JP2821896B2 - 情報記憶装置および情報記憶方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、情報記憶装置および情報検索方法に関す
る。

［従来の技術］ 従来より、情報検索機能を有する情報記憶装置におい
ては、情報検索では、情報を記憶したファイル名、ある
いは記憶内容に対応したキーワード、あるいは一定の規
定に基いて付与したコード番号等の検索情報によって情
報検索を行なうようになっている。また、上記の検索情
報は、キーボード等によって指定した情報に基いて作成
される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来技術では、ファイル名の検索
では、１つのファイルに多くの属性をもたせることがで
きず、多様な検索を行なえないという欠点がある。ま
た、キーワードを用いた検索では、キーワードの選定に
多くの手間を要し、しかも類似の概念を示す異った単語
が数多く存在するので、検索時に適正なキーワードを査
定するのが困難であった。さらに、コード番号を用いた
検索では、記憶項目が多くなるに従って、検索したい内
容に対応するコード番号を記憶するのが困難となり、現
実的には常時変換表を使用してコード番号を選択しなけ
ればならないという欠点がある。

また、上記いずれの方法においても、情報の記憶時と
検索時のキー操作をして、ファイル名、キーワード、あ
るいはコード番号を入力しなければならず、操作に熟練
を要するとともに、操作に時間がかかり作業能率が上ら
ないという欠点もあった。

本発明は、情報の記憶や検索等の作業を容易迅速化す
ることができる情報記憶装置および情報検索方法を提供
することを目的とする。

［課題を解決する手段］ 本発明の情報記憶装置は、記憶媒体に情報を登録し、
また、上記記憶媒体から情報を検索する情報記憶装置に
おいて、任意の情報のインデックスとして使用可能な情
報検索のためのインデックス画像を生成し、複数のイン
デックス画像をマトリクス状に表示する際に所望の位置
に配置されるように、生成されたインデックス画像を上
記記憶媒体に記憶させるインデックス画像生成手段と、
情報の登録および検索のために、上記記憶媒体に記憶さ
れている複数のインデックス画像を同時に表示させる表
示制御手段と、上記記憶媒体に登録すべき情報を入力す
る入力手段と、情報の登録モード時は、上記入力手段に
より入力される情報に付与すべきインデックス画像を上
記表示制御手段により表示された複数のインデックス画
像の中から１つ以上選択し、情報の検索モード時は、所
望の情報を検索するのに必要なインデックス画像を上記
表示制御手段により表示された複数のインデックス画像
の中から１つ以上選択する選択手段と、上記入力手段に
より入力される情報を上記記憶媒体に登録させる登録手
段と、情報の登録モード時、上記選択手段により選択さ
れた１つ以上のインデックス画像と上記記憶媒体に登録
された情報との関係を示す関係データを作成する関係デ
ータ作成手段と、情報の検索モード時、上記表示制御手
段により表示された複数のインデックス画像の中から上
記選択手段により選択された１つ以上のインデックス画
像と上記関係データとに基づいて上記記憶媒体に登録さ
れている情報を検索する検索手段とを有することを特徴
とする。

また、本発明の情報記憶方法は、記憶媒体に情報を登
録し、また、上記記憶媒体から情報を検索する情報記憶
方法において、任意の情報のインデックスとして使用可
能な情報検索のためのインデックス画像を生成し、複数
のインデックス画像をマトリクス状に表示する際に所望
の位置に配置されるように、生成されたインデックス画
像を上記記憶媒体に記憶させるインデックス画像生成ス
テップと、情報の登録および検索のために、上記記憶媒
体に記憶されている複数のインデックス画像をそれぞれ
所望の位置に同時に表示させる表示制御ステップと、上
記記憶媒体に登録すべき情報を入力する入力ステップ
と、情報の登録モード時は、上記入力ステップで入力さ
れる情報に付与すべきインデックス画像を上記表示制御
ステップで表示された複数のインデックス画像の中から
１つ以上選択し、情報の検索モード時は、所望の情報を
検索するのに必要なインデックス画像を上記表示制御ス
テップで表示された複数のインデックス画像の中から１
つ以上選択する選択ステップと、上記入力ステップで入
力される情報を上記記憶媒体に登録させる登録ステップ
と、情報の登録モード時、上記選択ステップで選択され
た１つ以上のインデックス画像と上記記憶媒体に登録さ
れた情報との関係を示す関係データを作成する関係デー
タ作成ステップと、情報の検索モード時、上記表示制御
ステップで表示された複数のインデックス画像の中から
上記選択ステップで選択された１つ以上のインデックス
画像と上記関係データとに基づいて上記記憶媒体に登録
されている情報を検索する検索ステップとを有すること
を特徴とする。

［作用］ 本発明では、情報を記憶媒体に登録する際に付与する
画像によるインデックスを自由に生成して所望の位置に
配置されるように記憶媒体に記憶しておく。

そして、情報登録時は、記憶媒体から読み出されて、
それそれ指定された位置に同時に表示されている複数の
インデックス画像の中から、入力すべき情報に付与すべ
きインデックス画像を１つ以上選択して情報を登録し、
かつ、登録した情報と選択したインデックス画像との関
係データを作成する。

また、情報検索時は、記憶媒体から読み出されて同時
に表示されている複数のインデックス画像の中から選択
された１つ以上のインデックス画像と関係データとに基
づいて記憶媒体に登録されている情報を検索する。

これにより、所望のインデックス画像を作成して指定
した位置に配置できるので、情報登録時のインデックス
付与を容易にし、また情報検索時のインデックス指定を
も容易にすることができる。

［実施例］ 第１図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。

この情報記憶装置は、中央処理装置10と、キーボード
15と、光磁気ディスク記憶装置21と、液晶ディスプレイ
23と、画像読取装置25と、画像印刷装置27とを有してい
る。

中央処理装置10は、マイクロプロセッサとしてのCPU1
1と、このCPU11の作動プログラムを記憶しているROM12
と、CPU11のワークエリアならびに各種データおよびプ
ログラムのロードエリアとしてのRAM13とを有してい
る。

また、この中央処理装置10には、キーボード15とシス
テムバス30を接続するキーボードインターフェイス回路
14と、フロッピーディスク装置19とシステムバス30を接
続するフロッピーディスクインターフェイス回路18と、
光磁気ディスク記憶装置21とシステムバス30を接続する
光磁気ディスクインターフェイス回路20と、液晶ディス
プレイ23とシステムバス30を接続する液晶ディスプレイ
インターフェイス回路22と、画像読取装置25とシステム
バス30を接続する画像読取装置インターフェイス回路24
と、画像印刷装置27とシステムバス30を接続する画像印
刷装置インターフェイス回路26とを有している。

また、システムバス30には、計時手段16が接続されて
いる。

第２図は、この実施例の情報記憶装置における情報検
索のためのメモリ領域の構成を示す模式図である。

この情報記憶装置は、検索情報を記憶するディレクト
リ３と記憶媒体に対する情報の配置を管理するFAT（Fil
e Allocation Table）４とにより、画像情報ファイル群
５の検索を行なうものである。そして、この実施例で
は、画像データの記憶時に、その日時を上記計時手段26
より読取り、この日時データを、第３図に示すように、
ディレクトリ３の空領域に書込み、以後この日時データ
を画像識別データとして使用する。

次に、この情報記憶装置における動作の概要について
説明する。

（１）電源の投入 まず、操作者が図示しない電源スイッチを投入する
と、CPU11はROM12に記載されたプログラムに従って、RA
Mのチェック、内部パラメータの初期化、各インターフ
ェイス回路の初期化、液晶ディスプレイのクリアを行な
った後、操作者によるキーボードの操作待ちとなる。

（２）画像情報の記憶 次に、操作者はキーボードから検索対象となる情報で
あるところの画像データの読み込みをCPU11に指示する
とともに、原稿画像を画像読取装置25にセットする。

CPU11は、画像読取装置の原稿セット部に設けられた
センサにより画像読取装置インターフェイス回路24を経
て原稿がセットされたことを検知し、画像読取装置イン
ターフェイス回路24を経て画像読取装置25にスタート信
号を出力し、画像データをRAM13に読み込むとともに、C
PU11は操作者に撮影の確認を与えるために、RAM13上の
画像データを液晶ディスプレイインターフェイス回路22
を経て液晶ディスプレイ23に表示する。

次いで、CPU11は計時手段16から画像読取時の日時を
読取り、画像識別コードとして光磁気ディスクインター
フェイス回路20を経て光磁気ディスク記憶装置21のディ
レクトリ３の空領域に記憶する。また、画像データは、
光磁気ディスクインターフェイス回路20を経て光磁気デ
ィスク記憶装置21の情報ファイル領域の空領域に記憶す
る。

ディレクトリ３の画像識別コードと画像データの関係
は、ディレクトリ３に画像データ記憶領域に対応するFA
Tの番号を示すポインタを設けることにより管理されて
いる。

（３）複写操作 次に、第４図は、情報記憶媒体間の情報の複写時にお
けるディレクトリ３の管理方式を示す模式図である。

まず第４図において、情報を記憶した光磁気ディスク
記憶媒体100および200のディレクトリをディレクトリ10
3および203とする。

そして、この両者を同一の光磁気媒体に複写するとき
は、複数の情報記憶媒体にまたがって作成されているデ
ィレクトリでも、独自の画像識別コードが付加されてい
るので、複写、合成後の画像識別データは、ディレクト
リ303に示すように合成され、管理される。

なお、本実施例では情報記憶媒体として光磁気ディス
クを使用したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、磁気ディスク、光ディスク、ICカード、レーザーカ
ード等であってもよい。これは、以下の実施例でも同様
である。

第５図は、本発明の第２実施例の構成を示すブロック
図である。

この実施例の情報記憶装置は、上記実施例における計
時手段の識別コードに加えて、装置識別コード設定手段
17を設けたものである。この装置識別コード設定手段17
は、ディップスイッチあるいはバッテリーバックアップ
されたRAM等によって構成されており、画像読取り操作
を行なう前に、操作者のスイッチ操作あるいはキー入力
によって装置識別コードとして所定のコード情報が設定
されるようになっている。

この実施例では、第６図に示すように、上記装置識別
コード設定手段17による装置識別コードとともに、上記
実施例と同様に、図示しない計時手段からの画像読取時
の日時データがディレクトリ３の空領域に記憶されるよ
うになっている。

この実施例の情報記憶装置においては、画像識別コー
ドに装置識別コードが含まれることから、異る情報記憶
装置によって互いに同一時刻に読取った画像を、複写操
作によって同一の情報記憶装置あるいは情報記憶媒体に
複写した場合にも、各画像の装置識別コードが異るの
で、双方の画像を別々に検索可能に記憶できる。この
際、ディレクトリ３の管理は第７図に示すようにして行
なわれる。

まず第７図において、情報を記憶した光磁気ディスク
記憶媒体110および210のディレクトリをディレクトリ11
3および213とする。

そして、この両者を同一の光磁気媒体に複写するとき
は、複数の情報記憶媒体にまたがって作成されているデ
ィレクトリでも、独自の画像識別コードが付加されてい
るので、複写、合成後の画像識別データは、ディレクト
リ313に示すように合成され、管理される。

なお、その他の構成および動作は、上述の実施例と概
略同一である。

第８図は、本発明の第３実施例の構成を示すブロック
図である。

この実施例の情報記憶装置は、上記第２実施例におけ
る装置識別コード設定手段17の代りに識別コード保持媒
体29から識別コードを読取る識別コード保持媒体読取手
段28を設けたものである。識別コード保持媒体29として
は、第９図に示すように、識別コードを示すスリットを
設けたカードが用いられている。

この実施例では、第10図に示すように、上記識別コー
ド保持媒体読取手段28による装置識別コードとともに、
上記実施例と同様に、図示しない計時手段からの画像読
取時の日時データがディレクトリ３の空領域に記憶され
るようになっている。

この実施例の情報記憶装置においては、画像識別コー
ドに固有の識別コード保持媒体29による識別コードが含
まれることから、異る情報記憶装置によって互いに同一
時刻に読取った画像を、複写操作によって同一の情報記
憶装置あるいは情報記憶媒体に複写した場合にも、各画
像の媒体識別コードが異るので、双方の画像を別々に検
索可能に記憶できる。この際、ディレクトリ３の管理は
第11図に示すようにして行なわれる。

まず第11図において、情報を記憶した光磁気ディスク
記憶媒体120および220のディレクトリをディレクトリ12
3および223とする。

そして、この両者を同一の光磁気媒体に複写するとき
は、複数の情報記憶媒体にまたがって作成されているデ
ィレクトリでも、独自の画像識別コードが付加されてい
るので、複写、合成後の画像識別データは、ディレクト
リ323に示すように合成され、管理される。

なお、その他の構成および動作は、上述の実施例と概
略同一である。

また、識別コード保持媒体としては、第12図に示すよ
うに、識別コードを示すマークを設けたカード、または
第13図に示すように、識別コードを示す磁性帯を設けた
カード等、各種のものを採用できる。

第14図は、本発明の第４実施例の構成を示すブロック
図である。

この情報記憶装置は、システムバス30と通信回線37を
接続する通信回線インターフェイス36を有し、外部から
受信した情報の記憶を行なうようにしたものである。

この実施例では、送信機側の画像読取手段で読取られ
た受信画像、または本装置の画像読取装置25で読取った
検索用の画像を縮小してインデックス画像データを生成
し、これを記憶するとともに、上記インデックス画像デ
ータと検索すべき情報との関係を示す関係データを作成
して記憶しておき、上記インデックス画像データを選択
することにより、上記関係データに基いて情報検索を行
なうようにしたものである。

第15図に示すように、この実施例では、ディレクトリ
３の前段に、インデックス画像データ１−０〜１−ｍを
記憶するインデックス画像データファイル41と、上記関
係データを作成して記憶する関係データファイル42とが
設けられている。なお、実際のディスク上には、第16図
に示すように、データが配列記憶されている。

また、第17図は、キーボード15のキー配列を説明する
正面図である。

この実施例では、インデックス画像23−０〜23−19を
表示する液晶ディスプレイ23の周囲に、各キー15−０〜
15−８が設けられている。そして、横方向に配列された
キー15−０〜15−４と縦方向に配列されたキー15−５〜
15−８との組合せにより、各インデックス画像23−０〜
23−19をひとつずつ指定できるようになっている。

次に、本実施例における動作の概要について説明す
る。

（１）インデックス画像の登録 まず、上述した電源投入の後、操作者はキーボード15
によって検索用インデックス画像を登録するモードを指
定するとともに、インデックス画像を登録する表示エリ
アの位置をキー15−０〜15−８によって指定する。そし
て、インデックス画像を描いた原稿を画像読取装置25に
セットする。

するとCPU11は、画像読取装置インターフェイス回路2
4を経て、原稿がセットされたことを検知し、画像読取
装置インターフェイス回路24を経て、画像読取装置25に
スタート信号を出力し、インデックス画像作成用画像デ
ータをRAM13の画像読取り領域に読み込む。なお、受信
画像データを記憶するときには、受信画像データを受信
して一旦RAM13の画像読取り領域に読み込まれた受信画
像データに対して、上記登録動作を実行する。

上述のようにして、RAM13の画像読取り領域に読み込
まれたインデックス画像作成用画像データは、通常サイ
ズの画像データである。一方、インデックス画像自体
は、液晶ディスプレイ23に複数個表示する必要がある
（実用上８個〜300個程度）。そして、読取った画像デ
ータの画素数と液晶ディスプレイ23の画素数に不一致が
生じる。

そこでこれを解決するには、（１）原稿画像を小さく
し、領域を限定して読取る。（２）通常サイズの画像デ
ータをインデックス画像データとし、表示のときに縮小
する。（３）通常サイズの画像データを縮小し、インデ
ックス画像とするという３通りの方法が考えられる。

しかし（１）の方法では、原稿を小さく作成しなけれ
ばならず、作成が困難であり、さらに読取時の位置合せ
が困難である。また、（２）の方法では、インデックス
画像の読取は速いものの、インデックス画像のデータ量
が大きくなり、情報記憶装置の占有領域が大きくなると
ともに、インデックス画像を表示する段階で縮小のため
の処理時間がかかる。

そこでこの実施例では、（３）の方法でインデックス
画像を作成する。

すなわち、CPU11は、ROM12に記憶したプログラムに従
い、RAM13上の画像データの画素に対応するビットのう
ち、縮小率に対応したビットのみを選択して、RAM13上
のインデックス画像領域に縮小複写する。この画素ビッ
トの間引は、たとえば縮小率が1/5である場合、５画素
毎に１画素選択してインデックス画像とすることであ
り、これは画像の縦方向、横方向の両方について行なわ
れる。

以上により、RAM13のインデックス画像領域にインデ
ックス画像が作成される。

次に、CPU11は、RAM13のインデックス画像データを液
晶ディスプレイ23に指定された領域に表示するととも
に、このインデックス画像データを光磁気ディスクイン
ターフェイス回路20を経て光磁気ディスク記憶装置21の
インデックス画像ファイル領域に記憶する。

以下、同様にして必要なインデックス画像を順次登録
する。

（２）検索すべき情報の記憶 次に、操作者はキーボードから検索対象となる情報で
あるところの画像データの読み込みをCPU11に指示する
とともに、原稿画像を画像読取装置25にセットする。

CPU11は、画像読取装置インターフェイス回路24を経
て原稿がセットされたことを検知し、画像読取装置イン
ターフェイス回路24を経て画像読取装置25をスタート
し、画像データをRAM13に読み込むとともに、CPU11はRA
M13上の画像データを操作者に撮影の確認を与えるため
に、液晶ディスプレイインターフェース回路22を経て液
晶ディスプレイ23に表示する。さらにCPU11は、画像デ
ータを、光磁気ディスクインターフェイス回路20を経て
光磁気ディスク記憶装置21の情報ファイル領域の空領域
に記憶する。

（３）インデックス付け 次に、操作者は、光磁気ディスク記憶装置21に記憶し
た画像データに対して以下の手順でインデックス付けを
行なう。

第18図は、インデックス付けを行う場合の動作を示す
フローチャートである。

まず、操作者がキーボード15によってインデックス付
けを指定すると（S1）、CPU11は、インデックス付けの
対象となる画像を、光磁気ディスク記憶装置21の情報フ
ァイル領域からRAM13にロードするとともに、液晶ディ
スプレイ23に表示する（S2）。

次いで操作者は、液晶ディスプレイ23の表示を見て、
その内容に該当するインデックス画像をキー15−０〜15
−８で指定する（S3）。

CPU11は、関係データ領域42のインデックス付けの対
象となっている画像に対応するビット列のうち、指定さ
れたすべてのインデックス画像データに対応するビット
位置を「１」にする（S4）。

このような動作を必要に応じて繰返すことにより（S
5）、関係データファイル42のビット列０〜ｎのうち、
現在呼出している画像データに対応するビット列に
「０」と「１」の組合わせによる関係データが作成され
る。

そして、このような１つの画像データに対する関係デ
ータを作成した後、S2に戻って次の画像データのインデ
ックス付けを行い（S6）、全ての画像データに対して以
上のような動作を繰り返し、インデックス付けを終了す
る。

なお、上記関係データは、RAM13上のデータと、光磁
気ディスク記憶装置21またはフロッピーディスク記憶装
置19上のデータとが同一内容を保持するようにCPU11が
管理する。

（４）検索手続 第19図は、光磁気ディスク記憶装置21内の画像を検索
する場合の動作を示すフローチャートである。

上述のようにしてインデックス付けを行なった画像の
検索は、まず、操作者がキーボード15によって検索モー
ドを指定し（S11）、液晶ディスプレイ23に表示された
複数のインデックス画像から検索したい画像に関係する
インデックス画像をキー15−０〜15−８を用いて指定す
る（S12）。なお、この指定は複数個行なうようにして
もよい。

次いで、CPU11は、関係データファイル42から、規定
されたインデックス画像により特定されるビット位置の
ビットパターンをビット列毎に順次探す（S13）。そし
て、該当するビットパターンが発見されると、そのビッ
ト列に対応する画像データが、検索条件を満たす画像デ
ータである（S14）。そこで、この画像データを光磁気
ディスク記憶装置21から読出し、RAM13にロードすると
ともに、液晶ディスプレイ23に表示する（S15）。ま
た、該当するビットパターンが無い場合、全てのビット
列を探した後、当該画像がないことを表示し、処理を終
了する（S16）。

なお、検索条件を満たす画像データが複数あっても、
特に問題はない。またこの場合、順次画像表示を表なう
ようにしてもよいし、該当数や該当画像のリストを表示
するようにしてもよい。

以上のように、この実施例では、インデックス画像の
登録時、インデックス画像の原稿を操作者が描きやすい
大きい絵、あるいは文字で作成することができ、インデ
ックス画像の読込時にも読み取り位置を特に考慮する必
要がなくなり、操作性を向上できる。

なお、この実施例では、検索すべき情報の記憶よりも
検索用の画像データの記憶を先に行なったが、この逆で
あってもかまわない。

また、この実施例では、記憶情報を表示しながら、そ
の情報に該当するインデックス画像を選択指定したが、
画像記憶時に選択指定してもよい。

また、この実施例では、インデックス画像の登録時
に、画像の縮小を行ったが、必ずしも画像の縮小を行わ
なければならないものではない。たとえば原稿画像の一
部をトリミングしてインデックス画像としてもよい。

また、この実施例では、検索すべき情報として画像デ
ータをその対象としたが、特に画像データに限定される
ものではなく、通信回線からのコードデータまたは圧縮
画像データ、あるいはフロッピーディスク上のコードデ
ータ等、その種類、登録経路は問わない。

また、この実施例の記憶媒体上のデータ配置は、設定
のための論理的なモデルであり、このようなデータ構造
に限定されるものではない。また、必ずしも単一の記憶
媒体に画像データ、関係データ、検索すべき情報を記憶
する必要もなく、複数の記憶媒体に分散記憶してもよ
い。

また、この実施例では、インデックス画像を選択する
ため、行と列を指定するスイッチを設けたが、たとえば
液晶ディスプレイに装着したタッチパネルを用いてもよ
いし、あるいはニューメリックキーによる番号入力で指
定してもよい。

第20図は、本発明の第５実施例を示すブロック図であ
る。

この実施例では、画像読取装置25と画像読取装置イン
ターフェイス回路24との間に画像縮小手段38が設けられ
ている。この画像縮小手段38は、インデックス画像を読
取るときに画像の縮小を行なうもので、レジスタ回路、
カウンタ回路、アンド回路、オア回路で構成されてい
る。

また、この実施例の関係データファイル200Aは、第21
図に示すように、上記各インデックス画像に対応したポ
インタ領域201、202…を有している。

この実施例におけるインデックス画像の登録動作は、
操作者が原稿を画像読取装置25にセットし、これを検知
したCPU11が、画像縮小手段38を作動状態とした後に画
像読取装置25のスタートさせ、画像データを画像縮小手
段38に入力する。そして、画像縮小手段38では、所定の
縮小率によって画像データを縮小してインデックス画像
データを作成し、画像読取装置インターフェイス回路24
に送る。なおこの縮小方法は、たとえば縮小率が1/5で
ある場合、主操作５ライン毎の１ラインの５画素毎に、
１画素を通過させるようにして行なわれる。

以下、上記第４実施例と同様にして、インデックス画
像の表示および記憶が行なわれる。

また、検索すべき情報の記憶は、上記第４実施例と同
様にして行なわれるが、この実施例のインデックス付け
の動作では、検索する画像のインデックス画像がキー15
−０〜15−８によって指定されると、CPU11は、関係デ
ータファイル200Aの指定されたインデックス画像に対応
するポインタ領域に、前記画像のディレクトリへのポイ
ンタをセットする。

また、検索手段も、上記第４実施例と同様にして行な
われる。

なお、この実施例では、インデックス画像が選択され
た情報のファイル名等、一意的に情報を限定できるもの
であればよい。

また、第22図は、本発明の第６実施例において、情報
検索を行なうためのメモリ領域の構成を示す模式図であ
る。

この情報記憶装置では、第15図に示したインデックス
画像データファイル41と関係データファイル42との間
に、インデックス画像識別データ領域６が設けられてい
る。また、この情報記憶装置の装置構成は、第１図に示
すものと同様である。一方、この情報記憶装置には、第
17図に示すものと同一のキーボードが設けられている。

この情報記憶装置でインデックス画像を登録する場合
には、上記第15図で説明した第４実施例と同様の手順
で、インデックス画像を光磁気ディスク記憶装置21のイ
ンデックス画像ファイル領域に記憶する。

そしてこのインデックス画像の読取時に、CPU11は計
時手段16から現在の日時を読取り、インデックス画像識
別データとして光磁気ディスク記憶装置21のインデック
ス画像識別データ領域６のうち、今回記憶したインデッ
クス画像に対応したアドレスに記憶する。第23図は、イ
ンデックス画像識別データ領域６の具体例を示す模式図
である。

一方、検索すべき情報の記憶、インデックス付け、検
索手段は、上記第４実施例と同様に行なわれる。

また、情報記憶媒体間の情報の複写においては、以下
のようにしてインデックス画像の管理が行なわれる。

まず第24図において、情報を記憶した光磁気ディスク
記憶媒体100aおよび200aのディレクトリをディレクトリ
107および207とする。

そして、この両者を同一の光磁気媒体に複写するとき
は、複数の情報記憶媒体にまたがって作成されているデ
ィレクトリでも、独自の画像識別コードが付加されてい
るので、複写、合成後の画像識別データは、ディレクト
リ307に示すように合成され、管理される。

また、第25図は、本発明の第７実施例において、情報
検索を行なうためのメモリ領域の構成を示す模式図であ
る。

この情報記憶装置では、第22図に示した関係データフ
ァイル42の代りに、上記各インデックス画像識別データ
に対応するポインタ領域91、92…を有する関係データフ
ァイル９を設けたものである。また、この情報記憶装置
の装置構成は、第５図に示すものと同様である。一方、
この情報記憶装置においても、第17図に示すものと同一
のキーボードが設けられている。

この情報記憶装置において、インデックス画像の登
録、検索すべき情報の記憶、および検索手続は、上記第
６実施例と同様に行なわれる。

また、この実施例のインデックス付けの動作では、検
索する画像のインデックス画像がキー15−０〜15−８に
よって指定されると、CPU11は、関係データファイル９
の指定されたインデックス画像に対応するポインタ領域
に、前記画像のディレクトリへのポインタをセットす
る。第26図は、インデックス画像識別データ領域６の具
体例を示す模式図である。

また、情報記憶媒体間の情報の複写においては、以下
のようにしてインデックス画像の管理が行なわれる。

まず第27図において、情報を記憶した光磁気ディスク
記憶媒体110aおよび210aのディレクトリをディレクトリ
117および217とする。

そして、この両者を同一の光磁気媒体に複写するとき
は、複数の情報記憶媒体にまたがって作成されているデ
ィレクトリでも、独自の画像識別コードが付加されてい
るので、複写、合成後の画像識別データは、ディレクト
リ317に示すように合成され、管理される。

以上のように、上記第４実施例以降の実施例では、画
像による検索情報の属性の指定が行なえるので、操作者
の感性に基いて検索操作が行なえることになる。また、
インデックス画像を操作者が簡便に登録できるので、検
索装置の運用が容易となり、操作者の創意工夫を生かし
た検索システムが容易に構築できる。さらに、インデッ
ク画像と検索情報の関係を記憶するメモリが少なくてす
み、これによって検索速度が大幅に向上できる。

［発明の効果］ 本発明によれば、情報を記憶媒体に登録する際に付与
する画像によるインデックスを自由に生成して所望の位
置に配置されるように記憶媒体に記憶しておき、情報登
録時は、記憶媒体から読み出されてそれぞれ指定された
位置に同時に表示されている複数のインデックス画像の
中から、入力すべき情報に付与すべきインデックス画像
を１つ以上選択して情報を登録し、かつ、登録した情報
と選択したインデックス画像との関係データを作成する
とともに、情報検索時は、記憶媒体から読み出されて同
時に表示されている複数のインデックス画像の中から選
択された１つ以上のインデックス画像と関係データとに
基づいて記憶媒体に登録されている情報を検索すること
により、所望のインデックス画像を作成して指定した位
置に配置できるので、情報登録時のインデックス付与を
容易にし、また情報検索時のインデックス指定をも容易
にすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の構成を示すブロック図
である。 第２図は、同実施例の情報記憶装置における情報検索の
ためのメモリ領域の構成を示す模式図である。 第３図は、同実施例の情報記憶装置におけるディレクト
リの具体的内容を示す模式図である。 第４図は、同実施例において情報記憶媒体間の情報の複
写時におけるディレクトリの管理方式を示す模式図であ
る。 第５図は、本発明の第２実施例の構成を示すブロック図
である。 第６図は、同実施例の情報記憶装置におけるディレクト
リの具体的内容を示す模式図である。 第７図は、同実施例において情報記憶媒体間の情報の複
写時におけるディレクトリの管理方式を示す模式図であ
る。 第８図は、本発明の第３実施例の構成を示すブロック図
である。 第９図は、同実施例の情報記憶装置に用いられる識別コ
ード保持媒体を示す平面図である。 第10図は、同実施例の情報記憶装置におけるディレクト
リの具体的内容を示す模式図である。 第11図は、同実施例において情報記憶媒体間の情報の複
写時におけるディレクトリの管理方式を示す模式図であ
る。 第12図は、識別コード保持媒体の他の例を示す平面図で
ある。 第13図は、識別コード保持媒体のさらに他の例を示す平
面図である。 第14図は、本発明の第４実施例の構成を示すブロック図
である。 第15図は、同実施例の情報記憶装置における情報検索の
ためのメモリ領域の構成を示す模式図である。 第16図は、同実施例の情報記憶装置においてディスク上
のデータの配列を示す模式図である。 第17図は、同実施例の情報記憶装置におけるキーボード
のキー配列を説明する正面図である。 第18図は、同実施例の情報記憶装置においてインデック
ス付けを行う場合の動作を示すフローチャートである。 第19図は、同実施例の情報記憶装置において光磁気ディ
スク記憶装置内の画像を検索する場合の動作を示すフロ
ーチャートである。 第20図は、本発明の第５実施例を示すブロック図であ
る。 第21図は、同実施例の情報記憶装置における情報検索の
ためのメモリ領域の構成を示す模式図である。 第22図は、本発明の第６実施例において、情報検索を行
なうためのメモリ領域の構成を示す模式図である。 第23図は、同実施例の情報記憶装置におけるインデック
ス画像識別データ領域の具体的内容を示す模式図であ
る。 第24図は、同実施例において情報記憶媒体間の情報の複
写時におけるディレクトリの管理方式を示す模式図であ
る。 第25図は、本発明の第７実施例において、情報検索を行
なうためのメモリ領域の構成を示す模式図である。 第26図は、同実施例の情報記憶装置におけるインデック
ス画像識別データ領域の具体的内容を示す模式図であ
る。 第27図は、同実施例において情報記憶媒体間の情報の複
写時におけるディレクトリの管理方式を示す模式図であ
る。 ３……ディレクトリ、 ４……FAT、 ５……画像情報ファイル、 ６……インデックス画像識別データ領域、 10……中央処理装置、 15……キーボード、 21……光磁気ディスク記憶装置、 23……液晶ディスプレイ、 25……画像読取装置、 27……画像印刷装置、 29……識別コード保持媒体、 41……インデックス画像データファイル、 42、200A……関係データファイル。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06F 17/30 G06F 3/14

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記憶媒体に情報を登録し、また、上記記憶
   媒体から情報を検索する情報記憶装置において、 任意の情報のインデックスとして使用可能な情報検索の
   ためのインデックス画像を生成し、複数のインデックス
   画像をマトリクス状に表示する際に所望の位置に配置さ
   れるように、生成されたインデックス画像を上記記憶媒
   体に記憶させるインデックス画像生成手段と； 情報の登録および検索のために、上記記憶媒体に記憶さ
   れている複数のインデックス画像を同時に表示させる表
   示制御手段と； 上記記憶媒体に登録すべき情報を入力する入力手段と； 情報の登録モード時は、上記入力手段により入力される
   情報に付与すべきインデックス画像を上記表示制御手段
   により表示された複数のインデックス画像の中から１つ
   以上選択し、情報の検索モード時は、所望の情報を検索
   するのに必要なインデックス画像を上記表示制御手段に
   より表示された複数のインデックス画像の中から１つ以
   上選択する選択手段と； 上記入力手段により入力される情報を上記記憶媒体に登
   録させる登録手段と； 情報の登録モード時、上記選択手段により選択された１
   つ以上のインデックス画像と上記記憶媒体に登録された
   情報との関係を示す関係データを作成する関係データ作
   成手段と； 情報の検索モード時、上記表示制御手段により表示され
   た複数のインデックス画像の中から上記選択手段により
   選択された１つ以上のインデックス画像と上記関係デー
   タとに基づいて上記記憶媒体に登録されている情報を検
   索する検索手段と； を有することを特徴とする情報記憶装置。
2. 【請求項２】記憶媒体に情報を登録し、また、上記記憶
   媒体から情報を検索する情報記憶方法において、 任意の情報のインデックスとして使用可能な情報検索の
   ためのインデックス画像を生成し、複数のインデックス
   画像をマトリクス状に表示する際に所望の位置に配置さ
   れるように、生成されたインデックス画像を上記記憶媒
   体に記憶させるインデックス画像生成ステップと； 情報の登録および検索のために、上記記憶媒体に記憶さ
   れている複数のインデックス画像をそれぞれ所望の位置
   に同時に表示させる表示制御ステップと； 上記記憶媒体に登録すべき情報を入力する入力ステップ
   と； 情報の登録モード時は、上記入力ステップで入力される
   情報に付与すべきインデックス画像を上記表示制御ステ
   ップで表示された複数のインデックス画像の中から１つ
   以上選択し、情報の検索モード時は、所望の情報を検索
   するのに必要なインデックス画像を上記表示制御ステッ
   プで表示された複数のインデックス画像の中から１つ以
   上選択する選択ステップと； 上記入力ステップで入力される情報を上記記憶媒体に登
   録させる登録ステップと； 情報の登録モード時、上記選択ステップで選択された１
   つ以上のインデックス画像と上記記憶媒体に登録された
   情報との関係を示す関係データを作成する関係データ作
   成ステップと； 情報の検索モード時、上記表示制御ステップで表示され
   た複数のインデックス画像の中から上記選択ステップで
   選択された１つ以上のインデックス画像と上記関係デー
   タとに基づいて上記記憶媒体に登録されている情報を検
   索する検索ステップと； を有することを特徴とする情報記憶方法。