JP2829520B2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

Info

Publication number
JP2829520B2
JP2829520B2 JP63220023A JP22002388A JP2829520B2 JP 2829520 B2 JP2829520 B2 JP 2829520B2 JP 63220023 A JP63220023 A JP 63220023A JP 22002388 A JP22002388 A JP 22002388A JP 2829520 B2 JP2829520 B2 JP 2829520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
reference value
raindrop
detection sensor
wiper mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63220023A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0268248A (ja
Inventor
光 田中
栄樹 野呂
茂 木村
徹 田辺
治 松本
厚宏 瀧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUTANREE DENKI KK
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
SUTANREE DENKI KK
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUTANREE DENKI KK, Honda Motor Co Ltd filed Critical SUTANREE DENKI KK
Priority to JP63220023A priority Critical patent/JP2829520B2/ja
Publication of JPH0268248A publication Critical patent/JPH0268248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2829520B2 publication Critical patent/JP2829520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明の降雨の検出による自動車のワイパ制御装置に
関するものである。
【従来の技術】
従来のこの種のワイパ制御装置としては、例えば圧電
素子を雨滴検出センサとして使用し、雨滴の衝突数を計
測するものが知られており、所定数の衝突が検出される
度ごとにワイパ機構を駆動するものであり、小雨時の間
欠的な動作から、大雨時の連続的な動作迄、ほぼ降雨量
に比例する動作が得られるものである。
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記した従来のワイパ制御装置、例え
ば霧雨など前記圧電素子の検出感度以下の大きさの雨滴
が降雨している状態では当然に雨滴検出センサに出力が
得られず、降雨の検出が不可能であり、よって第4図に
検出曲線Dで示すように一定の雨滴の大きさ以下では不
感帯Zを生ずるものとなり、視界が損なわれているにも
係わらずワイパ機構が動作しないと云う問題を生じ、実
用上の課題を生ずるものであった。
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的
手段として、雨滴の付着量に応じ変化する雨滴検出セン
サの出力を制御部の微分回路により微分して降雨量を算
出し、この算定の結果に基づいてワイパ機構を駆動する
ワイパ制御装置において、前記制御部は運転開始時の前
記雨滴検出センサの出力を基準値として記憶する第1の
記憶部と、ウインドガラスの不可視状態に対応する前記
雨滴検出センサの出力を絶対基準値として記憶する第2
の記憶部と、前記基準値と前記雨滴センサの出力および
前記絶対基準値と前記雨滴検出センサの出力を比較する
演算部と、前記微分回路または前記演算部の出力により
前記ワイパ機構を駆動する駆動回路を有し、前記雨滴セ
ンサの出力が前記基準値から所定の変化量を生じた場合
前記ワイパ機構を駆動し、前記絶対基準値から所定の変
化量を生じた場合にも前記ワイパ機構を駆動するととも
に、前記ワイパ機構駆動終了時の前記雨滴センサの出力
を似て前記基準値と置換することを特徴とするワイパ制
御装置を提供することで、どのような降雨状態において
も対応可能なワイパ制御装置として、前記従来の課題を
解決するものである。
【実 施 例】
つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。 第1図に符号1で示すものは雨滴検出センサであり、
この雨滴検出センサ1は比較的に屈折率が高い透明部材
で形成された検出部1aを介して、LEDなど発光素子1b
と、ホトダイオードなど受光素子1cとを対峙させたもの
で、前記検出部1aに雨滴Rの付着が無いときには前記発
光素子からの光線が大気との接触面で内面反射して所定
量が前記受光素子1cに達し、所定の出力が得られるもの
となるが、雨滴Rの付着により前記接触面からの漏光を
生じ、前記受光素子1cに達する光量は雨滴Rの付着量に
応じて減少するものとなる。 前記雨滴検出センサ1は上記説明のように付着量に応
じて出力が減少するので、この出力を制御部2で微分す
ることで時間当たりの付着量、即ち降雨量が知れるもの
となり、本発明のワイパの自動制御方法では前記制御部
2中に微分回路2aを設け、その微分回路2aからの出力が
所定値以上のときには駆動回路2bを以てワイパ機構3を
動作させるものとしてある。 更に本発明においては、前記制御部2に書換可能な、
例えばRAM素子などによる第一記憶部2cが設けられ、例
えば自動車の運転開始時など前記雨滴検出センサ1およ
び前記制御部2に電源が投入され、運用が開始された時
点の前記雨滴検出センサ1の出力値を基準値として記憶
保持し、この基準と以後の前記雨滴検出センサ1の出力
変化とをマイクロコピュータなどによる演算部2dにより
比較し、変化量が減少側に所定値に達したときには前記
微分回路2aからの出力の有無に係わらず前記ワイパ機構
3を駆動する。 この駆動は例えば前記ワイパ機構3を所定回数だけ駆
動するが、この駆動が終了した時点で前記第一記憶部2c
の内容は駆動が終了した時点の前記雨滴検出センサ1の
出力値に書換られ、以後はこの書換られた値が新たな基
準値として採用され以後の前記雨滴検出センサ1の出力
値変化に備えられるものとなる。 同時に前記制御部2には書換不可能な、例えばROM素
子などによる第二記憶部2eが設けられ、この第二記憶部
2eにはウインドガラスの不可視状態、即ち前記ウインド
ガラスを通じての視界が確保出来ない状態に対応する前
記雨滴検出センサ1からの出力と同じ値が絶対基準値と
して記憶されていて、この絶対基準値を下回る出力が前
記雨滴検出センサ1から出力されたときには前記演算部
2dにより、前記微分回路2aあるいは前記第一記憶部2cか
らの結果の如何を問わず、前記ワイパ機構3を駆動す
る。 次いで本発明の作用について、第2図に示す前記雨滴
検出センサ1からの出力と第3図に示す動作のフローチ
ャートを用いて説明する。 第2図の時間軸上にONで示す点は自動車の運転開始に
あたるイグニッションキーによる電源投入であり、第3
図のフローチャートにおいてはスッテップS00に相当す
る。 このとき図示の例では既に降雨状態にあり、フロント
ガラス面には既に水滴が付着し視界を損なう程となって
いて、よって電源の投入と同時に読込まれる(ステップ
S01)前記雨滴検出センサ1からの出力(符号Bで示す
曲線)は前記第二記憶部2eに予めに設定されている絶対
基準値(出力軸上の点A)を下回るものとなり、続いて
行われる絶対基準値Aとセンサ出力Bとの比較(ステッ
プS02)において、 A>B の結果が得られるものとなり(ステップS03)ワイパ機
構3の駆動が行われ(ステップS31)るものとなり、前
記第二記憶部2eを設けたことにより、運転開始時などに
既に生じている状態にも対応できる作用を有するものと
なっている。 前記したワイパ機構3の駆動が完了した時点(ステッ
プS33)で視界は回復したものとなるので、前記制御部
2は、その時の前記雨滴検出センサ1(第2図中のC
点)からの出力を前記第一記憶部2cに記憶する。このと
きに降雨状態が霧雨であれば図示のように前記雨滴検出
センサ1の出力変化は非常に緩慢なものとなり、この変
化を前記微分回路2aで微分しても出力は得られないもの
であり、よってワイパ機構3は駆動されず視界は確実に
損なわれていくものとなる。 ここで、前記第一記憶部中2c中の基準値Cと前記雨滴
検出センサ1からの出力とを前記演算部2dで演算(ステ
ップS07)し、例えば基準値Cの75%減など所定の条件
を下回ったとき、 即ち、κB<C の条件となったときには前記ワイパ機構3を駆動し視界
を確保し、終了した時点で、その時点の雨滴検出センサ
1からの出力(第2図中の点C′)を新たな基準値とし
て前記第一記憶部中2c中に記憶する。 また、通常の降雨状態では前記雨滴検出センサ1から
の出力の変化が急激であるので微分回路2aを介すること
で充分な微分出力が得られる(ステップS09,S10)もの
となり、この微分出力をもって前記ワイパ機構3を駆動
する。 尚、第3図中にステップS04〜S06でしめす行程は例え
ば晴天時に運転を開始したときには当然にワイパ機構3
の駆動は行われず、それにより最初の基準値が記憶され
なくなることを防止する為のものであり、その動作はA
<Bであれば基準値を設定(ステップS04)し、設定さ
れていれば次の段階(ステップS07)へ進むし、設定が
成されていなければ設定(ステップS06)することであ
る。
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、第一記憶部に初
回の雨滴検出センサの出力を基準値として記憶させ、事
後の雨滴検出センサの出力と比較し、所定の変化を生じ
たときにはワイパ機構を駆動させるようにしたことで、
霧雨など変化が緩慢で微分回路によっては検出不能な降
雨状態にも対応できるものとし、更には第二記憶部に絶
対基準値を記憶させ、前記雨滴センサの出力がこの値を
下回ったときにも前記ワイパ機構を駆動させるようにし
たことで、走行開始時にすでに降雨により視界が損なわ
れている状態にも対応可能とし、以てこの制御方法を採
用することで、どのような状態にも対応可能なワイパ制
御装置を提供可能として実用性の向上に卓越した効果を
奏するものである。 また、そのときの前記雨滴センサの出力を基準値とす
ることで、例えばセンサ素子の経年変化、あるいは温度
特性等の変動要素からも逃れられるものとなり耐久性、
信頼性にも優れたものとなる効果も合わせて奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るワイパ制御装置の一実施例を示す
ブロック図、第2図は同じ実施例の作用を雨滴センサの
出力で示すグラフ、第3図は同じ制御方法の手順を示す
フローチャート、第4図は従来例の検出状態を示すグラ
フである。 1……雨滴センサ 1a……検出部 1b……発光素子 1c……受光素子 2……制御部 2a……微分回路 2b……駆動回路 2c……第一記憶部 2d……演算部 2e……第二記憶部 3……ワイパ機構
フロントページの続き (72)発明者 野呂 栄樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 木村 茂 神奈川県横浜市緑区桜台41―924 (72)発明者 田辺 徹 東京都町田市金井町1937―28 (72)発明者 松本 治 東京都府中市押立町1―35―1 (72)発明者 瀧田 厚宏 神奈川県横浜市緑区荏田南2―17―8 (56)参考文献 特開 昭59−100034(JP,A) 特開 昭61−76946(JP,A) 特開 昭60−252045(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雨滴の付着量に応じ変化する雨滴検出セン
    サの出力を制御部の微分回路により微分して降雨量を算
    出し、この算定の結果に基づいてワイパ機構を駆動する
    ワイパ制御装置において、前記制御部は運転開始時の前
    記雨滴検出センサの出力を基準値として記憶する第1の
    記憶部と、ウインドガラスの不可視状態に対応する前記
    雨滴検出センサの出力を絶対基準値として記憶する第2
    の記憶部と、前記基準値と前記雨滴センサの出力および
    前記絶対基準値と前記雨滴検出センサの出力を比較する
    演算部と、前記微分回路または前記演算部の出力により
    前記ワイパ機構を駆動する駆動回路を有し、前記雨滴セ
    ンサの出力が前記基準値から所定の変化量を生じた場合
    前記ワイパ機構を駆動し、前記絶対基準値から所定の変
    化量を生じた場合にも前記ワイパ機構を駆動するととも
    に、前記ワイパ機構駆動終了時の前記雨滴センサの出力
    を似て前記基準値と置換することを特徴とするワイパ制
    御装置。
JP63220023A 1988-09-02 1988-09-02 ワイパ制御装置 Expired - Lifetime JP2829520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63220023A JP2829520B2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 ワイパ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63220023A JP2829520B2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 ワイパ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0268248A JPH0268248A (ja) 1990-03-07
JP2829520B2 true JP2829520B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=16744724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63220023A Expired - Lifetime JP2829520B2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 ワイパ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2829520B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2684628B1 (fr) * 1991-12-06 1998-01-09 Renault Procede et dispositif de traitement pour la detection de la pluie.
DE4403661A1 (de) * 1994-02-05 1995-08-10 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zum Betreiben eines Scheibenwischers im Intervall- und Dauerbetrieb
JP2001180447A (ja) 1999-12-28 2001-07-03 Nippon Sheet Glass Co Ltd 検出装置およびそれを用いたワイパー制御装置
US7050949B2 (en) 1999-12-28 2006-05-23 Niles Co., Ltd. Signal processing method and device
JP3961823B2 (ja) 2001-01-10 2007-08-22 ナイルス株式会社 検出装置およびその検出方法、それを用いたワイパー制御装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59100034A (ja) * 1982-11-26 1984-06-09 Nissan Motor Co Ltd 自動ワイパ装置
JPS60252045A (ja) * 1984-05-28 1985-12-12 Toyota Motor Corp 車両用オ−トワイパの制御方法
JPS6176946A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Omron Tateisi Electronics Co 水量感応窓拭器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0268248A (ja) 1990-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0910525B1 (en) Multi-function light sensor for vehicle
US4595866A (en) Windshield wiper control apparatus
US4476419A (en) Windshield wiper control device
US7098618B2 (en) Rain detection system and method of controlling the same
US20080157704A1 (en) Raindrop detecting device and method of selecting wiping mode for vehicle
JP2006082590A (ja) 車両用オートワイパーシステム
JP4211199B2 (ja) 雨滴検出方法およびその装置
JP2829520B2 (ja) ワイパ制御装置
US20060041352A1 (en) Inter-device communication system
US6617813B2 (en) Wiper control system and method for controlling wiper
US6864655B2 (en) Rain sensor, in particular for a motor vehicle having a window-wiper device, and method for controlling a windshield-wiper device
JPH115514A (ja) ワイパー自動制御装置
JP2013071518A (ja) 雨滴検出装置
JPS59209937A (ja) ワイパ制御装置
JP4783497B2 (ja) ワイパー駆動装置の制御方法
JP2001099948A (ja) レインセンサ
JPH06328998A (ja) ワイパ自動制御装置
JP2002286629A (ja) 雨滴検出装置及びその方法
JPS626852A (ja) 車両用オ−トワイパの制御方法
JP4844508B2 (ja) 雨滴検出装置
KR100510304B1 (ko) 차량의 우적 감응형 와이퍼 동작 제어 방법
JP2602249Y2 (ja) 車両のリアワイパー制御装置
JPH08164825A (ja) ワイパ装置
JP2598566Y2 (ja) ワイパ制御装置
JPS61291249A (ja) 車両用オ−トワイパの制御方法