JP2828771B2 - 通信端末装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、携帯電話機、コードレス電話機等の通信端
末装置に関する。

（ロ）従来の技術 近年、携帯電話機、コードレス電話機等の無線通信装
置が非常に普及し、これに伴ない多数の機械が搭載され
てきている。この機能の１つに、例えば特開平２−1598
59号公報に開示されている様に発信側電話番号表示があ
る。

（ハ）発明が解決しようとする課題 ところで、上記の構成の場合、一般的に、着信時は"C
ALL"の如く着信を意味する表示を行うのみで、どの地域
よりかかってきたものか分からないという欠点があっ
た。即ち、使用者がこの機能を利用する場合に、どの地
域より発信されたものであるか分かる方が良いと考える
が、上記の如き構成では使用者は地域識別を知ることは
不可能であった。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明の通信端末装置は、発信側電話番号を着信側に
送信する機能を有する基地局を含む通信システムで使用
されるものにおいて、市外局番と該市外局番に対応する
地域名、且つ自局の地域名を記憶する手段と、表示手段
を具備し、着信時に、前記基地局から発信側電話番号が
送信されたとき、該発信側電話番号が以外局番を有して
いる場合はこの市外局番に対応する地域名を、そして市
外局番を有していない場合は自局の地域名を前記記憶手
段より読み出し、この地域名を前記発信側電話番号と共
に前記表示手段に表示するものである。

（ホ）作用 本発明は、上記の様に構成したものであり、着信があ
った場合どの地域よりかかってきたものか知ることが可
能となる。

（ヘ）実 施 例 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
は、米国のセルラーシステムで使用される携帯用無線電
話のブロック図を示し、（１）は無線部で、受信した高
周波（800MHz帯）信号を復調すると共に逆信信号を高周
波に変調して送信するものである。（２）はフィルタ部
で、前記無線部（１）からの信号をフィルタリングして
通信制御回路（３）、アンプ（４）に与え、又通信制御
回路（３）、アンプ（４）からの信号をフィルタリング
して無線部（１）に与える。前記通信制御回路（３）
は、フィルタ部（２）とデータバス（５）の間にあって
メッセージデータ等のデータ信号の授受を行なうと共に
キー回路（６）のキースキャン及び表示器（７）の表示
制御も行なうよう構成されている。尚、キー回路（６）
にはテンキー、リダイヤルキー、クリヤーキー、センド
キー、エンドキー及びアップキーが含まれる。（８）
（９）は前記アンプ（４）に接続されたマイクとスピー
カである。（10）はROMからなるプログラムメモリ（1
1）に書き込まれたプログラムに従い動作するCPUで、デ
ータバス（５）を介して前記通信制御回路（３）及びRA
Mからなるデータメモリ（12）とデータの授受を行な
う。プログラムメモリ（11）は、プログラムの領域の他
に、市外局番、この市外局番に対応した地域名、且つ自
局の地域名を記憶する複数個の領域がある。（13）はベ
ルある。

第２図は、前記プログラムメモリ（11）に記憶された
要部のプログラムのフローチャートで、以下これに基づ
いて動作を説明する。まず、CPU（10）は電源投入後、
所定の初期表示を表示器（７）にて行なう（ステップＳ
−１）。その後、基地局からのページメッセージ（着信
を示すメッセージ）を受信すると、ユーザーに着信を知
らせるためにベル（13）を駆動する（ステップＳ−2,
3）。基地局よりページメッセージとともに発信側電話
番号のデータが送られてくるので、発信側電話番号を表
示器（７）に表示する（ステップＳ−４）。もし発信側
電話番号に市外局番が含まれていない場合、自局が登録
された地域と同一の地域から発呼していると考えられる
ので、プログラムメモリ（11）より自局の地域名を呼び
出し発信側電話番号と共に表示する（第３図（ａ）参
照：この場合自局はChicogo）。もし発信側電話番号に
市外局番が含まれている場合、CPU（10）は、同一の市
外局番がプログラムメモリ（11）のいずれかの領域に記
憶されているか否かを検出し、検出されたならば、その
領域の地域名を先の発信側電話番号とともに表示する
（第３図（ｂ）参照：この場合市外局番が416であるの
で、エリア名Torontoを表示する）。この状態で、もし
ユーザーがセンドキーを操作すると（ステップＳ−
８）、ベル（13）の駆動を停止し（ステップＳ−９）、
通話処理を行う（ステップＳ−10）。CPU（10）は、エ
ンドキーが操作されるまでこの通話処理を続け、エンド
キーが操作されると終話し（ステップＳ−11）、ステッ
プＳ−１に戻る。もしユーザーの不在でセンドキーが35
秒以内に操作されなかった場合、アラートタイムオーバ
ーとなり（ステップＳ−12）、ベル（13）の駆動を停止
する（ステップＳ−13）。そしてCPU（10）はこの場合
はクリアキーが操作されるまで、地域名及び発信側電話
番号の表示を保持してユーザーに着信があったことを報
知し、クリアキーが操作されればステップＳ−１に戻り
初期表示を行うことになる（ステップＳ−14）。

（ト）発明の効果 本発明は、上記の様に構成したものであるので発信側
電話番号が表示の際、どの地域よりかかってきたものか
知ることが可能となり、使い勝手の良い通信端末装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の通信端末装置のブロック図、第２図
は、同じくプログラムメモリに書き込まれた要部のフロ
ーチャート、第３図（ａ）及び第３図（ｂ）は、同じく
表示器の表示状態を示す図である。 （７）……表示器、（10）……CPU、（11）……プログ
ラムメモリ、（12）……データメモリ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H04M 1/57 H04B 7/26 109

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】発信側電話番号を着信側に送信する機能を
   有する基地局を含む通信システムで使用される通信端末
   装置において、市外局番と該市外局番に対応する地域
   名、且つ自局の地域名を記憶する手段と、表示手段を具
   備し、着信時に、前記基地局から発信側電波番号が送信
   されたとき、該発信側電話番号が市外局番を有している
   場合はこの市外局番に対応する地域名を、そして市外局
   番を有していない場合は自局の地域名を前記記憶手段に
   より読み出し、この地域名を前記発信側電話番号と共に
   前記表示手段に表示することを特徴とする通信端末装
   置。