JP2729650B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP2729650B2 JP5424189A JP5424189A JP2729650B2 JP 2729650 B2 JP2729650 B2 JP 2729650B2 JP 5424189 A JP5424189 A JP 5424189A JP 5424189 A JP5424189 A JP 5424189A JP 2729650 B2 JP2729650 B2 JP 2729650B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロータリ式電気かみそりの改良に関する。
〔従来の技術〕
ロータリ式電気かみそりとして、外刃の内面に対し摺
接回転するロータリ内刃を本体ケース内に上下動自在に
支持することによって、外刃が肌により押圧力を受けて
上下変形するに追従してロータリ内刃が上下動し、ロー
タリ内刃の外刃内面への密接状態が常に良好に維持され
ることを期したものは、公知である(実開昭57−72876
号公報)。
一方、ロータリ式電気かみそりに、その他の往復動式
電気かみそりと同様にきわ剃り刃を備えたものも、公知
である(特開昭59−207181号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
問題は、前者のごときロータリ内刃を上下動自在に支
持する形態のロータリ式電気かみそりを前提にしたうえ
で、これに後者のごとくきわ剃り刃を備えるロータリ式
電気かみそりを実際に得ようとする場合である。この実
施に際し、例えば、後者のきわ剃り刃付きロータリ式電
気かみそりのごとくロータリ内刃そのものの回転を直線
往復運動に変えてきわ剃り刃を駆動するというきわ剃り
駆動機構を採用する場合は、そのきわ剃り駆動機構をロ
ータリ内刃の上下動に追従させて上下動するように組み
付けなければならない。しかし、こうした場合はきわ剃
り刃の駆動の安定性に欠く憂いがあり、またその駆動機
構の構造および組立てが非常に複雑になり、更に本体ケ
ースの大型化を招くなど、実用性に乏しい。
本発明は、上記のような、ロータリ内刃が本体ケース
内に上下動自在に支持されるとともに、きわ剃り刃を備
える形態のロータリ式電気かみそりにおいて、きわ剃り
刃の駆動の安定化、およびその駆動構造の簡素化を図る
ことを目的とする。
また、本発明は、きわ剃り刃の駆動機構を本体ケース
内にコンパクトに納めて本体ケースの小型化を図ること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のロータリ式電気かみそりでは、例えば第1図
に示すように、本体ケース1内に、互いに上下平行に間
隔を置いて相対向する上下方向に変形自在な上下一対の
浮動支持部材20a・20bを固定し、上側の浮動支持部材20
aに、前記外刃6の内面に対し摺接回転するロータリ内
刃7を回転自在に両持ち軸架した内刃支持フレーム15を
載せて一体的に結合するとともに、下側の浮動支持部材
20bに前記ロータリ内刃7を回転駆動するためのモータ1
7を取りつけている。そして、上記内刃支持フレーム15
に、モータ17の回転をロータリ内刃7に伝達するための
伝達手段18bを備えるとともに、上下の浮動支持部材20a
・20b間に、前記モータ17の回転を直線往復運動に変換
して可動くし刃51に伝達するきわ剃り刃駆動機構37を浮
動支持部材20a・20bの上下変形を許容する状態に配置し
たものである。
〔作用〕
外刃6が肌圧による押圧を受けて上下に変形するに伴
い、ロータリ内刃7は、外刃6の内面に密接した状態を
維持しながら、上下の浮動支持部材20a・20bの上下変形
を介して内刃支持フレーム15およびモータ17と共に安定
良く上下動させることができる。
きわ剃り刃駆動機構37は伝達手段18bとは別に組み込
まれているので、きわ剃り刃駆動機構37は、ロータリ内
刃7の上下動に追従させて上下動させる必要が無くな
る。従って、きわ剃り刃駆動機構37は、ロータリ内刃7
の上下動に追従させなくても、きわ剃り可動刃51を駆動
することができる。
また、きわ剃り刃駆動機構37は、上下の浮動支持部材
20a・20b間のデッドスペースを利用して該スペース内に
配置するので、本体ケース1内にコンパクトに納められ
る。
〔実施例〕
本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例を図
面に基づき説明する。
第5図および第6図において、これの本体ケース1
は、前後ケース1a・1bを突き合わせてネジ等で一体的に
結合している。この本体ケース1内の下半部には、前後
一対の回路基板2・2、およびこれらの間に挟持された
2本の充電式電池3・3が組み込まれ、かつケース底に
充電用プラグ4が装着されている。
本体ケース1の上部には網目状の外刃6が外刃ホルダ
5を介してアーチ状に屈曲されて装着され、本体ケース
1内の上半部には、予めシリンダ型のロータリ内刃7を
横架軸支した内刃ユニット8と、上下方向に変形自在な
浮動支持部材20、およびモータ17とを一体的に組み合わ
せてなる内部動作ユニットPが、浮動支持部材20を介し
て上下動自在に装備されている。更に、前ケース1aの前
面にはスイッチ操作ノブ24が、また後ケース1bの後面上
端にはきわ剃りユニット9がそれぞれ装着されている。
第5図において、外刃ホルダ5は本体ケース1の右側
上端に設けた係止爪12aに係合支持されるとともに、外
刃ホルダ5の左壁部が本体ケース1の左側上端にばね13
を介して装着したノブ付き係止爪12bに係合支持されて
いる。したがって、左側のノブ付き係止爪12bをばね13
に抗して押し込むと、外刃ホルダ5は外刃6と共に本体
ケース1から取り外すことができる。
第1図において、内刃ユニット8は、シリンダ型のロ
ータリ内刃7と、ロータリ内刃7を回転軸14を介して横
架支持する内刃支持フレーム15と、モータ17の回転力を
受けるための受動手段18aと、受動手段18aの受けた動力
をロータリ内刃7に伝達するための伝達手段18bとを一
体的に組み合わせてなる。ロータリ内刃7は、そのシリ
ンダ外周面に複数本の切刃7aを軸心方向に向かって螺旋
状に形成してなり、その軸心方向の両端部のみにおいて
切刃無しの真円柱状に構成している。内刃支持フレーム
15は金属もしくは硬質プラスチックからなる左右のサイ
ドフレーム16・16と、両フレーム16・16の下端どうし間
にネジ10で結合した底フレーム21とからなって、全体と
して正面視U形に組み立てられる。底フレーム21はサイ
ドフレーム16・16と一体に形成することもできる。左右
のサイドフレーム16・16の各上端に回転軸14を回転可能
に支承する軸受ボス16a・16aが設けられ、底フレーム21
の上方のサイドフレーム16・16間に受動軸11を回転自在
に支持し、該受動軸11の軸方向中央に受動ギヤ31を固定
し、これら受動軸11および受動ギヤ31で受動手段18aを
構成している。第7図に示すように、右側のサイドフレ
ーム16には多段減速ギヤからなる伝達手段18bが内蔵さ
れ、これは、前記受動軸11の軸端に固定されたギヤ32を
回転軸14の軸端に固定されたギヤ33に中間ギヤ34群を介
して伝動している。
内刃ユニット8が本体ケース1に組み付けられる前に
は、第1図に示すように、予め内刃ユニット8の底フレ
ーム21の下側の浮動支持部材20およびモータ17をねじ25
によって一体的に共締めする。
浮動支持部材20は、互いに上下平行に所定間隔を置い
て重ね合わされるプラスチック製の上下一対の浮動支持
部材20a・20bからなり、上側の浮動支持部材20aは、第
1図および第13図に示すように底フレーム21の底側に重
合されてねじ25で締結される厚肉板部39を有し、この厚
肉板部39の左右端に薄肉状の弾性アーム19を左右方向外
方に向けて水平に一体に連設し、各弾性アーム19の先端
に本体ケース1の内面側に固定するための棒状の固定端
部19aを形成している。また下側の浮動支持部材20bは筒
形のモータホルダ22を有し、このホルダ22の上面に前記
ねじ25の通されるボス88を突設するとともに、同ホルダ
22の左右端に薄肉状の弾性アーム19および、厚肉の固定
端部19aを一体形成している。
下側の浮動支持部材20bにはモータ17がこの上端部を
前記モータホルダ22に嵌入するとともに前記ねじ25の締
めつけによって縦姿勢に取りつけられる。モータ17は、
内部動作ユニットPの左右バランスを保つうえで、内刃
ユニット8の底フレーム21の左右方向中央部の直下に配
置させることが好ましい。
モータ17の上端から突設した出力軸17aはモータホル
ダ22の上方へ突出し、この突出端に固定した出力ギヤ23
を前記受動ギヤ31に噛合する。なお、上側の浮動支持部
材20aの厚肉板部39および底フレーム21は、第13図に示
すように、それぞれの中央部に開口部39a・40を形成す
ることによって、これらが出力ギヤ23および受動ギヤ31
と接当干渉するのを避けている。
かくして、これら内刃ユニット8、浮動支持部材20お
よびモータ17を一体的に組み合わせてなる内部動作ユニ
ットPは、本体ケース1の内部に組み込まれる。この組
み込みに際しては、第1図に示すように、本体ケース1
の前後ケース1a・1bの各内面の上下にそれぞれ突設した
左右一対の係合凹部26・26および27・27に、前記浮動支
持部材20の弾性アーム19の固定端部19aを係合するとと
もに、サイドフレーム16・16を本体ケース1の上壁1cに
上下方向に貫通させて、前後ケース1a・1bを突き合わせ
ることによって、内部動作ユニットP全体が本体ケース
1内に弾性アーム19の弾性変形を介して上下動自在に支
持される。各弾性アーム19は、上下方向の板厚を薄く、
また前後方向の板幅は広幅に形成することによって、上
下方向にのみ弾性揺動し易いように形成している。な
お、その弾性アーム19としては薄肉のリン青銅板やステ
ンレス板等の金属板を各支持部材20a・20bにインサート
成形するものであってもよい。
第1図に示すように、下側の浮動支持部材20bのモー
タホルダ22と、本体ケース1の内面から突設した突片29
との間にねじりコイルばね又は板ばねからなるばね30が
介装され、内部動作ユニットP全体が該ばね30で常に上
方に補助的に押上げ付勢されている。
出力軸17aの出力ギヤ23の下方には偏心カム36が固定
され、この偏心カム36に後述するようにきわ剃りユニッ
ト9に組み込まれたきわ剃り刃ユニット35を駆動するき
わ剃り刃駆動機構37に伝動連結される。
第6図および第10図において、本体ケース1の前ケー
ス1aの外面側に装着されるスイッチ操作ノブ24は、前ケ
ース1aの内面側に上下スライド自在に係止されるスイッ
チプレート41と前ケース1aを介して一体的に結合されて
いる。スイッチ操作ノブ24のスライドの上限および下限
は前ケース1aの外面側に形成した上段部42および下段部
43との接当によってそれぞれ規制される。スイッチプレ
ート41の下端には節度用の左右一対の弾性アーム44・44
が連設されるとともに、前ケース1aの内面に該弾性アー
ム44の先端部に係合してスイッチ操作ノブ24をスライド
下限の非使用位置より一段上方の中間位置と、スライド
上限の使用位置に弾性的に位置決め保持する突部45が上
下二段に設けられている。またスイッチプレート41の下
部には1対のスライド接点46が備えられるとともに、前
側の基板2の前面には、それらスライド接点46に対応す
るモータ起動停止用の回線がプリント形成されていて、
スイッチ操作ノブ24が下限の非使用位置になるときはモ
ータ17と電池3との接続が断たれ、中間位置と上限の使
用位置にあるときはモータ17が電池3に接続されて駆動
されるようになっている。
第5図および第6図において、本体ケース1の上部の
後面側には毛受皿47が後方へ引き出し可能に装着されて
いる。その毛受皿47は前記サイドフレーム16・16間のロ
ータリ内刃7の直下に配設される。なお、第5図に示す
ように、本体ケース1の上壁1cとサイドフレーム16・16
との間の隙間はゴム等からなる毛止板38で塞がれて、ロ
ータリ内刃7から落ちる毛くずが本体ケース1の内部に
侵入しないようにしている。
第4図および第6図に示すように、本体ケース1の上
部の後面側における前記毛受皿47の下方には、きわ剃り
ユニット9が格納される凹所48が形成されている。きわ
剃りユニット9は、ホルダ49に固定した固定くし刃50に
対し可動くし刃51を左右方向に往復摺動自在に重ね合わ
せてなるきわ剃り刃ユニット35と、該きわ剃り刃ユニッ
ト35を収納するきわ剃りケース52とからなる。きわ剃り
ケース52は、前記凹所48内に収納する位置(第6図)
と、凹所48の後方外部へ突出する位置(第4図)とにわ
たって凹所48内に前後方向に平行移動自在に納められ
る。そして、きわ剃り刃ユニット35は、ホルダ49の左右
側面から突設した支軸53をきわ剃りケース52の左右側壁
の内面に枢着することにより、第6図に示すごとくきわ
剃りケース52内にその刃先を下向きにして退入する姿勢
と、第4図に示すごとくきわ剃りケース52の後方外部へ
その刃先を後向きに突出させる突出姿勢とにわたって前
記支軸53まわりに上下揺動可能である。
きわ剃りケース52を凹所48内で前後方向に移動させる
動作と、きわ剃りケース52内できわ剃り刃ユニット35を
支軸53まわりに出退揺動させる動作とは、前記スイッチ
操作ノブ24を下方限界の位置から一段押上げた中間位置
と上方限界の位置との間で上下スライド操作することに
より、これに連動して行えるようにする。すなわち、き
わ剃りケース52とスイッチ操作ノブ24との間に、スイッ
チ操作ノブ24の上下動をきわ剃りケース52の前後動およ
びきわ剃り刃ユニット35の揺動に変換伝達する出退操作
機構54が設けられる。その出退操作機構54について、第
13図に示すように、きわ剃り刃ユニット35のホルダ49か
ら左右1対のアーム55を突設し、該アーム55の先端に左
右のピン56・57を同軸心状に突設している。そして、第
4図および第12図に示すように前記アーム55の先端をき
わ剃りケース52の本体ケース1内に向く壁59の一部に開
口した切欠部52aから突出させ、該アーム55の先端のピ
ン56を本体ケース1の凹所48より内方の左右側壁の内面
に形成した「て」の字形状のピンガイド溝58に摺動自在
に係合させる。きわ剃りケース52は、ピン56を「て」の
字形状のピンガイド溝58の前後方向に水平な直線状溝部
58aに沿って摺動することにより凹所48内を前後方向に
平行移動し、また前記ピン56を前記ピンガイド溝58の支
軸53を中心とする円弧状溝部58bに沿って摺動すること
により、きわ剃り刃ユニット35がきわ剃りケース52内で
支軸53まわりに略90度揺動する。
また、本体ケース1内の凹所48より内方に揺動板60が
組み込まれるとともに、この揺動板60とスイッチ操作ノ
ブ24との間に昇降板61が組み込まれる。
揺動板60は、第4図および第8図に示すように、その
左右端から支軸62を突設し、該支軸62を本体ケース1の
内壁側に設けた軸孔63に嵌入させることにより、該支軸
62まわりに上下揺動可能である。この揺動板60の後端か
ら長孔64を有する腕部65を突設し、該腕部65の長孔64
に、前記きわ剃り刃ユニット35側のアーム55のピン57を
係合させる。更に、揺動板60はその前端に横杆66を左右
方向に挿通固定してなり、その横杆66の左右端部と本体
ケース1内のばね受け部67との間に引張ばね68を掛け、
このばね68によって揺動板60の前端側を常に下方に引っ
張っている(第6図参照)。
この揺動板60の前端部の下方位置に対応して前記昇降
板61が、第10図に示すように、本体ケース1の内面に沿
って上下スライド自在に取りつけられ、この昇降板61の
スライド下限位置で前記揺動板60の横杆66が昇降板61の
上端に設けた二叉状の腕部69で受け止められている(第
6図参照)。
従って、いま、第6図に示すようにスイッチ操作ノブ
24が下方限界の位置およびこの位置より一段押上げる中
間位置にあるときは、きわ剃りケース52は凹所48内に格
納されている。そして、スイッチ操作ノブ24を中間位置
より更にもう一段押上げると、第4図に示すように昇降
板61がそのノブ24と一体のスイッチプレート41の上端で
突き上げられ、昇降板61の上昇により揺動板60がばね68
の力に抗し支軸62まわりに矢印aで示す時計方向に揺動
し、この揺動板60の揺動によってその腕部65がきわ剃り
刃ユニット35のピン56をピンガイド溝58の直線状溝部58
a内を後方へ押し、きわ剃りケース52が凹所48内を矢印
bで示す後方へ平行移動する。きわ剃りケース52が凹所
48内を後方へ突出移動し終えるに引き続いて、前記揺動
板60の時計方向の揺動によってきわ剃り刃ユニット35の
ピン56がピンガイド溝58の円弧状溝部58bを下方に滑り
移動し、きわ剃り刃ユニット35が支軸53まわりに矢印c
で示す反時計方向に揺動してその刃先を後方外部へ突出
させる。この状態は、スイッチ操作ノブ24が第10図に示
すように弾性アーム44を上段の突部45の上方に乗り越え
た位置に停止することにより、保持される。
スイッチ操作ノブ24を上方限界の位置から下方へ引き
下げると、ばね68の引っ張り力により揺動板60が第4図
に示す矢印aと反対向きの反時計方向に揺動すると同時
に昇降板61がその横杆66により押し下げられ、これら揺
動板60および昇降板61は原位置に戻される。揺動板60の
前記揺動により、第6図に示すように、きわ剃り刃ユニ
ット35がきわ剃りケース52内に退入揺動するとともに、
きわ剃りケース52が凹所48内に退入することになる。
きわ剃り刃ユニット35は上記のようにきわ剃りケース
52から突出揺動すると、その可動くし刃51が前記モータ
17を動力源として駆動される。すなわち、その駆動は、
きわ剃り刃ユニット35とモータ17の出力軸17aとの間に
きわ剃り刃駆動機構37を前記受動手段18aおよび伝達手
段18bとは別に設けることによって行われる。
そのきわ剃り刃駆動機構37は、モータ17の回転を直線
往復動に変換して可動くし刃51に伝達する。具体的に
は、モータ17の出力軸17a上の前記出力ギヤ23の下方に
偏心カム36を固定し、その偏心カム36ときわ剃りユニッ
ト9との間に、プラスチック製の振動子70を配設する。
その振動子70は、第9図および第13図に示すように、そ
の中間に狭幅孔部71aと広幅孔部71bとが前後にして連続
する形の長孔71を有する振動子本体72の後端左右から左
右1対の薄肉状の支持アーム73・73を前向きに片持ち連
出し、各アーム73の後端に下向きのピン74を突設してな
り、該ピン74が第9図に示すように前記支持部材20bの
モータホルダ22の上面に載置した振動子受台75に嵌入固
定されている。この振動子70および振動子受台75は上記
上下の浮動支持部材20a・20bどうしをねじ25で結合する
ときにその間に組み込まれ、この組み込みによって振動
子70の長孔71内に前記偏心カム36が係入する。
第4図に示すように、きわ剃りケース52の壁59には、
その上下端に二叉状の係合部76・77を有する駆動ピース
78がその上下方向中央部を結合ピン79をもって左右揺動
自在に取りつけられる。その駆動ピース78の上側の係合
部76に対しては、きわ剃り刃ユニット35が後方へ突出す
る状態で可動くし刃51から突設した突片80が係入し、き
わ剃り刃ユニット35が退入することで前記突片80が前記
係合部76から離脱する。また駆動ピース78の下側の係合
部77に対しては、前記振動子70の後端中央から突設した
突片81が前記スイッチ操作ノブ24の上下スライド動作に
連動して係脱するようにする。すなわち、第9図に示す
ように、振動子受台75はこの左右端の各後部からそれぞ
れ突設したスライド突起82を本体ケース1の内部に前後
方向に設けた左右の固定ガイド83の溝84に摺動自在に係
合することによって、前後方向に水平移動可能とする。
また、第4図に示すように、その振動子受台75の左右端
の各前部からピン85を突設し、該ピン85に連結リンク86
の一端を回動自在に枢結し、該連結リンク86の他端を前
記昇降板61の左右端の各下部に突設したピン87に回動自
在に枢結する。
かくして、スイッチ操作ノブ24が下方限界位置にある
ときには、第6図および第9図に示すように振動子受台
75が前方位置にあり、偏心カム36が振動子70の広幅孔部
71bに位置していて振動子70と偏心カム36との接触が回
避されて、振動子70は駆動されない。スイッチ操作ノブ
24が上方限界位置にまで押上げられると、第4図に示す
ように昇降板61が前述したように上昇し、この上昇に伴
い振動子受台75が振動子70を載せたまま後方へ連結リン
ク86を介して水平移動し、振動子70の突片81が駆動ピー
ス78の下側の係合部77に係入し、また偏心カム36がこれ
の外径と同寸法に設定した狭幅孔部71aに係入し、偏心
カム36の回転に伴って振動子70が支持アーム73・73の弾
性変形によって振動子受台75上で略平行に左右方向へ往
復駆動する。振動子70の駆動により駆動ピース78が結合
ピン79を中心として左右に揺動して可動くし刃51を駆動
する。
スイッチ操作ノブ24を上方限界位置から引き下げる
と、昇降板61が前述のようにばね68の引っ張りによって
下降し、この下降に伴い振動子受台75が連結リンク86を
介して前方位置に引き戻され、振動子70の突片81が駆動
ピース78の下側の係合部77から離脱する。
なお、上記振動子受台75は、第9図に示すように、そ
の中央部にモータホルダ22から突設された左右のボス88
・88が上下動自在に貫通する透孔89を有し、該透孔89内
の左右の孔縁89a・89bを薄肉状の弾性変形自在な波形状
に形成して前記ボス88の周面に外接する前後の凹部90・
91を設け、第9図に実線状態で示すごとく振動子受台75
が前方退入位置にあるとき後側の凹部91がボス88に係入
し、第9図に二点鎖線状態で示すごとく振動子受台75が
後方進入位置にあるとき前側の凹部90がボス88に係入し
て振動子受台75がそれぞれの位置に位置決め保持され
る。
また、第1図および第9図に示すように振動子70およ
び振動子受台75は、前述のように本体ケース1内に対し
てスライド突起82を固定ガイド溝84に係合することによ
って上下方向の移動が規制されているが、振動子70およ
び振動子受台75の透孔89内に下側の浮動支持部材20bの
ボス88を、また振動子70の長孔71内に偏心カム36をそれ
ぞれ上下動自在に挿通してあるので、上下の浮動支持部
材20a・20bが上下変形するときも何ら支障がないのであ
る。
〔発明の効果〕
本発明のロータリ式電気かみそりによれば、きわ剃り
刃ユニット35の可動くし刃51とモータ17との間に、モー
タ17の回転を直線往復動に変換して可動くし刃51に伝達
するきわ剃り刃駆動機構37を、内刃駆動用の受動手段18
aおよび伝達手段18bとは別に設置してあるので、きわ剃
り刃駆動機構37を内刃駆動機構と一緒に上下動させるご
ときものと比較して、その構造を簡単にして容易に組み
付けることができ、しかも可動くし刃51を安定かつ確実
に駆動することができる。
特に本発明では、本体ケース1内に互いに上下平行に
対向配備されてロータリ内刃7を効果的に上下動自在に
維持する上側の浮動支持部材20aと下側の浮動支持部材2
0bとの間に形成されるデッドスペースを利用し、ここに
きわ剃り刃駆動機構37を配置してあるので、きわ剃り刃
駆動機構37も本体ケース1内にコンパクトに納めること
ができて本体ケース1の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実施例
を示しており、 第1図は要部の概略正面図、 第2図および第3図はいずれもきわ剃り刃の駆動動作を
示す縦断側面図、 第4図は要部の縦断側面図、 第5図は縦断正面図、 第6図は第5図におけるA−A線断面図、 第7図は第5図におけるB−B線断面図、 第8図は第5図におけるC−C線断面図、 第9図は第5図におけるD−D線断面図、 第10図は第6図におけるE−E線断面図、 第11図は第5図におけるF−F線断面図、 第12図は第5図におけるG−G線断面図、 第13図は内部動作ユニットおよびきわ剃りユニットのそ
れぞれの分解斜視図、 第14図は外観斜視図である。 1……本体ケース、 6……外刃、 7……ロータリ内刃、 15……内刃支持フレーム、 16……サイドフレーム、 17……モータ、 18a……受動手段、 18b……伝達手段、 20a……上側の浮動支持部材、 20b……下側の浮動支持部材、 35……きわ剃り刃ユニット、 37……きわ剃り刃駆動機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1の上部に網目状の外刃6をア
    ーチ状に曲げて張設するとともに、本体ケース1に固定
    くし刃50および可動くし刃51を有するきわ剃り刃ユニッ
    ト35を取りつけており、 本体ケース1内に、互いに上下平行に間隔を置いて相対
    向する上下方向に変形自在な上下一対の浮動支持部材20
    a・20bを固定しており、 上側の浮動支持部材20aに、前記外刃6の内面に対し摺
    接回転するロータリ内刃7を回転自在に両持ち軸架した
    内刃支持フレーム15を載せて一体的に結合しており、 下側の浮動支持部材20bには前記ロータリ内刃7を回転
    駆動するためのモータ17を取りつけており、 前記内刃支持フレーム15に、モータ17の回転をロータリ
    内刃7に伝達するための伝達手段18bを備えるととも
    に、上下の浮動支持部材20a・20b間に、前記モータ17の
    回転を直線往復運動に変換して可動くし刃51に伝達する
    きわ剃り刃駆動機構37を浮動支持部材20a・20bの上下変
    形を許容する状態に配置していることを特徴とするロー
    タリ式電気かみそり。
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