JP2780183B2 - 配向膜および液晶装置 - Google Patents

配向膜および液晶装置

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JP2780183B2 JP1045596A JP4559689A JP2780183B2 JP 2780183 B2 JP2780183 B2 JP 2780183B2 JP 1045596 A JP1045596 A JP 1045596A JP 4559689 A JP4559689 A JP 4559689A JP 2780183 B2 JP2780183 B2 JP 2780183B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,液晶分子の配向を制御する配向膜およびそ
の配向膜を使用した液晶装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、液晶表示体技術の発展は著しく、液晶テレビ等
への応用が可能となった。この液晶表示体は第1図に示
す如く二枚の透明電極(12)付き基板(11)と液晶(1
4)と配向膜(13)よりなっている。
液晶テレビに使われるアクティブマトリックス駆動の
場合、画素が独立に駆動されるため、配向技術に関して
は従来の技術で問題にはならなかった。しかし、この場
合、歩留まりが悪く高価になる欠点がある。
一方、単純マトリクス駆動方式によれば、安価になる
可能性があるためアクティブ方式の代替が考えられてい
る。
これら代替技術は、SBE方式、NTN方式等とよばれてい
る。
この技術の重量な点は、従来の液晶表示体の液晶分子
が90度ツイストしているのに対して、180度以上ツイス
トしていることである。
このため液晶分子を基板に対して5度以上たたせ、過
度のネジリによる歪を逃がしてやる必要がある。5度以
上立たせる方法の一つとして配向膜による方法がある。
180度以上液晶分子をツイストさせる従来の配向膜の
作成方法は、単一成分のポリイミド系樹脂を塗布する方
法であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
液晶表示体のコントラストを最善の状態にするために
は液晶の種類、液晶のネジレ角度に対応して基板との角
度を最適化しなければならない。
しかし、単一成分を用いるため任意に基板との角度を
変えることはできなかった。
叉多成分によって変えようとしても、単一成分で基板
との角度を大きく変えるような成分が無かったため不可
能であった。
〔課題を解決するための手段〕
(1)2種類のジアミン化合物と,テトラカルボン酸無
水物とを含有する配向剤から形成される配向膜であっ
て,一方のジアミン化合物は下記構造式を有することを
特徴とする。
(ただし,Rは水素またはアルキル基を示す) (2)スペーサーを介して一対の基板間に液晶が封入さ
れてなる液晶装置において,2種類のジアミン化合物と,
テトラカルボン酸無水物とを含有する配向剤から形成さ
れる配向膜が前記一対の基板に形成されてなり,一方の
ジアミン化合物は下記構造式を有することを特徴とす
る。
(ただし,Rは水素またはアルキル基を示す) ジアミン系化合物(2)としてはつぎのような化合物
が考えられる。
1. 4、4′−ジアミノジフェニルエーテル 2. 4、4′−ジアミノジフェニルメタン 3. p−フェニレンジアミン 4. m−フェニレンジアミン 5. m−キシレンジアミン 6. 4、4′−ジアミノスチルベン 7. 1、4−ジアミノシクロヘキサン 8. 1、6−ジアミノヘキサン 9. Bis−M(三井石油化学社製) 10. Bis−P(三井石油化学社製) このような化合物は一例であり、ジアミン系化合物
(2)としては、上記化合物のほかにも色々考えること
が出来るものである。
又、テトラカルボン酸無水物としては、無水ピロメリ
ット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、ヘキ
サフルオロプロピリデンジフタル酸無水物、ビフェニル
テトラカルボン酸無水物等色々考えられる。
乾燥、焼成条件、ラビング条件等は従来のポリイミド
系配向膜を作成する条件がそのまま適用出来る。
塗布方法としては、スピンコート法、ディピング法、
キャスティング法、ハケ塗り法等いずれも可能であるが
スピンコート法が優れている。
〔作 用〕
本発明の配向膜の作成方法によれば、配向膜はポリイ
ミド樹脂よりなるため、ポリイミドの特徴である耐熱性
に優れるという特性を有する。
基板に対する液晶分子の角度は、2成分のジアミン化
合物の混合割合を変えることにより数度(0〜5度)か
ら22度まで自由に変えることが出来る。
2種のジアミン化合物を混合した配向膜により達成さ
れる液晶分子と基板との角度と、各ジアミンとテトラカ
ルボン酸無水物よりなる配向膜により達成される角度と
の間にはほぼ加成性が成り立つ。
以下、実施例により本発明の詳細を説明する。
〔実施例 1〕 次の構造式を有す2種のジアミンとテトラカルボン酸
無水物を表1の割合で混合した10重量パーセントのN−
メチルピロリドン溶液を作成し、配向剤1−5とした。
尚、表の数値は重量割合を示す。
これらの配向剤をスピンコート法により回転数1500rp
mで透明電極付き基板に塗布した。
この基板を90度Cで2時間乾燥した後、200度Cで2
時間焼成した。
焼成後、この基板を送り速度0.6メートル/分で、回
転数400rpmで回転している表面にナイロン繊維が植毛さ
れている直径80ミリメートルの回転体の下を移送し、ラ
ビング処理をした。このようにして得た基板をラビング
方向が220度になるようにして、12ミクロンのスペーサ
を介して液晶セルを組立、液晶(ZLI2214メルク社製)
を充填し、磁場配向法により液晶分子と基板との角度を
測定したところ表2の結果が得られた。
尚、ジアミン1とテトラカルボン酸無水物3、ジアミ
ン2とテトラカルボン酸無水物3よりなる10重量パーセ
ントのN−メチルピロリドン溶液を用いて同様の処理を
し、測定した結果はそれぞれ20度と、2度であった。
〔実施例 2〕 次の構造式を有す2種のジアミンを表3の割合で混合
した10重量パーセントのジメチルホルムアミド溶液を作
成し、配向剤6−10とした。
尚、表の数値は重量割合を示す。
これらの配向剤をスピンコート法により回転数2000rp
mで透明電極付き基板に塗布した。
この基板を90度Cで2時間乾燥した後、200度Cで2
時間焼成した。
焼成後、この基板を送り速度0.6メートル/分で、回
転数400rpmで回転している表面にナイロン繊維が植毛さ
れている直径80ミリメートルの回転体の下を移送し、ラ
ビング処理をした。このようにして得た基板をラビング
方向が220度になるようにして、12ミクロンのスペーサ
を介して液晶セルを組立、液晶(ZLI2214メルク社製)
を充填し、磁場配向法により液晶分子と基板との角度を
測定したところ表4の結果が得られた。
尚、ジアミン4とテトラカルボン酸無水物6、ジアミ
ン5とテトラカルボン酸無水物6より作成した10重量パ
ーセントのジメチルホルムアミド溶液を用いて同様の処
理をし、測定した結果それぞれ22度と、4度であった。
以上実施例を述べたが、本発明は上記実施例に限定さ
れるものではなく、広く、他の原料、溶媒、塗布条件、
乾燥、焼成条件においても適用出来るものである。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、液晶の種類、ネジ
レの角度等に合わせ配向剤を用意する必要がなく2種類
ジアミンとテトラカルボン酸無水物を用意することによ
り全てに対応出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、液晶表示体の概念図である。 11……基板 12……電極 13……配向膜 14……液晶

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種類のジアミン化合物と,テトラカルボ
    ン酸無水物とを含有する配向剤から形成される配向膜で
    あって,一方のジアミン化合物は下記構造式を有するこ
    とを特徴とする配向膜。 (ただし,Rは水素またはアルキル基を示す)
  2. 【請求項2】スペーサーを介して一対の基板間に液晶が
    封入されてなる液晶装置において,2種類のジアミン化合
    物と,テトラカルボン酸無水物とを含有する配向剤から
    形成される配向膜が前記一対の基板に形成されてなり,
    一方のジアミン化合物は下記構造式を有することを特徴
    とする液晶装置。 (ただし,Rは水素またはアルキル基を示す)
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