JPH09213806A - 配線装置および配線方法 - Google Patents

配線装置および配線方法

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JPH09213806A
JPH09213806A JP8014254A JP1425496A JPH09213806A JP H09213806 A JPH09213806 A JP H09213806A JP 8014254 A JP8014254 A JP 8014254A JP 1425496 A JP1425496 A JP 1425496A JP H09213806 A JPH09213806 A JP H09213806A
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JP
Japan
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wiring
delay time
fixed potential
simulation
capacitance
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Withdrawn
Application number
JP8014254A
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English (en)
Inventor
Hideaki Anbutsu
英明 安佛
Tomoshi Ando
知史 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LSI(大規模集積回路)等の配線パターン
を求める配線装置および配線方法に関し,配線により生
じる遅延時間を仕様で決められた値に容易に設定できる
ようにすることを目的とする。 【解決手段】 配線データの入力手段と,配線データに
基づいて配線をレイアウトして配線容量および配線抵抗
を求める配線手段と,レイアウトされた配線の回路シミ
ュレーションを行う回路シミュレーション手段と,シミ
ュレーション結果の出力手段とを備えた配線装置におい
て,配線に生じる遅延時間のシミュレーション結果を評
価する遅延時間評価手段と,遅延時間評価手段により得
られた遅延時間の評価結果に応じて固定電位の配線の形
状もしくは位置を変更し,その信号配線との間隔を調整
することにより最適配線を求める固定電位の配線変更手
段とを備える構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コンピュータを利
用してLSI(大規模集積回路)等の配線パターンを求
める配線装置および配線方法に関する。
【0002】LSI,MCM(マルチチップモジュー
ル),プリント回路基板等の配線パターンは,コンピュ
ータを利用した配線装置により能率的に求めることがで
きる。しかし,回路素子数の増大とともに配線も微細化
し,配線幅,配線間隔はますます微小化の傾向にある。
そのために,配線に伴う遅延時間も増大し,配線設計に
おいて正確に制御する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図8は従来の配線装置と配線方法の説明
図である。図8において,110は配線装置であって,
CPU,メモリ,プログラム等により構成され,配線パ
ターンのレイアウト,配線容量と配線抵抗を求め,配線
遅延時間のシミュレーションをするものである。
【0004】110’はデータベースであって,配線の
単位長さ当たりの配線容量,配線抵抗等のデータベース
をもつものである。111は見積もりデータ作成部であ
って,配線をレイアウトする前の配線容量と配線抵抗の
見積もりデータを作成するものである。
【0005】112はデータ入力部であって,見積もり
されたデータを元に,配線遅延などの要求を満たすよう
に配線長,配線幅等のデータを入力するものである。1
13は配線手段であって,配線経路の結果,配線パター
ンレイアウト,配線容量と配線抵抗の抽出を行うもので
ある。
【0006】114は配線経路決定の処理であって,配
線長,配線幅等のデータを元に配線経路を決定する処理
である。115は配線パターンレイアウトの処理であっ
て,決定された配線経路に基づいて配線パターンを求め
(与えられた配線幅で配線を蛇行させる等),配線パタ
−ンのレイアウトデータを生成し、それをディスプレイ
等の出力手段に出力するものである。
【0007】116は配線容量,配線抵抗抽出(LPE
(Layout Parasitic Extraction ))の処理である。1
17は回路シミュレーション手段であって,テストデー
タを入力して回路シミュレーションを行い,配線に生じ
る遅延時間等を求めるものである。
【0008】131は入力手段であって,配線長,配線
幅等の配線データを入力する入力手段である(キーボー
ド等)。132はテストデータ入力手段であって,回路
シミュレーションに必要なテストデータを入力する手段
(テストパターンを保持する磁気ディスク装置等)であ
る。
【0009】133は出力手段であって,ディスプレ
イ,プリンタ等である。図9は配線パターンの例であ
る。図9において,140は 回路基板である。
【0010】141は配線であって,配線パターンレイ
アウトの処理により得られた例であり,ノードAとノー
ドBの間の配線容量および配線抵抗を大きくするために
配線を蛇行させたものであり,ノードAとノードBの間
の配線長,配線幅等のデータに基づいて得られた配線パ
ターンである。
【0011】図8の構成の動作を説明する。作業者は,
回路図をもとに大体の配線経路を求め,経路の配線に生
じる配線容量,見積もりデータ作成部111により,配
線抵抗等を見積もる。見積もられたデータを元に配線遅
延時間の要求を満たす配線長,配線幅を決定し,入力手
段131によりデータ入力部112に対して配線毎に配
線長,配線幅を入力する。
【0012】配線手段113は,配線長,配線幅に基づ
いて配線の両端のノードを結ぶ配線経路を決定する(例
えば,真っ直ぐ結ぶ,蛇行させる,障害物を迂回させる
等(処理114))。そして,決められた経路に与えら
れた幅の配線パターンをレイアウトする(処理11
5))。配線パターンが求まると,配線毎に配線容量,
配線抵抗を抽出する。
【0013】回路シミュレーション手段117は求めら
れたテストデータ入力手段132により遅延時間をテス
トするためのテストデータ(ステップ信号等)を入力し
て回路シミュレーションを行い,遅延時間を求める。そ
してテスト結果をディスプレイ,プリンタ等の出力手段
133に出力する。
【0014】作業者は配線に生じる遅延時間のシミュレ
ーション結果をみて,配線パターンを変更する必要のあ
る配線を求め,その配線幅,配線長等を変更する。そし
て,変更する配線長,配線幅等のデータを入力手段13
1により配線装置110に再度入力する。その後,配線
装置110において上記と同様の処理を行い,シミュレ
ーション結果が出力される。そこで,作業者はシミュレ
ーション結果を見て,配線を変更する必要のある配線に
対して配線幅,配線長等を変更し,回路シミュレーショ
ンを行う。この処理を繰り返し,遅延時間が最適である
配線パターンを求める。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の配線装置および
配線方法は,上記のように,配線幅,配線長の変更を繰
り返し,遅延時間を調整しながら最適な配線パターンを
求めていた。配線幅,配線長を変更することは,配線容
量と配線抵抗の両方を同時に変更することになるため,
遅延時間を定める時定数が定めにくく,許容される遅延
時間をもつ配線パターンを容易に求めることができなか
った。
【0016】また,従来,注目配線に隣接して電位が固
定の配線を配置するようにして配線容量の影響を少なく
する方法も考えられている(特開平2−51252号公
報)。この場合にも,配線パターンをレイアウトした後
の配線容量は見積もり値と異なるものである。そのた
め,配線レイアウトした後に電位の変動する配線も含め
て配線長,配線幅を変更することにより最適な配線パタ
ーンを求めるものであり,本発明のように配線間隔を変
更することは考慮されていない。そのため,従来の配線
装置および配線方法では いずれの方法も,従来は配線
により遅延時間について仕様を満たす値に設定すること
は容易ではなかった。あるいは、配線経路を求めなおす
必要が生じることもあり、配線パターンを求めることは
容易でなかった。
【0017】本発明は,配線により生じる遅延時間を仕
様で決められた値に容易に設定することができる配線装
置および配線方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は,配線データの
入力手段と,配線データに基づいて配線をレイアウトし
て配線容量および配線抵抗を求める配線手段と,レイア
ウトされた配線の回路シミュレーションを行う回路シミ
ュレーション手段と,シミュレーション結果の出力手段
とを備えた配線装置において,配線に生じる遅延時間の
シミュレーション結果を評価する遅延時間評価手段と,
遅延時間評価手段により得られた遅延時間の評価結果に
応じて固定電位の配線の形状もしくは位置を変更し,そ
の信号配線との間隔を調整することにより最適配線を求
める固定電位の配線変更手段とを備える構成をもつ。
【0019】図1は本発明の基本構成を示す図である。
図1において,Sは配線装置であって,CPU,メモ
リ,プログラム等により構成,配線パターンのレイアウ
ト,配線容量,抵抗の抽出,配線に生じる遅延時間のシ
ミュレーション,シミュレーションの評価,固定電位の
配線の変更等を行うものである。
【0020】1はデータ入力部であって,回路図を元に
作成された初期配線パターンとするデータを入力するも
のである。2は配線手段であって,配線経路を決定して
配線パターンをレイアウトし,配線容量,配線抵抗を求
めるものである。
【0021】3は配線パターンレイアウト手段であっ
て,配線パターンをレイアウトするものである。4は配
線容量,配線抵抗抽出手段であって,配線パターンレイ
アウト手段3のレイアウトした配線パターンの配線容
量,配線抵抗を求めるものである。
【0022】5は回路シミュレーション手段であって,
配線に生じる遅延時間をシミュレーションするものであ
る。6は遅延時間評価手段であって,シミュレーション
結果の遅延時間を評価するものである。
【0023】7は固定電位の配線変更手段であって,電
位の固定された配線(例えば接地電位,電源電位等に決
められている配線)を変更しその信号配線との間隔を変
更するものである。
【0024】図1の本発明の基本構成の動作を説明す
る。回路図をもとに,配線容量,配線抵抗を見積もって
初期配線パターンとするデータを作成し,入力する。配
線パターンレイアウト手段3は,そのデータに基づいて
配線パターンをレイアウトし,さらに配線容量,配線抵
抗抽出手段4は配線パターンの配線容量,配線抵抗を求
める。
【0025】回路シミュレーション手段5は配線容量,
配線抵抗を基にその配線パターンの配線に生じる遅延時
間を求める。遅延時間評価手段6は仕様として与えられ
た遅延時間とシミュレーションにより求めた遅延時間を
比較し,求めた配線パターンの遅延時間が仕様の遅延時
間より長いか,あるいは短いかを判定する。
【0026】固定電位の配線変更手段7は,求めた配線
パターンの遅延時間が長いか短いかに応じて電位の固定
されている配線(例えば,接地電位もしくは電源電位に
固定されている配線)を変更し,その信号配線との間隔
を狭くするかあるいは広くする。遅延時間を短くする必
要がある時はその配線間隔を広くする。配線間隔を広く
する方法は,固定電位の配線の全体もしくは一部の幅を
狭くする。あるいは固定電位の配線の全体を信号配線か
ら遠ざける方向に移動する。反対に遅延時間を長くする
時は配線間隔を狭くする。配線間隔を狭くする方法は,
固定電位の配線の全体もしくは一部の幅を広げる。ある
いは,固定電位の配線の全体を信号配線の方に移動する
等である。
【0027】図2,図3により本発明の配線方法を具体
的に説明する。図2 (a)は変更前の配線パターンを表
す。図2 (b)は図2 (a)の断面図である。
【0028】図2 (a), (b)において,21は信号配線
であって,電位の変動する配線1である。22は固定電
位の配線であって,信号配線1(21)に隣接する固定
電位の配線2である。
【0029】23は固定電位の配線であって,信号配線
1(21)に隣接する固定電位の配線3である。25は
基板である。
【0030】C11は配線1(21)と基板25との配線
容量である。C12は配線2(22)と基板25との配線
容量である。C13は配線3(23)と基板25との配線
容量である。
【0031】C20は配線2(22)と配線21(1)と
の間の配線容量である。C21は配線3(23)と配線2
1(1)との間の配線容量である。本発明は,固定電位
の配線2(22)とその信号配線1(21)の間の配線
容量C20,もしくは固定電位の配線3(23)とその信
号配線1(21)の間の配線容量C21とに着目し,その
配線容量を変更することにより遅延時間を調整するもの
である。
【0032】図3は本発明の配線方法の例の説明図であ
る。図3において,21は信号配線であって,電位の変
動する配線1である。
【0033】22は固定電位の配線であって,信号配線
1(21)に隣接する固定電位の配線2である。23は
固定電位の配線であって,信号配線1(21)に隣接す
る固定電位の配線3である。
【0034】図3 (a)は,図2 (a)の変更前の配線パタ
ーンから遅延時間を長くする場合の例である。固定電位
の配線2(22)および固定電位の配線3(23)の両
方の幅を広げることにより変更前の配線パターンの配線
間隔Aおよび配線間隔Bを狭くし,それぞれ配線間隔
E,配線間隔Fとするものである。
【0035】図3 (b)は,図2 (a)の変更前の配線パタ
ーンから遅延時間を長くする場合の例である。固定電位
の配線2(22)の一部の幅を広げることにより変更前
の配線パターンの配線間隔Aを狭くし,配線間隔Gとす
るものである。
【0036】図3 (c)は,図2 (a)の変更前の配線パタ
ーンから遅延時間を短くする場合の例である。固定電位
の配線2(22)および固定電位の配線3(23)の全
体を信号配線1(21)の方に移動し,変更前の配線パ
ターンの配線間隔Aおよび配線間隔Bを広くし,それぞ
れ配線間隔C,配線間隔Dとするものである。また,図
示されてはいないが,遅延時間を短くする場合には,配
線間隔Gを変更前の配線パターンの配線間隔Aより広く
する。
【0037】本発明で変更する配線は固定電位である。
そのため,遅延時間の変更に影響する要素は実質的に変
更した配線と信号配線の間の配線容量(C20,C21)で
あり,配線変更による抵抗変化はない。遅延時間の調整
は配線容量(C20,C21)だけを考慮すれば良いので,
配線の設計を容易にすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】図4は本発明の装置構成の実施例
である。図4において,51は回路図に基づいて配線容
量,配線抵抗の見積もりデータを作成をするための見積
もりデータ作成部である。
【0039】51’は,データベースであって,単位長
さあたりの配線容量,抵抗等のデータベースを保持する
ものである。52はデータ入力部であって,遅延時間な
どの要求を満たす初期配線パターンを定めるデータ(配
線長,配線幅等)を入力するものである。
【0040】53は配線手段であって,配線経路の決
定,配線パターンレイアウト,配線容量,配線抵抗の抽
出を行うものである。54は配線経路の決定の処理であ
って,配線幅,配線長を元に配線経路を決めるものであ
る。
【0041】55は配線パターンレイアウトの処理であ
って,配線パターンをレイアウトしてディスプレイ等の
出力手段62に出力するものである。56は配線容量,
配線抵抗抽出の処理であって,求められた配線パターン
の配線容量,配線抵抗を求めるものである。
【0042】57は回路シミュレーション手段であっ
て,配線に生じる遅延時間をシミュレーションするもの
である。58は遅延時間評価手段であって,仕様で与え
られる遅延時間を基準値としてシミュレーションにより
得られた遅延時間と比較し,シミュレーションにより得
られた遅延時間が適切であるか,適切でないかを判定す
るものである。
【0043】59は固定電位の配線変更手段であって,
遅延時間の評価結果に従って,遅延時間が基準値(仕
様)に近づくように固定電位の配線と信号配線の間隔を
変更するものである。
【0044】61は入力手段であって,配線データ,仕
様の遅延時間等を入力するものである。62は出力手段
であって,ディスプレイ,プリンタ等である。
【0045】63はテストデータ入力手段であって,遅
延時間をテストするためのテストデータを入力するもの
である。図4の構成の動作を説明する。
【0046】回路図を元に見積もりデータ作成部51を
使用して,配線容量,配線抵抗等を見積もる。入力手段
61を使用して,データ入力部52に初期配線パターン
を与える配線経路,配線幅,配線長等を入力する。
【0047】配線手段53において,配線経路を決定す
る。配線パターンレイアウトの処理55により入力され
たデータに基づく配線パターンをレイアウトする。求め
た配線パターンを出力手段62に出力する。次に求めた
配線パターンのレイアウトについて配線容量,抵抗を抽
出する(配線容量,配線抵抗抽出の処理56)。
【0048】回路シミュレーション手段57はテストデ
ータ入力手段63よりテストデータを入力し,配線パタ
ーンの配線容量,配線抵抗により配線に生じる遅延時間
を求める。そして,シミュレーション結果を出力手段6
2に出力する。
【0049】遅延時間評価手段58はシミュレーション
により求められた遅延時間を与えられた仕様の遅延時間
と比較する。固定電位の配線変更手段59は遅延時間評
価手段58の評価結果に従って固定電位の配線を変更す
る。
【0050】固定電位の配線変更手段59の配線変更に
従って,配線パターンレイアウトの処理55により配線
パターンを変更する。配線容量,配線抵抗抽出の処理5
6により変更された配線パターンの配線容量,配線抵抗
を求める。回路シミュレーション手段57は変更された
配線パターンの配線容量,配線抵抗により,再度遅延時
間を求める。遅延時間評価手段58は遅延時間のシミュ
レーション結果を評価し,固定電位の配線変更手段59
は評価結果に従って配線を変更する。あるいは,遅延時
間の評価結果が仕様を満たすものであるとされた時は,
配線を変更しない。
【0051】この処理を繰り返し,最適な配線パターン
を求める。図5は本発明の固定電位の配線変更手段の実
施例1である。実施例1は固定電位の配線幅を広げるか
もしくは狭ばめることにより信号配線との間隔を変更す
るものである。
【0052】図5において,59は固定電位の配線変更
手段である。 S1 評価遅延時間が要求仕様の遅延時間より大きい。
【0053】S2 固定電位の配線の幅を小さくするこ
とによりその配線と信号配線との間隔を大きくする。そ
の結果,その配線と信号配線との間の配線容量が小さく
なり,遅延時間が短くなる。
【0054】S11 評価遅延時間が要求仕様の遅延時
間より小さい。 S12 固定電位の配線の幅を大きくすることによりそ
の配線と信号配線との間隔を狭くする。その結果,その
配線と信号配線との間の配線容量が大きくなり,遅延時
間が長くなる。
【0055】S21 評価遅延時間が要求仕様の遅延時
間に等しい。 S22 配線遅延時間が要求仕様を満たしているので,
配線の変更をしない。図6は本発明の固定電位の配線変
更手段の実施例2である。実施例2は固定電位の配線の
一部の幅を広げるかもしくは狭ばめることにより信号配
線との間隔を変更するものである。
【0056】図6において,59は固定電位の配線変更
手段である。 S1 評価遅延時間が要求仕様の遅延時間より大きい。
【0057】S2 固定電位の配線の一部の幅を小さく
することによりその配線と信号配線との間隔を大きくす
る。その結果,その配線と信号配線との間の配線容量が
小さくなり,遅延時間が短くなる。
【0058】S11 評価遅延時間が要求仕様の遅延時
間より小さい。 S12 固定電位の配線の一部の幅を大きくすることに
よりその配線と信号配線との間隔を狭くする。その結
果,その配線と信号配線との間の配線容量が大きくな
り,遅延時間が長くなる。
【0059】S21 評価遅延時間と要求仕様の遅延時
間が等しい。 S22 配線遅延時間が要求仕様を満たしているので,
配線の変更をしない。図7は本発明の固定電位の配線変
更手段の実施例3である。実施例3は固定電位の配線を
移動することにより信号配線との間隔を変更するもので
ある。
【0060】図7において,59は固定電位の配線変更
手段である。 S1 評価遅延時間が要求仕様の遅延時間より大きい。
【0061】S2 固定電位の配線の全体を信号配線か
ら遠ざける方向に移動する。その結果,信号配線とその
配線との間隔が広がり,その配線と信号配線との間の配
線容量が小さくなり,遅延時間が短くなる。
【0062】S11 評価遅延時間が要求仕様の遅延時
間より小さい。 S12 固定電位の配線を全体に信号配線から近づける
方向に移動する。その結果,その配線と信号配線との間
隔が狭くなり,その配線と信号配線との間の配線容量が
大きくなり,遅延時間が長くなる。
【0063】S21 評価遅延時間と要求仕様の遅延時
間が等しい。 S22 配線遅延時間が要求仕様を満たしているので,
配線の変更をしない。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば,固定電位の配線を変更
するので,配線の変更により遅延時間に影響する要素は
変更した配線と信号配線の間の配線容量(C20,C21
だけであり,配線変更による抵抗変化はない。従って,
遅延時間の調整は配線容量(C 20,C21)だけを考慮す
れば良いので,仕様通りの遅延時間の配線を容易に求め
ることができるようになる。また、配線経路を再度求め
る必要が生じるようなこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の配線方法の説明図である。
【図3】本発明の配線方法の例を示す図である。
【図4】本発明の装置構成を示す図である。
【図5】本発明の固定電位の配線変更手段の実施例1を
示す図である。
【図6】本発明の固定電位の配線変更手段の実施例2を
示す図である。
【図7】本発明の固定電位の配線変更手段の実施例3を
示す図である。
【図8】従来の配線装置と配線方法の説明図である。
【図9】配線パターンの例を示す図である。
【符号の説明】
S:配線装置 1:初期配線パターン 2:配線手段 3:配線パターンレイアウト手段 4:配線容量,配線抵抗抽出手段 5:回路シミュレーション手段 6:遅延時間評価手段 7:固定電位の配線変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/82 W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線データの入力手段と,配線データに
    基づいて配線をレイアウトして配線容量および配線抵抗
    を求める配線手段と,レイアウトされた配線の回路シミ
    ュレーションを行う回路シミュレーション手段と,シミ
    ュレーション結果の出力手段とを備えた配線装置におい
    て,配線に生じる遅延時間のシミュレーション結果を評
    価する遅延時間評価手段と,遅延時間評価手段により得
    られた遅延時間の評価結果に応じて固定電位の配線の形
    状もしくは位置を変更し,その信号配線との間隔を調整
    することにより最適配線を求める固定電位の配線変更手
    段とを備えることを特徴とする配線装置。
  2. 【請求項2】 配線データの入力手段と,配線データに
    基づいて配線をレイアウトし,配線容量および配線抵抗
    を求める配線手段と,レイアウトされた配線の回路シミ
    ュレーションを行う回路シミュレーション手段と,シミ
    ュレーション結果の出力手段とを備え配線レイアウトを
    求める配線方法において,配線に生じる遅延時間のシミ
    ュレーション結果を評価する遅延時間評価手段と,遅延
    時間のシミュレーション評価結果に基づいて電位が固定
    されている配線の形状もしくは配線位置を変更する固定
    電位の配線変更手段を備え,配線について配線容量およ
    び抵抗を求め,回路シミュレーションを行い,シミュレ
    ーションして得られる配線に生じる遅延時間を評価し,
    評価結果に基づいて上記配線変更とシミュレーションを
    繰り返し,最適配線を求めることを特徴とする配線方
    法。
  3. 【請求項3】 固定電位の配線変更手段は,固定電位の
    配線の配線幅を変更することにより配線を変更し、信号
    配線との配線間隔を変更することを特徴とする請求項2
    に記載の配線方法。
  4. 【請求項4】 固定電位の配線変更手段は,固定電位の
    配線の一部の配線幅を変更することにより配線を変更
    し、信号配線との配線間隔を変更することを特徴とする
    請求項2に記載の配線方法。
  5. 【請求項5】 固定電位の配線変更手段は,固定電位の
    配線を移動することにより信号配線との配線間隔を変更
    することを特徴とする請求項2に記載の配線方法。
JP8014254A 1996-01-30 1996-01-30 配線装置および配線方法 Withdrawn JPH09213806A (ja)

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