JP2797316B2 - 特殊用紙送り装置 - Google Patents

特殊用紙送り装置

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JP2797316B2 JP63120096A JP12009688A JP2797316B2 JP 2797316 B2 JP2797316 B2 JP 2797316B2 JP 63120096 A JP63120096 A JP 63120096A JP 12009688 A JP12009688 A JP 12009688A JP 2797316 B2 JP2797316 B2 JP 2797316B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写機の用紙搬送路に設ける用紙搬送装置
に関し、特に、ハガキ等のような小サイズで厚い紙等の
特殊用紙に複写を行う際に、該特殊用紙の搬送性能を向
上させ得るようにする装置に関する。
(従来の技術) 複写機等の装置において、通常用いられているような
用紙に複写を行う場合には、該用紙を給紙カセット等に
収容し、複写機の給紙装置に装着することによって、複
写のモードに応じて感光体ドラム等の画像転写部分に向
けて送り出し、感光等ドラムの形成されたトナー画像を
転写し、その後で、定着装置に搬送して定着を行い、コ
ピーとして完成することが出来るようになっている。
ところが、一般の複写機においては、通常用いられる
定形サイズの用紙のうち、B5サイズ程度の用紙までは、
複写機本体に設けられている用紙搬送装置によって、良
好な状態で搬送が行われるようになっているが、ハガキ
等のような小サイズで厚い用紙に複写を行う場合には、
通常のベルトまたはローラ等の搬送手段によっては、良
好に搬送を行い得ない等の問題が発生しやすい。
このような複写機内部における搬送不良の問題は、特
に、感光体ドラムと定着装置との間に設けられる用紙搬
送装置において、顕著に発生しやすいものである。とこ
ろが、この部分では、未定着トナー画像が担持された用
紙の表面に、搬送手段が接触しないようにして、その搬
送を行うことが必要であり、そのため、未定着トナー画
像を担持する用紙の表面に対して、搬送手段が接しない
ようにして、感光体ドラムと定着装置との間での搬送を
行なうことが要求される。
そこで、一般的な複写機等の装置においては、第9図
に示されるように、用紙搬送装置として吸引ベルト装置
20aを用いている場合が多い。この吸引ベルト20aを用い
てなる用紙搬送装置は、ベルトの下面にバキュームチャ
ンバーを設けて、該チャンバーを介して空気を吸引する
ことによって、用紙の裏面をベルトに圧接するような動
作を行う。
そして、ベルトの移動に従って用紙を移動させ、感光
体ドラム5の画像転写部でトナー画像が転写された用紙
を、その裏面にベルトが接触する状態で定着装置10に向
けて搬送するようにしている。
上記した構成の用紙搬送装置は、多くの複写機におい
て用いられている型式の装置であって、通常の定形サイ
ズのコピー紙に対しては、比較的良好な搬送性を発揮さ
せ得る装置である。
これに対して、第10図に示される別の従来例において
は、前記吸引搬送ベルト20aに加えて、その用紙の上面
にスターホィール20bを配置し、該スターホィールによ
ってカールを発生したハガキ等のような用紙に対しても
良好な状態で搬送を行うことが出来るようにすることも
提案されている。
さらに、第11図および第11a図に示されるように、感
光体ドラム5と定着装置10との間にガイド板20dを配置
し、該ガイド板20dの所定の位置に、ニップローラ装置2
0cを固定して設ける場合がある。
そして、該ローラ装置によって用紙と端部をニップし
た状態で、ガイド板上での搬送を行い、感光体ドラムか
ら定着装置に向けて、トナー画像を担持した用紙を移動
させ得るようにする。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したように複写機の用紙搬送装置を構成する場合
には、例えば、第9図に示されるような装置において
は、用紙搬送装置のバキュームによる吸引部分を全部覆
うようなサイズの用紙に対しては、良好に搬送性能を発
揮出来るものとなる。しかしながら、ハガキ等のような
小サイズの用紙で、カールを生じているようなものに対
しては、その搬送性能を良好に発揮させることが出来な
い等の問題が発生する。
また、第10図に示されるように、スターホィールを用
いて、ベルトに用紙を押圧するように構成した装置にお
いては、ハガキ等のような小サイズで、厚い特殊用紙に
対しては、良好な搬送性能を発揮させることが出来るも
のとなる。しかし、上記したようにスターホィールによ
って用紙の未定着トナー画像担持面を押圧するような方
式を用いる場合には、該用紙のトナーにホィールの突起
が接触するので、その未定着トナー画像に乱れが発生し
たり、突起部に付着したトナーが用紙の上に点状になっ
て付着し、コピーの白紙部分に点線状の汚れが出る等の
問題が生じる。
さらに、第11図の示されるように、用紙に側面部をニ
ップローラ装置によって挟持した状態で搬送を行なう装
置においては、用紙Pの側部に、少なくともロールニッ
プ幅S1以上の画像の欠落が発生する。
これは、ローラのニップ部分で未定着トナー画像を乱
さないように、あらかじめローラによるニップ巾S1より
も若干広い範囲Sで、用紙上にトナー画像が現像されな
いように、現像カットを行うことが必要であり、したが
って、全部のコピーの端部に、ローラによる画像の欠落
等のような不都合な状態が発生するという欠点を持って
いる。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、特殊用紙を搬送する場合に
のみ、特殊用紙搬送装置が用紙搬送路に設定されて、ハ
ガキ等のような特殊用紙の搬送を良好に行い得るように
するとともに、通常のコピーに際しては、特殊搬送装置
が作動されないように構成してなる装置を提供すること
を目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明の請求項1の発明である特殊用紙送り装置は、
画像転写部の下流に設けられ通常の用紙を搬送する用紙
搬送装置に組み合わせて、はがきや厚紙のように当該用
紙搬送装置だけでは搬送が困難な特殊用紙を搬送するた
めの特殊用紙搬送手段と、前記特殊用紙が搬送される情
報を認識する搬送情報認識手段を設け、 前記特殊用紙搬送手段は、用紙搬送路における用紙の
一方の面に接する搬送ローラと用紙の他方の面から押圧
するピンチローラとを対向させて配置する挟持搬送装置
により構成され、前記挟持搬送装置は、前記通常の用紙
を搬送する際には用紙を挟持しない状態に待機し、前記
搬送情報認識手段により前記特殊用紙が搬送される情報
が認識された際には当該特殊用紙を挟持できる状態に移
動し、当該特殊用紙の側部を前記搬送ローラと前記ピン
チローラとにより挟持させて当該特殊用紙を搬送するこ
とを特徴とする。
また、本発明の請求項2の発明においては、前記特殊
用紙搬送手段は、前記通常用紙を搬送する際には用紙搬
送基準線の外側に待機し、前記搬送情報認識手段により
前記特殊用紙が搬送される情報が認識された際には当該
用紙搬送基準線の内側の用紙搬送路上に移動することに
より当該特殊用紙を搬送すること特徴とする。
本発明の特殊用紙送り装置は、上記したように構成し
ているので、特殊用紙に対してのみ、ローラ装置による
ニップ搬送が行なわれるものとなり、該特殊用紙に対し
てはトナー画像の欠け等が発生するが、通常の定形用紙
等の場合には、特殊用紙搬送装置が用紙搬送路にセット
されることがないので、吸引用紙搬送装置等により搬送
するモードにおいては、その特殊用紙搬送装置の影響が
生じることがないものとなる。
そして、本発明の装置においては、オペレータが特殊
用紙に対応したボタン等を押すことなしに、特殊用紙を
給紙装置にセットするのみで、用紙センサーによって自
動的に特殊用紙搬送装置が用紙搬送装置にセットされ、
特殊用紙の搬送を行い得るものとなるとともに、複写機
の操作性が良好な装置を得ることが出来る。
また、本発明の装置においては、オペレータが一旦セ
ットした特殊用紙搬送装置の解除の動作を忘れた場合で
も、用紙トレイまたは用紙搬送装置に設けた用紙センサ
ーによって、他の種類の用紙の検知を行った場合には、
その情報により特殊用紙搬送装置のセット状態を解除す
ることが出来るので、通常の複写の作業に際して、障害
となることが防止されるものとなる。
(実施例) 図示された例に従って、本発明の特殊用紙送り装置の
構成を説明する。
第1図および、第2図に示される本発明の実施例にお
いては、複写機本体の感光体ドラム等の装置を省略し
て、用紙トイレ15と、用紙搬送装置20との関係を示して
いるもので、前記用紙搬送装置20は、複写紙の用紙搬送
路での用紙搬送基準線21に対して、内側に設けられてい
る。
本発明の複写機においては、用紙トレイ15に対して用
紙サイズ検知センサー17を設け、前記用紙サイズ検知セ
ンサー17がはがき等の特殊用紙Pを検知すると、その検
知信号を複写機の制御装置に入力する。そして、前記セ
ンサと制御装置とにより、はがき等の特殊用紙が搬送さ
れる情報を認識する搬送情報認識手段を構成している。
図示される本発明の複写機は、用紙一方の側面を用紙
搬送基準線に沿って規制した状態で、その用紙の搬送を
行うサイドレジストレーション方式として構成されてお
り、用紙搬送装置20に対しては、その基準線を跨ぐよう
にして、用紙搬送路に出没可能に特殊用紙搬送装置30を
設けている。
この特殊用紙搬送装置30は、複写機本体の用紙搬送路
に対して出没出来るように構成されており、通常の用紙
の搬送に際しては、その特殊用紙搬送装置を用紙搬送路
の基準線21よりも外側に待機させ、その用紙の搬送の際
の邪魔にならないような位置に置かれる。
そして、前記したようにセンサーが特殊用紙を検知し
た場合には、その駆動機構が作動して、ハガキ等のよう
な特殊用紙を搬送出来るように、その用紙搬送路の基準
線を跨ぐような位置にセットされるようになっている。
次に、本発明の特殊用紙搬送装置の機構を、第3図な
いし第6図に示される実施例にしたがって説明する。第
3図に示される平面図において、本発明の用紙搬送装置
20は、その本体のフレーム23の一方の端部(奥の側)に
位置決めピン24を突出させて設け、該ピンを複写機本体
のフレーム19の孔に挿入して、他方の端部(基準線側)
に設けた本体取付けネジ部分24aを固定することによ
り、その用紙搬送装置のフレームが複写機本体に対して
固定されるようになっている。
また、前記用紙搬送装置20のフレーム23の基準線側に
は、用紙の搬送を行うための搬送ベルト28を設けてお
り、該ベルト28は基準線21から内側にズレと位置に配置
されている。このベルトの駆動プーリ28aは、シャフト2
6に設けられている、該シャフト26が駆動入力ギヤ25を
介して複写機本体の駆動系に接続されることによって、
その回転が行われるようになっている。
本発明の前記したシャフト26の他端部(手前側)に
は、出力ギア27を設けていて、その出力ギア27が特殊用
紙搬送装置30の搬送ローラ40の駆動を行うように構成さ
れる。
本発明の特殊用紙搬送装置30は、ハガキ等のような特
殊用紙の搬送を行う場合に、その搬送ローラ40が、基準
線21にかかるような状態に移動され得るようになってい
るものであり、第3図に図示されるような状態が、特殊
用紙の搬送状態にセットされた場合を示している。
第4図には、本発明の特殊用紙搬送装置の駆動系と、
その移動フレーム構成を示している。この第4図に示さ
れている例において、シャフトの端部に設けられた出力
ギア27が巾の広いギア48に噛合い、該ギヤ48と同軸の駆
動ギヤ49を介してローラギア42を駆動し、他のローラギ
ア42aに対しては、中間ギヤ43を介して駆動の伝達を行
うように構成している。そして、上記したギヤによる駆
動系によって、特殊用紙搬送装置のローラ40が用紙の搬
送方向に回転されるようになっている。
また、上記した駆動ローラに対応して、その上部には
ピンチローラ45、45aが配置されている。このピンチロ
ーラは、ローラ負荷用アーム46を介して、所定の押圧力
で駆動ローラに圧接され、両ローラの間にニップされた
用紙に対するニップ力を発揮出来るような構成されてお
り、ハガキ等のような特殊用紙に対する搬送作用を良好
な状態で行うことが出来るように構成される。
上記したような構成の特殊用紙搬送装置30は、本体フ
レーム23に形成された、スライドレール32上を移動可能
に設けられている。該装置30の移動は、後述するよう
に、ソレノイドおよびカム装置による移動と、押圧解除
スプリング37による戻しの作用によって行なわれるよう
に構成されている。
また、前記したように駆動ローラとピンチローラとに
よって構成される搬送装置に対して、感光体ドラム5の
画像転写部分で、トナー画像が転写された特殊用紙Paが
挿入されるようにするために、該搬送ローラ装置に導入
口部分に侵入ガイド33を設け、ハガキ等のような用紙の
場合でも、その搬送ローラ装置に確実にニップされ得る
ような手段が設けられている。
上記したような構成の特殊用紙搬送装置30の移動を行
うために、第5図および第6図に示されるような駆動装
置も設けている。本発明の駆動装置は、ソレノイド50
と、そのソレノイドによって回転の制御が行なわれるカ
ム60と、該カム60のカム面に接して動くように、該装置
30に形成されたカムフォロワー35とから構成される。
前記カム60の回転の制御を行うために、カム60の基部
にスプリングクラッチ55を設け、該クラッチ55の両側に
対向した位置に設けられる係止部56が爪部材52に係合さ
れるようになっている。
前記ソレノイド50の駆動は、オペレータのボタン操作
または用紙サイズ検知センサー17の出力にもとづいて作
動するものであり、スイッチ51は、該搬送装置に位置を
検出するためのものであり、該搬送装置の位置を検出す
ることにより、コントロールパネル等に特殊用紙の搬送
状態にあること表示するとともに、装置の移動の確認の
動作を行う。それと同時に、複写機本体の制御装置に対
して、端部ローラによるニップ巾+αの現像カットを指
令する。
そして、特殊用紙搬送装置の移動を行う場合には、ソ
レノイドに通電を行い、該ソレノイド50の作動子を介し
て、爪部材を揺動可能に接続して、該爪部材52の爪53
が、クロッチ55の係止部56に対して離接することによっ
て、該クラッチを介してカム60の駆動の制御が行なわれ
る。なお。前記爪部材52の下部に設けられるスプリング
54は、該部材の爪53を係止部56に係合させる位置に保持
するための作用を行うものとして用いられる。
なお、本発明の搬送ローラ装置の駆動機構において、
搬送ローラ40は、用紙搬送装置20の駆動源によって回転
が行なわれるものであり、ギヤ48を非常に幅の広いもの
として構成することによって、ローラ装置が移動した場
合でも、出力ギヤ27に常時噛合いを行うことが出来るよ
うにされる。
上記したように構成された本発明の特殊用紙搬送装置
においては、前述したように、用紙センサーによって特
殊用紙が検知された場合に、その検知情報によって、複
写機本体の制御装置がソレノイド50をオンにし、爪部材
52を揺動させて、爪53をクラッチ55の係止部56から離間
させ、該クラッチ55を介してカム60を半回転させる動作
を行う。
そのソレノイド50をオンにして、カムを回転させる動
作は、係止部56を爪53から離間させるのみの非常に短い
時間で十分であり、その直後に、爪53がスプリング54に
よって元の位置に戻され、該カム60が半回転した後で、
次の係止部が爪53によって係止され、カム60の回転が停
止されるものとなる。
また、特殊用紙搬送装置30を用紙搬送路に引き込む動
作は、第4図に示されるように、スプリング37によって
行なわれるもので、該スプリングを設けることによっ
て、特殊用紙搬送装置のフレームがカムの面に追従し
て、搬送装置30の移動を行い得るものとなる。
なお、本発明の複写機において、上記した構成の特殊
用紙搬送装置の駆動機構の他に、他の任意の機構の装置
を用いることが可能である。
上記した本発明の実施例は、第7図に示される複写機
においては、感光体ドラム5と定着装置10との間の用紙
搬送装置20に対して、特殊用紙搬送装置30を設けるもの
となる。この第7図に示される複写機1は、一般的な複
写機の構成を示しているものであり、該複写機1の上部
に設けられたプラテン2にセットされた原稿の画像を光
学系の装置3によって読取り、その画像の反射光を感光
体ドラム5に照射する。
該感光体ドラム5の周囲には、感光体ドラムを一様に
帯電させるための帯電コロトロン6、静電潜像に対して
トナーを付着させるための現像装置7、感光体ドラムに
形成されたトナー画像を用紙に転写するための転写・剥
離コロトロン8、および、クリーニング装置9等が配置
される。
また、用紙は用紙トレイ15に収容されて複写機の給紙
装置16に装着され、該給紙装置の給紙ローラにより複写
のモードに対応して、順次送り出しの動作が行なわれ
る。そして、該用紙トレイ15に収容された特殊用紙を、
用紙トレイに対応させて設けた用紙サイズ検出センサー
17によって検知し、その検知情報によって、特殊用紙ま
たは定型用紙に対する搬送手段の動作の制御が行なわれ
る。
上記したようにして、用紙トレイから送り出される用
紙に対して、転写コロトロンからの放電によって、用紙
にトナー画像が転写されて、その用紙を用紙搬送装置20
によって定着装置10に搬送し、該定着装置において、加
熱と加圧とを行うことにより、定着して排出トレイ11に
排出するようにする。
このように構成された複写機の用紙搬送路において、
本発明の特殊用紙搬送装置30は用紙搬送装置20の所定の
位置に対応させた状態で配置され、用紙トレイ15に収容
されている用紙が特殊用紙の場合に、該特殊用紙搬送装
置が用紙搬送装置20に対して特殊用紙の側部を押圧する
状態となるように移動され、特殊用紙の搬送を良好な状
態で行い得るようにされるものである。
次に、本発明の上記した構成を有する装置において、
各部材の動作を第8図のフローチャートによって説明す
る。このフローチャートに示される制御の動作は、複写
機本体に設けられたマイクロコンピュータに設定された
プログラムによって、順次行なわれるものであり、以下
に示される各ステップにしたがってその各装置の動作が
行なわれる。
まず、ステップAで複写機のスタートスイッチがオン
されると、ステップA−1でオペレータが特殊用紙ボタ
ンを押したか否かの判断が行われ、オペレータがボタン
を押した場合には、ステップA−3で特殊用紙搬送装置
30の駆動装置が作動されて、該特殊用紙搬送装置30が用
紙搬送装置20に対して所定の位置にセットされる。
また、前記ステップA−1でオペレータがボタンを押
さない場合でも、ステップA−2にて用紙センサー17が
特殊サイズの用紙を検知した場合には、前記ステップA
−3に移行し、上記した動作を行う。
そして、特殊用紙搬送装置30に対応して設けられた装
置検知スイッチ51がオンとなると、ステップA−6で感
光体ドラムに対して端部の現像カットの指令を出力し、
ステップA−7からステップA−8の複写の動作を行
い、ステップA−9で、複写の終了の検知によって、ソ
レノイドをオンにして特殊用紙搬送装置の引出しの動作
を行い、特殊用紙に対する複写の作業を終了する。
さらに、前記ステップA−1でオペレータがボタンを
押していなく、ステップA−2において、センサーが特
殊サイズの用紙を検知しない場合には、ステップA−10
に移行して、検出スイッチ51がオフの状態にある場合に
は、通常の複写の状態にあるものとして、ステップA−
7に移行し、通常モードでの複写の動作を行う。
また、前記ステップA−10において、検出スイッチ51
がオンの状態にある場合には、通常の用紙に対する複写
のモードに設定されているのに対して、特殊用紙搬送装
置が、そのハガキ等に対する搬送位置にセットされてい
ることを示すものであることを示しているのであるか
ら、ステップA−11に移行して、ソレノイドをオフにし
て、該特殊用紙搬送装置を不作動位置に戻す動作を行
い、その後で、ステップA−7に移行して、通常のモー
ドでの複写の動作を行うようにする。
なお、上記した本発明の実施例においては、用紙トレ
イにセットされた用紙のサイズを、用紙サイズ検出セン
サー17によって検知し、その検知情報を制御装置に入力
することによって、特殊用紙の場合に特殊用紙搬送装置
の設定を行うようにする装置を示している。この実施例
に示される装置においては、必ずしも、用紙トレイを用
いる場合に限定されるものではなく、特殊用紙が給紙カ
セットに収容されている場合でも、同様にして、特殊用
紙を検知した情報を制御装置に入力するようにすること
も可能である。
そして、その場合には、給紙カセット等の情報表示部
材には、用紙サイズの表示部材と、特殊用紙の表示手段
とを設けること、または、小サイズの用紙を表示した場
合に、特殊用紙搬送装置を作動させるようなプログラム
を制御装置に設定すること等が必要になる。
そして、従来より用いられている給紙カセットを用い
る場合には、該給紙カセットに設ける用紙サイズの信号
を、特殊用紙の場合には用紙サイズ検出センサー17によ
り検知される位置に設定する。
また、給紙カセットがユニバーサルタイプのものであ
る場合には、該給紙カセット内で用紙の後部と側部との
位置決めを行う押圧部材により、特殊用紙に対応する用
紙サイズ検出センサーが作動され得るように構成し、そ
れらのセンサーからの情報によって特殊用紙であること
が検知された場合には、該搬送装置を移動させて、用紙
搬送路にセットするようにすることも可能である。
上記したようにして、本発明の複写機においては、任
意の給紙手段を用いることが出来るものであり、それら
の給紙手段の用紙サイズ検出センサー作動部材を、本発
明の用紙サイズ検出センサー17に対応させることによっ
て、その特殊用紙に対する特殊用紙搬送装置の作動の制
御が容易に行い得るものとなる。
また、用紙サイズ検出センサーによって特殊用紙を検
知した場合でも、特殊用紙搬送装置を移動させるか否か
の判断は、オペレータが用紙の厚さ等によって選択出来
るようにすることが可能であり、そのような選択の回路
を設けることも必要に応じて設定することが可能であ
る。
なお、上記した本発明の実施例においては、特殊用紙
搬送装置としてニップローラ装置を用いる場合の例を示
したが、本発明の挟持搬送装置としては、前述したよう
なニップローラ装置を用いる場合に限定されるものでは
なく、その他に、針車とローラとを組合せた挟持搬送手
段、または、ベルトとローラとを組合せた装置等のよう
に、任意の搬送手段を組合せたものを用いることが出来
るものであって、特に、上下の対向して設けたローラに
よる特殊用紙の挟持搬送手段に限定されるものではな
い。
さらに、特殊用紙搬送装置を用紙搬送路に対して出没
させるための駆動機構としても、実施例に示されたよう
なソレノイドとカム等を用いることの他に、従来公知の
他の任意の駆動機構を用いることが可能である。
(発明の効果) 本発明の特殊用紙送り装置は、上記したような構成を
有するものであるから、特殊用紙に対する搬送モードを
任意に設定することが出来るとともに、その選択の動作
を自動的に行い得るので、オペレータの負担を軽減する
ことが出来るものとなる。
また、本発明の装置は、用紙トレイに収容された用紙
を用紙サイズ検出センサーによって検知することによっ
て、特殊用紙搬送装置の動作の制御が行なわれるので、
複写機の操作性が向上されるとともに、特殊用紙に対す
る搬送を良好に行うことが出来る。
さらに、本発明の装置においては、通常の用紙に対し
て特殊用紙搬送装置が用紙搬送路に突出されることはな
く、ハガキ等のような特殊用紙に対しては、その搬送ロ
ーラ装置によるニップによって影響を受ける場合もある
が、通常の複写の動作においては、全く特殊用紙搬送装
置の影響が生じることはないものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特殊用紙送り装置の構成を示す平面
図、第2図は特殊用紙搬送装置が作動された状態の説明
図、第3図は本発明に適用可能な特殊用紙搬送装置の構
成を示す平面図、第4図は特殊用紙搬送装置の構成を示
す側面図、第5図はソレノイドとその駆動例の平面図、
第6図は第5図に示される装置の側面図、第7図は本発
明が適用される複写機の構成を示す側面図、第8図は本
発明の制御動作を示すフローチャート、第9図ないし第
11図はそれぞれ従来の用紙搬送装置の構成を示す説明図
であり、第11a図は第11図に示される用紙搬送装置と用
紙との関係を示す説明図である。 図中の符号 1……複写機、5……感光体ドラム、10……定着装置、
15……用紙トレイ、17……用紙サイズ検出センサー、20
……用紙搬送装置、30……特殊用紙搬送装置、40……搬
送ローラ装置、45……ピンチローラ、50……ソレノイ
ド、55……スプリングクラッチ、60……カム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 510 - 534 B41J 13/00 - 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像転写部の下流に設けられた通常の用紙
    を搬送する用紙搬送装置に組み合わせて、はがきや厚紙
    のように当該用紙搬送装置だけでは搬送が困難な特殊用
    紙を搬送するための特殊用紙搬送手段と、前記特殊用紙
    が搬送される情報を認識する搬送情報認識手段を設け、 前記特殊用紙搬送手段は、用紙搬送路における用紙の一
    方の面に接する搬送ローラと用紙の地方の面から押圧す
    るピンチローラとを対向させて配置する挟持搬送装置に
    より構成され、 前記挟持搬送装置は、前記通常の用紙を搬送する際には
    用紙を挟持しない状態に待機し、前記搬送情報認識手段
    により前記特殊用紙が搬送される情報が認識された際に
    は当該特殊用紙を挟持できる状態に移動し、当該特殊用
    紙の側部を前記搬送ローラと前記ピンチローラにより挟
    持させて当該特殊用紙を搬送すること、を特徴とする特
    殊用紙送り装置。
  2. 【請求項2】画像転写部の下流に設けられ通常の用紙を
    搬送する用紙搬送装置に組み合わせて、はがきや厚紙の
    ように当該用紙搬送装置だけでは搬送が困難な特殊用紙
    を搬送するための特殊用紙搬送手段と、前記特殊用紙が
    搬送される情報を認識する搬送情報認識手段を設け、 前記特殊用紙搬送手段は、前記通常の用紙を搬送する際
    には用紙搬送基準線の外側に待機し、前記搬送情報認識
    手段により前記特殊用紙が搬送される情報が認識された
    際には当該用紙搬送基準線の内側の用紙搬送路上に移動
    することにより当該特殊用紙を搬送すること、を特徴と
    する特殊用紙送り装置。
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