JP2825980B2 - 処理紙 - Google Patents

処理紙

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JP2825980B2
JP2825980B2 JP3003806A JP380691A JP2825980B2 JP 2825980 B2 JP2825980 B2 JP 2825980B2 JP 3003806 A JP3003806 A JP 3003806A JP 380691 A JP380691 A JP 380691A JP 2825980 B2 JP2825980 B2 JP 2825980B2
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/62Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/46Non-macromolecular organic compounds

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、例えば、種々
のプリンティング方法に適する紙に関し、さらに詳細に
は、本発明はサイズ(糊剤)プレス処理平坦紙並びにこ
れらの紙のインクジェットプリンティング法、ドットマ
トリックスプリンターおよびインパクトプリンター、グ
ラビアプリンティングシステム、ゼログラフィー像形成
法および熱転写プリンティング法での使用に関する。1
つの実施態様においては、本発明は、サイズプレス、即
ち、製紙機での乾燥工程において紙をコーティングする
かまたは処理するのに用いる公知の装置またはディルツ
(Dilts)コーターのようなコーティング装置上で、澱粉
またはゼラチンのような他の同様な成分と親水性ポリ
(ジメチルシロキサン);ポリ(アルキレングリコー
ル)、その誘導体;ポリ(プロピレンオキサイド)−ポ
リ(エチレンオキサイド)コポリマー;りん酸塩、ソル
ビタン、グリセリン、ポリ(エチレングリコール)、ス
ルホコハク酸、スルホン酸、アルキルアミンの各脂肪族
エステル変性化合物;ソルビタンエステル、脂肪族アミ
ン、ひまし油、脂肪酸、脂肪族アルコールの各ポリ(オ
キシアルキレン)変性化合物;第4級アルコ硫酸塩化合
物;脂肪族イミダゾリン等のある種のデサイジング剤
(糊抜剤)との混合物で表面処理した支持基体を含む紙
に関する。本発明の1つの実施態様においては、上記表
面処理紙内の繊維は上述の物質でコーティングされ、そ
れによって、内部サイズ剤の量を低減しまた、例えば、
これらの繊維が最小の拡散でインク組成物を受入れるの
を可能にしかくして吹上作用(wicking)、望ましくない
プリント端部不揃いの主要源を防止または最小にする。
デサイジング剤成分はまた公知のコーティング装置上で
水溶液またはアルコール溶液から紙繊維に塗布できる。
上記の処理は後述するように好ましくはこれらの紙を液
体インクプリンティングでの使用に最適にして印刷性を
改善するように修正でき、この修正はヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等の
バインダーポリマーの添加によって行うことができる。
【0002】
【従来技術】紙はその構造中への液体の浸透を遅延また
は防止する目的でサイズ剤成分で多くの場合サイズ処理
する。これは物質を製紙操作中のパルプに導入すること
によって普通に行なわれている。モンサントケミカル社
より入手できるモン(Mon)サイズのような酸サイズ剤ま
たはハーキュレス社より入手できるヘルコン(Hercon)
−76のようなアルカリ性サイズ剤は主として液体の最
終乾燥紙への浸透を制御する目的で繊維上に沈降させて
いる。この方法は内部サイジングとして公知である。表
面サイジングは化工澱粉、ガムおよび変性ポリマーのよ
うなフィルム形成性物質の分散液を前以って形成した紙
上に塗布することを含む。表面サイジングは強度を付与
し、従って、高品質の印刷紙がしばしば良好にサイジン
グされる。これらの内部および表面サイズ処理紙は、例
えばゼロックスコーポレーション4020カラーインク
ジェットプリンターで使用するインクのような主として
水性インクを含有するインクジェットプリンターでグラ
フィック像またはチェッカーボードカラー像をプリント
するのに用いた場合、殆んどの場合望ましくない明白な
中間色ブリード(高端部不揃い)を有する像を生ずる。
中間色ブリードの度合は内部サイズ剤を含むが表面サイ
ズ剤を含まない紙でわずかに減じることができる。しか
しながら、一般的には、これらの紙は望ましくない適切
な機械的強度を有し促進されたプリント裏抜け(print
through)を示し得る。表面サイジングなしで種々の量の
内部サイジングを行った通常の紙においては、インクジ
ェット像の中間色ブリードはサイズ剤を低減することに
よって低下させ得るが、プリント裏抜けは増大し続け許
容できなくなる。
【0003】本発明の目的の1つはプリント裏抜けが実
質的になくかつ内部または外部サイジングなしの紙と等
価の中間色ブリード値を有する速乾性平坦インクジェッ
ト紙を得ることである。この目的は、例えば、サイズ紙
を、紙に浸透し、サイズ剤を紙繊維から浮揚させサイズ
剤を紙の嵩内に再配列させてプリント裏抜け問題を克服
するのを助長するデサイジング剤で処理することによっ
て達成できる。このデサイジング剤は公知のコーティン
グ装置上で実質的にすべての商業的に入手し得る紙に施
すことができ、それによって、商業紙をインクジェット
紙に転化できる。この処理はまた内部サイズ紙に対して
もサイズプレス上で上記のデサイジング剤を澱粉または
任意の他の同様なバインダー物質中に含有させることに
よって行い得る。
【0004】特許性調査報告においては、次の幾つかの
米国特許を引用する:サイズ剤、およびアジピン酸とジ
エチレントリアミン、エピクロロヒドリンのようなエピ
ハロヒドリン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、ま
たはポリエチレンポリアミンとの反応から誘導されたも
ののような水溶性ポリアミノポリアミドのようなサイジ
ング促進剤を用いることを含む紙のサイジング方法を開
示している米国特許第4,478,682 号(該米国特許の記載
はすべて参考として本明細書に引用する);繊維処理材
料としてエピハロヒドリンポリマーの第4級アンモニウ
ム塩を開示し、そのポリマーの例として主要成分として
ポリアルキレンオキシ主鎖含有アンモニウム塩基を有す
る水溶性ポリマーを挙げている米国特許第 4,198,269
号;サイズ剤成分とポリ(ジアリルアミン)エピハロヒ
ドリン樹脂促進剤とを含むサイジング組成物に関する米
国特許第 4,279,794号(第11欄62〜64行のアジピ
ン酸とジエチレントリアミンとから誘導されたポリアミ
ノポリアミドの開示にも留意されたい);および紙用の
エピハロヒドリン−ポリエチレンアミン添加剤に関する
米国特許第 3,520,774号。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で開示された
紙はその意図する目的には適しているけれども、カラー
法のようなインクジェットプリンティング法、電子写真
像形成プリンティング法で有用でありかつ高光学濃度を
有する像を形成し得る新規なコーティングを有する紙が
求められている。さらに、インクジェットカラープリン
ティング法で使用できる処理紙が求められている。紙繊
維を本明細書で開示するようなある種のコポリマーで連
続的にコーティングした紙を提供することも求められて
いる。さらに、定着ロールでの目詰り (jamming)それに
よるロールの寿命短縮を回避または最小にする紙が求め
られている。また、無静電紙、または、表面上の静電荷
を最小にしあるいは実質的に回避した紙が求められてい
る。さらにまた、インクジェット、ドットマトリック
ス、タイプライターおよびクレヨンの各プリンティング
方法に適し、1以上のような高光学濃度の像が本発明の
幾つかの実施態様におけるように得られる紙を提供する
ことも求められている。
【0006】従って、本発明の目的は本明細書で述べる
多くの利点を有する紙を提供することである。
【0007】本発明のもう1つの目的はインクジェット
紙またはゼログラフ紙を提供することである。
【0008】また、本発明のもう1つの目的は、例え
ば、2秒以内で乾燥し、許容し得る光学密度値を有し、
中間色ブリードのない、最小の裏抜けを示す像を現像す
ることができるところの紙繊維をブロックコポリマーで
コーティングした処理紙を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記および他の
目的は処理紙を提供することによって達成される。さら
に詳細には、本発明の1つの実施態様においては、澱粉
とデサイジング剤との混合物で処理した支持基体を含む
紙が提供され、この紙は、例えば、使用するインクまた
はドライトナーと適合性がありかつ許容し得る光学濃度
像を特にインクジェットカラープリンティング法におい
て与え得る。1つの実施態様においては、澱粉とポリ
(エチレンオキサイド)−b−ポリ(ジメチルシロキサ
ン)−b−ポリ(エチレンオキサイド)トリブロックコ
ポリマーのようなデサイジング剤との混合物で処理し、
紙繊維がこのコポリマーでコーティングされ、それによ
って、例えば、内部サイズ剤の量を低減、回避または最
小にしかつインクジェットプリンティングにより適した
ものとする紙が提供される。
【0010】本発明の幾つかの実施態様はデサイジング
剤、即ち、製紙工程においてセルロース繊維上に付着さ
せたサイズ剤組成物を除去する高分子または非高分子物
質で処理したジアゾ(Diazo)紙のようなサイズ紙を包含
し、該デサイジング剤は(1)例えば、約1,000 〜約5,
000 の重量平均分子量を有する水溶性カルビノール末端
ポリ(ジメチルシロキサン)、約15〜80重量%のジ
メチルシロキサン含有量を有し、例えば、約1,000〜10
0,000 の重量平均分子量を有する水溶性第4級化ポリ
(ジメチルシロキサン)またはポリ第4級ポリ(ジメチ
ルシロキサン);(2)例えば、約1,000 〜約5,000 の
重量平均分子量および約15〜約80重量%のジメチル
シロキサン含有量とを有し、アルキレンがエチレン、プ
ロピレンおよびエチレン−プロピレンのような1〜約2
0個の炭素原子を含有するポリ(ジメチルシロキサン)
−b−ポリ(アルキレンオキサイド)およびポリ(ジメ
チルシロキサン)−b−ポリ(メチルシロキサンアルキ
レンオキサイド)水溶性ブロックコポリマー;(3)約
25〜約99%のプロピレンオキサイド含有量と約50
0〜100,000 の重量平均分子量を有するメタノールおよ
び水可溶性ポリ(プロピレンオキサイド)−ポリ(エチ
レンオキサイド)ブロックコポリマー;(4)約400
〜約5,000 の重量平均分子量を有するメタノール、エタ
ノール等のアルコール可溶性ポリ(プロピレングリコー
ル)、および重量平均分子量約400〜約5,000 を有す
るアルコール可溶性ポリ(プロピレングリコールジメタ
クリレート);(5)りん酸塩、グリセリン、ソルビタ
ン、モノおよびジ脂肪酸、スルホン酸およびスルホコハ
ク酸のアルコール可溶性脂肪族エステル;(6)アルコ
ール可溶性のアルカノールアミド、アルカノールアミド
エトキシレートおよびアミンエトキシレート;(7)水
溶性非高分子第4級アンモニウムエトサルフェート;
(8)第4級化水およびアルコール可溶性脂肪族イミダ
ゾリンおよび非第4級化アルコール可溶性脂肪族イミダ
ゾリン;(9)アルコールおよび水可溶性脂肪族アルコ
ール変性ポリ(オキシアルキレン);およびこれらの混
合物を含み、これらのデサイジング剤は樹脂バインダー
または樹脂バインダーと充填剤混合物中に分散させるこ
とができる。これらのデサイジング剤を紙に塗布する場
合、これらのデサイジング剤は一般に水またはアルコー
ル中で約1〜約20重量%、好ましくは水中で約1〜約
10重量%の有効量で存在する。低コストおよび無毒性
を主な理由として、水溶性のデザイジング剤が好まし
い。
【0011】本発明のもう1つの実施態様においては、
(1)親水性ポリ(ジメチルシロキサン)、(2)ポリ
(アルキレングリコール)、その誘導体、(3)ポリ
(プロピレンオキサイド)−ポリ(エチレンオキサイ
ド)コポリマー、(4)りん酸塩、ソルビタン、グリセ
リン、ポリ(エチレングリコール)、スルホコハク酸、
スルホン酸またはアルキルアミンの脂肪族エステル変性
化合物、(5)ソルビタンエステル、脂肪族アミン、ア
ルカノールアミド、ひまし油、脂肪酸または脂肪族アル
コールのポリ(オキシアルキレン)変性化合物、(6)
第4級アルコ硫酸塩化合物、(7)脂肪族イミダゾリン
化合物、およびこれらの混合物からなる群より選ばれた
デサイジング剤で処理した支持基体を含む紙;バインダ
ー樹脂ポリマーと分散または混合したデサイジング成分
を含むコーティングを有する支持基体を含む紙;または
デサイジング剤が樹脂好ましくは親水性のポリマーバイ
ンダー中に存在する上述の紙が提供される。
【0012】デサイジング剤と組合せて使用する場合の
バインダーポリマーは、例えば、(1)澱粉、(2)カ
チオン性澱粉、(3)ゼラチン、(4)アルキルがメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル等のような1〜約25個の炭素原子
を有するヒドロキシアルキルメチルセルロース、(5)
ナトリウムカルボキシメチルセルロース、(6)ナトリ
ウムカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、
(7)ヒドロキシエチルセルロース、(8)ヒドロキシ
プロピルセルロース、(9)アルキルがメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等のような1〜約25個の炭素原
子を有するアルキルヒドロキシエチルセルロース、(1
0)メチルセルロース、(11)ポリ(アクリルアミ
ド)、(12)アクリルアミド−アクリル酸コポリマ
ー、(13)ポリ(ビニルアルコール)、(14)ポリ
(ビニルピロリドン)、(15)ポリ(エチレンイミ
ン)エピクロルヒドリン、(16)ポリ(2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸)、(17)ポ
リ(エチレンオキサイド)、(18)硫酸セルロース、
(19)第4級アンモニウムコポリマー、(20)ヒド
ロキシブチルメチルセルロース、(21)ビニルメチル
エーテル/マレイン酸コポリマー、(22)第4級化ポ
リ(イミダゾリン)、(23)ヒドロキシエチルメチル
セルロース、(24)カチオン性セルロース、(25)
これらのブレンドまたは混合物からなる群より選ばれ、
澱粉類またはセルロース類が主としてその入手し易さお
よび紙に対する適用性故に特に好ましい。混合物または
ブレンドは、例えば、約5〜約90重量%の1つの材料
と約90〜約5重量%の第2材料とのような前述の各有
効量の複数バインダー成分を含む。一般的には、バイン
ダー対デサイジング剤の比はデサイジング剤の紙を糊抜
する能力によるが、普通は、この比はサイズプレス中で
約1〜約10、コーティング用途で約1〜約20で変化
する。また、3種以上の成分も使用できる、即ち、例え
ば、5成分までを本発明の目的が達成される限り含有さ
せることができ、各成分は有効量で存在し全成分の合計
量は約100%に等しい。
【0013】本発明の1つの実施態様において現像した
像を含有させるインクまたはトナー受入れ表面は、例え
ば、約1〜約60重量%のような種々の有効量で光沢性
のある充填剤成分を含有し得る。充填剤の例には、好ま
しくは、例えば1つの実施態様において約20重量%の
量で存在するコロイド状シリカ〔例えば、グレイス社よ
りサイロイド(Syloid) 74として入手できる〕;二酸
化チタン(NLケミカナダ社よりルチルまたはアナター
ゼとして入手できる);水和アルミナ〔ハイドラッド
(Hydrad) TMC−HBF、ハイドラッドTM−HB
C、J. M. ヒューバー社);硫酸バリウム〔カリケミエ
社より入手できるK.C.ブランクフィックス(Blanc
Fix)HD80〕および炭酸カルシウム(マイクロホワイ
ト、シラコーガカルシウムプロダクツ社);高光沢性ク
レー(エンゲルハードペーパークレー社);ダウプラス
チックピグメント(722、788、ダウケミカル
社);ケイ酸カルシウム(J. M. ヒューバー社);およ
び不溶性セルロース材料(サイエンティフィックポリマ
ープロダクツ社)等がある。光沢充填剤の主目的は本発
明の1つの実施態様においてカラー混合性を高めること
およびプリント裏抜けの改善を促進することである。
【0014】本発明の1つの実施態様においては、基体
は硬木材クラフト繊維と軟木材クラフト繊維のサイズは
ブレンドを含み、このブレンドは約10〜約90重量%
の軟木材と約90〜約10重量%の硬木材を含有する。
硬木材の例には、好ましくは例えば、1つの実施態様に
おいて70重量%の量で存在するシーガル(Seagull)W
乾燥漂白硬木クラフトがある。軟木材の例には、例え
ば、1つの実施態様において30重量%の量で存在する
ラツーグ(La Tuque) 乾燥漂白軟木クラフトがある。こ
れらのサイズ付基体は、また、クレー〔ジョージァカオ
リン社より入手できるアストロ−フィル(Astro −Fil)
90クレー、エシゲルハードアンシレックス(Engelhar
d Ansilex )クレー〕、二酸化チタン(チオキシド社よ
り入手できるアナターゼ級AHR)およびケイ酸カルシ
ウムCH−427−97−8、XP−974(J.M.
ヒューバー社)等のような充填剤および顔料を約1〜約
60重量%の有効量で含有し得る。また、サイズ付基体
は種々の有効量のモン(Mon)サイズ(モンサントケミカ
ル社より入手できる)、ヘルコン(Hercon) −76(ハ
ーキュレス社より入手できる)、アルム(アライドケミ
カルズ社より無鉄みょうばんとして入手できる)等のサ
イジング薬剤、および定着助剤(retention aid)〔アラ
イドコロイヅ社よりパルコール(Percol)292として
入手できる〕も含有し得る。本発明の1つの実施態様に
おいて使用できる市販紙のような紙のサイジング値は約
0.4〜約4,685秒で変化するが、50〜300秒のサ
イズ範囲の紙が主としてコスト低減のために好ましい。
好ましくは多孔質である基体の多孔度は約100〜約1,
260ミル/分(約2.54〜約32mm/分)好ましくは
約100〜約600ミル/分(約2.54〜約15.24mm
/分)で変化し、例えば、熱転写法、液体トナー現像
法、ゼログラフィー法、インクジェット法等の各々プリ
ンティング技術でのこれらの紙の使用を可能にする。
【0015】本発明において使用できかつ上述の紙用に
使用できる任意成分としてのバインダー中のデサイジン
グ剤により、例えば、約50〜約200ミクロンの厚さ
好ましくは約100〜約125ミクロンの厚さで処理し
た商業的に入手できる内部および外部(表面)サイズ紙
の具体的な例には、ジアゾ紙、グレイトレークス(Grea
t Lakes)オフセットのようなオフセット紙、コンサーバ
トリー(Conservatree)のような再生紙、オートミメオ(A
utomimeo) のような事務用紙、エディ(Eddy)液体トナー
紙、並びにネコオサ社、チャンピオン社、ウイッギンズ
チーペ社、キメネ社、モード社、ドムタール社、ウェイ
シロート社およびサンヨー社のような各会社からコピー
用紙があり、ゼロックス4024紙およびサイズ処理ケ
イ酸カルシウム−クレー充填紙がその入手し易さ、信頼
性および低プリント裏抜けの点から特に好ましい。
【0016】紙の片面または両面での処理またはコーテ
ィングに使用できるデサイジング剤の特定の例には、
(1)(a)ポリ(ジメチルシロキサン)のモノカルビ
ノール末端化物(PS558、ペトラッチシステムズ
社)およびジカルビノール末端化物(PS555、ペト
ラッチシステムズ社)、(b)ポリ(ジメチルシロキサ
ン)−b−ポリ(メチルシロキサンアルキレンオキサイ
ド)コポリマー(PS073、PS072、PS07
1、ペトラッチシステムズ社)、アルカシル(Alkasil)
HEP182−280、アルカシルHEP148−33
0(アルカリルケミカルズ社、Si−C結合を含有する非
加水分解性コポリマー)、(c)ポリ(ジメチルシロキ
サン)−b−ポリ(プロピレンオキサイド)−b−ポリ
(エチレンオキサイド)コポリマー(アルカシルNEP
73−70、アルカリルケミカルズ社)、Si−O−C結
合を含有する加水分解性コポリマー、(d)ポリ第4級
ポリ(ジメチルシロキサン)コポリマー(これはα、ω
−水素ポリシロキサンをオレフィン結合含有エポキシド
と付加反応させ次いで生成物をジアミンと反応させるこ
とによって得ることができるのような親水性ポリ(ジメ
チルシロキサン);(2)ポリ(アルキレングリコー
ル)およびその誘導体、例えば、(a)ポリ(プロピレ
ングリコール)〔アルカポール(Alkapol)PPG−42
5、アルカポールPPG−4000、アルカリルケミカルズ
社〕、(b)ポリ(プロピレングリコールジメタクリレ
ート)、ポリ(エチレングリコールジアクリレート)、
ポリ(エチレングリコールジメタクリレート)、ポリ
(エチレングリコールモノメチルエーテル)、ポリ(エ
チレングリコールジメチルエーテル)、ポリ(エチレン
グリコールジグリシジルエーテル(いずれもポリサイエ
ンス社より入手できる)、(c)ポリ(1,4−オキシ
ブチルグリコール)(サイエンティフィックポリマープ
ロダクツ社);(3)親油性ポリ(プロピレンオキサイ
ド)と親水性ポリ(エチレンオキサイド)とのコポリマ
ー、例えば、(a)メタノール可溶性のテトロニック
(Tetronic) 150R1、プルロニック(Pluronic) L
−101、テトロニック902、テトロニック25R2
(BASF社)、アルカトロニック(Alkatronic) EG
E−1(アルカリルケミカルズ社)、(b)水溶性のテ
トロニック908、50R8、25R8、904、90
R4、プルロニックF−77(いずれもBASF社)、
およびアルカトロニックEGE25−2およびPGP3
3−8(アルカリルケミカルズ社);4)以下のものの
脂肪族エステル変性物;りん酸塩〔アルカホス(Alkaph
os) 、アルカリルケミカルズ社)、b)ソルビタン〔ア
ルカモルス(Alkamols) STO(ソルビタントリオレー
ト)アルカモルスSML(ソルビタンモノラウレー
ト)、アルカモルスSMD(ソルビタンモノオレー
ト);アルカリルケミカルズ社〕、(c)グリセリン
〔アルカモルスGMO−45LG(グリセリンモノオレ
ート)、アルカモルスGDO(グリセリルジオレー
ト)、アルカモルスGTO(グリセリルトリオレー
ト)〕、(d)ポリ(エチレングリコール)〔アルカモ
ルス600DO(ジオレート)、アルカモルス400−
ML(モノラウレート)、アルカモルス600MO(モ
ノオレート)、アルカモルス600DL(ジラウレー
ト)、アルカモルス600DT(ジ獣脂);アルカリル
ケミカルズ社〕、e)スルホコハク酸〔アルカスーフ
(Alkasurf) SS−O−75(ナトリウムジオクチルス
ルホサクシネート)、アルカスーフSS−DA4−HE
(エトキシ化アルコールスルホサクシネート)、アルカ
スーフSS−L7DE(ラウリルジエタノールアミドの
ナトリウムスルホサクシネートエステル)、アルカスー
フSS−L−HE(ナトリウムラウリルスルホサクシネ
ート);アルカリルケミカルズ社〕、(f)スルホン酸
〔アルカスーフCA(カルシウムドデシルベンゼンスル
ホネート)、アルカスーフ1PAM(イソプロピルアミ
ンドデシルベンゼンスルホネート);アルカリルケミカ
ルズ社〕、(g)アルキルアミン〔アルカミド(Alk
amide) SDO(大豆油ジエタノールアミド)、
アルカミドCDE(ココナツ油ジエタノールアミド)、
アルカミドCME(ココナツ油モノエタノールアミ
ド)、アルカミドL9DE(ラウリルジエタノールアミ
ド)、アルカミドL7Me(ラウリルモノエタノールアミ
ド)、アルカミドL1PA(ラウリルモノイソプロピル
アミド);アルカリルケミカルズ社〕;(5)以下のも
ののポリオキシアルキレン変性物:a)ソルビタンエス
テル〔アルカモルスPSML−4(ポリ(オキシエチレ
ン)ソルビタンモノラウレート)、アルカモルスPSM
D−20(ポリ(オキシエチレン)ソルビタンモノオレ
ート)、アルカモルスPSTD−20(ポリ(オキシエ
チレン)ソルビタントリオレート);アルカリルケミカ
ルズ社〕、b)脂肪族アミン〔アルカミノックス(Alka
minox)T−2、T−5(獣脂アミンエトキシレート)、
アルカミノックスSO−5(大豆油アミンエトキシレー
ト);アルカリルケミカルズ社、アイコミーン(Icomee
n)T−2、アイコミーンT−15;ICIケミカルズ
社〕、(c)ひまし油〔アルカスーフCO−10(ひま
し油エトキシレート);アルカリルケミカルズ社〕、
(d)アルカノールアミド(アルカミドC−2、C−5
(ココナツ油アルカノールアミドエトキレート);アル
カリルケミカルズ社〕、(e)脂肪酸〔アルカスーフ0
75−9、アルカスーフO−10(オレイン酸エトキシ
レート)、アルカスーフL−14(ラウリン酸エトキシ
レート)、アルカスーフP−7(パルミチン酸エトキシ
レート)〕、(f)脂肪族アルコール〔アルカスーフL
AN−1、LAN−3、アルカスーフTDA−6、アル
カスーフSA−2(線状アルコールエトキシレート〕、
アルカスーフNP−1、NP−11(ノニルフェノール
エトキシレート)、アルカスーフOP−1、DP−12
(オクチルフェノールエトキシレート)、アルカスーフ
LAEP−15、アルカスーフLAEP−25、アルカ
スーフLAEP−65(線状アルコールアルコキシレー
ト)〕;(6)第4級化合物:(a)非高分子第4級ア
ンモニウムエトサルフェート〔フィンクォート(Finqua
t)CT、コーデックス(Cordex) AT−172;フィン
テックス社〕、(b)第4級ジアルキルジメチルメソサ
ルフェート〔アルカクォート(Alkaquat) DHTS(水
素化獣脂)〕、(c)アルコキシ化ジ脂肪族メソサルフ
ェート第4級塩〔アルカスーフDAET(獣脂誘導
体)〕、(d)脂肪族イミダゾリンメソサルフェート第
4級塩〔アルカクォートT(獣脂誘導体);アルカリル
ケミカルズ社);(7)脂肪族イミダゾリンおよびその
誘導体:(a)アルカジン(Alkazine) −O(オレイン
酸誘導体)、(b)アルカジンTO(後溜油誘導体)、
(c)アルカテリック(Alkateric)2CIB(ジカルボ
キシココイミダゾリンナトリウム塩)、アルカリルケミ
カルズ社、(d)アルゾリン(Arzoline) −4、(e)
アルゾリン−215、ベイカーケミカルズ社等がある。
【0017】デサイジング剤を分散または混合し得るバ
ンイダーポリマー、好ましくは親水性フィルム形成性成
分の例には、(1)澱粉(スターチSLS−280;s
t. ローレンススターチ社);(2)カチオン性澱粉
〔カト(Cato)−72;ナショナルスターチ社〕;
(3)ゼラチン(牛皮ゼラチン;ポリマーサイエンスス
社);(4)ヒドロキシプロピルメチルセルロース〔メ
トセル(Methocel)K35LV;ダウケミカル社より入
手できる);(5)ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース(CMCタイプ7HOF、7H3SX;ハーキュレ
スケミカル社);(6)ヒドロキシエチルセルロース
〔ナトロゾール (Natrosol)250LR;ハーキュレス
ケミカル社〕;(7)ナトリウムカルボキシメチルヒド
ロキシエチルセルロース(CMHEC43H、37L、
ハーキュレスケミカル社;CMHEC43Hはカルボキ
シメチルセルロース(CMC)/ヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)比4:3を有する高分子量ポリマーで
あり、CMHEC37LはCMC/HEC比3:7を有
する低分子量ポリマーである);(8)ヒドロキシプロ
ピルセルロース〔クリュセル(klucel) タイプE、ハー
キュレス社);(9)水溶性エチルヒドロキシエチルセ
ルロース〔バーモコル(Bermocoll);スウェーデンのベ
ロルケムAB社〕;(10)メチルセルロース(メトセ
ルAM4;ダウケミカル社〕;(11)ポリ(アクリル
アミド)(サイエンティフィックポリマープロダクツ
社);(12)アクリルアミド−アクリル酸コポリマー
(サイエンティフィックポリマープロダクツ社);(1
3)ポリ(ビニルアルコール)〔エルバノール(Elvano
l);デュポン社〕;(14)ポリ(ビニルピロリドン)
(GAF社);(15)ポリ(エチレンイミン)エピク
ロロヒドリン(サイエンティフィックポリマープロダク
ツ社);(16)ポリ(2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸)(サイエンティフィックポリマ
ープロダクツ社);(17)ポリ(エチレンオキサイ
ド)(ポリOXWSRN−3000;ユニオンカーバイ
ド社);(18)硫酸セルロース(サイエンティフィッ
クポリマープロダクツ社);(19)第4級アンモニウ
ムコポリマー〔ミラポール(Mirapol)WT、ミラポール
AD−1、ミラポールAZ−1、ミラポールA−15、
ミラポール−9、メルクォート(Merquat)−100、メ
ルクォート−550;メラノール社〕;(20)ヒドロ
キシブチルメチルセルロース(HBMC;ダウケミカル
社);(21)ビニルメチルエーテル/マレイン酸コポ
リマー〔ガントレズ(Gantrez)S−95;GAF社〕;
(22)第4級化ポリ(イミダゾリン)(サイエンティ
フィックポリマープロダクツ社);(23)ヒドロキシ
エチルメチルセルロース〔HEM、ブリティシュセラニ
ーズ社;チロース(Tylose) MH、MHK、カレ社);
(24)カチオン性ヒドロキシエチルセルロース〔ポリ
マーJR−125、ポリコーターニウム(Polyquaterni
um) −10、アメコール社;カチオニックセロサイズ
(Cellosize)、ユニオンカーバイド社〕;およびこれら
の混合物があり、この混合物は、例えば、本発明のいず
れかの実施態様において種々の有効量の1〜5成分を含
有し各成分の量は合計で100%である。例えば、第1
成分は約5〜約90重量%の量で存在し得、第2成分は
約90〜約5重量%の量で存在し得る。
【0018】インク受入れ表面は、例えば、使用するコ
ーティングおよび使用する成分によって前述のような種
々の厚さでデサイジング組成物を含有し得るが、一般的
には、処理層の厚さは約0.1〜約25ミクロン好ましく
は約0.5〜10ミクロンである。例えば、バンイダー中
デサイジング剤のコーティングは紙にサイズプレス処
理、ディップコーティング、リバースロールコーティン
グ、押出コーティング等の多くの公知方法で施し得る。
紙の表面処理は、例えば、KRKサイズプレス上でディ
ップコーティングによりまたフォーステルコーター(Fa
uster Coater) 上で溶媒押出により行うことができる。
KRKサイズプレスは商業的サイズプレスを模倣した実
験室サイズプレスである。このサイズプレスは連続ウェ
ブを使用する商業的サイズプレスと対照的に通常シート
を供給する。1つの実施態様におけるKRKサイズプレ
ス上に、紙シートをそのキャリヤーメカニズムプレート
に一端でテープ付する。試験速度およびロール圧をセッ
トし、サイジング溶液を溶液タンクに注入する。例え
ば、4リットルステンレススチールビーカーを溶液のオ
ーバーフローを保持するために下に置く。サイジング溶
液を装置に一度循環させて(紙シートの移動なしに)ロ
ール表面を濡らし次いで供給タンクに戻し、再び循環さ
せる。ロールが“濡れ”ている間に、シートをキャリヤ
ーメカニズムスタートボタンを押すことによってサイジ
ングロールを通して供給する。次いで、サイジングした
紙をキャリヤーメカニズムプレートからはがし、支持用
の750ミクロン厚テフロンの12インチ×40インチ
(30.48cm×101.6 cm) シート上に置き、ダイナミ
ックフォーマー(Dynamic Former)乾燥ドラム上で乾燥
させ、収縮を防止するための拘束下に保つ。乾燥温度は
およそ105℃である。このサイジング方法は紙の両面
を同時に処理する。
【0019】ディップコーティングにおいては、コーテ
ィングすべき材料のウェブを、例えば、バンイダー物質
中のデサイジング剤のコーティングの表面下で単一ロー
ルにより露出部分を飽和させるような方法で移動させ、
次いで過剰のコーティングを締めロールで除去し、10
0℃でエアドライヤーで乾燥させる。
【0020】コータを用いての紙の表面処理方法は先ず
1面に塗布し次いで第2面に塗布したサイジング剤を有
する連続紙シートを与える。公知のスロット押出法にお
いては、コーティングすべき紙のウェブに近接したダイ
リップを有するフラットダイを使用し、シート上に均一
に分布した溶液の連続膜を得、その後、エアドライヤー
中で100℃で乾燥させる。
【0021】1つの特定の方法の実施態様においては、
本発明の紙は厚さ約100〜約125ミクロンのジアゾ
紙(ロール形の)のような多孔質内部酸性サイズ付基体
を用い、紙の両面にフォーステルコーター上で公知のデ
ィップコーティング法により、厚さ0.1〜5ミクロンで
コルデックス(Cordex)AT−172のようなデサイジ
ング剤(このデサイジング剤は水中2重量%の濃度で存
在する)を塗布することによって製造できる。その後、
コーティングを有する紙を100℃で送風乾燥させる。
得られた紙は前述したようなインクジェットプリンター
等で使用できる。
【0022】もう1つの特定の方法の実施態様において
は、本発明の紙は約108ミクロンの厚さで得られた
(ロール形で)ゼロックス4024(内部サイジングさ
れているが表面サイジングはなし)のような基体を用
い、片面に、押出コーティングにより、ポリ(エチレン
オキサイド)−b−ポリ(ジメチルシロキサン)−b−
ポリ(エチレンオキサイド)2重量%、第4級化ポリ
(イミダゾリン)1重量%、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース2重量%の3成分ブレンド(このブレンドは
水中で1重量%の濃度で存在する)を塗布することによ
って製造する。その後、コーティングを100℃でオー
ブン乾燥させることができ、得られた紙は4020カラ
ーインクジェットプリンターで用いて1.05(ブラッ
ク)、1.02(マゼンタ)、0.92(シアン)、0.75
(イエロー)の各光学濃度値を有し0.30(ブラックと
イエロー間)、0.50(シアンとイエロー間)、0.19
(マゼンタとイエロー間)および0.45(マゼンタとシ
アン間)の端部不揃値を有する像を得ることができる。
本発明の他の紙は同様なあるいは等価の方法で、例え
ば、異なる成分を用いあるいは他の方法を用いて製造し
得る。
【0023】他の特定の方法の実施態様においては、本
発明の紙は厚さ108ミクロンのゼロックス4024酸
性サイジングした多孔質紙のような基体を用い、この紙
上にカチオン性澱粉10重量%、ポリ(エチレンオキサ
イド)−b−ポリ(ジメチルシロキサン)−b−ポリ
(エチレンオキサイド)トリブロックコポリマー2重量
%、第4級化ポリ(イミダゾリン)1重量%の混合物を
水中5重量%溶液からサイズプレス上で塗布することに
よって製造する。紙を100℃で乾燥させた処理ブレン
ドの厚さは1ミクロンであった。これらの紙をゼロック
ス1075像形成装置に供給して1.3ブラックの光学濃
度を有する像を0.055プリント裏抜け値で得た。これ
らの紙はまたゼロックス4020インクジェットプリン
ターでプリントして1.01(ブラック)、1.02(マゼ
ンタ)、0.97(シアン)、0.80(イエロー)の各光
学濃度を有する像が得られ、これらの像は0.105のプ
リント裏抜け値を有していた。これらの像はその形成後
に手でのふき取りまたは3Mスコッチテープによる60
秒での持上げができなかった。
【0024】さらなる方法の実施態様においては、本発
明の紙は厚さ125ミクロンのケイ酸カルシウムおよび
クレー充填多孔質酸性サイズ付基体を用い、両面にサイ
ズプレス上で0.2ミクロンの厚さにコルデックスAT−
172のようなデサイジング剤(このデサイジング剤は
水中2重量%の濃度で存在する)を塗布することによっ
て製造する。その後、紙は100℃で送風乾燥でき、得
られた紙はゼロックス4020カラーインクジェットプ
リンターに供給(手動で)して高光学濃度の端部不揃の
ない0.065のプリント裏抜け値を有する像を得る。
【0025】公知のゼログラフィー像の形成および現像
においては、一般に、光導電性部材上に形成させた潜像
に樹脂粒子と顔料粒子のトナー組成物(乾燥または液
体)を供給する。その後、像は天然セルロース、本発明
の処理紙またはプラスチック紙のような適当な基体に転
写し、例えば、熱、圧力またはその組合せにより基体に
定着させ得る。
【0026】インクジェットプリンティングでの像形成
方法は加圧インク源に連結した1個以上のインクジェッ
トアッセンブリを用いることを含み、そのインクは水、
グリコールおよびマゼンタ、シアン、イエローまたはブ
ラック染料のような着色剤を含む。各個々のインクジェ
ットは通常0.0024インチ(61μm)の直径の極小
オリフィスを含み、このオリフィスは磁力制限圧電手段
によりインクの均一滴液の連続流を33〜75キロヘル
ツの速度で発出する目的で活性化される。この滴液流
は、例えば、本発明の処理紙の移動ウェブ表面上に望ま
しくは向けられ、電子キャラクター発生器からのビデオ
信号に応答してまた静電偏向装置に応答してプリント像
を形成するように制御される。
【0027】熱転写プリンティングにおいては、オキマ
ート(Okimate)−20のようなプリンターにデータ入力
インターフェース、プリントヘッド、マゼンタ、シアン
およびイエローの3つのカラー、転写リボン、ヘッド、
紙およびリボンの動きを制御するメカニズム、および適
当に特性化した出力材料とを装置させる。入力インター
フェースからのデータを熱ヘッドに送り、このヘッドが
リボン基体の裏面と接触してインクを溶融させる。溶融
インクはその後本発明の処理紙に転写させる。
【0028】ドットマトリックスプリンティングにおい
ては、ローランド(Roland) PR−1012のようなプ
リンターをこのプリンターに特定的に供給するスクリー
ン/プリンターソフトウェアを備えたIBM−PCコン
ピュターに連結する。スクリーン上の適切なソフトウェ
アによって形成させた任意のグラフィック像をコンピュ
ターキーボードのプリントスクリーンキーを用いてプリ
ントできる。ドットマトリックスプリンターで用いるイ
ンクリボンはナタネ油のような油およびレシチンのよう
な界面活性剤中に分散させた反射性ブルー顔料とカーボ
ンブラックの混合物でコーティングしたマイラーを一般
に含む。タイプライタープリンティングでも使用できる
他の補正可能なリボンも使用でき、これは可溶性ナイロ
ン、カーボンブラックおよび鉱油の混合物でコーティン
グしたマイラーを通常含む。
【0029】本発明の処理紙で得た像の乾燥時間はゼロ
像オフセット時間であり次のように測定できる:異なる
カラー配列を含む線をインクジェット紙上に左から右お
よび裏面へ動くインクジェットヘッドからのインク液滴
を用いて引く。その後、この像をプリンターのピンチロ
ールにより紙をピンチロールが像形成線の頂部にある間
に機械的に素速く前進させることによって意図的にスミ
アリングする。この手順全体は行うのに約2秒を要す
る。未プリント紙上へのプリント像のオフセットがない
場合に、像の乾燥時間は2秒以下であるとみなす。
【0030】本明細書で使用するハーキュレスサイズ価
はパルプおよび紙工業技術協会(Technical Associatio
n of the pulp and Paper Industry) により発行された
TAPPIスタンダードT−530pm−83に記載さ
れたハーキュレスサイジングテスター(ハーキュレス
社)で測定した。この方法は広く使用されているインク
浮遊試験と密接に関連する。このTAPPI法は終点を
光度測定的に検出するインク浮遊試験において利点があ
る。このTAPPI法は液体が紙シートを通って移動す
るときの液体先端部の光学検出を行うための浸透成分と
して軽い酸性の染料水溶液を用いる。装置は浸透液と接
触してないシート表面の反射率がその元の反射率の所定
(80%)割合まで低下するのに要する時間を測定す
る。
【0031】本明細書で使用する多孔度値は紙シート内
を流動する空気容量/分を記録するパーカープリント−
スーフ(Parker Print-Surf)多孔度計で測定した。本出
願で用いる端部不揃い値は記録されたインクジェット像
を拡大することのできるカメラを備えたオリンパス顕微
鏡を用いて測定した。端部不揃い値はチェッカーボード
流の中間色ブリードのミリメーター(mm)での距離であ
る。
【0032】本明細書における光学濃度測定およびプリ
ント裏抜け値はパシフィックスペクトログラフカラーシ
ステム(Pacific Spectrograph Coler System)で得た。
この装置は2つの主要コンポーネント、即ち、光センサ
ーとデータターミナルからなる。光センサーは拡乱光と
2°の視覚を与える6インチ(15.24cm)積分球を用
いる。このセンサーは透過および反射サンプルの両方を
測定するのに使用できる。反射サンプルを測定するとき
には、鏡コンポーネントが含まれ得る。高解像力で完全
分散型の回折格子モノクロメーターを用いて380〜7
20ナノメーター(nm)のスペクトルをスキャンニング
する。データターミナルは12インチ(30.48cm)C
RTディスプレイ、操作パラメーター選択用数字キーボ
ード、および三刺激値のエントリー;並びに結果標準情
報入力用の英数キーボードに特徴を有する。印刷工業に
よって特性付されるプリント裏抜け値は560nmの波長
で測定した対数基数10(ブラックバックグラウンドに
対しての未プリント紙の単一シートの反射率/ブラック
バックグラウンドに対してのブラックプリント領域の裏
面の反射率)である。
【0033】
【実施例】実施例1 ハーキュレス内部サイジング値0.4秒、多孔度220mm
/分を有する実験室平坦紙の112ミクロン厚のシート
(8.5 ×1 1.0インチ=21.6×27.94cm)20枚
を、ダイナミックフォーマー実験室製紙機(アリマンド
フランス社製)上で、バーレイビーターで27分間叩解
させた70重量%のシーガル(Seagull)W乾燥漂白硬木
クラフトと30重量%のラツーク(La Tuque) 乾燥漂白
軟木クラフトを含む400gの濾過繊維パッドを用いて
製造した。パルプ材料をステンレススチール貯蔵タンク
に入れ、固形物を脱イオン水で0.4%オーブン乾燥に調
整した。製紙工程においては、次の操作条件を用いた:
ワイヤー速度−935m/分、ジェット速度935m/
分、ジェット/ワイヤー比−1.0、ストックフロー−1.
5リットル/分、ストック圧−2.7バール、通過回数−
105、シート基本重量−75.0g/cm2 、形成用ワイ
ヤースクリーンの種類−ジョンソンワイヤー社からの7
7×56メッシュプラスチックワイヤースクリーン、ノ
ズル型−モデル2504−SS、およびノズルセッティ
ング(角度中心型)−空隔6.0cm。
【0034】ダイナミックフォーマーに選定した形成用
ワイヤースクリーンを負荷し主駆動モーターをオンにし
た。形成用ワイヤーが所定の速度に達したとき、水をフ
ォーマードラムに加えて水壁が保持用バールと水平にな
るようにした。次いで、400gのパルプ含有物(供給
物)を保持タンクからスプレーノズルへポンプ送給し、
スプレーノズルドライブをスタートさせて供給物を回転
中のワイヤースクリーン上に実際にスプレーさせた。十
分な供給物をスプレーして紙シートを形成させたとき、
ノズルドライブモーターとポンプモーターを停止させた
が、主駆動は走行させ続けた。過剰の水をスクープ(水
壁を排水させる)の移動によりゆっくりと除去してプラ
スチックワイヤースクリーン上に均一に分布したパルプ
繊維供給物の薄いパッドを残存させた。次いで、主駆動
モーターを停止し、繊維のエンドレスベルトを注意深く
切断してベルトがまだプラスチックワイヤースクリーン
上にある間にフォーマードラムから持上げた。湿潤紙シ
ート(約20%固形分)をウールフェルトブランケット
上に置きプラスチックワイヤースクリーンを取り外し
た。750ミクロン厚テフロンシートを上記湿潤紙シー
ト上におき、次いで、このサンドイッチパッドをダイナ
ミックフォーマープレス部分を介してプレスして固形分
を45%値に増大させた。これはサンドイッチパッドを
プレスロール間に4.0 バールのニップ圧で1度、6.0 バ
ールのニップ圧で2度通すことによって行った。テフロ
ン裏打シートに沿った紙シートをフェルトウールブラン
ケットから引き離し乾燥表面と接触したテフロンを有す
る乾燥用ドラム上に置いた。乾燥機フェルトを紙シート
上におろしてシートを保持位置でクランプ止して105
℃での乾燥工程中の収縮を防止した。
【0035】これらの0.4秒内部サイズ剤を含むが表面
サイズ剤を含まない実験室紙シート(セット−A)を、
各々、水92重量%、エチレングリコール5重量%、並
びにマゼンタ、シアン、イエローおよびブラック着色剤
各々3重量%を含む4種の個別の現像剤を含有するゼロ
ックスコーポレーション4020カラーインクジェット
プリンターに供給して、1.04(ブラック)、1.03
(マゼンタ)、0.99(シアン)および0.81(イエロ
ー)の各平均光学濃度を有し、0.25mm(ブラックとイ
エロー間)、0.50mm(シアンとイエロー間)、0.15
mm(マゼンタとイエロー間)および0.55mm(マゼンタ
とシアン間)の各平均中間色ブリード(端部不揃い)値
を有する像を得た。ブラックカラーのプリント裏抜け値
は0.281と計算した。
【0036】表面サイズ剤は含まないが68秒のハーキ
ュレス内部サイジング値を有し同様な条件でゼロックス
4020プリンターでプリントした108ミクロン厚ゼ
ロックス4024基材紙は1.07(ブラック)、1.04
(マゼンタ)、0.93(シアン)および0.84(イエロ
ー)の像光学密度においてブラック(0.086)のプリ
ント裏抜け値を有していた。しかしながら、中間色ブリ
ード値は2.0mm(ブラックとイエロー間)、0.95mm
(シアンとイエロー間)、0.40mm(マゼンタとイエロ
ー間)および0.85mm(マゼンタとシアン間)で高かっ
た。次いで、このゼロックス基材紙はフォーステルコー
ター上でポリ(ジメチルシロキサン)−b−ポリ(メチ
ルシロキサンエチレンオキサイド)ブロックコポリマー
(PS073)を含むジブロックコポリマーの2%水溶
液(20mg/シート、紙の0.5重量%)で処理し乾燥機
オーブン中で100℃で乾燥させた。68秒(処理前)
のハーキュレス内部サイジング値は0.4秒(処理後)に
減じ紙がデサイジングされたことを示した。得られた1
13.5ミクロン厚の紙をその後ゼロックス4020カラ
ーインクジェットプリンターに送り、1.0(ブラッ
ク)、0.97(マゼンタ)、0.92(シアン)および0.
74(イエロー)の各光学濃度値を有する像を得た。こ
の処理紙上でプリントした像の乾燥時間はプラテンピン
チロール上でのインクオフセットまたは像スミアリング
のないことから明らかなように2秒以内であった。ブラ
ックカラーでのプリント裏抜け値は0.086からは増大
の0.156であったが、0.4秒内部サイズ剤を含むが表
面サイズ剤を含まない実験室製造セットA紙の場合にお
けるような0.281よりも低かった。上記で製造した本
発明の処理紙の中間色ブリード値は0.30(ブラックと
イエロー間)、0.50(シアンとイエロー間)、0.19
(マゼンタとイエロー間)および0.45(マゼンタとシ
アン間)であり、これらの値は0.4秒の内部サイズ剤を
含むが表面サイズ剤を含まない未処理の実験室製造紙シ
ート20枚セット−Aの値と同様であった。PS073
をPS073(2.0重量%)、第4級化ポリ(イミダゾ
リン)(1.0重量%)、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース(2.0重量%)の水中混合物とコーター上で置き
換えた場合には、プリント裏抜け値は光学濃度および像
の端部不揃性に何ら影響を与えずに0.104に低下し
た。
【0037】実施例2 5.5〜7.0範囲の表面PHを有し、種々の量の内部サイ
ズ剤(モンサント社からの酸性モンサイズ)を含有する
が表面サイズ剤は含有しない10組の平坦紙各20枚
(8.5×11インチ=21.6×27.94cm)を、ダイナ
ミックフォーマー上でシーガルW乾燥漂白硬木クラフト
70重量%とラツーグ乾燥漂白硬木クラフト30重量%
の二酸化チタン、充填剤クレー、みょうばんおよび内部
サイズ剤と組合せた混合物を用いて製造した。各紙は以
下の各供給物から実施例1で記載した方法により製造し
た:〔セット−B〕392gのパルプ混合物、8gの二
酸化チタン(ハーキュレスサイジング値0.4秒、多孔度
230ミル/分);〔セット−C〕392gのパルプ混
合物、8gの二酸化チタン、1gのサイズ剤、1gのみ
ょうばんおよび0.3gの定着助剤(ハーキュレスサイジ
ング値20秒、多孔度330ミル/分);(セット−
D)392gのパルプ混合物、8gの二酸化チタン、2
gのサイズ剤、2gのみょうばんおよび0.3gの定着助
剤(ハーキュレスサイジング値335秒、多孔度275
ミル/分);〔セットE〕392gのパルプ混合物、8
gの二酸化チタン、4gのサイズ剤、4gのみょうばん
および0.3gの定着助剤(ハーキュレスサイジング値4
55秒、多孔度240ミル/分);〔セット−F〕37
2gのパルプ混合物、8gの二酸化チタン、20gのク
レー(ハーキュレスサイジング値0.4秒、多孔度220
ミル/分);〔セットG〕372gのパルプ混合物、8
gの二酸化チタン、20gのクレー、2gのサイズ剤、
2gのみょうばんおよび0.3gの定着助剤(ハーキュレ
スサイジング値90秒、多孔度240ミル/分);〔セ
ット−H〕372gのパルプ混合物、8gの二酸化チタ
ン、20gのクレー、4gのサイズ剤、4gのみょうば
んおよび0.3gの定着助剤(ハーキュレスサイジング値
560秒、多孔度260ミル/分);〔セット−I〕3
32gのパルプ混合物、8gの二酸化チタンおよび60
gのクレー(ハーキュレスサイジング値0.4秒、多孔度
180ミル/分);〔セット−J〕332gのパルプ混
合物、8gの二酸化チタン、60gのクレー、2gのサ
イズ剤、2gのみょうばん、0.3gの定着助剤(ハーキ
ュレスサイジング値40秒、多孔度220ミル/分);
および〔セット−K〕332gのパルプ混合物、8gの
二酸化チタン、60gのクレー、4gのサイズ剤、4g
のみょうばん、0.3gの定着助剤(ハーキュレスサイジ
ング値135秒、多孔度230ミル/分)。これらの紙
の表面サイズ剤を含まないが内部サイジング値20、セ
ット−C;40、セットJ;90、セットG;135、
セットK;355、セット−D;455、セットE;5
60、セット−H(各々、秒)を有する7組をゼロック
ス4020カラーインクジェットプリンターでプリント
した。中間色ブリード値は1.0〜3.0(ブラックとイエ
ロー間)、0.75〜2.5(シアンとイエロー間)、0.3
〜1.8(マゼンタとイエロー間)、および0.7〜2.7
(マゼンタとシアン間)の範囲であった。これら7組の
紙をデサイジング剤ポリ(ジメチルシロキサン)−b−
ポリ(エチレンオキサイド)−b−ポリ(プロピレンオ
キサイド)ブラックコポリマーアルカシルNEP73−
70の水溶液(各々、0.25g/100ml〜4.0g/1
00ml範囲の濃度)でディップコーティングすることに
よって実験室処理し、100℃でオーブン乾燥させた。
7組すべての紙の内部サイジング値を0.4秒の値にする
ために、紙当りのアルカシルNEP73−70の重量%
濃度はおよそ0.5、1.0、2.0、3.0、4.0、5.0およ
び6.0であり、最低濃度は20秒のサイジング値用であ
り最高濃度は560秒のサイジング値用であった。セッ
ト−C紙〜セット−Eまで何らクレーを含有していない
紙の像の平均光学濃度値は1.06(ブラック)、1.05
(マゼンタ)、1.03(シアン)および0.83(イエロ
ー)であった。セット−G、セット−H紙(5%クレ
ー)およびセット−J、セット−K紙(15%クレー)
の平均光学濃度値は、各々、1.03(ブラック)、1.0
(マゼンタ)、0.96(シアン)、0.79(イエロ
ー);および0.95(ブラック)、0.93(マゼン
タ)、0.86(シアン)、0.72(イエロー)であっ
た。内部サイジング値0.4秒の処理紙の各光学濃度値は
その各々のセット−B、セット−F、セット−Iのよう
な0.4秒のハーキュレスサイジング値を有する未処理ブ
ランクサンプルで得た値と同様であった。しかしなが
ら、ハーキュレスサイジング値0.4秒の7組すべての処
理紙の端部不揃い(中間色ブリード)値は0.32(ブラ
ックとイエロー間)、0.45(シアンとイエロー間)、
0.17(マゼンタとイエロー間)、および0.50(マゼ
ンタとシアン間)に減じていた。充填剤を含有していな
いセット−Bの未処理紙およびセット−C、セット−
D、セット−Eの処理紙の各像のプリント裏抜け値は、
各々、0.275、0.205、0.150および0.135で
あった。5重量%のクレーを含有しているセット−Fの
未処理紙およびセット−G、セット−Hの処理紙の各像
のプリント裏抜け値は0.270、0.161および0.12
0であった。15重量%の充填剤クレーを含有している
セット−Iの未処理紙およびセット−J、セット−Kの
処理紙の各像のプリント裏抜け値は、それぞれ、0.26
5、0.130および0.125であった。これらの結果は
デサイジングされたが再配列されたサイズ組成物および
充填剤クレーがプリント裏抜けの改善を助長しているこ
とを示す。7組の処理紙の多孔度値はわずかに20%増
大しただけで紙の上記のデサイジングがインクジェット
像の端部不揃いの改良の主要ファクターであることを示
している。
【0038】実施例3 異なる量のケイ酸カルシウム(CH−427−97−
8)を含有するが内部サイズ剤を含まない3組の充填紙
(表面PH9.5)の各20枚(8.5×11インチ=21.
6×27.94cm)を、ダイナミックフォーマー上で、シ
ーガルW乾燥漂白硬木クラフト70重量%およびラツー
ク乾燥漂白軟木クラフト30重量%の混合物を用いて製
造した。各紙は以下の供給物から実施例1で記載した方
法により製造した:〔セット−L〕360gのパルプ、
40gのケイ酸カルシウム(紙厚116ミクロン、多孔
度325ミル/分、ハーキュレス内部サイジング値0.3
秒);〔セット−M〕320gのパルプ、80gのケイ
酸カルシウム(紙厚127ミクロン、多孔度325ミル
/分、ハーキュレス内部サイジング値0.3秒);および
〔セット−N〕280gのパルプ、120gのケイ酸カ
ルシウム(紙厚142ミクロン、多孔度330ミル/
分、ハーキュレス内部サイジング値0.3秒)。これら3
組の紙をゼロックス4020カラーインクジェットプリ
ンターでプリンティングし像を得た。3組すべての端部
不揃い値は0.11(ブラックとイエロー間)、0.22
(シアンとイエロー間)、0.13(マゼンタとイエロー
間)、および0.38(マゼンタとシアン間)を記録し
た。3組すべて、即ち、セット−L、セット−M、セッ
ト−Nの平均光学濃度は、それぞれ、0.98、1.02、
0.98(ブラック);0.98、0.95、0.87(マゼン
タ);0.94、0.93、0.85(シアン);および0.7
7、0.74、0.67(イエロー)であった。セット−
L、セット−Mおよびセット−Nのプリント裏抜け値
は、各々、0.175、0.128、0.095であった。こ
れら3組の紙を本発明のコーデックスAT−172で1
%水溶液を用いてディップコーティング法を行うことに
よって処理し100℃でオーブン乾燥させた。次いで、
これらの処理紙をゼロックス4020カラーインクジェ
ットプリンターに送り、次の特徴を有す像を得た:セッ
ト−L(紙厚122.7ミクロン、多孔度360ミル/
分);セット−M(紙厚128.8ミクロン、多孔度33
5ミル/分);セット−N(紙厚148.1ミクロン、多
孔度360ミル/分)のプリント裏抜け値は、各々、0.
135、0.092および0.064であり;端部不揃い値
の変化はなく;各像の光学濃度は1.11、1.02、1.0
9(ブラック);1.07、1.02、097(マゼン
タ);1.06、0.97、1.00(シアン)および0.8
1、0.77、0.78(イエロー)で殆んどの場合わずか
に増大であった。これらの結果は本デサイジング剤がプ
リント裏抜けおよび像の光学濃度を改善していることを
示す。さらにまた、セット−Fとセット−Iからの低コ
ストクレー充填紙(0.265と0.250)とセット−L
の高コストケイ酸カルシウム充填紙(0.175)とのプ
リント裏抜け値の比較は後者の材料がこの場合のプリン
ト裏抜けの改良に優れていることを示す。
【0039】実施例4 厚さ90ミクロンで1,100秒の平均ハーキュレスサイ
ジング値を有する市販の内部および表面サイズ付ジアゾ
紙を、実験室で、以下の市販のデサイジング剤の水溶液
およびメタノール溶液によるディップコーティング法に
よって処理し100℃でオーブン乾燥させた。各処理紙
のハーキュレスサイジング値は秒で測定し各材料の後の
括弧内示している:1重量%(水99%)水溶液におい
て、テトロニック(Tetronic) 908(436.5)、テ
トロニック50R8(414.5)、フィンクォート(Fi
nquat)CT(351)、アルカトロニックPGP33−
8(250.5)、テトロニック25R8(161)、プ
ルロニックF−77(107.5)、アイコミーンT−1
5(90.5)、アルカテリック2C1B(54.5)、テ
トロニック904(28)、テトロニック90R4(2
6)、PS072(19.5)、PS555(10.5)、
アルカスーフCO−25B(9)、アルカスーフLAE
P65(5)、アルカスーフ0−14(4.5)、アルカ
スーフOP−12(4)、アルカトロニックEGE25
−2(4)、アルカシルNEP73−70(4)、PS
071(4)、PS556(3)、PS072(3)、
コルデックスAT−172(2)、アルカスーフLAE
P25(1.5)、およびアルカスーフLAEP−15
(0.5);1重量%メタノール溶液において、ポリ(1,
4−オキシブチレン)グリコール(29)、アルカクォ
ートDAET(15)、アルカスーフCO−10
(7)、アルカクォート−T(6.5)、アルゾリン−2
15(6)、アルカジン−0(6)、アルカフォスB6
−56A(3.5)、アルカスーフNP−1(3.5)、プ
ルロニック25R2(3.5)、テトロニック902
(3)、アルカムルス600DO(2.5)、アルカスー
フ075−9(2)、アルカスーフSA−2(1.5)、
アルカスーフLAN−3(1)、ポリ(プロピレングリ
コールジメタクリレート)(1)、アルカミノックスT
−2(1)、ポリ(プロピレングリコール)(1)、ア
イコミーンT−2(1)、アルカミドCDE(1)、テ
トロニック150R1(1)、アルカスーフTDA−6
(1)、プルロニックL101(1)、アルカミドック
スC−2(1)、アルカムルスSML(1)、アルカム
ルスSTO(1)、アルカスーフCA(0.5)、アルカ
スーフSS−O−75(0.5)、アルカスーフLAN−
1(0.5)、アルカムルスGMO−45LG(0.5)、
およびアルカミドSDO(0.5);デサイジング剤を含
まない水単独(1,050);およびデサイジング剤を含
まないメタノール単独(784.5)。
【0040】実施例5 広範囲のハーキュレスサイジング値(秒で示す)と多孔
度(ミル/分で示す)を有する以下の市販内部および表
面サイズ付紙を用いてASAデサイジング剤で実施例4
の手順を繰返すことによって処理した。アルカリ性AS
Aサイズ付紙はコピー紙−1(15秒、840ミル/
分)、コピー紙−2(82.7秒、545ミル/分)、サ
ンヨ−L(23.3秒、833ミル/分)、およびAKD
サイズ付コピー紙−3(58.3秒、605ミル/分);
酸性サイズ付ジアゾ紙(1,050秒、375ミル/
分)、グレートレークスオフセット紙(271.3秒、4
25ミル/分)、再生コンサーバトリー紙(22.4秒、
430ミル/分)、オートミメオ事務用紙(85.0秒、
1,260ミル/分)、エデイ液体トナー紙(52.5秒、
70ミル/分)、ネコオサ社からの各コピー紙(150
秒、680ミル/分)、チャンピオン(250秒、84
0ミル/分)、ゼロックス4024(表面サイズなし)
(68秒、915ミル/分)、ウィッギンズテーペ(6
7.2秒、400ミル/分)、キメネ(Kymmene)(100
秒、550ミル/分)、ドムタール(Domtar)(26秒、
680ミル/分)、モード(Modo) (37.7秒、485
ミル/分)、ヴェイシルト(Veitsiluto) (246.4
秒、840ミル/分)、インクジェット紙、ジェームス
リバーウルトラ(James River Ultra)(303秒、13
1ミル/分)、ヒューレットパッカードペイント−ジェ
ット(194秒、353ミル/分)、およびジュージョ
ー(Jujo) (207秒、125ミル/分)を含んでお
り、これらをコルデックスAT−172の1%水溶液で
ディップコーティング法により処理し100℃でオーブ
ン乾燥させた。各処理紙のハーキュレスサイジング値お
よび多孔度は次のように記録された:ジアゾ紙(1.8
秒、410ミル/分)、グレートレークスオフセット
(1.5秒、460ミル/分)、コンサーバトリー(0.3
秒、620ミル/分)、ネコオサ(0.8秒、610ミル
/分)、チャンピオン(1.2秒、660ミル/分)、オ
ートミメオ(0.7秒、1,200ミル/分)、エデイ液体
トナー紙(0.5秒、80ミル/分)、ゼロックス402
4(表面サイズなし)(0.5秒、945ミル/分)、ウ
ィッギンステーペ(0.9秒、460ミル/分)、キメネ
(0.6秒、605ミル/分)、ドムタール(0.3秒、7
15ミル/分)、コピー紙−1(0.5秒、900ミル/
分)、コピー紙−2(0.5秒、530ミル/分)、コピ
ー紙−3(0.4秒、660ミル/分)、モード(0.5
秒、505ミル/分)、ヴェイシルト(1.4秒、850
ミル/分)、サンヨ−L(0.1秒、885ミル/分)、
ジェームスリバーウルトラ(8.2秒、208ミル/
分)、ヒューレットパッカードペイントジェット(0.3
秒、550ミル/分)およびジュージォー(1.5秒、1
25ミル/分)。これらの結果は本発明のデサイジング
剤がアルカリ性および酸性サイジング組成物を含有する
各種の紙をデサイジングできこれらの紙をその多孔度値
(溶媒またはオイル系インクによる液体トナープリンテ
ィングのようなある種のプリンティング用途において重
要であり得る)を過度に変化させることなくインクジェ
ットプリンティングに適するものにし得ることを示して
いる。
【0041】実施例6 実施例5の手順を実質的に繰返すことによって、カチオ
ン性澱粉(10重量%)、ポリ(エチレンオキサイド)
−b−ポリ(ジメチルシロキサン)−b−ポリ(エチレ
ンオキサイド)トリブロックコポリマーPS556(2
重量%)、第4級化(イミダゾリン)(1重量%)の混
合物(この混合物は水中5重量%の濃度で存在する)に
よるゼロックス4024基材紙(表面サイズなし)のサ
イズプレス処理による100枚の処理紙(8.5×11イ
ンチ=21.6×27.94cm)(セット−O)を製造し
た。これらのシートはダイナミックフォーマーの乾燥用
ドラム上で105℃で乾燥させた。次に、これらのシー
トの10枚をゼロックス4020カラーインクジェット
プリンターに送り像を得た。100枚の像の平均光学濃
度は1.01(ブラック)、1.02(マゼンタ)、0.97
(シアン)および0.80(イエロー)であった。100
枚の紙の平均端部不揃い値は0.25(ブラックとイエロ
ー間)、0.40(シアンとイエロー間)、0.15(マゼ
ンタとイエロー間)、および0.50(マゼンタとシアン
間)であり、プリント裏抜け値は0.105であった。こ
れら100枚の像はその形成後に手でふき取ることも3
Mスコッチテープ60秒で持上げることもできなかっ
た。
【0042】実施例7 実施例6のセット−Oからの処理紙のシートをゼロック
スコーポレーション1005ゼログラフィー装置に送
り、1.63(ブラック)、1.22(マゼンタ)、1.72
(シアン)および0.88(イエロー)の平均光学濃度を
有する像を得た。ブラックのプリント裏抜け値は0.06
0と算出された。これらの像はその形成後手でふき取る
ことも3Mスコッチテープ60秒で持上げることもでき
なかった。
【0043】実施例8 実施例6で得られたセット−Oからの処理紙のシートを
ゼロックスコーポレーション1075像形成装置に送
り、1.3(ブラック)の平均光学濃度を有し0.055の
プリント裏抜け値を有する像を得た。これらの像はその
形成後手でふき取ることも3Mスコッチテープ60秒で
持上げることもできなかった。
【0044】実施例9 実施例6で得られたセット−Oからの処理紙のシートを
ローランド社からローランドPR−1012として入手
できるドットマトリックスプリンターに送った。得られ
た像の平均光学濃度は1.15(ブラック)でありプリン
ト裏抜け値は0.150であった。これらの像はその形成
後手でふき取ることも60秒で持上ることもなかった。
【0045】実施例10 実施例6で得られたセット−Oからの処理紙のシートを
単一打刻リボンを備えたゼロックスコーポレーションメ
モリーライター(タイプライター)に送り、光学濃度1.
1(ブラック)の像を得た。これらの像はその形成後に
手でふき取ることも60秒で持上げることもなかった。
【0046】実施例11 87.6ミクロン厚の内部および表面サイズ付液体トナー
紙(ハーキュレスサイジング値52.5秒、多孔度70ミ
ル/分)のディップコーティングをヒドロキシプロピル
セルロース(1重量%)とアルカジン−O(2重量%)
の混合物(この混合物はメタノール中3重量%の濃度で
存在する)中で行うことによって各々厚さ91ミクロン
の10枚の処理紙を製造した。その後、これらのシート
を100℃でオーブン中で乾燥させた。これら10枚の
シートのうち5枚をゼロックスコーポレーション402
0に送り、1.05(ブラック)、1.0(マゼンタ)、1.
05(シアン)および0.79(イエロー)の平均光学濃
度を有する像を得た。これらの像の端部不揃い値は0.4
0(ブラックとイエロー間)、0.60(シアンとイエロ
ー間)、0.25(マゼンタとイエロー間)および0.60
(マゼンタとシアン間)であった。ブラックのプリント
裏抜け値は0.160であった。比較として、ゼロックス
コーポレーション4020インクジェットプリンターに
送ったときの未処理液体トナー紙は1.18(ブラッ
ク)、1.18(マゼンタ)、1.13(シアン)および0.
86(イエロー)のわずかに高い光学濃度の像を有して
いたが、これらの像の端部不揃い値は2.5(ブラックと
イエロー間)、2.0(シアンとイエロー間)、1.0(マ
ゼンタとイエロー間)および1.4(マゼンタとシアン
間)でかなり高く、ブラックのプリント裏抜け値は0.1
06であった。残りの5枚のシートをオキマート20
(オキ社)熱転写プリンターに送った。得られた像は1.
24(ブラック)、0.84(マゼンタ)および1.10
(シアン)の平均光学濃度を有していた。比較として、
オキマート−20でプリントしたときの未処理液体トナ
ー紙は1.28(ブラック)、0.99(マゼンタ)および
1.27(シアン)のわずかに高い光学濃度を有する像を
与えた。
【0047】実施例12 表面PH7.0を有し、同量の(CH427−97−8)
ケイ酸カルシウム、みょうばん、クレー、二酸化チタン
を含有するが異なる値の内部サイジング(モンサント社
から入手できる酸性モンサイズ)を含み表面サイズ剤を
含まない充填紙の3組(セット−P、セット−Q、セッ
ト−R)の20枚シート(8.5×11インチ=21.6×
27.94cm)を、ダイナミックフォーマー上で、シーガ
ルW乾燥漂白硬木クラフト70重量%とラツーク乾燥漂
白軟木クラフトの混合物を用いて製造した。各紙は下記
の供給物から実施例1で記載した手順によって製造し
た。セット−P、セット−Qおよびセット−Rはすべて
280gのパルプ、60gのケイ酸カルシウム、40g
のクレー、20gの二酸化チタン、30gのみょうばん
および0.3gの定着助剤を含有していたが、各場合にお
いてサイズ剤の量で異なり、セット−Pは12gのサイ
ズ剤を含有し(ハーキュレス内部サイジング値204
秒、紙厚118ミクロン、多孔度245ミル/分)、セ
ット−Qは18gのサイズ剤を含有し(ハーキュレス内
部サイジング値468秒、紙厚127ミクロン、多孔度
265ミル/分)、セット−Rは32gのサイズ剤を含
有していた(ハーキュレス内部サイジング値767秒、
紙厚124.5ミクロン、多孔度265ミル/分)。各セ
ットからの5枚の紙を個々にゼロックスコーポレーショ
ン4020インクジェットプリンターに送り、1.1(ブ
ラック)、1.0(マゼンタ)、0.90(シアン)および
0.75(イエロー)の平均光学濃度を有し、0.40(ブ
ラックとイエロー間)、0.55(シアンとイエロー
間)、0.35(マゼンタとイエロー間)および0.75
(マゼンタとシアン間)の端部不揃い値を有する像が得
られた。各セットからの5枚の紙をアルカスーフLAE
P15の1重量%溶液で処理し、各セットからの他の5
枚をアルカスーフLAEP15とヒドロキシエチルセル
ロース250LRの50:50ブレンド(このブレンド
は水中2重量%の濃度で存在する)で処理した。これら
のシートを100℃でオーブン乾燥させた。すべての処
理紙のハーキュレス内部サイジング値は約0.5秒であっ
た。これらの紙をゼロックスコーポレーション4020
インクジェットプリンターに送り、0.12(ブラックと
イエロー間)、0.25(シアンとイエロー間)、0.15
(マゼンタとイエロー間)および0.38(マゼンタとシ
アン間)の端部不揃い値を有する像を得た。アルカスー
フLAEP15単独で処理した紙の平均光学濃度は0.9
0(ブラック)、0.85(マゼンタ)、0.75(シア
ン)および0.65(イエロー)であった。アルカスーフ
LAEP15とヒドロキシエチルセルロース250LR
のブレンドで処理した紙は1.05(ブラック)、0.97
(マゼンタ)、1.02(シアン)および0.76(イエロ
ー)の光学濃度値を有していた。セット−P(初期ハー
キュレス内部サイジング値204秒)、セット−Q(初
期ハーキュレス内部サイジング値468秒)およびセッ
ト−R(初期ハーキュレス内部サイジング値767秒)
の各処理紙のプリント裏抜け値はアルカスーフLAEP
15単独処理において0.073、0.048および0.05
3であり、アルカスーフLAEP15とヒドロキシエチ
ルセルロース250LRとのブレンド処理において0.0
92、0.056および0.067であった。これらの結果
は初期の高サイズ組成物が紙繊維を処理後にデサイジン
グした場合であってもプリント裏抜けの改良を促進して
いることを示す。これら3組の紙のアルカスーフLAE
P−15単独での処理後の多孔度値は約20〜30%増
大したが、アルカスーフLAEP−15とヒドロキシエ
チルセルロース250LRとのブレンドで処理したとき
は変化なしのまゝであった。
【0048】実施例13 表面PH9.0を有し、同量の(XP974)ケイ酸カルシ
ウム、二酸化チタンを含有するが異なる量の内部サイズ
剤(ハーキュレスケミカル社より入手できるアルカリ性
サイズ剤ヘルコン−76)を含み表面サイズ剤は含まな
い充填紙の2組(セット−S、セットT)各40枚(8.
5×11インチ=21.6×27.94cm)を、ダイナミッ
クフォーマー上で、シーガルW乾燥漂白硬木クラフト7
0重量%とラツーク乾燥漂白軟木クラフト30重量%の
混合物を用いて製造した。各紙は以下の供給物から実施
例1で記載した手順を用いて製造した:セット−Sとセ
ット−Tは共に280gのパルプ、100gのケイ酸カ
ルシウム、20gの二酸化チタン、0.3gの定着助剤を
含有するが、各場合においてサイズ剤の量で異なり、セ
ット−Sは15gのサイズ剤を含有し(ハーキュレス内
部サイジング値2,865秒、紙厚130ミクロン、多孔
度450ミル/分)、セット−Tは30gのサイズ剤を
含有する(ハーキュレス内部サイジング値4,685秒、
紙厚130ミクロン、多孔度375ミル/分)。各セッ
トからの2枚の紙を個々にゼロックスコーポレーション
4020インクジェットプリンターに送り、0.76(ブ
ラック)、0.70(マゼンタ)、0.65(シアン)およ
び0.60(イエロー)の平均光学濃度を有し、0.40
(ブラックとイエロー間)、0.55(シアンとイエロー
間)、0.35(マゼンタとイエロー間)および0.75
(マゼンタとシアン間)の端部不揃い値を有する像を得
た。各セットから2枚の紙を本発明の下記の各デサイジ
ング剤で処理し、処理紙のハーキュレスサイジング値を
秒で測定し、デサイジング剤の名称の後の括弧内に示
す。メタノール中5重量%溶液による処理:(1)ポリ
(プロピレングリコール)アルカポールPPG−400
0(0.9秒);(2)プロピレンオキサイドとエチレン
オキサイドの4官能性ブロックコポリマー、テトロニッ
ク150RI(1.2秒)およびプルロニックL−101
(1.2秒);(3)ソルビタンモノオレート、アルカモ
ルスSML(0.9秒);(4)グリセリルモノオレー
ト、アルカモルスGMO−45LG(3.9秒);(5)
ポリ(エチレングリコールジオレート)、アルカモルス
600DO(0.6秒);(6)リン酸エステル、B6−
56A(1.5秒);(7)ナトリウムジオクチルスルホ
サクシネート、アルカスーフSS−O−75(0.7
秒);(8)カルシウムドデシルベンゼンスルホネー
ト、アルカスーフCA(0.8秒);(9)ココジエタノ
ールアミン、アルカミドCDE(0.7秒);(10)ア
ミンエトキシレート、アルカミノックス−T2(3.4
秒);(11)アルカノールアミド;アルカミドックス
C−2(3.0秒);(12)線状アルコールエトキシレ
ート、アルカスーフLAN−1(0.9秒)、ノニルフェ
ノールエトキシレート、アルカスーフNP−1(7.9
秒);ソルビタンモノラウレートのエトキシレート、ア
ルカモルスPSML−4(1.5秒);(13)イミダゾ
リンオレート、アルカジン−O(1.4秒);(14)ひ
まし油エトキシレート、アルカスーフCO−10(4,6
秒);および水中5重量%溶液による処理:(15)線
状アルコールアルコキシレート、アルカスーフLAEP
−25;(16)ポリ(ジメチルシロキサン)−b−ポ
リ(メチルシロキサンアルキレンオキサイド)、アルカ
シルHEP182−280(1.5秒);(17)ジカル
ビノール末端ポリ(ジメチルシロキサン)、PS556
(0.6秒);(18)線状アルコールアルコキシレー
ト、アルカスーフLAEP−15(0.4秒);(19)
線状アルコールアルコキシレート、アルカスーフLAE
P−65(1.3秒);および(20)第4級アンモニウ
ムエトサルフェート、コルデックスAT−172(0.8
秒)。これらの紙はその上に約300mgのデサイジング
剤(紙の7.5重量%)を付着していた。これらの紙を個
々にゼロックスコーポレーション4020カラーインク
ジェットプリンターに送り、2秒以内で乾燥し、メタノ
ール可溶性デサイジング剤において0.76(ブラッ
ク)、0.70(マゼンタ)、0.60(シアン)および0.
55(イエロー)の、また水溶性デサイジング剤におい
て0.87(ブラック)、0.80(マゼンタ)、0.85
(シアン)および0.80(イエロー)の平均光学濃度値
を有する像が得られた。すべてのデサイジング剤の端部
不揃い値は0.12(ブラックとイエロー間)、0.25
(シアンとイエロー間)、0.15(マゼンタとイエロー
間)および0.40(マゼンタとシアン間)の付近であっ
た。初期ハーキュレスサイジング値2,865秒を有する
セット−S処理サンプルのプリント裏抜き値は0.043
のプリント裏抜き値を有するセット−T(4,685秒)
の処理サンプルに比し0.056でわずかに高かった。こ
れらの結果は本発明のデサイジング剤が紙繊維をデサイ
ジングし改良された端部不揃性を有する速乾性像を与え
ることを示す。高初期サイズ剤を含む処理紙は本実施態
様においては低初期サイズ剤含有処理紙よりも良好なプ
リント裏抜けを与えている。
【0049】実施例14 実施例12のセット−Rからの厚さ124.5ミクロンお
よび多孔度265ミル/分の5枚の処理紙を、メタノー
ル中2重量%の濃度で存在するアルカジン−Oのコーテ
ィング溶液へのディップコーティングを行うことによっ
て製造した。100℃でオーブン乾燥させコーティング
前後の重量をモニターしたのち、これらのシートは約1
00mg(各面50mg、紙の2.5重量%)のアルカジン−
Oを有していた(各面に)。これらの紙をロールラブカ
レンダースタック(パーキンズ社)中で100ミル/分
の多孔度と90ミクロンの厚さにカレンダー加工した。
これらの紙2枚をオキマート−20(オキ社)熱転写プ
リンターに送給した。得られた像は1.40(ブラッ
ク)、1.12(マゼンタ)および1.5(シアン)の光学
濃度を有し、0.070のプリント裏抜け値を有してい
た。2枚の他の紙をゼロックス4020カラーインクジ
ェットプリンターに送り、0.96(ブラック)、0.91
(マゼンタ)、0.88(シアン)および0.74(イエロ
ー)の光学濃度を有し0.150のプリント裏抜け値を有
する像を得た。これら像の端部不揃い値は0.15(ブラ
ックとイエロー間)、0.25(シアンとイエロー間)、
0.15(マゼンタとイエロー間)および0.40(マゼン
タとシアン間)であった。
【0050】上記の結果はデサイジング剤で処理し低多
孔度にカレンダー加工したときの充填紙が低多孔度紙を
使用するインクジェットおよび熱転写プリンティングに
おいても有用であることを示す。
【0051】実施例15 実施例12のセットRからの厚さ124.5ミクロン、多
孔度265ミル/分の5枚の処理紙を、これらのシート
をコルデックスAT−172(10重量%)、ヒドロキ
シエチルセルロース250LR(40重量%)、アンモ
ニウム第4級化合物、ミラポール−9(20重量%およ
びコロイド状シリカ(サイロイド244×1,517)
(30重量%)の水中3重量%濃度のコーティングブレ
ンド中にディップコーティングすることによって製造し
た。100℃でオーブン乾燥させコーティング前後の重
量をモニターしたのち、これらのシートは各面上に2.5
g/m2のコーティング混合物を5ミクロン厚で有してい
た。このコーテッド紙のハーキュレスサイジング値を測
定したところ1.3秒であり多孔度は25ミル/分であっ
た。次に、これらのシートを個々にゼロックスコーポレ
ーション4020カラーインクジェットプリンターに送
り、1.48(ブラック)、1.30(マゼンタ)、1.38
(シアン)および0.89(イエロー)の光学濃度を有し
0.16(ブラックとイエロー間)、0.30(シアンとイ
エロー)、0.15(マゼンタとイエロー)および0.40
(マゼンタとシアン間)の端部不揃い値および0.050
のプリント裏抜け値を有する像を得た。96.5ミクロン
厚、ハーキュレスサイジング値207秒、多孔度125
ミル/分の、ゼロックスコーポレーション4020イン
クジェットプリンターでプリントしたとき1.45(ブラ
ック)、1.33(マゼンタ)、1.55(シアン)および
0.98(イエロー)の光学濃度値を有する市販のジュー
ジョーシリカコーテッド紙のプリント裏抜け値は0.07
6であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー ワイ ジョーンズ カナダ国 オンタリオ ミシソーガ ジ ェフトン クレッセント 4160 (56)参考文献 特開 昭61−284478(JP,A) 特開 昭64−52899(JP,A) 特開 昭63−280680(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリ(エチレンオキサイド)−b
    −ポリ(ジメチルシロキサン)ジブロックコポリマー又
    はポリ(エチレンオキサイド)−b−ポリ(ジメチルシ
    ロキサン)−b−ポリ(エチレンオキサイド)トリブロ
    ックコポリマーから選ばれるカルビノール末端ポリ(ジ
    メチルシロキサン)、(b)ポリ(ジメチルシロキサ
    ン)−b−ポリ(エチレンオキサイド)−b−ポリ(プ
    ロピレンオキサイド)トリブロックコポリマー、(c)
    ポリ(ジメチルシロキサン)−b−(メチルシロキサン
    アルキレンオキサイド)ジブロックコポリマー(ここで
    アルキレンはエチレン、プロピレン又はエチレン−プロ
    ピレンである)、(d)ポリ第4級ポリ(ジメチルシロ
    キサン)およびこれらの混合物からなる群から選択され
    るデサイジング剤で処理した支持基体を含む紙であっ
    て、該デサイジング剤が樹脂バインダーポリマーと混合
    されていることを特徴とする紙。
  2. 【請求項2】 インクジェット用紙である請求項1記載
    の紙。
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