JP2817476B2 - 集積回路の予測配線長計算法 - Google Patents
集積回路の予測配線長計算法Info
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- JP2817476B2 JP2817476B2 JP3277627A JP27762791A JP2817476B2 JP 2817476 B2 JP2817476 B2 JP 2817476B2 JP 3277627 A JP3277627 A JP 3277627A JP 27762791 A JP27762791 A JP 27762791A JP 2817476 B2 JP2817476 B2 JP 2817476B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路の予測配線長計
算法に関し、特に、大規模な集積回路の予測配線長計算
法に関する。
算法に関し、特に、大規模な集積回路の予測配線長計算
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集積回路の予測配線長計
算法においては、ネットの1ファンアウト当りの配線長
を一律として、ネットの予測配線長を第1式を用いて計
算している。
算法においては、ネットの1ファンアウト当りの配線長
を一律として、ネットの予測配線長を第1式を用いて計
算している。
【0003】L=α+β×f …… 第1式 ここで、Lはネットの予測配線長、αおよびβは半導体
基板(以下、チップと呼ぶ)により定まる定数、fはネ
ットのファンアウト数である。
基板(以下、チップと呼ぶ)により定まる定数、fはネ
ットのファンアウト数である。
【0004】図2は、第1式を用いて算出したネットの
予測配線長のファンアウト数による変化の一例である。
従来の予測配線長計算法を用いてネットの予測配線長を
計算する場合、同一チップ上では、ネットの予測配線長
はファンアウト数により一律となる。
予測配線長のファンアウト数による変化の一例である。
従来の予測配線長計算法を用いてネットの予測配線長を
計算する場合、同一チップ上では、ネットの予測配線長
はファンアウト数により一律となる。
【0005】図3は、チップ上の配置および配線後のレ
イアウト図である。チップ7内に配置されたブロックが
配線により結線されている。また、チップ7内にはいく
つかのグループが存在し、同じグループに属するブロッ
クはそのグループ領域内に収まるように近くに配置され
る。ネット11は領域が小さいグループ9に属するブロ
ックのみに接続し、またネット12は領域が大きいグル
ープ10に属するブロックのみに接続している。従来の
予測配線長計算法では、ネット11とネット12はファ
ンアウト数がともに2と同一であるため、予測配線長も
同じである。しかし、グループ9の領域のサイズはグル
ープ10のものに比べて非常に小さいので、ネット11
の配線長はネット12のものに比べて非常に短くなる可
能性が高い。従って、ネット11はネット12に比べ予
測配線長が短くならなければならない。このように、従
来の予測配線長計算法では、精度の高い予測配線長計算
を行うことができない。
イアウト図である。チップ7内に配置されたブロックが
配線により結線されている。また、チップ7内にはいく
つかのグループが存在し、同じグループに属するブロッ
クはそのグループ領域内に収まるように近くに配置され
る。ネット11は領域が小さいグループ9に属するブロ
ックのみに接続し、またネット12は領域が大きいグル
ープ10に属するブロックのみに接続している。従来の
予測配線長計算法では、ネット11とネット12はファ
ンアウト数がともに2と同一であるため、予測配線長も
同じである。しかし、グループ9の領域のサイズはグル
ープ10のものに比べて非常に小さいので、ネット11
の配線長はネット12のものに比べて非常に短くなる可
能性が高い。従って、ネット11はネット12に比べ予
測配線長が短くならなければならない。このように、従
来の予測配線長計算法では、精度の高い予測配線長計算
を行うことができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の予測配
線長計算法は、ネットの予測配線長をファンアウト数に
より一律として計算する。この場合、配線後の配線長が
短いネットも長いネットもファンアウト数が同一ならば
予測配線長も同一となり、精度の高い予測配線長計算を
行うことができないという欠点がある。
線長計算法は、ネットの予測配線長をファンアウト数に
より一律として計算する。この場合、配線後の配線長が
短いネットも長いネットもファンアウト数が同一ならば
予測配線長も同一となり、精度の高い予測配線長計算を
行うことができないという欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の集積回路の予測
配線長計算法は、集積回路の配線パターンを計算機処理
により形成する前にネットの予測配線長を計算する集積
回路の予測配線長計算法において、定数項と、ネットに
接続されているブロックが属するグループの領域の半周
長に定数を乗じた項と、その半周長の0.5乗に「ネッ
トのファンアウト数−1」と定数を乗じた項を足し合わ
せた値を予測配線長とする。
配線長計算法は、集積回路の配線パターンを計算機処理
により形成する前にネットの予測配線長を計算する集積
回路の予測配線長計算法において、定数項と、ネットに
接続されているブロックが属するグループの領域の半周
長に定数を乗じた項と、その半周長の0.5乗に「ネッ
トのファンアウト数−1」と定数を乗じた項を足し合わ
せた値を予測配線長とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明の予測配線長計算法を用いた
システムの概略を示すフロー図である。図1に示すよう
に、かかる予測配線長計算法を用いたシステムのフロー
は、ブロックのグループ情報4に基づきブロックのグル
ーピングを行う処理工程1と、ブロックのサイズの情報
5に基づき処理工程1で作成したグループの領域の半周
長を計算する処理工程2と、処理工程2で算出したグル
ープ領域半周長を用いてネットの予測配線長を計算する
処理工程3により構成される。
システムの概略を示すフロー図である。図1に示すよう
に、かかる予測配線長計算法を用いたシステムのフロー
は、ブロックのグループ情報4に基づきブロックのグル
ーピングを行う処理工程1と、ブロックのサイズの情報
5に基づき処理工程1で作成したグループの領域の半周
長を計算する処理工程2と、処理工程2で算出したグル
ープ領域半周長を用いてネットの予測配線長を計算する
処理工程3により構成される。
【0010】第2式は本発明の予測配線長計算法で用い
る予測配線長計算式である。
る予測配線長計算式である。
【0011】 L=A+B×H+C×H0.5 ×(f−1) ……第2式 ここで、Lはネットの予測配線長、A,BおよびCはチ
ップにより定まる定数、Hはネットに接続されているブ
ロックが属するグループの領域の半周長、fはネットの
ファンアウト数である。
ップにより定まる定数、Hはネットに接続されているブ
ロックが属するグループの領域の半周長、fはネットの
ファンアウト数である。
【0012】第2式を用いることにより、ネットに接続
されているブロックが属するグループの領域サイズ(半
周長)を考慮した予測配線長を計算することができる。
されているブロックが属するグループの領域サイズ(半
周長)を考慮した予測配線長を計算することができる。
【0013】図4は、第2式を用いて算出したネットの
予測配線長のファンアウト数による変化の一例である。
グループ領域の半周長の変化に伴いグラフの直線が変化
する。図3のグループ9内のネットの予測配線長13は
短く、グループ10内のネットの予測配線長14は長く
なっており、グループ領域の半周長に対応した予測配線
長が得られる。
予測配線長のファンアウト数による変化の一例である。
グループ領域の半周長の変化に伴いグラフの直線が変化
する。図3のグループ9内のネットの予測配線長13は
短く、グループ10内のネットの予測配線長14は長く
なっており、グループ領域の半周長に対応した予測配線
長が得られる。
【0014】図5は本発明の予測配線長計算法を用いた
遅延時間シミュレーションシステムのフロー図である。
ネットの予測配線長計算を行う処理工程15と、処理工
程15で算出した予測配線長を用いて遅延時間シミュレ
ーションを行う処理工程16により構成される。本発明
の予測配線長計算法を遅延時間シミュレーションシステ
ムで用いることにより精度の高い遅延時間シミュレーシ
ョンを行うことができる。
遅延時間シミュレーションシステムのフロー図である。
ネットの予測配線長計算を行う処理工程15と、処理工
程15で算出した予測配線長を用いて遅延時間シミュレ
ーションを行う処理工程16により構成される。本発明
の予測配線長計算法を遅延時間シミュレーションシステ
ムで用いることにより精度の高い遅延時間シミュレーシ
ョンを行うことができる。
【0015】図6は本発明の予測配線長計算法を用いた
論理合成システムのフロー図である。論理合成を行う処
理工程17と、それと並行してネットの予測配線長計算
を行う処理工程18により構成される。本発明の予測配
線長計算法を論理合成システムで用いることにより、よ
り最適な論理合成を行うことができる。
論理合成システムのフロー図である。論理合成を行う処
理工程17と、それと並行してネットの予測配線長計算
を行う処理工程18により構成される。本発明の予測配
線長計算法を論理合成システムで用いることにより、よ
り最適な論理合成を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集積回路
の予測配線長計算法は、配線パターンを計算機処理によ
り形成する前にネットの予測配線長を計算するために、
定数項と、ネットに接続されているブロックが属するグ
ループの領域の半周長に定数を乗じた項と、その半周長
の0.5乗に「ネットのファンアウト数−1」と定数を
乗じた項を足し合わせた値を予測配線長とすることによ
り、精度の高い予測配線長計算を行うことができるとい
う効果がある。
の予測配線長計算法は、配線パターンを計算機処理によ
り形成する前にネットの予測配線長を計算するために、
定数項と、ネットに接続されているブロックが属するグ
ループの領域の半周長に定数を乗じた項と、その半周長
の0.5乗に「ネットのファンアウト数−1」と定数を
乗じた項を足し合わせた値を予測配線長とすることによ
り、精度の高い予測配線長計算を行うことができるとい
う効果がある。
【図1】本発明の基本思想に基づくフローチャート。
【図2】従来の予測配線長計算法による予測配線長ファ
ンアウト数による変化を示す図。
ンアウト数による変化を示す図。
【図3】チップ上のレイアウト図。
【図4】本発明の予測配線長計算法による予測配線長の
ファンアウト数による変化を示す図。
ファンアウト数による変化を示す図。
【図5】本発明の予測配線長計算法を用いた遅延時間シ
ミュレーションシステムのフロー図。
ミュレーションシステムのフロー図。
【図6】本発明の予測配線長計算法を用いた論理合成シ
ステムのフロー図。
ステムのフロー図。
1 ブロックのグルーピング処理 2 グループ領域半周長計算処理 3 ネットの予測配線長計算処理 4 ブロックのグループ情報ファイル 5 ブロックのサイズ情報ファイル 6 ネットの予測配線長 7 チップ 8 ブロック 9,10 グループ 11,12 ネット 13 グループ9内のネットの予測配線長 14 グループ10内のネットの予測配線長 15 ネットの予測配線長計算処理 16 遅延時間シミュレーション処理 17 論理合成処理 18 ネットの予測配線長計算処理
Claims (1)
- 【請求項1】 集積回路の配線パターンを計算機処理に
より形成する前にネットの予測配線長を計算する集積回
路の予測配線長計算法において、定数項と、ネットに接
続されているブロックが属するグループの領域の半周長
に定数を乗じた項と、その半周長の0.5乗に「ネット
のファンアウト数−1」と定数を乗じた項を足し合わせ
た値を予測配線長とすることを特徴とする集積回路の予
測配線長計算法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277627A JP2817476B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 集積回路の予測配線長計算法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277627A JP2817476B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 集積回路の予測配線長計算法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120378A JPH05120378A (ja) | 1993-05-18 |
JP2817476B2 true JP2817476B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=17586066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3277627A Expired - Fee Related JP2817476B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 集積回路の予測配線長計算法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2817476B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP3277627A patent/JP2817476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05120378A (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980721 |
|
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