JP2824486B2 - 光ディスク等用成型装置 - Google Patents
光ディスク等用成型装置Info
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- sleeve
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/43—Removing or ejecting moulded articles using fluid under pressure
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光ディスク，光磁気ディスクなどのディス
ク状媒体を射出成型するための光ディスク等用成型装置
に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、情報記録担体としての光ディスク又は光磁気
ディスクなどの情報ディスクは、ディスク用金型で射出
成型される成形品となっていて、従来この種の成型装置
では製品取出しの際に、離型するための成形品突出しに
おいては第６図に示すように可動側金型ａにある、スタ
ンパー押えｂとスリーブｃとの間に形成されるエア及び
ガス吹出しスリットＳよりエア及びガスを吹出すことに
より、製品Ｍをスタンパーから離型することが行われて
いる。 そして、光ディスクとしての転写面での溝形状として
は一様な凹凸が内周から外周に連続的に形成されるスパ
イラルグループと（CD等のように長さの違う数種のピッ
トのみが形成される様な）サンプルサーボ方式に使われ
る様なピットが部分的に不連続に配置されるものがあ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、このようなフォーマットのスタンパーを用
いて光ディスクの基板を射出成型により得ようとする
と、本来形成されるべきピットの横にピットがズレたよ
うな形跡が認められる。即ち、この従来の成型装置にお
けるエア及びガス吹出しスリットＳは、製品面の中央に
位置しているので、成形品を中央からスタンパーより剥
離することとなり、折角形成した転写面に離型不良が発
生し、複屈折ラム，形状の変形等の重大な欠陥が発生
し、しかも成形基板はポリカーボネート樹脂で作られる
と約120℃に近い高温度で成形品を取り出すこととな
り、しかもスパイラルグループに対して凹凸の面積比が
極端に違うために、樹脂とスタンパーとの密着の度合い
が異なって、ずれが生じ第６図Ａに示すように成形品離
型時（型開き時より）に製品Ｍの基板がスタンパー10に
再接触するものであって、固化される以前では形崩れの
傾向が大きく基板部分に凹凸のゆがみやそりができたり
して一層品質が低下する傾向があって、この形崩れや振
れやそりが大きいと、レーザーがトラックを追従できな
くなって製品不良となり、加工精度も信頼性の上でも問
題が生じやすかった。 本発明は、これら従来の欠点を適確に除去しようとす
るもので、ディスク状媒体の成形を精度よく生産性も向
上でき、信頼性も品質も大幅に高めることが可能である
光ディスク等用成型装置を構成簡単で安価に提供するこ
とを目的としたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、ディスク状情報媒体を成形するための固定
側金型と可動側金型とを対向配備し、両金型間に介在さ
れるスタンパー10を定着するためのアウタスタンパー押
え４を一体に形成したアウタリング部材３と、インナス
タンパー押え５を含むインナリング部材５2とを備え、
該インナスタンパー押え５の内側に成形品離型突出しス
リーブ６を配設し、該スリーブ６中にゲートカットパン
チ９及びランナ突出しピン７を摺動自在に備えると共
に、ディスク形成用のキャビティ15内にエアを供給する
給気口14のポケットを前記アウタスタンパー押え４の押
え面に設け、この給気口14のポケットに連通する通気路
13をアウタリング部材３に備え、給気がスタンパー10と
成形品の転写面との間に向かって行われる構成としたも
のである。 〔実施例〕 本発明の実施例を第１〜３図で説明すると、ディスク
状情報媒体を成形するための固定側金型１と可動側金型
２とを対向配備し、両金型1,2間に介在されるスタンパ
ー10を定着するためのアウタスタンパー押え４を一体に
形成したアウタリング部材３と、スタンパー10を定着す
るためのインナスタンパー押え５を含むインナリング部
材５2とを備えたものからなるものであって、前記可動
側金型２にアウタリング部材３と、スリーブ６、ゲート
カットパンチ９とランナ突出しピン７を、また固定側金
型１にはスプールブッシュ８を夫々備えると共に、前記
インナスタンパー押え５の内側に成形品離型突出しスリ
ーブ６を配設し、前記インナスタンパー押え５と突出し
スリーブ６との間に離型用のコアを吹出しスリットＳを
形成した成型装置において、前記固定側金型1,スタンパ
ー10及びアウタリング部材3,インナリング部材５2で形
成されるキャビティ15内にエアを供給する給気口14のポ
ケットを前記アウタスタンパー押え４の押え面に設け、
この給気口14に連通する通気路13を前記アウタリング部
材３に備えて光ディスク等用成型装置としてある。 この場合、前記給気口14のポケットからの給気は、成
形金型と成形品Ｍとの間の少なくとも転写側に外周側か
ら中心側に向って行われ、第２図及び第３図のように凹
凸が適確な状態で離型できるものであるが、第４図に示
すようにアウタリング部材３が両金型１、２間に装着さ
れ、即ち、アウタリング部材３が前記ディスク外周部を
成形する補助リング３1を固定側金型１に、またアウタ
スタンパー押え４を兼ねた可動側金型リング３2を可動
側金型２に設けた分割リングの場合には、スタンパ押え
４の押え面で両リング３1、３2の間に形成されるポケッ
トから給気を行うと共にキャビティ15が、その中心部に
形成される突出しスリーブ６又はゲートカットパンチ９
の外周から外周方向に給気される給気回路16をも備えて
いる。 なお、前記スリーブ６としては、第５図に示すように
エア吹出用のスリット巾を離型時に離型面側に対して可
変したもの、即ちスリーブ６の突出し側に大径拡張する
テーパー部６1を設け、該テーパー部６1の外周面に添っ
てエアを流出させるエア吹出しスリットＳを形成したも
のでよい。 この場合、前記突出しスリーブ６が、前記ゲートカッ
トパンチ９に摺動可能に嵌合されるものであって、一端
に突出し面と他端にエア押圧面６2を備えた中空円筒体
からなるもので、また前記インナスタンパー押え５とし
ては、前記スリーブ６のテーパー部６1を嵌合しうるテ
ーパー状凹部５1を備えているものであって、テーパー
部６1の外周面と錐状凹部５1の内周面とでエア吹出しス
リットＳを形成するのがよく、前記スリーブ６が、その
後退位置にあるとき、前記突出しスリーブ６を前記イン
ナスタンパー押え５の表面又はそれより突出された位置
に配備することが考慮されている。 しかして、成形に際して可動側金型２を固定側金型１
に対して移動嵌合させたのち、加圧して型締したのち、
両金型1,2内のキャビデイ中に材料供給前に真空吸引し
てから原料供給ノズルで材料を射出し保圧しつつ圧縮成
形して冷却後、ゲートカットパンチ９を移動してスプル
ーランナを切除し、開型して製品を取出すことができる
が、ランナ突出しスリーブ６を突き出して成形品Ｍを押
圧離型する。この金型を分離する際、成形品Ｍの中心部
は、エア吹出しスリットＳからエア乃至ガスが圧入さ
れ、かつ成形品Ｍの外周部からは給気口14のポケットか
らエアが強く吹き出されスタンパー外周部を風圧で押え
つけつつ、開いた隙間から成形品Ｍに吹きつけ離型を容
易適確に行うことができる。即ち、金型を開いたその瞬
間にエアをスタンパー10と成形品Ｍの転写面との間に外
周部から吹き付けることができて、エアを吹き付けるタ
イミングも早くて離型が良好となり、その分冷却も速く
なり成形サイクルも向上し、スタンパー10で転写される
凹凸は形崩れがなく変形，そり角度，振りなどが極力抑
えられ精度高く、品質良好な製品を量産することが可能
となるものである。 〔発明の効果〕 本発明は、ディスク状情報媒体を成形するための固定
側金型と可動側金型とを対向配備し、両金型間に介在さ
れるスタンパーを定着するためのアウタスタンパー押え
を一体に形成したアウタリング部材と、インナスタンパ
ー押えを含むインナリング部材とを備え、該インナスタ
ンパー押えの内側に成形品離型突出しスリーブを配設
し、該スリーブ中にゲートカットパンチ及びランナ突出
しピンを摺動自在に備えると共に、ディスク成形用のキ
ャビティ内にエア供給する給気口のポケットを前記アウ
タスタンパー押えの押え面に設け、この給気口のポケッ
トに連通する連通路をアウタリング部材に備え、給気が
スタンパーと成形品の転写面との間に向って行われる構
成としたことにより、金型分離時に金型を開いたその瞬
間にエアをスタンパーに吹き付け、スタンパーを風圧で
押えつけつつ開いた外周部隙間からキャビティ内の成形
品とスタンパとの間に均等に吹き付け、このエアを吹き
付けながらアウタリング部材で成形品を剥がして行くの
で、エアを吹き付け冷却タイミングが早くエア乃至ガス
の吹き出しをも強くすることができ、スタンパーに成形
品が再接触することなく成形品の離型を良好に行なえ、
それだけ離型も速くなって、転写面の凹凸形状の変形が
ないし、成形品の離型による変形，その角度，振れなど
の悪現象も発生せず加工精度良好に生産でき、品質を著
しく高められ信頼性並びに成形サイクルを大幅に向上で
きると共に、ディスクに対して悪影響を及ぼす不具合や
劣化のおそれもなく、成形作業取扱いも簡便で生産性も
著しく良好であるなどの効果がある。
ク状媒体を射出成型するための光ディスク等用成型装置
に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、情報記録担体としての光ディスク又は光磁気
ディスクなどの情報ディスクは、ディスク用金型で射出
成型される成形品となっていて、従来この種の成型装置
では製品取出しの際に、離型するための成形品突出しに
おいては第６図に示すように可動側金型ａにある、スタ
ンパー押えｂとスリーブｃとの間に形成されるエア及び
ガス吹出しスリットＳよりエア及びガスを吹出すことに
より、製品Ｍをスタンパーから離型することが行われて
いる。 そして、光ディスクとしての転写面での溝形状として
は一様な凹凸が内周から外周に連続的に形成されるスパ
イラルグループと（CD等のように長さの違う数種のピッ
トのみが形成される様な）サンプルサーボ方式に使われ
る様なピットが部分的に不連続に配置されるものがあ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、このようなフォーマットのスタンパーを用
いて光ディスクの基板を射出成型により得ようとする
と、本来形成されるべきピットの横にピットがズレたよ
うな形跡が認められる。即ち、この従来の成型装置にお
けるエア及びガス吹出しスリットＳは、製品面の中央に
位置しているので、成形品を中央からスタンパーより剥
離することとなり、折角形成した転写面に離型不良が発
生し、複屈折ラム，形状の変形等の重大な欠陥が発生
し、しかも成形基板はポリカーボネート樹脂で作られる
と約120℃に近い高温度で成形品を取り出すこととな
り、しかもスパイラルグループに対して凹凸の面積比が
極端に違うために、樹脂とスタンパーとの密着の度合い
が異なって、ずれが生じ第６図Ａに示すように成形品離
型時（型開き時より）に製品Ｍの基板がスタンパー10に
再接触するものであって、固化される以前では形崩れの
傾向が大きく基板部分に凹凸のゆがみやそりができたり
して一層品質が低下する傾向があって、この形崩れや振
れやそりが大きいと、レーザーがトラックを追従できな
くなって製品不良となり、加工精度も信頼性の上でも問
題が生じやすかった。 本発明は、これら従来の欠点を適確に除去しようとす
るもので、ディスク状媒体の成形を精度よく生産性も向
上でき、信頼性も品質も大幅に高めることが可能である
光ディスク等用成型装置を構成簡単で安価に提供するこ
とを目的としたものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、ディスク状情報媒体を成形するための固定
側金型と可動側金型とを対向配備し、両金型間に介在さ
れるスタンパー10を定着するためのアウタスタンパー押
え４を一体に形成したアウタリング部材３と、インナス
タンパー押え５を含むインナリング部材５2とを備え、
該インナスタンパー押え５の内側に成形品離型突出しス
リーブ６を配設し、該スリーブ６中にゲートカットパン
チ９及びランナ突出しピン７を摺動自在に備えると共
に、ディスク形成用のキャビティ15内にエアを供給する
給気口14のポケットを前記アウタスタンパー押え４の押
え面に設け、この給気口14のポケットに連通する通気路
13をアウタリング部材３に備え、給気がスタンパー10と
成形品の転写面との間に向かって行われる構成としたも
のである。 〔実施例〕 本発明の実施例を第１〜３図で説明すると、ディスク
状情報媒体を成形するための固定側金型１と可動側金型
２とを対向配備し、両金型1,2間に介在されるスタンパ
ー10を定着するためのアウタスタンパー押え４を一体に
形成したアウタリング部材３と、スタンパー10を定着す
るためのインナスタンパー押え５を含むインナリング部
材５2とを備えたものからなるものであって、前記可動
側金型２にアウタリング部材３と、スリーブ６、ゲート
カットパンチ９とランナ突出しピン７を、また固定側金
型１にはスプールブッシュ８を夫々備えると共に、前記
インナスタンパー押え５の内側に成形品離型突出しスリ
ーブ６を配設し、前記インナスタンパー押え５と突出し
スリーブ６との間に離型用のコアを吹出しスリットＳを
形成した成型装置において、前記固定側金型1,スタンパ
ー10及びアウタリング部材3,インナリング部材５2で形
成されるキャビティ15内にエアを供給する給気口14のポ
ケットを前記アウタスタンパー押え４の押え面に設け、
この給気口14に連通する通気路13を前記アウタリング部
材３に備えて光ディスク等用成型装置としてある。 この場合、前記給気口14のポケットからの給気は、成
形金型と成形品Ｍとの間の少なくとも転写側に外周側か
ら中心側に向って行われ、第２図及び第３図のように凹
凸が適確な状態で離型できるものであるが、第４図に示
すようにアウタリング部材３が両金型１、２間に装着さ
れ、即ち、アウタリング部材３が前記ディスク外周部を
成形する補助リング３1を固定側金型１に、またアウタ
スタンパー押え４を兼ねた可動側金型リング３2を可動
側金型２に設けた分割リングの場合には、スタンパ押え
４の押え面で両リング３1、３2の間に形成されるポケッ
トから給気を行うと共にキャビティ15が、その中心部に
形成される突出しスリーブ６又はゲートカットパンチ９
の外周から外周方向に給気される給気回路16をも備えて
いる。 なお、前記スリーブ６としては、第５図に示すように
エア吹出用のスリット巾を離型時に離型面側に対して可
変したもの、即ちスリーブ６の突出し側に大径拡張する
テーパー部６1を設け、該テーパー部６1の外周面に添っ
てエアを流出させるエア吹出しスリットＳを形成したも
のでよい。 この場合、前記突出しスリーブ６が、前記ゲートカッ
トパンチ９に摺動可能に嵌合されるものであって、一端
に突出し面と他端にエア押圧面６2を備えた中空円筒体
からなるもので、また前記インナスタンパー押え５とし
ては、前記スリーブ６のテーパー部６1を嵌合しうるテ
ーパー状凹部５1を備えているものであって、テーパー
部６1の外周面と錐状凹部５1の内周面とでエア吹出しス
リットＳを形成するのがよく、前記スリーブ６が、その
後退位置にあるとき、前記突出しスリーブ６を前記イン
ナスタンパー押え５の表面又はそれより突出された位置
に配備することが考慮されている。 しかして、成形に際して可動側金型２を固定側金型１
に対して移動嵌合させたのち、加圧して型締したのち、
両金型1,2内のキャビデイ中に材料供給前に真空吸引し
てから原料供給ノズルで材料を射出し保圧しつつ圧縮成
形して冷却後、ゲートカットパンチ９を移動してスプル
ーランナを切除し、開型して製品を取出すことができる
が、ランナ突出しスリーブ６を突き出して成形品Ｍを押
圧離型する。この金型を分離する際、成形品Ｍの中心部
は、エア吹出しスリットＳからエア乃至ガスが圧入さ
れ、かつ成形品Ｍの外周部からは給気口14のポケットか
らエアが強く吹き出されスタンパー外周部を風圧で押え
つけつつ、開いた隙間から成形品Ｍに吹きつけ離型を容
易適確に行うことができる。即ち、金型を開いたその瞬
間にエアをスタンパー10と成形品Ｍの転写面との間に外
周部から吹き付けることができて、エアを吹き付けるタ
イミングも早くて離型が良好となり、その分冷却も速く
なり成形サイクルも向上し、スタンパー10で転写される
凹凸は形崩れがなく変形，そり角度，振りなどが極力抑
えられ精度高く、品質良好な製品を量産することが可能
となるものである。 〔発明の効果〕 本発明は、ディスク状情報媒体を成形するための固定
側金型と可動側金型とを対向配備し、両金型間に介在さ
れるスタンパーを定着するためのアウタスタンパー押え
を一体に形成したアウタリング部材と、インナスタンパ
ー押えを含むインナリング部材とを備え、該インナスタ
ンパー押えの内側に成形品離型突出しスリーブを配設
し、該スリーブ中にゲートカットパンチ及びランナ突出
しピンを摺動自在に備えると共に、ディスク成形用のキ
ャビティ内にエア供給する給気口のポケットを前記アウ
タスタンパー押えの押え面に設け、この給気口のポケッ
トに連通する連通路をアウタリング部材に備え、給気が
スタンパーと成形品の転写面との間に向って行われる構
成としたことにより、金型分離時に金型を開いたその瞬
間にエアをスタンパーに吹き付け、スタンパーを風圧で
押えつけつつ開いた外周部隙間からキャビティ内の成形
品とスタンパとの間に均等に吹き付け、このエアを吹き
付けながらアウタリング部材で成形品を剥がして行くの
で、エアを吹き付け冷却タイミングが早くエア乃至ガス
の吹き出しをも強くすることができ、スタンパーに成形
品が再接触することなく成形品の離型を良好に行なえ、
それだけ離型も速くなって、転写面の凹凸形状の変形が
ないし、成形品の離型による変形，その角度，振れなど
の悪現象も発生せず加工精度良好に生産でき、品質を著
しく高められ信頼性並びに成形サイクルを大幅に向上で
きると共に、ディスクに対して悪影響を及ぼす不具合や
劣化のおそれもなく、成形作業取扱いも簡便で生産性も
著しく良好であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図は一使用状
態のスタンパー押え部の作用説明図、第３図は転写済成
型品の拡大縦断面図、第４図及び第５図は他の実施例の
縦断面図、第６図は従来例の成形品離型時の一作用説明
断面図、第６図Ａはその成形品の一部拡大縦断面説明図
である。 １……固定側金型、２……可動側金型、３……アウタリ
ング部材、４……アウタスタンパー押え、５……インナ
スタンパー押え、５1……錐状凹部、５2……インナリン
グ部材、６……突出しスリーブ、６1……テーパー部、
７……突出しピン、８……スプルーブッシュ、９……ゲ
ートカットパンチ、10……スタンパー、13……通気路、
14……給気口、15……キャビティ、Ｓ……エア吹出しス
リット。
態のスタンパー押え部の作用説明図、第３図は転写済成
型品の拡大縦断面図、第４図及び第５図は他の実施例の
縦断面図、第６図は従来例の成形品離型時の一作用説明
断面図、第６図Ａはその成形品の一部拡大縦断面説明図
である。 １……固定側金型、２……可動側金型、３……アウタリ
ング部材、４……アウタスタンパー押え、５……インナ
スタンパー押え、５1……錐状凹部、５2……インナリン
グ部材、６……突出しスリーブ、６1……テーパー部、
７……突出しピン、８……スプルーブッシュ、９……ゲ
ートカットパンチ、10……スタンパー、13……通気路、
14……給気口、15……キャビティ、Ｓ……エア吹出しス
リット。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 石田 俊彦
東京都中央区日本橋１丁目13番１号 テ
ィーディーケイ株式会社内
(56)参考文献 特開 昭59−176029（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．ディスク状情報媒体を成形するための固定側金型
（１）と可動側金型（２）とを対向配備し、両金型
（１）（２）間に介在されるスタンパー（10）を定着す
るためのアウタスタンパー押え（４）を一体に形成した
アウタリング部材（３）と、インナスタンパー押え
（５）を含むインナリング部材（５2）とを備え、該イ
ンナスタンパー押え（５）の内側に成形品離型突出しス
リーブ（６）を配設し、該スリーブ（６）中にゲートカ
ットパンチ（９）及びランナ突出しピン（７）を摺動自
在に備えると共に、ディスク成形用のキャビティ（15）
内にエアを供給する給気口（14）のポケットを前記アウ
タスタンパー押え（４）の押え面に設け、この給気口
（14）のポケットに連通する通気路（13）をアウタリン
グ部材（３）に備え、給気がスタンパー（10）と成形品
の転写面との間に向って行われる構成としたことを特徴
とする光ディスク等用成型装置。 ２．前記給気口（14）が、固定側金型（１）に装着した
補助リング（３1）とアウタスタンパー押え（４）を兼
ねた可動側金型リング（３2）からなる分割リング部材
（３）でアウタスタンパー押え（４）の押え面で両リン
グ（３1）（３2）間に形成されるポケットから成るもの
である特許請求の範囲第１項記載の成型装置。 ３．前記キャビティ（15）が、その中心部に形成される
突出しスリーブ（６）の外周から外周方向に給気される
給気回路（16）を備えているものである特許請求の範囲
第１項または第２項記載の成型装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325429A JP2824486B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 光ディスク等用成型装置 |
| US07/522,087 US5092758A (en) | 1987-12-24 | 1990-05-14 | Disc molding apparatus |
| US08/097,626 US5316466A (en) | 1987-12-24 | 1993-07-27 | Disc molding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62325429A JP2824486B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 光ディスク等用成型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01200924A JPH01200924A (ja) | 1989-08-14 |
| JP2824486B2 true JP2824486B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=18176757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62325429A Expired - Fee Related JP2824486B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | 光ディスク等用成型装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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