JP2823343B2 - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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Description
用い転写材を支持・搬送し、かつ、感光体上に形成され
たトナー像を転写材に転写する方式の電子写真装置に関
する。
が多く使用されるようになっている。そして、この種の
電子写真装置は、その信頼性の向上が強く要求されてお
り、特に、紙ジャム発生の低減及び紙の使用条件を広く
することが強く望まれている。
に転写し、かつ、感光体から転写材を確実に分離して、
転写材が感光体に巻き付いて起こるジャムを無くすため
の、転写・搬送手段としては、コロナ放電を利用して電
荷を転写材の背面に与えて転写するコロナ帯電方式では
なく、エンドレスベルトによる転写ベルトを用いたベル
ト転写方式がよいことが知られている。
ば、特開昭63−85672号公報等とうに記載された技術が
知られている。
レスベルト(以下、これを転写ベルトという)を用い
て、紙等の転写材を感光体に圧接させると共に、転写ベ
ルトの背面から感光体に向かって転写コロナを作用させ
て、感光体上に形成されたトナー像を転写するものであ
る。
技術は、トナー像を転写材に転写すると同時に、静電吸
引力によって転写材を転写ベルトに吸着させることがで
きるため、感光体から転写材を容易に分離することがで
きるという特徴を有している。しかし、この従来技術
は、転写材と転写ベルトとの静電吸引力が、感光体から
転写材を分離するために必ずしも充分ではなく、感光体
に転写材が吸引されてしまうジャムが発生するという欠
点がある。
特開平1−172988号公報に記載された技術が知られてい
る。
うな導電部材を接地した状態で転写ベルトに押し当て
て、転写材を挟むようにして搬送し、このとき転写ベル
トの背面に設けた転写用コロナ帯電器を作用させて、転
写ベルトに電荷を与えると同時に、この電荷とは逆極性
の電荷を導電部材を通して転写材に注入させ転写材と転
写ベルトとの静電吸着力を強め、転写材の感光体からの
分離を確実にする方法に関するものである。
切断時等において先端部が折れた転写材、1度加熱ロー
ル式の定着工程を経てカール等の変形が生じている転写
材は、感光体からの分離が悪くジャムの発生が避けられ
ない。また、高湿あるいは低湿等の環境に放置され常温
常湿環境下の特性から大幅に変化した転写材も同様に感
光体からの分離が困難である場合が多かった。
離方式を用い、感光体への転写材の巻き付きを防止する
ため、感光体の表面に先端部が当接するように設けられ
た分離爪を用いる方法が良く知られている。
め、感光体に密着した転写体を、確実に感光体から分離
することができる。しかし、この従来技術は、分離爪を
常に感光体に当てた状態で用いているので、転写工程の
後に感光体上に残ったトナーが分離爪で掻き落とされ、
その下を走行中の転写材の表面を汚してしまうという問
題がある。
特開昭63−125965号公報に記載された技術が知られてい
る。
を感光体に機械的に当接させる制御を行うものであり、
このため、極めて複雑な制御が必要になるものである。
そして、この従来技術は、分離爪を感光体に機械的に当
てつけているので、感光体に傷がつき易く寿命を短縮さ
せてしまうばかりか分離爪の先端部も傷み易いという問
題を有している。
に、転写材を感光体から確実に分離することが困難であ
り、あるいは、感光体を傷つけ寿命を短縮させてしまう
という問題点を有している。
ルト転写及び分離爪を用いて、種々の転写材及びカール
等の変形がある転写材でも感光体から確実に分離して、
転写材が感光体に巻き付くことによるジャムを防止する
ことができ、かつ、感光体、分離爪先端を傷めることな
く転写・分離を行うことができる転写・搬送装置を備え
た電子写真装置を提供することにある。
当接及び離脱できるように可動可能に支持された分離爪
と、分離爪の先端部を帯電させその帯電電荷と感光体の
帯電電荷との間の静電気力によって分離爪の感光体表面
へ当接及び離脱を制御する給電手段とを備えることによ
り達成される。
は、転写材の先端が転写手段を通過するときのみ、感光
体表面に当接するように制御され、また、単に静電力の
みにより感光体に当接されるので、感光体表面を傷つ
け、感光体の寿命を短縮してしまうことがなく、しか
も、確実に、転写材を感光体表面から分離することがで
きる。
り詳細に説明する。
用紙の先端部の形状の断面図、第3図は用紙の巻付きを
説明するための転写部の概略断面図、第4図は転写部の
概略断面図、第5図は用紙がない場合の転写部の概略断
面図、第6図は各部動作のタイミングを示す図である。
第1図〜第5図において、1は感光体、2は帯電器、3
は露光部、4は現像器、5は用紙、6は給紙部、7は転
写ベルト、8は転写帯電器、10は駆動ローラ、11は分離
ローラ、12は架張ローラ、13はクリーニング部、14は分
離爪、15は高電圧電源である。
方向に回転し、帯電器2によりその表面が一様に帯電さ
れ、その後、露光部3により露光が行われて、静電潜像
が形成され、さらに、現像器4により現像されて、感光
体1上にトナー像が形成される。
回転速度に同期して転写ベルト7に向かって供給され、
転写ベルト7に達した後、転写ベルトに沿って感光体1
と転写ベルト7とが接している転写位置Aに供給され
る。そして、転写帯電器8は、転写ベルト7の背面から
トナーの電荷とは逆極性の電荷を用紙5に与え、その電
荷間に働く静電気力により感光体1上のトナー像を用紙
5に転写する。その後、用紙5は、さらに、感光体1か
ら分離されて定着部9に搬送される。
架張ローラ12により架張・支持され、更に感光体1に圧
接されている。また、クリーニング部13は、転写ベルト
7上に付着したトナーを除去するために使用される。
離脱できるように可動可能に支持されている。分離爪14
の本来は、絶縁性の樹脂材料で構成されるが、その先端
部は、カーボン等の導電性物質を添加または塗布して抵
抗率を下げた導電性材料から成り、給電手段である高電
圧電源15に接続されている。
て分離爪14を帯電させる。このため、分離爪14は、その
帯電極性と感光体1の帯電電荷の極性とにより、感光体
1との間で吸引または反発の静電気力が働く。この静電
気力により、分離爪14の先端は、感光体1表面への当接
または離脱が制御される。
ため、転写位置A近傍で感光体1からの分離に失敗して
感光体1に密着して分離爪14まで搬送されてきた用紙5
を、ここで確実に感光体1から分離させることができ
る。
分離爪5の感光体1の表面への当接を制御せず、分離爪
5の先端が感光体から離れた状態で、種々の転写材の感
光体からの分離性を調べた結果、次のようなことが分か
った。
うに、AC除電器を用いて転写帯電器により転写材背面に
付与された電荷を中和、除電して転写材を感光体から分
離する方法に比較して、はるかに転写材の分離性がよ
い。しかし、このような転写ベルト方式でも、すべての
転写材を確実に分離できるわけではない。
が、第2図(a)に示すように、転写材である用紙5の
切断等によって先端部がささくれていたり折り曲がった
場合、あるいは、第2図(b)に示すように、先端部が
感光対側にそったようなカールをしている場合、用紙5
は、感光体との分離がうまくいかず感光体に巻き付いて
しまうことが分かった。
ベルト7により感光体1に押しつけられた状態になる
が、搬送方向の先端が第2図に示したような形状をもつ
用紙5は、第3図(a)に示すように、用紙5と転写ベ
ルト7との間にわずかな空間を生じさせ、転写ベルト7
の帯電による電界によりこの空間で放電が起こり、転写
ベルト7に転写帯電器8から付与された電荷が用紙5の
背面に移動する。
光体1の導電性基体1a側に誘起した逆極性の電荷または
感光体1の光導電体層1b上の電荷との静電気力により、
感光体1側に吸着されることになる。ひとたび用紙5が
感光体1側に吸着して搬送され始めると、第3図(b)
に示すように、用紙5と転写ベルト7とが剥離する部分
の空間で剥離放電が起こり、転写ベルト7の電荷が用紙
5の方に移動する。このため、ますます用紙5は、感光
体1に静電的に吸着されて搬送されることになる。
く分離できた場合、第4図に示すように、前述の場合と
は逆に、感光体1上の帯電電荷が用紙5の表面側に移動
するため、転写工程終了後の感光体1の帯電電位は、表
面電位計16で測定するとほぼ0vになっている。このた
め、用紙5は、感光体1から移動した表面の電荷と転写
ベルト7に付与された電荷との静電吸引力により転写ベ
ルト7に吸着されて搬送されことになる。
しない場合、転写帯電器8を作用させ転写ベルト7に電
荷を付与すると、転写ベルト7が感光体1と離れる部分
で放電が起こり転写ベルト7の電荷が感光体1側に移動
する。このため、感光体1の帯電電位は、転写帯電器8
の極性と同一になる。
利用するものであるが、これらを分かりやすくするた
め、分離爪14付近における感光体1上の帯電電位の時間
変化を第6図に示すタイミングチャートにより説明す
る。ここでは、感光体1に有機感光体を用い反転現象す
る場合を例として説明する。
れるため、トナーとしては帯電電極が負極性であるもの
が使用される。このため、転写帯電器8は、転写を行う
場合、トナーの帯電極性とは逆の正極性の電荷を、転写
ベルト7に付与する。
したように感光体1の分離爪14付近の帯電電位は、転写
帯電器8の極性と同一の正極性になる。これと同期し
て、高電圧電源15を動作させ、導電性にした分離爪14の
先端部が感光体1の帯電極性とは逆極性の負電位になる
ようにすると、分離爪14と感光体1との間に静電吸引力
が働き分離爪14の先端が感光体1の表面に押し付けられ
当接される。
の分離に失敗して、感光体1に巻き付いた場合も、用紙
5は、この分離爪14によって感光体1から剥され確実に
分離することができる。
前述したように感光体1上の電荷は放電によりそのほと
んどが用紙5の表面に移動してしまうため、分離爪14と
感光体1との間の静電吸引力がなくなり、分離爪14の先
端部は、感光体1から自動的に離脱する。
たような動作を行うため、転写工程後、感光体1上に残
留しているトナーで分離爪14の先端が汚れることがな
く、また、感光体1上の残留トナーを用紙5の上におと
して、用紙5を汚すこともなく、確実に、感光体1から
用紙5を分離することができる。さらに、本発明の実施
例は、分離爪14の先端に印加する電圧が、トナーの帯電
極性と同じであるため、トナーが付きにくいという特徴
もある。
でも、第3図、第4図により説明した感光体1の表面電
位と転写ベルト7及び用紙の表面電位との関係から、前
述のように分離爪14の先端部を感光体1の表面から離す
ことができるが、第6図に示すように、用紙5の先端領
域が通過した後、電圧の印加を停止するようにしてもよ
く、これによっても、分離爪14の先端部を感光体1の表
面から離すことができる。
当接を静電気力を利用して行っているため、バネやソレ
ノイドを用いて機械的に分離爪先端を感光体へ当接させ
る場合に生じる、感光体表面に傷をつける、分離爪の先
端部が折れ曲がる等の問題を生じさせることがない。
第7図において、20はスコロトロン帯電器、21は支持
軸、22は分離爪先端部あり、他の符号は第1図の場合と
同一である。
光体1は、アルミ製の導電性基板上に有機光導電体層を
設けて構成され、矢印の方向に125mm/sの速度で回転し
た状態で、スコロトロン帯電器20によって表面電位が−
600vから−650vになるように一様に帯電させられる。そ
して、印刷記録しようとする画像情報に従って露光部3
により露光され、感光体1上に静電潜像が形成される。
電潜像は、現像器4により現像され、トナー像が形成さ
れる。この実施例では、トナーとして、感光体1の帯電
電荷と極性が同じである負極性のものを用い、感光体1
を露光し表面電位が下がった部分にトナー付着させる反
転現像法を用いた。
が450〜600g/mm2のウレタン製の弾性体で、厚さ約0.6mm
のものを用いた。転写ベルト7の材質は、このようなウ
レタンに限らず、シリコンゴム、各種エラストマー等で
上記条件を満足する弾性体であればよい。そして、転写
ベルト7は、搬送・駆動される際に、滑らないように表
面を摩擦係数の大きいゴムで覆った駆動ローラ10と、ア
ースに接続した導電性の分離ローラ11と、架張ローラ12
によって、架張力が1cm当り35gとして架張、支持され
る。
状の分離爪先端部22が感光体1の表面近傍で接しない状
態に設定される。また、分離爪14は、絶縁性の樹脂材料
で構成されるが、分離爪先端部22は、樹脂材料にカーボ
ン等の導電部材を添加し抵抗を小さくして導電性とし、
高電圧電源15と接続される。
回転速度に同期して転写ベルト7に向かって供給さ、転
写ベルト7に達した後、転写ベルト7に沿って搬送さ
れ、感光体1と転写ベルト7とが接する転写位置Aに位
置に供給される。そして、用紙5が転写位置Aよりも約
20mm手前の位置に搬送された時点で、転写帯電器8に4.
5〜6.5kvの電圧を印加し、コロナ放電をさせ転写ベルト
7の背面に電荷を与える。
写帯電器8に電圧を印加する前に、スコロトロン帯電器
200によって帯電された−600vから−650vに対して暗滅
衰により若干減少して−550vから−600vになっている
が、転写帯電器8に電圧を印加すると用紙5が転写位置
にない状態では、正極性方向に約500vから600vになる。
から分離爪先端部22へ電圧を印加し、分離爪先端部22の
電圧が、約−1000vになるようにすると、分離爪先端部2
2が負極性で、感光体1の表面が正極性であるため、両
者間に静電吸引力が働き、移動可能な分離爪先端部22
は、感光体1の表面に引き付けられ当接する。この状態
で、感光体1との分離に失敗して感光体1側に吸着され
ている用紙5がくるため、用紙5は、分離爪14により確
実に剥され分離される。
で、高電圧電源15から分離爪先端部22に対する給電を停
止することにより、前述の静電吸引力がなくなり、分離
爪先端部22は、感光体1の表面から自動的に離脱し、再
びもとの離間状態に戻る。
の後端が転写位置を通過し終わった時点で、転写帯電器
8は、その動作が停止される。続けて転写を行う場合に
は、前述のような工程が繰り返されることになる。
り先端が切断等により折り曲がった用紙、カール等の変
形がある用紙でも、感光体に巻き付いてジャムを起こす
ことなく、確実に分離することができ、良好な印刷記録
画像を得ることができる。また、分離爪は、用紙の先端
が通過する時のみ感光体に接していて、それ以外の時間
は感光体から離れてているため、感光体上に残留したト
ナーが分離爪先端に堆積して汚れたりすることがなく、
分離爪上のトナーが用紙上に落下して用紙を汚すことを
防止することができる。さらに、分離爪先端の感光体へ
の当接及び離脱を、静電的に行っているため、感光体を
傷つけ、あるいは、分離爪先端が曲がる等により、これ
らの寿命を短くするようなことも防止することができ
る。
ある。第8図において、23はコロトロン帯電器、24は導
電層であり、他の符号は第7図の場合と同一である。
る感光体1は、アルミ製の導電性基体上にセレン光導電
体層を設けて構成されており、図の矢印の方向に100mm/
sの速度で回転した状態で、コロトロン帯電器23によっ
て表面電位が約700vになるように一様に帯電させられ
る。
に従って露光を行い、感光体1上に静電潜像を形成す
る。このとき、感光体1の露光した部分の表面電位は約
50vであった。この静電潜像は、現像器4により現像さ
れ、トナー像が形成される。この実施例で使用するトナ
ーは、感光体1の帯電電荷と極性が反対である負極性の
ものを用い、露光後感光体1上に残った電荷部分にトナ
ーが付着する正規現像法を用いた。
Ωcmで、ヤング率が800〜900g/mm2のウレタン製の弾性
体を用い、さらに、用紙5の転写ベルト7からの剥離性
をよくするために、摩擦係数の低いフッ素系の樹脂を片
面にコートした、厚さは0.6mmのと2層構造のものを使
用した。この転写ベルト7は、搬送・駆動する際に滑ら
ないように、表面を摩擦係数の大きいゴム等で覆った駆
動ローラ10と、アースに接続した導電性の分離ローラ11
と、架張ローラ12とによって、架張力が1cm当り約40gと
なるように架張、支持される。
状の分離爪先端部22が感光体1の表面近傍で、しかも、
感光体1の表面に接しない状態に設置される。また、分
離爪14は、絶縁性の樹脂材料で構成されるが、分離爪先
端部22にはニッケルをメッキした導電層24が設けられ、
その部分を帯電させるための高電圧電源15に接続されて
いる。
回転速度に同期して転写ベルト7に向かって供給され、
転写ベルト7に達した後、転写ベルト7に沿って搬送さ
れ、感光体1と転写ベルト7とが接する転写位置Aに給
紙される。そして、用紙5が、位置Aよりも約10mm手前
の位置に搬送された時点で、転写帯電器8は、4.5〜6.5
kvの電圧が印加され、コロナ放電を行い転写ベルト7の
背面に電荷を与える。このとき、分離爪14近辺部の感光
体1の表面電位は、転写帯電器8に電圧を印加する前に
650vから680vであったが、転写帯電器8に電圧を印加す
ると、用紙5が転写位置にない状態では約800vから900v
になる。
15から分離爪先端部22の導電層24に高電圧を与え、分離
爪先端部22が約−1000vになるように給電すると、分離
爪先端部22は、負極性で感光体1の表面が正極性である
ため、両者に静電吸引力が働き、移動可能な分離爪先端
部22が感光体1の表面に引き付けられ当接する。
に吸着した用紙5がくるため、用紙5は、分離爪14によ
り確実に感光体1の表面から剥され分離される。
で、高電圧電源15からの給電を切ることにより、前述の
静電吸引力が働かなくなり、分離爪先端部22は、感光体
1の表面から自動的に離脱し、再びもとの離間状態に戻
る。
が転写位置を通過し終わった時点で、転写帯電器8への
電圧印加が停止される。続けて転写を行う場合、前述の
動作が繰り返されることになる。
はもとより、先端が切断等により折り曲がった用紙、カ
ール等の変形がある用紙でも感光体に巻き付いてジャム
を起こすことなく、用紙を確実に感光体より分離するこ
ができ、良好な印刷記録画像を得ることができる。ま
た、この実施例は、分離爪が、用紙の先端が通過すると
きにのみ感光体に接していて、それ以外の時間は感光体
から離れているため、感光体上に残留したトナーが分離
爪先端に堆積し、分離爪を汚すことがなく、また、分離
爪上のトナーが用紙上に落下して用紙を汚すこともない
という効果を有する。さらに、この実施例は、分離爪先
端の感光体への当接及び離脱を静電的に行っているた
め、感光体を傷つけ、あるいは、分離爪先端を曲げる等
により、これらの寿命を短くすることもない。
トを有する電子写真装置に適用したとして説明したが、
本発明は、他の形式のこの種装置にも適用することがで
きる。
転写材の先端部通過と同期させて分離爪先端を感光体の
帯電電荷とは逆極性になるように帯電させて、その静電
気力によって分離爪の先端を感光体に当接させるため、
通常の用紙はもとより、先端部が切断等により折り曲が
った用紙、カール等の変形がある用紙でも、感光体に巻
き付いてジャムを生じさせることなく、確実に分離する
ことができる。
るときにのみ感光体に接していて、それ以外の時間は感
光体から離れているため、感光体上に残留したトナーが
分離爪先端に堆積して、分離爪先端部が汚れることな
く、従って、分離爪上のトナーが用紙上に落下して用紙
を汚すこともない。さらに、分離爪先端の感光体への当
接及び離脱を静電的に行うため、感光体を傷つけたり分
離爪先端を曲げたりすることがなく、これらの長寿命化
を図ることができる。
紙の先端部の形状の断面図、第3図は用紙巻付きを説明
するための転写部の概略断面図、第4図は転写部の概略
断面図、第5図は用紙がない場合の転写部の概略断面
図、第6図は各部動作のタイミングを示す図、第7図、
第8図は本発明の他の実施例の構成を示す図である。 1……感光体、2……帯電器、3……露光部、4……現
像器、5……用紙、6……給紙部、7……転写ベルト、
8……転写帯電器、10……駆動ローラ、11……分離ロー
ラ、2……架張ローラ、13……クリーニング部、14……
分離爪、15……高電圧電源、20……スコロトロン帯電
器、21……支持軸、2……分離爪先端部、23……コロト
ロン帯電器、24……導電層。
Claims (5)
- 【請求項1】感光体と無端状の転写ベルトとを備えて構
成される電子写真装置において、先端部が感光体の表面
に当接及び離脱できるように可動可能に支持され感光体
に密着した転写材を感光体上から分離する分離爪と、該
分離爪の先端部に電圧を印加して帯電させる給電手段と
を備え、分離爪の帯電電荷と感光体の帯電電荷との間に
働く静電気力によって分離爪先端を、感光体表面に当接
させることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】感光体と無端状の転写ベルトとを備えて構
成される電子写真装置において、先端部が感光体の表面
に当接及び離脱できるように可動可能に支持され感光体
に密着した転写材を感光体上から分離する分離爪と、該
分離爪の先端部に電圧を印加して帯電させる給電手段と
を備え、転写材の搬送と同期して分離爪の先端部に電圧
を印加し帯電せしめ、その帯電電荷と感光体の帯電電荷
との間に働く静電気力によって分離爪先端を、感光体表
面に当接、離脱させる制御を行うことを特徴とする電子
写真装置。 - 【請求項3】前記分離爪先端部への印加電圧の極性は、
転写ベルトの裏面側に配置した転写用コロナ帯電器への
印加電圧の極性と逆極性であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項または第2項記載の電子写真装置。 - 【請求項4】前記給電手段は、転写材の先端部が転写位
置及び分離爪先端位置を通過するときにのみ、分離爪先
端部に電圧を印加することを特徴とする特許請求の範囲
第1項、第2項または第3項記載の電子写真装置。 - 【請求項5】前記分離爪は、先端部のみ導電性で他の部
分が絶縁性の部材で構成され、その先端部に給電手段か
ら電圧が印加されることを特徴とする特許請求の範囲第
1項ないし第4項のうち1項記載の電子写真装置。
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1990
- 1990-09-07 JP JP23583090A patent/JP2823343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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