JP2811447B2 - マクロレンズ - Google Patents
マクロレンズInfo
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- JP2811447B2 JP2811447B2 JP63148083A JP14808388A JP2811447B2 JP 2811447 B2 JP2811447 B2 JP 2811447B2 JP 63148083 A JP63148083 A JP 63148083A JP 14808388 A JP14808388 A JP 14808388A JP 2811447 B2 JP2811447 B2 JP 2811447B2
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- JP
- Japan
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- lens
- group
- unit
- focal length
- positive power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lenses (AREA)
Description
で撮影可能な口径比2.8程度で画角約28°のマクロレン
ズに関するものである。
いため光学的全長を短くしても鏡筒を長くしなければな
らず、コンパクトとは言い難かった。また、オートフォ
ーカスカメラの出現によりオートフォーカスを効果的に
するためには僅かの繰出量で大きな撮影倍率が得られる
マクロレンズが望まれている。
例として特開61-264312号公報等があるが、繰出量が小
さいとは言い難くコンパクト化の点でも不満であった。
半分以下の繰出量とすることで、フォーカシングのスピ
ードを速め、機構的、光学的にコンパクト化を実現する
と共に全ての結像倍率での収差変動が極めて少ないマク
ロレンズを提供するものである。
ーカシングを行い、物体距離の変化に対し生ずる収差劣
化は負パワーの第2群を像面に対し固定、或いは非線型
に動かすことで補正するものである。こうした構成にす
ることによりコンパクト化が達成できフォーカシングに
際し全系の第1主点が物体側に変移するので充分なワー
キングディスタンスの確保を実現した。
収差を補正し、以下の条件式を満足させることでコンパ
クト化を図った。
量、 LT :無限遠時の第1面から像面までの距離である。
第1a群と負レンズ1枚の第1b群と正のパワーを有する第
1c群で構成し、画群を以下の条件式を満足させることで
コンパクト化した。
ーカシングに際して変化させ、第2群を少なくとも正レ
ンズ2枚と負レンズ2枚で構成した。
長に関係する繰出量をそれぞれ焦点距離で正規化した値
の積αはオートフォーカスの応答性とコンパクトさを示
す指標と考えられるが、αの値を条件式に与えた様に
することで光学的全長を小さくし、しかも機構的全長も
小さくできる。
が、サジタルコマの補正及び大口径化が難しい。条件式
の上限を越えると移動量が大きくなりコンパクト化が
困難である。
び高性能化のための第1群を構成する各群のパワー配置
を規定する。
くなり、少ない枚数での球面収差、コマ収差の補正が非
常に困難になる。逆に条件式の上限を越えると第1群
のコンパクト化が困難になる。
関係するものであるが、条件式の下限を越えるとペッ
ツバール和が過度に負になり、ペッツバール和の補正が
困難になる。また、第2群のパワーを弱くすればペッツ
バール和の補正が可能だがテレ比が大きくなるので好ま
しくない。条件式の上限を越えるとコンパクト化が困
難になる。
を確保するために第2群のパワーを強めねばならず、正
のディストーション補正及びバックフォーカスの確保が
困難になる。条件式の上限を越えると移動量が大きく
なりコンパクト化が困難になる。更に第2群を少なくと
も正レンズ2枚と負レンズ2枚で構成することにより、
屈折率選択の自由度が大きくなり第2群にペッツバール
和の負の増大を防ぎ同時にコンパクト化による正のディ
ストーションの補正も容易となる。また第1a群と第2b群
の空気間隔をフォーカシングに際してフローティンング
すれば近距離時の非点収差の制御ができてより一層の高
性能化を計ることができる。
に関する諸数値との関係を表1に示す。
は物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体
側から第i番目の軸上の間隔、niは物体側から第i番目
のレンズの屈折率、νiは物体側から第i番目のレンズ
のアッベ数である。
に対する第1群の移動量、LTは無限遠時の第1面から像
面までの距離、fは全系の焦点距離、f1aは第1a群の焦
点距離、f1bは第1b群の焦点距離、f1cは第1c群の焦点
距離である。
で口径比2.8でありながら光学的全長を小さくし、かつ
機構的全長を小さくし、オートフォーカスカメラに適し
たフォーカシングの繰り出し量が僅かで、全ての結像倍
率での収差変動が極めて少ない高性能なマクロレンズを
得た。
ズ構成図、第5から第8図は各々本発明の数値実施例1
〜4の諸収差を示す収差図である。レンズ構成図と収差
図において(A)、(B)は各々無限遠合焦時と至近距
離合焦時のレンズ構成図と収差図である。レンズ構成図
において、Iは第1群、IIは第2群、aは第1a群、bは
第1b群、cは第1c群、Sは絞り、収差図においてΔMは
メリディオナル像面、ΔSはサジタル像面である。
Claims (3)
- 【請求項1】物体側より順に正のパワーを有する第1a群
と負レンズ1枚の第1b群と正のパワーを有する第1c群で
構成される正のパワーを有する第1群と、負のパワーを
有する第2群で構成され、フォーカシングにおいて第1
群は物体側へ移動し、第2群は像面に対し固定、或いは
非線型に移動し、 0.15<α<0.3 ………… 0.45<f1a/f<1.0 ………… 0.35<|f1b/f|<0.7 ………… 0.35<f1c/f<0.52 ………… の条件式を満足することを特徴とするマクロレンズ; 但し、ここで、 f :物体距離無限遠時の全系の焦点距離、 Δx :物体距離無限遠から結像倍率1:2における第1群の
像面に対する移動量、 LT :無限遠時の第1面から像面までの距離、 f1a:第1a群の焦点距離、 f1b:第1b群の焦点距離、 f1c:第1c群の焦点距離、 である。 - 【請求項2】第1群は物体側より順に正のパワーを有す
る第1a群と負レンズ1枚の第1b群と正のパワーを有する
第1c群で構成され、第1a群と第1b群の空気間隔がフォー
カシングに際して変化することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のマクロレンズ。 - 【請求項3】第2群が少なくとも正レンズ2枚と負レン
ズ2枚で構成されることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のマクロレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63148083A JP2811447B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | マクロレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63148083A JP2811447B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | マクロレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01316714A JPH01316714A (ja) | 1989-12-21 |
JP2811447B2 true JP2811447B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=15444851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63148083A Expired - Lifetime JP2811447B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | マクロレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811447B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2712370B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1998-02-10 | 株式会社ニコン | 近距離撮影可能な望遠レンズ |
JP5963039B2 (ja) | 2012-03-16 | 2016-08-03 | 株式会社リコー | 結像レンズ、カメラおよび携帯情報端末装置 |
JP2020086307A (ja) | 2018-11-29 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 光学系およびそれを有する撮像装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS6167815A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-08 | Kino Seimitsu Kogyo Kk | マクロレンズ |
JPS61132916A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Asahi Optical Co Ltd | 望遠マクロレンズ系 |
JPS61138912A (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-26 | Asahi Optical Co Ltd | 望遠マクロレンズのフオ−カシイング方式 |
JPS61238010A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-23 | Asahi Optical Co Ltd | 準望遠マクロレンズ |
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JPH0685018B2 (ja) * | 1986-02-24 | 1994-10-26 | オリンパス光学工業株式会社 | マクロレンズ |
JPS62227111A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-06 | Asahi Optical Co Ltd | 接写可能な望遠レンズ系 |
JPH0750243B2 (ja) * | 1986-12-11 | 1995-05-31 | キヤノン株式会社 | 光学特性可変の撮影レンズ |
JPS63179308A (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-23 | Canon Inc | フロ−テイングを利用した撮影レンズ |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP63148083A patent/JP2811447B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01316714A (ja) | 1989-12-21 |
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