JP2825604B2 - メチレン架橋されたポリアリールアミンの製造方法 - Google Patents

メチレン架橋されたポリアリールアミンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メチレン架橋されたポリアリールアミンの
連続的製造方法に関する。
更に詳しくは、多段反応器を用いアニリンとホルムア
ルデヒドとからメチレン架橋されたポリアリールアミン
連続的に製造するにあたり、塩酸をアニリンに対し0.1
〜0.5モル比、アニリンの使用量がホルムアルデヒドに
対し最終的に1.5〜4.0モルの範囲でホルムアルデヒドを
3個以上の段に分割装入し、反応温度をその第一段を20
〜50℃、第二段を40〜70℃、第三段以降を50〜90℃と
し、反応最終段の温度を110℃以上とし、アニリンに対
する水のモル比が、第一段では1.3〜2.5モル、第二段で
は1.9〜5.0モル、第三段以降は2.4〜5.7モルの範囲とす
ることを特徴とするメチレン架橋されたポリアリールア
ミンの連続的製造方法である。
本発明により得られるメチレン架橋されたポリアリー
ルアミン(以下ポリMDAと略す)はホスゲン化し、ポリ
イソシアナートとして硬質、半硬質フォーム、エラスト
マー等のポリウレタン樹脂原料として使用される。
メチレン架橋されたポリアリールアミンとは一般式
(I) で表すことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に前記した目的のために使用されるポリイソシア
ナートは、加水分解性塩素の含有量が多いと反応性が悪
くなることが知られている。
加水分解性塩素含有量の多いポリイソシアナートをポ
リアミンまたはポリオールと重合し、ポリウレタン樹脂
として使用する場合、反応速度が遅くなるため、三級ア
ミンや有機金属等のウレタン化触媒の使用量を増加し反
応速度を速くする方法が知られているが、この場合硬化
速度は速くなるが、増粘速度も速くなり可使時間が短く
なる、発泡倍率が低くなる等の欠点が生じ好ましくな
い。従って加水分解性塩素含有量の少ないポリイソシア
ナートはポリウレタン原料として非常に有用であり、加
水分解性塩素含有量は0.18%以下であることが望まし
い。
特公昭50−38095号によれば、各段をそれぞれの温度
に設定した多段反応器を用いることによりアミノ基含有
量の高いポリアミンを連続的に製造できること、ホルム
アルデヒドを2個以上の段に分割して供給し、各段の原
料アミンのホルムアルデヒドに対するモル比を変化させ
ることによりポリアミンの核体分布を制御することがで
きる旨記述している。
しかし、加水分解性塩素に関しての記載はなく、本発
明者らの追試では、ホルムアルデヒドを2段に分割装入
し、アニリン/ホルムアルデヒドモル比を1.8、塩酸/
アニリンモル比を0.5、反応最終段の反応温度を100℃で
連続反応を行った結果、N−メチルMDAの含有量は0.35
%であり、これをホスゲン化して得られたポリイソシア
ナートの加水分解性塩素は0.42%であり、多段反応に於
けるポリMDA中の加水分解性塩素可変物質前駆体の低減
が課題であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、鋭意検討した結果ポリイソシアナート
に含まれる加水分解性塩素の多くは、原料ポリMDA中の
N−メチルメチレンジアニリン(以下N−メチルMDAと
略す)及びN−メチルポリフェニルポリアミン及び反応
中間体に起因する。更に、N−メチル体の生成原因はア
ニリンとホルムアルデヒドの副反応として、N−メチル
アニリンが生成し、これがアニリンと同様ホルムアルデ
ヒドと反応してN−メチルMDAとなると推定され、この
副反応が塩酸の低減およびホルムアルデヒド/アニリン
モル比の低減により、減少することを見出した。
本発明者らはこれらの知見をもとに更に検討を加え、
塩酸使用横量をアニリンに対し0.1〜0.5モルとし、ホル
ムアルデヒドを3個以上の段に分割挿入し、アニリンに
対する水のモル比が第一段で1.3〜2.5モル、第二段で1.
9〜5.0モル、第三段以降で2.4〜5.7モルの範囲とし、且
つ反応温度をその第一段で20〜50℃、第二段で40〜70
℃、第三段以降で50〜90℃とし、反応最終段の温度を11
0℃以上とすることにより、N−メチルMDA及び反応中間
体の少ないポリMDAの連続的製造方法を確立し、本発明
を完成するに至った。
即ち、本発明はアニリン及びホルムアルデヒドを塩酸
の存在下、反応させメチレン架橋されたポリアリールア
ミンを製造する方法に於いて、 a)塩酸の使用量がアニリンに対し0.1〜0.5モル、ホル
ムアルデヒドの使用量がアニリンに対し最終的に1.5〜
4.0モルの範囲で、 b)第一段の反応温度を20〜50℃ 第二段の反応温度を40〜70℃ 第三段以降の反応温度を50〜90℃ 反応最終段の温度を110℃以上に設定した多段反応
器を用い c)アニリンに対する水のモル比が 第一段では1.3〜2.5モル 第二段では1.9〜5.0モル 第三段以降は2.4〜5.7モルの範囲で d)ホルムアルデヒドを3個以上の段に分割装入する、
N−メチルメチレンジアニリン含有量が0.18%以下であ
る メチレン架橋されたポリアリールアミンポリフェニル
ポリアミンの連続的製造方法である。
以下に本発明を詳細に説明する。
反応器第一槽には反応に使用する全量の塩酸とアニリ
ン及びホルムアルデヒドの一部を供給する。
ホルムアルデヒドはアニリンと縮合して塩酸アニリン
水溶液に溶解しにくい固形物を作り易く、高濃度のホル
ムアルデヒドを単独で装入することはホルムアルデヒド
装入口に固形物を詰まらせたり、またはこれが成長して
第二槽への送液管を詰まらせて連続反応が出来なくなる
ため、塩酸と混合して供給することによりホルムアルデ
ヒドの分散を良くすることは好ましい態様である。
またホルムアルデヒド水溶液を水で希釈して装入する
こともできるが、水の量が多くなると容積効率が悪くな
り、且つ水層と油層が分離し均一な反応液とならないた
め連続運転が困難となるのでホルムアルデヒドはできる
だけ高濃度で使用することが好ましい。
第一槽はアニリンと塩酸の中和熱及びアニリンとホル
ムアルデヒドの縮合熱が発生するため、ジャケット冷却
器、外部冷却器等の冷却装置が必要である。
反応温度が20℃以下になるとアニリンとホルムアルデ
ヒドの縮合物がスラリー状態となり、反応液の分散状態
が悪くなり、N−メチルMDAが生成しやすくなり、且つ
ホルムアルデヒドと塩酸混合液の装入口が詰まり易くな
り好ましくない。
また反応温度が高くなると好ましくない副反応が増加
し、特にN−メチルMDAが増加する。
従って第一槽の反応温度は20〜50℃でなければならな
い。好ましくは20〜40℃の範囲である。残りのホルムア
ルデヒドは第二槽以降の反応槽に少なくとも2つ以上に
分割して供給する。
第二槽以降のホルムアルデヒドは濃度が高いと装入口
が詰まり易くなり、濃度が低くなると反応液が均一層と
ならないためホルムアルデヒドは10〜25%の濃度で供給
しなければならない。
各段に供給するホルムアルデヒドの量は自由に選択で
きるが、第一槽に20〜60%、第二槽に20〜50%、第三槽
以降に10〜40%を供給することが好ましい。また反応を
完結させるためには、最終段へはホルムアルデヒドを供
給してはならない。
各反応槽の温度は、固形物の生成が無く、且つ副反応
を抑制するために第一槽は20〜50℃、第二槽は40〜70
℃、第三槽以降は50〜90℃の範囲で実施する。好ましく
は第一槽は20〜40℃、第二槽は40〜60℃、第三槽以降は
50〜80℃である。
第一槽、第二槽及び最終反応槽を除く第三槽以降の各
段の反応温度範囲の下限未満の温度では反応液がスラリ
ー状態となる、また上限を越える温度ではN−メチルMD
Aの生成が増加するので好ましくない。
また最終反応槽の温度は反応を完結させるため110℃
以上とする必要がある。
しかし反応温度が高すぎると好ましくない副反応が生
起するため、反応温度の上限は150℃が好適である。
反応液中の水が少ないと反応液は固形物が生成しスラ
リー状となり、又反応液中に水が多くなると水相と油相
が分離し均一な混合液とならない。従って各段に供給す
るホルムアルデヒド水溶液の濃度は、固形物の生成を防
ぎ、且つ反応液の分散及び流動性を良くするために、原
料アミンに対する水のモル比を第一槽は1.3〜2.5、第二
槽は1.9〜5.0、最終反応槽は2.4〜5.7となるように調整
する必要がある。
即ち35%濃度の塩酸を使用した場合、第一槽に供給す
るホルムアルデヒドは30%以上の濃度が必要であり、第
二槽以降に供給するホルムアルデヒドは10〜25%に調整
しなければならない。
最終的にはホルムアルデヒドに対するアニリンのモル
比は1.5〜4.0好ましくは1.8〜3.0、アニリンに対する塩
酸のモル比は0.1〜0.5好ましくは0.2〜0.4が適当であ
る。
多段反応器の反応段数は、通常四〜十段で十分であ
り、各段の反応液の滞留時間は20〜90分、全滞留時間は
1.5〜10時間程度が適当である。
反応液は各段で一定時間滞留、撹拌され次の段に移り
反応が進み、最終反応槽の取り出し口より取り出され
る。取り出した反応液はアルカリで中和し、水洗、脱
水、脱アニリンを行う。
このようにして得られるメチレン架橋されたポリアリ
ールアミンは、これをホスゲン化して得られるポリイソ
シアナートの加水分解性塩素の原因となるN−メチルメ
チレンジアニリンを0.18%以下しか含んでおらず、実際
にホスゲン化して得られたポリイソシアナートの加水分
解性塩素は0.18%以下である。
〔発明の効果〕
本発明の顕著な効果はN−メチルMDAの含有率が0.18
%以下であることであるが、他の効果として、原料アミ
ンに対する塩酸のモル比が小さいにもかかわらず、固形
物の析出がなく作業性が良いこと、第二槽以降へは比較
的高い温度でホルムアルデヒドが供給できるので冷却費
用が安くすむ、等があげられ、工業的に価値のある発明
である。
本発明はホルムアルデヒドを3個以上の段に分割装入
すること、塩酸使用量をアニリンに対し0.1〜0.5モル、
ホルムアルデヒドの使用量がアニリンに対し最終的に1.
5〜4.0モルの範囲とし、アニリンに対する水のモル比
が、第一段では1.3〜2.5モル、第二段では1.9〜5.0モ
ル、第三段以降は2.4〜5.7モルとなるように原料を供給
し、反応温度は第一槽を20〜50℃、第二槽を40〜70℃、
第三槽以降を50〜90℃、反応最終槽を110℃以上とする
ことにより初めて達成されるものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1 有効面積 第一段、第二段は300ml、第三段は500ml、
第四段は550mlを有し、各段の撹拌回転数が700rpmであ
る四段槽式反応器を用いた。
反応器の第一段にアニリン毎時327g及び予め混合した
35%塩酸毎時165gと43%のホルムアルデヒド水溶液毎時
34g(全ホルムアルデヒドの33%)、第二段及び第三段
にそれぞれ22%のホルムアルデヒド水溶液を毎時67g
(全ホルムアルデヒドの33%)を定量ポンプにより供給
した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段30℃、
第二段50℃、第三段65℃、第四段120℃に設定した。
原料供給開始8時間後、反応液組成が定常状態になっ
てから、第四段からサンプリングして得た反応液を32%
の苛性曹達水溶液で中和した後70〜80℃で分液し、油層
を約1.5倍の温水で洗浄した後、減圧蒸留によりアニリ
ンと水を留去した。
得られたポリMDA中のN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.13%であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.10%
であった。
実施例2 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g及び予め混合
した35%塩酸毎時110gと43%のホルムアルデヒド水溶液
毎時27g(全ホルムアルデヒドの33%)、第二段及び第
三段にそれぞれ22%のホルムアルデヒド水溶液を毎時5
2.8g(全ホルムアルデヒドの33%)を定量ポンプにより
供給したほかは、実施例1と同様に行った。
得られたポリMDA中のN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.10%であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.09%
であった。
実施例3 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g及び予め混合
した35%塩酸毎時110gと43%のホルムアルデヒド水溶液
毎時41g(全ホルムアルデヒドの50%)、第二段に22%
のホルムアルデヒド水溶液を毎時48g(全ホルムアルデ
ヒドの30%)、第三段に22%のホルムアルデヒド水溶液
を毎時32g(全ホルムアルデヒドの20%)、を定量ポン
プにより供給したほかは、実施例1と同様に行った。
得られたポリアミンのN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.12%であった。
このポリMDAを通常の冷熱二段法によりホスゲン化し
て得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.09%で
あった。
実施例4 有効容積 第一段、第二段、第三段は300ml、第四段
は500ml、第五段は550mlを有し、各段の撹拌回転数が70
0rmpである五段槽式反応器を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g及び予め混合
した35%塩酸毎時110gと43%のホルムアルデヒド水溶液
毎時41g(全ホルムアルデヒドの50%)、第二段に22%
のホルムアルデヒド水溶液を毎時48g(全ホルムアルデ
ヒドの30%)、第三段及び第四段にそれぞれ10%のホル
ムアルデヒド水溶液を毎時35g(全ホルムアルデヒドの1
0%)を定量ポンプにより供給した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段30℃、
第二段50℃、第三段及び第四段65℃、第五段120℃に設
定した。このほかは実施例1と同様に行った。
得られたポリアミンのN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.08%であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.09%
であった。
実施例5 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g及び予め混合
した35%塩酸毎時110gと43%のホルムアルデヒド水溶液
毎時41g(全ホルムアルデヒドの50%)、第二段に22%
のホルムアルデヒド水溶液を毎時48g(全ホルムアルデ
ヒドの30%)、第三段に22%のホルムアルデヒド水溶液
を毎時32g(全ホルムアルデヒドの20%)、を定量ポン
プにより供給した。反応温度は外部冷却器及び加熱によ
り、第一段30℃、第二段50℃、第三段及び第四段90℃、
第五段120℃に設定した。
この他は実施例1と同様に行い、得られたポリアミン
のN−メチルメチレンジアニリン含有率は0.13%であっ
た。
このポリMDAを通常の冷熱二段法によりホスゲン化し
て得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.12%で
あった。
比較例1 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g、35%塩酸毎
時209g及び43%のホルムアルデヒド水溶液毎時94g(全
ホルムアルデヒドの80%)、また第二段に43%のホルム
アルデヒド水溶液を毎時23g(全ホルムアルデヒドの20
%)、定量ポンプにより供給した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段及び第
二段は30℃、第三段及び第四段100℃に設定した。この
他は実施例1と同様に行った。
得られたポリアミンのN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.29%であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.25%
であった。
比較例2 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g、35%塩酸毎
時95g及び43%のホルムアルデヒド水溶液毎時75g(全ホ
ルムアルデヒドの70%)、また第二段に43%のホルムア
ルデヒド水溶液を毎時32g(全ホルムアルデヒドの30
%)を定量ポンプにより供給した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段及65
℃、第二段は75℃、第三段及び第四段100℃に設定し
た。
この他は実施例1と同様に行った。
得られたポリアミンのN−メチルメチレンジアニリン
含有率は0.44%であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.30%
であった。
比較例3 各反応槽の有効容積は各々300ml、各段の撹拌回転数7
00rpmである5段の連続反応器を用いた。
反応器の第一段にアニリン毎時296.4g、37.1%のホル
ムアルデヒド水溶液毎時71.4g及び36.1%塩酸毎時160.8
gを、また第二段に37.1%のホルムアルデヒド水溶液毎
時71.4gを定量ポンプにより供給した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段及び第
二段は30℃、第三段は60℃、第四段は90℃、第五段は10
0℃に設定した。
得られたポリアミンのN−メチルMDA含有率は0.35%
であった。
このポリアミンを通常の冷熱二段法によりホスゲン化
して得たポリイソシアナートの加水分解性塩素は0.42%
であった。
比較例4 反応器は実施例1と同じ物を用いた。
反応器の第一段に95%アニリン毎時345g、35%塩酸毎
時165g、30%のホルムアルデヒド水溶液毎時111g(全ホ
ルムアルデヒドの70%)、また第二段に30%のホルムア
ルデヒド水溶液を毎時48g(全ホルムアルデヒドの30
%)を定量ポンプにより供給した。
反応温度は外部冷却器及び加熱により、第一段及び第
二段は30℃、第三段及び第四段は100℃に設定した。
原料供給開始3時間後、第二段反応槽に固形物が生成
し、ホルムアルデヒド水溶液の供給が停止した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 大久保 元浩 (56)参考文献 特開 昭50−148317(JP,A) 特開 昭53−65860(JP,A) 特開 昭60−202844(JP,A) 特公 昭60−34533(JP,B2) 特公 昭59−29060(JP,B2) 特公 昭46−6623(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 209/00 - 211/65 B01J 27/10 C07B 61/00 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニリン及びホルムアルデヒドを塩酸の存
    在下、反応させメチレン架橋されたポリアリールアミン
    を製造する方法に於いて、 a)塩酸の使用量がアニリンに対し0.1〜0.5モル、アニ
    リンの使用量がホルムアルデヒドに対し最終的に1.5〜
    4.0モルの範囲とし、 b)第一段の反応温度を20〜50℃ 第二段の反応温度を40〜70℃ 第三段以降の反応温度を50〜90℃ 反応最終段の温度を110℃以上に設定した多段反応器を
    用い c)アニリンに対する水のモル比が 第一段では1.3〜2.5モル 第二段では1.9〜5.0モル 第三段以降は2.4〜5.7モルの範囲で d)ホルムアルデヒドを3個以上の段に分割装入する N−メチルメチレンジアニリン含有量が0.18%以下であ
    るメチレン架橋されたポリアリールアミンの連続的製造
    方法。
  2. 【請求項2】ホルムアルデヒドの装入が、第一段では塩
    酸と混合した後、第二段以降はホルムアルデヒド濃度を
    10〜25%に調整し装入する請求項1記載の製造方法。
JP2094065A 1990-04-11 1990-04-11 メチレン架橋されたポリアリールアミンの製造方法 Expired - Lifetime JP2825604B2 (ja)

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