JP2808730B2 - 液圧ブースタ装置 - Google Patents

液圧ブースタ装置

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JP2808730B2
JP2808730B2 JP1256133A JP25613389A JP2808730B2 JP 2808730 B2 JP2808730 B2 JP 2808730B2 JP 1256133 A JP1256133 A JP 1256133A JP 25613389 A JP25613389 A JP 25613389A JP 2808730 B2 JP2808730 B2 JP 2808730B2
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聡 石田
理治 西井
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/143Master cylinder mechanically coupled with booster

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、車輌用の液圧ブレーキ装置に使用される液
圧ブースタに関し、特に、倍圧室をパワー液圧源に連通
するパワー位置と倍圧室をリザーバに連通する停止位置
との間を入力ロツドに応動して移動すると共に停止位置
にてリザーバと倍圧室とを連通する内孔を有し且つ該内
孔にパワー位置にてパワー液圧源からのパワー液圧を導
入する導入孔が対向して設けられたスプールを有する液
圧制御弁を備えた液圧ブースタに関する。
(従来の技術) 車輌の常用ブレーキ装置においては、制動時のブレー
キペダルの操作力を低減するためサーボあるいはブース
タと呼ばれる倍力装置が装着され、倍力源として圧縮空
気、吸気管負圧(負圧ブースタ)、流体圧力(液圧ブー
スタ)が用いられている。
流体圧力を用いた液圧ブースタはパワー液圧源が出力
したパワー液圧を倍力源として、ブレーキペダルに応動
してマスターシリンダ等のブレーキ液圧制御装置を倍力
駆動するもので、例えば、特開昭59−209948号公報に示
されている。該公報には、この液圧ブースタをタンデム
マスタシリンダに配設したものが開示されており、該液
圧ブースタは倍圧室をパワー液圧源に連通するパワー位
置と倍圧室をリザーバに連通する停止位置との間を入力
ロツドに応動して移動すると共に、停止位置にてリザー
バと倍圧室とを連通する内孔を有し且つ該内孔にパワー
位置にてパワー液圧源からのパワー液圧を導入する導入
孔が対向して設けられたスプールを有する液圧制御弁を
備えている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の液圧ブースタにおいて
は、スプールの偏荷重を防ぐために導入孔が対向して設
けられているため、ブレーキペダルの押動に伴う入力ロ
ツドの移動に応じてスプールが倍圧室とリザーバとの連
通を遮断すると共に倍圧室とパワー液圧源とを連通す
る、パワー位置に移動すると、パワー液圧源からのパワ
ー液圧が対向した導入孔から噴流となつて内孔内に噴出
し、お互いに干渉し合う。そのため、スプールの急激な
移動時等において、対向する噴流が互いに激しく干渉し
合い、その時の干渉音が不快な騒音となつて発生すると
いう問題があつた。
そこで本発明は、当該液圧ブースタにおいて、対向し
た導入孔からの噴流の干渉による不快な騒音の発生を防
止することを、その技術的課題とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記した技術的課題を解決するために講じた手段は、
当該液圧ブースタにおいて、スプールのパワー位置にて
前記パワー液圧源より前記導入孔を介して前記内孔内に
噴出される噴流の干渉を防止する干渉防止手段を前記ス
プール内に設けたことである。
前記干渉防止手段は、前記スプールの内孔内に所定の
間隙を有して嵌合される筒状部材から構成されても良
い。
(作用及び発明の効果) 本発明によれば、スプール内に設けられる干渉防止手
段により、対向する導入孔からの噴流が互いに干渉し合
うことを防止でき、干渉による騒音の発生を防止するこ
とができる。
また更に、本発明によれば、干渉防止手段とスプール
内面との間隙を適正化することにより、従来パワー液圧
の倍圧室内への導入時の倍圧室内の昇圧速度を適正化す
るためにスプールに設けられていた絞り絞を廃止するこ
とができ、当該液圧ブースタの加工コストを低減するこ
とができる。
(実施例) 以下、本発明に従つた液圧ブースタ装置の一実施例を
図面に基づき説明する。
第1図において、ブレーキ液圧制御装置1はタンデム
マスタシリンダ10(以下、単にマスタシリンダ10とい
う)、液圧ブースタ20を備えており、これにより、ブレ
ーキペダル2に加えられた踏力が入力ロツド3を介して
ブレーキ作動力として伝えられ、これに応じてリザーバ
41あるいはパワー液圧源40から入力するブレーキ液圧が
適宜制御されて第1,第2液圧路71,72を介して前輪51,5
2、後輪53,54のホイールシリンダ51a乃至54aに出力され
る。
マスタシリンダ10のハウジング1aに形成されたシリン
ダ孔10aには第1ピストン11及び第2ピストン15が液密
的に摺動自在に嵌挿されている。第1ピストン11の両端
には、小径ランド部と大径ランド部が形成されており、
シリンダ孔10aは各々のランド部を収容する小径孔と大
径孔が形成される段付孔とされている。第1ピストン11
の小径ランド部はカツプシール11fが嵌着され、シリン
ダ孔10aの小径孔内に液密的に摺動自在に収容されてい
て、シリンダ孔10a内の両ランド部間に第1給液室13が
形成されている。尚、シリンダ孔10aの大径孔内はポー
ト1dを介してリザーバ41に連通している。
第1ピストン11には両端から中央に向かつて軸方向に
穴11a及び11bが形成されている。また、第1ピストン11
には第1給液室13に開口する径方向の穴11cと該穴11cと
軸方向の穴11aとを連通する軸方向の穴11dが形成されて
いる。穴11aにはバルブロツド14の一端に形成された弁
体14aが穴11dに対向して摺動自在に収容され、リテーナ
14bにより第2ピストン15側への移動が規制されてい
る。第1ピストン11の小径ランド部には軸方向の貫通孔
11gが形成されており、これがカツプシール11fで覆われ
チエツクバルブが構成されている。尚、弁体14aとリテ
ーナ14b間にはスプリング14cが介装されていて、常時弁
体14aを穴11dに向けて付勢している。また、穴11bには
出力ロツド4が収容されている。
第2ピストン15は両端にランド部が形成され、各々に
カツプシール15f,15gが嵌着されており、シリンダ孔10a
内の両ランド部間にポート17aを介してリザーバ41に連
通した第2給液室17が形成されていると共に第2ピスト
ン15のカツプシール15fと第1ピストン11のカツプシー
ル11f間に第1液圧路71を介して前輪51,52のホイールシ
リダン51a,52aに連通した第1圧力室12が形成されてい
る。
第2ピストン15には、第1圧力室12側の端面に開口す
る軸方向の穴15aが形成されていて、穴15a内にはバルブ
ロッド14の大径端部が摺動自在に収容されリテーナ14d
によつて第1ピストン11方向への移動が規制されてい
る。
第2ピストン15のリテーナ14dと第1ピストン11のリ
テーナ14b間には、リターンスプリング14eが張設され、
第1ピストン11と第2ピストン15が離間する方向に付勢
されている。従つて、常態時においてはバルブロツド14
の両端がリテーナ14b,14dに係止された状態となる。こ
のとき、弁体14aと穴11dは所定量離間した状態にあり、
リザーバ41からポート1dを介して第1給液室13に供給さ
れるブレーキ液は第1ピストン11の11gを介し、また、
穴11c,穴11dそして穴11aを介して第1圧力室12内に充填
されている。そして、第1ピストン11と第2ピストン15
の少なくとも何れか一方がリターンスプリング14eに抗
して近接する方向に摺動すると、カツプシール11fによ
り孔11gが、そして弁体14aにより穴11dが閉塞され、第
1圧力室12はポート12aの出力口を除き密閉された状態
となる。
また、第2ピストン15のシリンダ孔10a底面側の端面
には軸方向の穴15bが形成されており、穴15bは第2給液
室17に開口する径方向の穴15cに軸方向の穴15dを介して
連通している。穴15b内には、バルブロツド18の一端に
形成された弁体18aが穴15dに対向して摺動自在に収容さ
れ、リテーナ18bによりシリンダ孔10a底面側への移動を
規制されている。第2ピストン15のシリンダ孔10a底面
側のランド部には、軸方向に貫通する孔15eが形成され
ており、これがカツプシール15gで覆われチエツクバル
ブが構成されている。尚、弁体18aとリテーナ18b間には
スプリング18cが介装されていて、常時弁体18aを穴15d
に向けて付勢している。また、第2給液室17内にはハウ
ジング1aに螺合固定されたストツパボルト15hの頭部が
突出していて、該頭部が第2ピストン15のシリンダ孔10
a底面側のランド部に当接することにより、第2ピスト
ン15の第1ピストン11方向への移動を規制するようにな
つている。
第2ピストン15とシリンダ孔10aの底部との間には、
ストツパボルト19aによりホルダ19がシリンダ孔10a底面
に固定的に設けられている。ホルダ19には、バルブロツ
ド18の大径端部が係脱可能に係合されており、バルブロ
ツド18の第2ピストン15側への移動が規制されている。
シリンダ孔10a底面と第2ピストン15のカツプシール15g
間に第2圧力室16が形成されている。
第2ピストン15のリテーナ18bとホルダ1間には、リ
ターンスプリング18dが張設され、第2ピストン15と第
3ピストン19が離間する方向に付勢されている。従つ
て、常態時においてはバルブロツド18の両端がリテーナ
18b及びホルダ19に係止された状態となる。このとき、
弁体18aと穴15dは所定量離間した状態にあり、リザーバ
41からポート17aを介して第2給液室17に供給されるブ
レーキ液は第2ピストン15の孔15eを介し、また、穴15
c,穴15dそして穴15bを介して第2圧力室16内に充填され
ている。そして、第2ピストン15がリターンスプリング
18dに抗して近接する方向に摺動すると、カツプシール1
5gにより孔15eが、そして弁体18aにより穴15dが閉塞さ
れ、第2圧力室16はポート16aの出力口を除き密閉され
た状態となる。
ハウジング1aと接合するハウジング1bには液圧ブース
タ20の倍圧室20aが形成され、前述のシリンダ孔10aと実
質的に同軸で両室を連通する孔20cに液密的に摺動自在
にパワーピストン5が嵌挿されている。このパワーピス
トン5はブレーキペダル2側の端部にリテーナ2aが設け
られ、このリテーナ2aとハウジング1b間に張設されたス
プリング2bによりブレーキペダル2方向に付勢されてい
る。パワーピストン5の中間部には肩部が形成されてお
り、この肩部がハウジング1bに当接してブレーキペダル
2方向への摺動が阻止されている。
パワーピストン5の第1ピストン11側の端部には穴5a
が形成され、中心軸方向に穴5b及びこれより大径の穴5e
が形成されている。穴5内には反力ピストン22が摺動自
在に収容されていて、反力ピストン22頂面と穴5b底面と
の間の空間は倍圧室20aと連通している。
反力ピストン22の径方向には軸方向に長軸を有する長
孔22aとこれに直交する貫通孔22bが形成されている。長
孔22aにはパワーピストン5に固定されたピン5hが嵌挿
され、パワーピストン5に対し少なくともブレーキペダ
ル2方向への反力ピストン22の摺動が規制されている。
そして、一端がブレーキペダル2に連結された入力ロツ
ド3の他端に球状頭部が形成されており、これがパワー
ピストン5の穴5e内に挿入され、反力ピストン22の開口
端部内面に形成された突起にて係止されている。パワー
ピストン5の径方向には反力ピストン22が最もブレーキ
ペダル2側に位置した状態において貫通孔22bと同軸的
に重合するこれより大径の貫通孔5fが形成されている。
パワーピストン5の穴5aには出力ロツド4が収容されて
いる。
反力ピストン22の孔22bには、一端がハウジング1bに
ピン1cにて軸着された倍圧室20a内で揺動する支持レバ
ー24の球状頭部が嵌合されている。そして、この支持レ
バー24とピン24aにて相互に回転自在に接合された制御
レバー25の一端がパワーピストン5の孔5fに嵌合してい
る。制御レバー25の他端には支持レバー24のピン1c回り
に穴が形成されている。従つて、ブレーキペダル2側に
押圧されたパワーピストン5に対し、反力ピストン22が
出力ロツド4の方向に摺動すると支持レバー24に対しピ
ン1cを軸に時計方向に回動する力が加えられる。このと
き、制御レバー25の一端はパワーピストン5の孔5fに保
持されているため、制御レバー25の他端がピン24aを軸
に反時計方向に回動し、反力ピストン22の摺動方向と同
方向に移動することとなり、反力ピストン22が穴5bの底
部に当接する迄の移動距離に応じた変位が形成される。
ハウジング1bには、パワーピストン5と略平行に倍圧
室20aと連通するスプールバルブ孔が形成され、これに
液圧制御弁として機能するスプールバルブ28が嵌着され
ている。スプールバルブ28は、パワーピストン5と略平
行に形成されたシリンダ27のスプール孔に、スプール26
が摺動自在に収容されて成つている。スプール26には、
第2図にそのパワー位置の状態を拡大して示すように、
軸方向に貫通する孔26aと、これと連通し互いに対向す
る径方向の絞り孔26bが形成されており、一端は倍圧室2
0a内に位置し制御ロツド29の一端と結合されている。こ
の制御ロツド29の他端はハウジング1bに摺動自在に支承
され、径方向に形成された貫通孔29aに制御レバー25の
頭部が嵌合している。
制御ロツド29の一端に支承されたリテーナ29bとシリ
ンダ27との間にスプリング29cが張架され、スプール26
が制御レバー25方向に付勢されている。尚、スプール26
と制御ロツド29との結合部において孔26aは常時倍圧室2
0aに連通するように構成されている。
制御レバー25の停止位置(スプール26の停止位置)に
おいて、スプール26の孔26aの他端側はシリンダ27の径
方向に形成された孔27b及びハウジング1bに形成された
ドレンポート1eを介してリザーバ41に連通している。従
つて、スプール26は停止位置に保持され、倍圧室20a内
もリザーバ41に連通される。シリンダ27には、孔27bと
所定間隔を以て制御ロツド29側にポート1eを介してアキ
ユムレータ44に連通する孔27aも形成されているが、こ
の位置ではスプール26の周面により遮断されている。こ
の孔27aとスプール26の制御ロツド29側の端面との間に
環状溝27cが形成されており、これと対向してスプール2
6の外周に環状溝26cが形成されている。尚、シリンダ27
の反倍圧室側の開口にはプラグが液密的に嵌合されてい
る。
本実施例においては、第2図及び第3図に示すよう
に、スプール26の孔26a内に段付状の筒状部材30が嵌合
固定されている。筒状部材30はその小径部分が各絞り孔
26bの開口と対向するように嵌合されていて、各絞り孔2
6aとの間に所定の間隙を形成している。また小径部分に
は、各絞り孔26bの軸心を通る軸線に直交する貫通孔30a
がプラグ側へ所定量離間して形成されている。尚、筒状
部材30は大径部分にてスプール26の孔26a内に嵌合固定
されており、該大径部分には複数個のスリツト30bが形
成されている。
パワー液圧源40は電動モータ42によつて駆動される液
圧ポンプ43を備え、入力側がリザーバ41に接続され出力
側がチエツクバルブ45を介してアキユムレータ44と接続
され、このアキユムレータ44を介して必要箇所にパワー
液圧が供給されるように構成されている。尚、このパワ
ー液圧は圧力センサ40aの信号に応じて図示しない制御
回路により電動モータ42が断続制御され所定圧力に維持
されている。
以上の構成からなる本実施例の作用を説明する。
図はブレーキペダル2の非作動時の状態を示し、この
状態ではマスタシリンダ10の第1圧力室12と第1給液室
13は穴11dを介して連通し、夫々ホイールシリンダ51a,5
1aとリザーバ41に連通しているので、これらに充填され
ているブレーキ液はリザーバ41内の圧力即ち略大気圧下
にある。第2圧力室16及び第2給液室17内のブレーキ液
もリザーバ41と連通し略大気圧下にあるので、ポート16
a及び液圧路72を介して連通するホイールシリンダ53a,5
4aも同圧下にある。尚、パワー液圧源40が駆動されると
パワー液圧は液圧ブースタ20のポート27aに付与される
が、この状態ではポート27aは遮断されているので液圧
ブースタ20は機能していない。
プレーキペダル2に踏力が付与されると、入力ロツド
3を介して反力ピストン22が押圧され、パワーピストン
5に当接するまで移動すると支持レバー24に対し制御レ
バー25が反時計方向に回動し端部がスプール26を押圧す
る。これにより、第2図に示すようにスプール26がプラ
グ側へ移動してそのパワー位置になり、孔27bと倍圧室2
0aとの連通を遮断すると共に孔27aを環状溝26c及び環状
溝27cを介して絞り孔26bに連通し、パワー液圧源40から
のパワー液圧が絞り孔26aより筒状部材30と孔26a間の間
隙,貫通孔30a及び内孔30cを介して倍圧室20a内に導入
されパワーピストン5を押圧して第1ピストン11に対し
て倍圧力を付与すると共に、反力ピストン22を介してブ
レーキペダル2に反力が伝えられる。倍圧室20a内はパ
ワーピストン5と反力ピストン22の相対変位とこれに対
応した制御レバー25によるスプールバルブ28の駆動によ
りパワー液圧が所定の液圧に制御される。
而して、ブレーキペダル2の操作に応じたパワーピス
トン5の作動により、第1ピストン11が駆動されて、第
1ピストン11が所定量移動すると弁体14aが孔11dを閉
じ、第1圧力室12内に液圧が発生される。該液圧は、第
1液圧路71を介してホイールシリンダ51a,52aに付与さ
れる。それと同時に、第2ピストン13がシリンダ孔10a
底面に向けて移動され、所定量移動されると弁体18aが
孔15dを閉じ、第2圧力室16内に液圧が発生し、該液圧
が第2液圧路72を介してホイールシリンダ53a,54aに付
与される。
しかして本実施例においては、スプール26の孔26a内
にその小径部分が絞り孔26bの開口する孔26aの内面との
間に所定の間隙を形成する筒状部材30が嵌合固定されて
いる。
かかる構成の本実施例によれば、第2図に示すスプー
ル26のパワー位置において、互いに対向する絞り孔26b
から噴出されるパワー液圧の噴流が筒状部材30により、
互いに衝突することが防止されるため、ブレーキペダル
2の急激な踏み込みによるスプール26の急激な移動時等
において、噴流が激しく互いに干渉し合うことが防止さ
れ、干渉による不快な騒音の発生を防止することができ
る。また、本実施例によれば、筒状部材30とスプール26
の孔26aの内面の間隙を適性化してやることにより、パ
ワー液圧の倍圧室20a内への導入を適性化することがで
き、その際にはスプール26の絞り孔26aを廃止し加工の
簡単な貫通孔にすることもでき、当該液圧ブースタの加
工コストを低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つた液圧ブースタの一実施例を示す
断面図、第2図はスプールがパワー位置にある液圧制御
弁の拡大断面図、第3図は第2図におけるA−A断面図
である。 2……ブレーキペダル、3……入力ロツド、5……パワ
ーピストン、10……タンデムマスタシリンダ、20……液
圧ブースタ、22……反力ピストン、26……スプール、26
a……孔、26b……絞り孔(導入孔)、26c……環状溝、2
7……シリンダ。27a……孔、27b……孔、27c……環状
溝、30……筒状部材(干渉防止手段)、40……パワー液
圧源。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−131860(JP,A) 特開 昭51−53172(JP,A) 特開 昭51−151471(JP,A) 特開 昭49−44167(JP,A) 特開 昭55−68453(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 13/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタシリンダに連結されるハウジング
    と、該ハウジング内に形成される倍圧室内を摺動し前記
    入力ロツドに応動して出力した倍圧力を前記マスタシリ
    ンダに伝達するパワーピストンと、前記倍圧室をパワー
    液圧源に連通するパワー位置と前記倍圧室をリザーバに
    連通する停止位置との間を前記入力ロツドに応動して移
    動すると共に前記停止位置にて前記リザーバと前記倍圧
    室とを連通する内孔を有し且つ該内孔に前記パワー位置
    にて前記パワー液圧源からのパワー液圧を導入する導入
    孔が対向して設けられたスプールを有する液圧制御弁と
    を備えてなり、前記マスタシリンダを、前記パワー液圧
    源が出力したパワー液圧を倍力源として、ブレーキペダ
    ルに連動する入力ロツドに応動して倍力駆動する液圧ブ
    ースタにおいて、前記スプールのパワー位置にて前記パ
    ワー液圧源より前記導入孔を介して前記内孔内に噴出さ
    れる噴流の干渉を防止する干渉防止手段を前記スプール
    内に設けたことを特徴とする液圧ブースタ。
  2. 【請求項2】前記干渉防止手段は、前記スプールの内孔
    内に所定の間隙を有して嵌合される筒状部材からなるこ
    とを特徴とする請求項(1)に記載の液圧ブースタ。
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