テップB1)、制御が開始されると、まず、ガタ補正初
期値G0とガタ補正値修正量初期値α0とを加算して最初
のガタ補正値G1を演算して出力し(ステップB2)、ガ
タ補正制御部16による補正制御を行なった後、所定サ
ンプリング間隔Δt毎にレベル計12によって得られる
湯面レベルPVと、バルブ開度指令部15からの作動指
令値MVとに基づいて、湯面レベルPVの今回の振幅値
nと今回の作動指令値MVnの周期Tとが計算される
(ステップB3)。
【0045】ついで、計算された今回の振幅値Anおよ
び周期Tが、それぞれ前回の振幅値An-1および目標周
期T1と比較され、An<An-1且つT>T1を満たすか否
かが判断される(ステップB4)。この条件が満たされて
いる場合は、現在の制御状態が、図5において斜線で示
す目標範囲よりも左側、つまりガタ補正値Gnが不足し
ている状態であると判断でき、例えば次式(5)によりガ
タ補正値修正量αnを演算し(ステップB5)、再度、ス
テップB2に戻って同様の制御処理を繰り返す。
【0046】このような制御処理の繰返しにより、An
<An-1且つT>T1の条件が満たされる限り、ステップ
B2〜B5のループが形成され、T>T1の条件を満た
しながら湯面レベルPVの振幅値Aが最小になるよう
に、ガタ補正値Gnの修正演算が行なわれる。
【0047】
【数2】
【0048】ここで、Gn-1は前記のガタ補正値、K5
意の定数であり、このガタ補正値修正量αnの演算に際
しては、上記(5)式のほかに、前述した(2)〜(4)式と同
様のものを用いてもよい。
【0049】一方、ステップB4において、条件An
n-1且つT>T1が満たされない場合、つまり、An
n-1もしくはT≦T1となったと判断された場合には、
現在の制御状態が、図5において斜線で示す目標範囲よ
りも右側、つまりガタ補正値Gnが過多の状態であると
判断でき、今度は、ガタ補正値Gnからガタ補正値修正
量αnを減算する処理を行なう(ステップB6)。
【0050】そして、前述と同様に、そのガタ補正値G
nを出力しガタ補正制御部16による補正制御を行なっ
た後、所定サンプリング間隔Δt毎にレベル計12によ
って得られる湯面レベルPVと、バルブ開度指令部15
からの作動指令値MVとに基づいて、湯面レベルPVの
今回の振幅値Anと今回の作動指令値MVnの周期Tとが
計算され(ステップB7)、計算された今回の振幅値An
および周期Tが、それぞれ前回の振幅値An-1および目
標周期T1と比較され、An<An-1且つT<T1を満たす
か否かが判断される(ステップB8)。
【0051】この条件が満たされている場合は、現在の
制御状態が、図5において斜線で示す目標範囲よりも右
側、つまりガタ補正値Gnが過多の状態のままであると
判断でき、例えば前記(5)式等によりガタ補正値修正量
αnを演算し(ステップB9)、再度、ステップB6に戻
って同様の制御処理を繰り返す。
【0052】このような制御処理の繰返しにより、An
<An-1且つT<T1の条件が満たされる限り、ステップ
B2〜B5のループが形成され、T>T1となって図5
において斜線で示す目標範囲の条件を満たすまで、且
つ、湯面レベルPVの振幅値Aが最小になるように、ガ
タ補正値Gnの修正演算が行なわれる。
【0053】そして、ステップB8において、条件An
<An-1且つT<T1を満たされなくなった場合には、ス
テップB2に戻り同様の制御処理が続行される。上述の
ごとく、図2もしくは図3に示すフローチャートに従っ
てガタ補正値演算部17にて演算されたガタ補正値Gn
は、ガタ補正制御部16の加算部16bへ出力される。
【0054】次に、図4に示すフローチャートに従っ
て、ガタ補正制御部16による補正制御の手法の一例を
説明する。なお、フローチャートの説明中、C1〜C4
は処理手順(ステップ)の番号を示す。
【0055】まず、制御が開始されると、所定のサンプ
リング間隔毎にバルブ開度指令部15からの出力変化量
ΔMVn(方向により正負の符号を有する)が読み込まれ
る(ステップC1)。そして、今回読み込まれた出力変化
量ΔMVnと、前回の変化量ΔMVn-1との積の符号か
ら、油圧シリンダ8を今回作動させる方向を判別し(ス
テップC2)、油圧シリンダ8を前回と同方向へ作動さ
せる場合(ΔMVn・ΔMVn -1≧0)には、今回の出力M
nをそのままバルブ開度修正信号としてシリンダ制御
部23へ出力して(ステップC3)、ステップC1に戻
る。
【0056】これに対して、ステップC2において油圧
シリンダ8を前回と逆方向へ作動させることが判断され
た場合(ΔMVn・ΔMVn-1<0)には、ガタ補正値演算
部17から入力された今回のガタ補正値Gnと、出力M
nとが加算部16bにて加算され、その加算結果をバ
ルブ開度修正信号としてシリンダ制御部23へ出力して
(ステップC4)、ステップC1に戻る。
【0057】なお、上述したΔMVn・ΔMVn-1の正負
の判断による油圧シリンダ8の作動方向判別は、シリン
ダ作動方向判定部16aにて行なわれる。
【0058】また、シリンダ制御部23においては、レ
ベルコントローラ19からのバルブ開度修正信号と、差
動トランス11からのピストンロッド8aの位置情報と
に基づいて、サーボアンプ20によりサーボ弁21の開
閉が制御され、ピストンロッド8aの位置がバルブ開度
修正信号になるように、即ち、スライドバルブ5が適当
な開度になるように油圧シリンダ8の作動が制御され
る。
【0059】このように、本実施例の鋳型内湯面レベル
制御装置によれば、スライドバルブ5とこれを駆動する
油圧シリンダ8のピストンロッド8aとの間に存在する
ガタの特性に応じて、油圧シリンダ8の作動方向変化が
比較的少なく且つ湯面レベル変動の幅も小さい理想的な
制御状態が、目標振幅値A1および目標周期T1として設
定される。
【0060】そして、湯面レベル制御中に繰り返し、ガ
タ補正値演算部17において、鋳型6内の湯面レベル変
動の振幅値Aが目標振幅値A1内もしくは最小になるよ
うに、且つ、油圧シリンダ8の作動周期Tが目標周期T
1よりも大きくなるように、所定のガタ補正値Gnが演算
されガタ補正制御部16へ出力され、油圧シリンダ8の
作動方向が変化するときには、その所定のガタ補正値G
n分だけ余分に油圧シリンダ8が作動されるので、その
ガタが自動的に補正されて、油圧シリンダ8のピストン
ロッド8aの伸縮動作によってスライドバルブ5の開度
が確実に精度よく修正される。
【0061】これにより、オンラインで機械系ガタを一
括して制御系に組み込み、そのガタを自動的に補正で
き、鋳型6内の湯面レベルを鋳造の全長に亘って目標湯
面レベルに高精度で保持できるのである。
【0062】なお、上記実施例では、油圧シリンダ8の
ピストンロッド8aの位置(変位)を検出するために差動
トランス11を用いたが、位置検出器としてポテンショ
メータ等を用いるようにしてもよい。
【0063】また、この発明による鋳型内湯面レベル制
御装置は、油圧シリンダ8がタンディッシュ2の底側に
配置された構成のもの、あるいは、鋳型内湯面レベルを
油圧シリンダを作動させてストッパノズルの開度操作に
より調節する構成のものにも、当然ながら適用でき、上
記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鋳型内湯
面レベル制御装置によれば、油圧シリンダを作動させる
方向をバルブ開度指令部の出力に基づいて判別しその作
動方向変化時のバルブ開度指令部の出力に所定のガタ補
正値を加算するガタ補正制御手段と、スライドバルブ,
ピストンロッド間に存在する機械系ガタとガタ補正値と
の偏差と該ガタ補正値に基づく補正実行時における湯面
レベル変動振幅値および油圧シリンダ作動周期との関係
に基づいて、湯面レベル変動振幅値が所定範囲内もしく
は最小になるように且つ油圧シリンダ作動周期が所定値
よりも大きくなるように、所定のガタ補正値を演算して
ガタ補正制御手段へ出力するガタ補正値演算手段とをそ
なえるという極めて簡素な構成により、オンラインで機
械系ガタが一括して制御系に組み込まれ、そのガタを自
動的に補正できる。
【0065】従って、異なるタンディッシュを使用する
場合でも最適なガタ補正制御が可能となるほか、鋳造中
の熱等によるガタの変化に対しても定期的にガタ補正値
を更新できるため、鋳型内の湯面レベルを鋳造の全長に
亘って最適な状態に高精度で迅速に保持でき、鋳片品質
の向上に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての鋳型内湯面レベル制
御装置をそなえた連続鋳造機を示す構成図である。
【図2】ガタ補正値演算手段によるガタ補正値の演算手
順の一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】ガタ補正値演算手段によるガタ補正値の演算手
順の変形例を説明するためのフローチャートである。
【図4】ガタ補正制御手段による制御手順の一例を説明
するためのフローチャートである。
【図5】ガタ偏差と湯面レベル振幅値,油圧シリンダ作
動周期との関係を示すグラフである。
【図6】ガタ補正値が0である場合の湯面レベルおよび
油圧シリンダ作動状態を示すグラフである。
【図7】ガタ補正値が不足している場合の湯面レベルお
よび油圧シリンダ作動状態を示すグラフである。
【図8】ガタ補正値が実際の機械系ガタと等しい場合の
湯面レベルおよび油圧シリンダ作動状態を示すグラフで
ある。
【図9】ガタ補正値が過多である場合の湯面レベルおよ
び油圧シリンダ作動状態を示すグラフである。
【図10】従来の鋳型内湯面レベル制御装置をそなえた
連続鋳造機を示す構成図である。
【符号の説明】
1 溶鋼鍋 2 タンディッシュ 2a 上ブラケット 2b 下ブラケット 2c 溶鋼流出孔 3 ボトムプレート 3a 貫通孔 4 シールプレート 4a 貫通孔 5 スライドバルブ 5a 貫通孔 6 鋳型 7 鋳片 8 油圧シリンダ 8a ピストンロッド 9 リンク 10 連結ロッド 11 差動トランス 12 レベル計 12a アンプ 13 移動平均処理部 14 目標湯面レベル設定器 15 バルブ開度指令部 16 ガタ補正制御部 16a シリンダ作動方向判定部 16b 加算部 17 オンラインガタ補正値演算部 18 ガタ初期値設定器 19 レベルコントローラ 20 サーボアンプ 21 サーボ弁 22 油圧ユニット 23 シリンダ制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−77757(JP,A) 特開 平2−224857(JP,A) 特開 昭62−54566(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/18 B22D 11/16 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンディッシュから鋳型内に注入する溶鋼
    量を調節するスライドバルブの開度をピストンロッドを
    伸縮させて調節する油圧シリンダと、前記鋳型内の湯面
    レベルを検出するレベル計と、該レベル計の検出結果と
    目標湯面レベルとの偏差を演算し該偏差に応じた値を出
    力するバルブ開度指令部とをそなえ、前記バルブ開度指
    令部の出力に応じて前記油圧シリンダを作動させること
    により前記鋳型内の湯面レベルを前記目標湯面レベルに
    保持・制御する連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制
    御装置において、前記油圧シリンダを作動させる方向を
    前記バルブ開度指令部の出力に基づいて判別し、作動方
    向を変化させるときの前記バルブ開度指令部の出力に所
    定のガタ補正値を加算するガタ補正制御手段と、前記の
    スライドバルブとピストンロッドとの間に存在する機械
    系ガタと前記ガタ補正制御手段に与えるガタ補正値との
    偏差と、該ガタ補正値に基づいて前記ガタ補正制御手段
    による補正を行なった場合における前記鋳型内の湯面レ
    ベル変動の振幅値および前記油圧シリンダの作動周期と
    の関係に基づいて、前記鋳型内の湯面レベル変動の振幅
    値が所定範囲内もしくは最小になるように、且つ、前記
    油圧シリンダの作動周期が所定値よりも大きくなるよう
    に、前記所定のガタ補正値を演算して前記ガタ補正制御
    手段へ出力するガタ補正値演算手段とがそなえられたこ
    とを特徴とする連続鋳造機における鋳型内湯面レベル制
    御装置。
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