JP2822022B2 - ブリーダの製造方法及びそれに用いる転造用ダイス - Google Patents
ブリーダの製造方法及びそれに用いる転造用ダイスInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H3/00—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
- B21H3/02—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling
- B21H3/022—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling combined with rolling splines, ribs, grooves or the like, e.g. using compound dies
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
Description
ブレーキオイルを使用する場合、オイルの注入時に入る
エヤーを除去するために該ブレーキ装置に装着されるブ
リーダの製造方法に関する。
(a)〜(f)にその工程順で示すように、第1 工程と
して線材をブリーダ100 の長さに相当する所要長さに切
断したうえ、ナット部101 を六角形に転造し、下部102
を所要の径に塑性加工したヘッダーを用意する(図7 a
参照)。第2 工程としてブレーキ装置への密接部である
端面104 及び該端面に続く溝部105 を切削加工する(図
7 b参照)。次いで第3 工程として端面104 の先端部よ
りブリーダ100 の長手方向の中心に前記の下部に達する
孔106 を穿設し(図7 c参照)、第4 工程として前記孔
106 に連通する孔107 を前記の孔106 の直角方向に穿設
し(図7 d参照)、次いで、第5 工程で前記孔107 のバ
リ取り及びシート面108 の切削加工を行い(図7 e参
照)、第6工程でシート面108 の切削加工終了したもの
の洗浄、エアーブローを行い、第7工程で側周面109 に
ねじを転造し、転造終了後エアーブローを行い、このよ
うにしてブリーダを完成させ(図7 f参照)、その後製
品検査を行い完成品として出荷するようにしている。
工程数が多く、しかも各種の加工作業があるため、その
作業が煩雑であるばかりでなく、時間もかかり作業性は
悪く、特にシート面の加工は切削加工のためそれほど強
度は期待できず切削面に傷がつき易いという問題があっ
た。そこで、本発明は、硬質の材料であっても容易に加
工が可能な転造によりブリーダの加工を可能ならしめる
ブリーダの製造方法及びその転造に使用するに好適なダ
イスの提供を目的とするものである。
製造方法は、前記の目的を達成するために、丸棒を所要
寸法に切断し、転造により六角ナット部を形成したヘッ
ダーブランクを製造しておき、所要の転造面を備えて相
対移動されるブリーダ転造用第1 ダイスと第2ダイスと
を面付けダイス、ねじ転造ダイス及び溝入れ・面付けダ
イスの三個に分割して製造した後これらを重合して構成
し、前記した相対移動する両ダイス間に前記のヘッダー
ブランクを入れ、該ヘッダーブランクをブリーダに成形
するために面付けダイスにてブリーダのシート面を、ね
じ転造ダイスにてねじ部を、溝入れ・面付けダイスにて
端面及び溝を同時に転造することをその特徴とするもの
である。
イスを、ブリーダのシート面を転造する面付けダイス
と、ブリーダ中央部のねじ部を転造加工するねじ転造ダ
イスと、ブリーダの端面及び溝部転造する溝入れ・面付
けダイスとの三部に分割構成し、前記のねじ転造ダイス
にはヘッダーブランクのナット部を許容する拡大部を形
成し、かつ前記の面付けダイスのダイスの硬度を他のダ
イスの高度と異ならしめるよにしたことをその特徴とす
るものである。
要寸法に切断し、転造により六角ナット部及び各部を所
要のの経としたヘッダーブランクを製造しておき、相対
的に移動して転造に供されるブリーダ転造用第1 及び第
2 ダイスをそれぞれ面付けダイス、ねじ転造ダイス及び
溝入れ・面付けダイスの三個に分割して製造したうえこ
れらを重合して構成し、かつ、前記の面付けダイスの硬
度を他のダイスと異ならしめたので、前記のヘッダーブ
ランクのシート面を面付けダイスにて転造し、ねじ転造
ダイスにてねじ部を、溝入れ・面付けダイスにて端面及
び溝を同時に転造することができ、しかも切断工程を伴
なうシート面の加工を高硬度のダイスで行うことができ
るので、端面、溝及びシート面を切作加工をすることな
くブリーダの各部を同時に加工することが可能となるも
のである。
イスを、ブリーダのシート面を転造する面付けダイス
と、ブリーダ中央部のねじ部を転造加工するねじ転造ダ
イスと、ブリーダの端面及び溝部転造する溝入れ、面付
けダイスの三部より構成し、前記のねじ転造ダイスには
ヘッダーブランクのナット部を許容する拡大部を形成
し、かつ前記の面付けダイスのダイスの硬度を他のダイ
スの高度と異ならしめるよにしたので、各ダイスを目的
に応じた硬度で制作でき、しかも各ダイスが損傷したと
き各別に取替が可能となるものである。
1 は本発明のブリーダA を製造するために使用するダイ
スと、製造されたブリーダA との関係を示すもので、図
1においては、転造工程の最終部における転造面が一番
深く形成されている部位を示し、ダイス1 は、面付けダ
イスイス10、ねじ転造ダイス20、溝入れ・面付けダイス
30の三部に分割されて形成され、前記の面付けダイス10
は所要の長さを有し、その転造加工面は加工初期より加
工完成に至るにしたがって加工のための型形状が徐々に
深くなり、最終端は完成されたブリーダA の外経の2 /
1 深さとなるように形成されている。
は、ブリーダA のシート面2 と該シート面2 の続く小径
部3 が加工可能な内側に向けた斜辺12とそれより立ち上
がる垂直部13を備え、また、前記斜辺12の下方より外側
方向へ水平部14が形成され、前記の水平部14の端部より
下方に垂下部15が形成されている。そして、前記した水
平部14と垂下部15とにより絞りと切断を可能としてい
る。この面付けダイス10は他のダイスに比し前記したよ
うに絞り加工と切断加工を行うのでダイスに対する負担
が大となるのでその材質として超硬合金とするのがよ
い。
前記した面付けダイス10と同様に加工初期より加工終期
に至るにしたがって型形状が徐々に深くなるように形成
されている。そして前記の転造加工面21はブリーダA の
ねじ部4 に相当する高さを有するとともに、その上部に
は予め成形されされているヘッダーB のナット部5 を受
け入れるべき内側に凹所22が形成されてある。
は、ブリーダA の溝6 を加工可能な小径の立上がり部31
と、ブリーダ A の端面7 を加工するための前記立上が
り部31に続く内方への段部32を介して形成される斜め上
方内側に向けた傾斜部33及び該傾斜部33の上部より内方
に向けた水平部34よりなり、この溝入れ・面付け来ダイ
ス30により、ブリーダA の端面7 及び溝6 を転造加工す
る。そして、前記の溝加工用の立ち上がり部31の深さは
前記した面付けダイス10の垂直部13と略同径としてあ
る。
の上部にねじ転造ダイス20を載せ、最上部に溝入れ・面
付けダイス30を載せるように重合して例えば図4 に示す
ような前面が開放された凾体37内に加工面を開放面より
突出するようにして装着し、それらの上部より押え具38
等にて前記の各ダイス10,20,30を確実に固定保持する。
前記のように形成されたブリーダ転造用第1 ダイス40
(以下単に第1 ダイスという)とブリーダ転造用第2 ダ
イス50(以下単に第2 ダイスという)との一方例えば第
1 ダイス40を移動用とし、他方の第2 ダイス50を固定用
として水平な機台上(図示しない)にて相対的に移動せ
しめて転造する。
1 ダイス40の加工初期に作用する転造加工面の型の浅い
部位41と、固定用である第2 ダイス50の初期に作用する
転造加工面の型の浅い部位51とは、向き合った状態にお
かれ、加工が進むにつれて徐々に深くなる型によって転
造され最終においては、相対する移動用の第1 ダイス40
と固定用の第2 ダイス50の最終の深い型部分42及び52に
てブリーダが完成加工されることになる。この状態を図
2 の初期の状態及び図3 の最終の状態を示し、図5 及び
図6 にてその初期及び最終の状態の断面図を示している
が、これらの図においては理解を容易にするために凾体
37は省略して示してあるとともに第1 及び第2 ダイスの
間隔も理解の容易のために大きくとってある。
で、丸棒を所要寸法に切断し六角ナット部5 を転造した
素材であるヘッダーブランクB を用意し、水平機台上に
相対して設けられる移動用の第1 ダイス40と固定用の第
2 ダイスの間の搬入部に前記のヘッダーブランクB を投
入し(図2 参照)、移動用の第1 ダイス40を移動させる
ことによって移動用の第1 ダイス40と固定用の第2 ダイ
ス50の間に素材であるヘッダーブランクB を回転させな
がらダイスの最終位置まで転動させる。この転動によっ
てブリーダA が製造される(図3 参照)。そしてこの転
造において、第1ダイス40と第2 ダイス50は、ヘッダー
ブランクB の投入部においては転造面の型はその深みが
浅く形成されているのでヘッダーブランクB は容易に投
入でき転造が進むにつれて転造面の型は深くなり、最終
段階においてはブリーダA の成形品の形状とされてい
る。
の移動せしめられる第1 ダイス40及び第2 ダイスは、面
付けダイス10、ねじ転造ダイス20及び溝いれ・面付けダ
イス30の三部に分割して形成され、該三分割されたダイ
スが重合・固定されているので素材のヘッダーブランク
B は、面付けダイス10の転造加工面の型である斜辺12と
それより立ち上がる垂直部13によってブリーダA となる
シート面2 及び小径部3 加工されるとともに、前記斜辺
12と該斜辺12の下方に形成された水平部14とによって転
造の最終段階においてヘッダーブランクB をブリーダA
となるための所定の長さに切断する。このように面付け
ダイス10は、絞りと切断に用いるのでダイスに対する負
担が大きくなるため、その材質は超高硬質の材料が要求
され、本実施例においては他の二つのダイスよりも硬度
の高いものとしてある。
転造ダイス20によって転造され、また、ねじ転造ダイス
20の上部には予め成形されされているヘッダーブランク
B のナット部5 を受け入れるべき凹所22が形成されてい
るので、ヘッダーブランクBのナット部5 は前記の凹所2
2ないに受け入れられる状態で加工が進むので、ナット
部5 の存在が転造加工中にナット部5 が妨げになること
はない。
及び該立上がり部31に続く内方への段部32を介して形成
される斜め上方に向けた傾斜部33によって、ヘッダーブ
ランクB よりブリーダA の溝6 及び端面7 を加工する。
ブリーダの製造工程における端面及び溝の切削工程及び
シート面の切削工程を転造工程では同時に加工でき、更
にその加工においても切削加工より精密なシート面2 が
得られるばかりでなく、歩留りも良好となる。更に、上
記したようにに転造加工のため切粉を少なくすることが
できるものである。そして、本実施例による転造加工は
水平な加工台上で実施するため、加工時間を長くとるこ
とができ、変形させる面積が大であっても十分それに対
応できるものである。
50は、ともに面付けダイス10、ねじ転造ダイス及び溝い
れ・面付けダイス30の三個に分割形成されているもので
あり、これらのダイスを最下部に面付けダイス10を置き
その上にねじ転造ダイス20を最上部に溝入れ・面付けダ
イス30を載せ、これを凾体37に嵌入し、上部より押え具
38等で押圧して固定したものであり、その加工には一体
に形成されたものとは何ら異なるところがなく、また、
三個に分割されているためその一個が破損等の事故が生
じても全体を取り替える必要はなく、事故のあったダイ
スのみを交換することができ、更に必要とする硬度をそ
れぞれのダイスが選ぶことができる。本実施例において
は、絞りと切断の作用を行う面付けダイス10の材質を他
のダイスより高硬度としている。
棒を所要寸法に切断し、転造により六角ナット部及び各
部を所要の経としたヘッダーブランクを製造しておき、
相対的に移動して転造に供されるブリーダ転造用第1 及
び第2 ダイスのそれぞれを面付けダイス、ねじ転造ダイ
ス及び溝入れ・面付けダイスの三個に分割して製造し、
これらを所要の順序で重合して構成し、かつ、前記の面
付けダイスの硬度を他のダイスと異ならしめたので、前
記のヘッダーのシート面を面付けダイスにて転造し、ね
じ転造ダイスにてねじ部を、溝入れ・面付けダイスにて
端面及び溝をそれぞれ同時に転造することができ、しか
も絞りと切断を伴なうシート面の加工を高硬度のダイス
で行うことができるので、端面、溝及びシート面を切削
加工をすることなくブリーダの各部を同時に加工するこ
とが可能となるもので歩留を少なくできるばかりでなく
切粉も生じないので作業場が清潔に保持できる。
イスを、ブリーダのシート面を転造する面付けダイス
と、ブリーダ中央部のねじ部を転造加工するねじ転造ダ
イスと、ブリーダの端面及び溝部転造する溝入れ、面付
けダイスの三部より構成し、前記のねじ転造ダイスには
ヘッダーのナット部を許容する拡大部を形成し、かつ前
記の面付けダイスのダイスの硬度を他のダイスの高度と
異ならしめるよにしたので、各ダイスを目的に応じた硬
度で制作でき、しかも各ダイスが損傷したとき各別に取
替が可能となるものである。
係を示す説明図
とダイスとの関係を示す説明図
クとダイスとの関係を示す説明図
図
1 工程、bは第2 工程、cは第3 工程、dは第4 工程、
eは第5 工程を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 丸棒を所要寸法に切断し、転造により六
角ナット部を形成したヘッダーブランクを製造してお
き、所要の転造面を備えて相対移動されるブリーダ転造
用第1 ダイスと第2 ダイスとを面付けダイス、ねじ転造
ダイス及び溝入れ・面付けダイスの三個に分割して製造
した後これらを重合して構成し、前記した相対移動する
両ダイス間に前記のヘッダーブランクを入れ、該ヘッダ
ーブランクをブリーダに成形するために面付けダイスに
てブリーダのシート面を、ねじ転造ダイスにてねじ部
を、溝入れ・面付けダイスにて端面及び溝を同時に転造
することを特徴とするブリーダの製造方法。 - 【請求項2】 ブリーダ転造用ダイスをブリーダのシー
ト面を転造する面付けダイスと、ブリーダ中央部のねじ
部を転造加工するねじ転造ダイスと、ブリーダの端面及
び溝部を転造する溝入れ・面付けダイスとの三部に分割
して構成し、前記のねじ転造ダイスにはヘッダーブラン
クのナット部を許容する拡大部を形成し、かつ前記の面
付けダイスのダイスの硬度を他のダイスの硬度と異なら
しめたことを特徴とする転造用ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089009A JP2822022B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ブリーダの製造方法及びそれに用いる転造用ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8089009A JP2822022B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ブリーダの製造方法及びそれに用いる転造用ダイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09253778A JPH09253778A (ja) | 1997-09-30 |
JP2822022B2 true JP2822022B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13958879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8089009A Expired - Fee Related JP2822022B2 (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | ブリーダの製造方法及びそれに用いる転造用ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2822022B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5186301B2 (ja) * | 2008-07-22 | 2013-04-17 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ブリーダ製造装置、及び製造方法 |
CN112371884A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-02-19 | 江苏双金紧固件制造有限公司 | 一种组合螺丝的搓牙加工方法 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8089009A patent/JP2822022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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