JP2827394B2 - 作業用車両のキヤビン吊上げ用フツク - Google Patents

作業用車両のキヤビン吊上げ用フツク

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JP2827394B2
JP2827394B2 JP3574990A JP3574990A JP2827394B2 JP 2827394 B2 JP2827394 B2 JP 2827394B2 JP 3574990 A JP3574990 A JP 3574990A JP 3574990 A JP3574990 A JP 3574990A JP 2827394 B2 JP2827394 B2 JP 2827394B2
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正彦 芳野
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、作業用車両のキヤビン吊上げ用フツクに
関するものであり、特に、取付強度を向上した作業用車
両のキヤビン吊上げ用フツクに関するものである。
[従来の技術] 従来、整備等の際にはキヤビンを取外して作業する形
式の作業用車両があり、この形式のもののキヤビンのル
ーフには吊上げ用のフツクが設けられている。前記フツ
クは金属の棒材を屈曲して倒立U字状に形成され、両端
部をルーフメンバーに溶接し、中間部位はルーフパネル
を貫通して上方に突出させている。
又、前記ルーフパネルヘプレス加工にて補強用のリブ
を設け、該リブに開穿した挿通孔からフツクを突出させ
て前記挿通孔とフツクの中間部位とを溶接し、ルーフメ
ンバーにフツクの下端部位を溶接することにより取付強
度を向上させたものも知られている。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来のフツクをルーフメンバーとルーフパネ
ルとの双方に溶接するものは、取付強度は向上するもの
の、ルーフパネルのリブに開穿した挿通孔から突出した
倒立U字状のフツクを前記挿通孔の周縁に溶接する際
に、ルーフパネルから平行に突出するフツクの支柱部分
は間隔が狭小なため、該支柱部分が対向する部位は溶接
作業が困難である。従って、前記対向部位には溶接され
ない部分が生じ、美観上好ましくないばかりでなく、フ
ツクと挿通孔との間隙から雨水等がルーフメンバーとル
ーフパネルとの空間に侵入して雨漏りをおこし、ルーフ
メンバー等に錆を発生させて腐蝕の原因となる。
そこで、雨水等の侵入を防止して錆発生の原因を解消
し、キヤビンの居住性並びに耐久性を向上するために解
決せられるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明は該課題を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記目的を達成するために提案せられた
ものであり、作業用車両へ着脱自在に形成したキヤビン
のルーフメンバーにフツクを固設し、前記フックをルー
フパネルに開穿した挿通孔から上方へ突出した作業用車
両のキヤビン吊上げ用フツクに於て、前記ルーフメンバ
ーに平板を固設して突片を形成し、該突片の上部を前記
ルーフパネルの挿通孔から外側へ突出し、前記上部に係
止孔を開穿して吊上げ用のフツクを形成するとともに、
該フックと該ルーフパネルとを固着してキャビンのルー
フメンバーを補強するようにしたことを特徴とする作業
用車両のキヤビン吊上げ用フツクを提供せんとするもの
である。
[作用] この発明は、平板に係止孔を開穿して形成した吊上げ
用のフツクの下部を作業用車両のキヤビンのルーフメン
バーに固着し、ルーフパネルの挿通孔を貫通して上方へ
突出させている。そして、前記挿通孔を貫通しているフ
ツクの中間部位をルーフパネルに固着するのであるが、
この固着を溶接の手段によって施工する際には、前記フ
ックは平板状であるから、前記固着部位の全周に亘って
溶接が可能となり、依って、ルーフパネルとフックとの
間隙を完全に該溶接によって遮蔽できることになり、こ
の双方の固着によってキャビンのルーフメンバーは強靭
に補強せられるのである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面に従って詳
述する。尚、説明の都合上、従来公知に属する技術事項
も同時に説明する。
第1図に於て(1)はのキヤビンであり、車体の上部
カバー(2)に対し着脱自在に形成されている。前記キ
ヤビン(1)のルーフパネル(3)に設けた補強用のリ
ブ(4)は前部の左右方向に配設され、左右両側から後
方へ延設してコ字状をなし、左右両側の前後部位に吊上
げ用フック(5)(5)(5)(5)を立設している。
前記吊上げ用フック(以下、単にフックという)
(5)(5)(5)(5)は第2図及び第3図に示すよ
うに、平板状の突片(6)(6)(6)(6)にクレー
ン等のフツクの係止孔(7)(7)(7)(7)を開穿
し、キヤビン(1)の上部の前部ルーフフレーム(8)
と後部ルーフフレーム(9)との間に、左右平行に架設
したルーフメンバー(10)(10)に溶接してある。一
方、前部並びに後部ルーフフレーム(8)(9)を上方
から被蔽するルーフパネル(3)には、前記ルーフメン
バー(10)(10)に対応させて補強用のリブ(4)を設
け、該リブ(4)に前記フツク(5)(5)(5)
(5)と対応する挿通孔(11)(11)(11)(11)を開
穿し、前記フツク(5)(5)(5)(5)を上方へ突
出させている。そして、本実施例に於ては、前記フック
(5)(5)(5)(5)とルーフパネル(3)とを固
着するのに溶接の手段を用いている。然るときは、前記
フツク(5)(5)(5)(5)は平板プレート状であ
るので、挿通孔(11)(11)(11)(11)の全周に亘っ
ての溶接作業が容易であり、フツク(5)(5)(5)
(5)と挿通孔(11)(11)(11)(11)との間は完全
に密閉される。
又、第2図に示すようにキヤビン(1)内側の天井部
分に断熱・防音のためにライニング(12)を貼着してい
る。前記ライニング(12)は前部ルーフフレーム(8)
の後端部位(8a)を折曲してルーフメンバー(10)(1
0)との間に間隙を設け、この間隙にライニング(12)
の前端部を挿入する。又、ライニング(12)の後端部は
前部と同様に後部ルーフフレーム(9)の前端部位(9
a)とルーフメンバー(10)(10)との間隙に挿入し、
クリツプ(13)(13)……によつてルーフメンバー(1
0)(10)に圧着している。
そして、ライニング(12)の左右両端部は、第4図に
示すように左右ルーフフレーム(14)(14)に設けた凹
部(14a)(14a)に挿入して保持させている。
前記クリツプ(13)(13)……は、第5図に示すよう
にルーフパネル(3)のリブ(4)に沿ってルーフメン
バー(10)(10)に開穿した係合孔(15)(15)……に
螺合或は圧入して固定するので、ルーフパネル(3)か
ら突出せず美観を損うことがなく、且つ、取付が極めて
容易となつている。
尚、この発明は、この発明の精神を逸脱しない限り種
々の改変を為す事ができ、そして、この発明が該改変せ
られたものに及ぶことは当然である。
[発明の効果] この発明は、上記一実施例に詳述したように、吊上げ
用のフツクを平板状の突片によつて形成しているので、
前記フツクをルーフパネルに固着するとき、例えば溶接
の手段によって固着する際には、該フックの全周に亘っ
て溶接することができる。従って、従来のUボルト状の
フックを使用したものとは異なり、溶接困難な部位がな
いので、双方は強固に固着されることができる。斯くし
て、キャビンのルーフメンバーが補強される。更に又、
ルーフパネルに開穿した挿通孔は完全に密閉され、美観
が著しく構造するとともに雨水を浸入させることがな
く、錆の発生を防止して耐久性が改善される。又、Uボ
ルト状のフツクに比して溶接面積が大となり、取付強度
が向上して信頼性が向上する等、諸種の効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図はパワーシヨベル
のキヤビンの斜面図、第2図はキヤビンの縦断側面端面
図、第3図はフツクの取付状態を示す一部切欠斜面図、
第4図は要部を示す縦断正面端面図、第5図はライニン
グの固定方法を示す一部切欠斜面図である。 (1)……キヤビン、(3)……ルーフパネル (5)……吊上げ用フツク、(6)……突片 (7)……係止孔、(10)……ルーフメンバー (11)……挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業用車両へ着脱自在に形成したキャビン
    のルーフメンバーにフックを固設し、前記フックをルー
    フパネルに開穿した挿通孔から上方へ突出した作業用車
    両のキャビン吊上げ用フックに於て、前記ルーフメンバ
    ーに平板を固設して突片を形成し、該突片の上部を前記
    ルーフパネルの挿通孔から外側へ突出し、前記上部に係
    止孔を開穿して吊上げ用のフックを形成するとともに、
    該フックと前記ルーフパネルとを固着してキャビンのル
    ーフメンバーを補強するようにしたことを特徴とする作
    業用車両のキャビン吊上げ用フック。
JP3574990A 1990-02-16 1990-02-16 作業用車両のキヤビン吊上げ用フツク Expired - Lifetime JP2827394B2 (ja)

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JPH03239678A JPH03239678A (ja) 1991-10-25
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