JP2810986B2 - 4サイクル船外機の潤滑装置 - Google Patents

4サイクル船外機の潤滑装置

Info

Publication number
JP2810986B2
JP2810986B2 JP1098797A JP9879789A JP2810986B2 JP 2810986 B2 JP2810986 B2 JP 2810986B2 JP 1098797 A JP1098797 A JP 1098797A JP 9879789 A JP9879789 A JP 9879789A JP 2810986 B2 JP2810986 B2 JP 2810986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
lubricating
pump
lubrication
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1098797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02279493A (ja
Inventor
保彦 柴田
Original Assignee
三信工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三信工業株式会社 filed Critical 三信工業株式会社
Priority to JP1098797A priority Critical patent/JP2810986B2/ja
Priority to US07/512,782 priority patent/US5072809A/en
Publication of JPH02279493A publication Critical patent/JPH02279493A/ja
Priority to US07/821,289 priority patent/US5215164A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2810986B2 publication Critical patent/JP2810986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/12Closed-circuit lubricating systems not provided for in groups F01M1/02 - F01M1/10
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/001Arrangements, apparatus and methods for handling fluids used in outboard drives
    • B63H20/002Arrangements, apparatus and methods for handling fluids used in outboard drives for handling lubrication liquids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/12Closed-circuit lubricating systems not provided for in groups F01M1/02 - F01M1/10
    • F01M2001/126Dry-sumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/0083Dry sumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、4サイクル船外機の潤滑装置に関する。
[従来の技術] 従来、4サイクル船外機として、機関の潤滑必要部を
潤滑した後の潤滑油を受けるともに貯溜するオイルパン
を機関本体の下方に配置し、このオイルパン内の潤滑油
をポンプにて機関の潤滑必要部に供給する、ウエットサ
ンプ式の潤滑方式を採用したものがある。
このウエットサンプ式において、オイルパンは、クラ
ンク室やカム室と常時開口したオイル戻り路で連通して
おり、機関の潤滑必要部を潤滑した後の潤滑油を自然落
下により殆ど抵抗なく受け入れて回収し、これを貯溜
し、その後再循環して再使用することになる。そして、
エンジン停止後カム室やクランク室に滞溜するオイル量
の極力少なくし、再始動時潤滑油不足に陥らないよう、
オイル戻し路を大きくかつ簡素化していた。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、4サイクル船対機にあっては、海上にて
一時的にチルトアップする場合があり、この場合オイル
パン内の潤滑油がオイル戻し路を通ってカム室やクラン
プ室に逆流する。この状態でチルトダウンし再始動する
と、潤滑不足となる。
尚、オイルタンク内の潤滑油がクランク室やカム室に
漏出し、ひいては燃焼室に浸入する場合には、船外機の
再始動時に、ピストンが非圧縮性の油を高圧縮する結
果、ピストンが破損する等の不都合を招く。
本発明は、船外機にチルトアップに伴い潤滑不足問題
を解決するとともに、船外機がチルトアップ等の各種姿
勢をとるときにオイルタンク内の潤滑油が機関の潤滑必
要部へ漏出することを確実に防止することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、船体に対して傾動可能に支持される推進ケ
ーシングの上部に機関本体を配置し、機関の潤滑必要部
を潤滑した後の潤滑油を受けるオイル受けを機関本体の
下方に配置するとともに、オイル受けから移送される潤
滑油を貯溜するオイルタンクを備え、オイル受けに設け
た送油用吸い込み口とオイルタンクに設けた送油用吐出
口との間に介在されてオイル受けの潤滑油をオイルタン
クに移送する送油ポンプと、オイルタンクに設けた潤滑
用吸い込み口と機関の潤滑必要部に設けた潤滑用吐出口
との間に介在されてオイルタンクの潤滑油を機関の潤滑
必要部へ供給する潤滑ポンプとを有して構成される、4
サイクル船外機の潤滑装置であって、潤滑用吸い込み口
を機関運転時にはオイルタンク内の油面より下位に浸す
とともに、少なくとも推進ケーシングのチルトアップ時
には、送油用吸い込み口或いは及び送油用吐出口をオイ
ルタンク内の油面より上位にするとともに、潤滑用吸い
込み口或いは及び潤滑用吐出口をオイルタンク内の油面
より上位にするように構成するとともに、オイルタンク
に連通してオイル受け内の潤滑油を該オイルタンクに移
送するオイル導入経路に逆止弁を設けるとともに、オイ
ルタンクに連通して該オイルタンク内の潤滑油を機関の
潤滑必要部へ供給するオイル排出経路に潤滑ポンプの停
止時には閉じる逆止弁を設けたものである。
[作用] 本発明にあっては、機関の潤滑必要部を潤滑した後の
潤滑油を受けるオイル受けとは別に、該オイル受けから
移送される潤滑油を貯溜するオイルタンクを備えるよう
にした。従って、オイル受けはオイル戻り路の簡素化等
のために機関本体に比較的近接配置するとしても、潤滑
油の大部分を貯溜するオイルタンクは送油ポンプ及び潤
滑ポンプを介して機関本体と結ばれることになり、チル
トアップ時従来のように大きくかつ簡素化したオイル戻
し路のようにオイルタンク側より機関本体側に流れるこ
とはなくなる。
更に、本発明にあっては、少なくとも機関停止のチル
トアップ時、下記(A)の、が達成されるから、オ
イルポンプ内の潤滑油が送油タンクを通過して機関本体
側に流れることがない。又、下記(B)の、が達成
されるから、オイルタンク内の潤滑油が潤滑ポンプを通
過して機関本体側に流れることがない。
(A)送油ポンプに連なりオイルタンクに開口する送
油用吐出口がオイルタンク内の油面より上位にある場合
には、送油用吸い込み口のレベルがいか様であっても、
該タンク内の潤滑油が送油ポンプを通過して機関本体側
に流れることはない。
又、送油ポンプに連なりオイル受けに開口する送油用
吸い込み口がオイルタンク内の油面より上位にある場合
には、送油用吐出口のレベルがオイルタンク内の油面よ
り下位にあっては、サイホン現象を生ずることがなく、
該タンク内の潤滑油が送油ポンプを通過して機関本体側
に流れることはない。
(B)潤滑ポンプに連なりオイルタンクに開口する潤
滑用吸い込み口がオイルタンク内の油面より上位にある
場合には、潤滑油吐出口のレベルがいか様であっても、
該タンク内の潤滑油が潤滑ポンプを通過して機関本体側
に流れることはない。
又、潤滑ポンプに連なり機関の潤滑必要部に開口する
潤滑用吐出口がオイルタンク内の油面より上位にある場
合には、潤滑用吸い込み口のレベルがオイルタンク内の
油面より下位にあっても、サイホン現象を生ずることが
なく、該タンク内の潤滑油が潤滑ポンプを通過して機関
本体側に流れることはない。
即ち、本発明によれば、船外機のチルトアップに伴う
潤滑不足問題を解決するとともに、少なくともチルトア
ップ時にオイルタンク内の潤滑油が機関の潤滑必要部へ
漏出することを確実に防止できる。このことは、船外機
の再始動時におけるピストンの破損等を回避できること
を意味する。
また、本発明にあっては、オイルタンクに連通して
オイル受け内の潤滑油を該オイルタンクに移送するオイ
ル導入経路に、逆止弁が設けられるとともに、オイル
タンクに連通して該オイルタンク内の潤滑油を機関の潤
滑必要部へ供給するオイル排出経路に、潤滑ポンプの停
止時には閉じる逆止弁が設けられる。
従って、船外機の保管状態では、オイルタンクからオ
イル導入経路を逆流しようとする潤滑油の流れは上記
の逆止弁により阻止され、オイルタンクからオイルタン
ク排出経路を順方向に漏出しようとする潤滑油の流れは
上記の逆止弁により阻止され、何れの経路からも潤滑
油の流出を許すことがない。
従って、船外機が各種の姿勢を採る時でも、オイルタ
ンクの貯溜潤滑油が燃焼室に浸入することを防止でき
る。このことは、船外機の際始動時におけるピストンの
破損等を回避できることを意味する。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例を適用された4サイクル
船外機を模式的に示す側面図、第2図は第1図の4サイ
クル内燃機関を示す一部破断の側面図、第3図は第1図
の4サイクル内燃機関を示す断面図、第4図は第1図の
ポンプ装置における送油ポンプ系を示す断面図、第5図
は第1図のポンプ装置における潤滑ポンプ系を示す断面
図、第6図は第1図の4サイクル内燃機関を示す要部断
面図、第7図は第1図の船外機を示す上面図、第8図は
第1図の船外機のチルトアップ状態を示す側面図、第9
図は本発明の第2実施例が適用された4サイクル船外機
を模式的に示す側面図、第10図は第9図の4サイクル内
燃機関を示す一部破断の側面図、第11図は第9図の4サ
イクル内燃機関を示す要部断面図、第12図は本発明の第
3実施例が適用された4サイクル船外機を模式的に示す
側面図、第13図は本発明の第4実施例が適用された4サ
イクル船外機を模式的に示す側面図、第14図は第13図の
4サイクル内燃機関を示す断面図、第15図は第13図のポ
ンプ装置を示す断面図、第16図は本発明の第5実施例の
4サイクル内燃機関を示す断面図である。
(第1実施例) 船外機10は、第1図に示す如く、船体11にクランプブ
ラケット12を取付け、クランプブラケット12にチルト軸
13を介してスイベルブラケット14を傾動可能に支持し、
スイベラブラケット14に不図示の転舵軸を介して推進ケ
ーシング15を転舵可能に支持している。推進ケーシング
15の上部には板状の中間部材16を介して、4サイクル内
燃機関17が搭載されている。10Aはカウリングである。
内燃機関17の出力は、推進ケーシング16内に垂設されて
いるドライブ軸18、絶後進切換歯車列19を介してプロペ
ラ軸12に伝達され、プロペラ21を前進回転若しくは前進
回転可能としている。
内燃機関17は、第2図、第3図に示す如く、4サイク
ル4気筒内燃機関であり、シリンダブロック22、クラン
クケース23、シリンダヘッド24、及びヘッドカバー25に
よって機関本体を形成している。シリンダブロック22に
は、4つの気筒が横置きされ、各気筒にはピストン26が
水平方向に往復動可能に配置されている。
シリンダブロック22、及びシリンダヘッド24がピスト
ン26の頂面側に形成する空間は燃焼室27とされている。
シリンダブロック22、及びクランクケース23がピスト
ン26の背面側に形成する空間はクランク室28とされてい
る。クランク室28には、シリンダブロック22とクランク
ケース23の合面部に形成されている軸受部に支持される
クランク軸29ぎ立置きされ、クランク軸29の下端部には
前記ドライブ軸18の上端部が連結されている。尚、30は
ピストン26とクランク軸29とを連結する連接棒である。
シリンダヘッド24とヘッドカバー25が形成する空間は
カム室31とされている。カム室31には、カム軸32が縦置
きされ、カム軸32の上下端部をシリンダヘッド24に支持
している。尚、第3図において、33は吸気カム、34は排
気カム、35はロッカーアームである。又、クランク軸29
のクランク室28から突出する端部に設けられる駆動車36
と、カム軸32のカム室31から突出する端部に設けられる
従動車37とには、ベルト38が巻き回され、クランク軸29
の1/2回転でカム軸32を1回転し、不図示の吸気弁と排
気弁の開閉操作するように構成している。
ここで、内燃機関17はドライサンプ式の潤滑装置を構
成するため、第1図〜第3図に示す如く、シリンダブロ
ック22の下方に位置する中間部材16にオイル受け41を配
置するとともに、クランクケース23の側方ないし前方に
オイルタンク42を配置し、更にシリンダブロック22の下
部側面にポンプ装置43を配置している。
この時、オイル受け41は中間部材16における、クラン
ク軸29に近接する位置に設定されている。シリンダブロ
ック22にはクランク室28からオイル受け41に延びるオイ
ル戻り部44が形成され、シリンダヘッド24とシリンダブ
ロック22にはカム室31からオイル受け41に延びるオイル
戻り路45が形成され、両オイル戻り路44、45はオイル受
け41の上部にて相合流し、シリンダブロック22と中間部
材16との間に挟持されている濾過及び泡分離用のスクリ
ーン46を介してオイル受け41に連通する。即ち、機関の
各潤滑必要部を潤滑した後の潤滑油は、自然落下により
オイル戻り路44、45を流下し、スクリーン46を経てオイ
ル受け41に集まる。
オイルタンク42はオイル流入路47及びオイル流出路48
を備えるとともに、オイル流出路48の吸い込み口48Aよ
り上位のタンク内中間部に位置するスクリーン49を備え
ている。オイル流入部47の吐出口47Aはタンク内油面よ
り上方に突出するように設定されており、吸い込み口48
Aより上方に離間されているので、オイルタンク42へ流
入する潤滑油の気液分離に有効である。又、スクリーン
49は濾過及び泡分離用であり、異物と気泡がオイル流出
路48への吸い込み口側に流れ込むのを防止する。尚、オ
イルタンク42はオイル注入口キャップ兼オイルレベルゲ
ージ50を備えている。更に、オイルタンク42はタンク内
油面或いはタンク内圧の上昇時にタンク内空気をカム室
31の上部空間へ逃がすためのエアブリード管51を付帯し
て備え、オイルタンク42に対するエアブリード管51の接
続部に、推進ケーシング15の傾動によるオイルタンク42
の転倒時等におけるオイル漏出を防止するため逆止弁52
を備えている(第2図(B)参照)。逆止弁52の開弁圧
はばねにて設定される。
ポンプ装置43は、第4図、第5図に示す如く、クラン
ク軸29の下端部まわりに設定され、送油ポンプ53と潤滑
ポンプ54をポンプ本体43A内に2段重ね状態で備え、両
者に共通となるポンプ軸55をクランク軸29の回転力によ
り駆動せしめる。即ち、ポンプ軸55にはポンプ軸駆動軸
56が結合され、ポンプ軸駆動軸56にはドリブン歯車57が
固定され、ドリブン歯車57はクランク軸29に設けられて
いるドライブ歯車58と噛合いされている。
送油ポンプ53は、第4図に示す如く、ポンプ本体43
A、及びシリンダブロック22に設けた吸い込み路59が連
なる吸い込み口60をオイル受け41に開口するとともに、
ポンプ本体43Aに設けた吐出路61Aを、シリンダブロック
22に設けた吐出路61Bに連通し、吐出路61Bをオイルタン
ク42のオイル流入路47に連通し、ポンプ軸55に固定され
たローター62の回転によりオイル受け41の潤滑油を圧送
してオイルタンク42に供給する。この時、ポンプ本体43
A内の吐出路61Aには逆止弁63が設けられ、船外機10の横
置き時等にオイルタンク42内の潤滑油がオイル受け41側
へ逆流するのを防止している。逆止弁63の開弁圧はばね
にて設定される。
潤滑ポンプ54は、第5図に示す如く、ポンプ本体43A
及びシリンダブロック22に設けた吸い込み路64をオイル
タンク42のオイル流出路48に連通することともに、ポン
プ本体43Aに設けた吐出路65をシリンダブロック22、及
びシリンダヘッド24に設けた送油路66に連通し、ポンプ
軸55に固定されたローター67の回転によりオイルタンク
42の潤滑油を上記送油路66へ圧送して機関の潤滑必要部
(クランク軸29の軸受、カム軸32の軸受等)へ供給す
る。この時、ポンプ本体43A内の吐出路65には逆止弁68
が設けられ、送油路66に送油された潤滑油がローター67
の側に逆流するのを防止するとともに、ばねにて設定さ
れた該逆止弁68の閉弁圧により、機関停止に伴い潤滑ポ
ンプ54停止状態での船外機10の横置き時等にオイルタン
ク42から送油路66の側への順方向の潤滑油の流れを防止
する。
ここで、送油路66は、第2図に示す如く、シリンダブ
ロック22の下部に位置する潤滑ポンプ54の吐出路65に接
続されて該接続点から上方に延びるポンプ側送油路66A
と、ポンプ側送油路66Aの上端部にオイルフィルタ69を
介して接続されて該オイルフィルタ69から上下に延びる
分配側送油路66Bとを有し、更に分配側送油路66Bの各部
から分岐して機関の各潤滑必要部へ向けて延びる分岐送
油路66Cを有する。クランク軸上端の軸受部とカム軸32
の油穴32Aの間には、転送用送油路66Dが配置される。最
上位の分岐送油路66Cの潤滑油はクランク軸上端軸受
部、カム軸上端軸受部、カム面及びカム軸下端軸受部等
を潤滑する。オイルフィルタ69へのポンプ側送油路66A
には調圧用のリリーフ弁70が設けられており、リリーフ
弁70はポンプ側送油路66Aの高圧をクランク室28へ逃が
すことにてオイルフィルタ69を保護する。
この時、ポンプ側送油路66Aの上端部は、オイルタン
ク42に開口する潤滑用吸い込み口48Aと、送油路66の各
分岐送油路66Cが潤滑必要部に開口する潤滑用吐出口と
を結ぶオイル通路の中間部であって、オイルタンク42の
通常使用状態下での最高油面レベルより上方に配置され
ている。
尚、オイル受け41に潤滑油を滞溜する量を少なくし、
その分オイルタンク42内の潤滑油量を多くすることによ
り、チルトアップ後ダウン時の再始動時の潤滑不良を防
止することができる。このためには潤滑油をオイルタン
ク42からオイル受け41へ循環させるための潤滑ポンプの
ポンプ性能より、オイル受け41よりオイルタンク42へ潤
滑油を戻す送油ポンプのポンプ性能を高める必要があ
る。又オイル受け41側の潤滑油の方がオイルタンク42側
より空気を含む分、よりポンプ性能を高める必要があ
る。このため、送油ポンプ53のローター厚さ(容量)を
潤滑ポンプ54のローター厚さ(容量)より大きくしてい
る。尚送油ポンプ53によってオイルタンク42へ送られる
空気はタンク内圧を高め、空気は既述のエアブリード管
51へ排出される。
更に、船外機10にあっては、潤滑ポンプ54に連なる潤
滑用吸い込み口48Aを機関運転時にはオイルタンク42内
の油面より下位に浸すように構成している。又、第8図
に示す如くの推進ケーシング15のチルトアップ時、或い
は第1図の保管床G上への第7図に示す如くの横置き時
に、(A)送油ポンプ53に連なる送油用吸い込み口60或
いは及び送油用吐出口47Aをオイルタンク42内の油面よ
り下位にするとともに、(B)潤滑ポンプ54に連なる潤
滑用吸い込み口48A或いは及び分岐送油路66Cの潤滑用潤
滑口をオイルタンク42内の油面より下位にするように構
成している。
尚、船該機10は、第1図に示す如く、ドライブ軸18に
より駆動される水ポンプ71を推進ケーシング15に内蔵
し、内燃機関17に連動して駆動されるこの水ポンプ71に
より、水取入口72から取り入れた外水を水供給管72によ
り内燃機関17の水ジャケット74に供給し、内燃機関17を
水冷する。
又、第6図において、75は排気通路である。
又、第7図(A)において、76は吸気マニホールド、
77は気化器、78は吸気ファンネル、79は始動モータであ
る。又、オイルタンク42は、第7図(A)の如くの形状
でも、第7図(B)の如くの形状でも良い。
次に、上記第1実施例の作用について説明する。
上記第1実施例にあっては、機関の潤滑必要部を潤滑
した後の潤滑油を受けるオイル受け41とは別に、該オイ
ル受け41から移送される潤滑油を貯溜するオイルタンク
42を備えるようにした。従って、オイル受け41はオイル
戻り路44、45の簡素換等のために機関本体に比較的近接
配置するとしても、オイルタンク42は機関本体及び排気
膨張室が配置される推進ケーシングから離間して配置で
きる。これにより、オイルタンク42は機関の燃焼熱及び
排気熱による昇温化を抑制され、このオイルタンク42に
貯溜される潤滑油の油温上昇を可及的に抑制できる。
更に、本願発明の目的の1つであるチルトアップダウ
ン後の再始動後における潤滑不良を防止することができ
る。
チルトアップ時のみでなくチルトダウン時において
も、潤滑用吸い込み口48Aと潤滑用吐出口とを結ぶオイ
ル通路の中間部としての、ポンプ側送油路66Aの上端部
が、オイルタンク42内の油面レベルより上方に配置され
ている。従って、船外機10がチルトダウンないしチルト
アップの通常の使用姿勢にあってオイルタンク42の油面
レベルが通常レベルにある限り、潤滑ポンプ54の停止時
に、オイルタンク42内の潤滑油が上記オイル通路の中間
部を乗越える如くにて機関の潤滑必要部へ漏出すること
はない。このことは、船外機10がチルトアップ保持後チ
ルトダウンして直ちに再始動時或いは逆止弁68が故障し
た時でチルトダウン放置後の再始動時におけるピストン
26の破損等を回避できることを意味する。
又、上記実施例にあっては、上述の潤滑用吸い込み口
48Aと潤滑用吐出口とを結ぶオイル通路の中間部として
のポンプ側送油路66Aの上端部に、オイルフィルタ69を
介して下方のみでなく上方にも延びる分配側送油路66B
を連結している。これにより、潤滑ポンプ54の停止時点
からチルトアップ及びチルトダウン放置時、サイホン現
象によりポンプ側送油路66Aから分配側送油路66Bへの油
の流れが継続しようとしても、上方に延びる分配側送油
路66Bに連通している最上位の分岐送油路66Cの潤滑用吐
出口が機関の潤滑必要部に開口していることから、この
分岐送油路66Cを経て送油路66に導入される空気が上記
サイホン現象の継続を断ち切り、その時点以後の油の漏
出を防止する。
又、上記実施例にあっては、リリーフ弁70が、タンク
内油面レベルより上方のポンプ側送油路66Aの上端部に
設けられており、そのリリーフ弁70に異物を噛み込んだ
状態で放置しても、オイルタンク42の潤滑油が機関の潤
滑必要部へ漏出するのを防止できる。
更に、チルト軸13のより近くにオイルタンク42を配置
すれば、潤滑用吐出口をチルト軸13より後方に配置して
いるので、チルトアップにより潤滑用吐出口全てをチル
トアップ時における油面より上方に位置することが可能
となる。この場合には中間部がオイルレベルより上位に
なくても良い。この場合チルトアップ荷重が軽減される
効果もある。
又、船外機10を船体11より外し地面に横置きした時、
潤滑吸い込み口48Aと潤滑用吐出口とを結ぶオイル通路
の中間部を、船外機横置き時のオイルタンク内の油面レ
ベルより上方に配置するようにすれば、横置き後直ちに
船外機10を船体11に取付け再始動するとしても、潤滑不
足といなること或いはピストン破損等の不都合を防ぐこ
とができる。
更に、上記実施例にあっては、船外機10のチルトアッ
プ時、或いは横置き時、下記(A)の、が達成され
るから、オイルタンク42内の潤滑油が送油ポンプ53を通
過して機関本体側に流れることがない。又、(B)の
、が達成されるから、オイルタンク42内の潤滑油が
潤滑ポンプ54を通過して機関本体側に流れることがな
い。
(A)送油ポンプ53に連なりオイルタンク42に開口す
る送油用吐出口47Aがオイルタンク42内の油面より上位
にある場合には、送油用吸い込み口60のレベルがいか様
であっても、該タンク42内の潤滑油が送油ポンプ53を通
過して機関本体側に流れることはない。
又、送油ポンプ53に連なりオイル受け41に開口する送
油用吸い込み口60がオイルタンク42内の油面より上位に
ある場合には、送油用吐出口47Aのレベルがオイルタン
ク42内の油面より下位にあっては、サイホン現象を生ず
ることがなく、該タンク42内の潤滑油が送油ポンプを通
過して機関本体側に流れることはない。
(B)送油ポンプ54に連なりオイルタンク42に開口す
る潤滑用吸い込み口48Aがオイルタンク42内の油面より
上位にある場合には、分岐送油路66Cの潤滑油吐出口の
レベルがいか様であっても、該タンク42内の潤滑油が潤
滑ポンプ54を通過して機関本体側に流れることはない。
又、送油ポンプ54に連なる分岐送油路66Cの潤滑用吐
出口がオイルタンク42内の油面より上位にある場合に
は、潤滑用吸い込み口48Aのレベルがオイルタンク42内
の油面より下位にあっても、サイホン現象を生ずること
がなく、該タンク42内の潤滑油が潤滑ポンプ54を通過し
て機関本体側に流れるこはない。
又、この第1実施例にあっては、オイル受け41の潤滑
油をオイルタンク42の移送する送油ポンプ53の回転軸
と、オイルタンク42の潤滑72を機関の潤滑必要部へ供給
する潤滑ポンプ54の回転軸とが、ポンプ軸55にて相共通
化されることにより同軸一体回転せしめられるから、ポ
ンプ駆動装置を簡便化できる。
即ち、コンパクトな構造により、潤滑油の油温上昇を
可及的に抑制し、常に安定した潤滑作用を営むことがで
きる。
又、上記船外機10にあっては、オイルタンク42をクラ
ンクケース23の側方ないし前方、従って、船外機10の前
方船外機に配置したから、チルト軸13に近く、推進ケー
シング15を傾動操作するための操作力が低減する。
又、上記船外機10にあっては、オイルタンク42を推進
ケーシング15の外に設けたから、オイルタンク42を推進
ケーシング15内の排気と排水の雰囲気にさらすことがな
くオイルタンク42の腐食を防止でき、かつ推進ケーシン
グ15の内部を広い排気昇温スペースとして利用できる。
又、上記第1実施例においては、内燃機関17の潤滑必
要部からオイル戻り路44、45を自然落下する非定常流状
態の状態の潤滑油は、その非定常過程で空気を巻込み大
小様々な気泡を含んだ状態でオイル受け41に流入する。
この時、上記第1実施例にあっては、オイル戻り路4
4、45がオイル受け41に連なるオイル戻り口部にスクリ
ーン46を設けた。このため、潤滑油中の異物が上記スク
リーン46にて捕捉されることは勿論であるが、潤滑油中
に巻込んだ気泡もオイル口部を緩やかに自然落下する過
程で上記スクリーン46に捕捉され通過が防止される。
又、上記第1実施例にあっては、オイル受け41の下流
側に位置するオイルタンク42の中間部にもスクリーン49
を設けた。このため、オイル受け41のスクリーン46で捕
捉しきれなかった気泡がオイルタンク42に送り込まれた
としても、この気泡はオイルタンク42内で浮遊する過程
で上記スクリーン49に捕捉され通過が防止される。
従って、機関の潤滑必要部を潤滑した後にオイル受け
41に回収される潤滑油中の異物及び気泡を確実に濾過及
び泡分離し、この濾過及び泡分離された潤滑油をポンプ
装置43により機関の潤滑必要部へ再供給することによ
り、安定した潤滑性能を確保することができる。
尚、スクリーン46はシリンダブロック22と中間部材16
との間に挟持される状態で取り付けられるので、取付容
易である。
而して、この実施例のオイルタンク42は、該オイルタ
ンク42の油面がポンプ装置43の後述する潤滑ポンプ54の
下方かつ側方領域外、即ち潤滑ポンプ54の上方領域に位
置するように配置される。
上記第1実施例によれば、前述の如く、オイルタンク
42は、該オイルタンク42の油面が潤滑ポンプ54の下方か
つ側方領域外、即ち潤滑ポンプ54の上方領域に位置する
ように配置される。
従って、潤滑ポンプ54とオイルタンク42の間に吸い上
げ管がなく(吸引路としてのオイル流出路48はある)、
潤滑ポンプ54には常にオイルタンク42の油面ヘッド圧が
作用する。従って、船外機10の保管中にも、オイル切れ
そのものが起こることなく、機関始動時に直ち潤滑油を
供給できる。尚、更に、推進ケーシング15内に、中間部
材16によって形成される不図示の排気膨張室と隔離され
たカウリング10A内のチルト軸寄りに、オイルタンク42
を配置したので、油温上昇を抑制できるとともに、チル
トアップ荷重の軽減も可能である。
従って、上記第1実施例によれば、4サイクル船外機
10において、機関の始動後直ちに潤滑油を供給でき、常
に安定した潤滑作用を営むことができる。
更に、チルトアップダウン後の再始動後における潤滑
不良を防止することができる。
尚、上記実施例において、送油ポンプ53の送油系統で
は常時オイル切れが発生する。然しながら、送油ポンプ
53がオイルタンク42に空気を送ることがあっても、オイ
ルタンク42では前述の如く気液分離作用が営まれ、潤滑
ポンプ54は空気の混入のない潤滑油を送油できるので問
題ない。即ち、オイル切れによる空気流入で問題となる
のはオイルタンク42から潤滑ポンプ54を経由して機関の
潤滑必要部へ至る送油経路であるが、本発明はこの問題
の発生を上述の如くにて回避できる。
又、上記第1実施例によれば、オイルタンク42に連
通してオイル受け41内の潤滑油を該オイルタンク42に移
送するオイル導入経路に、逆止弁63が設けられるととも
に、オイルタンク42に連通して該オイルタンク42内の
潤滑油を機関の潤滑必要部へ供給するオイル排出経路
に、潤滑ポンプ54の停止時には閉じる逆止弁68が設けら
る。
従って、船外機の10の保管状態では、オイルタンク42
からオイル導入経路を逆流しようとする潤滑油の流れは
上記の逆止弁63により阻止され、オイルタンク42から
オイル排出経路を順方向に漏出しようとする潤滑油の流
れは上記の逆止弁68により阻止され、何れの経路から
も潤滑油の流出を許すことがない。
従って、船外機10が各種の姿勢を採る時でも、オイル
タンク42の貯溜潤滑油が燃焼室27に浸入することを防止
できる。このことは、船外機10の再始動時におけるピス
トン26の破損等を回避できることを意味する。
推進ケーシング15内に、中間部材16によって形成され
る不図示の排気膨張室と隔離されたカウリング10A内の
チルト軸寄りにオイルタンク42を配置したので、油温上
昇を抑制できるとともに、チルトアップ荷重の軽減も可
能である。又チルトアップ保管後のチルトダウン後すぐ
の再始動時において潤滑油不足に陥ることもない。
(第2実施例) 船外機110は、第9図、第10図、第11図に示す如く、
前記船外機10と略同様であるため、同一機能部分は同一
符号を付して説明を省略する。この船外機110が前記船
外機10と実質的に異なる部分は以下の通りである。
即ち、船外機110は、ポンプ側送油路66Aの中間部を、
シリンダブロック22の排気通路75まわり及びシリンダヘ
ッド24の燃焼室まわりに設けた水ジャケット74の外面部
に添設し、水ポンプ71が圧送する冷却水によりこの送油
路66Aを冷却する冷却部81としている。
尚、機関17を水冷した冷却水はサーモスタット弁74A
を経て、水排出管74Bから推進ケーシング15の内部の排
水路に導かれ、その後プロペラ21のボス部から外部に排
出される。
次に、上記第2実施例の作用について説明する。
上記第2実施例にあっては、水ポンプ71が圧送する冷
却水により、ポンプ側送油路66Aが冷却する冷却部81が
設けられる。従って、機関17を潤滑する潤滑油はこの冷
却部81にて積極的に冷却され、その劣化が防止される。
尚、この第2実施例においても、前記第1実施例にお
けると同様に、潤滑ポンプ54に連なる潤滑用吸い込み口
48Aを機関運転時にはオイルタンク42内の油面より下位
に浸すように構成している。又、第8図に示す如くの推
進ケーシング15のチルトアップ時、或いは第1図の保管
床G上への第7図に示す如くの横置き時に、(A)送油
ポンプ53に連なる送油用吸い込み口60或いは及び送油用
吐出口47Aをオイルタンク42内の油面より上位にすると
ともに、(B)潤滑ポンプ54に連なる潤滑用吸い込み口
48A或いは及び分岐送油路66Cの潤滑用潤滑口をオイルタ
ンク42内の油面より上位にするように構成している。
(第3実施例) 船外機210は、第12図に示す如く、前記船外機10と略
同様であるため、同一機能部分は同一符号を付して説明
を省略する。この船外機210が前記船外機10と実質的に
異なる点は以下の通りである。
即ち、船外機210は、水ポンプ71に連なる水供給管73
と水ジャケット74とを結ぶように中間部材16に設けた水
路171に分岐水路172を接続するとともに、オイルタンク
42の底部から上部に貫通又は並設する油冷却管173を設
け、上記分岐水路172を油冷却管173の下端部に連通して
いる。尚、油冷却管173の上端部は導水管174を介して水
ジャケット74の出口側に連通される。
この第3実施例によれば、オイルタンク42の内部を貫
通又は並設する油冷却管が本発明の冷却部を構成し、オ
イルタンク42の内部の潤滑油を水ポンプ71が圧送する冷
却水により冷却することとなる。従って、潤滑油はこの
油冷却管173にて積極的に冷却され、その劣化が防止さ
れる。
尚、この第3実施例においても、前記第1実施例にお
けると同様に、潤滑ポンプ54に連なる潤滑用吸い込み口
48Aを機関運転時にはオイルタンク42内の油面より下位
に浸すように構成している。又、第8図に示す如くの推
進ケーシング15のチルトアップ時、或いは第1図の保管
床G上への第7図に示す如くの横置き時に、(A)送油
ポンプ53に連なる送油用吸い込み口60或いは及び送油用
吐出口47Aをオイルタンク42内の油面より上位にすると
ともに、(B)潤滑ポンプ54に連なる潤滑用吸い込み口
48A或いは及び分岐送油路66Cの潤滑用潤滑口をオイルタ
ンク42内の油面より上位にするように構成している。
(第4実施例) 船外機310は、第13図、第14図、第15図に示す如く、
前記船外機10と同様に、推進ケーシング111の上部に中
間部材112を介して4サイクル内燃機関313を搭載してい
る。この内燃機関313は2気筒からなるものであるが、
機関各部の基本構成は前記内燃機関17と略同様であるた
め前記内燃機関17におけると同一機能部分は同一符号を
付して説明を省略する。この内燃機関313が前記内燃機
関17と実質的に異なる点は以下の通りである。
即ち、内燃機関313はドライサンプ式の潤滑装置を構
成するため、第14図に示す如く、中間部材112における
クランク軸29とカム軸32に挟まれる位置にオイル受け11
4Aを配置し、後述する送油ポンプ123がポンプ本体116
A、シリンダヘッド24、中間部材112に設けた吸込路126A
に接続される吸込管127Aをこのオイル受け114Aに開口し
ている。又、推進ケーシング111の後方側上端部にオイ
ルタンク115を配置し、更にカム軸32の下端部にポンプ
装置116を配置している。
又、オイルタンク115は推進ケーシング15の後方側上
端部における、カム軸32に近接する位置に設置され、中
間部材112に取付けられた逆止弁117A、オイル流入管117
及びオイル流出管118を備える。尚、オイルタンク115は
オイルレベルゲージ120を備えている。
ポンプ装置116は、第15図に示す如く、カム軸32の下
端部まわりに設置され、送油ポンプ123と潤滑ポンプ124
をポンプ本体116A内に2段重ね状態で備え、両者に共通
となるポンプ軸125をカム軸32の下端部に直結してい
る。
送油ポンプ123は、ポンプ本体116Aに設けた吸い込み
路126の吸い込み口127をオイル受け114に開口するとと
もに、ポンプ本体116A、カバー116B、弾性シール部材13
4に設けた吐出路128をオイルタンク115のオイル流入管1
17に連通し、ポンプ軸125に固定されたローター129の回
転によりオイル受け114の潤滑油を圧送してオイルタン
ク115に供給する。
この時、ポンプ本体116A内の吐出路128には不図示の
逆止弁が設けられ、船外機110の横置き時等にオイルタ
ンク115内の潤滑油がオイル受け114側へ逆流するのを防
止している。
潤滑ポンプ124は、ポンプ本体116A、カバー116B、弾
性シール部材134に設けた吸い込い路130をオイルタンク
115のオイル流出管118に連通するとともに、ポンプ本体
116Aに設けた吐出路131をシリンダブロック22、及びシ
リンダヘッド24に設けた送油路132に連通し、ポンプ軸1
25に固定されたローター133の回転によりオイルタンク1
15の潤滑油を上記送油路132から圧送して機関の潤滑必
要部(クランク軸29の軸受、カム軸32の軸受等)へ供給
する。オイルタンク115の下部には、ドレンプラグ115A
が設けられている。
この時、ポンプ本体116A内の吐出路131には不図示
の、圧力が作用した時間く弁が設けられ、送油路132に
送油された潤滑油がロータ133の側に逆流するのを防止
するとともに、ばねにて設定された該弁の閉弁圧によ
り、鞠管停止に伴う潤滑ポンプ124停止状態での船外機1
10の横置き時等にオイルタンク115から送油路132側への
順方向の潤滑油の流れを防止する。
尚、第14図において、冷却水供給管73の中間部は熱良
導体であるAl等の金属を含有した接着剤134にてオイル
タンク115の側壁に添設されて本発明の冷却部を構成
し、オイルタンク115内の潤滑油を水冷可能としてい
る。又、第9図において、135は排気管である。
尚、第14図において、水供給管73の中間部は前述の接
着剤134にてオイル受け114Aの底壁にも添設されて本発
明における冷却部を構成し、オイル受け114A内の潤滑油
を水冷可能としている。
この第4実施例によれば、オイルタンク115の側壁、
及びオイル受け114Aの底壁のそれぞれに水供給管73の中
間部が添設されて本発明の冷却部が構成される。従っ
て、オイルタンク115、或いはオイル受け114A内の潤滑
油が、水ポンプ71の圧送する冷却水により積極的に冷却
され、その劣化が防止される。
又、この第4実施例にあっては、オイルタンク115を
カム軸32に近接する下方位置に設け、潤滑ポンプ124を
カム軸32の下端部に設置した。このため、オイルタンク
115が潤滑ポンプ124の略直下領域に位置するように配置
され、結果として、潤滑ポンプ124からオイルタンク115
に延びる吸い上げ管としてオイル流出管118が直管とな
って短くなる。従って、船外機310の保管中にオイル流
出管118内に生ずるオイル切れ長さが短くなり、機関始
動時に直ちに潤滑油を供給できる。これにより、4サイ
クル船外機310において、機関の始動後直ちに潤滑油を
供給でき、常に安定した潤滑作用を営むことができる。
尚、この第4実施例においても、前記第1実施例にお
けると同様に、潤滑ポンプ124に連なる潤滑用吸い込み
口118Aを機関運転時にはオイルタンク115内の油面より
下位に浸すように構成している。又、推進ケーシング11
1のチルトアップ時、或いは横置き時に、(A)送油ポ
ンプ123に連なる送油用吸い込み口127或いは及び送油用
吐出口117Aをオイルタンク115内の油面より上位にする
とともに、(B)潤滑ポンプ124に連なる潤滑用吸い込
み口118A或いは及び機関の潤滑必要部に開口する潤滑用
吐出口をオイルタンク115内の油面より上位にするよう
に構成している。
(第5実施例) 船外機410は、第16図に示す如く、前記船外機10と同
様に、推進ケーシング111の上部に中間部材112を介して
4サイクル内燃機関413を搭載している。この内燃機関4
13は2気筒からなるものであるが、機関各部の基本構成
は前記内燃機関17と略同様であるため前記内燃機関17に
おけると同一機能部分は同一符号を付して説明を省略す
る。この内燃機関413が前記内燃機関17と実質的に異な
る点は以下の通りである。
即ち、内燃機関413はドライサンプ式の潤滑装置を構
成するため、第16図に示す如く、シリンダヘッド24の下
方に位置する中間部材112にオイル受け114を配置すると
ともに、推進ケーシング111の後方側上端部にオイルタ
ンク115を配置し、更にカム軸32の下端部にポンプ装置1
16を配置している。
この時、オイル受け114は中間部材112における、カム
軸32に近接する位置に設置されている。
又、オイルタンク115は推進ケーシング15の後方側上
端部における、カム軸32に近接する位置に設置され、中
間部材112に取付けられた逆止弁117A、オイル流入管117
及びオイル流出管118を備えるとともに、オイル流出管1
18の弁付吸い込み口118Aより上位のタンク内中間部に位
置するスクリーン119を備えている。尚、オイルタンク1
15はオイル注入口キャップ兼オイルレベルゲージ120を
備えている。更に、オイルタンク115はオイル油面の上
昇時にタンク内空気をカム室31の上部空間へ逃がすため
のエアブリード管121を付帯して備え、カム室31に対す
るエアブリード管121の接続部に、推進ケーシング15の
傾動によるオイルタンク115の転倒時等におけるオイル
漏出を防止するため、逆止弁122を備えている。逆止弁1
22の開弁圧はばねにて設定される。尚、弁付吸い込み口
118Aの弁は第1実施例の逆止弁68と同一機能をもち、機
関停止に伴う潤滑ポンプ124停止状態での船外機10の横
置き時等にオイルタンク115から送油路132の側への順方
向の潤滑油の流れを防止する。逆止弁117Aは第1実施例
の63(逆止弁)と同じく同一機能を有する。
上記第5実施例によれば、オイルタンク115をカム軸3
2に近接する下方位置に設け、潤滑ポンプ124をカム軸32
の下端部に設置した。これにより、オイルタンク115
は、該オイルタンク115の油面が潤滑ポンプ124の下方か
つ側方領域外、即ち潤滑ポンプ124の略直下領域に位置
するように配置される。
従って、潤滑ポンプ124からオイルタンク115に延びる
吸い上げ管としてのオイル流出管118が略直管となって
短くなる。従って、船外機410の保持中にオイル流出管1
18内に生ずるオイル切れ長さが短くなり、機関始動時に
直ちに潤滑油を供給できる。
従って、上記第5実施例によれば、4サイクル船外切
410において、機関の始動後直ちに潤滑油を供給でき、
常に安定した潤滑作用を営むことができる。
又、上記第5実施例にあっては、オイル戻り路44、45
がオイル受け114に連なるオイル戻り口部にスクリーン4
6が設けた。このため、潤滑油中の異物が上記スクリー
ン46にて捕捉されることは勿論であるが、潤滑油中に巻
込んだ気泡もオイル戻り口部を緩やかに自然落下する過
程で上記スクリーン46に捕捉されてより小さな気泡に細
分化され或いは消滅せしめられる。
又、オイル受け114の下流側に位置するオイルタンク1
15の中間部にもオイルスクリーン119を設けた。このた
め、オイル受け114のスクリーン46で捕捉しきれなかっ
た気泡がオイルタンク115に送り込まれたとしても、こ
の気泡はオイルタンク115内で浮遊する過程で上記スク
リーン119に捕捉されてより小さな気泡に細分化され或
いは消滅せしめられる。
従って、機関の潤滑必要部を潤滑した後にオイル受け
114に回収される潤滑油中の異物及び気泡を確実に濾過
消泡し、この濾過消泡された潤滑油をポンプ装置116に
より機関の潤滑必要部へ再循環することにより、安定し
た潤滑性能を確保することができる。
又、上記第5実施例によれば、オイルタンク115に
連通してオイル受け114内の潤滑油を該オイルタンク115
に移送するオイル導入経路に、逆止弁63が設けられると
ともに、オイルタンク115に連通して該オイルタンク1
15内の潤滑油を機関の潤滑必要部へ供給するオイル排出
経路に、潤滑ポンプ124の停止時には閉じる弁が設けら
れる。
従って、船外機の110の保管状態では、オイルタンク1
15からオイル上乳経路を逆流しようとする潤滑油の流れ
は上記の逆止弁により阻止され、オイルタンク115か
らオイル排出経路を順方向に漏出しようとする潤滑油の
流れは上記の弁により阻止され、何れの経路からも潤
滑油の流出を許すことがない。
従って、船外機110が各種の姿勢を採る時でも、オイ
ルタンク115の貯溜潤滑油が燃焼室27に浸入することを
防止できる。このことは、船外機110の再始動時におけ
るピストン26の破損等を回避できることを意味する。
又、上記第5実施例にあっては、機関の潤滑必要部を
潤滑した後の潤滑油を受けるオイル受け114とは別に、
該オイル受け114から移送される潤滑油を貯溜するオイ
ルタンク115を備えるようにした。
この時、オイル受け114の潤滑油をオイルタンク115に
移送する送油ポンプ123の回転軸と、オイルタンク115の
潤滑油を機関の潤滑必要部へ供給する潤滑ポンプ124の
回転軸とが、ポンプ軸125にて相共通化されることによ
り同軸一体回転せしめられるから、ポンプ駆動装置を簡
便化できる。
即ち、コンパクトな構造により、常に安定した潤滑作
用を営むことができる。
尚、この第5実施例にあっては、前記第4実施例にお
けると同様に、潤滑ポンプ124に連なる潤滑用吸い込み
口118Aを機関運転時にはオイルタンク115内の油面より
下位に浸すように構成している。又、推進ケーシング11
1のチルトアップ時、或いは横置き時に、(A)送油ポ
ンプ123に連なる送油用吸い込み口127或いは及び送油用
吐出口117Aをオイルタンク115内の油面より上位にする
とともに、(B)潤滑ポンプ124に連なる潤滑用吸い込
み口118A或いは及び機関の潤滑必要部に開口する潤滑用
吐出口をオイルタンク115内の油面より上位にするよう
に構成している。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、船外機のチルトアップ
に伴う潤滑不足問題を解決するとともに、船外機がチル
トアップ等の各種姿勢をとるときにオイルタンク内の潤
滑油が機関の潤滑必要部へ漏出することを確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例が適用された4サイクル船
外機を模式的に示す側面図、第2図は第1図の4サイク
ル内燃機関を示す一部破断の側面図、第3図は第1図の
4サイクル内燃機関を示す断面図、第4図は第1図のポ
ンプ装置における送油ポンプ系を示す断面図、第5図は
第1図のポンプ装置における潤滑ポンプ系を示す断面
図、第6図は第1図の4サイクル内燃機関を示す要部断
面図、第7図は第1図の船外機を示す上面図、第8図は
第1図の船外機のチルトアップ状態を示す側面図、第9
図は本発明の第2実施例が適用された4サイクル船外機
を模式的に示す側面図、第10図は第9図の4サイクル内
燃機関を示す一部破断の側面図、第11図は第9図の4サ
イクル内燃機関を示す要部断面図、第12図は本発明の第
3実施例が適用された4サイクル船外機を模式的に示す
側面図、第13図は本発明の第4実施例が適用された4サ
イクル船外機を模式的に示す側面図、第14図は第13図の
4サイクル内燃機関を示す断面図、第15図は第13図のポ
ンプ装置を示す断面図、第16図は本発明の第5実施例の
4サイクル内燃機関を示す断面図である。 10、110、210、310、410……船外機、 17、313、413……内燃機関、 41……オイル受け、 42……オイルタンク、 43……ポンプ装置、 47A……送油用吐出口、 48A……潤滑用吸い込み口、 54……潤滑ポンプ、 60……送油用吸い込み口、 114……オイル受け、 115……オイルタンク、 116……ポンプ装置、 118A……潤滑用吸い込み口、 123……送油ポンプ、 124……潤滑ポンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体に対して傾動可能に支持される推進ケ
    ーシングの上部に機関本体を配置し、機関の潤滑必要部
    を潤滑した後の潤滑油を受けるオイル受けを機関本体の
    下方に配置するとともに、オイル受けから移送される潤
    滑油を貯溜するオイルタンクを備え、オイル受けに設け
    た送油用吸い込み口とオイルタンクに設けた送油用吐出
    口との間に介在されてオイル受けの潤滑油をオイルタン
    クに移送する送油ポンプと、オイルタンクに設けた潤滑
    用吸い込み口と機関の潤滑必要部に設けた潤滑用吐出口
    との間に介在されてオイルタンクの潤滑油を機関の潤滑
    必要部へ供給する潤滑ポンプとを有して構成される、4
    サイクル船外機の潤滑装置であって、 潤滑用吸い込み口を機関運転時にはオイルタンク内の油
    面より下位に浸すとともに、少なくとも推進ケーシング
    のチルトアップ時には、送油用吸い込み口或いは及び送
    油用吐出口をオイルタンク内の油面より上位にするとと
    もに、潤滑用吸い込み口或いは及び潤滑用吐出口をオイ
    ルタンク内の油面より上位にするように構成するととも
    に、 オイルタンクに連通してオイル受け内の潤滑油を該オイ
    ルタンクに移送するオイル導入経路に逆止弁を設けると
    ともに、オイルタンクに連通して該オイルタンク内の潤
    滑油を機関の潤滑必要部へ供給するオイル排出経路に潤
    滑ポンプの停止時には閉じる逆止弁を設けた、4サイク
    ル船外機の潤滑装置。
JP1098797A 1989-04-20 1989-04-20 4サイクル船外機の潤滑装置 Expired - Fee Related JP2810986B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1098797A JP2810986B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 4サイクル船外機の潤滑装置
US07/512,782 US5072809A (en) 1989-04-20 1990-04-20 Lubricating device for four stroke outboard motor
US07/821,289 US5215164A (en) 1989-04-20 1992-01-13 Lubricating device for four stroke outboard motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1098797A JP2810986B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 4サイクル船外機の潤滑装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8112111A Division JP2803033B2 (ja) 1996-04-10 1996-04-10 4サイクル船外機の潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02279493A JPH02279493A (ja) 1990-11-15
JP2810986B2 true JP2810986B2 (ja) 1998-10-15

Family

ID=14229347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1098797A Expired - Fee Related JP2810986B2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 4サイクル船外機の潤滑装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5072809A (ja)
JP (1) JP2810986B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2755864B2 (ja) * 1992-03-31 1998-05-25 本田技研工業株式会社 船舶用推進機のオイルドレン構造
DE4424248C1 (de) * 1994-07-09 1995-12-07 Porsche Ag Brennkraftmaschine mit zwei gegen die Vertikale geneigten Zylinderbänken
US6076495A (en) * 1996-04-08 2000-06-20 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Bearing arrangement for vertical engine
JPH09309493A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Sanshin Ind Co Ltd 船外機
US5997372A (en) * 1998-01-07 1999-12-07 Brunswick Corporation Marine propulsion device with an improved lubricant management system
JP3949267B2 (ja) 1998-04-30 2007-07-25 ヤマハマリン株式会社 船外機
JP4017767B2 (ja) 1998-10-14 2007-12-05 ヤマハマリン株式会社 エンジンの潤滑オイル供給装置
US6416372B1 (en) 1998-11-16 2002-07-09 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Outboard motor cooling system
DE19954927A1 (de) * 1999-11-16 2001-05-17 Deere & Co Kolbenmaschine und Verteilelement
JP4287003B2 (ja) 1999-12-08 2009-07-01 ヤマハ発動機株式会社 船外機
JP2003065153A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Sanshin Ind Co Ltd 多気筒内燃機関の潤滑油排出装置
GB2382117B (en) * 2001-10-05 2005-07-20 Hansen Transmissions Int Wind turbine gear unit lubrication
US6976892B2 (en) * 2002-10-11 2005-12-20 Honda Motor Co., Ltd. Water-cooled vertical engine, outboard motor equipped with water-cooled vertical engine, and outboard motor
US6742491B1 (en) 2002-12-17 2004-06-01 Tecumseh Products Company Engine lubrication system
US7077089B2 (en) * 2003-08-15 2006-07-18 Kohler Company Oil drainback system for internal combustion engine
US7128027B1 (en) 2006-02-28 2006-10-31 Brunswick Corporation Cooling system for an outboard motor
US20140026988A1 (en) * 2012-07-27 2014-01-30 GM Global Technology Operations LLC Active hydraulic fluid level control for an automatic transmission
CN206352523U (zh) * 2016-11-04 2017-07-25 重庆润通科技有限公司 便携式四冲程发动机
JP7147349B2 (ja) * 2018-08-09 2022-10-05 スズキ株式会社 船外機
US20230192260A1 (en) * 2021-12-17 2023-06-22 Brunswick Corporation Outboard motors having side and rear laydown capability

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2991845A (en) * 1959-04-10 1961-07-11 Westinghouse Electric Corp Lubrication system for a gas turbine engine
JPS5844206A (ja) * 1981-09-10 1983-03-15 Sanshin Ind Co Ltd 4サイクル内燃機関
US4611559A (en) * 1983-09-13 1986-09-16 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Outboard motor provided with a four-stroke engine
JPS60261797A (ja) * 1984-06-11 1985-12-25 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 船外機のオイルリザ−バ−
JPS6116217A (ja) * 1984-07-02 1986-01-24 Sanshin Ind Co Ltd 内燃機関の潤滑装置
JPS61229913A (ja) * 1985-04-04 1986-10-14 Honda Motor Co Ltd エンジンのドライサンプ式潤滑装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5072809A (en) 1991-12-17
JPH02279493A (ja) 1990-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2810986B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
US5215164A (en) Lubricating device for four stroke outboard motor
US5887564A (en) Internal combustion engine for small planing watercraft
JPH0794803B2 (ja) 水平シリンダを備えるエンジンの潤滑油路構造及びそのエンジンを搭載してなる船外機
JP2698153B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JPS5970294A (ja) 船外機
JP2759789B2 (ja) 小型滑走艇の内燃機関
JP2002364328A (ja) 小型船舶用エンジンのベンチレーションシステム
JPH11148329A (ja) 竪型内燃機関
JP4230614B2 (ja) 小型滑走艇
JP3124743B2 (ja) ドライサンプ式エンジン
JP2668007B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
US6746290B2 (en) Idle exhaust system for outboard motor
JP2810902B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2803033B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2850119B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2652365B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2724616B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2660743B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2619827B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2810985B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
JP2652367B2 (ja) 4サイクルエンジン船舶推進機の潤滑装置
JP2810984B2 (ja) 4サイクル船外機の潤滑装置
US6752673B2 (en) Cooling arrangement for outboard motor
JP2880691B2 (ja) 小型滑走艇の内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees