JP2831080B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP2831080B2 JP4037490A JP4037490A JP2831080B2 JP 2831080 B2 JP2831080 B2 JP 2831080B2 JP 4037490 A JP4037490 A JP 4037490A JP 4037490 A JP4037490 A JP 4037490A JP 2831080 B2 JP2831080 B2 JP 2831080B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロータリ式電気かみそりに係り、特に、ロー
タリ内刃の支持構造に改善を加えたものである。
〔従来の技術〕
ロータリ式電気かみそりとして、例えば、実開昭56−
106171号公報や実開昭57−72876号公報などに示されて
いるように外刃の内面に対し摺接回転するシリンダ型の
ロータリ内刃を左右の軸受台で支持し、その両軸受台を
本体ケース内に上下方向に浮動自在に支持したものがあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、前出の従来例のものではロータリ内刃を支
持する左の軸受台と右の軸受台とは互いに分離独立した
構造となっており、ただロータリ内刃を介して連結され
ているに過ぎない。そのため、ひげ剃りに際し外刃を肌
に押し付けたり、離したりしたとき、その押し付け位置
や押し付け力の変化によって、左右の軸受台の両者間に
おいてその一方の浮動量と他方の浮動量に差が生じると
いった浮動の量的なずれや、一方が他方よりも先に下動
するといった浮動の時間的なずれ等が生じやすい。この
左右の軸受台間での浮動の量的あるいは時間的なずれに
より、ロータリ内刃の両端軸と軸受台間でこじれが生じ
て内刃回転を阻害したり、騒音を発生したり、また外刃
に対しロータリ内刃が傾いて切れ味を低下するなどの不
具合が生じる。
本発明は、上記のような、ロータリ内刃が上下に浮動
自在に組み込まれているロータリ式電気かみそりにおい
て、そのロータリ内刃を支持する左右一対の軸受台自体
の構造を改良することにより、ロータリ内刃の両端軸ま
わりのこじれ防止、ロータリ内刃の傾き防止を図ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るロータリ式電気かみそりは、第1図に示
すごとく本体ケース1にアーチ状の外刃55が着脱自在に
装着されており、本体ケース1に内刃駆動ユニット3が
上下方向に浮動自在に支持されている。
内刃駆動ユニット3は、外刃55の内面に対し摺接回転
するシリンダ型のロータリ内刃4と、ロータリ内刃4の
左右両端の軸12を支持する左右一対の軸受台5・6と、
左右の軸受台5・6を支持するシャーシ7とを一体的に
組み合わせてある。
シャーシ7は、左右の軸受台5・6の各下端に一体連
結される左右シャーシ7a・7bを含み、内刃駆動ユニット
3は、左右シャーシ7a・7bの各上端が本体ケース1の上
壁34に設けた左右のスリット35を介して上方に突出する
ように組み込まれている。
本体ケース1内の上壁34の下方に、モータ9を備えて
おり、シャーシ7にモータ9の駆動力をロータリ内刃4
に伝達するための駆動伝達手段10が搭載されている。
ロータリ内刃4の下方において、両軸受台5・6どう
しが、梁部材13で一体的に連結されて剛体構造に組立て
られており、本体ケース1の上壁34の上方において、ロ
ータリ内刃4、左右一対の軸受台5・6、および梁部材
13の三者が、一体となって本体ケース1に対し上下動す
るようにしたことを特徴とする。
〔作用〕
剛体化された左右の軸受台5・6は、肌圧を受ける外
刃55による強い押力が加えられたり、あるいは不慮に落
下衝撃を受けたりしても、その形状を変えたり、傾いた
りするようなことがなく、ロータリ内刃4の支持を確固
たるものとする。
また、外刃55を肌に押し付けたり、離したりしたと
き、その押し付け位置や押し付け力の変化によって、左
右の軸受台5・6の両者間においてその浮動の量的なず
れや時間的なずれ等が生じることもない。
〔発明の効果〕
本発明のロータリ式電気かみそりによれば、左右一対
の軸受台5・6どうしを梁部材13で一体につないで剛体
構造にするので、ロータリ内刃4の両端軸12まわりでの
こじれ等がなくて常にロータリ内刃4を円滑かつ静かに
回転させることができ、またロータリ内刃4の傾きを防
止できて切れ味を向上させることができる。また、不慮
の落下衝撃などにも十分に耐えられ、長期にわたりロー
タリ内刃4の安定かつ確実な支持状態を確保でき、この
点でも回転振れ発生を予防することができて有利であ
る。
〔実施例〕
本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例を図
面に基づき説明する。
第3図および第4図において、これの本体ケース1
は、前後ケース1a・1bを付き合わせてねじ2等で一体的
に結合している。
本体ケース1には内刃駆動ユニット3が組み込まれ
る。この内刃駆動ユニット3は、第1図に示すようにシ
リンダ型のロータリ内刃4と、ロータリ内刃4を支持す
る左右一対の軸受台5・6と、左右の軸受台5・6を支
持するシャーシ7と、シャーシ7に搭載したモータ9
と、モータ9の回転をロータリ内刃4に伝達する駆動伝
達手段10とを一体的に組み合わせてなる。
ロータリ内刃4はスパイラル状の切刃11を軸心方向両
端面4aに至るまで切削し、かつ左右両端面の各中央から
軸12を一体に突設している。このロータリ内刃4はその
両端の軸12を含む全表面にわたってTiN等のセラミック
コーティングで表面光沢処理されて、毛くずの付着を少
なくし、また軸12に滑り性を付与している。
ロータリ内刃4の左右両端の軸12は左右の軸受台5・
6で支持される。この左右の軸受台5・6は亜鉛ダイキ
ャスト、真鍮の金属などの剛性を有する材料からなり、
両軸受台5・6どうしは同じ剛性材料からなる梁部材13
で一体的に連結されて剛体構造に組立てられる。すなわ
ち、梁部材13は、第8図に示すごとく左右の軸受台5・
6の各下端からそれぞれ水平に一体に突設された枠状の
梁部材13a・13bからなり、この梁部材13a・13bどうしを
互いに重ね合わせて一体的に結合することにより、左右
の軸受台5・6どうしが軸心を合わして剛体構造に組立
てられる。
第8図に示すように、シャーシ7は、左右の軸受台5
・6の各下端にそれぞれ一体的に結合されるプラスチッ
ク製の左右シャーシ7a・7bと、左右シャーシ7a・7bの下
端どうしを一体的に連結するプラスチック製の底シャー
シ7cとで、正面視U字形状に組み立てられる。
シャーシ7の底シャーシ7cの下側にはモータ9がモー
タホルダ14をもって一体的に取付けられている。
また、シャーシ7に搭載される駆動伝達手段10は、第
3図に示すように、モータ9の上端からモータホルダ14
および底シャーシ7cの上方へ突出する出力軸15に出力ギ
ヤ16を固定し、底シャーシ7cの上方の左右シャーシ7a・
7b間に連結軸17を回転自在に支持し、該連結軸17の軸方
向中央部に固定されたフェースギヤ19を前記出力ギヤ16
と直交状に噛合させ、連結軸17の左端に固定されたギヤ
20を左シャーシ7a内に収容した多段ギヤ21に噛合させて
いる。
左側の軸受台5の外側にはロータリ内刃4の左軸12上
に固着したギヤ23aとこれに噛合するギヤ23bとを上下二
個組み込むとともに、ギヤカバー22を装着し、ギヤカバ
ー22の開放底に下側のギヤ23bを臨ませて前記多段ギヤ2
1の最上段のギヤと噛合する。したがって、モータ9の
回転は連結軸17、多段ギヤ21、およびギヤ23a・23bを介
してロータリ内刃4に伝達される。
次に、上記構造の内刃駆動ユニット3の組立て順の一
例を説明する。
まず、第7図に示すように、左右シャーシ7a・7b間に
連結軸17を架設し、左シャーシ7a内に多段ギヤ21を組み
込み、右シャーシ7bの上端に右軸受台6をカシメ溶着等
で一体的に接合するとともに、該軸受台6から突設した
梁部材13bの先端を左シャーシ7aの上端にカシメ溶着等
で一体的に結合する。右軸受台6の下部には、第10図に
示すように、梁部材13aの先端が抜き差し可能に挿入支
持される結合孔24が形成されている。また右軸受台6お
よび右シャーシ7bの外側には梁部材13aの先端が結合孔2
4から抜け出ないようにロックする内刃外し板25が上下
スライド自在に装着される。その内刃外し板25の内面に
は梁部材13aの先端に対し係脱するロック爪26を一体に
突設している。そして内刃外し板25はばね27で常に上方
へ付勢されていて、ロック爪26が梁部材13aの先端にこ
れの下方から係合する係合状態を維持するようになして
いる。こうして内刃駆動ユニット3の上部組みの組立て
を終える。
また、第7図に示すように、底シャーシ7cの下側にモ
ータホルダ14を重ね合わせてビス29で一体的に結合し、
このモータホルダ14にモータ9を縦向き姿勢で前記ビス
29で共締めして保持する。また、底シャーシ7cとモータ
ホルダ14との間には振動子69を組み込む。この振動子69
は、モータ9の回転を後述するきわ剃り用可動くし刃63
(第4図参照)に伝達するもので、第6図に示すように
その前端に可動くし刃63側の駆動ピース64(第4図参
照)に係合する爪部70を有し、かつその前後中間に出力
軸15上の偏心カム71に嵌合する前後方向に長い形の孔72
を有するとともに、後端にモータホルダ14の上面に突設
したピン73に嵌合する孔74を有してなる。したがって、
この振動子69は偏心カム71の回転を受けてピン73を中心
として揺振運動する。この揺振運動時にモータホルダ14
の上面との摩擦を少なくするために、その上面に小さい
突起76を設け、この上に振動子69を載せている。そし
て、この振動子69は底シャーシ7cの底側の凹部75内にそ
の揺振運動に支障なきようにコンパクトに納めている
(第9図参照)。これで内刃駆動ユニット3の下部組み
の組立てを終える。
ついで、第8図に示すように、内刃駆動ユニット3の
上部組みの左右シャーシ7a・7bの下端を、その下部組み
の底シャーシ7cの上側にのせてビス30で締めつけて、左
右シャーシ7a・7bの下端どうしを底シャーシ7cで一体的
に連結する。このさいビス33は枠状の梁部材13bの内部
上方から締めつけられる。
また、第3図および第8図に示すように、ロータリ内
刃4の左軸12を左軸受台5に軸受メタル31を介して支持
するとともに、左軸受台5の外側にギヤ23a・23bを組み
込むとともにギヤカバー22を装着して、内刃組みの組立
てを終える。
最後に、第8図および第10図に示すように、ロータリ
内刃4の右軸12を右軸受台6に挿入支持するとともに、
左軸受台5を左シャーシ7aの上端にのせて着脱可能に一
体的に結合する。このさい、ロータリ内刃4の左軸受台
5の梁部材13aの先端は、第8図に示すように、右軸受
台6の梁部材13bの内面に設けてあるガイド溝32に挿入
させて摺動させることにより、第10図中、二点鎖線で示
すように右軸12を右軸受台6内の軸受メタル33に挿入す
るとともに、梁部材13aの先端を右軸受台6の結合孔24
に挿入させる。梁部材13aの先端が結合孔24に挿入する
ときは該先端が内刃外し板25のロック爪26のテーパに接
当して該外し板25を一旦ばね27に抗して押し下げ、梁部
材13aの先端がロック爪26上を通過すると外し板25がば
ね27により自動的に上動し、ロック爪26が梁部材13の先
端の内側に突入係合してロックする。また、第3図に示
すように左軸受台5およびギヤカバー22が左シャーシ7a
の上端に定着固定し、該22内のギヤ23bが駆動伝達手段1
0の多段ギヤ21の最上段ギヤに噛合する状態が得られ
る。
このように内刃外し板25のロック爪26で梁部材13aの
先端をロックすることにより、左右の軸受台5・6どう
しは梁部材13a・13bで一体的に強固に結合されて剛体化
される。
かくして、このように組立てられた内刃駆動ユニット
3は、第3図および第4図に示すように、本体ケース1
の前後ケース1a・1b間に組み込まれる。
このさい、内刃駆動ユニット3は、左右シャーシ7a・
7bの各上端が前後ケース1a・1bの上壁34の左右のスリッ
ト35から上方へ突出するように、組み込まれる。左右シ
ャーシ7a・7bと各スリット35との間の隙間は、予め各シ
ャーシ7a・7bに備えた撓み自在な毛浸入防止ゴム36で塞
がれる。
また、内刃駆動ユニット3は、プラスチック製のモー
タホルダ14の左右端から上下方向のみに弾性変形自在な
前後の支持アーム37・37を左右方向に水平に一体に突設
しており、各支持アーム37の先端37aを前後ケース1a・1
bの各内壁に設けた凹部39に係合固定することによっ
て、内刃駆動ユニット3全体が左右の支持アーム37の弾
性変形を介して上下方向に浮動自在に支持される。底シ
ャーシ7cの底側と、その下方に対応するように本体ケー
ス1側に固着したばね受40との間には圧縮ばね41を介装
し、該ばね41で内刃駆動ユニット3全体を常に上方へ押
上げ付勢する。
第3図および第4図において、モータ9と本体ケース
1の内面との間には内刃駆動ユニット3の前後および左
右方向の移動を規制する上下動ガイド手段が設けられ
る。その上下動ガイド手段としては、前後ケース1a・1b
の各内面から前後位置規制リブ42に一体に突設し、この
前後の前後位置規制リブ42・42間でモータ9をガイドし
て内刃駆動ユニット3全体が前後方向に移動するのを規
制する。また後ケース1bの内面に縦長円状凹部43を形成
するとともに、モータホルダ14からピン44を突設して、
このピン44を前記凹部43に上下方向のみに摺動自在に嵌
合することにより、内刃駆動ユニット3の左右方向の移
動規制をも確実にしている。なお、第1図に示すように
内刃駆動ユニット3の重心位置にモータ9の軸線を一致
させることにより、本体ケース1への組み付け状態で左
右の支持アーム37・37に加る力(重量配分)を均等に
し、内刃駆動ユニット3がバランスよく浮動できるよう
にしている。
本体ケース1内の下半部には、モータ9の前後に配置
する前後一対の回路基板45・46と、モータ9の左右に位
置する2本のニカドなどの充電型の電池47とが組み込ま
れる。
第4図に示すように、本体ケース1のロータリ内刃4
の下方にはその内刃4から落ちる毛くずを溜める毛くず
溜室51が形成される。毛くず溜室51にはその排出口52を
開閉回転するシャッタ53と、該シャッタ53の開き回転動
作に連動して毛くずを排出口52に掻き出す掻出羽根54と
が備えられている。
第3図、第4図および第11図において、本体ケース1
の上部には、網目状の外刃55がこれのホルダ56を介して
アーチ状に弯曲されて装着される。その外刃ホルダ56
は、第11図に示すように内ホルダ56aとこれの外側に分
離可能に重ね合わした外ホルダ56bとからなり、外刃55
はこの内外ホルダ56a・56bの合わせ面間に挟まれる。第
12図に示すように内ホルダ56aの外壁部に外刃55の固定
側後端55bがカシメ溶着されるとともに、第11図に示す
ように外刃55の可動側前端55aが内ホルダ56の前壁部に
取付けた支持板57にジグザグ形状のばね58を介して連結
されて、外刃55が常に可動側前端55a側に向けて引っ張
られている。
しがって、外刃55を肌に押し付けた場合、外刃55はば
ね58を縮み変形させて下動し、外刃55を肌から離すとば
ね58の拡がり復元力により外刃55は上動して復帰する。
内ホルダ56aの左右壁部は本体ケース1の左右側上端
にそれぞればね59を介して出没自在に装着したノブ付き
係止爪60に係合保持されている。したがって、第3図に
おいて、左右のノブ付き係止爪60をばね59に抗して押し
込むと、外刃55は外刃ホルダ56とともに本体ケース1か
ら取り外すことができる。
外刃55を引っ張るばね58と内刃駆動ユニット3全体を
押上げる圧縮ばね41との相乗効果で外刃55とロータリ内
刃4との密着性を向上させる。
第3図において、ロータリ内刃4はスパイラル状の切
刃11の有効長さを可及的に長くとるために、前述のよう
に切刃11をその左右両端面4aにまで切削している。こう
した場合、切刃11の左右端で外刃55を引っ掻いて破るお
それがある。そこで、第3図および第12図に示すよう
に、軸受台5・6の各円弧上端とロータリ内刃4の外周
上部とを略同面にする。すなわち、軸受台5・6の各円
弧上端の円弧曲率と、ロータリ内刃4の切刃11の刃先ど
うしを結ぶ仮想刃先円弧の曲率とを略同一にするととも
に、軸受台5・6の頂部の高さとロータリ内刃4の切刃
11の刃先頂部の高さとを略同一にする。そのうえで、ロ
ータリ内刃4の装着状態でロータリ内刃4の左右端面4a
と軸受台5・6の各内面とを近接対向せしめ、この状態
で外刃55の左右端を軸受台5・6の各円弧上端で受け止
めるようにしている。また右軸受台6のエッジ6aを面取
り加工し、また左軸受台5のギヤカバー22のエッジ22a
にも面取り加工を施して、これらエッジ6a・22aに対し
ても外刃55が引っ掛かるのを避けている。
また、上記ロータリ内刃4は、例えば、切刃11の刃先
どうしを結ぶ仮想刃先円の直径は10mm、切刃11の本数は
12本、切刃11のリード角は20度に設定することにより、
このロータリ内刃4を外刃55の内面に弾性密着させた状
態で、外刃55を肌に押し当てても、外刃55が切刃11・11
間の溝に落ち込んで破損するようなことがない。
第4図において、前ケース1aの外面上にはスイッチケ
ース61を上下方向にスライド操作自在に装着している。
スイッチケース61の内面側の上部にはきわ剃り用の固定
くし刃62と可動くし刃63を各刃先が上向きに突出するよ
うに備え、またモータ出力を受け継いで可動くし刃63に
伝動する駆動ピース64を備えている。また、第5図およ
び第13図に示すように、スイッチケース61は前ケース1a
の内面側に配される節度板65と一体的に結合さる。その
節度板65はスイッチケース61の上下スライドに伴い回路
基板45上のスイッチ端子と接離するスイッチ板ばね66
と、前ケース1aの内面に突設した節度突起67に対し係脱
自在な節度アーム68とを有している。その節度突起67
は、第13図に示すごとく前ケース1aの内面に突設した前
記の前後位置規制リブ42を正面視において円弧形状に形
成し、これを上下方向に三個並べて設けてなり、前後位
置規制リブ42と節度突起67とを兼用する構造になしてい
る。しかし、その節度突起67は前後位置規制リブ42とは
別々に設けてもよい。
かくして、スイッチケース61は節度アーム68を節度突
起67に順次段階的に係合させて行くことにより、第4図
に実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)と、こ
れより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位置)
と、更に一段上できわ剃り用の駆動ピース64がモータ9
の出力軸15上の振動子69の爪部70と係合して可動くし刃
63に駆動力が伝動され、該可動くし刃63および固定くし
刃62と、ひげ剃り用のロータリ内刃4および外刃55とを
共同させて使用する第1上方突出使用位置と、さらに一
段上できわ剃り刃(可動くし刃63・固定くし刃62)のみ
使用の第2上方突出使用位置とにそれぞれ、位置決め保
持される。第4図において、上記スイッチケース61の下
方待機位置からモータ起動位置への移動ストロークは符
号S1で、またモータ起動位置から第1上方突出使用位置
への移動ストロークは符号S2で、さらに第1上方突出使
用位置から第2上方突出使用位置への移動ストロークは
符号S3でそれぞれ示している。
ひげ剃り用のロータリ内刃4および外刃55とを共同さ
せて使用するについて、第14図に示すように、先ず長い
毛をきわ剃り用の固定くし刃62と可動くし刃63で短く剃
り、引き続いてその毛を更に外刃55とロータリ内刃4と
で深剃りする。
ロータリ内刃4を取り外して掃除する場合、またはそ
れを新規なものと交換する場合には、外刃55をホルダ56
共に本体ケース1の上部から取り外したうえで、内刃外
し板25をばね27に抗して引き下げるとロック爪26が梁部
材13aの先端の内側から下方に抜き出され、ロータリ内
刃4および左軸受台13aを右方向へスライドさせること
により、右軸受台6からロータリ内刃4を取り外すこと
ができる。
第3図、第4図、第15図および第16図において、本体
ケース1の底側には充電交流両用タイプのプラグユニッ
ト90が装着されている。このプラグユニット90は、第4
図に示すごとく前後ケース1a・1b間に挟み固定されるプ
ラグ基板111と、該プラグ基板111の下面側に固着されて
電源コードを介して給電可能とする固定式ソケット94
と、同基板111の下面側に左右方向にスライド自在に装
着されて壁コンセント等に差し込み可能とする充電用の
可動式プラグ95とを一体的に組み合わせてなる。固定式
ソケット94と可動式プラグ95とは択一的に使用可能にな
している。
前後ケース1a・1bの底部の右側面にプラグ出退口96
を、その底面に操作溝97をそれぞれ開口している。プラ
グ出退口96は前後ケース1a・1bの右側面のプラグ出退口
96の上方に上下スライド自在に装着したプラグカバー98
で開閉可能としている。その前後ケース1a・1bのプラグ
出退口96を有する側のコーナーはその上下および前後方
向に丸みをつけた曲断面形状に形成し、またプラグカバ
ー98の下端部もその前後ケース1a・1bのコーナーの形状
に対応させて丸みをつけた形に形成している(第15図お
よび第16図参照)。したがって、本体ケース1を強く握
ってもそのコーナーで掌に傷みを感じさせるようなこと
がない。
第15図および第16図において、上記プラグ基板111の
下面には、第19図に示すごとき平面視においてコ字形状
のプラグ刃ホルダ101が、固定式ソケット94の前後両側
を跨いで左右方向に所定ストロークだけスライド自在に
組み付けられる。そのプラグ刃ホルダ101はこの先端101
aにプラグ刃挿入孔102を、またその前後側面にフック係
合溝103をそれぞれ有し、その前後のフック係合溝103を
前記プラグ基板111の前後端から下向きに突設した前後
のフック104にスライド自在に係合させている。
第19図に示すように、可動式プラグ95は前後一対のプ
ラグ刃99とこれの基端に一体結合した刃台100とを有す
る。第16図に示すように、この可動式プラグ95はプラグ
刃99を固定式ソケット94の前後両側に跨がせてプラグ刃
ホルダ101のプラグ刃挿入孔102に挿入させるとともに、
刃台100の前後側面から突設した前後の突起91をプラグ
刃ホルダ101の前後側面壁に開口した前後のガイド孔92
に嵌入させている。また刃台100の底側には操作ノブ105
がばね112により常時下方へ付勢される状態で取りつけ
られ、この操作ノブ105は、操作溝97内を可動式プラグ9
5と一体となって左右方向にスライド自在とされるとと
もに、操作溝97の左右端位置に設けた凹部106・107に対
しそれぞれ係脱自在とされている。その凹部106・107
は、第19図に示すように上記固定式ソケット94から一体
に延設された、操作溝97内で可動式プラグ95をガイドす
るためのガイド板113に設けられている。
第15図および第16図に示すように、操作ノブ105が操
作溝97の左端の凹部107に係合しているときは、可動式
プラグ95はプラグ刃99およびプラグ刃ホルダ101をプラ
グ出退口96の内部に退入収納する状態にある。
いま、プラグカバー98を上方へスライドさせてプラグ
出退口96を開け、操作ノブ105を左端の凹部107との係合
を解いたうえで操作溝97に沿って右方向にスライドさせ
ると、まず、突起91がガイド孔92内の右端壁に当たるま
で、プラグ刃99がプラグ刃挿入孔102およびプラグ出退
口96から突出して行く。
更に操作ノブ105を操作溝97の右端の凹部106に係合す
るまで右方向にスライドさせると、今度は突起91により
ガイド孔92内の右端壁が押されることにより、プラグ刃
ホルダ101がその方向にプラグ刃99と一緒に移動し、第1
7図および第18図に示すようにプラグ刃99がプラグ出退
口96から所定突出量だけ突出するとともに、プラグ刃ホ
ルダ101の先端101aもプラグ出退口96から突出する。そ
のプラグ刃ホルダ101の突出状態ではその平らな先端101
aが本体ケース1の曲断面コーナーのアール部Rより上
方に連続する直線部Sと一直線状になるように設定して
いる。この時、プラグ刃ホルダ101および可動式プラグ9
5は操作ノブ105が凹部106に係合することによりロック
されている。
したがって、充電時に、プラグ刃99を曲断面コーナー
のプラグ出退口96から突出させる場合も、そのプラグ刃
ホルダ101の先端101aを壁等のコンセントK(第17図
中、二点鎖線参照)に面接当させることができて安定確
実な充電姿勢にすることができる。
また、この可動式プラグ95を用いて充電しているとき
は、固定式ソケット94は刃台100の底側に一体に形成さ
れているソケットカバー108で閉じられるようにしてい
る。
そして可動式プラグ95を元通りプラグ出退口96内に退
入させるには、操作ノブ105をこれが操作溝97の左端の
凹部107に係合するまで該溝97内をスライド移動させれ
ばよい。
なお、第19図に示す上記した各部品、すなわちプラグ
基板111、プラグ刃ホルダ101、固定式ソケット94、可動
式プラグ95、および操作ノブ105を上記のように組み合
わせることにより、第5図に示すごときプラグユニット
90を完成し、この状態で部組部品となる。この部組部品
の状態では、これを本体ケース1に組み込む前の段階
で、操作ノブ105を操作することにより可動プラグ95の
突出および退入作動、またプラグ刃ホルダ101の突出お
よび退入作動が、正常に行い得るか否かの事前チェック
が可能である。
〔別実施例〕
上記実施例ではロータリ内刃4を着脱し易くするため
に、左右の軸受台5・6を分離できるように梁部材13で
一体的に結合する剛体とするが、これに限られず、当初
から左右の軸受台5・6と梁部材13の三者を全て金属等
の剛性材料で一体成形して剛体とするものであってもよ
い。
これら軸受台5・6と、および梁部材13に剛性を持た
せる材料としては、金属や金属ダイキャストに代えて、
ガラスビーズ、鉄粉、あるいはステンレス粉入りのプラ
スチック等のような強化プラスチック等であってもよ
い。
また、上記実施例ではモータ9と駆動伝達手段10をロ
ータリ内刃4と一緒に上下に浮動自在とするが、これに
代えて、モータ9は本体ケース1側に固定し、ロータリ
内刃4、左右の軸受台5・6および梁部材13の三者のみ
を浮動自在として、両者間をギヤ伝動に代えてベルト伝
動で連結するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロータリ式電気かみそりの要部を
概略的に示す正面図、 第2図ないし第19図は本発明の一実施例を示しており、 第2図は全体の透視図、 第3図は全体の縦断正面図、 第4図は全体の縦断側面図、 第5図は全体の分解斜視図、 第6図は内刃駆動ユニットの下部組みを分解して示す斜
視図、 第7図は内刃駆動ユニットの上部組みと下部組みとを分
離状態で示す斜視図、 第8図は内刃駆動ユニットとロータリ内刃とを分離状態
で示す斜視図、 第9図は第7図におけるA−A線断面図、 第10図はロータリ内刃の装着途上を示す断面図、 第11図は外刃の分解斜視図、 第12図は第3図におけるB−B線断面図、 第13図は第4図におけるC−C線断面図、 第14図はひげ剃り態様の一例を示す側面図 第15図は可動式プラグを退入した状態で示す本体ケース
底部の縦断正面図、 第16図は第15図におけるD−D線断面図、 第17図は可動式プラグを突出した状態で示す本体ケース
底部の縦断正面図、 第18図は第17図におけるE−E線断面図、 第19図はプラグユニットの分解斜視図である。 1……本体ケース、 4……ロータリ内刃、 5・6……左右の軸受台、 13……梁部材、 55……外刃。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)にアーチ状の外刃(55)
    が着脱自在に装着されており、 本体ケース(1)に内刃駆動ユニット(3)が上下方向
    に浮動自在に支持されており、 内刃駆動ユニット(3)は、外刃(55)の内面に対し摺
    接回転するシリンダ型のロータリ内刃(4)と、ロータ
    リ内刃(4)の左右両端の軸(12)を支持する左右一対
    の軸受台(5・6)と、左右の軸受台(5・6)を支持
    するシャーシ(7)とを一体的に組み合わせてあり、 シャーシ(7)は、左右の軸受台(5・6)の各下端に
    一体連結される左右シャーシ(7a・7b)を含み、 内刃駆動ユニット(3)は、左右シャーシ(7a・7b)の
    各上端が本体ケース(1)の上壁(34)に設けた左右の
    スリット(35)を介して上方に突出するよう組み込まれ
    ており、 本体ケース(1)内の上壁(34)の下方に、モータ
    (9)を備えており、 シャーシ(7)にモータ(9)の駆動力をロータリ内刃
    (4)に伝達するための駆動伝達手段(10)が搭載され
    ており、 ロータリ内刃(4)の下方において、両軸受台(5・
    6)どうしが、梁部材(13)で一体的に連結されて剛体
    構造に組立てられており、 本体ケース(1)の上壁(34)の上方において、ロータ
    リ内刃(4)、左右一対の軸受台(5・6)、および梁
    部材(13)の三者が、一体となって本体ケース(1)に
    対し上下動するようにしたことを特徴とするロータリ式
    電気かみそり。
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