JP2804778B2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2804778B2
JP2804778B2 JP1051637A JP5163789A JP2804778B2 JP 2804778 B2 JP2804778 B2 JP 2804778B2 JP 1051637 A JP1051637 A JP 1051637A JP 5163789 A JP5163789 A JP 5163789A JP 2804778 B2 JP2804778 B2 JP 2804778B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のエンジンマウント等の如く液室が設
けられ、振動発生時に液体の通過抵抗によって振動を吸
収する防振装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車のエンジンマウント、キヤブマウント等に用い
られる防振装置として、液体の通過抵抗によって振動を
吸収する構成のものがある。
この防振装置は第5図に示される如く外筒12の内側に
弾性体14が固着され、この弾性体14へ固着される受け金
具16がエンジンへ連結されるようになっている。外筒12
が車体へ取りつけられると、エンジンの荷重が弾性体14
へ作用すると共に振動時にはこの弾性体14と弾性体14の
下端部にかしめ固着された隔壁18との間の小液室22内の
圧力が上昇し、隔壁18に設けた制限通路24を通って小液
室26へと液体が移動するようになっている。この小液室
26は隔壁18と共に外筒12へかしめ固着されたダイヤフラ
ム28と隔壁18との間に形成されており、外筒12の下端部
にはダイヤフラム28の移動量を制限するストツパプレー
ト32がかしめ固着されている。
また受け金具16の外筒12に対する相対移動量を制限す
るために外筒12の上端部には内側に折り曲げられた屈曲
部12Aが設けられて受け金具16との当接用となってい
る。
ところがこの従来の防振装置では、外筒12へ弾性体14
を加硫接着する場合に、外筒12の下方へ挿入モールド型
を抜き出す必要があるので、弾性体14の大きさが制限さ
れ、大きな体積弾性を有する弾性体14を形成することが
不可能であった。
〔発明が解決すべき課題〕
本発明は上記事実を考慮し、弾性支持部の設計自由度
が大きな防振装置を得ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本出願の請求項1記載の発明は、振動発生部と振動受
部との間に介在される防振装置であって、振動発生部と
振動受部の一方へ連結され軸方向中間部に段部を備えた
外筒と、この外筒内へ配置されるダイヤフラムと、前記
外筒内へ挿入され前記ダイヤフラムとの間に液室を形成
し一部が前記振動発生部と振動受部の他方へ連結される
弾性支持部と、この弾性支持部の外周に固着された金具
と、この弾性支持部とダイヤフラムとの間に介在されて
液室を小液室に仕切る隔壁と、前記外筒入口部に設けら
れ、前記弾性支持部の外周に固着された金具の周縁へ直
接当たってこの金具を前記隔壁及びダイヤフラムを介し
て前記外筒内の前記段部へ押圧固着させると共に、前記
金具と弾性支持部との境界部を覆うかしめ部と、を有す
ることを特徴としている。
〔作用〕
エンジン等の振動で一方の小液室の圧力が増大する
と、液室内液体が他方の小液室へ至る場合の通過抵抗で
振動が吸収される。
本発明では、エンジン等の振動源の荷重を支持する弾
性支持部は外筒へ直接加硫接着する必要がなく、大径に
製作することができて大きな体積弾性を具備することが
可能となる。
特に、弾性支持部の外周には金具が固着されており、
外筒入口部はこの金具へ直接当たっており、この金具を
隔壁及びダイアフラムを介して外筒内の段部へ押圧固着
させるので、かしめ部による金具の段部への固着が確実
であり、さらに隔壁がこのかしめ部によって段部へ押圧
されるので隔壁の固定が確実になる。
〔発明の実施例〕
第1図に示される本実施例では、外筒42が軸方向中間
部に段部42Aを有し、これによって底部42Bに近い側が小
径部42Cとされ、入口部に近い側が大径部42Dとされてい
る。
ダイヤフラム44は有底筒状に形成され、第2図に示さ
れる如く開口端付近は半径方向に突出されたフランジ部
44Aとされて段部42A上へ載置されている。
隔壁46は第3図にも示される如く筒状で、上端部に形
成されるフランジ部46Aはフランジ部44Aに重ねて段部42
A上へ載置されている。またこのフランジ部46Aの先端部
は軸方向に寸法の短いリング状部46Bとされ、フランジ
部44Aの先端部外周を包囲するようになっている。
隔壁46には底部46Cの周囲に当接板52が固着されて制
限通路54を形成するようになっている。この当接板52は
長手方向直角断面が略L字形に屈曲され、このL字形の
先端部からはそれぞれフランジ部54A、54Bが突出されて
隔壁46の内周面及び底部46Cへの固着部となっており、
これによって隔壁46の軸心に沿った制限通路54を形成す
るようになっている。この制限通路54は当接板52に形成
される円孔56及び底部46Cに形成される円孔58を通して
隔壁46の上下に形成される小液室62、64と連通するよう
になっている。
なお、制限通路54は円孔56から円孔58へ至る隔壁46の
軸回りの2通路のうちの片側のみを用いるべく、他の片
側の制限通路54を閉塞させてもよい。
更にこの隔壁46の底部46C及び当接板52のフランジ部5
4Bには中央部に開口46Dが形成され、振動部材48が取り
つけられている。この振動部材48は略円板形状であり、
軸方向中間部の外周に形成されるリング溝48Aへ開口46D
の周縁が挿入されることによって隔壁46へ保持されてい
るが、リング溝48Aの溝幅寸法は底部46Cとフランジ部54
Bの合計肉厚よりも大きく形成されて隔壁46の軸方向
(第1図上下方向)に微少量振動可能となっている。実
際にはこの振動部材48は複数部品によって構成し、底部
46Cの上下から開口46Dの周縁部を挟んで固着される構成
とすることによって組付が容易になる。
隔壁46のフランジ部46A上へ載置されて小液室62の天
井部を構成する弾性支持部66は厚肉筒状の弾性体68の外
周へ筒状のインナーシール金具72が固着され、内周部に
はボス金具74が固着されている。このボス金具74は外筒
42の入口部から突出しており、ストツパプレート76の開
口部76Bを通して挿入される図示しないボルトが螺合さ
れ、このストツパプレート76が図示しないエンジンの搭
載用となっている。ストツパプレート76の下面周囲には
ストツパゴム76Aが固着され、外筒42の入口部に形成さ
れるかしめ部42Eとの当接用となってストツパプレート7
6の移動量を制限している。
なお、ボス金具74からはノックピン78が突出し、スト
ツパプレート76の係合孔76Cへと挿入されている。
インナーシール金具72は下端部にかけて縮径されると
共に、下端部が半径方向外側へ突出されたフランジ部72
Aとされシール用オーリング49を介して隔壁46のフラン
ジ部46A上へ載置されている。
なお、外筒小径部42Cの外周には取付プレート79が段
部42Aの外側へ固着されて、図示しない車体への取付用
となっている。
次にこの防振装置の組付手順を説明する。
第2図に示される如く外筒42内へダイヤフラム44及び
隔壁46を挿入する。この隔壁46には予め当接板52が固着
されると共に振動部材48が組付けられている。ダイヤフ
ラム44はフランジ部44Aが段部42A上へ載置され、このフ
ランジ部44A上へ更に隔壁46のフランジ部46Aが載置され
る。このフランジ部46A上にはシール用のオーリング49
を介して弾性支持部66のインナーシール金具フランジ部
72Aが搭載される。このインナーシール金具72には予め
弾性体68及びボス金具74が固着されている。
ここで外筒42の入口部にかしめ加工を行って半径方向
内側へ向けて屈曲されたかしめ部42Eを形成するとフラ
ンジ部44A、フランジ部46A及びインナーシール金具72は
このかしめ部42Eと段部42Aとの間に挟持固着される。こ
れらの組付作業及びかしめ作業は液体中で行われ、これ
によって小液室62、64内へ液体が充填される。ダイヤフ
ラム44と底部42Bとの間に入り込んだ液体は外筒底壁に
開口42Fを形成しておけば、この開口から抜け出すと共
に、ダイヤフラム44と外筒42の底壁との間に空気室が形
成されるのでダイヤフラム44の弾性変形を妨げることは
ない。従来例(第5図)と異なり、外筒下端部のかしめ
が不要であり、構造、製作及び保守が容易である。
なお、段部42A、フランジ部44A、46Aにはかしめ固着
時にオーリング49との密着性を向上するために凹部82
A、82B、82Cを形成するのが好ましい。
次にボス金具74へは図示しないボルトを螺合してスト
ツパプレート76を固着すれば組付が完了する。
使用時には外筒42が取付プレート79を介して図示しな
い自動車の車体へ、ストツパプレート76へ自動車エンジ
ンが搭載される。自動車エンジンの荷重は弾性支持部66
で支持されることになるが、この弾性支持部66は外筒42
とは別個に製作された後に外筒42へかしめ固着されるた
め、弾性体68の外径、高さを自由に設計して体積弾性を
大きくすることができるので、確実にエンジン荷重を支
持することができる。さらにエンジンの振動時にも容易
にこの振動を吸収し、また小液室62、64へと伝えること
ができる。
エンジンの振動は弾性体68の内部摩擦でも吸収される
が、小液室62の圧力上昇時に小液室62内の液体が制限通
路54を通って小液室64へ至る場合の通過抵抗によっても
吸収される。また振動周波数が高くなって制限通路54内
の液体が目詰まり状態となると、振動部材48が隔壁46に
対して微少振動することによって小液室62の圧力上昇が
抑制されて動ばねの上昇が制限される。
なお上記実施例においては隔壁46を弾性支持部66と別
個に製作して外筒42へ組付ける構成を示したが、隔壁46
はインナーシール金具72と一体に成形することも可能で
ある。
次に第4図には本発明の第2実施例が示されている。
この実施例では前記実施例のオーリング49に代えて、弾
性体68の一部がインナーシール金具72の内周に沿って延
長された薄肉部68Aとされている。この薄肉部68Aの先端
はフランジ部72Aの下面へと至り拡径部68Bで終端してい
る。この拡径部68Bは断面が図示の如く半円形のほか、
円形等の他の形状であってもよい。
このため、この実施例ではインナーシール金具72のフ
ランジ部72Aと、隔壁46のフランジ部46Aとの当接時に薄
肉部68A及び拡径部68Bがこれらの間をシールすることが
できる。
なお、薄肉部68A及び拡径部68Bはインナーシール金具
72へ加硫接着されている場合に限らず離れていてもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成としたので、弾性支持部の設計自
由度を向上し、体積弾性を大きくとることが可能になる
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例が適用された防振装置を示
す縦断面図、第2図は第1図の分解図、第3図は隔壁及
び関連部品を示す分解斜視図、第4図は第2実施例を示
す第2図と同様の分解図、第5図は従来の防振装置を示
す断面図である。 42……外筒、 42A……段部、 44……ダイヤフラム、 46……隔壁、 54……制限通路、 62、64……小液室、 66……弾性支持部、 68……弾性体、 72……インナーシール金具、 74……ボス金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−295046(JP,A) 特開 昭61−62633(JP,A) 実開 平2−103542(JP,U) 実開 平2−54940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生部と振動受部との間に介在される
    防振装置であって、 振動発生部と振動受部の一方へ連結され軸方向中間部に
    段部を備えた外筒と、 この外筒内へ配置されるダイヤフラムと、 前記外筒内へ挿入され前記ダイヤフラムとの間に液室を
    形成し、一部が前記振動発生部と振動受部の他方へ連結
    される弾性支持部と、 この弾性支持部の外周に固着された金具と、 この弾性支持部とダイヤフラムとの間に介在されて液室
    を小液室に仕切る隔壁と、 前記外筒入口部に設けられ、前記弾性支持部の外周に固
    着された金具の周縁へ直接当たってこの金具を前記隔壁
    及びダイアフラムを介して前記外筒内の前記段部へ押圧
    固着させると共に、前記金具と弾性支持部との境界部を
    覆うかしめ部と、を有することを特徴とした防振装置。
  2. 【請求項2】前記外周の外周には取付プレートが段部の
    外側へ固着されて、外筒支持用とされることを特徴とす
    る前記請求項1記載の防振装置。
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