JP2812001B2 - 厨芥収納装置 - Google Patents
厨芥収納装置Info
- Publication number
- JP2812001B2 JP2812001B2 JP3154424A JP15442491A JP2812001B2 JP 2812001 B2 JP2812001 B2 JP 2812001B2 JP 3154424 A JP3154424 A JP 3154424A JP 15442491 A JP15442491 A JP 15442491A JP 2812001 B2 JP2812001 B2 JP 2812001B2
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- container
- ozone
- odor
- door
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、厨芥収納装置に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の厨芥収納装置は図３に示すよう
に、厨房の流し台近傍設置型で、扉１と外殻２で形成さ
れた空間に収納庫３を設け、収納庫３の直上に臭気吸引
用のファン４が設けられ、ファン４の排気口５は、排水
管６内に二重管形式の排気管７と臭気抜き管８で接続さ
れ、排気管７の先端は排水管６と同様に、下水部９に開
口したものがあった（例えば実公平１−３０４１２号公
報）。
に、厨房の流し台近傍設置型で、扉１と外殻２で形成さ
れた空間に収納庫３を設け、収納庫３の直上に臭気吸引
用のファン４が設けられ、ファン４の排気口５は、排水
管６内に二重管形式の排気管７と臭気抜き管８で接続さ
れ、排気管７の先端は排水管６と同様に、下水部９に開
口したものがあった（例えば実公平１−３０４１２号公
報）。
【０００３】そして上記従来の厨芥収納装置は、少なく
とも扉１が開かれた時は、ファン４が動作し、収納庫３
内の臭気を臭気抜き管８および排気管７を通じて下水部
９に排出し、家屋内に臭気を出さないというものであっ
た。
とも扉１が開かれた時は、ファン４が動作し、収納庫３
内の臭気を臭気抜き管８および排気管７を通じて下水部
９に排出し、家屋内に臭気を出さないというものであっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、夏期などの場合、臭気が下水部９から溢れ
て上昇し、隣家とのトラブルの原因になったり、下水部
９からねずみや害虫が排気管７および臭気抜き管８を伝
って収納庫内に侵入することが多々あった。さらに、排
水管６の出口部で流動物の残さなどによる詰まりが排気
管７にまでおよび、臭気の吸引が困難になる事態もあっ
た。また、排気管７を排水管６内に二重管形式で設置す
ることの施工上の問題もあった。
の構成では、夏期などの場合、臭気が下水部９から溢れ
て上昇し、隣家とのトラブルの原因になったり、下水部
９からねずみや害虫が排気管７および臭気抜き管８を伝
って収納庫内に侵入することが多々あった。さらに、排
水管６の出口部で流動物の残さなどによる詰まりが排気
管７にまでおよび、臭気の吸引が困難になる事態もあっ
た。また、排気管７を排水管６内に二重管形式で設置す
ることの施工上の問題もあった。
【０００５】本発明は上記問題を解決し、常に適正な脱
臭能力を保ちながら全体を効率よく脱臭し、かつ屋内外
に無臭無害の空気を排出する。厨芥収納装置を提供する
ことを目的としている。
臭能力を保ちながら全体を効率よく脱臭し、かつ屋内外
に無臭無害の空気を排出する。厨芥収納装置を提供する
ことを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、上面が開口した容器を内部に収納した外殻
と、容器の一端を保持する扉によって収納室を形成し、
上記の容器の開口部に対向する面に、臭気センサと、上
記容器の開口部から屋外に連通する排気管と、一端が外
殻の外に通じた臭気センサと連動したオゾン発生装置を
設けた吐出管を設け、上記排気管内にオゾン分解触媒ま
たはオゾン分解触媒と脱臭触媒の双方からなり、外周囲
に上記臭気センサと連動するヒータを設けた脱臭器を設
け、かつ上記脱臭器の後流にファンからなる吸引装置を
設け、扉と外殻との接触部に扉開時にオゾン発生装置を
停止させかつファンを作動させるスイッチを設けた構成
とする。
するため、上面が開口した容器を内部に収納した外殻
と、容器の一端を保持する扉によって収納室を形成し、
上記の容器の開口部に対向する面に、臭気センサと、上
記容器の開口部から屋外に連通する排気管と、一端が外
殻の外に通じた臭気センサと連動したオゾン発生装置を
設けた吐出管を設け、上記排気管内にオゾン分解触媒ま
たはオゾン分解触媒と脱臭触媒の双方からなり、外周囲
に上記臭気センサと連動するヒータを設けた脱臭器を設
け、かつ上記脱臭器の後流にファンからなる吸引装置を
設け、扉と外殻との接触部に扉開時にオゾン発生装置を
停止させかつファンを作動させるスイッチを設けた構成
とする。
【０００７】
【作用】本発明は上記構成によって、扉が閉状態におい
てオゾン発生装置から吐出口を通じ、容器内に注入され
たオゾン含有空気は、殺菌用空気となって厨芥や容器に
付着している細菌やかびなどの微生物を殺菌し、同時に
臭気も分解しながら、扉に設けた排気管内に流入し、脱
臭器を通過することによって残留オゾンが分解し、無臭
化された無害な空気として家屋外に排出される。このよ
うにして、常に収納容器内の臭気成分の分解浄化、排出
を繰り返すだけでなく、臭気の根源となる腐敗を抑える
ことにより、容器内の新たな臭気の発生に対しても十分
対応ができる。また、厨芥の出し入れなどにより扉を開
いた時には、スイッチによりオゾン発生装置は作動せ
ず、不要なオゾンの発生を抑え、さらに吸引装置が作動
することにより、容器内の空気は脱臭器を通過して、同
じく無臭化された無害な空気として家屋外へ排出するこ
ととなる。しかもこの装置では、臭気センサによって厨
芥の臭気の強弱を検知し、それに応じてオゾン濃度や吐
出量などを可変して適正な脱臭処理を施すことになる。
てオゾン発生装置から吐出口を通じ、容器内に注入され
たオゾン含有空気は、殺菌用空気となって厨芥や容器に
付着している細菌やかびなどの微生物を殺菌し、同時に
臭気も分解しながら、扉に設けた排気管内に流入し、脱
臭器を通過することによって残留オゾンが分解し、無臭
化された無害な空気として家屋外に排出される。このよ
うにして、常に収納容器内の臭気成分の分解浄化、排出
を繰り返すだけでなく、臭気の根源となる腐敗を抑える
ことにより、容器内の新たな臭気の発生に対しても十分
対応ができる。また、厨芥の出し入れなどにより扉を開
いた時には、スイッチによりオゾン発生装置は作動せ
ず、不要なオゾンの発生を抑え、さらに吸引装置が作動
することにより、容器内の空気は脱臭器を通過して、同
じく無臭化された無害な空気として家屋外へ排出するこ
ととなる。しかもこの装置では、臭気センサによって厨
芥の臭気の強弱を検知し、それに応じてオゾン濃度や吐
出量などを可変して適正な脱臭処理を施すことになる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の厨芥収納措置の実施例を図１
および図２を参照して説明する。
および図２を参照して説明する。
【０００９】図１は、本発明による厨芥収納装置の断面
図で、内部に上方が開口した樹脂製の容器１０を格納し
た外殻１１の上部には、家屋外壁１２および外殻１１を
貫通して家屋外と容器１０の開口部に連通する排気管１
３がある。同じく外殻１１の上部には、排気管１３とは
別の部分に、オゾン発生装置１４と連通した吐出口１５
が、容器１０の開口部に向け開口している。排気管１３
内には、排気流に対し上流側から、オゾン分解触媒また
はオゾン分解触媒と脱臭触媒の双方を設け、かつ外周囲
にヒータ１６を設けた脱臭器１７、脱臭器１７の後流に
は、吸引ファンによる吸引装置１８が設けられている。
一方容器１０は、流し台の基盤１９に開閉自在に取り付
けられた扉２０の固定爪２１に掛けられ、扉２０と一体
で動作する構成になっている。さらに、扉２０の上部
は、外殻１１の上部に設けられたスイッチ２２に接して
いる。さらに、容器１０の直上には酸化物半導体センサ
などからなる臭気サンセ２３が設けられ、その出力はオ
ゾン発生装置１４にフィードバックされている。
図で、内部に上方が開口した樹脂製の容器１０を格納し
た外殻１１の上部には、家屋外壁１２および外殻１１を
貫通して家屋外と容器１０の開口部に連通する排気管１
３がある。同じく外殻１１の上部には、排気管１３とは
別の部分に、オゾン発生装置１４と連通した吐出口１５
が、容器１０の開口部に向け開口している。排気管１３
内には、排気流に対し上流側から、オゾン分解触媒また
はオゾン分解触媒と脱臭触媒の双方を設け、かつ外周囲
にヒータ１６を設けた脱臭器１７、脱臭器１７の後流に
は、吸引ファンによる吸引装置１８が設けられている。
一方容器１０は、流し台の基盤１９に開閉自在に取り付
けられた扉２０の固定爪２１に掛けられ、扉２０と一体
で動作する構成になっている。さらに、扉２０の上部
は、外殻１１の上部に設けられたスイッチ２２に接して
いる。さらに、容器１０の直上には酸化物半導体センサ
などからなる臭気サンセ２３が設けられ、その出力はオ
ゾン発生装置１４にフィードバックされている。
【００１０】一方、図２において、スイッチ２２はオゾ
ン発生装置１４と吸引装置１８とに連動し、扉２０が開
状態では、オゾン発生装置１４を停止し、かつ吸引装置
１８を作動させるように構成されている。
ン発生装置１４と吸引装置１８とに連動し、扉２０が開
状態では、オゾン発生装置１４を停止し、かつ吸引装置
１８を作動させるように構成されている。
【００１１】上記構成において、扉２０が閉の状態で
は、オゾン発生装置１４に通電がなされることにより、
外殻１１の外からオゾン発生装置１４に吸引された空気
は、オゾン含有空気として吐出口１５から容器１０内に
充満する。この時、容器１０内に存在する厨芥などは、
オゾンによって殺菌されて腐敗しにくくなると同時に、
その臭気も分解される。このようにして、殺菌、脱臭に
用いられたオゾン含有空気は、容器１０の直上に開口し
ている排気管１３内に自然に流れ込み、脱臭器１７を通
過することによって、残留オゾンが完全に分解されると
同時に、未分解の臭気もほぼ完全に脱臭され、無害、無
臭の空気として屋外に排出される。またこの時、臭気セ
ンサ２３によって厨芥の臭気の強弱を検知し、それに応
じてオゾン濃度や吐出量などを可変して適正な脱臭処理
を施せる。同時にオゾン濃度を上昇させた場合に、オゾ
ンの外部流出を回避するため脱臭器１７内に設けたヒー
タ１６が作動して、オゾンの自己分解を促進する。逆
に、臭気が低レベルの場合は、オゾン量を極小に抑える
ことができ、結果として省電力性を維持できる。
は、オゾン発生装置１４に通電がなされることにより、
外殻１１の外からオゾン発生装置１４に吸引された空気
は、オゾン含有空気として吐出口１５から容器１０内に
充満する。この時、容器１０内に存在する厨芥などは、
オゾンによって殺菌されて腐敗しにくくなると同時に、
その臭気も分解される。このようにして、殺菌、脱臭に
用いられたオゾン含有空気は、容器１０の直上に開口し
ている排気管１３内に自然に流れ込み、脱臭器１７を通
過することによって、残留オゾンが完全に分解されると
同時に、未分解の臭気もほぼ完全に脱臭され、無害、無
臭の空気として屋外に排出される。またこの時、臭気セ
ンサ２３によって厨芥の臭気の強弱を検知し、それに応
じてオゾン濃度や吐出量などを可変して適正な脱臭処理
を施せる。同時にオゾン濃度を上昇させた場合に、オゾ
ンの外部流出を回避するため脱臭器１７内に設けたヒー
タ１６が作動して、オゾンの自己分解を促進する。逆
に、臭気が低レベルの場合は、オゾン量を極小に抑える
ことができ、結果として省電力性を維持できる。
【００１２】一方、図２に示すように新たな厨芥を投入
するため、扉２０を開状態にすると同時に、スイッチ２
２によりオゾン発生装置１４が停止され、同時に排気管
１３内の吸引装置１８が作動し、容器１０内の雰囲気が
急速に吸引され、オゾンや臭気が屋内に漏れだすのを抑
えることができる。したがって、厨房空間の清潔さを保
持することができる。さらに、屋外へ排出される空気は
無臭化された無害な空気であるため隣家との臭気に関す
るトラブルを避けることができる。
するため、扉２０を開状態にすると同時に、スイッチ２
２によりオゾン発生装置１４が停止され、同時に排気管
１３内の吸引装置１８が作動し、容器１０内の雰囲気が
急速に吸引され、オゾンや臭気が屋内に漏れだすのを抑
えることができる。したがって、厨房空間の清潔さを保
持することができる。さらに、屋外へ排出される空気は
無臭化された無害な空気であるため隣家との臭気に関す
るトラブルを避けることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の厨芥収納装
置によれば、次に配列する効果が得られる。 （１）常に容器内の厨芥の殺菌、腐敗防止、並びに臭気
の分解浄化が、厨芥の臭気の強弱に応じて可変できるた
め、省電力性と効率的脱臭ができる。 （２）屋外へも無臭、無害化された空気を排出すること
ができ、他世帯への環境問題がなくなる。 （３）扉を開いたときには、容器内の雰囲気が屋内に漏
れだすのを防止でき、厨房空間の清潔さを保持できる。
置によれば、次に配列する効果が得られる。 （１）常に容器内の厨芥の殺菌、腐敗防止、並びに臭気
の分解浄化が、厨芥の臭気の強弱に応じて可変できるた
め、省電力性と効率的脱臭ができる。 （２）屋外へも無臭、無害化された空気を排出すること
ができ、他世帯への環境問題がなくなる。 （３）扉を開いたときには、容器内の雰囲気が屋内に漏
れだすのを防止でき、厨房空間の清潔さを保持できる。
【図１】本発明の厨芥収納装置の一実施例の縦断面図
【図２】同じく扉開状態を示す縦断面図
【図３】従来の厨芥収納装置の縦断面図
１０ 容器 １１ 外殻 １３ 排気管 １４ オゾン発生装置 １５ 吐出口 １６ ヒータ １７ 脱臭器 １８ 吸引装置 ２０ 扉 ２２ スイッチ ２３ 臭気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 本塚 靖之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−31101（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−249802（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−252401（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−48701（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−227608（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−227606（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−138508（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−108901（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65F 1/00 - 1/16 A61L 9/015
Claims (1)
- 【請求項１】上面が開口した容器を内部に収納した外殻
と、容器の一端を保持する扉によって収納室を形成し、
上記容器の開口部に対向する面に、臭気センサと、上記
容器の開口部から屋外に連通する排気管と、一端が外殻
の外に通じた臭気センサと連動したオゾン発生装置を設
けた吐出管を設け、上記排気管内にオゾン分解触媒また
はオゾン分解触媒と脱臭触媒の双方からなり、外周囲に
上記臭気サンセと連動するヒータを設けた脱臭器を設
け、かつ上記脱臭器の後流にファンからなる吸引装置を
設け、扉と外殻との接触部に扉開時にオゾン発生装置を
停止させかつファンを作動させるスイッチを設けた厨芥
収納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3154424A JP2812001B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 厨芥収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3154424A JP2812001B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 厨芥収納装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH054701A JPH054701A (ja) | 1993-01-14 |
| JP2812001B2 true JP2812001B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15583870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3154424A Expired - Fee Related JP2812001B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 厨芥収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2812001B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114919901B (zh) * | 2022-06-28 | 2023-05-05 | 江西宏昌智能设备有限公司 | 一种带污水处理功能的环保垃圾房 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3154424A patent/JP2812001B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH054701A (ja) | 1993-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |