JP2782093B2 - 重合性組成物 - Google Patents

重合性組成物

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カチオン重合性組成物、重合触媒および重
合方法に関する。更に詳しくは、カチオン重合性物質を
光、電子線等の放射線および/または熱により短時間に
重合させ、良好な物性をもった硬化物や、実用性のある
カチオン重合性ビニル化合物のオリゴマーを得るための
重合組成物、その重合のための触媒および重合方法に関
する。
[従来の技術および解決すべき問題点] 一般に、カチオン重合性物質、とりわけエポキシ樹脂
は、高性能材料を必要とする種々の用途に使われてい
る。特に、紫外線等所定の波長の放射線の照射により重
合硬化させる方法は、短時間で硬化させることが可能
で、重合工程が簡易であるため、各種用途に供せられて
いる。
従来、エポキシ樹脂は硬化剤として活性なアミン含有
化合物やカルボン酸無水物を混入し、2液系で広く利用
されている。しかし、これらの硬化剤を用いた2液系
は、完全に成分を混合する必要があり、硬化時間も数時
間に及ぶ。
エポキシ樹脂を1液系として硬化するのにフッ化ホウ
素−モノエチルアミンの系があるが、これは160℃ある
いはそれ以上の温度でも1〜8時間を要している。この
改良として米国特許3565861号が挙げられるが、やはり
高温を必要としている。従ってこれらの組成物は、熱に
敏感な電子部品等の被覆には使用できない。
更に、光によりエポキシ樹脂を硬化させるのに金属ハ
ロゲン化合物アリールジアゾニウム塩が提案されてい
る。しかし、これらは、急速に重合し、また早過ぎるゲ
ル化を受け易く、そのため暗所においてさえ寸時も満足
に貯蔵できない組成物になってしまうことが予想され
る。金属ハロゲン化物アリールジアゾニウム塩を含有す
るエポキシ材料に、その組成物の早過ぎるゲル化を抑制
し、また暗所における貯蔵性を与えることが提案された
が、コストが増大し、また全く満足すべき結果は得られ
ていない。
また、これら組成物は、硬化中に窒素が放出されるた
め、これにより得られる硬化物質が好ましくない気胞を
含むという問題がある。
ところで、オニウム塩については種々の光分解性スル
ホニウム塩が公知である。例えば特開昭54−53181号に
はp−ヒドロキシフェニルジメチスルホニウム ヘキサ
フルオロアルセネート類を光硬化剤とすることが、また
特開昭50−151997号においては、フェニルスルホニウム
塩をエポキシ用光硬化剤とすることが知られている。し
かし、これらは光による硬化に関する開示であり、熱硬
化に関する開示はない。
一方、熱を加えることによりオニウム塩を活性化さ
せ、エポキシ樹脂を硬化させることのできる熱潜在性触
媒について、特開昭58−37003号や特開昭63−223002号
にはジアルキルベンジルスルホニウム ヘキサフルオロ
アンチモネート塩のごときベンジルスルホニウム塩が、
特開昭56−152833号にはトリアルキル型のスルホニウム
塩が報告されている。しかし、このスルホニウム塩はエ
ポキシ樹脂を硬化させるのに150℃以上を必要とするな
ど、加熱時間、温度とも実用的とはいえない。
また、これら脂肪族あるいは脂環式スルホニウム塩の
出発原料であるスルフィド類は、一般に特有の悪臭を有
しており工業的製造において問題となるばかりか硬化物
にも臭気が残る。
また、スピロ型エステルのごとき特殊エステルについ
ては特開昭60−188425号にその加熱重合に関する硬化剤
が開示されている。
一方、カチオン重合性ビニル化合物のカチオン重合触
媒としては、鉱酸,BF3,ZnCl2,AlCl3などのルイス酸型触
媒や、AlR2Cl,AlRCl2といったハロゲン含有有機アルミ
ニウム化合物などが公知である。しかしながら、これら
触媒は0℃以上の温度ではカチオン重合反応があまりに
も激しく、重合反応の調整が思うように制御できず重合
度が高まらない。もちろん、カチオン重合性モノマーと
これら触媒をあらかじめ室温で一液化し、保存すること
も不可能である。
ビニル化合物を重合させようとすると、連鎖移動反応
や停止反応を制御する必要があり、通常、適当な溶媒に
溶解したカチオン重合性モノマーを所定の極低温まで冷
却した後に、触媒液が仕込まれ重合反応が行われる。し
かし、重合反応を工業的に極めて低温(例えば−130〜
−40℃)で行うためには、低温の冷媒を使用する必要が
あるため操作が煩雑であり、また冷却費用がかさむなど
決して満足すべき方法とはいえない。
[発明の目的] 本発明の目的は、放射線および/または熱でエポキシ
樹脂などのカチオン重合性物質を重合することができ、
かつまた、室温での貯蔵安定性に優れ、封止剤、複合材
用マトリックス樹脂などに利用されるカチオン重合性組
成物を提供し、その重合の方法、重合用の触媒を提案す
ることにある。または、スチレンなどのカチオン重合性
ビニル化合物を一定の条件のもとに重合させるととも
に、重合触媒と混合物との貯蔵安定性に優れたモノマー
組成物を提供するとともに、実用性のあるビニル化合物
のオリゴマーを工業的に提供し、その重合の方法、重合
用の触媒を提案することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、前記したような問題点を解決すべく鋭
意研究を重ねた結果、本発明に至った。
即ち、本発明は、カチオン重合性物質と、これを放射
線および/または熱により重合させることのできる下記
一般式[I]で示されるスルホニウム塩を含む重合性組
成物、および下記一般式[I]を主成分とする重合触
媒、更には重合方法に関する。
R1:アセチル基,ベンジルオキシカルボニル基,ベンゾ
イル基,フェノキシカルボニル基のいずれかである。
R2,R3:それぞれ独立して水素,ハロゲン,C1〜C4のアル
キル基のいずれかである。
R4,R5:それぞれ独立してメチル基,エチル基のいずれか
である。
X:SbF6,AsF6,PF6のいずれかである。
[発明の構成] 本発明の重合触媒は、ジアルキル−4−置換オキシフ
ェニル スルホニウム化合物と所定の陰イオンとの対の
化合物であり、これらを構成要件としている。
また、本発明に使用されるカチオン重合性物質とは、
酸重合性または酸硬化性物質、とりわけエポキシ樹脂が
好ましく用いられる。適当な物質の例は、エポキシド単
量体類、エピサルファイド単量体類、ポリエポキシド類
(あるいはエポキシ樹脂)、ポリエピサルファイド類
(あるいはエピサルファイド樹脂)、フェノール/ホル
ムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、
尿素/ホルムアルデヒド樹脂、スピロオルトエステル、
ビシクロオルソエステル、スピロオルトカーボネートの
ような環状エーテルおよび環状チオエーテル(エポキシ
ドおよびエピサルファイド以外のもの)およびそれらの
重合体、ラクトン、スチレン、ビニルエーテルおよびビ
ニルチオエーテルならびに、酸により処理されたとき樹
脂を交叉結合または硬化させる交叉結合剤を含有する樹
脂であり、単独でも2種類以上の混合でもかまわない。
[作用] このような本発明の重合触媒として使用されるスルホ
ニウム塩は前述のとおりであり、このスルホニウム塩
は、対応する4−(置換オキシ)フェニルアルキルスル
フィドをアルキル硫酸と反応させ、アルキル硫酸イオン
を有するスルホニウム塩を合成し、しかる後に所定の錯
塩と陰イオン交換を行うことで高収率に得られる。
本発明におけるスルホニウム塩として好ましいのは、
4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサ
フルオロアンチモネート、4−アセトキシフェニルジメ
チルスルホニウム ヘキサフルオロアルセネート、ジメ
チル−4−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)フェニ
ルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ジエ
チル−4−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)フェニ
ルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート、ジメチ
ル−4−(ベンゾイルオキシ)フェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ジメチル−4−(ベン
ゾイルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロ
アルセネート、ジメチル−4−(フェノキシカルボニル
オキシ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロアルセ
ネート、ジメチル−2−クロロ−4−(ベンジルオキシ
カルボニルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネート、ジメチル−3−メチル−4−(ベ
ンジルオキシカルボニルオキシ)フェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、ジメチル−3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニルスルホニウム ヘキサフル
オロアンチモネート等が挙げられる。
本発明において使用されるスルホニウム塩は、熱に対
して活性を上げるだけでなく、光、電子線などの放射線
に対しても活性がある。すなわち、熱または放射線で励
起されたこれらスルホニウム塩は、アシルカチオンを放
出し、前述のカチオン重合性物質の重合を進行させると
考えられる。
また本発明において、カチオン重合性物質がビニル化
合物の場合は、重合反応に際して通常、触媒、モノマー
などに不活性な溶媒を用いた溶液重合が行われるが、場
合によっては塊状重合も行われる。溶媒としては、例え
ば、トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化
水素類、n−ヘキサン、n−ヘプタンのような脂肪族炭
化水素類、シクロヘキサンのような脂環式炭化水素類、
石油エーテル、リグロインのような炭化水素混合物類、
クロルベンゼン、ジクロルエタンのようなハロゲン化炭
化水素類などが使用でき、また、これらビニル化合物の
重合反応は常圧または加圧下で行われ、反応温度は80℃
以上の温度、好ましくは100〜150℃である。
また、本発明において重合触媒として使用されるスル
ホニウム塩は室温ではカチオン重合反応を開始しないた
め、必要によってはあらかじめモノマーと触媒を適当な
溶媒を用いて一液化し、保存しておくことも可能であ
る。
本発明に使用されるスルホニウム塩は、樹脂100重量
部に対して0.01〜20重量部、好ましくは0.1〜5重量部
である。0.01重量部より少ないと充分な重合物が得られ
ない。20重量部を越える添加量では、重合後の物性にお
いて好ましいものが得られず、コストの面においても好
ましくない。また、重合硬化は、放射線処理または加熱
処理により行われ、必要によっては加熱と放射線照射を
併用することも可能である。また、重合時には、必要に
より溶媒を用いることもできる。
本発明による放射線としては、波長250〜400nm範囲の
紫外線が最も効率よく、それゆえ、光源としては、低圧
水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、カ
ーボンアーク灯などが挙げられ、さらに電子線を照射す
ることによっても重合、硬化させることができる。
本発明の組成物は、更に場合によっては、増量剤、難
燃剤、静電防止剤、界面活性剤、酸無水物に代表される
助剤等を混合して用いられる。
本発明の組成物は、艶出しワニス、インキ、塗料、接
着剤、積層板、プリプレグ、成型材料、封止材料等に使
用できる。
本発明の硬化性組成物は、室温において長期間保存可
能であり、150℃以下の加熱で速やかに重合を開始する
機能を備え、高温硬化性に優れ、吸湿性がなく、耐水
性、耐薬品性、電気特性に優れた硬化物を与える。
また、カチオン重合性ビニル化合物との組成物におい
ては、従来困難であったモノマーと触媒の一液化保存、
更には80℃以上でのカチオン重合反応を可能とし、か
つ、簡単な加熱で実用性のある重合度の高い重合体を得
ることが可能になった点にある。
[実施例] 以下実施例にて本発明を詳細にするが、本発明は以下
のみに限定されるものではない。
実施例1〜5 フェニルグリシジルエーテル1gに対して、種々のスル
ホニウム塩を0.030g混合した。この混合物を脱気、封管
し、60℃,140℃でそれぞれ1時間重合させた時のフェニ
ルグリシジルエーテルの転化率を1H−NMRを用いて決定
した。結果を表1に示す。また、ここで調製した組成物
を40℃で1カ月放置したところ、著しい増粘は見られな
かった。
実施例6 3,9−ジベンジル−1,5,7,11−テトラオキサビシクロ
[5,5]ウンデカン 0.5gに対して、ジメチル−4−
(ベンジルオキシカルボニルオキシ)フェニルスルホニ
ウム ヘキサフルオロアンチモネートを3mol%(0.0231
g)混合し、脱気、封管した。この混合物を、140℃で2
時間塊状重合させた。重合後、1H−NMRスペクトルより
転化率99%を確認した。
次に、重合物を塩化メチレン2mlで溶解し、ヘキサン1
00ml中に注入した。ついでヘキサン不溶部を乾燥させ、
0.45gのポリマーを得た。
実施例7 精製したスチレン0.5gに対してジメチル−4−(ベン
ジルオキシカルボニルオキシ)フェニルスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート 1mol%を混合し、脱
気,封管した。ついで、撹拌下、140℃で重合を行っ
た。30分後、固化した反応液を四塩化炭素2mlで溶解
し、この1H−NMRスペクトルより転化率96%を各確認し
た。
次にメタノール中にこれを注入し、重合を停止させ重
合体を析出させた。精製乾燥した重合体は白色結晶で収
率83%であった。
また、GPC(ポリスチレン換算)により▲=3100,
▲▼/▼=2.12であり、また熱重合体(ラジカ
ル重合体)は含まれなかった。
実施例8〜11 実施例7に準じ種々のスルホニウム塩を用いてスチレ
ンの重合を行った。結果を表2に示す。
実施例12 実施例7に準じ、40℃,60分でスチレンの重合を行っ
たが、転化率は0%であった。
実施例13 精製したスチレン10gとジメチル−4−(ベンジルオ
キシカルボニルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキサ
フルオロアンチモネート 0.50gをクロルベンゼン100ml
で溶解させ、脱気、封管し室温で1か月放置したが、ス
チレンの重合は起こらなかった。
実施例14〜18 エピコート828(油化シェルエポキシ製ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂)100重量部と種々のスルホニウム
塩2重量部からなる配合物を調整し、各々約100mgをと
り、150℃に加熱した熱板上(日新科学株式会社製 ゲ
ル化試験器 GT−D−JIS型)でゲル化時間を測定し
た。結果を表3に示す。
実施例19 実施例8〜11で調製した組成物を40℃で1カ月放置し
たが、著しい増粘は見られなかった。
実施例20〜23 フェニルグリシジルエーテル1.0gに対して種々のスル
ホニウム塩を0.030g混合した。この混合物を脱気、封管
し、60分光塊状重合を行い、転化率を1H−NMRより求め
た。光源は400w高圧水銀灯を用い、理工科学産業製のロ
ータリー光化学反応装置を使用した。重合温度は20℃
(水冷下)とした。結果を表4に示す。
[発明の効果] 以上のとおり本発明に係る所定のスルホニウム塩は、
カチオン重合性物質の重合触媒として有効であり、これ
らを含有する重合組成物は加熱処理による重合方法で重
合、硬化することができる。またこの一液化した組成物
は混合後も安定であり、室温での貯蔵性に優れている。
よって所期の目的を達成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−26550(JP,A) 特許2562178(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 4/00 CAS

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カチオン重合性物質の一種または二種以上
    と、一般式[I]で示されるスルホニウム塩を含む重合
    性組成物からなり、カチオン重合性物質100重量部に対
    して、一般式[I]で示されるスルホニウム塩が0.01〜
    20重量部からなる重合性組成物。 R1:アセチル基,ベンジルオキシカルボニル基,ベンゾ
    イル基,フェノキシカルボニル基のいずれかである。 R2,R3:それぞれ独立して水素,ハロゲン,C1〜C4のアル
    キル基のいずれかである。 R4,R5:それぞれ独立してメチル基,エチル基のいずれか
    である。 X:SbF6,AsF6,PF6のいずれかである。
  2. 【請求項2】カチオン重合性物質が、エポキシ基を有す
    る化合物である請求項1に記載の重合性組成物。
  3. 【請求項3】カチオン重合性物質がカチオン重合性ビニ
    ル化合物である請求項1に記載の重合性組成物。
  4. 【請求項4】カチオン重合性物質が、スピロオルソエス
    テル基,ビシクロオルソエステル基,スピロオルトカー
    ボネート基のいずれかを一種または二種以上有する化合
    物である請求項1に記載の重合性組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の一般式[I]で示される
    スルホニウム塩を主成分とするカチオン重合性物質の重
    合触媒。
  6. 【請求項6】スルホニウム塩が4−アセトキシフェニル
    ジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート
    である請求項5に記載の重合触媒。
  7. 【請求項7】スルホニウム塩がジメチル−4−(ベンジ
    ルオキシカルボニルオキシ)フェニルスルホニウム ヘ
    キサフルオロアンチモネートである請求項5に記載の重
    合触媒。
  8. 【請求項8】スルホニウム塩がジメチル−4−(ベンゾ
    イルオキシ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロア
    ンチモネートである請求項5に記載の重合触媒。
  9. 【請求項9】カチオン重合性物質の一種または二種以上
    に請求項1に記載の一般式[I]で示されるスルホニウ
    ム塩の一種または二種以上を触媒として加え、これを放
    射線および/または熱により、重合を開始させることを
    特徴とするカチオン重合性物質の重合方法。
  10. 【請求項10】放射線が紫外線である請求項9に記載の
    重合方法。
  11. 【請求項11】重合を80℃以上の温度で行うことを特徴
    とする請求項9に記載の重合方法。
  12. 【請求項12】カチオン重合性物質100重量部に対し
    て、請求項1に記載の一般式[I]で示されるスルホニ
    ウム塩を、0.01〜20重量部添加してなる請求項9に記載
    の重合方法。
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