JP2812599B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
法に関し、より詳しくは、TEOS(テトラ・エトキシ
・シラン)−O3系常圧CVD(化学気相成長)法を用いて
成膜を行うことにより、半導体基板上の凹凸を平坦化す
る半導体装置の製造方法に関する。
て、半導体基板上の凹凸を平坦化する成膜技術が重要性
を増している。現在、成膜法としてSiH4(シラン)−O
2系常圧CVD法とTEOS−O2系プラズマCVD法が
広く採用されているが、SiH4−O2系常圧CVD法で
は、微細化が進んでくると、図5に示すように、下地9
0の段差上の部分100aがオーバハング形状となり、
しかも、膜100中にボイド(気泡)が発生するという問
題がある。また、TEOS−O2系プラズマCVD法で
は、図6に示すように、下地90の断面に沿ったいわゆ
るコンフォーマル形状の膜200しか得ることができな
い。
D法が注目されている。TEOS−O3系常圧CVD法
では、O3濃度を調節することによって、図7に示すよ
うに、エッジ部分300aがやや薄くなったいわゆるリ
フロー形状の膜300を成長できるからである(なお、
比較のため、破線で等方成長のラインを示してい
る。)。また、膜300中のボイドも比較的少ないとい
う特長を有する。そこで、従来は、下地90の凹凸を平
坦化するために、TEOS−O3系常圧CVD法によ
り、下地90の上に直接シリコン酸化膜300を成長さ
せていた。なお、TEOS−O3系常圧CVD法は、T
EOS(例えばN2ガスでバブリングしたもの)とO3(O2
をキャリアガスとする)とを温度400℃程度に保持し
た基板に導き、常圧下で化学反応させて、上記基板にシ
リコン酸化膜を成長させる方法である。
ように下地90の上に直接シリコン酸化膜300を成長
させる場合、確かにエッジ部分300aの形状を緩和す
ることができる。しかしながら、下地90の凹凸による
段差がそのまま表面側に反映するため、有効に平坦化を
進めたということはできない。
よる段差を低減でき、一歩進んだ平坦化を行うことがで
きる半導体装置の製造方法を提供することにある。
め、請求項1に記載の半導体装置の製造方法は、凹凸を
有する下地の上に、TEOS−O3系常圧CVD法によ
りシリコン酸化膜を成長させて、上記下地の凹凸を平坦
化する半導体装置の製造方法であって、上記下地の凹部
の内面のうちの少なくとも側面に、上記シリコン酸化膜
の成長を上記下地よりも増速する材料からなる膜を設け
た後、上記シリコン酸化膜の成長を行うことを特徴とし
ている。
は、請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
上記シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも増速する材
料からなる膜を、上記下地の凹部の側面及び底面に設け
ることを特徴とする。
よるシリコン酸化膜を種々の下地の上に形成する実験に
より、本発明者が創出したものである。本発明者は、T
EOS−O3系常圧CVD法によるシリコン酸化膜の成
膜速度が、下地の種類によって次表1のように変化する
ことを発見した。
なくとも側面に、TEOS−O3系常圧CVD法による
シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも増速する材料か
らなる膜(表1に基づいて選択する)を設けた後、上記シ
リコン酸化膜の成長を行う場合、下地の凸部上に比して
上記凹部上で膜厚が厚くなる。この結果、下地の凹凸に
よる段差が低減され、従来に比して平坦化が推進され
る。
地よりも増速する材料からなる膜を、上記下地の凹部の
側面及び底面に設ける場合、下地の凸部上に比して上記
凹部上で膜厚がさらに厚くなる。この結果、下地の凹凸
による段差がさらに低減され、さらに平坦化が推進され
る。
施例により詳細に説明する。
ず)上に、下地として熱酸化膜(SiO2膜)1が設けら
れ、その表面に凹部1b,凸部1tが形成されているもの
とする。熱酸化膜1の凹凸による段差は0.3〜0.6μ
m、凹部1b,凸部1tの幅はそれぞれ0.3〜1.0μmと
なっている。この熱酸化膜1の凹凸を平坦化する場合、
まず、上記凹部1bの底面に、TEOS−O3系常圧CV
D法によるシリコン酸化膜の成長を上記熱酸化膜1より
も増速するSiN膜(シリコン窒化膜)2を設ける(表1に
基づく。)。このSiN膜2の膜厚は500〜1000Å
とし、例えばLPCVD法(減圧化学気相成長法)により
設ける。この後、同図(b)に示すように、TEOS−O3
系常圧CVD法により、シリコン酸化膜3の成長を行
う。このシリコン酸化膜3の膜厚は、凸部1t上で0.2
〜0.6μmとする。このようにした場合、凸部1t上に
比して凹部1b上でシリコン酸化膜3の膜厚を厚く成長
することができる。したがって、熱酸化膜1の凹凸によ
る段差を低減でき、従来に比して平坦化を推進すること
ができる。
熱酸化膜1の凹部1bの側面(凸部1tの側面でもあ
る。)にSiN膜12を設けるようにしても良い。上の
例と同様に、このSiN膜12の膜厚は500〜100
0Åとし、例えばLPCVD法(減圧化学気相成長法)に
より設ける。この後、同図(b)に示すように、TEOS
−O3系常圧CVD法により、シリコン酸化膜13の成
長を行う。このシリコン酸化膜13の膜厚は、凸部1t
上で0.2〜0.6μmとする。このようにした場合、凸
部1t上に比して凹部1b上でシリコン酸化膜13の膜厚
を厚く成長することができる。したがって、熱酸化膜1
の凹凸による段差を低減でき、従来に比して平坦化を推
進することができる。
記熱酸化膜1の凹部1bの底面および凹部1bの側面(凸
部1tの側面でもある。)にSiN膜22を設けるように
しても良い。上記各例と同様に、このSiN膜22の膜
厚は500〜1000Åとし、例えばLPCVD法(減
圧化学気相成長法)により設ける。この後、同図(b)に示
すように、TEOS−O3系常圧CVD法により、シリ
コン酸化膜23の成長を行う。このシリコン酸化膜23
の膜厚は、凸部1t上で0.2〜0.6μmとする。このよ
うにした場合、凸部1t上に比して凹部1b上でシリコン
酸化膜23の膜厚を厚く成長することができる。したが
って、熱酸化膜1の凹凸による段差を低減でき、従来に
比して平坦化を推進することができる。
(図示せず)上に、下地としてポリシリコン膜(ポリSi)
31が設けられ、その表面に凹部31b,凸部31tが形
成されているものとする。ポリシリコン膜31の凹凸に
よる段差は0.3〜0.6μm、凹部31b,凸部31tの幅
はそれぞれ0.3〜1.0μmとなっている。このポリシ
リコン膜31の凹凸を平坦化する場合、まず、上記凸部
31tの上面に、TEOS−O3系常圧CVD法によるシ
リコン酸化膜の成長を上記ポリシリコン膜1よりも減速
するSiO2膜32を設ける(表1に基づく。)。このSi
O2膜32の膜厚は500〜1000Åとし、例えばプ
ラズマCVD法により設ける。この後、同図(b)に示す
ように、TEOS−O3系常圧CVD法により、シリコ
ン酸化膜33の成長を行う。このシリコン酸化膜33の
膜厚は、凸部1t上で0.2〜0.6μmとする。このよう
にした場合、凹部1b上に比して凸部1t上でシリコン酸
化膜33の膜厚を薄く成長することができる。したがっ
て、ポリシリコン膜31の凹凸による段差を低減でき、
従来に比して平坦化を推進することができる。
導体装置の製造方法は、凹凸を有する下地の上に、TE
OS−O3系常圧CVD法によりシリコン酸化膜を成長
させて、上記下地の凹凸を平坦化する半導体装置の製造
方法であって、上記下地の凹部の内面のうちの少なくと
も側面に、上記シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも
増速する材料からなる膜を設けた後、上記シリコン酸化
膜の成長を行っているので、下地の凸部上に比して上記
凹部上で上記シリコン酸化膜の膜厚を厚く成長すること
ができる。したがって、下地の凹凸による段差を低減で
き、従来に比して平坦化を一層推進することができる。
は、上記シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも増速す
る材料からなる膜を、上記下地の凹部の側面及び底面に
設ける場合、下地の凸部上に比して上記凹部上で膜厚が
さらに厚くなる。この結果、下地の凹凸による段差をさ
らに低減でき、さらに平坦化を推進できる。
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
を説明する工程図である。
行った状態を示す図である。
坦化を行った状態を示す図である。
に直接シリコン酸化膜を成長させて平坦化を行った状態
を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 凹凸を有する下地の上に、TEOS−O
3系常圧CVD法によりシリコン酸化膜を成長させて、
上記下地の凹凸を平坦化する半導体装置の製造方法であ
って、 上記下地の凹部の内面のうちの少なくとも側面に、上記
シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも増速する材料か
らなる膜を設けた後、上記シリコン酸化膜の成長を行う
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
において、 上記シリコン酸化膜の成長を上記下地よりも増速する材
料からなる膜を、上記下地の凹部の側面及び底面に設け
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2111492A JP2812599B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2111492A JP2812599B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05218031A JPH05218031A (ja) | 1993-08-27 |
JP2812599B2 true JP2812599B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12045860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2111492A Expired - Fee Related JP2812599B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2812599B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE19629766C2 (de) * | 1996-07-23 | 2002-06-27 | Infineon Technologies Ag | Herstellverfahren von Shallow-Trench-Isolationsbereiche in einem Substrat |
US6541401B1 (en) * | 2000-07-31 | 2003-04-01 | Applied Materials, Inc. | Wafer pretreatment to decrease rate of silicon dioxide deposition on silicon nitride compared to silicon substrate |
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-
1992
- 1992-02-06 JP JP2111492A patent/JP2812599B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05218031A (ja) | 1993-08-27 |
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