JP2831174B2 - キャビン装置のエアコン外気導入構造 - Google Patents

キャビン装置のエアコン外気導入構造

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JP2831174B2 JP3230522A JP23052291A JP2831174B2 JP 2831174 B2 JP2831174 B2 JP 2831174B2 JP 3230522 A JP3230522 A JP 3230522A JP 23052291 A JP23052291 A JP 23052291A JP 2831174 B2 JP2831174 B2 JP 2831174B2
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光彦 遠部
洋三郎 清水
勇 河合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の走行車両
に搭載されているキャビン装置のエアコン外気導入構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトラクタのキャビン装置において
は、エアコン装置(エアーコンデショナ)27のエアコ
ン外気導入構造は、図7に示すように、キヤビン屋根2
を構成するアウタルーフ3とインナルーフ4との間の空
間5内に、エアコン本体6と、このエアコン本体6に接
続された空気導入ダクト7と、外気フイルタ8及びブロ
ワー10を有するブロワーケース16とを配置し、内気
フイルタ9をインナルーフ4に設け、外気フイルタ8を
リヤウインドより後方に張り出したキヤビン屋根2の後
下面に配置している。
【0003】前記アウタルーフ3とインナルーフ4と
は、キヤビン枠20に対してシールを介して取り付けら
れおり、それらの間の空間5は、内気口及び外気口以外
では空気が通らない密閉空間となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、外気フイルタ8とブロワー10とを取り付け且つ空
気を空気導入ダクト7へ案内するためにブロワーケース
16を設けなければならなく、ブロワーケース16の製
作にコストがかかり、しかも外気フイルタ8及び内気フ
イルタ9の位置が後部に限定されている。
【0005】本発明の第1の目的は、アウタルーフに外
気フイルタをインナルーフに内気フイルタをそれぞれ設
けて空気取り入れを可能にし、空気導入ダクトを左右二
又状に形成してその先端にブロワーを配置して、キヤビ
ン屋根を薄く形成可能にし、キヤビン屋根内が密閉空間
であることを利用して、ブロワーケースを省略し、外気
フイルタの配置制限を解消でき、内気フイルタを外気フ
イルタよりも空気抵抗を小さくして内気循環時に優先的
に内気を導入できるようにしたキャビン装置のエアコン
外気導入構造を提供することである。
【0006】本発明の第2の目的は、インナルーフの内
気フイルタを空気導入ダクトの左右二又状先端間に配置
して、内気フイルタからも効果的に内気を導入できるよ
うにしたキャビン装置のエアコン外気導入構造を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、キヤビン屋根2を構成す
るアウタルーフ3とインナルーフ4との間の空間5内
に、左右方向略中央に位置するエアコン本体6と、この
エアコン本体6に接続された空気導入ダクト7と、前記
アウタルーフ3に設けた外気フイルタ8及びインナルー
フ4に設けた内気フイルタ9から空気導入ダクト7へ空
気を取り入れるブロワー10とを配置し、空気導入ダク
ト7を左右二又状に分岐しかつ各先端にブロワー10を
配置し、外気フイルタ8又は内気フイルタ9から取り入
れた空気を空間5及び空気導入ダクト7を介してエアコ
ン本体6内に導入可能にし、前記外気フイルタ8よりも
内気フイルタ9の空気抵抗を小さくして内気フイルタ9
から空気を取り入れるときに外気フイルタ8よりも優先
するように設定したことである。
【0008】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記インナル
ーフ4の内気フイルタ9を空気導入ダクト7の左右二又
状先端間に配置したことである。
【0009】
【作用】エアコン本体6を作動すると、左右2つのブロ
ワー10が回転して吸引作用をし、鎧戸40を介して外
気口11から外気フイルタ8を通って、又は内気口から
内気フイルタ9を通って、空気が空間5内に取り入れら
れ、更にブロワー10を介して二又状空気導入ダクト7
に入り、エアコン本体6に導入される。
【0010】空気導入ダクト7は左右二又状に分岐形成
されているので、キヤビン屋根を薄く形成可能になり、
その先端及びそこに設けたブロワー10は外気フイルタ
及び内気フイルタ9に近くなっているので、外気及び
内気の取り入れが効果的にでき、それらを取り付けるた
めのブロアケースは不要になり、キヤビン屋根2内の空
間5を空気流通路としているので、外気フイルタ8及び
内気フイルタ9はどの位置にあっても、その配置は制約
は受けない。
【0011】外気フイルタ8よりも内気フイルタ9の空
気抵抗を小さくして内気フイルタ9から空気を取り入れ
るときに外気フイルタ8よりも優先するように設定され
ていて、外気フイルタ8から空気が入ってきても内気循
環が正常に行われる。キヤビン屋根2内の空間5を空気
流通路としているので、ブロアケースがなくともインナ
ルーフ4のどの位置からも内気を吸引でき、内気フイル
タ9の配置も制約を受けなく、しかも空気導入ダクト7
の左右二又状先端間に配置しているので、外気フイルタ
8と同様な条件で効果的に内気を吸引する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3において、1はトラクタ2の後上部に搭
載されたキャビン装置で、操縦装置17、フロアシー
ト、左右フェンダ18、左右ステップ及び運転席19等
を有し、独立して組立られて、トラクタに取り付けられ
ている。
【0013】前記左右フェンダ18及びステップから立
設されたキャビン枠20は、左右に前支柱21と、後支
柱22と、それらの間の中途支柱23とを有し、左右前
支柱21の上端間を前上部材24で連結し、左右後支柱
22の上端間を後上部材25で連結し、前、後、中途の
支柱21、22、23の上端を横上部材で連結して、箱
形枠形状にしている。
【0014】キヤビン屋根2は、キャビン枠20上部に
アウタルーフ3とインナルーフ4とをシール36、37
(図4に示す)を介して固定し、このアウタルーフ3と
インナルーフ4とを最中状に形成して、その内部に空間
5を形成している。この空間5はエアコン空間となって
いて、エアコン装置27が配置されると共にエアコン装
置27への外気導入路となっている。
【0015】前記エアコン装置27は図外のコンプレッ
サと接続されたエアコン本体6と、このエアコン本体6
の後部に接続された空気導入ダクト7と、左右側部に接
続された側部吹き出しダクト28と、前部に接続された
前部吹き出しダクト29と、空気導入ダクト7に取り付
けられたブロワー10と、外気フイルタ8及び内気フイ
ルタ9とを有している。
【0016】エアコン本体6は図2に示すように、その
内部にエバポレータ30、温度調節ダンパ31、吹き出
し口切り換えダンパ32などを有している。空気導入ダ
クト7は二又状に形成され、その左右脚部の先端は空間
5に開放されていて、空間5内から空気を導入可能であ
り、その後内部にブロワー10のフアン33が配置さ
れ、モータ34によって駆動される。空気導入ダクト7
の後部には独立したブロワーケースはなく、空気導入ダ
クト7がブロワーケースを兼ねている。
【0017】外気フイルタ8はアウタルーフ3の外周部
3aに形成した外気口11に取り付けられていて、空間
5内に外気を取り入れ可能にしている。前記外気口11
は外周部3aの左右側部にあり、外気フイルタ8の外側
には雨水が入らないように、鎧戸を配置しておく。内気
フイルタ9はインナルーフ4の後部に設けられ、ダンパ
35によって開閉可能になっている。このダンパ35は
従来、内気と外気の切り換えに使用していたが、ここで
は内気の導入と停止とを行う。
【0018】尚、内気循環時には外気フイルタ8からも
空気が入ってくるが、前記内気フイルタ9は外気フイル
タ8より目が大きく、空気抵抗が小さいので、内気循環
に支障は生じない。図4、5に示す外気フイルタ8取り
付け構造の第1例において、アウタルーフ3の外周部3
aに外気口11が形成され、この外気口11に対向して
アウタルーフ3下面に取り付け体38が固定され、取り
付け部12を形成している。この取り付け体38は底部
が開放されていて、側下部に内方へ行くに従って上向き
傾斜したガイドレール部39を有している。
【0019】この取り付け体38のガイドレール部39
に、外気フイルタ8が外方から挿入可能になっており、
外周部3aの外面には外気口11を塞ぐように鎧戸40
が着脱自在に取り付けられ、この鎧戸40によって外気
フイルタ8の離脱を阻止している。図6に示す外気フイ
ルタ8取り付け構造の第2例において、フイルタホルダ
13が外気口11からアウタルーフ3内に挿脱自在なカ
セット式になっており、このフイルタホルダ13の底部
に外気フイルタ8が着脱自在に取り付けられ、フイルタ
ホルダ13のフランジ部41が鎧戸40と共に外周部3
aにボルト固定されている。
【0020】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、キヤビン
屋根2内が密閉空間であることを利用して、ブロワーケ
ースを省略でき、外気フイルタ8の配置制限を解消で
き、その上に、空気導入ダクト7を左右二又状に分岐
つ各先端にブロワー10を配置したので、キヤビン屋
根が薄く形成可能になり、空気導入ダクト7が1本の場
合よりも、外気フイルタ8及び内気フイルタ9から効果
的に空気を導入でき、しかもその上、外気フイルタ8よ
りも内気フイルタ9の空気抵抗を小さくして内気フイル
タ9から空気を取り入れるときに外気フイルタ8よりも
優先するように設定しているので、外気フイルタ8から
空気が入ってきても内気循環を正常に行うことができ
る。
【0022】また、インナルーフ4の内気フイルタ9を
空気導入ダクト7の左右二又状先端間に配置したので、
内気フイルタ9からも効果的に内気を導入でき、内気循
環をより正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面説明図である。
【図2】同平面説明図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】外気フイルタ取り付け構造の第1例を示す断面
図である。
【図5】同第1例の外気フイルタ取り付け構造の説明図
である。
【図6】外気フイルタ取り付け構造の第2例を示す断面
図である。
【図7】従来技術を示す側面説明図である。
【符号の説明】
1 キャビン装置 2 キヤビン屋根 3 アウタルーフ 4 インナルーフ 5 空間 6 エアコン本体 7 空気導入ダクト 8 外気フイルタ 9 内気フイルタ 10 ブロワー 11 外気口 12 取り付け部 13 フイルタホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 洋三郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 河合 勇 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 熊取 豊彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭60−35668(JP,A) 特開 昭61−205505(JP,A) 実開 昭60−171727(JP,U) 実開 昭61−24213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 3/06 B60H 1/00 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キヤビン屋根(2)を構成するアウタル
    ーフ(3)とインナルーフ(4)との間の空間(5)内
    に、左右方向略中央に位置するエアコン本体(6)と、
    このエアコン本体(6)に接続された空気導入ダクト
    (7)と、前記アウタルーフ(3)に設けた外気フイル
    タ(8)及びインナルーフ(4)に設けた内気フイルタ
    (9)から空気導入ダクト(7)へ空気を取り入れるブ
    ロワー(10)とを配置し、空気導入ダクト(7)を左
    右二又状に分岐しかつ各先端にブロワー(10)を配置
    し、外気フイルタ(8)又は内気フイルタ(9)から取
    り入れた空気を空間(5)及び空気導入ダクト(7)を
    介してエアコン本体(6)内に導入可能にし、前記外気
    フイルタ(8)よりも内気フイルタ(9)の空気抵抗を
    小さくして内気フイルタ(9)から空気を取り入れると
    きに外気フイルタ(8)よりも優先するように設定した
    ことを特徴とするキャビン装置のエアコン外気導入構
    造。
  2. 【請求項2】 前記インナルーフ(4)の内気フイルタ
    (9)を空気導入ダクト(7)の左右二又状先端間に配
    置したことを特徴とする請求項1記載のキャビン装置の
    エアコン外気導入構造。
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