JP3077185B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

Info

Publication number
JP3077185B2
JP3077185B2 JP02278923A JP27892390A JP3077185B2 JP 3077185 B2 JP3077185 B2 JP 3077185B2 JP 02278923 A JP02278923 A JP 02278923A JP 27892390 A JP27892390 A JP 27892390A JP 3077185 B2 JP3077185 B2 JP 3077185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
clock
data
area
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02278923A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04155663A (ja
Inventor
実 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP02278923A priority Critical patent/JP3077185B2/ja
Publication of JPH04155663A publication Critical patent/JPH04155663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077185B2 publication Critical patent/JP3077185B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ディスク記録再生装置に関し、特に、クロ
ックやトラッキング等のサーボ情報の記録領域が記録ト
ラック方向に沿って間歇的に予め形成された所謂サンプ
ルサーボフォーマットを有するディスクにデータを記録
あるいは再生するディスク記録再生装置に関する。
B.発明の概要 本発明に係るディスク記録再生装置では、記録トラッ
ク方向に沿ってサーボ領域とデータ記録領域とが交互に
配置されると共に、サーボ領域がディスク回転中心から
放射状に配列されるように予め形成されるディスク記録
媒体を角速度一定で回転しながらデータの記録再生を行
うディスク記録再生装置であって、サーボ領域に記録さ
れているクロック情報に基づいてデータ記録再生用クロ
ックを形成するクロック形成手段と、クロック形成手段
からのデータ記録再生用クロックの周波数をディスク記
録媒体のトラック位置に応じて変化させるようにクロッ
ク形成手段を制御すると共に、データ記録再生用クロッ
クの周波数を変化させる際に、データ記録を所定時間停
止する制御を行う制御手段とを備えることにより、デー
タ記録再生用クロックを形成する回路を簡単な回路で構
成することができ、また、記録容量の減少を少なくする
ことができ、映像や音声等の連続性が要求されるデータ
の記録又は再生にも適合できるようにしたものである。
C.従来の技術 ディスクの記録トラック上に離散的にサーボ領域(例
えば1トラック当たり1000個〜2000個程度)を予め形成
し、これらの離散的なサーボ領域から得られるサーボ情
報を用いて、サーボ領域間のクロッキングやトラッキン
グを行いながらデータを記録あるいは再生するような、
所謂サンプルサーボフォーマットのディスク記録媒体及
びこのようなディスク記録媒体を用いてデータの記録又
は再生を行うディスク記録再生装置が従来より知られて
いる。
このサンプルサーボフォーマットのディスク記録媒体
において、一般的にサーボ領域は、隣接トラック間で同
じ位置となるように、すなわちディスク回転中心から放
射状に形成されており、このディスクを一定角速度(CA
V)で回転駆動しながら、データの記録又は再生を行う
ようになっている。
この場合、ディスクの単位トラック長当たりのデータ
記録容量、すなわち線記録密度は最内周トラックで最も
高く、最外周トラックで最も低くなることから、ディス
クの最大データ記録容量は、最内周トラックに記録可能
な線記録密度の上限値によって決まってしまい、外周側
では該上限値よりも低い線記録密度で記録が行われるこ
とになる。従って、媒体全体の本来の記録容量よりも低
い記録容量しか実現できず、媒体の利用効率が悪いとい
う問題点がある。
そこで、例えば特開平1−204272号公報にて開示され
ている小型光ディスクの記録方法のように、光ディスク
の記録トラックを径方向において複数の領域に分割(所
謂ゾーニング)し、データ記録再生用クロックである所
謂チャンネルクロックの周波数を外周側の領域ほど高く
することにより、内外周のトラックにおいて略々均一の
線密度でデータの記録又は再生を行うようにして、記録
容量を増加させるようにしている。
D.発明が解決しようとする課題 ところで、上述の小型光ディスクの記録方法では、PL
L回路によってサーボ領域のクロック情報から基本とな
るクロックを再生した後、分周器よってこのクロックを
分周してチャンネルクロックを得ているため、得られる
チャンネルクロックの周波数に制約が多く、記録容量の
増加の度合いが小さかった。
そこで、例えば本件出願人が先に特願昭63−318159号
において提案している光ディスクディスク記録再生装置
では、上記分周器の変わりにPLL回路を用いて任意の周
波数のチャンネルクロックを得て、記録容量の増加を図
っている。
具体的には、先ず、第1のPLL回路によってサーボ領
域のクロック情報から周波数f1の基本クロックφを再
生する。次に、第2のPLL回路によって上記基本クロッ
クφをM/N倍して周波数f2のクロックφを形成す
る。そして、このクロックφをチャンネルクロックと
し、上記周波数変換比M/Nをトラック位置に応じて変化
させることにより、トラック位置に応じた任意の周波数
f2のチャンネルクロックを得ることができる。
このようにして得られるトラック位置、すなわちトラ
ック番号に応じて周波数が変化されるチャンネルクロッ
クを使用することにより、CAVで回転される光ディスク
において記録密度を高めることができるが、チャンネル
クロックの周波数を変化させる際に、第2のPLL回路が
新たな周波数にロックするまでに時間が必要である。と
ころが、PLL回路のロックを、光ヘッドがチャンネルク
ロックが使用されていない領域、すなわちサーボ領域を
通過している間に達成することはほとんど不可能である
ため、光学ヘッドがデータ領域に達しても、暫くの間は
新たな周波数のチャンネルクロックが供給されない。
また、特に所謂トラックジャンプ動作よって新し記録
トラックをシークする際は、目的トラックをアクセスし
た直後にそのトラックに適合したチャンネルクロックが
暫くの間は得られないため、結果的にはアクセス時間が
長くなるという問題があった。
さらに、上記第2のPLL回路がロックするまでの間デ
ータの連続性が阻害されるため、映像や音声等の連続性
が要求されるデータを記録再生する場合には、問題があ
った。
そこで、本件出願人は、先に特願平2−52802号の明
細書及び図面にて、上記第2のPLL回路を互いに並列接
続される2つのPLL回路で構成し、チャンネルクロック
が異なる領域単位で各PLL回路から出力されるチャンネ
ルクロックを交互に使用するような光ディスク記録再生
装置を提案している。
このような先願技術により、光ディスク記録媒体の記
録容量を高めることができると共に、連続性が要求され
る映像データや音声データの記録又は再生にも適合する
ことができるが、第2のPLL回路として2つのPLL回路が
必要になる等回路が複雑になるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、サンプルサーボフォーマットのディスク記録媒体を
用い、データ記録再生用クロックの周波数をトラック位
置に応じて変化させるディスク記録再生装置であって、
記録容量の減少が少なく、映像や音声等の連続性が要求
されるデータの記録又は再生にも適し、データ記録再生
用クロックの周波数を変化させる回路が簡単なディスク
記録再生装置の提供を目的とする。
E.課題を解決するための手段 本発明では、上記課題を解決するために、記録トラッ
ク方向に沿ってサーボ領域とデータ領域とが交互に配置
されると共に、上記サーボ領域がディスク回転中心から
放射状に配列されるように予め形成されるディスク記録
媒体を角速度一定で回転しながらデータの記録再生をセ
クタ単位で行うディスク記録再生装置であって、上記サ
ーボ領域に記録されているクロック情報に基づいてデー
タ記録再生用クロックを形成するクロック形成手段と、
該クロック形成手段からのデータ記録再生用クロックの
周波数を上記ディスク記録媒体のトラック位置に応じて
変化させるように上記クロック形成手段を制御すると共
に、上記データ記録再生用クロックの周波数を変化させ
る際に、1トラック当たりの記録容量を1セクタの容量
で割った余りの領域が上記クロック形成手段における周
波数引込みに要する引込み時間に相当する領域よりも大
きいときは、上記余りの領域に相当する時間だけ上記デ
ータ記録を停止する制御を行い、上記余りの領域が上記
引込み時間に相当する領域よりも小さいときは、上記余
りの領域に1セクタ分の領域を加えた領域に相当する時
間だけ上記データ記録を停止する制御を行う制御手段と
を備えることを特徴とする。
F.作用 本発明に係るディスク記録再生装置では、記録再生用
のヘッドがデータ記録再生用のクロックの周波数が異な
る領域に移行する際に、1トラック当たりの記録容量を
1セクタの容量で割った余りの領域が上記クロック形成
手段における周波数引込みに要する引込み時間に相当す
る領域よりも大きいときは、上記余りの領域に相当する
時間だけ上記データ記録を停止させ、上記余りの領域が
上記引込み時間に相当する領域よりも小さいときは、上
記余りの領域に1セクタ分の領域を加えた領域に相当す
る時間だけ上記データ記録を停止させ、その間に、安定
した次のデータ記録再生用クロックを形成する。
G.実施例 以下、本発明に係るディスク記録再生装置の一実施例
を図面を参照しながら説明する。
この実施例は、本発明をディスク記録媒体として光デ
ィスクを用いる光ディスク記録再生装置に適用したもの
であり、第1図は光ディスク記録再生装置のブロック回
路図でり、第2図は光ディスク概略構成を示す平面図で
ある。
ここで、先ず第2図に示す光ディスクについて説明す
る。
第2図に示すように、光ディスク10では、ディスク回
転方向である記録トラック方向に沿ってサーボ領域Asと
データ領域Adとが交互に配置されており、1つのサーボ
領域Asと連続するデータ領域Adとで1つのセグメントSG
を構成している。各サーボ領域Asは、ディスク回転中心
R。から放射状に配列されるように予め形成(所謂プリ
フォーマット)されている。そして、上記サーボ領域As
のクロック情報に基づいて得られる所定のチャンネルク
ロックを用いて所謂セクタマークやトラックアドレス等
のアドレス(以下リファレンスrefという)と所定数の
データDAが連続して記録されるようになっている。すな
わち、光ディスク10はサンプルサーボフォーマットを有
している。
ここで、上記所定のチャンネルクロックとは、サーボ
領域Asのブロック情報を再生して得られるサーボ用クロ
ックの周波数f1をM/N倍に変換した周波数f2(f1×M/N)
のクロックであり、周波数変換比M/Nは、光ディスクの
記録トラック番号、すなわち径方向の位置に応じて変化
している。この周波数変換比M/Nを内周側で小さく、外
周側で大きく設定することで、チャンネルクロックを内
周側で低く、外周側で高くすることにより、内周、外周
の各記録トラックの線記録密度が略々均一となるように
している。すなわち、上記周波数変換したチャンネルク
ロックを用いて記録トラックの各データ領域Adにリファ
レンスref及びデータADの記録又は再生を行うわけであ
る。したがって、第2図に示すように、リファレンスre
fとデータADからなるバイド数が一定量のセクタSCは、
内周側のセクタSCと外周側のセクタSCでは使用するセグ
メント数が異なることになるが、これは、サーボ領域As
の直後に記録されているリファレンスrefを用いて管理
を行うことにより解決できる。
具体的には、例えば3.5インチの光磁気ディスクで
は、最外周及び最内周のトラックの各半径はそれぞれ4
0.0mm、20.0mmであり、その間に11024本のトラックが1.
45μmピッチで設けられている。また、各トラックには
1344個のセグメントが設けられている。さらに、各セグ
メントの上記サーボ領域Asは例えば5バイトの容量を有
し、このサーボ領域Asには、例えば第2図に示すよう
に、トラッキングサーボ用の所謂ウォブルピットPA,
PB、クロック再生用の所謂クロックピットPC、トラック
ジャンプ等を行うための所謂グレイコード用の2個のピ
ットPE,PF等が予め形成(プリフォーマット)されてい
る。また、このサーボ領域Asに続く上記データ領域Ad
は、最内周のトラックにおいてチャンネルクロックの例
えば20バイト分の容量を有し、このデータ領域Adには、
セクタマークやトラックアドレス等の例えば15バイトか
らなるリファレンスと600バイト(512バイトのユーザデ
ータと冗長コードの合計)のデータが所定のチャンネル
クロックを用いてトラック位置に依らず略々均一の線密
度となるように連続して記録されるようになっている。
すなわち、再生RF信号中の上記ウォブルピットPA,PB
の検出強度の差が0となるように、トラッキングサーボ
がかけられる。また、サーボ領域Asの上記クロックピッ
トPCの間には、最内周のトラックにおいてチャンネルビ
ットの25バイト分が存在することになるから、クロック
ピットPCの検出期間を200(=8×25)分割する所定周
波数f1の信号を基本クロックφとし、この基本クロッ
クφの周波数f1をM/N倍に変換した周波数f2(=f1×M
/N)のクロックφをチャンネルクロックとして用いて
リファレンス及びデータの記録又は再生が行われる。こ
のとき、上記周波数変換比M/Nはディスク径方向に応じ
て決定されるようになっている。
このように、チャンネルクロックをトラック位置に応
じて変化させることにより、光ディスクの記録密度を内
外周のトラックで略々均一にすることができ、媒体の記
憶容量を増加させることができるようになっている。
以上のようなサンプルサーボフォーマットを有する光
ディスクを用いる光ディスク記録再生装置は、第1図に
示すように、サンプルサーボフォーマットを有する光デ
ィスク10と、該光ディスク10の記録トラックをレーザ光
で走査してデータの記録再生を行う光ヘッド21と、上記
光ディスク10のサーボ領域のクロック情報に基づいてデ
ータ記録再生用の周波数f1の基本クロックφを再生す
るクロック再生回路30と、該クロック再生回路30からの
基本クロックφをM/N倍に変換して周波数f2のクロッ
クφを形成する周波数変換回路50と、該周波数変換回
路50からのクロックφをチャンネルクロックとして用
いて再生信号を等化するデジタルイコライザ25と、同じ
くクロックφをチャンネルクロックとして用いて記録
データをエンコードするエンコーダ42と、上記周波数変
換回路50やエンコーダ42等を制御するシステムコントロ
ーラ41等を有する。
光ディスク10は、スピンドルモータ20により一定角速
度(CAV)で回転駆動され、このディスク回転に伴って
光ヘッド21が光ディスク10をレーザ光で走査することに
より、光学的(あるいは磁気光学的)にデータを記録あ
るいは再生するようになっている。
光ヘッド21内には、レーザ駆動回路22にて駆動されて
データ記録再生用のレーザ光を出力するレーザ光源や、
レーザ光源からのレーザ光の光ディスク10による反射光
を検出するフォトディテクタ等が設けられている。光ヘ
ッド21からの再生RF信号は、データ再生処理系の第1の
前置増幅器23からA/D(アナログ/デジタル)変換器24
を介しデジタルイコライザ25に供給されてイコライザ処
理が施され、デコーダ26にて再生デジタルデータDOUT
デコードされて出力されるようになっている。また、上
記再生RF信号は、サーボ情報再生処理系の第2の前置増
幅器27からヘッドサーボ回路28及びスピンドルサーボ回
路29に供給されると共に、クロック再生回路30に供給さ
れている。
ヘッドサーボ回路28は、光ヘッド21内の所謂2軸アク
チュエータを駆動制御して、トラッキングサーボやフォ
ーカスサーボを行うものである。すなわちこのヘッドサ
ーボ回路28は、上述したトラッキング用のウォブルピッ
トPA,PBの再生出力に基づいてトラッキングエラーを検
出してトラッキングサーボ制御を行うと共に、サーボ領
域Asのピットの無い反射面部分を利用してフォーカスサ
ーボ制御を行う。また、スピンドルサーボ回路29は、上
述したクロックピットPCの再生出力に基づき、上記スピ
ンドルモータ20の回転角度誤差を検出してモータ駆動回
路40を制御し、スピンドルモータ20を回転駆動制御する
ことにより、光ディスク10が一定角速度(CAV)で回転
するように、スピンドルサーボ制御を行う。
クロック再生回路30は、光ヘッド21から前置増幅器27
を介して得られる再生RF信号中の上記クロックピットPC
検出パルスに同期がとられかつ200倍の周波数(上記周
波数f1)の基本クロックφを出力するようなPLL回路
から構成されている。このクロック再生回路30からの基
本クロックφは、PLL回路等を用いて成る周波数変換
回路50に送られている。また基本クロックφは、ヘッ
ドサーボ回路28及びスピンドルサーボ回路29にそれぞれ
送られている。
周波数変換回路50は、クロック再生回路30からの基本
クロックφの周波数f1を、M/N倍の周波数f2に変換す
るものであり、この周波数変換比M/Nは、光ヘッド21が
走査しているトラックのトラックアドレスに応じて変化
するように、システムコントローラ41により制御されて
いる。すなわち、周波数変換回路50内には、入力される
基本クロックφを1/Nに分周する第1のプログラマブ
ルデバイダと、PLL回路系のVCO発振出力(周波数f2=f1
×M/N)を1/Mに分周する第2のプログラマブルデバイダ
とが設けられており、これらの2つのプログラマブルデ
バイダからの出力信号の位相差が0となるようにPLL制
御することにより、周波数f2のクロックφを得てい
る。これらの各プログラマブルデバイダの分周比である
1/N及び1/Mを、システムコントローラ41からの制御デー
タDN,DMにより可変制御する。そして、光ヘッド21の走
査トラックが内側のときは上記変換比M/Nを小さくして
周波数f2を低く抑え、走査トラックが外側になるほどM/
Nを大きくして周波数f2を高くすることにより、光ディ
スク10上の線記録密度がいずれのトラックでも略々均一
となるように制御するわけである。
このように、記録トラックの径方向位置(トラックア
ドレス)に応じた周波数f2とされた周波数変換回路50か
らのクロックφは、チャンネルクロックとして位相制
御回路60に送られている。この位相制御回路60からは、
上記A/D変換器24やイコライザ25等を動作させるための
クロックが出力される。また、周波数変換回路50からの
クロックφは、チャンネルクロックとしてデータ記録
系のエンコーダ42に送られている。エンコーダ42は、記
録モード時に、入力されたセクタマークやトラックアド
レス等のリファレンス及び記録データDINを上記クロッ
クφに同期した記録タイミングパルスに変換してレー
ザ駆動回路22に供給するようになっている。
ところで、トラック位置に応じた周波数f2のクロック
φを得るためには、周波数変換回路50のPLL回路がロ
ックしなければならず、PLL回路のロックには、上述し
たようにある程度の引込み時間が必要となる。そこで、
本発明では、システムコントローラ41は、上述のように
クロックφの周波数f2を変化させる際に、例えば第3
図に示すように、径方向に分割(ゾーニング)されたチ
ャンネルクロックの周波数が異なる領域Z1、Z2・・・を
光ヘッド21が移行する際に、光ヘッド21が新たな領域の
走査を開始する時点で周波数変換回路50のPLL回路が新
しい周波数にロックしているように、データ記録を所定
時間停止するようにエンコーダ42を制御する。
具体的には、システムコントローラ41は、光ヘッド21
が例えば領域Z1から領域Z2に移行する際に、周波数変換
回路50のPLL回路の引込みに必要とされる時間、領域Z1
の最終トラックの最後の領域(第3図ではセクタS10
次の領域)に対するデータ記録を停止するようにエンコ
ーダ42を制御する。この結果、各領域Z1、Z2、・・・の
最終トラックの最後の領域にはデータが記録されないこ
とになる(以下このデータが記録されない領域をギャッ
プGAPという)。すなわち、データ記録時には、光ヘッ
ド21がギャップGAPを走査し、周波数変換回路50のPLL回
路が引込み動作をしている間はデータの記録が行われ
ず、光ヘッド21が例えば領域Z1から領域Z2に移行した時
点では、周波数変換回路50のPLL回路は新しい周波数に
ロックしており、領域Z2の先頭のセクタS11から新たな
周波数のチャンネルクロックを用いてデータ記録が可能
となる。また、データ再生時には、光ヘッド21がギャッ
プGAPを走査し、周波数変換回路50のPLL回路が引込み動
作をしている間はデータの再生が行われず、光ヘッド21
が例えば領域Z1から領域Z2に移行した時点では、周波数
変換回路50のPLL回路は新しい周波数にロックしてお
り、領域Z2の先頭のセクタS11から新たな周波数のチャ
ンネルクロックを用いてデータ再生が可能となる。換言
すると、クロックφの周波数f2を変化させる際に、デ
ータ記録を所定時間停止することによってデータが記録
されないギャップGAPを設けることにより、周波数変換
回路50のPLL回路の引込み時間を確保することができ
る。そしてこの場合、本発明では、データ記録再生用の
チャンネルクロックを形成する周波数変換回路50を、上
述のように1つのPLL回路で構成することができる。
ところで、チャンネルクロック、すなわちクロックφ
の周波数f2を変化させると、1トラック当たりの記録
容量が変化するので、1トラック当たりの記録容量が1
セクタの容量(バイト数)の整数倍にならず、端数(あ
まり)が生じる。そこで、データ記録を停止する所定時
間、すなわち上記ギャップの大きさを、この端数の領域
が周波数変換回路50のPLL回路の引込み時間に相当する
領域より大きいことは、そのままこの端数の領域とし、
この端数の領域が引込み時間に相当する領域より小さい
ときは、その端数の領域に1セクタ分の領域を加算した
領域とする。なお、このようにデータを記録しないギャ
ップを設けることによって、媒体全体の記憶容量が減少
するが、その減少は、例えばチャンネルクロックが互い
に異なる10個の領域に分割(ゾーニング)した200MBの
光ディスクでは、例えば1セクタの容量を512バイトと
すると、4608(=512×9)バイトとなる。したがっ
て、その低下の度合いは約2×10-3(≒4608÷200MB)
であり、殆ど影響がない。
また、映像や音楽等の連続性が要求されるデータを記
録あるいは再生するときは、データ記録の際には、例え
ばエンコーダ42の内部に設けられた上記ギャップを吸収
するバッファメモリに連続して入力されるデータを一旦
蓄積し、このバッファメモリからデータを読み出して記
録するようにし、また、データ再生の際には、例えばデ
コーダの内部に設けられた上記ギャップを吸収するバッ
ファメモリに再生データを一旦蓄積し、蓄積されたデー
タを連続して出力するようにする。すなわち、このよう
にギャップを吸収するバッファメモリにデータを一旦記
録してデータの記録又は再生を行うことによって、デー
タの連続性を確保することができる。
以上のように、本発明を適用した光ディスク記録再生
装置では、サンプルサーボフォーマットを有する光ディ
スク10を角速度一定で回転しながらデータの記録再生を
行う際に、クロック再生回路30からのサーボ領域に記録
されているクロック情報に基づいて再生されるクロック
φを周波数変換回路50で周波数変換してデータ記録再
生用クロックφ(チャンネルクロック)を形成し、周
波数変換回路50からのデータ記録再生用のチャンネルク
ロックの周波数をディスク記録媒体のトラック位置に応
じて変化させるように周波数変換回路50を制御すると共
に、チャンネルクロックの周波数を変化させる際に、デ
ータ記録を所定時間停止する制御をシステムコントロー
ラ41で行うことにより、データ記録再生用のチャンネル
クロックの周波数を変化させる周波数変換回路50を簡単
な回路で構成することができる。
また、データ記録を停止してギャップを設けたことに
よる記録容量の減少は、ギャップの容量が小さく、媒体
全体の記録容量に対して殆ど影響がない。
また、ギャップの容量は小さく、ギャップによるデー
タの不連続性はバッファメモリで簡単に吸収することが
でき、映像や音声等の連続性が要求されるデータの記録
又は再生にも適合することができる。
なお、本発明は上記実施例のみに限定されるものでは
なく、例えば光ディスク10としては、種々の光磁気ディ
スクや追記型光ディスク等を使用できる。また、光ディ
スクに対して記録又は再生を行う装置は、第1図の例に
限定されないことは勿論である。
H.発明の効果 以上の説明でも明らかなように、本発明では、記録ト
ラック方向に沿ってサーボ領域とデータ領域とが交互に
配置されると共に、上記サーボ領域がディスク回転中心
から放射状に配列されるように予め形成されるディスク
記録媒体を角速度一定で回転しながらデータの記録再生
をセクタ単位で行うディスク記録再生装置であって、上
記サーボ領域に記録されているクロック情報に基づいて
データ記録再生用クロックを形成するクロック形成手段
と、該クロック形成手段からのデータ記録再生用クロッ
クの周波数を上記ディスク記録媒体のトラック位置に応
じて変化させるように上記クロック形成手段を制御する
と共に、上記データ記録再生用クロックの周波数を変化
させる際に、1トラック当たりの記録容量を1セクタの
容量で割った余りの領域が上記クロック形成手段におけ
る周波数引込みに要する引込み時間に相当する領域より
も大きいときは、上記余りの領域に相当する時間だけ上
記データ記録を停止する制御を行い、上記余りの領域が
上記引込み時間に相当する領域よりも小さいときは、上
記余りの領域に1セクタ分の領域を加えた領域に相当す
る時間だけ上記データ記録を停止する制御を行う制御手
段とを備えることにより、データ記録再生用クロックを
形成するクロック形成手段を簡単な回路で構成すること
ができる。
また、データ記録を停止してギャップを設けたことに
よる記録容量の減少は、ギャップの容量が小さく、媒体
全体の記録容量に対して殆ど影響がない。
また、ギャップの容量は小さく、ギャップによるデー
タの不連続性はバッファメモリで簡単に吸収することが
でき、映像や音声等の連続性が要求されるデータの記録
又は再生にも適合することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスク記録再生装置を適用した
光ディスク記録再生装置のブロック回路図であり、第2
図はこの光ディスク記録再生装置に用いられる光ディス
クの概略構成を示す平面図であり、第3図はデータを記
録しないギャップを説明するための光ディスクの概略構
成を示す平面図である。 10……光ディスク 30……クロック再生回路 50……周波数変換回路 41……システムコントローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録トラック方向に沿ってサーボ領域とデ
    ータ領域とが交互に配置されると共に、上記サーボ領域
    がディスク回転中心から放射状に配列されるように予め
    形成されるディスク記録媒体を角速度一定で回転しなが
    らデータの記録再生をセクタ単位で行うディスク記録再
    生装置であって、 上記サーボ領域に記録されているクロック情報に基づい
    てデータ記録再生用クロックを形成するクロック形成手
    段と、 該クロック形成手段からのデータ記録再生用クロックの
    周波数を上記ディスク記録媒体のトラック位置に応じて
    変化させるように上記クロック形成手段を制御すると共
    に、上記データ記録再生用クロックの周波数を変化させ
    る際に、1トラック当たりの記録容量を1セクタの容量
    で割った余りの領域が上記クロック形成手段における周
    波数引込みに要する引込み時間に相当する領域よりも大
    きいときは、上記余りの領域に相当する時間だけ上記デ
    ータ記録を停止する制御を行い、上記余りの領域が上記
    引込み時間に相当する領域よりも小さいときは、上記余
    りの領域に1セクタ分の領域を加えた領域に相当する時
    間だけ上記データ記録を停止する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とするディスク記録再生装置。
JP02278923A 1990-10-19 1990-10-19 ディスク記録再生装置 Expired - Fee Related JP3077185B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02278923A JP3077185B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ディスク記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02278923A JP3077185B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ディスク記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04155663A JPH04155663A (ja) 1992-05-28
JP3077185B2 true JP3077185B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=17603969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02278923A Expired - Fee Related JP3077185B2 (ja) 1990-10-19 1990-10-19 ディスク記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077185B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04155663A (ja) 1992-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5872750A (en) Optical disk, and information recording/reproduction apparatus
KR940002000B1 (ko) 광디스크기록/재생장치 및 그 제어방법
US5388090A (en) Method, apparatus, and medium for recording information in data sections having number of bytes which increases with increase in circumference of tracks on medium
US6373816B1 (en) Optical disk fabricating method, optical disk, and optical disk apparatus
JPH06101199B2 (ja) デイスク装置
US7016599B2 (en) Allocating real time data on a disc like recording medium
KR20010051083A (ko) 기록/재생장치 및 기록/재생방법
JP3077185B2 (ja) ディスク記録再生装置
JP3456509B2 (ja) 光ディスク、光ディスク記録再生装置および方法
JPH05314664A (ja) 情報記録媒体、情報記録再生方法並びに情報記録再生装置
JPH02189769A (ja) 情報記録再生装置
JPH0492258A (ja) 光ディスク及び光ディスク再生装置
JP2827238B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2720682B2 (ja) ディスク記録装置及び再生装置
JP4348873B2 (ja) 光ディスク
JPH10154378A (ja) ディスク状記録媒体
CA2242161C (en) Optical disk, and information recording/reproduction apparatus
JP2654766B2 (ja) 情報再生装置
JP3622769B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622764B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622765B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622768B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622762B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622760B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3674628B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees