JP2827238B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置

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JP2827238B2 JP31815988A JP31815988A JP2827238B2 JP 2827238 B2 JP2827238 B2 JP 2827238B2 JP 31815988 A JP31815988 A JP 31815988A JP 31815988 A JP31815988 A JP 31815988A JP 2827238 B2 JP2827238 B2 JP 2827238B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は、中央孔の周囲に拡がる環状の記録面部に上
記中央孔を中心とする放射状にクロック情報ピットが配
設され、上記クロック情報ピット間をデータ記録領域と
する記録トラックが上記中央孔を取り囲む多数の周回パ
ターン状に形成される光ディスクを角速度一定に回転駆
動させながら、上記記録トラックに対して情報の記録再
生を行う光ディスク記録再生装置に関する。
B 発明の概要 本発明は、中央孔の周囲に拡がる環状の記録面部に上
記中央孔を中心とする放射状にクロック譲歩ピットが配
設され、上記クロック情報ピット間をデータ記録領域と
する記録トラックが上記中央孔を取り囲む多数の周回パ
ターン状に形成される光ディスクを角速度一定に回転駆
動させながら、上記記録トラックに対して情報の記録再
生を行う光ディスク記録再生装置において、上記各記録
トラックのクロック情報ピットの再生出力から生成され
る所定周波数f1の基本クロックを記録トラックに応じた
M/N倍の周波数f2のチャンネルクロックに周波数変換し
て記録再生動作を行うことにより、高品位,高効率の記
録再生動作を可能にしたものである。
C 従来の技術 近年において、光学的あるいは磁気光学的な信号記録
再生方法を利用した光ディスクや光磁気ディスク等のデ
ィスク状記録媒体が開発され、市場に供給されつつあ
る。これらのディスク状記録媒体には、所謂コンパクト
・ディスク(CD:compact disc)等のようなリード・オ
ンリ・メモリ(ROM:read only memory)タイプの記録媒
体や、ユーザ側で1回のデータ書き込みが可能な所謂ラ
イト・ワンス・タイプ(追記型)の記録媒体や、光磁気
ディスク等のようにデータの書き換え(所謂オーバライ
ト)が可能な記録媒体等が知られている。
そして、光学的あるいは磁気光学的な信号記録再生方
法を利用した光ディスクを記録媒体として用いる光ディ
スク記録再生装置では、スピンドルサーボにより光ディ
スクを角速度一定あるいは線速度一定に回転させなが
ら、情報の記録再生長のレーザ光を出力するレーザダイ
オードや上記レーザ光の光ディスクによる反射光を検出
するフォトダイオード等を内蔵した光ヘッドにフォーカ
スサーボやトラッキングサーボをかけて、上記光ディス
クの記録トラックを上記レーザ光で走査して情報の記録
再生を行うようにしている。
さらに、上記各種光ディスクに対して統一的な記録フ
ォーマットを実現するための技術の一つとして、磁気デ
ィスクの分野のハード・ディスクにおける所謂セクタ・
サーボと同様に、ディスク上の同心円状あるいは渦巻き
状のトラックに、予め所定間隔おきあるいは所定角度お
きにクロック情報ピットやトラッキング情報ピット等に
よるサーボ信号を記録(所謂プリフォーマット)してお
き、ディスク回転駆動時にはこれらの離散的なサーボ信
号をサンプリングしホールドすることにより連続的なサ
ーボ制御を行わせるような、所謂サンプルド・サーボの
技術が提案されている。そして、この種の光ディスクと
して、例えば、第10図に示すような記録フォーマットの
光ディスク(10)が従来より知られている。
第10図に示した光ディスク(10)においては、中央孔
(11)の周囲の環状のレーベル部(12)が配され、さら
に、上記レーベル部(12)の周囲に拡がる環状の記録面
部(13)が設けられている。そして、上記記録面部(1
3)には、上記中央孔(11)を取り囲む多数の周回パタ
ーンを形成する同心円状の記録トラック(TK)が設けら
れ、その各一周分、すなわち、1周回トラックが所定数
m(例えば、m=32)のセクタ(SC1),(SC2)〜(SC
m)に区画されており、例えば各周回トラックにおける
セクタ(SC1)という如くに、それぞれの周回トラック
間において対応する関係にある複数のセクタが、この光
ディスク(10)の半径方向に配列されたものとなってい
る。そして、このような記録トラック(TK)が設けられ
た上記光ディスク(10)は、光ディスク記録再生装置に
装着されて矢印(R)の方向に回転せしめられて、光ビ
ームを用いて情報記録あるいは情報再生に供される。
上述の各周回トラックにおける各セクタ(SC1),(S
C2)〜(SCm)のそれぞれは、その始端部側にアドレス
情報区分(AD)が配されるとともに、このアドレス情報
区分(AD)に続いて記録トラック(TK)に沿って配列さ
れる所定数n(例えば、n=43)個のブロック(B
L1),(BL2)〜(BLn)を含むものとっている。上記ブ
ロック(BL1),(BL2)〜(BLn)についても、例えば
各セクタ(SC1),(SC2)〜(SCm)におけるブロック
(BL1)の如くに、それぞれのセクタ間において対応す
る関係にある複数のブロックは、この光ディスク(10)
の半径方向に配列されたものとなっている。斯かる各セ
クタ(SC1),(SC2)〜(SCm)におけるブロック(B
L1),(BL2)〜(BLn)のそれぞれは、その始端部側に
サーボ情報領域(ARS)が設けられるとともに、それに
続く情報書き込み領域(ARD)が設けられて、単位記録
区分を構成するようになっている。そして、上記各ブロ
ック(BL1),(BL2)〜(BLn)のサーボ情報領域(A
RS)には、トラック中心線(KC)を挟んで外側と内側に
ずらして位置されたトラッキング情報ピット(QA)およ
び(QB)と、上記トラック中心線(KC)上に位置された
クロック情報ピット(QC)とが、上記トラック中心線
(KC)に沿って所定の相互間隔を持って予め形成されて
いる。上記クロック情報ピット(QC)は、第11図に各記
録トラック(TKn-1),(TKn),(TKn+1)を拡大して
示てあるように、それぞれ上記トラック中心線(KC)と
直交する方向すなわち上記光ディスク(10)の径方向に
直線状に配列されている。
上記光ディスク(10)を記録媒体として用いる光ディ
スク記録再生装置では、上記第11図に示してあるように
上記記録トラック(TK)上に所定回転角度毎に形成され
ているクロック情報ピット(QC)の再生出力φに基づ
いて所謂PLLによるクロック再生動作を行ってチャンネ
ルクロックφCHを形成し、このチャンネルクロックφCH
を用いて上記情報書き込み領域(ARD)に対する情報の
記録再生を行っている。
D 発明が解決しようとする課題 ところで、上述のようにサンプリングフォーマッロを
採用した光ディスク(10)を角速度一定で回転駆動させ
ながら情報の記録再生を行う従来の光ディスク記録再生
装置では、上記光ディスク(10)の記録トラック(TK)
上のクロック情報ピット(QC)により所定回転角度毎に
得られる再生出力φCに基づいて所謂PLLによるクロック
再生動作にて形成されるチャンネルクロックφCHを用い
て、上記各記録記録トラック(TK)の情報書き込み領域
(ARD)に対する情報の記録再生を行うので、外周側の
記録トラックになるほど情報の記録密度が低くなってお
り、記録媒体の利用効率が悪いという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、
中央孔の周囲に拡がる環状の記録面部に上記中央孔を中
心とする放射状にクロック情報ピットが配設され、上記
クロック情報ピット間をデータ記録領域とする記録トラ
ックが上記中央孔を取り囲む多数の周回パターン状に形
成される光ディスクを角速度一定に回転駆動させなが
ら、上記記録トラックに対して情報の記録再生を行う光
ディスク記録再生装置における記録媒体の利用効率の向
上を図ることを目的とし、内周側の記録トラックと外周
側の記録トラックで情報の記録密度を同じにして、高品
位,高効率の記録再生動作を可能にした新規な構成の光
ディスク記録再生装置を提供するものである。
E 課題を解決するための手段 本発明は、上述の如き問題点を解決するために、中央
孔の周囲に拡がる環状の記録面部に上記中央孔を中心と
する放射状にクロック情報ピットが配設され、上記クロ
ック情報ピット間をデータ記録領域とする記録トラック
が上記中央孔を取り囲む多数の周回パターン状に形成さ
れる光ディスクを角速度一定に回転駆動させながら、上
記記録トラックに対して情報の記録再生を行う光ディス
ク記録再生装置において、上記クロック情報ピットの再
生出力から所定周波数f1の基本クロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記基本クロックのクロック周波数f1
をM/N倍に変換した周波数f2のチャンネルクロックを形
成する周波数変換手段と、上記周波数変換手段の周波数
変換比M/Nを上記光ディスクの記録トラック番号に応じ
て変化させる制御手段とを備え、上記周波数変換手段に
て周波数変換したチャンネルクロックを用いて上記記録
トラックに対する情報の記録再生を行うことを特徴とし
ている。また、本発明は、上記光ディスク記録再生装置
において、上記周波数変換手段にて得られる周波数変換
したチャンネルクロックが供給される再生処理系に上記
チャンネルクロックの位相制御手段を設け、上記光ディ
スクの記録トラックから再生される再生信号の前縁部分
と後縁部分のレベル差が零となるように上記チャンネル
クロックの位相を制御することを特徴としている。さら
に、本発明は、上記光ディスク記録再生装置において、
上記光ディスクの記録トラックから再生される再生信号
のディジタルイコライザを再生処理系に設け、上記周波
数変換手段にて得られる周波数変換したチャンネルクロ
ックにて上記ディジタルイコライザを動作させることを
特徴としている。
F 作用 本発明に係る光ディスク記録再生装置では、角速度一
定に回転駆動される光ディスクの記録トラックから所定
の回転角度毎とに得られるクロック情報ピットの再生出
力に基づいて、クロック再生手段が上記光ディスクに同
期した一定周波数f1の基本クロックを生成する。また、
周波数変換手段は、上記基本クロックのクロック周波数
f1をM/N倍に変換してf2=f1・M/Nなる周波数f2のチャン
ネルクロックを形成する。そして、制御手段は、上記光
ディスクの記録トラック番号に応じて上記周波数変換手
段の周波数変換比M/Nを変化させる。上記周波数変換手
段にて周波数変換したチャンネルクロックは、上記光デ
ィスクに同期しており、しかも、上記光ディスクの記録
トラック番号に応じて周波数f2が変化したものとなる。
上記周波数変換手段にて周波数変換したチャンネルクロ
ックを用いることにより、上記光ディスク上の各記録ト
ラックに対して略均一の記録密度で情報の記録再生を行
うことができる。
また、本発明に係る光ディスク記録再生装置におい
て、上記周波数変換手段にて得られる周波数変換したチ
ャンネルクロックが供給される再生処理系に設けた上記
チャンネルクロックの位相制御手段は、上記光ディスク
の記録トラックから再生される再生信号の前縁部分と後
縁部分のレベル差が零となるように上記チャンネルクロ
ックの位相を制御する。上記再生処理系は、上記位相制
御手段を設けたことにより、最適位相状態のビットクロ
ックにて確実に再生動作を行うことができる。
さらに、本発明に係る光ディスク記録再生装置におい
て、再生処理系に設けたディジタルイコライザは、上記
周波数変換手段にて得られる周波数変換したチャンネル
クロックにて動作することにより、上記光ディスクの記
録トラックから再生される再生信号に与えるイコライザ
特性が自動的に変化して、上記再生信号に対して常に最
適なイコライザ処理動作を行う。
G 実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
詳細に説明する。
第1図のブロック図に示す実施例は、上述の第10図に
示したサンプリングフォーマットを採用した追記型の光
ディスク(10)を記録媒体として用いる光ディスク記録
再生装置に本発明を適用したもので、この光ディスク記
録再生装置では、上記光ディスク(10)をスピンドルモ
ータ(20)にて角速度一定で回転駆動して、上記光ディ
スク(10)の記録トラックを光ヘッド(21)がレーザ光
で走査することにより、CDの規格に適合したデータフォ
ーマットでディジタルデータを光学的に記録再生を行う
ものである。
この光ディスク記録再生装置において、上記光ヘッド
(21)は、レーザ駆動回路(22)にて駆動されて情報の
記録再生用のレーザ光を出力するレーザダイオードや、
該レーザダイオードが放射したレーザ光の上記光ディス
ク(10)による反射光を検出するフォトディテクタ等を
内蔵してなり、上記レーザダイオードが出力するレーザ
光で上記光ディスク(10)の記録トラックを走査するこ
とにより、上記光ディスク(10)の記録トラック(TK)
に対する情報の記録再生を行うようになっている。
そして、上記光ヘッド(21)による再生RF信号すなわ
ち上記レーザダイオードが出力するレーザ光で上記光デ
ィスク(10)の記録トラック(TK)を走査することによ
り上記フォトディテクタにて得られる検出出力は、上記
記録トラック(TK)の情報記録領域(ARD)についての
再生RF信号が第1の前置増幅器(23)から再生処理系の
アナログ・ディジタル(A/D)変換器(24)を介してデ
ィジタルイコライザ(25)に供給され、このディジタル
イコライザ(25)にてイコライザ処理が施されてからデ
コーダ(26)にて再生ディジタルデータDOUTにデコード
されるようになっている。また、上記記録トラック(T
K)のサーボ領域(ARS)に対する上記光ヘッド(21)に
よる再生RF信号は、第2の前置増幅器(27)からヘッド
サーボ回路(28)やスピンドルサーボ回路(29)に供給
されるとともにクロック再生回路(30)に供給されてい
る。
上記ヘッドサーボ回路(28)は、上記光ヘッド(21)
の対物レンズを駆動する図示しない二軸アクチュエータ
を制御してトラッキングサーボやフォーカスサーボを上
記光ヘッド(21)から供給される再生RF信号に基づいて
行うもので、上述のトラッキング情報ピット(QA),
(QB)の再生出力に基づいてトラッキングエラーを検出
してトラッキングサーボ制御を行い、また、上記トラッ
キング情報ピット(QB)と上記クロック情報ピット
(QC)との間の無ピット領域の再生出力に基づいてフォ
ーカスエラーを検出してフォーカスサーボ制御を行う。
また、上記スピンドルサーボ回路(29)は、上記クロ
ック情報ピット(QC)の再生出力に基づいて、上記スピ
ンドルモータ(20)の回転角速度誤差を検出して、上記
スピンドルモータ(20)の駆動回路(40)を帰還制御す
ることにより、上記スピンドルモータ(20)にて上記光
ディスク(10)を回転角速度を一定に保ようにスピンド
ルサーボ制御を行う。
さらに、上記クロック再生回路(30)は、上記光ヘッ
ド(10)から供給される再生RF信号中の上記クロック情
報ピット(QC)の再生出力に基づいて所謂PLLによるク
ロック再生を行って、上記光ディスク(10)の回転に同
期した所定周波数f1の基本クロックφを形成する。
ここで、上記クロック再生回路(30)は、例えば第2
図のブロック図に示すように、上記光ヘッド(10)から
供給される上記記録トラック(TK)のサーボ領域(A
RS)に対する再生RF信号を微分する微分回路(31)、こ
の微分回路(31)による微分出力波形についてゼロクロ
ス検出を行うゼロクロス検出回路(32)、上記ゼロクロ
ス検出回路(32)による検出出力がANDゲート(33)を
介して供給される位相比較器(34)、上記位相比較器
(34)による位相比較がローパスフィルタ(35)を介し
て制御電圧として供給される電圧制御型発振回路(3
6)、上記電圧制御型発振回路(36)による発振出力f1
を1/270分周する分周器(37)等にて構成されている。
このクロック再生回路(30)において、上記ANDゲート
(33)は、上記分周器(37)から与えられるゲート制御
信号によって、上記クロック情報ピット(QC)の再生出
力についてのゼロクロス検出出力だけを抽出して上記位
相比較器(34)に供給する。また、上記位相比較器(3
4)は、上記クロック情報ピット(QC)の再生出力につ
いてのゼロクロス検出出力の位相と上記分周器(37)に
よる1/270分周出力の位相とを比較して、その位相誤差
を検出する。そして、上記電圧制御型発振回路(36)
は、上記位相比較器(34)にて検出された位相誤差に応
じた制御電圧にて発振位相が制御されることによって、
上記クロック情報ピット(QC)の再生出力についてのゼ
ロクロス検出出力の位相に上記発振位相が固定された所
謂PLLによるクロック再生を行い、第3図に示すように
上記光ディスク(10)の記録トラック(TK)上の上記ク
ロック情報ピット(QC)間を270分割する所定周波数f1
の基本クロックφを形成する。
上記クロック再生回路(30)にて得られる所定周波数
f1の基本クロックφは、上記ヘッドサーボ回路(28)
やスピンドルサーボ回路(29)に動作クロックとして供
給されているともに周波数変換回路(50)に供給されて
いる。
上記周波数変換回路(50)は、上記クロック再生回路
(30)にて得られた基本クロックφについて、そのク
ロック周波数f1をM/N倍の周波数f1・M/Nに変換する周波
数変換処理を行うもので、その周波数変換比M/Nが上記
光ヘッド(21)の走査している記録トラック(TK)のト
ラック番号に応じて変化するようにシステムコントロー
ラ(41)により制御されている。
上記周波数変換回路(50)は、例えば第4図に示すよ
うに、上記クロック再生回路(30)にて得られた基本ク
ロックφのクロック周波数f1を1/N分周する第1の分
周器(51)、上記第1の分周器(51)による分周出力f1
/Nが供給される位相比較器(52)、上記位相比較器(5
2)による位相比較がローパスフィルタ(53)を介して
制御電圧として供給される電圧制御型発振回路(54)、
上記電圧制御型発振回路(54)による発振出力f2を1/M
分周する第2の分周器(37)等にて構成されている。上
記位相比較器(52)は、上記第1の分周器(51)による
分周出力f1/Nの位相と上記第2の分周器(55)による分
周出力f2/Mの位相とを比較して、その位相誤差を検出す
る。そして、上記電圧制御型発振回路(54)は、上記位
相比較器(34)にて検出された位相誤差に応じた制御電
圧にて発振位相が制御されることによって、 f2=f1・M/N なる周波数f2で、上記第1の分周器(51)による分周
出力f1/Nの位相すなわち上記クロック再生回路(30)に
て得られた基本クロックφの位相に上記発振位相が固
定される。
ここで、上記周波数変換回路(50)は、上記第1およ
び第2の分周器(51),(55)が所謂プログラマブルデ
バイダにて構成されており、上記システムコントローラ
(41)から制御データDN,DMによって上記第1および第
2の分周器(51),(55)の各分周値1/N,1/Mが可変制
御されることにより、その周波数変換比M/Nが上記光ヘ
ッド(21)の走査している記録トラック(TK)のトラッ
ク番号に応じて変化されて、上記光ヘッド(21)の走査
している記録トラック(TK)が外周側になるほど高い周
波数f2に変換する周波数変換処理を行い、各記録トラッ
ク(TK)に対して略一定の記録密度で情報を記録再生す
るチャンネルクロックφを形成する。
そして、上記周波数変換回路(50)にて得られるチャ
ンネルクロックφは、記録処理系のエンコーダ(42)
に供給されているとともに、位相制御回路(60)を介し
て上記再生処理系のA/D変換器(24)やディジタルイコ
ライザ(25)に供給されている。
上記エンコーダ(42)は、記録モード時に、記録デー
タDINを上記周波数変換回路(50)にて得られるチャン
ネルクロックφに同期した記録タイミングパルスに変
換して上記レーザ駆動回路(22)に供給し、上記記録デ
ータDINに応じて上記光ヘッド(10)のレーザダイオー
ドをパルス駆動することにより、第5図に示すように上
記光ディスク(10)の記録トラック(TK)に対する追記
録を行う。
このように上記周波数変換回路(50)にて得られる周
波数変換処理済のチャンネルクロックφを用いて記録
処理系にて記録動作を行うことによって、角速度一定で
回転駆動される上記光ディスク(10)上の各記録トラッ
ク(TK)の情報書き込み領域(ARD)に対して内周側と
外周側で略一定の記録密度で情報を追記録することがで
きる。
なお、上記光ディスク(10)の情報書き込み領域(AR
D)に対する情報の追記に際しては、上述のデータブロ
ック(BL1),(BL2)〜(BLn)毎に各サーボ領域(A
RS)の直後に位相ピット(QP)の記録を行うようにす
る。
そして、このようにして上記光ディスク(10)上の各
記録トラック(TK)に追記録された情報を再生するため
の再生処理系では、上記周波数変換回路(50)にて得ら
れるチャンネルクロックφが位相制御回路(60)を介
して再生処理用のチャンネルクロックφ′が供給さ
れ、このチャンネルクロックφ′にて上記A/D変換器
(24)やディジタルイコライザ(25)が動作するように
なっている。
上記位相制御回路(60)は、例えば第6図に示しすよ
うに、上記周波数変換回路(50)にて得られるチャンネ
ルクロックφを移相させて再生処理用のチャンネルク
ロックφ′を形成する移相器として、直列接続された
多段のバッファアンプ(611),(612)〜(62n)と、
上記バッファアンプ(611),(612)〜(62n)の各出
力を選択するスイッチ(62)を備え、上記A/D変換器(2
4)からの再生データDPBをラッチする2個のラッチ回路
(63),(64)によるラッチデータを減算器(65)にて
減算し、上記減算器(65)にて得られる減算出力値を所
定値と比較するコンパレータ(66)の出力に応じて調整
ロジック(67)が上記スイッチ(62)の選択動作制御を
行うように構成されている。この位相制御回路(60)
は、第6図に示すように上記光ディスク(10)上の記録
トラック(TK)の上記サーボ領域(ARS)からの再生RF
信号の上記位相ピット(QP)に対する再生RF信号の広が
りに着目して位相補正を行うもので、上記位相ピット
(QP)に対する再生RF信号の前縁部分のサンプリングレ
ベルLFと後縁部分のサンプリングレベルLBとを上記各ラ
ッチ回路(63),(64)し、上記減算器(65)による減
算出力値すなわち上記各サンプリングレベルLF,LBのレ
ベル差が零となるチャンネルクロックφ′を上記スイ
ッチ(62)で選択するように、上記調整ロジック(67)
にて上記スイッチ(62)の選択動作制御を行っている。
このように上記位相制御回路(60)を介して得られる
チャンネルクロックφ′を用いて再生処理を行うこと
により、上記再生処理系では、上記光ヘッド(21)にて
上記光ディスク(10)の記録トラック(TK)を走査する
ことにより得られる再生信号について、常に最適位相の
チャンネルクロックφ′にて再生処理を行うことがで
き、エラーの発生率を下げて信頼性の高い再生処理動作
を行うことができるようになる。
また、上記A/D変換器(24)からの再生データDPBが供
給される上記ディジタルイコライザ(25)は、上記チャ
ンネルクロックφ′を動作クロックとして上記再生デ
ータDPBにイコライザ処理を施すもので、例えば第8図
に示す如き構成となっている。
すなわち、第8図に示すディジタルイコライザ(25)
は、上記チャンネルクロックφ′を動作クロックとす
る4個のラッチ回路(71),(72),(73),(74)を
備え、上記再生データDPBが第1のラッチ回路(71)に
てラッチされ、この第1のラッチ回路(71)によるラッ
チ出力が第2のラッチ回路(72)に供給されるとともに
係数器(75)を介して合成器(77)に与えられ、上記第
2のラッチ回路(72)によるラッチ出力が第3のラッチ
回路(73)に供給されるとともに上記合成器(77)に与
えられ、さらに、上記第3のラッチ回路(73)によるラ
ッチ出力が係数器(77)を介して上記合成器(76)に与
えられ、この合成器(76)による合成出力が第4のラッ
チ回路(74)を介してイコライザ処理済の再生データD
PB′として出力されるようになっている。上記合成器
(76)は、上記各係数器(75),(76)を介して供給さ
れる上記第1および第3のラッチ回路(71),(73)に
よる各ラッチ出力を上記第2のラッチ回路(72)による
ラッチ出力から減算する合成処理を行う。
このような構成のディジタルイコライザ(25)は、上
記チャンネルクロックφ′のクロック周期をΔT=1/
f2として、第9図の(A)に示すようなインパルス応答
h(t) h(t)=δ(t)−K{δ(t+ΔT)+δ(t−
ΔT)}特性を呈する。上記インパルス応答h(t)
は、フーリエ変換により周波数特性F{h(t)}に変
換すると、 にて表すことができる。
従って、上記ディジタルイコライザ(25)は、第9図
の(B)に示すように上記チャンネルクロックφ′の
クロック周期ΔT(ΔT=1/f2)とともに変化するイコ
ライザ特性を呈し、このイコライザ特性を第9図の
(B)に示すように上記光ディスク(10)の記録トラッ
ク(TK)からの再生RF信号に与える。なお、第9図に
は、上記光ディスク(10)の内周側の記録トラック(T
K)からの再生RF信号に対するイコライザ特性の一例を
実線にて示すとともに、外周側の記録トラック(TK)か
らの再生RF信号に対するイコライザ特性の一例を破線に
て示してある。
このように上記A/D変換器(24)からの再生データDPB
が供給される上記ディジタルイコライザ(25)にて上記
チャンネルクロックφ′を動作クロックとして上記再
生データDPBにイコライザ処理を施すことにより、上記
光ディスク(10)の記録トラック(TK)からの再生RF信
号の周波数特性に応じて、イコライザ特性を自動的に変
化させることができ、常に最適なイコライザ処理を行い
高品位再生動作を行うことができる。
H 発明の効果 本発明に係る光ディスクの記録再生装置では、角速度
一定に回転駆動される光ディスクの記録トラックから所
定の回転角度毎とに得られるクロック情報ピットの再生
出力に基づいて、クロック再生手段が上記光ディスクに
同期した一定周波数f1の基本クロックを生成し、制御手
段により上記光ディスクの記録トラック番号に応じて周
波数変換比M/Nが可変制御される周波数変換手段にて、
上記基本クロックのクロック周波数f1を周波数変換手段
にてM/N倍に変換してf2=f1・M/Nなる周波数f2のチャン
ネルクロックを形成している。上記周波数変換手段にて
周波数変換したチャンネルクロックは、上記光ディスク
に同期しており、しかも、上記光ディスクの記録トラッ
ク番号に応じて周波数f2が変化したものとなるので、こ
のチャンネルクロックを用いて記録再生処理を行うこと
により、上記光ディスク上の各記録トラックに対して略
均一の記録密度で情報の記録再生を行うことができ、記
録媒体の利用効率を高めて、高密度記録を行うことがで
きる。
また、本発明に係る光ディスク記録再生装置では、上
記周波数変換手段にて得られる周波数変換したチャンネ
ルクロックが供給される再生処理系に設けた上記チャン
ネルクロックの位相制御手段にて、上記光ディスクの記
録トラックから再生される再生信号の前縁部分と後縁部
分のレベル差が零となるように上記チャンネルクロック
の位相を制御することにより、最適位相状態のチャンネ
ルクロックを得ることができ、このチャンネルクロック
を用いることによにより、再生処理系で確実に再生動作
を行うことができる。
さらに、本発明に係る光ディスク記録再生装置では、
再生処理系に設けたディジタルイコライザを上記周波数
変換手段にて得られる周波数変換したチャンネルクロッ
クにて動作することにより、上記光ディスクの記録トラ
ックから再生される再生信号に与えるイコライザ特性を
自動的に変化させて、上記再生信号に対して常に最適な
イコライザ処理動作を行うことがき、高密度記録された
情報を高品位再生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ディスク記録再生装置の要部構
成を示すブロック図、第2図は上記光ディスク記録再生
装置に用いたクロック再生回路の構成例を示すブロック
図、第3図は上記クロック再生回路の動作を説明するた
めのタイムチャート、第4図は上記光ディスク記録再生
装置に用いた周波数変換回路の構成例を示すブロック
図、第5図は上記周波数変換回路の動作を説明するため
のタイムチャート、第6図は上記光ディスク記録再生装
置に用いた位相制御回路の構成例を示すブロック図、第
7図は上記位相制御回路の動作を説明するためのタイム
チャート、第8図は上記光ディスク記録再生装置に用い
たディジタルイコライザの構成例を示すブロック図、第
9図は上記ディジタルイコライザの動作を説明するため
の特性図である。 第10図はサンプリングフォーマットを採用した一般的な
光ディスクの記録フォーマットを示す模式図、第11図は
上記光ディスクに対するチャンネルクロックの再生動作
を説明するための模式図である。 (10)……光ディスク (21)……光ヘッド (24)……A/D変換器 (25)……ディジタルイコライザ (26)……デコーダ (30)……クロック再生回路 (41)……システムコントローラ (50)……周波数変換回路 (QC)……クロックピット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央孔の周囲に拡がる環状の記録面部に上
    記中央孔を中心とする放射状にクロック情報ピットが配
    設され、上記クロック情報ピット間をデータ記録領域と
    する記録トラックが上記中央孔を取り囲む多数の周回パ
    ターン状に形成される光ディスクを角速度一定に回転駆
    動させながら、上記記録トラックに対して情報の記録再
    生を行う光ディスク記録再生装置において、 上記クロック情報ピットの再生出力から所定周波数f1
    基本クロックを生成するクロック再生手段と、 上記基本クロックのクロック周波数f1をM/N倍に変換し
    た周波数f2のチャンネルクロックを形成する周波数変換
    手段と、 上記周波数変換手段の周波数変換比M/Nを上記光ディス
    クの記録トラック番号に応じて変化させる制御手段とを
    備え、 上記周波数変換手段にて周波数変換したチャンネルクロ
    ックを用いて上記記録トラックに対する情報の記録再生
    を行うことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記周波数変換手段にて得られる周波数変
    換したチャンネルクロックが供給される再生処理系に上
    記チャンネルクロックの位相制御手段を設け、 前記光ディスクの記録トラックから再生される再生信号
    の前縁部分と後縁部分のレベル差が零となるように上記
    チャンネルクロックの位相を制御することを特徴とする
    請求項(1)に記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記光ディスクの記録トラックから再生さ
    れる再生信号のディジタルイコライザを再生処理系に設
    け、 前記周波数変換手段にて得られる周波数変換したチャン
    ネルクロックにて上記ディジタルイコライザを動作させ
    ることを特徴とする請求項(1)に記載の光ディスク記
    録再生装置。
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