JP2833396B2 - 歪多重量子井戸半導体レーザ - Google Patents

歪多重量子井戸半導体レーザ

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JP2833396B2 JP5012291A JP1229193A JP2833396B2 JP 2833396 B2 JP2833396 B2 JP 2833396B2 JP 5012291 A JP5012291 A JP 5012291A JP 1229193 A JP1229193 A JP 1229193A JP 2833396 B2 JP2833396 B2 JP 2833396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、光情報処理分
野などに用いられる半導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの分野で半導体レーザの需要
が高まり、GaAs系、およびInP系を中心として活発に研
究開発が進められてきた。その中でMBE, MOVPEをはじめ
とする半導体レーザの結晶成長技術が大きな進展を遂
げ、量子井戸などの非常に薄い層を再現性よくしかも大
面積にわたって均一に作製できるようになった。これら
の量子井戸は半導体レーザの活性層に用いられ、量子サ
イズ効果によってレーザの消費電力を非常に小さくでき
ることが実証され,現在では一部が製品化されるに至っ
ている。さらに最近になって,量子井戸層の格子定数を
意図的に基板からずらして歪ませることにより発光効率
が増大し、より低消費電力化が可能であることも理論
的,あるいは実験的に示されている。
【0003】図9(a)〜(c)に各半導体レーザの活性層の
屈折率分布に対応する光強度分布を示す。一般に量子井
戸レーザにおいては活性層に用いられる井戸層が10nm以
下と非常に薄いので,図9(b)に示すように活性層を単
一量子井戸とした半導体レーザの場合、自然放出光の井
戸層へ閉じ込められる割合(以下,光閉じ込め係数)が
従来の厚膜の活性層を用いたダブルヘテロ型の半導体レ
ーザ(a)に比べて非常に小さくなってしまう。自然放出
光はレーザ発振のための活性領域の反転分布を起こさせ
るのに必要なもので,光閉じ込め係数が小さいと量子井
戸あるいは歪量子井戸によって発光効率が増加しても、
より大きな自然放出光を起こさせないと活性領域に十分
な光が閉じ込められないことになり、本来の量子井戸層
の性質を十分活かしきれない。そこで、図9(c)のよう
に活性層を多重量子井戸として光閉じ込め係数を増加さ
せる方法が採られるようになり非常に消費電力の小さい
多重量子井戸レーザが実現されるようになった。それを
図10に示す。
【0004】図10は活性層が歪多重量子井戸構造であ
る歪多重量子井戸半導体レーザである。この構造は、n-
GaAs基板101上に、p-AlGaInPクラッド層4a、歪量
子井戸層3、p-AlGaInPクラッド層4bを成長させ、ク
ラッド層4bをストライプ状にエッチングし、n-GaAs電
流ブロック層102で埋め込んで、さらにp−GaAs
コンタクト層103を成長したものである。最後にn-Ga
As基板101にカソード電極105、コンタクト層10
3にアノード電極106が形成されている。活性層は歪
多重量子井戸構造となっているので、基板と同じ格子定
数をもつバリア層と、基板より大きい格子定数の井戸層
からできている。
【0005】この従来の歪多重量子井戸半導体レーザの
構造のうち、n-クラッド層4a、歪多重量子井戸3、お
よびp-クラッド層4bの格子の状態を図11(a)に示
す。図のように、歪多重量子井戸3内の井戸層111
は、バリア層112およびクラッド層4a4bより、大きな
格子定数をもっているので図11(b)のように圧縮歪を
もっている。そして、バリア層112には引っ張り歪が
生じている。井戸層111およびバリア層112に歪が
入ることにより図11(c)のようにエネルギーギャップ
は変化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように歪量子井戸
レーザにおいても同様に光閉じ込め係数が小さいので多
重化が試みられ歪多重量子井戸としているが、特に歪多
重量子井戸の井戸層が0.5%以上の大きな歪みをもってい
る場合には期待される多重化の効果が得られないことが
ある。
【0007】図10のn-クラッド層4a、歪量子井戸層
3、p-クラッド層4bの拡大断面図を図11に示し
た。図11(a)に示すように、歪量子井戸層3は井戸層
111とバリア層112からできている。ここで井戸層
111は基板より格子定数が大きく、バリア層112は
基板と同じ格子定数である。なお、クラッド層4a,4bは
基板と同じ格子定数である。したがって、図11(a)に
示すようにバリア層112はその両側にある、それ自身
より格子定数の小さい層(クラッド層、バリア層)に囲
まれているので、それ自身の格子定数より小さくなり、
その結果圧縮歪を受けることになる。それとは逆に、バ
リア層112はそれ自身より格子定数が大きい井戸層1
11に囲まれているので、引っ張り歪が生じる。それを
図11(b)に示す。
【0008】図11(b)の通り、井戸層111には圧縮
歪、バリア層112には引っ張り歪が生じる。それによ
ってレーザの作製やその動作に種々の悪影響を及ぼす。
【0009】歪多重量子井戸層3の格子定数は以上のよ
うに基板と完全に一致しているわけではなく、層数が多
くなると井戸層111とバリア層112とが互いに引っ
張り合って釣り合った格子(一般にフリースタンディン
グな格子定数という)に近づこうとする。従って,歪多
重量子井戸層3には平均的に歪みが存在するのでトータ
ルの膜厚がある値(臨界膜厚)を越えると転位欠陥が発
生する。このためレーザの活性層には臨界膜厚を越えな
い範囲で歪多重量子井戸3を作製しなければならない。
【0010】また,歪多重量子井戸の両端は基板に格子
整合した厚いクラッド層4によって格子が固定されるの
で、図11(b)のように歪みの大きさに分布ができ、
それに伴い(c)に示すようにエネルギーギャップにも
不均一が生じ、レーザの発光効率を低下させてしまう。
しかもバリア層112に引っ張り歪みが入ると井戸層1
11へのキャリアの閉じ込めが減少するので発光効率の
低下は一層大きなものとなる。
【0011】また,GaInP/AlGaInPやInGaAsP/InPなどは
キャリアの有効質量はホールのほうが電子の数倍ほど大
きい。すると図12に示すようにホールは井戸層の価電
子帯端から100meV程度までしか分布しないが、電子の方
は200meV程度の範囲まで広いエネルギーにわたって分布
する。しかも歪みがない場合の伝導帯と価電子帯とのバ
ンドオフセット(バリア障壁)の比率は4:6程度と価電
子帯の方が大きくなっているので電子の閉じ込めを十分
できるバンドギャップの材料をバリア層として用いる
と、価電子帯のバリア障壁が必要以上に大きくなってし
まう。
【0012】そうするとホールの閉じ込めが強くなりす
ぎて量子井戸を多重化した場合、質量の大きいホールの
拡散が抑制されてしまい各井戸層でのホール密度の不均
一性が顕著となってレーザの効率を低下させてしまうと
いう問題も生じていた。
【0013】以上のように従来の歪多重量子井戸レーザ
では、 (1)歪多重量子井戸には臨界膜厚が存在し、井戸層お
よびバリア層の数を多くして多重数を大きくしようとし
てもできない。 (2)歪量子井戸の歪の分布も一様でなく、それにより
エネルギーギャップにも不均一が発生している。 (3)注入キャリア密度に各量子井戸間で不均一な分布
ができる。
【0014】これらの理由により半導体レーザの特性が
を悪化していた。本発明は、以上のような問題を鑑みて
なされたもので、均一でかつ強い歪みを有するひずみ多
重量子井戸をもつ、高効率の歪多重量子井戸レーザを提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の歪多重量子井戸半導体レーザは、 (1)化合物半導体基板と、前記化合物半導体基板上に
形成された第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層
上に形成され、互いに逆の歪を有する井戸層とバリア層
が交互に積層された歪多重量子井戸構造をもつ活性層
と、前記活性層上に形成された第2のクラッド層とを備
え、前記井戸層及び前記バリア層の格子定数、層厚、弾
性定数により決定される前記歪多重量子井戸のフリース
タンディング格子定数が前記化合物半導体基板とほぼ一
致している歪多重量子井戸半導体レーザとする。 (2)歪多重量子井戸のフリースタンディング格子定数
が、 a0=(a111+a222)/(G11+G22) (a1、d1は各々井戸層の格子定数及び層厚を示し、
a2、d2は各々バリア層の格子定数及び層厚を示し、
1、G2は各々井戸層とバリア層を構成する材料の弾性
定数C11及びC12によりG=2(C11+C12)(1−C
12/C11)で決定される定数)である歪多重量子井戸半
導体レーザとする。 (3)活性層の歪多重量子井戸において、バリア層に引
っ張りの歪を加えた歪多重量子井戸半導体レーザとす
る。
【0016】
【作用】第1および第2の手段により、各井戸層の歪み
が均一になり、各井戸層でのエネルギーギャップが等し
くなる。したがって、本発明の歪多重量子井戸半導体レ
ーザは高い光学利得が得られる。
【0017】また第3の手段により伝導帯のバリア障壁
を十分大きくしたまま価電子帯のバリア障壁を小さくで
きるのでホールの拡散が起こりやすくなり各井戸で均一
なキャリア密度が得られる。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1に第1の実施例による半導
体レーザ構造のうちのクラッド層と歪多重量子井戸の断
面図を示す。なおこの部分以外は図10の構造と同一で
ある。またクラッド層、井戸層、バリア層の組成、およ
び基板との格子不整合率は図7,8に説明した。
【0019】実施例1においては、井戸層11は厚さ5n
mのGa0.44In0.56P、バリア層12は5nmの(Al0.45G
a0.55)0.57In0.43Pから構成されている。この場合井戸
層11およびバリア層12はGaAs基板との格子不整
合によってそれぞれ圧縮歪み0.5%、引っ張り歪み0.5%を
含んでいる。従来の歪多重量子井戸半導体レーザと比較
してバリア層に、井戸層とは逆の歪を入れたところが異
なる点である。ただし、井戸層およびバリア層は、次式
で示すこの歪多重量子井戸3のフリースタンディングで
の格子定数a0は、基板の格子定数に一致するような条件
を満たしている。
【0020】a0=(a1G1d1+a2G2d2)/(G1d1+G2d2) ここでa, dは各々格子定数,層厚で添字1が井戸層1
1,2がバリア層12の値を示している。またGは各材料
の弾性定数C11, C12から決まる定数で,次式より求めら
れる。G=2(C11+C12)(1-C12/C11) 以上の条件においては、歪多重量子井戸をn−クラッド
層4a(基板と同じ格子定数)の上に成長しても、この条
件で作成した歪多重量子井戸のフリースタンディングの
格子定数は、基板(クラッド層)と同じであるから、平
均として歪多重量子井戸3に加わる歪みはゼロとなり、
無限の周期にわたってエピタキシャル成長を行なっても
転位欠陥等の発生がなく良好な品質の結晶が作製でき
る。これを半導体レーザの活性層として用いても同様に
無限の数の井戸層を形成できる。良好な特性をもつ歪量
子井戸半導体レーザには、最適の井戸層、バリア層の多
重数があるが、本実施例によれば最適の多重数にあわせ
ることができ、良好な特性の半導体レーザを製造するこ
とができる。
【0021】図2に歪多重量子井戸の構造、その歪およ
びエネルギーギャップの分布をそれぞれ示す。図2(a)
のとおり井戸層11の圧縮歪とバリア層12の引っ張り
歪とがちょうど基板の格子定数のところで釣り合ってい
る状態なので図のように井戸層11に加わる歪みの量は
ほぼ均一となり、それによりエネルギーギャップも均一
となり従来の問題であった光学利得の低下を防ぐことが
できる。
【0022】また、バリア層12に引っ張り歪みを加え
た場合価電子帯のバンド端がライトホールのサブバンド
となりホールの質量が軽くできるので井戸層数を増加さ
せたときに問題となる井戸間の注入キャリア密度の不均
一性も抑制でき、良好なレーザ特性が得られる。
【0023】なお、本実施例ではGaInP/AlGaInP系を用
いたが、いかなる材料の半導体レーザにおいても同様で
あることは言うまでもない。また、本実施例とは逆に井
戸層に引っ張り歪み、バリア層に圧縮歪みを加えた場合
でも同様である。
【0024】(実施例2)図3に第2の実施例による歪
多重量子井戸半導体レーザの歪多重量子井戸の断面図を
示す。実施例1と同じで図3に示すクラッド層、井戸
層、バリア層以外は図10と同じである。また図7,8
に各層の組成、および格子不整合率を説明している。
【0025】図4に歪多重量子井戸3、クラッド層4a,4
bの構造を示す。井戸層31は厚さ5nmのGa0.44In
0.56P,バリア層32は5nmの(Al0.50Ga0.50)0.44In0.56
Pから構成されている。(b)から井戸層31、バリア層3
2ともに0.5%の圧縮歪みが加えられた状態であることが
わかる。
【0026】この場合、歪多重量子井戸部3では実施例
1で述べたフリースタンディングが基板と一致していな
いので転位欠陥を発生する臨界の膜厚は存在する。従っ
て、歪多重量子井戸3全体の膜厚をその臨界膜厚以下と
しなければならない。このため本実施例では井戸数を3
としたが,これは当然井戸層31、およびバリア層32
の膜厚や加える歪みの大きさによっても変化する。
【0027】井戸層31とバリア層32とがともに同じ
量の歪みを持っているのでこの2層は互いに引っ張り合
うことはなく、均一な歪みの分布を有している。この2
層はいずれも基板より大きな格子定数をもっているの
で、基板に対して同量の圧縮歪を有している。したがっ
て、歪量子井戸に大きな歪を導入することができる。た
だしここで注意しなくてはいけないのはこの歪量子井戸
の膜厚を、臨界膜厚以下にすることである。そうでない
と、歪量子井戸に転位が入り、半導体レーザの特性が劣
化するからである。
【0028】このように実施例2では、実施例1と同様
に高い光学利得を得ることができる。
【0029】なお,本実施例においても,いかなる材料
の半導体レーザでも同様である。また、本実施例とは逆
に井戸層31、バリア層32にともに引っ張り歪みを加
え、この膜厚を臨界膜厚以下とした場合でも同様であ
る。
【0030】(実施例3)図5に第3の実施例による歪
多重量子井戸半導体レーザの歪多重量子井戸の断面図を
示す。この層以外は図10と同じ構造である。また各組
成と格子不整合率は図7,8に説明した。
【0031】井戸層51は厚さ5nmのGa0.51In0.49P,バ
リア層52は5nmの(Al0.50Ga0.60)0 .44In0.56Pから構成
されている。この構造は、バリア層52に圧縮歪が入っ
ている点に特徴がある。圧縮歪eが加わったときバリア
層52の伝導帯および価電子帯のバンド端(図6(a)参
照)のエネルギーは歪の静水圧成分によって次式のよう
に各々δEC,δEVずつ変化する。
【0032】 δEC=ac[(C11-C12)/C11]e δEV=av[(C11-C12)/C11]e ここで,acおよびavは伝導帯,価電子帯のデフォーメー
ションポテンシャルである。通常の化合物半導体ではac
がavよりもおおきく例えばGaInPではacがavの4倍程度大
きくなっている。
【0033】図6に歪みのない場合(a)と、バリア層に
圧縮歪が加えられた場合(b)のエネルギーギャップを示
す。図から明らかなように(b)が相対的に伝導帯5のバリ
ア障壁が大きく,価電子帯6のバリア障壁が小さくなっ
ている。その結果バリア層のバンドギャップを小さくし
ても伝導帯5には電子を閉じ込めるのにほぼ十分な150me
Vのバリア障壁が得られ、一方価電子帯6は150meV程度と
ホールの拡散を阻害しない程度に抑えることができる。
その結果、井戸数を増やしてもキャリアが各井戸とも均
一に分布し、低い損失と高い光学利得を得ることができ
る。
【0034】なお、井戸層のみに引っ張り歪をいれた場
合も本実施例と同様のバリア障壁を得ることができる
し、両方を組み合わせて井戸層に引っ張り歪、バリア層
に圧縮歪を入れるとより効果的となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明しましたように本発明により、
低しきい値電流等の良好な光学特性をもつ歪多重量子井
戸半導体レーザが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による歪多重量子井戸の構成断面
【図2】第1の実施例による格子定数、歪み、エネルギ
ーギャップの分布を示す図
【図3】第2の実施例による歪多重量子井戸の構成断面
【図4】第2の実施例による格子定数、歪み、エネルギ
ーギャップの分布を示す図
【図5】第3の発明による歪多重量子井戸の構成断面図
【図6】第3の実施例によるエネルギーギャップを示す
【図7】各実施例のクラッド層、バリア層、井戸層の組
成を示す図
【図8】各実施例のクラッド層、バリア層、井戸層の基
板との格子不整合率を示す図
【図9】活性層の構造の違いによる光閉じ込めを示す図
【図10】歪多重量子井戸半導体レーザの構成断面図
【図11】従来の歪多重量子井戸における格子定数、歪
み、エネルギーギャップの分布を示す図
【図12】電子およびホールのエネルギー分布を示す図
【符号の説明】
3 歪多重量子井戸 4a n−クラッド層 4b p−クラッド層 5 伝導帯 6 価電子帯 7 電子のエネルギー分布 8 ホールのエネルギー分布 11 Ga0.44In0.56P歪量子井戸層 12 (Al0.45Ga0.55)0.57In0.43P歪バリア層 31 Ga0.44In0.56P歪量子井戸層 32 (Al0.50Ga0.50)0.44In0.56P歪バリア層 51 Ga0.51In0.49P歪量子井戸層 52 (Al0.50Ga0.50)0.44In0.56P歪バリア層 111 Ga0.44In0.56P井戸層 112 (Al0.45Ga0.55)0.51In0.49Pバリア層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−267784(JP,A) 特開 平3−21093(JP,A) 特開 平4−22185(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化合物半導体基板と、前記化合物半導体基
    板上に形成された第1のクラッド層と、前記第1のクラ
    ッド層上に形成され、互いに逆の歪を有する井戸層とバ
    リア層が交互に積層された歪多重量子井戸構造をもつ活
    性層と、前記活性層上に形成された第2のクラッド層と
    を備え、前記井戸層及び前記バリア層の格子定数、層
    厚、弾性定数により決定される前記歪多重量子井戸のフ
    リースタンディング格子定数が前記化合物半導体基板と
    ほぼ一致していることを特徴とする歪多重量子井戸半導
    体レーザ。
  2. 【請求項2】歪多重量子井戸のフリースタンディング格
    子定数が、 a0=(a111+a222)/(G11+G22) (a1、d1は各々井戸層の格子定数及び層厚を示し、
    a2、d2は各々バリア層の格子定数及び層厚を示し、
    1、G2は各々井戸層とバリア層を構成する材料の弾性
    定数C11及びC12によりG=2(C11+C12)(1−C
    12/C11)で決定される定数)であることを特徴とする
    請求項1に記載の歪多重量子井戸半導体レーザ。
  3. 【請求項3】活性層の歪多重量子井戸において、バリア
    層に引っ張りの歪を加えたことを特徴とする請求項1に
    記載の歪多重量子井戸半導体レーザ。
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