JP2819537B2 - 筒状物品のアンケーサ - Google Patents

筒状物品のアンケーサ

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JP2819537B2 JP1178278A JP17827889A JP2819537B2 JP 2819537 B2 JP2819537 B2 JP 2819537B2 JP 1178278 A JP1178278 A JP 1178278A JP 17827889 A JP17827889 A JP 17827889A JP 2819537 B2 JP2819537 B2 JP 2819537B2
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和喜雄 山下
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、チューブ等の筒状物品を箱内から取出す筒
状物品のアンケーサに関する。
「従来の技術」 従来、筒状物品のアンケーサとして、所定の搬入位置
に多数の筒状物品を収容した箱を供給するとともに、一
列に配列された複数の把持ヘッドを上記箱内の筒状物品
にそれぞれ挿入して保持させ、次に各把持ヘッドを搬出
位置まで搬送したら、各把持ヘッドに保持した各筒状物
品を離脱させるようにしたものが知られている(***特
許第3631891号明細書)。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上述した従来の装置では、1組の把持
ヘッドを搬入位置と搬出位置とに往復移動させながら箱
内から筒状物品を取出すようにしていたので、アンケー
サの処理能力が小さいという欠点があった。
「課題を解決するための手段」 本発明はそのような事情に鑑み、回転自在に設けた可
動フレームと、この可動フレームの円周方向等間隔位置
に設けた複数組の把持ヘッドと、上記可動フレームを間
欠的に回転させ、いずれかの組の把持ヘッドを搬入位置
に、他の組の把持ヘッドを搬出位置に順次位置させる回
転駆動機構と、上記搬入位置に設けられ、筒状物品を収
容した箱を傾斜した状態で、所要のピッチで間欠的に搬
送する箱搬送コンベヤと、上記搬出位置に設けられ、各
把持ヘッドからこれに保持された筒状物品を取外す取外
し手段と、さらに上記搬出位置に設けられ、各把持ヘッ
ドから取外された筒状物品を搬送する物品搬送手段とを
備え、上記各組の把持ヘッドはそれぞれ少なくとも一列
に配設されて上記可動フレームに進退動自在に設けら
れ、上記搬入位置に位置されたいずれかの組の把持ヘッ
ドは、前進されてそれぞれ筒状物品を保持するとともに
後退されて該筒状物品を箱内から取出し、また上記搬出
位置に位置された他の組の把持ヘッドは、上記取外し手
段により該把持ヘッドから筒状物品が取外され、さらに
各把持ヘッドは順次上記搬入位置と搬出位置とに位置さ
れることにより、自重により筒状物品を傾斜した箱の下
方に積層させながら、1つの箱内から複数回に分けて筒
状物品を搬出することを特徴とする筒状物品のアンケー
サを提供するものである。
「作用」 上記構成によれば、上記搬入位置に位置されたいずれ
かの組の把持ヘッドにおいては、一列に配設された把持
ヘッドが前進されて箱内の筒状物品をそれぞれ保持する
とともに、後退されて該筒状物品を箱内から取出すよう
になる。このとき、箱は傾斜された状態となっているの
で、箱内に残存する筒状物品は自重により傾斜した箱の
下方に積層されるようになり、それによって箱内に残存
する筒状物品が箱内で転倒して取り出し不能となること
を防止することができる。
これと同時に、既に筒状物品を保持して上記搬出位置
に位置された他の組の把持ヘッドからは、上記取外し手
段によって筒状物品が取外され、取外された筒状物品は
物品搬送手段によって外部に搬出されるようになる。
このようにして上記搬入位置で筒状物品の保持が行わ
れるとともに、搬出位置で筒状物品の保持の解放が行わ
れると、回転駆動機構により可動フレームが間欠的に回
転され、空の把持ヘッドを搬入位置に、筒状物品を保持
した把持ヘッドを搬出位置に移動させる。また、箱搬送
コンベヤは上記箱を所要のピッチで前進させ、それによ
って新たな筒状物品を空の把持ヘッドの前方位置に供給
し、以後同様な作動が繰返される。したがって、従来に
比較してアンケーサの処理能力を大きくすることができ
る。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1図
において、アンケーサ1は、上面開口したダンボール箱
2内から、該箱2の搬送方向と直交する方向の横一列分
の空の筒状物品3(第3図、第4図参照)を順次取出す
ことができるようになっている。
第3図、第4図に示すように、歯磨き等の充填物が充
填される前の空の筒状物品3は、それぞれ予め口部に螺
着したキャップ4を箱2の底部2aに当接された逆さの状
態で箱2内に収納されている。これら箱2内に収納され
た筒状物品3は軟質合成樹脂から製造されてそれぞれ自
己の弾性で円筒状に維持されている。
そして本実施例では、上記筒状物品3の箱2の搬送方
向と直交する方向に一列分11本で箱2内に収納するとと
もに、箱2の搬送方向に隣接する各一列分の筒状物品3
を、各筒状物品3間のピッチPの半分のピッチで列方向
に位置をずらしてあり、それによって箱2内に筒状物品
3を千鳥状に収容している。
第1図に示すように、上記筒状物品3を千鳥状に収容
した箱2は箱搬送コンベヤ5を構成する水平に配設した
固定コンベヤ6から傾斜コンベヤ7を介して傾斜した昇
降コンベヤ8まで搬送され、この昇降コンベヤ8によっ
て筒状物品3の搬入位置Aまで搬送されて位置決めされ
るとともに、その搬入位置Aにおいては上記ピッチPよ
りも小さな所要のピッチP′(第3図参照)で間欠的に
前進されるようになっている。上記昇降コンベヤ8は、
筒状物品3の高さを変更した際にその高さに応じて一定
の傾斜状態を保ったまま斜めに昇降させることができる
ようになっている。
上記搬入位置Aの上方には、固定フレーム11に回転自
在に軸支した回転軸12に可動フレーム13を取付けてあ
り、この可動フレーム13は回転軸12の回転中心から放射
方向に延びる3本の等間隔位置に配置した分岐部13A、1
3B、13Cを備えるとともに、各分岐部13A〜13Cにそれぞ
れ箱2内から筒状物品3を取出す受渡し機構14A、14B、
14Cを設けている。
上記可動フレーム13は回転駆動機構15(第2図参照)
によって一定方向に1/3回転毎、すなわち120度毎間欠的
に回転駆動され、例えば第1の受渡し機構14Aを上記搬
入位置Aに位置させた際に、第2の受渡し機構14Bを搬
出位置Bに位置させるとともに、第3の受渡し機構14C
を遊び位置Cに位置させ、次の間欠的な回転により、第
1の受渡し機構14Aを遊び位置Cに、第2の受渡し機構1
4Bを搬入位置Aに、さらに第3の受渡し機構14Cを搬出
位置Bにそれぞれ位置させるとができるようになってい
る。
上記各受渡し機構14A〜14Cはそれぞれ同一構成を備え
ており、各受渡し機構14A〜14Cに設けた一列11本の把持
ヘッド19は上記搬入位置Aで箱2内の横一列の筒状物品
3内にそれぞれ前進挿入されて各筒状物品3を保持し、
かつ後退によって保持した筒状物品3を箱2内から取出
すことができるようになっている。
上記各把持ヘッド19は、第5図、第6図に示すよう
に、上述した進退方向に沿って配設したロッド20と、こ
のロッド20の先端部に取付けた扁平な円錐形状のガイド
部材21と、このガイド部材21の後方に取付けた円板状の
ゴム等からなる弾性部材22とを備えている。そして把持
ヘッド19の前進時には上記ガイド部材21が筒状物品3内
に微少の間隙を持って遊嵌されるとともに、上記弾性部
材22が筒状物品3内に圧入され、該弾性部材22と筒状物
品3との摩擦力によって該筒状物品3を保持することが
できるようになっている。
そして第1図、第2図に示すように、上記搬入位置A
から遊び位置Cを経て搬出位置Bに間欠的に搬送された
筒状物品3は、この搬出位置Bに設けた取外し手段とし
ての櫛歯状部材25(第2図)によって把持ヘッド19から
引抜かれ、各把持ヘッド19から引抜かれた筒状物品3は
物品搬送コンベヤ26上に水平かつ平行に落下し、該物品
搬送コンベヤ26によって次工程に搬送されるようになっ
ている。
すなわち第7図に示すように、上記各把持ヘッド19の
ロッド20は、各受渡し機構14A〜14Cが回転して搬出位置
Bに位置された際にその櫛歯状部材25の間隙25a内にそ
れぞれ挿入され、かつその状態で各把持ヘッド19が後退
された際に各挿入ヘッド19に保持された筒状部材3が櫛
歯状部材25の歯部25bに当接して各把持ヘッド19から引
抜かれるようになっている。
このとき、上記弾性部材22は弾性変形しながら上記櫛
歯状部材25の間隙25a内を通過するようになり、またガ
イド部材21はその間隙25a内を通過し得るように間隙25a
に沿って縦長に形成してあり(第5図、第6図参照)、
それによって扁平円錐形状となっている。
さらに上記弾性部材22には、第6図に示すように、筒
状物品3内と大気とを連通させる貫通孔からなる開口部
22aを形成し、弾性部材22を筒状物品3内か引抜く際に
その筒状物品3内が負圧となることを防止して、軟質合
成樹脂製等の軟質な筒状物品3がその負圧によって変形
するのを防止すると同時に、滑らかに引抜くことができ
るようにしている。なお、第8図に示すように、弾性部
材22′に形成する開口部22a′は貫通孔である必要はな
く、例えばその外周部に形成した切欠きであってもよ
い。
次に、第1図において、先行する受渡し機構14Aによ
って箱2内から横一列11本の筒状物品3が取出される
と、上記箱2は昇降コンベヤ8によって上記ピッチP′
で間欠的に前進されるようになる。そして、後続の受渡
し機構14Bが可動フレーム13の回転によって搬入位置A
に位置されると、上述と同様に把持ヘッド19が進退動し
て箱2内から横一列11本の筒状物品3を取出すようにな
る。この際、受渡し機構14Bの把持ヘッド19は列方向に
半分のピッチ1/2Pで変位され、箱2内に筒状物品3が千
鳥状に収容されていても、円滑に筒状物品3を取出すこ
とができるようになっている。そしてこの際、箱2は昇
降コンベヤ8によって傾斜された状態となっているの
で、箱2内に残存する筒状物品3は自重により傾斜した
箱の下方に積層されるようになり、それによって箱2内
に残存する筒状物品3が箱内で転倒して取り出し不能と
なることが防止される。
このようにして全ての筒状物品3が取出されて空にな
った箱2は、上記昇降コンベヤ8から傾斜コンベヤ9お
よび水平に配設した固定コンベヤ10を介して外部に搬出
され、また上記昇降コンベヤ8上の上記搬入位置Aに新
たな箱2が搬入されて、上述の作動が繰り返される。
然して、各分岐部13A〜13Cに設けた各受渡し機構14A
〜14Cはそれぞれ同一機構を有しているので、1つの受
渡し機構14Aについてのみその構成を説明すると、第9
図、第10図に示すように、該受渡し機構14Aは、分岐部1
3Aに沿って放射方向に配設固定した第1ガイドレール31
と、上記回転軸12に平行に配設して上記第1ガイドレー
ル31に走行自在に係合した、すなわち第1ガイドレール
31に沿って放射方向に進退動される第1可動部材32とを
備えている。
また上記第1可動部材32に、上記回転軸12と平行に配
設した第2ガイドレール33を取付けてあり、この第2ガ
イドレール33に第2可動部材34を走行自在に係合されて
いる。そしてさらに、上記第2可動部材34に上述した11
本の把持ヘッド19を、その第2可動部材34の長手方向等
間隔位置に、放射方向に向けて取付けている。
したがって、上記第1可動部材32を放射方向に進退動
させることによって把持ヘッド19を箱2内の筒状物品3
に向けて進退動させることができ、また第2可動部材34
をその進退方向と直交する上記回転軸12と平行な方向に
進退動させることにより、各把持ヘッド19を箱2内に千
鳥状の筒状物品3の位置に対応した位置に移動させるこ
とができる。
次に、上記第1可動部材32を進退作動させる機構につ
いて説明すると、上記第1可動部材32に取付けたカムフ
ォロワ37は、上記分岐部13Aに沿って放射方向に形成し
たスリット38内を摺動自在に貫通して、固定フレーム11
に固定したカム板39のカム溝40(第11図参照)に転動自
在に係合可能となっている。
そして、第11図に示すように、上記受渡し機構14Aが
搬入位置Aに位置した際にカムフォロワ37が停止する位
置には、そのカムフォロワ37に係合する可動カム部材41
を設けてあり、該可動カム部材41を放射方向に進退動さ
せることによって上記第1可動部材32と把持ヘッド19を
進退作動させ、それによって上記箱2内から筒状物品3
を取出すことができるようにしている。
また、上記受渡し機構14Aが搬出位置Bに位置した際
にカムフォロワ37が停止する位置にもそのカムフォロワ
37に係合する可動カム部材42を設けてあり、該可動カム
部材42を半径方向外方位置から内方位置へ放射方向に後
退させることによって上記第1可動部材32と把持ヘッド
19を後退作動させ、それによって把持ヘッド19に保持し
た筒状物品3を引抜くことができるようにしている。
上記カム溝40は、上記搬入位置Aでカムフォロワ37を
半径方向内方位置に位置させ、また搬出位置Bで半径方
向外方位置に位置させるとともに、該搬出位置Bでカム
フォロワ37を半径方向外方位置から内方位置に移動させ
た状態のまま次の搬入位置Aに移動させる必要があるこ
とから、全体として概略渦巻状に形成してある。
そして上記搬入位置Aに設けた可動カム部材41は上記
カム溝40に連続するカム溝41aを備え、かつ可動カム部
材41を上記カム板39に放射方向に形成した長穴43内に摺
動自在に係合させている。そして第9図ないし第11図に
示すように、上記可動カム部材41は概略長方形の移動台
45に取付けてあり、この移動台45は、上記放射方向に配
設して固定フレーム11に固定した1対のガイドレール46
に走行自在に取付けている。そして上記移動台45に駆動
ロッド47の一端を枢支連結し、該駆動ロッド47の他端を
図示しない往復作動機構に連動させている。
したがって、上記可動カム部材41のカム溝41aが上記
カム溝40に連続している状態において、可動フレーム13
の回転に伴なって受渡し機構14Aのカムフォロワ37がカ
ム溝40内を転動し、上記受渡し機構14Aが搬入位置Aと
なってその回転が停止すると、上記カムフォロワ37はカ
ム溝40から可動カム部材41のカム溝41a内に進入して停
止する。
この状態となると、上記往復作動機構は移動台45を介
して第1可動部材32および把持ヘッド19を放射方向に前
進させ、それによって把持ヘッド19で箱2内の筒状物品
3を保持させる。さらにこの状態となると、上記往復作
動機構は第1可動部材32および把持ヘッド19を後退さ
せ、それによって把持ヘッド19に保持した筒状物品3を
箱2内から取出させる。
そして第1可動部材32および把持ヘッド19の後退によ
り上記可動カム部材41のカム溝41aがカム板39のカム溝4
0に連続すると、可動フレーム13が回転して受渡し機構1
4Aのカムフォロワ37をカム溝41aからカム溝40内へ移動
させ、また後続の受渡し機構14Bのカムフォロワ37を上
記カム溝41a内に位置させるようになる。
他方、上記搬出位置Bに設けた可動カム部材42も上記
可動カム部材41と同様に構成してあり、該可動カム部材
42はカム溝42aと移動台49とを備え、該移動台49は固定
フレーム11に固定したガイドレール50に走行自在に係合
している。そして第11図、第12図に示すように、上記移
動台49に形成した係合溝49aに軸51を中心として揺動す
るクランク52の一端に設けたカムフォロワ53を係合さ
せ、該クランク52の他端に接続した駆動ロッド54を図示
しない往復作動機構に連動させている。
上記搬出位置Bにおいては、上記可動フレーム13の回
転中に可動カム部材42が前進されてそのカム溝42aが第1
1図上方側のカム溝40に連続するようになり、その状態
において上記受渡し機構14Aが搬出位置Bとなってその
回転が停止すると、上記カムフォロワ37はカム溝40から
可動カム部材42のカム溝42a内に進入して停止する。
この状態となると、上記往復作動機構は移動台49を介
して第1可動部材32および把持ヘッド19を前進位置から
後退させ、前述した櫛歯状部材25によって把持ヘッド19
から筒状物品3を離脱させる。そして上記可動カム部材
42が後退端となってそのカム溝42aがカム板39の下方側
のカム溝40に連続すると、可動フレーム13が回転して受
渡し機構14Aのカムフォロワ37をカム溝42aからカム溝40
内へ移動させ、またカム溝42aから受渡し機構14Aのカム
フォロワ37が離脱されると、直ちに可動カム部材42は前
進端位置に復帰され、それによって後続の受渡し機構14
Bのカムフォロワを上記カム溝42a内に受入れることがで
きるようにする。
次に、上記搬入位置Aに設けられ、上記第2可動部材
34を進退動させて把持ヘッド19を箱2内の千鳥状の筒状
物品3の位置に対応した位置に移動させる機構について
説明すると、第9図、第10図において、上記第2可動部
材34の上面にブラケット57を介してピン58を立設し、そ
のピン58の先端部を第1可動部材32に形成したスリット
59に貫通させるとともに、上記ピン58の先端部と第1可
動部材32との間に引張りばね60を張設している。この引
張りばね60は、上記第2可動部材34とこの第2可動部材
34に設けた把持ヘッド19を左方に付勢し、上記ブラケッ
ト57に螺合した調節ねじ61を第1可動部材32に固定した
第2ガイドレール33の右端面に当接させている。
したがって上記第2可動部材34は、引張りばね60に付
勢されて通常は調節ねじ61の先端が第2ガイドレール33
の右端面に当接する左方位置に保持されており、この状
態では、第2可動部材34に取付けた11本の把持ヘッド19
は、箱2内に収容された横一列11本の筒状物品3のう
ち、最も左側に位置する筒状物品3の箱2の内壁面に当
接した状態で横一列に配列された各筒状物品3の直上位
置に位置するようになっている。そしてこの際の各把持
ヘッド19の位置合せは、上記調節ねじ61を回転させるこ
とによって行うことができる。
他方、最も右側に位置する筒状物品3が箱2の内壁面
に当接した状態で横一列に配列された各筒状物品3の直
上位置に上記11本の把持ヘッド19を位置させるために
は、上記第2可動部材34を引張りばね60に抗して上記ピ
ッチPの半分だけ右方に変位させる必要がある。このた
め、第9図、第10図に示すように、上記第2可動部材34
の左端部にカムフォロワ63を取付けるとともに、上記第
1可動部材32の進退動に伴なうカムフォロワ63の移動軌
跡に近接した位置に、固定フレーム11に設けたシリンダ
装置64によって上記カムフォロワ63と係合する位置と係
合しない位置とに移動されるカム部材65を設けている。
このカム部材65は、シリンダ装置64によって上記カム
フォロワ63と係合する位置に移動された際に、該カムフ
ォロワ63を介して第2可動部材34を上記ピッチPの半分
だけ右方に変位されることができるようになっている。
したがって、受渡し機構14Aが搬入位置Aで停止さ
れ、可動カム部材41によって第1可動部材32が進退作動
される際に、上記カム部材65が非係合位置に位置してい
る場合には、第2可動部材34に設けたカムフォロワ63は
カム部材65と係合しないので、把持ヘッド19は基準の位
置に維持されたままで進退動されるようになり、これに
よって例えば第3図に示す搬送方向先頭位置の横一列分
の筒状物品3を取出すことができる。
これに対し、可動カム部材41によって第1可動部材32
が進退作動される際に、上記カム部材65が係合位置に位
置している場合には、カムフォロワ63がカム部材65に係
合するので、第2可動部材34が引張りばね60に抗して半
ピッチ分だけ右行され、したがって把持ヘッド19は、例
えば第3図における第2列目の筒状物品3を取出すよう
になる。
なお、上記実施例では可動フレーム13に3つの受渡し
機構14A〜14Cを設けているが、これに限定されるもので
はないことは勿論である。
また把持ヘッド19は必ずしも一列でなくても良く、さ
らに筒状物品3の形状等に応じて把持ヘッド19を例えば
グリップタイプのもの等とすることができ、さらに該把
持ヘッド19の構成に対応して、該把持ヘッド19から筒状
物品3を取外す取外し手段も適宜の構成とすることがで
きる。
「発明の効果」 以上のように、本発明においては把持ヘッドを複数組
設け、いずれかの組の把持ヘッドを搬入位置に、他の組
の把持ヘッドを搬出位置に位置させて搬入位置で筒状物
品の保持を行わせると同時に、搬出位置で筒状物品の保
持の解放を行わせることができるので、従来に比較して
アンケーサの処理能力を大きくすることができるという
効果が得られる。さらに本発明においては、箱内から筒
状物品を複数回に分けて取出すようにしているが、その
際、箱を傾斜させた状態としているので、箱内に残存す
る筒状物品は自重により傾斜した箱の下方に積層される
ようになる。したがってそれにより、箱内に残存する筒
状物品が箱内で転倒して取り出し不能となることを防止
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の右側面図、第3図は箱と筒状物品とを示す平面図、
第4図は第3図の要部の断面図、第5図は把持ヘッド19
の拡大図、第6図は第5図の右側面図、第7図は第2図
の要部の拡大図、第8図は本発明の他の実施例を示す正
面図、第9図は受渡し機構14Aを示す断面図、第10図は
第9図の下面図、第11図は第9図に示すカム板39の左側
面図、第12図は第11図のXII−XII線に沿う断面図であ
る。 1……アンケーサ、2……箱 3……筒状物品、5……箱搬送コンベヤ 11……固定フレーム、13……可動フレーム 13A〜13C……分岐部、14A〜14C……受渡し機構 15……回転駆動機構、19……把持ヘッド 25……櫛歯状部材(取外し手段) 26……物品搬送コンベヤ A……搬入位置、B……搬出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−307029(JP,A) 特開 昭63−51215(JP,A) 特開 昭59−221204(JP,A) 実開 昭63−17131(JP,U) 実開 昭61−178630(JP,U) 特公 昭49−26624(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 69/00 B65G 47/90 B65G 47/86

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在に設けた可動フレームと、この可
    動フレームの円周方向等間隔位置に設けた複数組の把持
    ヘッドと、上記可動フレームを間欠的に回転させ、いず
    れかの組の把持ヘッドを搬入位置に、他の組の把持ヘッ
    ドを搬出位置に順次位置させる回転駆動機構と、上記搬
    入位置に設けられ、筒状物品を収容した箱を傾斜した状
    態で、所要のピッチで間欠的に搬送する箱搬送コンベヤ
    と、上記搬出位置に設けられ、各把持ヘッドからこれに
    保持された筒状物品を取外す取外し手段と、さらに上記
    搬出位置に設けられ、各把持ヘッドから取外された筒状
    物品を搬送する物品搬送手段とを備え、 上記各組の把持ヘッドはそれぞれ少なくとも一列に配設
    されて上記可動フレームに進退動自在に設けられ、上記
    搬入位置に位置されたいずれかの組の把持ヘッドは、前
    進されてそれぞれ筒状物品を保持するとともに後退され
    て該筒状物品を箱内から取出し、また上記搬出位置に位
    置された他の組の把持ヘッドは、上記取外し手段により
    該把持ヘッドから筒状物品が取外され、さらに各把持ヘ
    ッドは順次上記搬入位置と搬出位置とに位置されること
    により、自重により筒状物品を傾斜した箱の下方に積層
    させながら、1つの箱内から複数回に分けて筒状物品を
    搬出することを特徴とする筒状物品のアンケーサ。
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