JPH08210428A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH08210428A
JPH08210428A JP1482695A JP1482695A JPH08210428A JP H08210428 A JPH08210428 A JP H08210428A JP 1482695 A JP1482695 A JP 1482695A JP 1482695 A JP1482695 A JP 1482695A JP H08210428 A JPH08210428 A JP H08210428A
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JP
Japan
Prior art keywords
edge portion
outer cylinder
flange portion
lid member
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP1482695A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Matsuda
尚久 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1482695A priority Critical patent/JPH08210428A/ja
Publication of JPH08210428A publication Critical patent/JPH08210428A/ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塑性加工に不向きな部材を用いることがで
き、装置の軽量化や製造の容易化に寄与可能な防振装置
を提供する。 【構成】 外筒1の開口端部に突出形成されたフランジ
部11と、蓋部材7の縁部71との間に弾性膜5の縁部
51を介在させて、フランジ部11および蓋部材7の縁
部71を別体の円筒状のカシメ部材9によりカシメ固定
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンマウント等
に使用して好適な防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置としては、例えば図3に
示すようなものが知られている。このものは、エンジン
側のブラケットに取り付けられるセンター部材101と
車体側に取り付けられる外筒102との間にゴム等の弾
性体103が設けられ、外筒102の開口した底側には
絞り通路手段105とダイヤフラム106とが金属板製
の蓋部材107によって取り付けられる。この取り付け
は、外筒102の底側開口にフランジ部108が形成さ
れており、このフランジ部108の下面に絞り通路手段
105の縁部およびダイヤフラム106の縁部が順に重
ねられ、ここにフランジ部108より大径に形成された
蓋部材107の縁部がさらに重ねられる。そして、図示
のように蓋部材107の縁部がフランジ部108の外周
に沿って折り曲げられてカシメ固定されるものである。
また、外筒102の内側で且つ弾性体103とダイヤフ
ラム106との間には液体が封入されて液室109が構
成される。
【0003】なお図示しないが、上述のものと逆に外筒
102側を折り曲げてカシメ固定したものもある。すな
わち、金属板製の外筒102のフランジ部108の最外
径を蓋部材107の縁部の外径より大きく形成してお
き、フランジ部108の下面に絞り通路手段105の縁
部およびダイヤフラム106の縁部、さらに蓋部材10
7の縁部を順に重ね、ここで、フランジ部108の縁部
が蓋部材107の縁部外周に沿って折り曲げられてカシ
メ固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の防振
装置にあっては、外筒102あるいは蓋部材107自体
を折り曲げてカシメ固定するため、外筒102あるいは
蓋部材107が金属板などの塑性加工可能な材料で構成
されなければならない。従って、塑性加工には不向きな
樹脂などの材料あるいは鋳物を用いることが出来ず、こ
のことは、装置の軽量化を阻みまた製造を煩雑にするな
どの不具合を惹起している。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、塑性加工に不
向きな部材を用いることができ、牽いては装置の軽量化
や製造の容易化に寄与可能な防振装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動発生部お
よび振動受部の一方に連結される外筒と、振動発生部お
よび振動受部の他方に連結されるセンター部材と、前記
外筒と前記センター部材との間に介在配設された弾性体
と、前記外筒の一端側に開口した凹部に形成される液室
と、前記外筒の開口部に設けられ前記液室の隔壁の一部
を構成する弾性膜と、この弾性膜の軸方向外方から前記
外筒の開口部を覆う蓋部材とを備えてなり、前記外筒の
一端部には径方向外方に突出するフランジ部を設け、こ
のフランジ部と前記蓋部材の縁部との間に前記弾性膜の
縁部を介在させると共に、前記フランジ部および前記蓋
部材の縁部の径方向外方には円筒状のカシメ部材を配設
し、前記カシメ部材の両端部を折曲することによって前
記フランジ部と前記蓋部材の縁部とを前記カシメ部材に
よって挟んで固定したものである。
【0007】
【作用】本発明の上記構成によれば、結合される外筒の
フランジ部と蓋部材の縁部とが積み重ねられたとき、こ
れらとは別体の塑性加工可能な円筒状カシメ部材を両端
部でそれぞれ前記フランジ部および前記縁部の外周に沿
って折り曲げてカシメ固定する。従って、前記フランジ
部および前記縁部は取付時に塑性加工されることがな
く、もって塑性加工に不向きな材質のものでも適用でき
る。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照して説明する。
【0009】図1に示す第1の実施例では、外筒1とセ
ンター部材2との間にゴムからなる弾性体3が介在配置
され、弾性体3は外筒1の内周上方側およびセンター部
材2の外周にそれぞれ固着されている。弾性体3は外筒
1の内周下端まで膜状に延設され、従って、弾性体3は
図中で下方側に凹部31が形成されることとなる。
【0010】外筒1は凹部31により図中下方に開口さ
れ、外筒1の下端部には径方向外方に突出するフランジ
部11が一体的に設けられている。また、外筒1の上側
の端部には径方向外方に取付片12が一体的に突出形成
され、この取付片12により装置が車体側に取り付けら
れることになる。この外筒1は樹脂成形により形成され
ている。また、センター部材2はネジ孔21で例えばエ
ンジン側のブラケットに取り付けられる。
【0011】凹部31の開口側内部には弾性体3の内壁
に当接するよう絞り通路手段4が嵌入れる。絞り通路手
段4の下方側には、外筒1の内径より大径の縁部41が
径方向外方に突出形成されており、この縁部41は前記
開口から突出してフランジ部11の下面11aに当接さ
れる。
【0012】また、縁部41の下面41aには、円形の
ゴムからなる弾性膜5の周縁部51が当接され、従っ
て、フランジ部11の下面11aに縁部41を介して弾
性膜5の周縁部51が当接されることになる。これによ
って前記開口は弾性膜5で塞がれて、凹部31と弾性膜
5とによって形成された密閉空間には液体が封入されて
液室6が形成される。
【0013】液室7は、絞り通路手段4によって図中上
側の受圧液室61と下側の副液室62とに二分割され、
また、絞り通路手段4の外周に形成された絞り通路42
によって、受圧液室61と副液室62とが連通される。
【0014】弾性膜5の図中下側にはカップ状の蓋部材
7が配設される。蓋部材7の周縁部には径方向外方に向
かって縁部71が形成され、この縁部71が弾性膜5の
周縁部51に下側から当接して前記開口を覆うよう構成
される。弾性膜5と蓋部材7との間には空気室8が構成
され、蓋部材7には必要に応じて空気抜き穴が穿設され
る。
【0015】なお、フランジ部11と縁部71とは外径
が略同径に形成され、また、これらより小径の外径を有
するよう縁部41と周縁部51とが構成される。
【0016】また、縁部71には所定の高さとなるよう
上方に折り曲げられた立設部72が形成されている。こ
の立設部72は弾性膜5より外方で先端が直接フランジ
部11の下面11aと当接し、フランジ部11の下面1
1aと縁部71の上面71aとの間隔を所定の間隔に規
定する。従って、立設部72の高さを調整することによ
って、フランジ部11と縁部71との間にある弾性膜5
の周縁部51が最適の挟持力で挟まれるよう調整可能と
なる。なお、フランジ部11と縁部71とで直接に周縁
部51を挟持する場合、あるいは絞り通路手段4の縁部
41を介してフランジ部11と縁部71とで周縁部51
を挟持する場合のいずれでも、立設部72の高さを調整
することによって、周縁部51の挟持力の調整は可能と
なる。
【0017】この立設部は蓋部材7の縁部71ではな
く、外筒1のフランジ部11側に設けてもよい。
【0018】フランジ部11および縁部71の径方向外
方には円筒状の金属製カシメ部材9が配設される。フラ
ンジ部11および縁部71の外径とカシメ部材9の内径
とはほぼ同径に構成され、カシメ部材9の内周面の軸方
向中央部分がフランジ部11および縁部71の最外端と
当接している。カシメ部材9の中央部分を挟んだ両端側
は、それぞれフランジ部11および縁部71側に折曲さ
れ、フランジ部11の上面11bおよび縁部71の下面
71bに圧接する。これによってフランジ部11と縁部
71とはカシメ部材9により挟持され固定される。
【0019】このような防振装置にあっては、エンジン
の振動が入力されると振動はセンター部材2を介して弾
性体3へ伝わり、これによって弾性体3が弾性変形して
受圧液室61が拡縮する。受圧液室61が拡縮すると、
内部の液体が絞り通路42を介して受圧液室61と副液
室62との間を行き来し、液体が絞り通路42内で共振
すること等によって大きな減衰力が発生する。これによ
って、エンジン振動が吸収される。
【0020】図2は、本発明のカシメ部材に係る製造過
程を説明するためのもので、図1に示す防振装置の要部
を断面図で表したものである。
【0021】図2(a) において、塑性加工可能な円筒状
の金属板からなるカシメ部材9は、その内周面における
軸方向の中央部分が外筒1のフランジ部11の径方向先
端と当接するよう圧入されており、また、カシメ部材9
の中央部分より図中上側の端部側はフランジ部11側に
折曲されて、これによってカシメ部材9は予め外筒1に
取り付けられていることになる。なお、カシメ部材9の
外筒1への取り付けは接着、溶接などの方法で固定して
もよい。
【0022】この状態からフランジ部11の下面11a
に、絞り通路手段4の縁部41、弾性膜5の縁部51お
よび蓋部材7の縁部71が順に重ねられる。このときカ
シメ部材9の内周面における軸方向の中央部分は、蓋部
材7の縁部71の径方向先端と当接するよう構成され
る。
【0023】次に図2(b) に示すように、図2(a) の状
態からカシメ部材9の中央部分より図中下側の端部側が
縁部71に折曲されることによってカシメ部材9に係る
製造が完了する。カシメ部材9の両端側がフランジ部1
1の上面11bおよび縁部71の下面71bに圧接する
ことになり、フランジ部11と縁部71とはカシメ部材
9により挟まれて固定される。
【0024】なお、図2(c) はこの製造における変形例
で、図2(a) のものと異なりカシメ部材9の中央部分よ
り図中下側の端部側が蓋部材7の縁部71側に折曲され
て、カシメ部材9が予め蓋部材7に取り付けられている
ものである。そして同様にフランジ部11、絞り通路手
段4の縁部41、弾性膜5の縁部51および蓋部材7の
縁部71が順に重ねられ、この状態からカシメ部材9の
中央部分より図中上側の端部側がフランジ部11に折曲
されることによってフランジ部11と縁部71とがカシ
メ固定される。
【0025】なお、上述の例では、外筒1として樹脂製
のものを用いたが、鉄やアルミなどの鋳物あるいはその
他の脆性材料で構成してもよく、而して、装置の軽量化
や防錆の面などを考慮してより多種の材料を適宜に選択
可能とし、設計の自由度を増やすことが出来る。またこ
のことは、蓋部材7に関しても外筒1と同様のことが云
える。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、請求の
範囲に記載した構成により、塑性加工に不向きな部材を
用いることができ、防振装置の軽量化や製造の容易化に
寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示した断面図であ
る。
【図3】従来技術を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 11 フランジ部 2 センター部材 3 弾性体 4 絞り通路手段 5 弾性膜 6a 受圧液室(液室) 6b 副液室(液室) 7 蓋部材 71 縁部 8 空気室 9 カシメ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 13/20 F16F 13/00 T

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部および振動受部の一方に連結
    される外筒と、振動発生部および振動受部の他方に連結
    されるセンター部材と、前記外筒と前記センター部材と
    の間に介在配設された弾性体と、前記外筒の一端側に開
    口した凹部に形成される液室と、前記外筒の開口部に設
    けられ前記液室の隔壁の一部を構成する弾性膜と、この
    弾性膜の軸方向外方から前記外筒の開口部を覆う蓋部材
    とを備えてなる防振装置であって、前記外筒の一端部に
    は径方向外方に突出するフランジ部を設け、このフラン
    ジ部と前記蓋部材の縁部との間に前記弾性膜の縁部を介
    在させると共に、前記フランジ部および前記蓋部材の縁
    部の径方向外方には円筒状のカシメ部材を配設し、前記
    カシメ部材の両端部を折曲することによって前記フラン
    ジ部と前記蓋部材の縁部とを前記カシメ部材によって挟
    んで固定したことを特徴とする防振装置。
JP1482695A 1995-01-31 1995-01-31 防振装置 Pending JPH08210428A (ja)

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JP1482695A JPH08210428A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 防振装置

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JP (1) JPH08210428A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0763672A2 (en) * 1995-09-12 1997-03-19 Bridgestone Corporation Vibration isolating apparatus
US7341243B2 (en) 2002-11-29 2008-03-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid-sealed vibration control device
JP2010096268A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Bridgestone Corp 防振装置
JP2014066366A (ja) * 2014-01-15 2014-04-17 Bridgestone Corp 防振装置

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Date Code Title Description
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Effective date: 20040113