JP2928844B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP2928844B2
JP2928844B2 JP20017994A JP20017994A JP2928844B2 JP 2928844 B2 JP2928844 B2 JP 2928844B2 JP 20017994 A JP20017994 A JP 20017994A JP 20017994 A JP20017994 A JP 20017994A JP 2928844 B2 JP2928844 B2 JP 2928844B2
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康雄 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダ型の内刃を持つ
ロータリ式電気かみそりに係り、内刃の着脱手段に改善
を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリ式電気かみそりとし
て、たとえば、特開平3−140184号公報に開示さ
れているようにシリンダ型の内刃の掃除や交換を可能に
するために、内刃と、これの一端の横軸を片持ち支持す
る軸受ハウジング、および内刃の下側において軸受ハウ
ジングから内刃の他端側へ向けて突設した結合枠とを一
体化した内刃ユニットを構成し、この内刃ユニットを駆
動伝達手段を備えた本体ケースの上部に対し着脱可能に
備えたものがある。その装着に際しては、本体ケースの
上部に対し内刃ユニットを軸方向に装着し、内刃の他端
側の横軸を本体ケース上の軸受に差し込むとともに、結
合枠の先端を前記軸受の外側にばねを介して装着した上
下スライド自在な内刃外しボタンのロック爪に係合さ
せ、これで前記横軸の軸受からの抜け止めを図ってい
る。その取外しに際しては、内刃外しボタンをばね力に
抗して押し下げて結合枠との係合を解除させると、内刃
ユニットの横軸を本体ケース上の軸受から抜き出すこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前出した従
来例のものでは、内刃ユニットの取外し操作は一方の手
で本体ケースを把持しながら、同じ手の操作指(主に親
指)で内刃外しボタンを押し下げて結合枠との係合を解
除し、さらに内刃外しボタンの押し下げを維持し続けた
うえで、他方の手で軸受ハウジングを持って内刃ユニッ
ト全体を軸方向に引き出さねばならない。しかしなが
ら、このとき前記した把持手で内刃外しボタンを押し下
げ状態に維持する際その把持力が低下し、あるいは誤っ
て本体ケースを取り落とし易く、また、内刃外しボタン
は小さくて薄型であり、しかも前記ばねの力に抗して押
し下げるため、ややもすれば、内刃外しボタンをアンロ
ック位置にまで完全に押し下げないロック状態のままで
内刃ユニットを無理に軸方向に引き出すことがある。こ
うした場合は内刃側にかかった状態で軸受ハウジングを
持って取り外そうとしている手、あるいは内刃上を持っ
て取り外そうとしている手が内刃の刃先上を滑って怪我
をする恐れがあった。内刃外しボタンをアンロック位置
にまで完全に押し下げにくくするのは、上記理由のほか
に、内刃ユニット全体が上下に浮動自在に備えられてい
る場合内刃外しボタンの押し下げとともに内刃ユニット
全体が下がることにも起因する。
【0004】本発明の目的は、上記のような内刃外しボ
タンによる内刃ユニットの取外し機構を備えたロータリ
式電気かみそりにおいて、その取外し機構に工夫を凝ら
すことにより取外しの簡易化および安全性を図る点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前提とするロー
タリ式電気かみそりは、図示例のように、本体ケース1
の上部に対し内刃ユニット13を着脱可能に備える。そ
の内刃ユニット13はシリンダ型で左右両端に横軸56
を有する内刃2と、これの一端の横軸56を片持ち支持
する軸受ハウジング57と、軸受ハウジング57内の前
記横軸56に備えた受動手段60、および内刃2の下側
において軸受ハウジング57から内刃2の他端側へ向け
て突設した結合枠59とを一体的に組み合わせてなる。
本体ケース1はこれの上部から左右一対の支持フレーム
25・25を相対向状に突出させるとともに、駆動モー
タ29を内蔵する。一方の支持フレーム25の上端には
前記軸受ハウジング57の下端を受け止め支持する受け
部63を設けるとともに、同支持フレーム25に駆動モ
ータ29の回転力を受動手段60に伝達する駆動伝達手
段30を備える。他方の支持フレーム25の上端には内
刃2の他端の横軸56を抜き差し可能にかつ回転自在に
支持する軸受47を固定するとともに、該軸受47の下
部に前記結合枠59の先端が抜き差し自在に差し込まれ
る結合孔64を設ける。そして前記軸受47の外側に上
下スライド自在な内刃外しボタン65を装着し、該内刃
外しボタン65の内面側にはこれの上下スライドに伴い
前記結合孔64に差し込まれた結合枠59の先端に対し
係脱するロック爪66を形成してある。
【0006】そのうえで本発明は、内刃ユニット13と
支持フレーム25の間に、結合枠59とロック爪66と
の係合を解除するや否や内刃ユニット13をこれの横軸
56が軸受47から抜き出る軸方向へ押圧移動させる手
段70を備えてあることを特徴とする。上記押圧移動手
段70としては、具体的には内刃外しボタン65のロッ
ク爪66の上方または下方に押圧作動子71を設け、内
刃外しボタン65のロック解除方向へのスライド操作に
伴いロック爪66の結合枠59との係合を解除し、更に
同方向にスライド操作することにより押圧作動子71が
結合枠59の先端に押圧接当し、この接当作用で結合枠
59を結合孔64から押し出すようにする。
【0007】
【作用】内刃ユニット13は結合枠59の先端を結合孔
64に差し込んで内刃外しボタン65のロック爪66に
係合させることにより装着状態が保持される。内刃外し
ボタン65をスライド操作してロック爪66を結合枠5
9の先端から外すや否や押圧移動手段70により内刃ユ
ニット13がこれの横軸56を軸受47から抜き出す軸
方向へ移動させられる。このように予め内刃ユニット1
3をロック爪66との係合を解除した直後に自動的に軸
受47から横軸56を少し抜き出すと、その動き状態を
見て完全にロック解除されたことを確認したうえで、内
刃外しボタン65のスライド操作を解除して、把持手で
しっかりと本体ケース1を把持した状態で、軸受ハウジ
ング57を手に持って内刃ユニット13を抜き出す体勢
に入ることができて安全であり、しかも内刃ユニット1
3を本体ケース1から容易に取り外すことができる。
【0008】
【実施例】本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実
施例を図1ないし図9に基づき説明する。図2ないし図
4において、この電気かみそりは、本体ケース1の上部
にシリンダ型の内刃2と網目状の外刃3からなる切断ヘ
ッド4を備えた構造である。本体ケース1の後面下部に
は充電用のプラグ6を備えている。
【0009】図3および図5において、本体ケース1は
プラスチック製の前後ケース1a・1bを突き合わせて
上下の締付けねじ5(図7参照)で一体的に結合する。
前ケース1aの外面には電源スイッチボタン9を図5に
示す実線で示す下方待機位置(スイッチオフ位置)と、
これより一段上のモータ起動位置(スイッチオン位置)
とにわたって上下にスライド操作自在に装着する。その
スイッチボタン9は前ケース1aの内面沿いに配される
スイッチ操作板10と一体的に連結され、スイッチボタ
ン9の上下スライドによりスイッチ操作板10が本体ケ
ース1内に配備した回路基板11上の駆動回路の端子間
を開閉する。回路基板11にはニカドなど充電式の電池
12などを搭載している。
【0010】一方、図2および図5に示すように、後ケ
ース1bの外面の上部にきわ剃りユニット14と、該ユ
ニット14を支軸15まわりに突出使用姿勢と退入収納
姿勢とに切換え操作する上下スライド式のきわ剃り操作
ボタン16とを上下に配して備え付ける。
【0011】図3および図4において、外刃3はこれの
ホルダ19をもって内刃2に沿うアーチ状に曲げて保持
固定され、本体ケース1の上部に対し着脱可能に装着さ
れる。外刃ホルダ19はこれの左右壁の各内面に凹部2
0を設け、本体ケース1の左右側上端にそれぞればね2
1を介して出没自在に装着した係合子22に前記凹部2
0を係合させることにより、外刃3の装着状態が保持さ
れる。また外刃ホルダ19の左右壁にはスリット23を
設け、このスリット23に取外しボタン24をこれの上
端部24aを支点にして内外方向に弾性変位自在に取付
ける。外刃ホルダ19の装着状態下でそのボタン24の
下端の凸部を指で内方へ押圧操作することにより係合子
22をばね21に抗して没入させると、外刃ホルダ19
を本体ケース1の上部から上方へ抜き出すことができ
る。
【0012】図4、図7および図8において、本体ケー
ス1内の上半部には左右の支持フレーム25・25が各
上端を本体ケース1の上壁26のスリット27から上方
へ突出するよう組み込まれ、この支持フレーム25・2
5の上端部どうし間に、前記外刃3の内面に対し摺接回
転する内刃2を主要構成部材とする内刃ユニット13が
横架支持される。左右の支持フレーム25・25には駆
動モータ29と、駆動モータ29の回転を減速して内刃
2に伝達する駆動伝達手段30を搭載する。これら左右
の支持フレーム25・25、駆動モータ29、および駆
動伝達手段30を一体的に組み合わせることにより駆動
ユニット31が構成される。この駆動ユニット31は本
体ケース1に対して弾性支持部材32をもって上下に浮
動自在に支持される。
【0013】左右の支持フレーム25・25はそれぞれ
ポリアセタール、あるいは補強材を充てんした複合プラ
スチックなど縦長板形状に成形され、図8に示すように
各内壁面側の下半部に横向き姿勢の駆動モータ29の底
面の左端側および右端側をそれぞれ抱き込む形のモータ
抱持筒33・33を一体に突出形成している。各モータ
抱持筒33の下側には前後一対の結合ボス34を一体に
形成している。
【0014】図8に示すように、上記弾性支持部材32
はポリアセタール等の硬質プラスチックでU形状に形成
されて駆動モータ29の左右中間の周面下部を支持する
モータ支持壁35を有し、このモータ支持壁35の底側
からそれぞれ薄肉の弾性アーム36を前後2本ずつ左右
方向外方に向けて水平に片持ち状に一体に突設する。各
弾性アーム36は上下方向の板厚を薄く、また前後方向
の板幅は広幅に形成することによって、上下方向にのみ
弾性揺動可能に構成されている。また、各弾性アーム3
6はそれぞれの中間に屈曲部36aを形成することによ
り独立して弾性揺動半径が多少変化できるように構成し
ている。前後の弾性アーム36・36の各先端どうしは
本体ケース1の内壁に係合固定するための前後向きの結
合ピン37で一体に連結している。モータ支持壁35の
下側には結合ボス39を前後に一体に形成している。
【0015】図4および図7において、左右の支持フレ
ーム25・25はこの左右のモータ抱持筒33・33上
に横向き姿勢の駆動モータ29の左右両側部を載せて一
体的に抱き込み、両モータ抱持筒33・33の突出端ど
うしを弾性支持部材32のモータ支持壁35に突き合わ
せるとともに結合ボス34・39を一直線状に合致させ
る。かくして、図9に示すように、その結合ボス34・
39にタッピンねじやリベット等の締結部材40を挿通
して締めつけることにより左右の支持フレーム25・2
5どうしは駆動モータ29を介して一体的に結合され
る。なお、図6および図8に示すように駆動モータ29
の軸41を突出する側の端面は一方の支持フレーム25
に対しビス42で締めつけてより強固に結合する。
【0016】図4および図6において、一方の支持フレ
ーム25の外壁面側に上記駆動伝達手段30が配備され
る収容部43を凹設し、この収容部43の下部に駆動モ
ータ29の軸41を突出させる。駆動伝達手段30は、
駆動モータ29の軸41端に出力ギヤ44を固定し、該
ギヤ44を収容部43に軸支した多段ギヤ45の最下段
ギヤに噛合させている。収容部43はカバー46で塞が
れる。
【0017】左右の支持フレーム25・25の上端どう
しは、図4および図8に示すように一端に軸受47を有
する梁部材49で一体的に結合する。その梁部材49は
ダイキャスト品や真ちゅう等のように剛性に富む材料で
構成し、その両端の底に孔50を設け、この孔50を左
右の支持フレーム25・25の各上端に突設したカシメ
ピン51に挿通して一体的にカシメ付ける。これにより
支持フレーム25・25の曲げやねじれ等の変形防止を
より強化することができ、支持フレーム25・25間の
平行度をより確実に維持することができる。
【0018】このように構成された駆動ユニット31は
本体ケース1の前後ケース1a・1b間に組み込まれ
る。このさい、図3および図4に示すように、左右の支
持フレーム25・25の各上端が前後ケース1a・1b
の上壁26に設けた左右のスリット27から上方へ突出
し、駆動モータ29が本体ケース1内に納まるように組
み込まれる。左右の支持フレーム25・25と各スリッ
ト27との間の隙間は、予め各支持フレーム25の中間
部に備えた撓み自在なゴム製の毛侵入防止板52で塞が
れる。図6および図7に示すように、左右の弾性アーム
36・36の各結合ピン37の前後端は前後ケース1a
・1bの各内壁に設けたボス53の穴53aに係合固定
する。
【0019】しかるときは、この駆動ユニット31全体
が左右の弾性アーム36・36の弾性変形を介して上下
方向に浮動自在に支持される。また、図4に示すように
左右のモータ抱持筒33・33の各底側と本体ケース1
側に設けたばね受54との間に押上げばね55を介在さ
せ、この押上げばね55で駆動ユニット31それ全体を
常に上方へ押上げ付勢することにより内刃2を外刃3の
内面に密接させる。
【0020】内刃2は、図4および図8に示すように、
シリンダ型でその周面に複数本のスパイラル状の切刃2
aを有し、かつ左右両端面の各中央から横軸56を一体
に突設している。この内刃2はこれの掃除や交換を可能
にするために左右の支持フレーム25・25の上端に対
し着脱可能に装着される。そのために、内刃2は一端側
の横軸56を回転自在に片持ち支持する軸受ハウジング
57と、軸受ハウジング57の下端内面から他端側に向
けて内刃2の下側にこれと平行に突設した角枠状の結合
枠59とを一体的に組み合わせて内刃ユニット13を構
成する。軸受ハウジング57内の横軸56には受動手段
60を備える。その受動手段60としては横軸56上に
固着したギヤ61とこれに噛合するギヤ62とが上下二
個組み込まれ、下側の下側のギヤ62の周面下部は前記
駆動伝達手段30の多段ギヤ45の最上段ギヤと係脱自
在に噛合するように軸受ハウジング57の開放底に臨ま
せている。
【0021】つぎに、内刃ユニット13の左右の支持フ
レーム25の上端に対する着脱構造について説明する。
図4および図8において、右側の支持フレーム25の上
端側には内刃ユニット13の軸受ハウジング57を受け
止め支持する受け部63を設ける。左側の支持フレーム
25の上端側には内刃2の左側の横軸56を抜き差し可
能に支持する軸受47が右側の支持フレーム25の上端
より高くなるように一体に延出形成される。また、図1
および図4に示すように、左側の支持フレーム25の軸
受47の下方には内刃ユニット13の結合枠59の先端
59aが抜き差し可能に挿入支持される結合孔64が形
成される。図8に示すように、左右の支持フレーム25
の上端部どうしを一体的に結合する上記梁部材49の前
後内面にはガイド溝68を前記結合孔64の高さ位置に
合わせて設ける。このガイド溝68にこの右端側から結
合枠59の先端59aを差し込み、内刃ユニット13全
体を左方向に水平にスライド装着することにより、結合
枠59の先端59aが結合孔64に挿入するようにして
いる。
【0022】更に、軸受47を有する左側の支持フレー
ム25には結合枠59の先端59aが結合孔64から抜
け出ないようにロックするロック手段が設けられる。そ
のロック手段は、前記軸受47の外側に内刃外しボタン
65を上下スライド自在に装着する。図1に示すよう
に、その内刃外しボタン65の内面には結合枠59の先
端59aの内側に対し係脱するロック爪66を突設して
いる。内刃外しボタン65は支持フレーム25の上端外
側に組み込まれるばね67で常に上方へ付勢されてい
て、ロック爪66が結合枠59の先端59aにこれの下
方から係合する係合状態を保持する。支持フレーム25
の上端外側にはカバー69を装着固定することにより、
前記ばね67が支持フレーム25から飛び出ないように
している。
【0023】ここにおいて、注目すべきは、結合枠59
の先端59aがロック爪66との係合を解除するや否
や、内刃ユニット13をこれの横軸56が軸受47から
抜き出る軸方向(右方向)へ押圧移動させる手段70を
上記内刃外しボタン65に備えてある点である。その押
圧移動手段70は、内刃外しボタン65のロック爪66
の上方に押圧作動子71を一体に突出形成する。この押
圧作動子71の下端にはアール71aを付ける。押圧作
動子71の下端と結合枠59の先端59aとの間の間隔
S1はロック爪66が結合枠59から離脱させるに要す
るストロークS2よりも大きい寸法に設定する。
【0024】いま、内刃ユニット13を左右の支持フレ
ーム25上に装着するには、軸受ハウジング57を手に
持って結合枠59を、梁部材49の右端からガイド溝6
8に沿って左向けに摺動させて、左側の横軸56を軸受
47に挿入するとともに、結合枠59の先端59aを結
合孔64に挿入させる。結合枠59の先端59aが結合
孔64に挿入するときは、該先端59aが内刃外しボタ
ン65のロック爪66のテーパ66aに接当し、この接
当作用で該ボタン65を一旦ばね67に抗して押し下げ
る。結合枠59の先端59aがロック爪66上を通過す
ると、内刃外しボタン65がばね67により自動的に上
動し、ロック爪66が結合枠59の先端59aの内側に
突入係合してロックする。
【0025】この内刃ユニット13の装着により、内刃
ユニット13の軸受ハウジング57が右側の支持フレー
ム25のハウジング受け部63上に合致し、受動手段6
0のギヤ62が駆動伝達手段30の最上段ギヤに噛合す
る状態が得られる(図4参照)。この内刃ユニット13
の装着状態では、結合枠59が結合孔64内に挿通支持
されるとともに、ロック爪66で抜け止め状にロックさ
れることにより、内刃ユニット13の上下・前後・左右
の動きが規制される状態が得られる。
【0026】内刃2を取り外して掃除する場合、または
それを新規なものと交換する場合には、外刃3をホルダ
19とともに本体ケース1の上部から取り外したうえ
で、内刃外しボタン65をばね67に抗して押し下げる
とロック爪66が結合枠59の先端59aの内側から下
方に抜き出され(図1の(B))、引き続いて更に押し
下げると押圧作動子71のアール71aが結合枠59の
先端59aに押圧接当し、この接当作用で内刃ユニット
13全体が右方向へ押し動かされ(図1の(C))、横
軸56が軸受47から抜けはじめるとともに、軸受ハウ
ジング57がハウジング受け部63から外れかけ、また
受動手段60のギヤ62が駆動伝達手段30の最上段ギ
ヤから外れかける。この内刃ユニット13の移動を使用
者が直接目で確認することによりロック解除されたこと
が判る。この状態で内刃外しボタン65の押し下げ操作
力を解除しても、ロック爪66は結合枠59の先端59
aに突き当たって再度ロックされるようなことはなく、
従って、この後に軸受ハウジング57を持って内刃ユニ
ット13を右方向に引き出すには軽い力で足り、内刃2
で手を怪我することなく安全にかつ容易に内刃ユニット
13全体を支持フレーム25・25から取り外すことが
できる。
【0027】上記押圧移動手段70としては、上記実施
例のように押圧作動子71を内刃外しボタン65の内面
に一体形成するに代えて、図10の(A)に示すように
内刃外しボタン65の内面から弾性アーム72を下向き
に一体に突設し、この弾性アーム72の先端に押圧作動
子71を設ける。一方軸受47の外面側に突壁73を設
け、内刃外しボタン65がロック位置にあるとき前記押
圧作動子71が突壁73の上に弾性接当させておく。そ
して、同図の(B)に示すように、内刃外しボタン65
をばね67に抗し押し下げると、ロック爪66が結合枠
59の先端59aとの係合を解くや否や押圧作動子71
が突壁73から下方へ外れて結合枠59の先端59aに
押圧接当し、この接当作用で内刃ユニット13全体が結
合枠59を結合孔64から抜き出す方向に押し動かされ
る。
【0028】上記実施例では内刃外しボタン65を常に
ばね67で押し上げ付勢し、ロック解除に際しては内刃
外しボタン65をばね67に抗して押し下げるものとし
てあるが、これに代えて、図11に示すように内刃外し
ボタン65を常にばね67で押し下げ付勢し、ロック解
除に際しては内刃外しボタン65をばね67に抗して押
し上げるものとすることもできる。この場合、ロック爪
66は上記実施例のものとは反対に下向きに突設し、押
圧移動手段70としての押圧作動子71はそのロック爪
66の下方に位置するように設ける。
【0029】押圧移動手段70としては、そのほかに、
図12の(A)に示すように支持フレーム25の上端の
ハウジング受部63の外側面と、内刃ユニット13の軸
受ハウジング57との対向面間において、ハウジング受
部63の外側面に凹部74を設け、この凹部74に押圧
作動子71をばね75で突出付勢するよう組み込み、そ
の押圧作動子71を内刃ユニット13の軸受ハウジング
57に常に押圧接当させる。しかるときは、内刃外しボ
タン65の操作でロック爪66と結合枠59との係合を
解除するや否や、同図の(B)に示すごとく押圧作動子
71の押圧力で内刃ユニット13が結合枠59の先端5
9aを結合孔64から抜き出す右方向に押し動かされる
ことになる。
【0030】上記実施例では、駆動モータ29の軸41
と内刃2の軸56間の駆動伝達手段30としてはギヤ伝
動を採用してあるが、これに代えて、たとえばベルト伝
動を採用することもできる。この場合、受動手段60と
してはベルト車に摺接する摩擦車を用いることになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
刃外しボタン65のスライド操作によりロック爪66を
結合枠59の先端59aから外すや否や押圧移動手段7
0により内刃ユニット13全体がこれ横軸56を本体ケ
ース1上の軸受47から抜き出す方向へ移動されるもの
とした。したがって、内刃2を外すときは内刃外しボタ
ン65のスライド操作を伴って結合枠59のアンロック
状態を確認できるので、ロック状態のまま内刃ユニット
13を無理に引き出すという誤操作を防止でき、安全に
しかもその後は容易に取り外すことができて内刃ユニッ
ト13の掃除あるいは交換が楽に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】内刃の取外し動作を示す要部の断面図である。
【図2】後ろ側から見た全体の外観斜視図である。
【図3】外刃を外し、前側から見た全体の外観斜視図で
ある。
【図4】切断ヘッド部の縦断正面図である。
【図5】全体の縦断側面図である。
【図6】切断ヘッド部の縦断側面図である。
【図7】全体の分解斜視図である。
【図8】内刃ユニットおよび駆動ユニットの分解斜視図
である。
【図9】駆動ユニットの底面側を見た断面図である。
【図10】他の実施例を示す押圧移動手段の断面図であ
る。
【図11】更に他の実施例を示す押圧移動手段の断面図
である。
【図12】更に又、他の実施例を示す押圧移動手段の断
面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 内刃 3 外刃 13 内刃ユニット 25 支持フレーム 29 駆動モータ 30 駆動伝達手段 47 軸受 56 横軸 57 軸受ハウジング 59 結合枠 60 受動手段 63 受け部 64 結合孔 65 内刃外しボタン 66 ロック爪 70 押圧移動手段 71 押圧作動子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の上部に対し内刃ユニット
    13を着脱可能に備えており、 内刃ユニット13はシリンダ型で左右両端に横軸56を
    有する内刃2と、これの一端の横軸56を片持ち支持す
    る軸受ハウジング57と、軸受ハウジング57内の前記
    横軸56に備えた受動手段60、および内刃の下側にお
    いて軸受ハウジング57から内刃2の他端側へ向けて突
    設した結合枠59とを一体的に組み合わせてなり、 本体ケース1はこれの上部から左右一対の支持フレーム
    25・25を相対向状に突出させるとともに、駆動モー
    タ29を内蔵しており、 一方の支持フレーム25の上端に、前記軸受ハウジング
    57の下端を受け止め支持する受け部63を設けるとと
    もに、同支持フレーム25に駆動モータ29の回転力を
    受動手段60に伝達する駆動伝達手段30を備えてお
    り、 他方の支持フレーム25の上端に、内刃2の他端の横軸
    56を抜き差し可能にかつ回転自在に支持する軸受47
    を固定するとともに、該軸受47の下部に前記結合枠5
    9の先端が抜き差し自在に差し込まれる結合孔64を設
    けており、 前記支持フレーム25上の軸受47の外側に上下スライ
    ド自在な内刃外しボタン65を装着し、該内刃外しボタ
    ン65の内面側にはこれの上下スライドに伴い前記結合
    孔64に差し込まれた結合枠59の先端に対し係脱する
    ロック爪66を形成してあるロータリ式電気かみそりに
    おいて、 内刃ユニット13と支持フレーム25の間に、結合枠5
    9とロック爪66との係合が解除するや否や内刃ユニッ
    ト13を横軸56が軸受47から抜き出る軸方向へ押圧
    移動させる手段70を備えてあることを特徴とするロー
    タリ式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 押圧移動手段70が、内刃外しボタン6
    5のロック爪66の上方または下方に押圧作動子71を
    設け、内刃外しボタン65のロック解除方向へのスライ
    ド操作に伴いロック爪66の結合枠59との係合を解除
    し、更に同方向にスライド操作することにより押圧作動
    子71が結合枠59の先端に押圧接当し、この接当作用
    で結合枠59を結合孔64から押し出すようにしてあ
    る、請求項1記載のロータリ式電気かみそり。
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