JP2797984B2 - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元像情報を時系列
電気信号として出力する撮像素子に関し、特に半導体で
構成された固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の固体撮像素子の例として
は、特開昭61−287166号公報及びデレビジョン
学会技術報告、第13巻、第11号、第61頁−第66
頁、1989年、に記載された論文「1/2インチ27
万画素CCD固体撮像素子の高感度化」に紹介されてい
るものがある。前者は単位画素内に平面的にオーバーフ
ロードレインを設けてブルーミング抑止機能を持たせた
ものであり、後者は半導体基板深さ方向にNPN多層構
造を設けてブルーミング抑止機能を持たせたものであ
る。
【0003】まず、前者について説明する。図4は固体
撮像素子の一例の全体構成を示すブロック図、図5
(a)は特開昭61−287166号公報に記された固
体撮像素子(第1の従来例)の単位画素の平面図、図5
(b)は図5(a)のB−B線断面図である。ホトダイ
オード101のN- 不純物層220、転送電極150を
介してCCDチャネル120が設けられている。転送電
極150の電位を制御することにより、ホトダイオード
(220)に蓄積された信号電荷をCCDチャネル12
0に転送する。CCDチャネル120上にはCCDクロ
ックライン130と140とが設けられており、これら
CCDクロックライン130、140に駆動パルスを印
加することでCCDチャネル120の信号電荷が転送さ
れる。ホトダイオード(220)のCCDチャネル12
0の反対側にオーバーフロードレイン電極配線300が
設けられ、ホトダイオードの不純物層(220)とこの
電極配線300の金属層とを接触させてショットキー・
ダイオード330を構成している。断面構成としては、
まず、P型半導体基板200表面にホトダイオードおよ
びCCDチャネル120をそれぞれ構成するN- 不純物
層220および230と、チャネルストッパを構成する
+ 不純物層210とが形成されている(チャネルスト
ッパがN+ 不純物層であることは誤りで、P+ 不純物層
であろうと思われるが、ここでは特開昭61−2871
66号公報の記載通りに示している)。そして半導体基
板200上にはゲート酸化膜240を介して、N- 不純
物層220とN- 不純物層230との間に制御電極15
0が形成されている。N- 不純物層230上にはCCD
クロックライン130が形成されている。またN- 不純
物層220上にはオーバーフロードレイン電極配線30
0が形成されている。これはアルミニウム層であり、こ
のアルミニウム層とN- 不純物層220とが接触してシ
ョットキーダイオード330を形成している。パッシベ
ーション膜320を介して光遮光用のアルミニウム膜2
50が形成されている。このような単位画素が2次元に
配列された固体撮像素子全体構成が図4に示すようにな
っており、複数の垂直CCD102の下端に移送ゲート
103を介して水平CCD104が設けられており、水
平CCD104の出力側に出力用プリアンプ105が設
けられている。
【0004】この固体撮像素子の動作について述べる。
制御電極150にパルス信号が印加され、ON状態でホ
トダイオード101が初期バイアス状態に設定される。
次に制御電極150がOFF状態となり、ホトダイオー
ド101はそのバイアス状態で蓄積モードとなる。光が
ホトダイオード101に入射すると信号電荷が発生し、
ホトダイオード101に蓄積され、同時にバイアス状態
が変化する。所定の期間光信号電荷を蓄積した後、制御
電極150をON状態として信号電荷を垂直CCD10
2に読み出すとともにホトダイオード101を初期バイ
アス状態に設定し、制御電極150をOFF状態として
再びホトダイオード101は蓄積モードとなって光電変
換を行なう。垂直CCD102に移された信号電荷は一
水平ライン分が水平CCD104へ転送され、それが順
次水平CCD104から出力用プリアンプ105を経て
外部へ読み出され、それが済むと次の一水平ライン分が
水平CCD104へ転送され、外部へ読み出す。これを
繰り返して全面の信号電荷を時系列信号として出力す
る。
【0005】この固体撮像素子の特徴は単位画素内にシ
ョットキーダイオードを利用して平面的にオーバーフロ
ードレインを設け、ブルーミング抑止を行なっているこ
とにある。ブルーミングは、強力な光がホトダイオード
に入射することによって信号電荷が過剰に発生し、ホト
ダイオードが蓄積モード中に順バイアス状態にまで変化
して信号電荷が外部の垂直CCDに漏れ出す現象であ
る。この従来例ではホトダイオード101を構成するP
N接合の拡散電位より拡散電位が小さいショットキーダ
イオード330がN- 不純物層220に形成されている
ため、ホトダイオード101が順バイアス状態になる前
にショットキーダイオード330が順バイアスとなって
オーバーフロードレイン電極配線300へ過剰電荷が取
り除かれ、ブルーミングが防止される。
【0006】図6は特開昭61−287166号公報に
記された別の実施例の固体撮像素子の単位画素断面構造
図である。前述の固体撮像素子との違いは、オーバーフ
ロードレイン電極配線300がホトダイオード101の
- 不純物層220と共にチャネルストップ用のN+
純物層210とに接触してショットキーダイオード33
0を形成しているところである。チャネルストップ領域
までまたがってショットキーダイオードを形成すること
により、前述の固体撮像素子よりホトダイオードの開口
部面積を大きくしたり、ホトダイオードの配列ピッチを
細かくすることができる。
【0007】次にテレビジョン学会技術報告に記載され
た前述の固体撮像素子(第2の従来例)について述べ
る。図7(a)は単位画素の断面図である。N型半導体
基板30表面側にP- ウェル30が形成されており、ホ
トダイオードとCCDチャネルを構成するN層33及び
34が形成されている。CCDチャネルを構成するN層
34周囲は、空乏化しないようにP- より濃度が高いP
層32が形成されている。ホトダイオードを構成するN
層33とCCDチャネルを構成するN層34との間には
+ チャネルストッパ35が形成されている。図7
(a)は、ホトダイオードからCCDチャネルへの電荷
読み出し部を含む断面を表しているため、P+チャネル
ストッパ35がN層の片側にしか存在しないが、電荷読
み出し部を含まない断面では両側に設けられている。ホ
トダイオードを構成するN層33と酸化膜39との間に
+ チャネルストッパ35から連なってP+ 層36が形
成されている。CCDチャネル上にはポリシリコンCC
D電極37及び遮光アルミニウム膜38が設けられてい
る。
【0008】この固体撮像素子の動作において、ホトダ
イオードに光信号電荷が蓄積され、CCDチャネルに移
送され、CCDチャネル上を転送する動作は前述の固体
撮像素子と同様である。
【0009】この固体撮像素子の特徴は半導体基板深さ
方向にP+ NP- N多層構造を有するホトダイオードに
ある。図7(b)はそのホトダイオード部の深さ方向の
ポテンシャル分布を示している。NP- N構造で縦型オ
ーバーフロードレインを構成しており、図にはホトダイ
オードが空の状態と電荷が満杯となって基板ヘオーバー
フローする状態が示してある。動作時にはP- ウェル3
1とN型基板30との間に逆バイアス電圧VSUB が印加
されて、P- ウェル31は完全空乏化し、電位が深くな
っている。初期段階として、ホトダイオードからCCD
チャネルへ信号電荷が読み出される瞬間にホトダイオー
ドのN層とP- ウェルとが逆バイアス状態となる。光電
変換によってホトダイオードに電荷が蓄ってくると、空
状態から満杯状態へとホトダイオードのポテンシャルが
変化していくが、P- ウェルのポテンシャルがVSUB
よって決まるVB に達するとホトダイオードN層とP-
ウェルとが順バイアスとなり、過剰な電荷はN型基板へ
オーバーフローする。これによってブルーミングが防止
される。さらにこの固体撮像素子では、ホトダイオード
部の酸化膜との界面領域にP+ 層36を設けることによ
り、暗電流低減が図られている。P+ 層36が無い構造
では、ホトダイオードN層が空状態にされると酸化膜と
の界面が空乏化し、そこに存在する界面準位を介して熱
的に電荷が発生してしまう。この発生した電荷は暗電流
成分であり、雑音として検出される。P+ 層があると図
7(b)に示すように暗電流の発生中心である酸化膜と
の界面が常に基準電位に保たれ、非空乏状態となってい
るので、暗電流生成が抑えられる。P+ 層の有無によ
り、暗時熱雑音はおよそ一桁異なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−2871
66号公報に示された固体撮像素子(第1の従来例)
は、単位画素内に平面的にオーバーフロードレインを設
けているので、製造工程が簡略で容易に製造可能である
が、ホトダイオードの開口部面積が小さくなってしまう
という欠点がある。これは特開昭61−287166号
公報に示された第2の実施例において改善されてはいる
が、ホトダイオード内に占めるオーバーフロードレイン
面積が減るだけで零にはならないので、根本的解決はし
ていない。
【0011】一方、テレビジョン学界技術報告に記載の
固体撮像素子(第2の従来例)は、半導体基板深さ方向
に形成した多層構造によってオーバーフロードレイン等
の機能を具備させるため、ホトダイオードの開口部面積
は大きくできるのであるが、基板深部に微妙なポテンシ
ャル分布をもたせるため構造が複雑で製造工程も煩雑で
あり、製造ばらつきの影響を受け易いことから歩留りが
悪いという欠点がある。
【0012】本発明の目的は、構造が簡単で、ブルーミ
ング抑止機能を持ち、開口部面積を広くでき、暗電流の
少ない固体撮像素子とその製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の固体撮像
素子は、半導体基板の表面部の一導電型半導体領域の表
面部に選択的に設けられた第1の反対導電型不純物領域
を有してなる受光素子を複数列状に配置した受光素子
列、前記受光素子列と並行に配置された電子走査手段お
よび前記各受光素子から信号電荷を前記電子走査手段へ
転送する読み出しゲートを含む画素列が複数並列配置さ
れてなる固体撮像素子において、前記第1の反対導電型
不純物領域の表面のうち前記読み出しゲートに隣接する
部分を除き透光性のショットキー電極が設けられ、前記
ショットキー電極は前記第1の反対導電型不純物領域の
周囲を囲む高濃度の一導電型素子分離領域と電気的に接
続されているとともに前記第1の反対導電型不純物領域
との間の拡散電位が前記第1の反対導電型不純物領域と
前記一導電型半導体領域との間の拡散電位より小さくな
るショットキー・バリアを有しているというものであ
る。
【0014】第1の反対導電型不純物領域の表面部のう
ち、ショットキー電極の縁端の直下とその近傍に一導電
ガードリングが設けられ、それによって前記ショット
キー電極の縁端が前記第1の反対導電型不純物領域と直
接接触しないようになされていてもよい。
【0015】また、本発明の第2の固体撮像素子は、半
導体基板の表面部の一導電型半導体領域の表面部に選択
的に設けられた第1の反対導電型不純物領域を有してな
る受光素子を複数列状に配置した受光素子列、前記受光
素子列と並行に配置された電子走査手段および前記各受
光素子から信号電荷を前記電子走査手段へ転送する読み
出しゲートを含む画素列が複数並列配置されてなる固体
撮像素子において、前記第1の反対導電型不純物領域の
表面のうち前記読み出しゲートに隣接する第1の部分を
除き一導電型不純物領域が前記第1の反対導電型不純物
領域の周囲を囲む高濃度の一導電型素子分離領域と連結
されて設けられ、前記一導電型不純物領域の表面のうち
前記読み出しゲートに隣接する第1の部分に隣接する
2の部分を除き透光性のショットキー電極が設けられ、
前記ショットキー電極は前記高濃度の一導電型素子分離
領域と電気的に接続され、前記一導電型不純物領域の不
純物濃度および厚さが第1の前記反対導電型不純物領域
との間のバリア電位が前記第1の反対導電型不純物領域
と前記一導電型半導体領域との間の拡散電位より小さく
なるように定められているというものである。
【0016】電子走査手段は、一導電型半導体領域の表
面部に選択的に設けられた第2の反対導電型不純物領域
でなる第1のチャネル層および前記第1のチャネル層の
表面にゲート絶縁膜を介して被着され画素あたり複数設
けられた転送ゲート電極を有するCCD転送レジスタで
あり、読み出しゲートは前記第1のチャネル層と第1の
反対導電型不純物領域との間の半導体基板領域でなる第
2のチャネル層および前記第2のチャネル層の表面にゲ
ート酸化膜を介して被着された読み出しゲート電極を有
してなるものとすることができる。
【0017】ショットキー電極は、好ましくは、金属シ
リサイド膜である。
【0018】本発明の固体撮像素子の製造方法は、半導
体シリコン基板の表面部の一導電型半導体領域に所定の
イオンを注入し熱処理を行なうことによって、行列状に
配置された第1の反対導電型不純物領域、前記第1の
対導電型不純物領域の間に列方向に配置された帯状の第
2の反対導電型不純物領域および前記第1,第2の反対
導電型不純物領域で挟まれた前記一導電型半導体領域の
第2のチャネル層となる部分を除く部分に設けられた
濃度の一導電型素子分離領域を形成する工程と、前記半
導体シリコン基板の表面全面にゲート酸化膜を形成した
後第1層目のポリシリコン膜を堆積し、前記第1層目の
ポリシリコン膜をパターニングすることにより前記各第
2の反対導電型不純物領域のうち前記第2のチャネル層
となる部分に隣接しない第1の部分か、あるいは前記第
2のチャネル層となる部分に隣接する第2の部分および
前記第2のチャネル層となる部分とその近傍か、どちら
かを被覆するとともに行方向に連結された第1の転送ゲ
ート電極を形成する工程と、前記第1の転送ゲート電極
をマスクとして前記ゲート酸化膜を除去した後熱酸化を
行なって前記第1の転送電極を第1の絶縁酸化膜で被覆
するとともに前記ゲート酸化膜の除去された領域に再び
ゲート酸化膜を形成する工程と、第2層目のポリシリコ
ン膜を全面に堆積しパターニングすることによって前記
第2の反対導電型不純物領域のうち前記第1の部分か、
あるいは前記第2の部分および前記第2のチャネル層と
なる部分とその近傍か、どちらか前記第1の転送ゲート
電極が被覆していない方を被覆するとともに行方向に連
結された第2の転送ゲート電極を形成する工程と、熱酸
化により前記第2の転送ゲート電極を第2の絶縁酸化膜
で被覆する工程と、前記第1の反対導電型不純物領域上
の前記ゲート酸化膜を選択的に除去した後圧力が高々1
-4Paの真空中で金属膜を蒸着法により形成し熱処理
によりシリサイド化させ、次いで未反応の前記金属膜を
除去することにより、前記第1の反対導電型不純物領域
が設けられた半導体シリコン基板領域の表面のうち前記
一導電型半導体領域の第2のチャネル層となる部分に隣
接する部分を除いて被覆し前記高濃度の一導電型素子分
離領域と電気的に接続するショットキー電極であって前
記第1の反対導電型不純物領域と前記一導電型半導体領
域との間の拡散電位より小さいバリア電位が前記第1の
反対導電型不純物領域との間にある前記ショットキー電
極を形成する工程とを含むというものである。
【0019】第2の転送ゲート電極を第2の絶縁酸化膜
で被覆する工程の次に、第1,第2の転送ゲート電極を
少なくともマスクの一部とするイオン注入を利用して第
1の反対導電型不純物領域の表面部のうち一導電型半導
体領域の第2のチャネル層となる部分の近傍を除く部分
の周辺部もしくは全面に一導電型不純物領域を設けた後
に第1の反対導電型不純物領域上のゲート酸化膜を選択
的に除去するようにしてもよい。
【0020】
【作用】本発明第1の固体撮像素子で、ショットキー電
極と第1の反対導電型不純物領域との間の拡散電位VD1
が第1の反対導電型不純物領域と一導電型半導体領域と
の間の拡散電位VD2より小さくなるショットキー・バリ
アφSBを形成することによって、受光素子に蓄積される
信号電荷を高濃度の一導電型素子分離領域へオーバーフ
ローさせることができる。
【0021】ショットキー電極は、圧力が高々10-4
aの真空中で金属膜を蒸着法で形成することによって、
極めて薄い連続膜として形成でき、光透過率が良好であ
り、第1の反対導電型不純物領域のほぼ全面を覆ってい
ても受光素子の感度は殆んど損なわれない。
【0022】また、注意深く造られたショットキー構造
における界面準位は著しく少ないので、暗電流は第1の
従来例より小さく第2の従来例とほぼ同じにできる。
【0023】ショットキー電極の縁端部には、逆バイア
ス状態で電界が集中し逆方向耐圧が低くなることがある
が、この縁端部の直下とその近傍に一導電型ガードリン
グを設けることにより、電界集中を防止できる。
【0024】本発明第2の固体撮像素子では、第1の
対導電型不純物領域の表面部に一導電型不純物領域を設
け、これにショットキー電極を設けている。第1の固体
撮像素子ではショットキー電極の材料によって一定の拡
散電位VD1を実現し得るに留まるのに反し、第2の固体
撮像素子では一導電型不純物領域の不純物濃度と厚さと
により任意の高さのバリア電位Vb を設定できる。
【0025】ショットキー電極は、単元素金属膜でもよ
いが、金属シリサイド膜の方が良好な界面が得易く、熱
的により安定なので好ましい。また、半導体シリコン基
板表面のゲート酸化膜に開口を設けた後、圧力が高々1
-4Paの真空中で金属膜を蒸着法で形成し、熱処理に
よりシリサイド化させ、未反応の金属膜を選択的にエッ
チングすることにより、開口と自己整合するショットキ
ー電極を形成できる。
【0026】
【実施例】図1(a)は本発明の第1の実施例を示す平
面図で、2次元CCD固体撮像素子の画素を示す。全体
構成は、図4と同じである。図1(b)は図1(a)の
X−X線断面図、図1(c)は受光素子部の基板深さ方
向のエネルギー・バンド図である。
【0027】本実施例はP型半導体シリコン基板1の表
面部選択的に設けられた第1のN型不純物領域2を有し
てなる受光素子(ホトダイオード)を複数列状に配置し
た受光素子列、前述の受光素子列と並行に配置された電
子走査手段(CCD転送レジスタ)および前述の各受光
素子から信号電荷を前述のCCD転送レジスタへ転送す
る読み出しゲート(読み出しゲート領域4と第2の転送
ゲート電極9)を含む画素列が複数並列配置されてなる
固体撮像素子において、第1のN型不純物領域2の表面
のうち読み出しゲート領域4に隣接する部分を除き透光
性のショットキー電極14aが設けられ、ショットキー
電極14aは第1のN型不純物領域2の周囲を囲むP+
型素子分離領域5と電気的に接続されているとともに第
1のN型不純物領域2との間の拡散電位VD1が第1のN
型不純物領域2と第1のP型半導体基板1との間の拡散
電位VD2より小さくなるショットキー・バリアφSBを有
しているというものである。
【0028】ここで、電子走査手段は、P型半導体シリ
コン基板1の表面部に選択的に設けられた第2のN型不
純物領域3でなる第1のチャネル層およびこの上にゲー
ト酸化膜6を介して被着され単位画素あたり2つの転送
ゲート電極(第1の転送ゲート電極8、第2の転送ゲー
ト電極9)を有するCCD転送レジスタ(図4の102
にあたる)であり、読み出しゲートは、第2のチャネル
層(読み出しゲート領域4)および第2のチャネル層の
表面にゲート酸化膜を介して被着された読み出しゲート
電極(第2の転送ゲート電極9がこれを兼ねている)を
有している。
【0029】次にこの実施例の製造方法について説明す
る。
【0030】まず、図2(a)に示すように、P型半導
体シリコン基板1の表面部にリンおよびボロンのイオン
を注入し熱処理を行なうことによって、行列状に配置さ
れた第1のN型不純物領域2、第1のN型不純物領域2
の間に列方向に配置された帯状の第2のN型不純物領域
3および第1,第2のN型不純物領域2,3で挟まれた
前記P型半導体シリコン基板領域である読み出しゲート
領域4を除く部分に設けられP+ 型素子分離領域5を形
成する。次に、半導体シリコン基板1の表面全面にゲー
ト酸化膜6を形成した後第1層目のポリシリコン膜7を
CVD法で堆積し、拡散法によりリンを高濃度に添加
し、第1層目のポリシリコン膜7をパターニングするこ
とにより、図2(b)に示すように、各第2のN型不純
物領域3のうち読み出しゲート領域4に隣接しない第1
の部分を被覆するとともに行方向に連結された第1の転
送ゲート電極8(図2(b)の断面にはないので、斜線
を入れないで示してある。)を形成する。次に、第1の
転送ゲート電極8をマスクとしてゲート酸化膜6を除去
した後熱酸化を行なって第1の転送ゲート電極8を第1
絶縁酸化膜(図示しない)で被覆するとともにゲート
酸化膜6の除去された領域に再びゲート酸化膜6a(図
2(c))を形成する。次に第2層目のポリシリコン膜
をCVD法によりを全面に堆積し、リンを拡散法により
高濃度に添加し、パターニングすることによって各第2
のN型不純物領域3の第1の部分以外の第2の部分およ
び読み出しゲート領域4とその近傍(もしくは第2の部
分)を被覆するとともに行方向に連結された第2の転送
ゲート電極9を形成する。次に、熱酸化により、図2
(d)に示すように、第2の転送ゲート電極9を第2の
絶縁酸化膜10で被覆する。次に、第1,第2の転送ゲ
ート電極8,9の一部およびフォトレジスト膜(図示し
ない)をマスクとして、ボロン・イオンを注入し、この
フォトレジスト膜を除去し、熱処理を行なって、第1の
N型不純物領域2の表面部のうち、読み出しゲート領域
4とその近傍を除く部分の周辺部にP型不純物領域をP
型ガードリング11として形成する。
【0031】次に、図2(e)に示すように、第1のN
型不純物領域2上のゲート酸化膜をウェットエッチング
により選択的に除去することによって開口12を設け
る。この開口12の平面形状は図1(a)のショットキ
ー電極14aのそれにほぼ同じである。次に、圧力が1
-4Pa〜10-9Pa程度の高真空中において室温で白
金を電子ビーム蒸着法により蒸着し、図2(f)に示す
ように、数ナノメータの1/10〜数ナノメータ、例え
ば1nmの厚さの白金膜13を形成する。この白金膜の
形成工程では、開口12の形成後、速かに、例えば、1
時間以内に蒸着装置の真空室内へのセッティングを完了
し、真空排気の後蒸着を行なうのがよい。あるいは、蒸
着直前に蒸着装置内で800〜1000℃、10秒程度
のいわゆるフラッシングを行なって自然酸化膜を除去す
ると一層よい。続いて同一真空中で300〜600℃、
10分程の熱処理を行なうと、白金膜13は、図2
(g)に示すように、シリコン基板と直接接触している
部分で反応しPtSi膜14に変換される。PtSi膜
14の厚さは白金膜13の厚さの約2倍になる。次に、
未反応の白金を王水でエッチングして除去すると、図2
(h)に示すように、開口12と自己整合するショット
キー電極14aが形成される。
【0032】次に、図1に示すように、酸化シリコン膜
15を堆積し、遮光金属膜16を形成し、図示しないB
PSG膜を形成し周辺部に電極配線を形成しパッシベー
ション膜を形成し、ボンディングパッド部に窓をあけ
る。
【0033】こうして形成されたPtSi膜は、島状化
せず平坦膜であり、シリコンとの間に良好なショットキ
ー・バリアを形成し、抵抗率も低い。
【0034】P型半導体シリコン基板1の不純物濃度が
1×1016cm-3、第1のN型不純物領域2の不純物濃
度が5×1017cm-3の場合、VD1は0.769V、V
D2は0.811V、φSBは0.84eVとなる。
【0035】次に、第1の実施例のブルーミング抑制作
用について説明する。
【0036】初期段階として、ホトダイオードの第1の
N型不純物領域2からCCD垂直レジスタチャネル(第
2のN型不純物領域3)へ信号電荷が読み出される瞬間
に第1のN型不純物領域2とP型半導体シリコン基板1
とが逆バイアス状態となるが、ショットキー電極14a
とチャネルストッパ(P+ 型素子分離領域5)とが接続
されているため、ショットキー電極14aとP型半導体
シリコン基板1とは同電位に保たれる。この初期状態で
はショットキー電極14aとP型半導体シリコン基板1
におけるフェルミレベルEf が図1(c)のままで、第
1のN型不純物領域2のエネルギーレベルが下方にシフ
トした状態になっている。光電変換によって第1のN型
不純物領域2に電荷が蓄ってくると、図1(c)のエネ
ルギー状態へと第1のN型不純物領域2のポテンシャル
が変化していく。もしここでショットキー電極14aが
無いと光電変換による電荷蓄積が進行すると第1のN型
不純物領域2とP型半導体シリコン基板1との間が順バ
イアスに変わり、拡散電位VD2が消滅してP型半導体シ
リコン基板1へ過剰電荷が溢れ出すことになり、ブルー
ミングが発生してしまう。図1(c)に示すようにVD1
<VD2となるショットキー電極14aを設けることによ
り、VD2が消滅する前にVD1が消滅して過剰電荷をショ
ットキー電極14aへオーバーフローさせることができ
るので、ブルーミングを抑制することができる。
【0037】図1(a)から明らかなように、この構造
では暗電流発生原因となる酸化膜とシリコンの界面の空
乏化が問題なる部分は面積的に小さく、第1のN型不純
物領域2のほぼ全面を覆ってショットキー電極14aが
存在しているので、ブルーミング抑制と同時に、P+
を設けた第2の従来例と同様に暗電流を低減することが
できる。
【0038】この実施例はP型ガードリング11を有す
るものを示しているが、P型ガードリング11が無くて
もブルーミング抑制と暗電流低減の効果はほぼ同様であ
る。ただし、動作上ショットキー電極14aと第1のN
型不純物領域2との間にも逆バイアスが掛けられるので
あるが、そのときの耐圧はP型ガードリング11を設け
ることにより改善することができる。
【0039】ショットキー電極としてPtSi膜を用い
た例について説明したが、材料はこれに限らず、オーバ
ーフローの臨界、いいかえるとVD2−VD1(本実施例で
は0.042V)をどの程度に定めるかによって適宜に
選べばよい。表1に各種の金属シリサイドのショットキ
ー・バリアと形成温度を示す。
【0040】
【表1】
【0041】また、金属シリサイド膜に限らず、単元素
金属膜を用いることもできるが、蒸着後の工程をシリサ
イド化する温度(形成温度)以下で行なわなければなら
ない。いずれにしてもショットキー電極の厚さは極めて
薄く形成できるので受光素子の感度は殆んど損なわれな
い。
【0042】図3(a)は本発明の第2の実施例を示す
平面図、図3(b)は図3(a)のX−X線断面図、図
3(c)は受光素子部の基板深さ方向のエネルギー・バ
ンド図である。
【0043】この実施例は、第1のN型不純物領域2の
表面部のうち、読み出しゲート領域4に隣接する第1の
部分(第2の転送ゲート電極9の直下部)を除き、P型
不純物領域17が設けられている点で第1の実施例と相
違している。
【0044】第1の実施例と同様にして、第2の絶縁酸
化膜10(図2(d))の形成までを行なう。このと
き、第1のN型不純物領域2の表面の殆んどの部分は厚
さ65nmの酸化シリコン膜が形成されているものとす
る。続いて、第1,第2の転送ゲート電極8,9をマス
クとして、ボロンを注入エネルギー20keV、ドーズ
量1.15×1013cm-2の条件で注入し、900℃、
5〜15分間の短時間アニールを行なって、ピーク濃度
8×1017cm-3、接合深さ50nmのP型不純物領域
17を形成する。以後の工程は第1の実施例の製造法と
ほぼ同じであるが、白金膜のかわりにニッケル膜を形成
し、800℃、10分程の熱処理を行ってNiSi2
を形成する。未反応のNi膜は10%程度の希硝酸でエ
ッチング除去すればよい。
【0045】ショットキー・バリアφSBは0.7eV、
P型不純物領域17を設けない場合、拡散電位VD1
0.629Vとなり、VD1のバリア電位が存在するが、
P型不純物領域17を設けることにより、バリア電位V
b は0.770Vに高くなる。
【0046】ショットキー・バリアは表1に示すように
材料によって特定の値に決ってしまうため、第1の実施
例の固体撮像素子ではオーバーフローを起こす閾値もそ
れに伴って特定の値しか取り得ない。本実施例ではショ
ットキー・バリアにさらにポテンシャルが加わったバン
ド構造となり、拡散電位VD1以上のバリア電位Vb をも
たせることができる。この増加量はP型不純物領域17
の不純物濃度と厚さによって任意に決定できるので、シ
ョットキー電極の材料とP型不純物領域17の不純物添
加条件の組み合わせによってオーバーフローを起こす閾
値の設計自由度が大幅に改善される。P型不純物領域1
7は図3(c)に示すように完全空乏化するものなの
で、第2の従来例の固体撮像素子におけるP+ 層とは全
く異なるものである。
【0047】以上、P型半導体基板の表面部に各不純物
領域を設けた例について述べたが、N型半導体基板の表
面部にPウェルを設け、そのPウェルの表面部に各不純
物領域を設けてもよい。
【0048】また、以上の説明で導電型を逆にしてもよ
い。その場合も表1から適切なものを選択すれば良い。
また、全体構成については、従来と特に異なったものに
限定するわけではないので、図4の構成と同様で良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ダイオードを構成する反対導電型不純物領域のほぼ全面
を、光を透過し得る極薄のショットキー電極が覆った構
造のオーバーフロードレインなので、ブルーミング抑止
機能を持ちながら開口部面積を大きくできると同時に、
暗電流低減をすることができる。本発明では、同様の機
能を持たせるための従来のP+ NP- N多層構造と比べ
て遥かに簡単な構造にすることができる。また、極薄の
ショットキー電極と反対導電型不純物領域との間に一導
電型不純物領域を設けることにより、オーバーフローの
臨界の設計自由度を大きくすることができる。従って、
高感度の固体撮像素子を製造精度が良く、しかも簡単な
製造工程で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図(図1
(a))、図1(a)のX−X線断面図(図1(b))
および受光素子部の半導体基板深さ方向のエネルギー・
バンド図(図1(c))である。
【図2】本発明の第1の実施例の製造方法の説明のため
の工程順断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す平面図(図3
(a))、図3(a)のX−X線断面図(図3(b))
および受光数素子の半導体基板深さ方向のエネルギー・
バンド図(図3(c))である。
【図4】固体撮像素子の一例の全体構成を示すブロック
図である。
【図5】第1の従来例を示す平面図(図5(a))およ
び図5(a)のB−B線断面図(図5(b))である。
【図6】第1の従来例の変形を示す断面図である。
【図7】第2の従来例を示す断面図(図7(a))およ
び受光素子部の深さ方向のポテンシャル図(図7
(b))である。
【符号の説明】
1 P型半導体シリコン基板 2 第1のN型不純物領域 3 第2のN型不純物領域 4 読み出しゲート領域 5 P+ 型素子分離領域 6,6a ゲート酸化膜 7 第1層目のポリシリコン膜 8 第1の転送ゲート電極 9 第2の転送ゲート電極 10 第2の絶縁酸化膜 11 P型ガードリング 12 開口 13 白金膜 14 PtSi膜 14a ショットキー電極 15 酸化シリコン膜 16 遮光金属膜 17 P型不純物領域 30 N型半導体基板 31 P- ウェル 32 P層 33 N層 34 N層 35 P+ チャネルストッパ 36 P+ 層 37 ポリシリコンCCD電極 38 遮光アルミニウム膜 101 オートダイオード 102 垂直CCD 103 移送ゲート 104 水平CCD 105 出力用プリアンプ 120 CCDチャネル 130 CCDクロックライン 140 CCDクロックライン 150 転送電極 200 P型半導体基板 210 N+ 不純物層 220 N- 不純物層 230 N- 不純物層 240 ゲート酸化膜 250 アルミニウム膜 300 オーバーフロードレイン電極 310 フィールド酸化膜 320 パッシベーション膜 330 ショットキーダイオード

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の表面部の一導電型半導体領域
    の表面部に選択的に設けられた第1の反対導電型不純物
    領域を有してなる受光素子を複数列状に配置した受光素
    子列、前記受光素子列と並行に配置された電子走査手段
    および前記各受光素子から信号電荷を前記電子走査手段
    へ転送する読み出しゲートを含む画素列が複数並列配置
    されてなる固体撮像素子において、前記第1の反対導電
    型不純物領域の表面のうち前記読み出しゲートに隣接す
    る部分を除き透光性のショットキー電極が設けられ、前
    記ショットキー電極は前記第1の反対導電型不純物領域
    の周囲を囲む高濃度の一導電型素子分離領域と電気的に
    接続されているとともに前記第1の反対導電型不純物領
    域との間の拡散電位が前記第1の反対導電型不純物領域
    と前記一導電型半導体領域との間の拡散電位より小さく
    なるショットキー・バリアを有していることを特徴とす
    る固体撮像素子。
  2. 【請求項2】第1の反対導電型不純物領域の表面部のう
    ち、ショットキー電極の縁端の直下とその近傍に一導電
    ガードリングが設けられ、それによって前記ショット
    キー電極の縁端が前記第1の反対導電型不純物領域と直
    接接触しないようになされている請求項1記載の固体撮
    像素子。
  3. 【請求項3】半導体基板の表面部の一導電型半導体領域
    の表面部に選択的に設けられた第1の反対導電型不純物
    領域を有してなる受光素子を複数列状に配置した受光素
    子列、前記受光素子列と並行に配置された電子走査手段
    および前記各受光素子から信号電荷を前記電子走査手段
    へ転送する読み出しゲートを含む画素列が複数並列配置
    されてなる固体撮像素子において、前記第1の反対導電
    不純物領域の表面のうち前記読み出しゲートに隣接す
    る第1の部分を除き一導電型不純物領域が前記第1の
    対導電型不純物領域の周囲を囲む高濃度の一導電型素子
    分離領域と連結されて設けられ、前記一導電型不純物領
    域の表面のうち前記読み出しゲートに隣接する第1の部
    に隣接する第2の部分を除き透光性のショットキー電
    極が設けられ、前記ショットキー電極は前記高濃度の一
    導電型素子分離領域と電気的に接続され、前記一導電型
    不純物領域の不純物濃度および厚さが前記第1の反対導
    電型不純物領域との間のバリア電位が前記第1の反対導
    電型不純物領域と前記一導電型半導体領域との間の拡散
    電位より小さくなるように定められていることを特徴と
    する固体撮像素子。
  4. 【請求項4】電子走査手段は、一導電型半導体領域の表
    面部に選択的に設けられた第2の反対導電型不純物領域
    でなる第1のチャネル層および前記第1のチャネル層の
    表面にゲート絶縁膜を介して被着され画素あたり複数設
    けられた転送ゲート電極を有するCCD転送レジスタで
    あり、読み出しゲートは前記第1のチャネル層と第1の
    反対導電型不純物領域との間の半導体基板領域でなる第
    2のチャネル層および前記第2のチャネル層の表面にゲ
    ート絶縁膜を介して被着された読み出しゲート電極を有
    してなる請求項1,2または3記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】ショットキー電極は金属シリサイド膜であ
    る請求項1,2,3または4記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】半導体シリコン基板の表面部の一導電型
    導体領域に所定のイオンを注入し熱処理を行なうことに
    よって、行列状に配置された第1の反対導電型不純物領
    域、前記第1の反対導電型不純物領域の間に列方向に配
    置された帯状の第2の反対導電型不純物領域および前記
    第1,第2の反対導電型不純物領域で挟まれた前記一導
    電型半導体領域の第2のチャネル層となる部分を除く部
    分に設けられた高濃度の一導電型素子分離領域を形成す
    る工程と、前記半導体シリコン基板の表面全面にゲート
    酸化膜を形成した後第1層目のポリシリコン膜を堆積
    し、前記第1層目のポリシリコン膜をパターニングする
    ことにより前記各第2の反対導電型不純物領域のうち前
    第2のチャネル層となる部分に隣接しない第1の部分
    か、あるいは前記第2のチャネル層となる部分に隣接す
    る第2の部分および前記第2のチャネル層となる部分と
    その近傍か、どちらかを被覆するとともに行方向に連結
    された第1の転送ゲート電極を形成する工程と、前記第
    1の転送ゲート電極をマスクとして前記ゲート酸化膜を
    除去した後熱酸化を行なって前記第1の転送ゲート電極
    を第1の絶縁酸化膜で被覆するとともに前記ゲート酸化
    膜の除去された領域に再びゲート酸化膜を形成する工程
    と、第2層目のポリシリコン膜を全面に堆積しパターニ
    ングすることによって前記各第2の反対導電型不純物領
    域のうち前記第1の部分か、あるいは前記第2の部分お
    よび前記第2のチャネル層となる部分とその近傍か、ど
    ちらか前記第1の転送ゲート電極が被覆していない方
    被覆するとともに行方向に連結された第2の転送ゲート
    電極を形成する工程と、熱酸化により前記第2の転送ゲ
    ート電極を第2の絶縁酸化膜で被覆する工程と、前記第
    1の反対導電型不純物領域上の前記ゲート酸化膜を選択
    的に除去した後圧力が高々10-4Paの真空中で金属膜
    を蒸着法により形成し熱処理によりシリサイド化させ、
    次いで未反応の前記金属膜を除去することにより、前記
    第1の反対導電型不純物領域が設けられた半導体シリコ
    ン基板領域の表面のうち前記一導電型半導体領域の第2
    のチャネル層となる部分に隣接する部分を除いて被覆し
    前記高濃度の一導電型素子分離領域と電気的に接続する
    ショットキー電極であって前記第1の反対導電型不純物
    領域と前記一導電型半導体領域との間の拡散電位より小
    さいバリア電位が前記第1の反対導電型不純物領域との
    間にある前記ショットキー電極を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  7. 【請求項7】第2の転送ゲート電極を第2の絶縁酸化膜
    で被覆する工程の次に、第1,第2の転送ゲート電極を
    少なくともマスクの一部とするイオン注入を利用して第
    1の反対導電型不純物領域の表面部のうち一導電型半導
    体領域の第2のチャネル層となる部分の近傍を除く部分
    の周辺部もしくは全面に一導電型不純物領域を設けた後
    に第1の反対導電型不純物領域上のゲート酸化膜を選択
    的に除去する請求項6記載の固体撮像素子の製造方法。
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