JP2834917B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JP2834917B2
JP2834917B2 JP29161091A JP29161091A JP2834917B2 JP 2834917 B2 JP2834917 B2 JP 2834917B2 JP 29161091 A JP29161091 A JP 29161091A JP 29161091 A JP29161091 A JP 29161091A JP 2834917 B2 JP2834917 B2 JP 2834917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転方向に応
じて回動往復運動(ローリング方式)および直線往復運
動(バス方式)の切換えを可能にした電動歯ブラシに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電動歯ブラシとしては、特
開昭63−77404号公報が提案されている。この電
動歯ブラシは、駆動源の正逆転によりブラシ部の直線往
復運動および回動往復運動を切り換え可能とし、直線往
復運動の振動速度を回動往復運動の振動速度よりも遅く
する切換手段を備えたものである。
【0003】これは、主として歯と歯肉との境目を磨く
ための直線往復運動は、歯肉を傷付けないように低速振
動にして、一方、歯面や噛み合い面を磨くための回動往
復運動は、高速振動することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電動歯ブラシでは、直線往復運動と回動往復運動を切り
換えるために、偏心カムが2つ以上必要である。さら
に、第1の偏心カムによりバスとローリング方式の動き
を規制するために、この第1の偏心カムが複雑な形状と
なり、加工しにくいという問題点がある。
【0005】また、直線往復運動と回動往復運動の切換
において、直線往復運動時には、回動往復運動をしなが
ら直線往復運動をしてしまい、一方、回動往復運動時に
は、直線往復運動をしながら回動往復運動をしてしまう
といった問題点も生じる。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために、簡単な形状の長円孔を有する回転子を偏心体に
係合することにより、直線往復運動と回動往復運動をす
ることができる。また、偏心体と係合する長円孔と直角
の位置関係にある長円孔を有する回転子を用いることに
よって、直線往復運動時の回転運動及び回動往復運動時
の直線運動を防止することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電動歯ブラシ
は、正逆切換え可能なモータと、該モータと噛合い偏心
体を有する減速ギアと、該偏心体と係合する長円孔Aを
前面部に有すると共に、背面部にこの長円孔Aと直角方
向の長円孔Bを有する回転子と、前記長円孔Bと係合す
るボス部と、前記回転子を回動自在に嵌合すると共にそ
の回動範囲を90度に規制する部分を有するレバーを基
端側に装着したブラシ接続杆とからなり、前記モータの
正逆転によりブラシ接続杆の回動往復運動と直線往復運
動を切換えることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】モータが正回転している時は、偏心体と係合し
ている回転子の長円孔Aが縦長になるまで回転し、レバ
ーに設けてある凸部と回転子の突出部が係合することに
より、この状態で回転子が固定される。したがって、こ
の状態で偏心体が回転するとブラシ接続杆は回動往復運
動をする。この時、モータ支持板の支軸固定用のボス部
と係合する長円孔Bは横長の状態に保持され、ブラシ接
続杆の直線往復運動を防止する。
【0009】一方、モータを逆回転すると、回転子も逆
方向に回転してこんどは長円孔Aが横長の状態で固定さ
れる。そして、この状態で偏心体が回転するためブラシ
接続杆は直線往復運動をする。この時には、長円孔Bは
縦長の状態で保持されるのでブラシ接続杆の回動往復運
動を防止する。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて説明すると、(1)は電動
歯ブラシの本体ケースで、内部にモータ(2)、二次電池
(3)及び充電用トランスの二次コイル(4)等を収納する
と共に、側面先端部近傍にスイッチレバー(5)を設け、
且つ先端より防水キャップ(6)を貫通してブラシ接続杆
(7)を突出せしめている。(8)はモータ等の保持枠で、
モータ(2)や二次電池(3)等を装着している。(9)は二
次電池取付体で、下面にガス抜き弁(10)を装着すると共
に、爪片(11)を前記保持枠(8)に係合することによっ
て、前記二次電池(3)を保持枠(8)の下面に装着してい
る。(12)は充電用トランス二次コイル(4)のボビン、(1
3)は磁気回路形成用の二次フレーム(14)を圧入固定した
鉄心で、前記本体ケース(1)の下端開口部に装着して内
部を密封する。なお前記鉄心(13)は貫通穴が開いてお
り、充電時に二次電池(3)から発生したガスは、この貫
通穴を通して外部に排出される。(44)は底ケースで本体
ケース(1)と嵌合し内部を密封する。
【0011】又前記スイッチレバー(5)は、本体ケース
(1)とスイッチ取付板(15)を貫通して、その先端に螺子
(16)によってスイッチ作動片(17)が取付けられており、
このスイッチ作動片(17)がスイッチ固定板(19)上を摺接
して固定接点を切換えるようにしている。(20)は防水リ
ングである。(21)は前記モータ(2)の回転軸に装着した
駆動ギヤである。(22)はこの駆動ギヤ(21)に噛合ってい
る減速ギヤで、モータ回転軸と直交する方向に設けた支
軸(29)によって枢支され、偏心体(23)を有している。(2
4)はブラシ接続杆(7)にインサート成形したレバーで、
中央部が穴になっており、凸部(46)を備えている。(25)
は回転子である。この回転子(25)は突出部(50)を有し、
該突出部(50)が前記凸部(46)と係合して、前記レバー(2
4)の穴内に90度の範囲で回動できるように回転子(25)
が嵌合すると共に、回転子(25)の前面部(51)には長円孔
A(45)を形成しており、背面部(47)には長円孔B(48)を
形成している(図6)。前記長円孔B(48)はモータ支持
板(27)の支軸(29)固定用ボス部(49)と係合している。ま
た、回転子(25)の長円孔A(45)には前記減速ギア(22)の
偏心体(23)が係合する。したがって、減速ギア(22)が回
転することにより、偏心体(23)と係合する長円孔A(45)
を有する回転子も回転する。
【0012】(26)は軸受けで、モータ支持板(27)に形成
した円筒部(28)に嵌合しており、前記ブラシ接続杆(7)
を支持している。(29)は支軸であり、前記モータ支持板
(27)とスイッチ取付板(15)にそれぞれ設けた透孔(39),
(40)により固定され、前記減速ギア(22)とボス部(49)を
貫通して支持している。(41)はモータ(2)の回転数を切
換えるためのリードスイッチ(42)を動作させる磁石(43)
を装着したスイッチ摘みである。
【0013】以上の機構において、スイッチレバー(5)
によってモータ(2)を正転させると、その回転は駆動ギ
ア(21)から減速ギア(22)に伝わり、偏心体(23)が回転す
る。偏心体(23)が回転することにより、偏心体(23)と係
合している長円孔A(45)を有する回転子(25)も回転する
ことになる。しかしながら、レバー(24)に設けてある凸
部(46)と回転子(25)の突出部(50)が係合することによ
り、回転子(25)の回転は規制され長円孔A(45)が縦長の
状態で保持される。この時、長円孔B(48)は横長の状態
に保持されている。長円孔A(45)がこの状態で保持され
て長円孔A(45)と係合している偏心体(23)が回転するの
で(図4の状態)、一定角度の範囲でブラシ接続杆(7)
は回動往復運動をする。モータ支持板(27)の支軸(29)固
定用のボス部(49)と長円孔B(48)が係合しているので、
長円孔B(48)が横長の状態で保持されていると、回動往
復運動時に生じる直線往復運動をしながら回動往復運動
をするといった現象を防止することができる。
【0014】一方、スイッチレバー(5)によってモータ
(2)を逆転させると、その逆回転は駆動ギア(21)から減
速ギア(22)に伝わり、偏心体(23)を逆転させる。偏心体
(23)が逆回転することにより、長円孔A(45)が縦長の状
態で保持された回転子も逆回転するが、レバー(24)に設
けてある凸部(46)と回転子(25)の突出部(50)が係合する
ので90度回転して保持される。回転子(25)の長円孔A
(45)が縦長の状態から90度回転すると、横長の状態に
保持される。この時、長円孔B(48)は縦長の状態に保持
されている。長円孔A(45)がこの状態で保持されて、長
円孔A(45)と係合している偏心体(23)が回転するので
(図3の状態)、一定距離の範囲でブラシ接続杆(7)は
直線往復運動をする。この時、回転子の長円孔B(48)が
縦長に状態で保持され、ボス部(49)と係合しているの
で、直線往復運動時に生じる回動往復運動をしながら直
線往復運動をするといった現象を防止することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータの
回転を駆動ギアから偏心体を有する減速ギアに伝え、偏
心体と係合する長円孔Aを有する回転子の回動範囲を規
制して、ブラシ接続杆の回動往復運動と直線往復運動を
切換えることができる。さらに、長円孔Bにより、回動
往復運動時の直線往復運動及び直線往復運動時の回動往
復運動を防止することができる。
【0016】これにより、形状が簡単な長円孔を有する
回転子を用いることによって、非常に使い易い電動歯ブ
ラシを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動歯ブラシの(a)正面外観図、(b)
側面外観図
【図2】本発明の電動歯ブラシの分解斜視図
【図3】直線往復運動で使用中のI−I断面図
【図4】回動往復運動で使用中のI−I断面図
【図5】本発明の電動歯ブラシの(a)正面断面図、(b)
側面断面図
【図6】ブラシ接続杆部の分解斜視図
【図7】回転子の分解斜視図
【符号の説明】
1・・・本体ケース 2・・・モータ 3・・・二次電池 4・・・二次コイル 5・・・スイッチレバー 7・・・ブラシ接続杆 15・・・スイッチ取付板 21・・・駆動ギア 22・・・減速ギア 24・・・レバー 25・・・回転子 26・・・軸受け 27・・・モータ支持板 29・・・支軸 45・・・長円孔A 46・・・凸部 47・・・背面部 48・・・長円孔B 49・・・ボス部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆切換え可能なモータと、該モータの
    駆動ギアと噛合い偏心体を有する減速ギアと、該偏心体
    と係合する長円孔Aを前面部に有すると共に、背面部に
    この長円孔Aと直角方向の長円孔Bを有する回転子と、
    前記長円孔Bと係合するボス部と、前記回転子を回動自
    在に嵌合すると共にその回動範囲を90度に規制する部
    分を有するレバーを基端側に装着したブラシ接続杆とか
    らなり、前記モータの正逆転によりブラシ接続杆の回動
    往復運動と直線往復運動を切換えることを特徴とする電
    動歯ブラシ。
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